JP2001256173A - カード実装状態監視装置及びカード実装状態監視方法 - Google Patents

カード実装状態監視装置及びカード実装状態監視方法

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JP2001256173A
JP2001256173A JP2000068716A JP2000068716A JP2001256173A JP 2001256173 A JP2001256173 A JP 2001256173A JP 2000068716 A JP2000068716 A JP 2000068716A JP 2000068716 A JP2000068716 A JP 2000068716A JP 2001256173 A JP2001256173 A JP 2001256173A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カード実装状態監視装置において、スレーブカ
ードが未実装の場合に生じる実装検出信号のハイインピ
ーダンス状態の発生を防止し、そのハイインピーダンス
状態に起因するカード実装状態監視装置の誤作動の発生
を防止する。 【解決手段】スレーブカード40が実装されていないと
きには、ディスチャージ回路13が信号線61にローパ
ルスを出力し、信号線61上の実装検出信号の論理レベ
ルを確定する。これにより、実装監視部12がローパル
スを検出したときには、そのスレーブカードは未実装で
あると判断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置のシ
ェルフ(カード実装棚)内に収容されているスレーブカ
ードの実装状態、すなわち、スレーブカードが実際に実
装されているか否かを検出するカード実装状態監視装置
及びカード実装状態監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、音声信号を中継する装置
においては、複数のカード(スレーブカード)が実装さ
れて用いられている。これらの複数のカードのうち何れ
かが未実装であったり、あるいは、実装が不完全であっ
たりすると、音声信号中継装置全体の作動に影響を及ぼ
す。
【0003】このため、一枚のカード、例えば、マスタ
ーカードを用いて、他のスレーブカードの実装状態、す
なわち、他のスレーブカードが適切に実装されているか
否かを監視する方法が広く採用されている。
【0004】仮に、スレーブカードの実装状態に関する
情報が誤っていると、音声信号中継装置全体の誤作動に
もつながるため、スレーブカードの実装状態に関する情
報は正確に収集しなければならない。このためには、音
声信号中継装置内の信号線の数をできるだけ少なくし、
かつ、音声信号中継装置を構成する回路の構造もできる
だけシンプルなものにすることが必要である。
【0005】このような必要性に鑑みて、一本の信号線
に全てのスレーブカードを接続させ、さらに、それらの
スレーブカードの実装情報をその信号線に転送させ、一
枚のマスターカードがその実装情報を収集し、解析する
方法が開発されている。
【0006】例えば、特開昭59−17623号公報、
特開昭63−6642号公報及び特開平3−22554
6号公報には、そのような方法を実現するためのカード
実装状態監視装置が提案されている。
【0007】そのような従来のカード実装状態監視装置
の一例を図4に示す。
【0008】この従来のカード実装状態監視装置は、マ
スターカード10と、マスターカード10にそれぞれ接
続されている第一乃至第三の信号線61、62、63と
を備えており、第一乃至第三の信号線61、62、63
の各々には第一乃至第四のスレーブカード20、30、
40、50が接続されている。
【0009】図4に示すカード実装状態監視装置におい
ては、第三のスレーブカード40が未実装であるとす
る。
【0010】マスターカード10は、中央処理装置(C
PU)11と、実装監視部12と、からなっており、各
スレーブカード20、30、40、50はそれぞれ実装
検出部21、31、41、51を備えている。
【0011】各スレーブカード20、30、40、50
には、それぞれ固有のカードアドレス♯0、♯1、♯
2、♯3が割り当てられている。
【0012】マスターカード10内の実装監視部12
は、第三の信号線63を介して送出されるクロック信号
に同期させて、第二の信号線62にアドレス信号を送出
する。このアドレス信号は、各スレーブカード20、3
0、40、50の固有のカードアドレス♯0、♯1、♯
2、♯3の何れかに等しいアドレスを表す信号である。
【0013】実装監視部12からアドレス信号を受信し
た各スレーブカード20、30、40、50は、各実装
検出部21、31、41、51において、入力されたア
ドレス信号が表すアドレスと自己のカードアドレスとを
比較する。双方のアドレスが一致した場合には、次のク
ロック信号に同期して、第一の信号線61に実装検出信
号を送出する。この場合の実装検出信号はハイレベルに
ドライブされている信号である。
【0014】実装監視部12は、各スレーブカード2
0、30、40、50からハイレベルにドライブされた
実装検出信号を受信すると、各スレーブカード20、3
0、40、50は何れも実装されているものと判断し、
その判断結果を示す信号をCPU11に送信する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、実装監
視部12から送出されたアドレス信号が自己のカードア
ドレスと一致した場合にのみ、スレーブカードが実装さ
れていることを示すハイレベルの実装検出信号が第一の
信号線61に送出される。
【0016】これに対して、スレーブカードが未実装の
場合は、ハイレベルの実装検出信号は第一の信号線61
には送出されず、実装検出信号はハイインピーダンス状
態となる。
【0017】すなわち、第一、第二及び第四のスレーブ
カード20、30、50は、自己の固有のカードアドレ
ス♯0、♯1、♯3に等しいアドレスを有するアドレス
信号を実装監視部12から受信した場合には、それらの
スレーブカードが実装されていることを示すハイレベル
の実装検出信号を第一の信号線61に送出する。
【0018】これに対して、未実装の第三のスレーブカ
ード40に対して、その固有のカードアドレス♯2に等
しいアドレスを有するアドレス信号が実装監視部12か
ら送信されてきても、ハイレベルの実装検出信号が第三
のスレーブカード40から第一の信号線61に送出され
ることはなく、このため、実装検出信号はハイインピー
ダンス状態になる。
【0019】しかしながら、実装検出信号がハイインピ
ーダンス状態になると、第一の信号線61を介して他の
スレーブカード20、30、50から実装検出信号を受
信することにより、それらのスレーブカード20、3
0、50の実装状態を検出する実装監視部12はハイイ
ンピーダンス状態の実装検出信号をも受信することにな
り、誤作動を生じる可能性が極めて高くなる。
【0020】本発明は、以上のような従来のカード実装
状態監視装置における問題点に鑑みてなされたものであ
り、スレーブカードが未実装の場合に生じる実装検出信
号のハイインピーダンス状態の発生を防止し、そのハイ
インピーダンス状態に起因するカード実装状態監視装置
の誤作動の発生を防止することができるカード実装状態
監視装置及びカード実装状態監視方法を提供することを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のうち、請求項1は、それぞれ固有のアドレ
スを有している少なくとも一つのスレーブカードが接続
される信号線と、前記スレーブカードと前記信号線を介
して接続され、前記スレーブカードに前記固有のアドレ
スを出力し、前記スレーブカードからの返答信号によ
り、前記スレーブカードの実装状態を検出する実装検出
手段と、からなるカード実装状態監視装置において、ス
レーブカードが実装されていないときに、前記信号線に
ローパルスを出力するディスチャージ回路を備えてお
り、前記実装検出手段は、前記ローパルスを検出したと
きに、スレーブカードが実装されていないものと判断す
ることを特徴とするカード実装状態監視装置を提供す
る。
【0022】前述のように、スレーブカードが未実装の
場合には、信号線上の実装検出信号はハイインピーダン
ス状態になる。実装されている全てのスレーブカードの
実装状態を監視するためには、このように、信号線上の
実装検出信号がハイインピーダンスの状態になった場合
であっても、各スレーブカードから発信される実装検出
信号を有効な信号として読み取らなければならない。
【0023】請求項1に係るカード実装状態監視装置に
よれば、信号線上の実装検出信号にハイインピーダンス
状態が生じているときに、ディスチャージ回路が信号線
にローパルスを出力し、信号線上の実装検出信号の論理
レベルを確定する。これにより、ローパルスが検出され
たときには、そのスレーブカードは未実装であると判断
することができるようになるとともに、実装検出信号の
ハイインピーダンス状態に起因するカード実装状態監視
装置の誤作動の発生を防止することが可能になる。
【0024】請求項2に記載されているように、前記実
装検出手段は、何れかのスレーブカードの固有のアドレ
スに等しいアドレスを表す有効アドレス信号と、何れの
スレーブカードの固有のアドレスにも等しくないアドレ
スを表す無効アドレス信号とを交互に出力するものであ
り、前記ディスチャージ回路は、前記無効アドレス信号
が出力されるときに、前記ローパルスを出力するもので
あることが好ましい。
【0025】仮に、実装検出手段が有効アドレス信号を
連続して出力すると、ディスチャージ回路が出力するロ
ーパルスがその有効アドレス信号に重畳してしまい、実
装検出手段が各スレーブカードの実装状態を正確に検出
することが不可能になる場合があり得る。このため、実
装検出手段が有効アドレス信号と無効アドレス信号とを
交互に繰り返し出力することにより、信号線上に有効ア
ドレス信号が存在しない状態を生成し、その状態のとき
に、すなわち、無効アドレス信号が出力されているとき
に、ディスチャージ回路からローパルスを出力させる。
これによって、ローパルスが有効アドレス信号に重畳す
ることを防止し、実装検出手段がローパルスを有効に検
出することが可能になる。
【0026】請求項3に記載されているように、前記有
効アドレス信号及び前記無効アドレス信号はクロック信
号と同期して出力され、前記ローパルスのパルス幅は前
記クロック信号のパルス幅よりも小さいことが好まし
い。
【0027】特に、請求項4に記載されているように、
前記ローパルスのパルス幅は前記クロック信号のパルス
幅の半分以下であることが好ましい。
【0028】ローパルスのパルス幅をこのように設定す
ることにより、ローパルスをクロック信号に完全に同期
させることが可能になり、ひいては、ローパルスを、ク
ロック信号に同期している無効アドレス信号に同期して
出力させることが可能になる。
【0029】請求項5は、スレーブカードにそのスレー
ブカード固有のアドレスを信号線を介して送出する第一
の過程と、スレーブカードが実装されていないときに、
前記スレーブカード以外の回路から前記信号線にローパ
ルスを出力する第二の過程と、前記ローパルスを検出し
たときに、スレーブカードが実装されていないものと判
断する第三の過程と、を備えることを特徴とするカード
実装状態監視方法を提供する。
【0030】本方法によれば、請求項1に係るカード実
装状態監視方法と同様の効果を得ることができる。
【0031】請求項6に記載されているように、前記第
一の過程においては、何れかのスレーブカードの固有の
アドレスに等しいアドレスを表す有効アドレス信号と、
何れのスレーブカードの固有のアドレスにも等しくない
アドレスを表す無効アドレス信号とが交互に出力され、
前記ローパルスは、前記無効アドレス信号が出力される
ときに、出力されるものであることが好ましい。
【0032】本方法によれば、請求項2に係るカード実
装状態監視方法と同様の効果を得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明に係るカード実装状態監視
装置の一実施形態を図1に示す。
【0034】本実施形態に係るカード実装状態監視装置
は、マスターカード10と、マスターカード10にそれ
ぞれ接続されている第一乃至第三の信号線61、62、
63とを備えており、第一乃至第三の信号線61、6
2、63の各々には第一乃至第四のスレーブカード2
0、30、40、50が接続されている。
【0035】図1に示す本実施形態に係るカード実装状
態監視装置においては、第三のスレーブカード40が未
実装であるとする。
【0036】マスターカード10は、中央処理装置(C
PU)11と、実装監視部12と、ディスチャージ回路
13と、からなっている。
【0037】各スレーブカード20、30、40、50
はそれぞれ実装検出部21、31、41、51を備えて
いる。
【0038】各スレーブカード20、30、40、50
には、それぞれ固有のカードアドレス♯0、♯1、♯
2、♯3が割り当てられている。
【0039】図2は、マスターカード10及び各スレー
ブカード20、30、40、50の構造を示している。
【0040】図2に示すように、マスターカード10の
実装監視部12は、各スレーブカード20、30、4
0、50から実装検出信号を受信し、各スレーブカード
20、30、40、50の実装状態を検出する実装監視
回路121と、クロック信号を生成するクロック生成回
路125と、クロック生成回路125が生成したクロッ
ク信号を二つに分周する1/2分周回路124と、有効
アドレス信号を生成するカウンタ122と、カウンタ1
22が生成した有効アドレス信号と無効アドレス信号F
の何れかを選択し、出力するセレクタ123と、からな
っている。
【0041】なお、有効アドレス信号とは、各スレーブ
カード20、30、40、50の固有のカードアドレス
♯0、♯1、♯2、♯3の何れかに等しいアドレス(以
下、「有効アドレス」と呼ぶ)を表す信号であり、無効
アドレス信号とは、各スレーブカード20、30、4
0、50の固有のカードアドレス♯0、♯1、♯2、♯
3の何れにも等しくないアドレス(以下、「無効アドレ
ス」と呼ぶ)を表す信号である。
【0042】ディスチャージ回路13は、1/2分周回
路124から分周されたクロック信号を受信し、パルス
を生成するパルス回路131と、パルス回路131から
パルスを受信し、第一の信号線61にローパルスを出力
するバッファ132と、からなっている。
【0043】また、各スレーブカード20、30、4
0、50の実装検出部21、31、41、51は、セレ
クタ123から送られてきた有効アドレス信号が表すア
ドレスと自カードアドレスとを比較する比較器211
と、比較器211から比較結果を入力するフリップフロ
ップ回路212と、フリップフロップ回路212からの
出力信号を受信し、実装検出信号を第一の信号線61に
送出するバッファ213と、からなっている(図2に
は、第一のスレーブカード20のみを示すが、他のスレ
ーブカード30、40、50も同様の構造を有してい
る)。
【0044】図3は、本実施形態に係るカード実装状態
監視装置のタイミングチャートである。以下、図3を参
照して、本実施形態に係るカード実装状態監視装置の作
動を説明する。
【0045】マスターカード10の実装監視部12はク
ロック生成回路125においてクロック信号を生成し、
第三の信号線63に送出する。このクロック信号は、第
三の信号線63を介して、1/2分周回路124及びフ
リップフロップ回路212に供給される。さらに、実装
監視部12のセレクタ123はクロック信号に同期して
アドレス信号を第二の信号線62に出力する。
【0046】クロック生成回路125からクロック信号
を供給された1/2分周回路124はそのクロック信号
を分周する。
【0047】カウンタ122は、1/2分周回路124
が分周したクロック信号に同期させて、実装状態の検出
対象であるスレーブカード20、30、40、50の何
れかのカードアドレス値♯0、♯1、♯2、♯3に等し
いアドレスを生成する。
【0048】セレクタ123は、カウンタ122で生成
されたカードアドレス値♯0、♯1、♯2、♯3の何れ
かに等しいアドレス、すなわち、有効アドレスと、スレ
ーブカード20、30、40、50の何れのカードアド
レス値とも異なる無効アドレスFとの二つのアドレスの
一方を選択し、1/2分周回路124が分周したクロッ
ク信号に同期させて、選択したアドレスをアドレス信号
として第二の信号線62に出力する。
【0049】セレクタ123は、有効アドレス信号と無
効アドレス信号とを繰り返し交互に出力する。
【0050】マスタカード10のCPU11は、本カー
ド実装状態監視装置内で実装可能なスレーブカードの最
大枚数を認識しているものとする。本実施形態に係るカ
ード実装状態監視装置は4枚のカードを実装することが
できるので、有効アドレス信号はアドレス値♯0、♯
1、♯2、♯3の何れかを表す。
【0051】各スレーブカード20、30、40、50
の実装検出部21、31、41、51は、各比較器21
1において、実装監視部12から送られてきた有効アド
レス信号が表すアドレス値と自カードアドレス値とを比
較する。
【0052】双方が一致した場合には、比較器211
は、アドレス一致信号をフリップフロップ回路212に
出力する。アドレス一致信号を受信したフリップフロッ
プ回路212は、クロック生成回路125から供給され
るクロック信号の立ち上がりに同期して、クロック信号
の1クロックの間、バッファ213に信号を出力する。
【0053】バッファ213は、フリップフロップ回路
212からの出力信号に応答して、ゲートを開き、実装
検出信号を第一の信号線61に送出する。実装検出信号
とは、そのスレーブカードが実装されていることを示す
信号であり、この場合にバッファ213から第一の信号
線61に送出される実装検出信号はハイレベルに設定さ
れている。
【0054】第一、第二及び第四のスレーブカード2
0、30、50は実際に実装されているため、これらの
スレーブカード20、30、50の実装検出部21、3
1、51は、それらのスレーブカード20、30、50
の固有のカードアドレス値♯0、♯1、♯3を表す有効
アドレス信号をセレクタ123から受信すると、上述の
ように、実装検出信号を第一の信号線61に送出する。
【0055】本実施形態においては、第三のスレーブカ
ード40は未実装であるとしているため、第三のスレー
ブカード40固有のカードアドレス値♯2を表す有効ア
ドレス信号がセレクタ123から第三のスレーブカード
40に送られても、ハイレベルの実装検出信号は送出さ
れない。すなわち、第三のスレーブカード40実装検出
部41からは、ハイインピーダンス状態の実装検出信号
が第一の信号線61に送出される。
【0056】実装監視回路121は、各スレーブカード
20、30、40、50から送られてくる実装検出信号
に基づいて、各スレーブカード20、30、40、50
の実装状態を認識する。すなわち、ハイレベルの実装検
出信号を送出したスレーブカード20、30、50は実
際に実装されているものと判断される。
【0057】これに対して、セレクタ123が無効アド
レスを出力している時、または、スレーブカードが未実
装の時には、実装検出信号はハイインピーダンス状態と
なる。実装検出信号がハイインピーダンス状態である
と、実装監視回路121は各スレーカード20、30、
40、50の実装状態を認識することができない。
【0058】このため、ディスチャージ回路13は、ロ
ーパルスを第一の信号線61に出力し、スレーブカード
未実装時および無効アドレス出力時における実装検出信
号の論理レベルをローレベルに確定させる。
【0059】ディスチャージ回路13は、1/2分周回
路124からクロック信号を1/2分周した信号を受信
し、その信号に基づいて、パルス回路131においてパ
ルスを生成する。パルス回路131の出力信号により、
バッファ132のゲートが制御され、第一の信号線61
にローパルスが出力される。このローパルスは、実装監
視部12のセレクタ123が無効アドレス信号を出力し
た時に、出力される。
【0060】図3に示すように、この場合のローパルス
のパルス幅Lはクロック信号のパルス幅Aの半分以下に
設定されている(L≦A/2)。
【0061】これにより、実装監視部12の実装監視回
路121に入力される実装検出信号は、ハイインピーダ
ンス状態がなくなり、図3における実装検出信号2の波
形のように信号レベルが確定される。
【0062】実装監視回路121はこの信号レベルによ
って各スレーブカード20、30、40、50の実装状
態を検出することができる。すなわち、実装監視回路1
21は、実装検出信号2がハイレベルであるときには、
その実装検出信号2を送出したスレーブカード20、3
0、50は現に実装されているものと判断し、実装検出
信号2がローレベルであるときには、その実装検出信号
2を送出したスレーブカード40は実装されていないも
のと判断する。
【0063】以上のように、実装監視回路121は、実
装検出信号がハイインピーダンス状態である場合には、
何れのスレーブカード20、30、40、50が未実装
状態であると確実に認識できない場合が生じる。このた
め、ディスチャージ回路13からローパルスを出力し、
ハイインピーダンス状態にある実装検出信号の分布容量
をディスチャージし、何れかのスレーブカード20、3
0、40、50が未実装である状態においては、実装監
視回路121はローパルスを認識するようになる。
【0064】図3の下半分の部分に、ディスチャージし
ない場合、すなわち、ディスチャージ回路13がローパ
ルスを発生しない場合の実装検出信号と、ディスチャー
ジする場合、すなわち、ディスチャージ回路13がロー
パルスを発生する場合の実装検出信号とを示す。
【0065】前者においては、ハイインピーダンス状態
により電圧不定区間が長く、実装監視部12に悪影響を
及ぼす可能性があるが、後者において、電圧が短時間で
ローレベルに確定するため、実装監視部12への悪影響
はなくなる。
【0066】実装監視部12は、実装監視回路121に
おいて、有効アドレス信号を出力した次のクロックで実
装検出信号を確認する。
【0067】例えば、実装監視部12は、クロック信号
に同期して、第一のスレーブカード20にアドレス信号
「0」を出力し、次のクロックで実装検出信号を確認し
た際、その実装検出信号がハイレベルであれば第一のス
レーブカード20は実装と判断し、その実装検出信号が
ローレベルであれば第一のスレーブカード20は未実装
と判断する。
【0068】実装監視部12はスレーブカードの最大実
装枚数を認識しているため、アドレス信号に「0」乃至
「最大値」(本実施形態においては、最大値は4)を出
力することにより、全てのスレーブカード20、30、
40、50の実装状態を確認することができる。
【0069】図1に示したように、本実施形態に係るカ
ード実装状態監視装置は4枚のカードを実装可能である
ため、図3の「アドレス信号」の欄に示すように、出力
されるアドレス信号は「0」→「F」→「1」→「F」
→「2」→「F」→「3」→「F」と変化する。これを
1サイクルとしてアドレス信号の出力を繰り返すことに
より、常に、各スレーブカード20、30、40、50
の実装状態を監視することができる。
【0070】実装監視部12は各スレーブカード20、
30、40、50の実装状態を確認すると、CPU11
にその情報を報告する。CPU11は各スレーブカード
20、30、40、50の実装状態の変化を検出した
り、これらの情報を元に他の制御を行う。
【0071】
【発明の効果】前述のように、スレーブカードが未実装
の場合には、信号線上の実装検出信号はハイインピーダ
ンス状態になる。実装されている全てのスレーブカード
の実装状態を監視するためには、このように、信号線が
ハイインピーダンスの状態になった場合であっても、各
スレーブカードから発信される実装検出信号を有効な信
号として読み取らなければならない。本発明に係るカー
ド実装状態監視装置によれば、信号線上の実装検出信号
にハイインピーダンス状態が生じているときに、ディス
チャージ回路が信号線にローパルスを出力し、信号線上
の実装検出信号の論理レベルをローレベルに確定する。
これにより、ローパルスが検出されたときには、そのス
レーブカードは未実装であると判断することができるよ
うになる。
【0072】さらに、実装検出信号のハイインピーダン
ス状態を解消させることができるので、実装検出信号の
ハイインピーダンス状態に起因するカード実装状態監視
装置の誤作動の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード実装監視回路の一実施形態
のブロック図である。
【図2】図1に示したカード実装監視回路の部分的な拡
大ブロック図である。
【図3】図1に示したカード実装監視回路のタイミング
チャートである。
【図4】従来のカード実装監視回路のブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 マスターカード 11 CPU 12 実装監視部 121 実装監視回路 122 カウンタ 123 セレクタ 124 1/2分周器 125 クロック生成器 13 ディスチャージ回路 131 パルス回路 132 バッファ 20、30、40、50 スレーブカード 21、31、41、51 実装検出部 211 比較器 212 フリップフロップ回路 213 バッファ 61 第一の信号線 62 第二の信号線 63 第三の信号線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ固有のアドレスを有している少
    なくとも一つのスレーブカードが接続される信号線と、 前記スレーブカードと前記信号線を介して接続され、前
    記スレーブカードに前記固有のアドレスを出力し、前記
    スレーブカードからの返答信号により、前記スレーブカ
    ードの実装状態を検出する実装検出手段と、 からなるカード実装状態監視装置において、 スレーブカードが実装されていないときに、前記信号線
    にローパルスを出力するディスチャージ回路を備えてお
    り、 前記実装検出手段は、前記ローパルスを検出したとき
    に、スレーブカードが実装されていないものと判断する
    ことを特徴とするカード実装状態監視装置。
  2. 【請求項2】 前記実装検出手段は、何れかのスレーブ
    カードの固有のアドレスに等しいアドレスを表す有効ア
    ドレス信号と、何れのスレーブカードの固有のアドレス
    にも等しくないアドレスを表す無効アドレス信号とを交
    互に出力するものであり、 前記ディスチャージ回路は、前記無効アドレス信号が出
    力されるときに、前記ローパルスを出力するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のカード実装状態監視
    装置。
  3. 【請求項3】 前記有効アドレス信号及び前記無効アド
    レス信号はクロック信号に同期して出力され、前記ロー
    パルスのパルス幅は前記クロック信号のパルス幅よりも
    小さいことを特徴とする請求項2に記載のカード実装状
    態監視装置。
  4. 【請求項4】 前記ローパルスのパルス幅は前記クロッ
    ク信号のパルス幅の半分以下であることを特徴とする請
    求項3に記載のカード実装状態監視装置。
  5. 【請求項5】 スレーブカードにそのスレーブカード固
    有のアドレスを信号線を介して送出する第一の過程と、 スレーブカードが実装されていないときに、前記スレー
    ブカード以外の回路から前記信号線にローパルスを出力
    する第二の過程と、 前記ローパルスを検出したときに、スレーブカードが実
    装されていないものと判断する第三の過程と、 を備えることを特徴とするカード実装状態監視方法。
  6. 【請求項6】 前記第一の過程においては、何れかのス
    レーブカードの固有のアドレスに等しいアドレスを表す
    有効アドレス信号と、何れのスレーブカードの固有のア
    ドレスにも等しくないアドレスを表す無効アドレス信号
    とが交互に出力され、 前記ローパルスは、前記無効アドレス信号が出力される
    ときに、出力されるものであることを特徴とする請求項
    5に記載のカード実装状態監視方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8335883B2 (en) 2009-09-18 2012-12-18 Renesas Electronics Corporation Data processing device and data processing system

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