JP2001255011A - 給湯器のリモコン装置 - Google Patents
給湯器のリモコン装置Info
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Abstract
わせることができる給湯器のリモコン装置を提供する。 【解決手段】 リモコン装置は、警告を意味する音響ガ
イダンスが発生している際に、新たな入力操作を受付け
ることにより給湯器に問題となる状態の発生することが
想定されるような場合には、その受付けを無効にする。
また、音響ガイダンスが発生している際に、新たな入力
操作を受付けたとき、入力操作に内容に応じて、現に発
生している音響ガイダンスを中断させるか継続させるか
を選択するようにした。また、入力操作が、数値設定等
の繰り返し操作が必要なものである場合に、入力操作を
所定時間内に繰り返し受付けたときには、音声によるガ
イダンスを省略するようにした。入力操作の受付内容に
応じてブザーの発音態様を変化させることにより識別機
能を持たせることとし、ブザーが鳴動中には、新たな入
力操作を受付けないようにした。
Description
装置に係り、特に給湯、追焚き等が自動的に行われる給
湯器のリモコン装置に関する。
動給湯機能を備えた給湯器においては、給湯リモコン及
びふろリモコンが備えられており、給湯開始及び停止、
給湯温度変更、ふろ温度変更、湯量変更、保温時間変
更、ふろ自動運転開始及び停止、あつめ開始及び停止、
あつめ温度変更、たし湯開始及び停止、たし湯量変更、
ぬるめ開始及び停止等の給湯器の動作を指令する入力操
作がスイッチにより行われるようになっている。さら
に、これらリモコンには、入力操作の受付け時に、入力
操作に応じたブザー、音声等による案内が行われる音響
ガイダンス機能が設けられており、入力操作内容を音で
識別可能としている。これにより、入力操作を間違えた
ときに、すぐにそれを認識して是正できると共に、高温
出湯等の危険状態を直ちに通報し、事故を未然に防止で
きるようになっている。
に対応して音響ガイダンスを原則通りに行うことによ
り、かえって音響ガイダンスを行うことによる利点が損
なわれることもある。例えば、「熱いお湯が出ます」とい
う警告を表す音声ガイダンスが出されている途中で、高
温の給湯温度をさらに高くするような入力操作を受付け
ることになると、「熱いお湯がでます」という必要な情
報が途中で切れて十分に伝わらなくなると共にさらに高
い温度の湯を出湯する危険がある。
つぎの入力操作をガイダンスを続けた状態で受付けたと
き、その入力操作が前回と異なる場合は、現に発生中の
音声の発生時間が長いため、その音声の終了するまで次
の入力操作を受付けないとすると、入力操作開始から音
声発生までの時間が長くなり、入力操作と音声ガイダン
スの関連性が乏しくなりリモコンの使い勝手が悪くなる
ことがある。また、音声によるガイダンスが発生中に、
つぎの入力操作を受付けて音声を中断した場合、中断さ
れた音声の内容がわからなくなることがある。
常は同じ操作を繰り返すような入力操作については、操
作受付けのたびに音声ガイダンスを発生させるのでは、
同じ音声を頻繁に聞かされることになるため、非常に煩
わしいことになる。このような同じ操作が繰り返される
入力操作に対しては、一連の操作終了後に、まとめて音
声ガイダンスを行うことも考えられる。しかし、入力操
作に対して音声ガイダンスを行う趣旨としては、入力操
作を間違えないように行うことであるため、入力操作後
に直ちにガイダンスを行うことが必要であり、操作終了
後に一括して音声ガイダンスを行うことは好ましくな
い。
ーの発生態様を変えることにより、受付け内容を短時間
に報知することが可能であるが、この場合には、操作ス
イッチの速い操作や、重複操作を行った場合に、ブザー
音と受付け内容結果がずれてしまい、どのような入力操
作を行ったがわからなくなり、入力操作に混乱を生じて
しまうというおそれがある。また、発生中のブザー音を
中断して、次の入力操作に対応するブザー音を発生させ
るようにすると、両ブザー音の識別が困難になることも
ある。本発明は、上記した問題を解決しようとするもの
で、スイッチによる入力操作に対応して音響ガイダンス
を行う場合に、入力操作に応じて適正な音響ガイダンス
を行わせることができる給湯器のリモコン装置を提供す
ることを目的とする。
に上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、給湯器の
動作を指令する入力操作の受付け状態を音声、ブザー等
の音響で報知する音響ガイダンス機能を有する給湯器の
リモコン装置において、警告を意味する音響ガイダンス
が発生している際に、新たな入力操作を受付けることに
より給湯器に問題となる状態の発生することが想定され
るような入力操作については、その受付けを無効にする
ようにしたことにある。
たことにより、警告を意味する音響ガイダンスの発生中
には、給湯器に問題となる状態の発生することが想定さ
れるような新たな入力操作の受付けは無効にされるの
で、問題となるような状態の発生を確実に防止すること
ができる。一方、問題となるような状態の発生を回避す
るような操作については、直ちに受付けることにより安
全を確保できる。
特徴は、給湯器の動作を指令する入力操作の受付け状態
を音声、ブザー等の音響で報知する音響ガイダンス機能
を有する給湯器のリモコン装置において、音響ガイダン
スが発生している際に、新たな入力操作を受付けたと
き、入力操作に内容に応じて、現に発生している音響ガ
イダンスを中断させるか継続させるかを選択するように
したことにある。
たことにより、入力操作の内容に応じて、現に発生して
いる音響ガイダンスをそのまま継続させた方がよい場合
と、中断させて新たな入力操作を受付けたほうがよい場
合とを選択することができる。
特徴は、前記請求項2に記載の給湯器のリモコン装置に
おいて、新たな入力操作が、現に発生している音響ガイ
ダンスと同じ音響ガイダンスを発生させる操作のとき
は、現に発生している音響ガイダンスを継続させ、新た
な入力操作が、現に発生している音響ガイダンスとは異
なる音響ガイダンスを発生させる操作のときは、現に発
生している音響ガイダンスを中断させ、新たな入力操作
に応じた音響ガイダンスを発生させるようにしたことに
ある。
たことにより、新たな入力操作が現に発生している音響
ガイダンスと同じ音響ガイダンスを発生させる操作のと
きは、現に発生している音響ガイダンスを継続させるこ
とにより、伝達内容が継続されるのでよい。一方、新た
な入力操作が現に発生している音響ガイダンスとは異な
る音響ガイダンスを発生させる操作のときは、現に発生
している音響ガイダンスを中断させ、新たな入力操作に
応じた音響ガイダンスを発生させるようにしたことによ
り、新たな入力操作を確実に認識することができる。
特徴は、給湯器の動作を指令する入力操作の受付け状態
を音声、ブザー等の音響で報知する音響ガイダンス機能
を有する給湯器のリモコン装置において、入力操作が、
数値設定等の繰り返し操作が必要なものである場合に、
入力操作を所定時間内に繰り返し受付けたときには、音
声によるガイダンスを省略するようにしたことにある。
たことにより、数値設定等の繰り返し操作が必要な入力
操作について、所定時間内に繰り返し受付けられた場合
には、音声によるガイダンスが省略されるので、入力操
作されたことを明確に認識できると共に、短期間での操
作受付けのたびに音声ガイダンスが発生されることがな
いので、同じ音声を頻繁に聞かされることはない。一
方、かかる入力操作を、所定時間経過後に行ったとき
は、音声ガイダンスが行われるので、入力操作内容を把
握することができる。
特徴は、給湯器の動作を指令する入力操作の受付け状態
を音声、ブザー等の音響で報知する音響ガイダンス機能
を有する給湯器のリモコン装置において、入力操作の受
付内容に応じてブザーの発音態様を変化させることによ
りブザーの発音態様に識別機能を持たせることとし、ブ
ザーが発音中には、新たな入力操作を受付けないように
したことにある。
たことにより、ブザーの発生態様によって短時間に入力
操作内容を認識できると共に、ブザーが発音中には、新
たな入力操作を受付けないので、操作スイッチの速い操
作や、重複操作を行った場合でも、ブザー音と受付け内
容結果がずれることがなく、どのような入力操作を行っ
たか混乱してしまうというようなことはない。
面を用いて説明すると、図1は、第1の実施形態に係る
給湯・ふろ追焚機能付給湯器(以下、給湯器と記す)の
構成を概略的に示したものである。この給湯器は、厨房
や浴槽に湯を供給する給湯部Aと、浴槽38を保温する
ふろ保温部Bと、動作を制御するコントローラ60と、
スイッチ操作によりコントローラ60に指令を行いまた
指令の内容を表示する厨房等に設けられる給湯リモコン
70と、浴室内等に設けられるふろリモコン80とを備
えている。
に外部から配管された給水管P1 と出湯管P2 を設けて
おり、両管P1 ,P2 の間にフィンチューブ型熱交換器
12を設けている。内胴11の熱交換器12の下側の燃
焼室11aには、熱交換器12を加熱する一対のガスバ
ーナ13が設けられ、ガスバーナ13にはガス供給管P
G から分岐された一対のガス供給管PG1が連結されてい
る。ガスバーナ13の上部着火位置の近傍には、イグナ
イタ14に接続されてガスに着火する電極15が設けら
れると共に、ガスの燃焼状態を検出するフレームロッド
16が設けられている。ガス供給管PGには、ガス供給
管PG1分岐位置の上流側において上流側から順に管路を
開閉しガス供給源からのガスの供給を行う元電磁弁17
と、ガス通過量の調整を行う比例制御弁18とが設けら
れている。また、ガス供給管PG1には、管路を開閉する
切替え電磁弁19が設けられている。そして、バーナ1
3の着火によるガスの燃焼により熱交換器12が加熱さ
れ、この熱が熱交換器12内を通過する水に伝達され、
湯となって出湯管P2 に供給されるようになっている。
排気ガスを外部に排出する排気トップ21が設けられて
いる。また、内胴11内の底部には、ファン22が設け
られており、その回転軸にファンモータ23に連結され
ている。給水管P1 には、上流側から順にストレーナ2
5と、水量センサ26と、水温センサ27と、水量制御
モータ28とが介装されている。出湯管P2 には、熱交
換器12の出口近傍と湯出口近傍の2ヶ所に湯温センサ
31a、31bが介装されており、湯出口端には管路を
開閉する給湯栓32が取り付けられている。給水管P1
と出湯管P2 は、中間位置で湯温調整用のバイパス制御
弁33が介装されたバイパス管PB により連結されてい
る。そして、出湯管P2 は、湯温センサ31bの下流側
近傍位置にて、ふろ保温部Bに延出される給湯管P3 に
分岐される。
バスアダプター39から延出した循環給湯管Q1の途中
に合流連結されている。給湯管P3 には、上流側から順
に給湯管P3 を開閉する給湯電磁弁34と、浴槽38側
に供給される湯量を検出する落とし込み水量センサ35
と、逆止弁36が介装されている。
1内に、外部から配管された上記循環給湯管Q1 とバス
アダプター39に戻される循環出湯管Q2 を設けてお
り、両管Q1 ,Q2 の間にフィンチューブ型熱交換器4
2を設けている。内胴41は、熱交換器42の下側が燃
焼室41aになっており、またその底部において給湯部
本体10の内胴11と連通しており、燃焼室41a内に
ファン22によってエアーの供給を受けられるようにな
っている。燃焼室41aには、熱交換器42を加熱する
ガスバーナ43が設けられ、ガスバーナ43にはガス供
給管PG から分岐して延出したガス供給管PG2が連結さ
れている。ガスバーナ43の上部着火位置の近傍には、
上記イグナイタ14に接続されてガスに着火する電極4
4が設けられると共に、ガスの燃焼状態を検出するフレ
ームロッド45が設けられている。ガス供給管PG2に
は、管路を開閉する切替え電磁弁46が設けられてい
る。内胴41内の熱交換器42の下流側には、排気ガス
を外部に排出する排気トップ47が設けられている。
分の上流側に、湯温センサ48が介装されており、下流
側には循環ポンプ49と流水スイッチ51が介装されて
いる。また、循環出湯管Q2の熱交換器42出口近傍に
は、出湯温センサ52が介装されている。
を電気的に制御するためのコントローラ60を設けてい
る。コントローラ60は、図2に示すように、CPU,
ROM,RAM,タイマー,I/O等からなるマイクロ
コンピュータ等により構成された制御部61を備えてい
る。コントローラ60の入力側には、上記センサ類(フ
レームロッド16、水量センサ26、水温センサ27、
湯温センサ31a,31b、落とし込み水量センサ3
5、フレームロッド45、湯温センサ48、流水スイッ
チ51、出湯温センサ52)が接続されている。コント
ローラ60の出力側には、上記駆動部品類(イグナイタ
14、元電磁弁17、比例制御弁18、切替え電磁弁1
9、ファンモータ23、水量制御モータ28、バイパス
制御弁33、給湯電磁弁34、切替え電磁弁46、循環
ポンプ49)が接続されている。さらに、制御部61に
は、給湯リモコン70及びふろリモコン80との間の信
号の送受信を行うための通信回路62が接続されてい
る。さらに、通信回路62には、給湯リモコン70及び
ふろリモコン80が接続される接続端子xが設けられて
いる.また、コントローラ60に給電するための電源回
路63が設けられている。
厨房の壁等に取り付けられる正方形の薄型のケース71
を備えている。ケース71の前面には、上側に給湯温
度、ふろ予約時間等を表示する表示部72と、表示部の
下側に横方向に右側から給湯スイッチ73と、スピーカ
74と、ふろスイッチ75とが配列されており、さらに
給湯スイッチ73の上側にアップスイッチ76a及びダ
ウンスイッチ76bが配列されている。また、ケース7
1の前面下側には、下端で支持された開閉可能なカバー
77が設けられており、カバー77で覆われた内側には
ふろ予約セット78が設けられている。
ふろの壁等に取り付けられる横長の長方形の薄型のケー
ス81を備えている。ケース81の前面には、上側中央
にふろ温度、給湯温度、ふろ予約時間等を表示する表示
部82が配設されており、表示部82の右横には、上下
に給湯スイッチ83と、スピーカ84が配列されてい
る。また、表示部82の左横には、上下にふろスイッチ
85と、あつめスイッチ86が配列されている。また、
ケース81の前面下側には、下端で支持された開閉可能
なカバー87が設けられており、カバー87で覆われた
内側には、右から順に給湯温度のアップスイッチ88a
及びダウンスイッチ88b、ぬるめスイッチ89、たし
湯スイッチ90、ふろ温度のアップスイッチ91a及び
ダウンスイッチ91bと、湯量を変更するためにスイッ
チ91a,91bに切り替える湯量スイッチ92が配列
されている。なお、両リモコン70,80の表示部7
2,82に表示される「優先」の文字については、どち
らのリモコンで給湯温度を設定しているのかを明示する
ために表示されるものである。
ついては、図5示すように、給湯リモコン70のケース
71内に、マイクロコンピュータ等からなる共通の制御
部93が設けられている。制御部93は、コントローラ
60との協働により、図6,図7に示す「メインプログ
ラム」と「タイマー割り込みプログラム]の実行を続け
るようになっている。制御部93の入力側には操作スイ
ッチである給湯スイッチ73と、ふろスイッチ75と、
アップスイッチ76a及びダウンスイッチ76bと、ふ
ろ予約スイッチ78と、給湯スイッチ83と、ふろスイ
ッチ85と、あつめスイッチ86と、給湯温度アップス
イッチ88a及びダウンスイッチ88bと、ぬるめスイ
ッチ89、たし湯スイッチ90と、ふろ温度アップスイ
ッチ91a及びダウンスイッチ91bと、湯量スイッチ
92とが接続されている。また、制御部93の出力側に
は、表示部72,82が接続されており、さらにブザ
ー,音声発生回路94を介してスピーカ74,84が接
続されている。
80には、コントローラ60との間でスイッチ情報を送
信し、表示,ブザー情報の信号の受信するための通信回
路95が接続されており、通信回路95には、コントロ
ーラ60に接続する端子yが設けられている。さらに、
両リモコン70,80に給電するための電源回路96が
設けられている。
ン80のスイッチ操作により発生するブザー音表示及び
音声表示の種類の一例について説明する。ブザー音表示
については、図13(a)に示すように、給湯開始等の
場合に用いられる開始音ブザー2と、給湯停止等の場合
に用いられる停止音ブザー3と、湯が高温であることを
警告する高温ブザー4と、湯温が42℃であることを表
す42℃ブザー5と、その他の場合を示すクリック音ブ
ザー6の5種類である。なお、以下の説明でブザー鳴動
無しの状態を1で示すことにする。ここでは、開始音ブ
ザー2の場合、100msecオン−120msecオ
フ−100msecオン−20msecオフで一単位と
なっている。その他のブザーについては図13(a)に
示すとおりである。これにより、ブザーの作動態様から
給湯器の状態を判断することができる。
ように、「熱いお湯がでます7」(1.2秒)、「急騰
温度を変更します8」(1.2秒)、「ふろ温度を変更
します9」(1.0秒)、「湯量を変更します10」
(1.0秒)、「保温時間を変更します11」(1.2
秒)、「湯張りします12」(1.0秒)、「あつめ1
4」(0.6秒)、「たし湯15」(0.6秒)、「ぬ
るめ16」(0.6秒)と、メロディー音+音声である
「おふろが沸きました13」(2.5秒)の10種類で
ある。
ー表示及び音声表示の態様について説明すると、図14
に示すように、つぎのA〜Fの6種類となる。 A:ブザーまたは音声を鳴らす。例として、ブザーのみ
の時、ブザー+音声のとき、音声のみの時の3種類が含
まれる。 B:鳴動中のブザーまたは音声を中断し、次のブザーま
たは音声を鳴動する。例として、ブザーのみの時、ブザ
ー+音声のとき、音声のみの時の3種類が含まれる。 C:ブザーと音声の組合せで、5秒以内に同じ音声を繰
り返す場合は、ブザーのみとする。例として、繰り返し
の時、繰り返し以外の時の2種類が含まれる。 D:音声のみのとき、5秒以内に同じ音声を繰り返す場
合は、鳴動なしとする。例として、繰り返しの時、繰り
返し以外の時の2種類が含まれる。 E:操作音有効でブザー及び音声なし(鳴動中のブザー
または音声を継続) F:鳴動中のブザーまたは音声が終了してから次のブザ
ーまたは音声を鳴動する。例として、ブザーのみの時、
ブザー+音声のとき、音声のみの時の3種類が含まれ
る。
を行った場合、ブザー,音声の鳴動状態を下記表1にま
とめた。
を開始すると、A:2であるから、直ちに開始音ブザー
2がなる。また、「あついお湯が出ます」の音声発生状
態で給湯運転を開始すると、B:2であるから、音声が
中断され、直ちに開始音ブザー2がなるが、給湯温度を
高温に上げる操作、ふろ温度を上下させる操作の場合
は、高温度の湯が出る等、給湯器において問題となる状
態になるので、これらの入力操作については無効にされ
る。
で、同じ操作である給湯温度(42℃、低温)を上下さ
せる操作が行われると、Eであるから、音声発生状態は
継続すると共に操作は受付けられる。給湯温度(高温)
を上げる操作が行われると、B:4+7であるから、音
声発生状態は直ちに中断し、高温ブザーが鳴り「あつい
お湯が出ます」との音声が発生される。なお、給湯温度
(高温)を下げる等の操作については有り得ない操作で
ある(表中「−」を示す)。
に、スイッチを繰り返し操作するような場合には、C:
5+8、C:6+8のように、操作が5秒以内に繰り返
されたときは、ブザーのみが鳴り音声発生は省略され
る。また、ブザーの鳴動中においては、状態2〜6に示
すように、新たな入力操作については全て無効にされて
いる。
るときのスピーカの鳴動状態を、下記表2に示す。
に変化していると、A:7であるから、鳴動なし状態で
は「あついお湯が出ます」が音声表示される。また、給湯
温度変化で表示が低温に変化していると、D:8である
から、5秒以内の繰り返しの場合は音声発生が省略され
るが、繰り返しのない場合は「給湯温度を変更します」
と音声発生される。なお、「変化なし」は音声に変化が無
いことを意味する。また、表2中に示した表示変化1〜
9以外の変化については、いずれも変化なしであり、表
2には示さない。
動作について説明する。運転スイッチをオンすることに
より給湯器のコントローラ60は、燃焼運転制御の実行
を開始する。一方、給湯リモコン70またはふろリモコ
ン80の給湯スイッチ73,83をオンすることによ
り、制御部93は「メインプログラム」を図6に示すス
テップ100にて開始し、同時に図7に示す「タイマー
割り込みプログラム」の割り込み実行をステップ106
にて開始する。
定を行い、割り込み状態の初期設定を行い、さらに各種
変数の初期データ設定を行う(ステップ101〜ステッ
プ103)。初期データ設定では、操作無効フラグSM
Fが「0」に設定され、ブザー音声鳴動要求フラグ(以
下、鳴動要求フラグと記す)BOMF及び鳴動中記憶フ
ラグMKFがリセットされる。つづいて、制御部93
は、給湯器の制御部61からの受信情報を解析する「受
信情報解析ルーチン」を実行し(ステップ110)、さ
らにリモコン70,80から給湯器の制御部61への送
信する情報を設定するための「送信情報設定ルーチン」
を実行する(ステップ130)。その後、制御部93
は、受信情報に基づいてブザーや音声出力の設定を行う
「ブザー・音声出力ルーチン」を実行し(ステップ15
0)、続いて表示部72,82への出力を行い(ステッ
プ104)、以下ステップ110、ステップ130、ス
テップ150及びステップ104の実行を繰り返し行
う。一方、制御部93は、「タイマー割り込みプログラ
ム」の割り込み実行をステップ106にて開始し、デー
タの送受信に関する通信状態を制御すると共に、各種ス
イッチの入力状態の読み込みを繰り返し実行している
(ステップ106〜109)。
て、種々の入力操作例に基づいて説明する。 I.警告を意味する音声ガイダンスが発生しているとき
に、給湯器に問題となる状態の発生することが予想され
る新たな入力操作が行われた場合:例えば給湯スイッチ
73をオンし(給湯温度設定は低温になっている)、給
湯温度設定を高温に変更し、さらにより高温に給湯温度
を設定する場合
すように、ステップ110にてプログラムの実行が開始
され、ステップ111で受信情報有りかが判定される
が、ここでは受信情報はないので「NO」と判定されプ
ログラムはステップ120に移され、実行を終了する。
「送信情報設定ルーチン」では、図10に示すように、
ステップ130にてプログラムの実行が開始され、スイ
ッチがオンされていないときは、操作無効フラグSMF
を「0」にリセットし、送信情報にはスイッチオフが取
り入れられる(ステップ131〜ステップ134)。な
お、操作無効フラグSMFは、スイッチ操作(入力操
作)が無効と判断されたときに「1」を記憶し、一旦無
効になったスイッチはオフするまで無効にするためのフ
ラグである。ここでは給湯スイッチ73がオンにされて
いることによりプログラムはステップ135に移され、
操作無効フラグSMFが「1」か否かが判定される。こ
こではまだ「1」となっていないので、プログラムはス
テップ136に移され、前回スイッチがオフか否かが判
定される。ここでは前回スイッチはオフなので、つぎに
ブザー,音声鳴動中か否かが判定される(ステップ13
7)。ここでは鳴動していないので「NO」との判定の
基にプログラムはステップ138に移され、送信情報と
してオン中の操作スイッチすなわち給湯スイッチ73が
取り入れられ、プログラムの実行が終了する(ステップ
139)。
は、図11に示すように、ステップ150にてプログラ
ムの実行が開始され、ブザー音声鳴動中か否かが判定さ
れるが(ステップ151)、ここでは鳴動はないので
「NO」との判定の基にステップ152に移され、また
現に鳴動がなくオフの状態にあり、さらに鳴動要求もな
いのでプログラムの実行も終了される(ステップ152
〜ステップ154)。続いて、表示出力を行い(ステッ
プ104)、プログラムは再び、ステップ110に戻さ
れる。この間、制御部93は、「タイマー割り込みプロ
グラム」の実行により、送信情報を通信回路を通してコ
ントローラ60に送信すると共に、コントローラ60か
らの情報信号を受信しており、さらにスイッチ入力の読
み込みを行っている(ステップ107〜109)。
有りか否かが判定されるが、ここでは受信情報が送られ
てきているので、「YES」と判定されプログラムはス
テップ112に移され、表示データを更新すると共に、
操作有効音の指示が有るか無いかが判定される(ステッ
プ113)。ここでは、操作有効音指示があるのでその
内容が表1に示すA:2に分類される(ステップ11
4,115)。さらに、表示データの変化が解析され鳴
動するブザーと音声を選択するが(ステップ116,1
17)、ここでは該当するものはないので、結果として
2番の鳴動要求フラグがセットされる。つづいて、今回
ブザー音声有りか否かが判定され(ステップ118)、
ここでは操作有効音としてA:2が分類されているので
「YES」との判定の基にプログラムはステップ121
に移される。ここで、A:2に応じて「NO」と判定さ
れ、タイマリセットされた後(ステップ121,12
2)、受信情報ありの状態がリセットされ、その後プロ
グラムの実行が終了する(ステップ119,120)。
「送信情報設定ルーチン」では、スイッチがオフされる
まではステップ131,135,136,138,13
9が実行され、スイッチをオフにした後は、上記したと
同様にステップ131〜ステップ134が実行される。
は、ブザー音声鳴動中か否かが判定されるが、ここでは
鳴動はないので「NO」との判定の基にステップ152
に移され、また現に鳴動が無いので、ステップ153に
て鳴動要求の有無について判定される。2番の鳴動要求
があるので「YES」との判定の基にプログラムはステ
ップ155に移され、鳴動要求フラグBOMFの中から
2番の開始音ブザー2が選択され、現在のブザーを識別
するための鳴動中記憶フラグMKFの中から2番の開始
音がセットされ、さらに鳴動音フレーズが選択される
(ステップ155〜157)。さらに、プログラムはス
テップ158に移され、ブザー音声鳴動出力がオンされ
る。ここでは、開始音ブザーが鳴動される。
テップ160からメインルーチンに戻され、さらにステ
ップ151で「YES」、ステップ161で「NO」と
判定されてステップ159に移される。開始音ブザーの
鳴動が終了すると、プログラムはステップ162に移さ
れ、鳴動中記憶フラグMKFを基に現在鳴動していた鳴
動要求フラグBOMFがリセットされ、鳴動中記憶フラ
グMKFがリセットされ、鳴動音がオフにされた後(ス
テップ162〜164)、プログラムは終了する(ステ
ップ160)。
り、給湯温度を高温に設定する操作が行われるが、この
場合は操作有効音が表1からA:4+7、さらに給湯温
度表示データの変化により表2からもA:7が選択さ
れ、合わせてA:4+7となるため、上記プログラムの
実行と同様に実行されるが、鳴動については、まず4番
の高温ブザーが鳴り、その後7番の「あついお湯が出ま
す」との音声表示が行われる。この「あついお湯が出ま
す」という音声表示中に、さらにアップスイッチ76a
を操作する場合を考える。
信情報がないのでプログラムの実行を終了する。「送信
情報設定ルーチン」では、アップスイッチ76aがオン
にされていることによりプログラムはステップ135に
移され、操作無効フラグSMFが「1」か否かが判定さ
れる。ここではまだ操作無効となっていないので、プロ
グラムはステップ136に移され、前回スイッチがオフ
か否かが判定されるが、オフなのでプログラムはステッ
プ137に移され、つぎに先に説明した鳴動中記憶フラ
グMKFを基にブザー,音声鳴動中か否かが判定され
る。ここでは7番の「あついお湯が出ます」と鳴動中な
ので、「YES」との判定の基にプログラムはステップ
140に移され、表1の操作無効条件か否かが判定され
る。ここでは無効条件なので、プログラムはステップ1
41に移され、操作無効フラグSMFが「1」になる。
そして、送信情報としてスイッチオフが取り入れられ、
プログラムの実行が終了する(ステップ133,13
4)。
て、ブザー音声鳴動中か否かが判断されるが、ここでは
「あついお湯が出ます」との音声が鳴動中なので、ステ
ップ151で「YES」、ステップ161で「NO」と
判定されてステップ159に移され、さらにステップ1
60からメインルーチンに戻される。
111で受信情報有りかが判定されるが、ここではスイ
ッチオフ送信後の受信情報が送られてきているので、
「YES」と判定されプログラムはステップ112に移
され、表示データを更新すると共に、操作有効音の指示
が有るか無いかが判定される(ステップ113)。ここ
では、操作有効音指示が無いので、プログラムはステッ
プ116に移され、さらに表示データの変化が解析され
鳴動するブザーと音声が選択されるが(ステップ11
6,117)、ここでは該当するものはない。さらに、
今回ブザー音声はないので、受信情報ありの状態がリセ
ットされ、その後プログラムの実行が終了する(ステッ
プ119,120)。
イッチ76aがオンにされていることによりプログラム
はステップ135に移され、操作無効フラグSMFが
「1」か否かが判定される。ここでは前回SMFが
「1」になっているので、プログラムはステップ133
に移され、送信情報にスイッチオフが取り込まれ、プロ
グラムの実行が終了する(ステップ133,134)。
的になにも送信されないので、この給湯温度を高温状態
からさらに高くするアップスイッチ76aの操作は受け
入れられないことになる。このように、「あついお湯が
出ます」という状態で、さらに給湯温度を高くすること
により危険な状態に至る可能性があるスイッチ操作につ
いては、自動的に回避することにより、安全が確保され
るようになっているのである。
いる音響ガイダンスと同じ音響ガイダンスを発生させる
操作の場合:例えば「給湯温度を変更します」との音声
ガイダンスが出されているときに、さらに給湯温度(4
2℃)変更のアップダウンスイッチ76a,76bを操
作する場合
111で受信情報有りかが判定されるが、ここでは受信
情報はないので「NO」と判定されプログラムはステッ
プ120に移され、実行を終了する。「送信情報設定ル
ーチン」では、アップスイッチ76aがオンにされてい
ることによりプログラムはステップ135に移され、操
作無効フラグSMFが「1」か否かが判定される。ここ
ではまだ「1」となっていないので、プログラムはステ
ップ136に移され、前回スイッチがオフか否かが判定
されるが、オフではないので、プログラムはステップ1
38に移され、送信情報としてアップスイッチ76aが
取り入れられ、プログラムの実行が終了する。
は、「給湯温度を変更します」とのブザー音声鳴動中で
あり、さらに鳴動中と異なるブザー音声要求があるか否
かが判定される(ステップ151,161)。ここでは
ブザー音声要求はないので、「NO」との判定の基にス
テップ159に移され、さらに鳴動中なので、プログラ
ムの実行は終了する(ステップ160)。また、表示出
力についても行われないので(ステップ104)、プロ
グラムは再び、ステップ110に戻される。この間、制
御部93は、「タイマー割り込みプログラム」の実行に
より、送信情報を通信回路95を通してコントローラ6
0に送信すると共に、コントローラ60からの情報信号
を受信しており、さらにスイッチ入力の読み込みを行っ
ている(ステップ107〜109)。
受信情報有りか否かが判定されるが、ここではアップス
イッチ76aオン送信後の受信情報が送られてきている
ので、「YES」と判定されプログラムはステップ11
2に移され、表示データを更新すると共に、操作有効音
の指示が有るか無いかが判定される(ステップ11
3)。ここでは、操作有効音指示があり、その内容が解
析されて表1に示すEに分類されるので、鳴動するブザ
ー・音声はなしとなる(ステップ114,115)。さ
らに、表示データの変化が解析され鳴動するブザーと音
声が選択されるが(ステップ116,117)、ここで
は該当するものはない。つづいて、今回ブザー音声はな
いので、受信情報ありの状態がリセットされ、その後プ
ログラムの実行が終了する(ステップ119、12
0)。「送信情報設定ルーチン」では、スイッチがオフ
されるまではステップ131,135,136,13
8,139が実行され、スイッチをオフにした後は、ス
テップ131〜ステップ134が実行される。
は、ブザー音声鳴動中について判定されるが、すでに鳴
動中の「給湯温度を変更します」については、中断され
ることなく鳴動し続ける。そして、鳴動が終了すると、
プログラムはステップ152に移され、鳴動がオフにさ
れ、さらにブザー音声要求があるか否かが判定される
(ステップ153)。ここでは、「操作有効でブザー及
び音声はなし」なので、「NO」と判定されてプログラ
ムの実行が終了する(ステップ154)。
いる音声ガイダンスと同じ音声ガイダンスを発生させる
操作のときは、現に発生している音響ガイダンスを継続
させることにより、伝達内容が継続されるので問題はな
く、重複して同じ音声ガイダンスを行う必要はないので
ある。
いる音響ガイダンスとは異なる音響ガイダンスを発生さ
せる操作の場合:例えば、「熱いお湯が出ます」との音
声ガイダンスが出されているときに、さらに給湯温度変
更のダウンスイッチ76bを操作する場合
111で受信情報有りかが判定されるが、ここでは受信
情報はないので「NO」と判定されプログラムはステッ
プ120に移され、実行を終了する。「送信情報設定ル
ーチン」では、ダウンスイッチ76bがオンにされてい
ることによりプログラムはステップ135に移され、操
作無効フラグSMFが「1」か否かが判定される。ここ
では「1」となっていないので、プログラムはステップ
136に移され、前回スイッチがオフか否かが判定され
るが、オフではないので、プログラムはステップ138
に移され、送信情報としてダウンスイッチ76bが取り
入れられる。
は、「あついお湯が出ます」とのブザー音声鳴動中であ
り、さらに鳴動中と異なるブザー音声要求があるか否か
が判定される(ステップ151,161)。ここではブ
ザー音声要求はまだないので「NO」との判定の基にス
テップ159に移され、さらに鳴動中なので、プログラ
ムの実行は終了する(ステップ160)。続いて表示出
力が行われ(ステップ104)、プログラムは再び、ス
テップ110に戻される。この間、制御部93は、「タ
イマー割り込みプログラム」の実行により、送信情報を
通信回路を通してコントローラ60に送信すると共に、
コントローラ60からの情報信号を受信している。
有りか否かが判定されるが、ここではダウンスイッチ7
6bオン送信後の受信情報が送られてきているので、
「YES」と判定されプログラムはステップ112に移
され、表示データを更新すると共に、操作有効音の指示
が有るか無いかが判定される(ステップ113)。ここ
では、操作有効音指示があり、その内容が解析されて表
1に示すB:6+8に分類される(ステップ114,1
15)。さらに、表示データの変化が解析され鳴動する
ブザーと音声が選択されるが(ステップ116,11
7)、ここでもB:8が分類されているが、結果として
B:6+8となり6番と8番の鳴動要求フラグがセット
される。つづいて、今回ブザー音声があるので(ステッ
プ118)、ブザー音声設定が表中の「C」または
「D」に該当するか否かが判定されるが(ステップ12
1)、ここでは該当しないので「NO」との判定の基に
プログラムはステップ122に移されてタイマーがリセ
ットされ、受信情報ありの状態がリセットされ、その後
プログラムの実行が終了する(ステップ119、12
0)。「送信情報設定ルーチン」では、スイッチがオフ
されるまではステップ131,135,136,13
8,139が実行され、スイッチをオフにした後は、ス
テップ131〜ステップ134が実行される。
は、すでに「あついお湯が出ます」が鳴動中であり、こ
れと異なるブザー音声要求があるか否かが判定される
(ステップ151,161)。ここでは異なるブザー音
声要求があるので、さらに表1,2の中断条件か否かが
判断される(ステップ165)。ブザー音声要求はB:
6+8に分類される。これは中断条件に該当しているの
で、「YES」との判定の基にプログラムはステップ1
66に移され、現に鳴動中の鳴動要求フラグBOMFが
リセットされ、鳴動中記憶フラグMKFもリセットされ
(ステップ166,167)、「あついお湯が出ます」
の音声ガイダンスが中断される(ステップ152)。
される(ステップ153)。ここでは、鳴動要求フラグ
の6番と8番がオンとなっており、ブザーを優先して6
番が選択され、鳴動中記憶フラグMKFの中から6番が
セットされ、さらに鳴動音フレーズである「クリック音
ブザー」が選択される(ステップ155〜157)。つ
づいて、鳴動音フレーズに応じてクリック音ブザーの鳴
動が開始される(ステップ158)。クリック音ブザー
が終了後、同様に8番の「給湯温度を変更します」が選
択され、音声鳴動が開始される。
イッチ76bが現に発生している音響ガイダンスとは異
なる音響ガイダンスを発生させる操作のときは、現に発
生している音響ガイダンスを中断させ、新たなダウンス
イッチ76bの操作に応じた音響ガイダンスを発生させ
るようにしたことにより、新たな入力操作を確実に認識
することができる。上記II−(1)及びII−(2)
を含めて、入力操作の内容に応じて、現に発生している
音響ガイダンスをそのまま継続させた方がよい場合と、
中断させて新たな入力操作を受付けたほうがよい場合と
を選択することができるので都合がよい。
が必要な場合:例えば、低温で温度設定変更のためにア
ップスイッチ76aを所定時間内(本例では5秒以内)に
繰り返し操作する場合
111で受信情報有りかが判定されるが、ここでは受信
情報はないので「NO」と判定されプログラムはステッ
プ120に移され、実行を終了する。「送信情報設定ル
ーチン」では、アップスイッチ76aがオンにされてい
ることによりプログラムはステップ135に移され、操
作無効フラグSMFが「1」か否かが判定される。ここ
ではまだ「1」となっていないので、プログラムはステ
ップ136に移され、前回スイッチがオフか否かが判定
される。ここではオフなので、つぎにブザー,音声鳴動
中か否かが判定される。ここではブザー音声は鳴動して
いないので「NO」との判定の基にプログラムはステッ
プ138に移され、送信情報としてオン中の操作スイッ
チすなわちアップスイッチ76aが取り入れられ、プロ
グラムの実行が終了する(ステップ139)。
は、ブザー音声鳴動中か否かが判定されるが、ここでは
鳴動はないので「NO」との判定の基にステップ152
に移され、また現に鳴動がなくオフの状態にあり、さら
に鳴動要求もないのでプログラムの実行も終了される
(ステップ152〜ステップ154)。続いて、表示出
力が行われ(ステップ104)、プログラムは再び、ス
テップ110に戻される。この間、制御部93は、「タ
イマー割り込みプログラム」の実行により、送信情報を
通信回路を通してコントローラ60に送信すると共に、
コントローラ60からの情報信号を受信している。
有りか否かが判定されるが、ここでは受信情報が送られ
てきているので、「YES」と判定されプログラムはス
テップ112に移され、表示データを更新すると共に、
操作有効音の指示が有るか無いかが判定される(ステッ
プ113)。ここでは、操作有効音指示があるのでその
内容が表1に示すC:6+8に分類される(ステップ1
14,115)。さらに、表示データの変化が解析され
鳴動するブザーと音声が選択され(ステップ116,1
17)、ここでもD:8に分類されるが、合成した結果
は操作を優先しC:6+8となり、6番と8番の鳴動要
求が選択される。つづいて、今回ブザー音声ありであ
り、ブザー音声設定が表中の「C」または「D」に該当
するか否かが判定されるが(ステップ118,12
1)、ここでは該当するので「YES」との判定の基に
プログラムはステップ123に移され、タイマーカウン
ト中か否かが判定される。ここではカウントされていな
いので、「NO」と判定され、タイマースタート5秒が
開始される(ステップ124)。その後、受信情報あり
の状態がリセットされ、プログラムの実行が終了する
(ステップ119,120)。
フラグSMFが「1」か否かが判定される。ここでは前
回「1」にしていないので、プログラムはステップ13
6に移され、前回スイッチがオフか否かが判定される。
ここではオンなので、「NO」との判定の基にプログラ
ムはステップ138に移され、送信情報としてオン中の
操作スイッチすなわちアップスイッチ76aが取り入れ
られ、プログラムの実行が終了する(ステップ13
9)。
は、ブザー音声鳴動中か否かが判定されるが、ここでは
鳴動はないので「NO」との判定の基にステップ152
に移され、また現に鳴動が無いので、ステップ153に
て鳴動要求の有無について判定される。6番と8番の鳴
動要求があるので「YES」との判定の基にプログラム
はステップ155に移され、鳴動要求フラグBOMFの
中の6番と8番の内6番のブザーが優先して選択され、
鳴動中記憶フラグMKFの中の6番をセットし、さらに
鳴動音フレーズが選択される(ステップ155〜ステッ
プ157)。さらに、プログラムはステップ158に移
され、クリック音ブザーが鳴動される。ブザー・音声が
鳴動中は、プログラムはステップ160からメインルー
チンに戻され、さらにステップ151で「YES」、ス
テップ161で「NO」と判定されてステップ159に
移される。鳴動が終了すると、プログラムはステップ1
62に移され、鳴動中記憶フラグMKFを基に鳴動要求
フラグBOMFの中の6番がリセットされ、鳴動中記憶
フラグMKFがリセットされ、鳴動音がオフにされた後
(ステップ162〜164)、プログラムは終了する
(ステップ160)。続いて、同様に8番の「給湯温度
を変更します」が選択され、音声ガイダンスが鳴動す
る。
有りか否かが判定されるが、ここではアップスイッチ7
6aオン送信後の受信情報が続けて送られてきているの
で、「YES」と判定されプログラムはステップ112
に移され、表示データを更新すると共に、操作有効音の
指示が有るか無いかが判定される(ステップ113)。
ここでは、操作有効音指示があるのでその内容が表1に
示すC:6+8に分類される(ステップ114,11
5)。さらに、表示データの変化が解析され鳴動するブ
ザーと音声が選択されるが(ステップ116,11
7)、ここでもD:8に分類されるが、合成した結果は
操作を優先するのでC:6+8となり、6番と8番の鳴
動要求フラグがセットされる。
ザー音声設定が表中の「C」または「D」に該当するか
否かが判定されるが(ステップ118,121)、ブザ
ー音声設定がC:6+8なので「YES」との判定の基
にプログラムはステップ123に移され、タイマーカウ
ント中か否かが判定される。ここでは5秒以内にアップ
スイッチ76aがオンされておりタイマーカウント中な
ので、「YES」との判定の基にプログラムはステップ
125に移され、選択した音声の8番をキャンセルし、
6番の鳴動要求フラグのみとなる。さらに、タイマーを
再び5秒にセットし(ステップ124)、受信情報あり
の状態がリセットされ、その後プログラムの実行が終了
する(ステップ119,120)。
イッチ76aが続けてオンにされていることによりプロ
グラムはステップ135に移され、操作無効フラグSM
Fが「1」か否かが判定される。ここでは前回「1」に
していないので、プログラムはステップ136に移さ
れ、前回スイッチがオフか否かが判定される。ここでは
オンなので、「NO」との判定の基にプログラムはステ
ップ138に移され、送信情報としてオン中の操作スイ
ッチすなわちアップスイッチ76aが取り入れられ、プ
ログラムの実行が終了する(ステップ139)。
は、ブザー音声鳴動中か否かが判定されるが、ここでは
鳴動はないので「NO」との判定の基にステップ152
に移され、また現に鳴動が無いので、ステップ153に
て鳴動要求の有無について判定される。6番の鳴動要求
があるので「YES」との判定の基にプログラムはステ
ップ155に移され、鳴動要求フラグBOMFの中から
6番が選択され、鳴動中記憶フラグMKFの6番がセッ
トされ、さらに鳴動音フレーズが選択される(ステップ
155〜ステップ157)。したがって、鳴動出力オン
により、クリック音ブザーが鳴動されるのみで、「給湯
温度を変更します」の音声ガイダンスは行われない(ス
テップ158)。
するアップスイッチ76aの操作が5秒以内に行われる
と、クリック音ブザーのみが鳴動され、「給湯温度を変
更します」の音声ガイダンスは発生しない。以後の、ア
ップスイッチ76aの操作についても、5秒以内である
と、クリック音ブザーのみの鳴動となる。ただし、前回
の鳴動後、5秒を経過した後のアップスイッチ76aの
操作の場合には、図9に示すステップ123にて「N
O」と判定され、前回同様にクリック音ブザーが鳴動さ
れ、さらに「給湯温度を変更します」の音声ガイダンス
が行われる。
作が必要なアップダウンスイッチ76a,76bの操作
について、所定時間内に繰り返し受付けられた場合に
は、音声によるガイダンスが省略されるので、入力操作
されたことを明確に認識できると共に、短期間での操作
受付けのたびに音声ガイダンスが発生されることがない
ので、同じ音声を頻繁に聞かされることはない。一方、
かかる入力操作を、所定時間経過後に行ったときは、音
声ガイダンスが行われるので、入力操作内容を把握する
ことができる。
が行われた場合:例えば、開始音ブザーが鳴動中に、さ
らに給湯温度変更のアップスイッチ76aを操作する場
合
111で受信情報有りかが判定されるが、ここでは給湯
スイッチ73オン送信後の受信情報が送られてきている
ので、「YES」と判定されプログラムはステップ11
2に移され、表示データを更新すると共に、操作有効音
の指示が有るか無いかが判定される(ステップ11
3)。ここでは、操作有効音指示があるのでその内容が
表1に示す「A:2」に分類される(ステップ114,
115)。さらに、表示データの変化が解析され鳴動す
るブザーと音声が選択されるが(ステップ116,11
7)、ここでは該当するものはないので2番の鳴動要求
フラグだけがセットされる。さらに、ブザー音声設定が
表中の「C」または「D」に該当しなく、タイマーがリ
セットされ(ステップ118,121,122)、受信
情報ありの状態がリセットされ、その後プログラムの実
行が終了する(ステップ119,120)。
イッチ76aがオンにされていることによりプログラム
はステップ135に移され、操作無効フラグSMFが
「1」か否かが判定される。ここではまだ「1」となっ
ていないので、プログラムはステップ136に移され、
前回スイッチがオフか否かが判定されるが、オフなので
プログラムはステップ137に移され、つぎに鳴動要求
中のものも含めてブザー,音声鳴動中か否かが判定され
る。ここでは鳴動要求フラグの2番があるので、「YE
S」との判定の基にプログラムはステップ140に移さ
れ、表1の操作無効条件に該当するか否かが判定され
る。ここでは操作無効条件に該当するので、操作無効フ
ラグSMFが「1」にセットされ(ステップ141)、
送信情報としてスイッチオフが取り入れられ、プログラ
ムの実行が終了する(ステップ133,134)。
は、ブザー音声鳴動中か否かが判定されるが、ここでは
まだ鳴動していないので「NO」との判定の基にステッ
プ152に移され、また現に鳴動が無いので、ステップ
153にて鳴動要求の有無について判定される。2番の
鳴動要求があるので「YES」との判定の基にプログラ
ムはステップ155に移され、鳴動要求フラグBOMF
の中から2番が選択され、鳴動中記憶フラグMKFの中
の2番がセットされ、さらに鳴動音フレーズが選択され
る(ステップ155〜ステップ157)。さらに、鳴動
出力オンにより、開始音ブザーが鳴動される(ステップ
158)。
111で受信情報有りかが判定されるが、ここではスイ
ッチオフ情報送信後の受信情報が送られてきているの
で、「YES」と判定されプログラムはステップ112
に移され、表示データを更新すると共に、操作有効音の
指示が有るか無いかが判定される(ステップ113)。
ここでは、操作有効音指示なしであり、表示データの変
化が解析され鳴動するブザーと音声が選択されるが(ス
テップ116,117)、ここでは該当するものはな
い。さらに、今回は鳴動要求がないので、受信情報あり
の状態がリセットされ、その後プログラムの実行が終了
する(ステップ118〜120)。
イッチ76aがオンにされていることによりプログラム
はステップ135に移され、操作無効フラグSMFが
「1」か否かが判定される。ここでは前回「1」にセッ
トされているので、プログラムはステップ133に移さ
れ、送信情報にスイッチオフが取り込まれ、プログラム
の実行が終了する(ステップ133,134)。
は、開始音ブザー鳴動中が繰返される(ステップ15
1、ステップ161、ステップ159、ステップ16
0)。つぎに、「受信情報解析ルーチン」では、スイッ
チオフ情報送信後の受信情報を受信し続ける。さらに
「送信情報設定ルーチン」でも操作無効フラグSMF=
1にされている。そのため、「ブザー音声出力ルーチン」
でも、新たなブザー音声鳴動要求は無しとして処理され
る。すなわち、開始ブザーの鳴動中に、新たなスイッチ
操作が行われても受付けられないようになっているので
ある。
ては、ブザーの発生態様によって短時間に入力操作内容
を認識できるようにされていると共に、例IVに示すよ
うに、ブザーが鳴動中には、新たな入力操作を受付けな
いので、操作スイッチの速い操作や、重複操作を行った
場合でも、ブザー音と受付け内容結果がずれることがな
く、どのような入力操作を行ったが混乱してしまうとい
うようなことはない。ブザーについては、開始音ブザー
のみでなく、停止音ブザー、高温ブザー、42℃ブザ
ー、クリック音ブザーについても、鳴動中には、新たな
入力操作を受付けられない。
が、その他、表1に示した各状態に対する各操作、表2
に示した各状態に対する表示変化についても、本発明が
適用される。その他、上記実施形態に示したものは一例
であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して
実施することが可能である。
意味する音響ガイダンスの発生中には、給湯器に問題と
なる状態の発生することが想定されるような新たな入力
操作の受付けは無効にされるので、問題となるような状
態の発生を確実に防止することができる。また、新たな
入力操作の内容に応じて、現に発生している音響ガイダ
ンスをそのまま継続させた方がよい場合と、中断させて
新たな入力操作を受付けたほうがよい場合とを選択する
ことができる。両者が同じ内容のときは、現に発生して
いる音響ガイダンスを継続させることにより、伝達内容
が継続されるのでよい。両者が異なるときは、現に発生
している音響ガイダンスを中断させ、新たな入力操作に
応じた音響ガイダンスを発生させるようにしたことによ
り、新たな入力操作を確実に認識することができる(請
求項2,3の発明の効果)。
入力操作について、所定時間内に繰り返し受付けられた
場合には、音声によるガイダンスが省略されるので、入
力操作されたことを明確に認識できると共に、短期間で
の操作受付けのたびに音声ガイダンスが発生されること
がないので、同じ音声を頻繁に聞かされることはない。
一方、かかる入力操作を、所定時間経過後に行ったとき
は、音声ガイダンスが行われるので、入力操作内容を把
握することができる(請求項4の発明の効果)。
入力操作内容を認識できると共に、ブザーが発音中に
は、新たな入力操作を受付けないので、操作スイッチの
速い操作や、重複操作を行った場合でも、ブザー音と受
付け内容結果がずれることがなく、どのような入力操作
を行ったかについて混乱してしまうというようなことは
ない(請求項5の発明の効果)。
すブロック図である。
示すブロック図である。
すブロック図である。
プログラム」のフローチャートである。
ー割り込みプログラム」のフローチャートである。
析ルーチン」のフローチャートの一部である。
の一部である。
設定ルーチン」のフローチャートである。
声出力ルーチン」のフローチャートの一部である。
ートの一部である。
る。
図である。
0…保温部本体、49…循環ポンプ、60…コントロー
ラ、61…制御部、62……通信回路、70…給湯リモ
コン、71…ケース、72…表示部、73…給湯スイッ
チ、74…スピーカ、75…ふろスイッチ、76a…ア
ップスイッチ、76b…ダウンスイッチ、77…カバ
ー、78…ふろ予約セット、80…ふろリモコン、81
…ケース、82…表示部、83…給湯スイッチ、84…
スピーカ、85…ふろスイッチ、86…あつめスイッ
チ、87…カバー、88a…アップスイッチ、88b…
ダウンスイッチ、89…ぬるめスイッチ、90…たし湯
スイッチ、91a…ふろ温度アップスイッチ、91b…
ふろ温度ダウンスイッチ、92…湯量スイッチ、93…
制御部、94…ブザー音声発生回路、95…通信回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 給湯器の動作を指令する入力操作の受付
け状態を音声、ブザー等の音響で報知する音響ガイダン
ス機能を有する給湯器のリモコン装置において、 警告を意味する音響ガイダンスが発生している際に、新
たな入力操作を受付けることにより給湯器に問題となる
状態の発生することが想定されるような該入力操作につ
いては、その受付けを無効にするようにしたことを特徴
とする給湯器のリモコン装置。 - 【請求項2】 給湯器の動作を指令する入力操作の受付
け状態を音声、ブザー等の音響で報知する音響ガイダン
ス機能を有する給湯器のリモコン装置において、 音響ガイダンスが発生している際に、新たな入力操作を
受付けたとき、該入力操作の内容に応じて、現に発生し
ている音響ガイダンスを中断させるか継続させるかを選
択できるようにしたことを特徴とする給湯器のリモコン
装置。 - 【請求項3】 前記新たな入力操作が、現に発生してい
る音響ガイダンスと同じ音響ガイダンスを発生させる操
作のときは、現に発生している音響ガイダンスを継続さ
せ、 前記新たな入力操作が、現に発生している音響ガイダン
スとは異なる音響ガイダンスを発生させる操作のとき
は、現に発生している音響ガイダンスを中断させ、該新
たな入力操作に応じた音響ガイダンスを発生させるよう
にしたことを特徴とする前記請求項2に記載の給湯器の
リモコン装置。 - 【請求項4】 給湯器の動作を指令する入力操作の受付
け状態を音声、ブザー等の音響で報知する音響ガイダン
ス機能を有する給湯器のリモコン装置において、 前記入力操作が、数値設定等の繰り返し操作が必要なも
のである場合に、該入力操作を所定時間内に繰り返し受
付けたときには、音声によるガイダンスを省略するよう
にしたことを特徴とする給湯器のリモコン装置。 - 【請求項5】 給湯器の動作を指令する入力操作の受付
け状態を音声、ブザー等の音響で報知する音響ガイダン
ス機能を有する給湯器のリモコン装置において、 前記入力操作の受付内容に応じて前記ブザーの発音態様
を変化させることにより該ブザーの発音態様に識別機能
を持たせることとし、 該ブザーが鳴動中には、新たな入力操作を受付けないよ
うにしたことを特徴とする給湯器のリモコン装置。
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JP2001255011A5 JP2001255011A5 (ja) | 2007-04-26 |
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