JP2000146290A - 給湯器の制御装置 - Google Patents

給湯器の制御装置

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JP2000146290A
JP2000146290A JP10321222A JP32122298A JP2000146290A JP 2000146290 A JP2000146290 A JP 2000146290A JP 10321222 A JP10321222 A JP 10321222A JP 32122298 A JP32122298 A JP 32122298A JP 2000146290 A JP2000146290 A JP 2000146290A
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JP
Japan
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hot water
filling
water supply
automatic
time
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JP10321222A
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English (en)
Inventor
Isao Hirozawa
績 広沢
Shusuke Nagata
秀典 永田
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Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動湯張りの完了後、速やかに入浴できるこ
と。 【解決手段】 風呂リモコン60の自動湯張りスイッチ
66を操作して、自動湯張りを指示すると、注湯電磁弁
43が開弁し、給湯バーナ5が燃焼を開始して、給湯熱
交換器6で加熱された湯が、湯張り供給管44から浴槽
33へ供給される。このとき、前回の実際の湯張り所要
時間に基づいて、今回の湯張り完了までの所要時間を、
「何分後に入浴できます」の音声ガイドによってスピー
カから報知される。また、湯張り中に湯張り量を測定
し、湯張りの残時間が所定時間(あと5分)になると、
「あと5分で入浴できます。」の音声ガイドを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動によりカラン
を開ける通常の給湯操作のみでなく、スイッチ操作によ
って、浴槽内への湯張り動作を開始し、所定湯量の湯張
り動作を完了すると自動的に湯張り動作を終了する自動
湯張り機能を有する給湯器の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給湯装置にあっては、ガスバーナにより
加熱され、給水管から供給される水を昇温させる熱交換
器と、熱交換器から給湯される湯の温度を検出する給湯
温度センサと、熱交換器を通過する流水の有無を検出す
る流水センサとを備えている。給湯管に設けられている
カランが開かれたときには、熱交換器への給水が開始さ
れ、これにより流水センサで流水が検出される。この流
水の検出に応じてガスバーナが燃焼を開始し、熱交換器
が加熱される。ガスバーナの燃焼量は、給湯温度センサ
で検出される温水の温度が給湯設定温度に一致するよう
に、給湯制御手段で調整され、ガスの供給量が制御され
る。
【0003】さらに、リモコン等に備えられた湯張りス
イッチを操作すると、浴槽内に連結された湯張り管に介
在された湯張り弁が開弁して給湯(湯張り)を開始し、
所定量の湯張りが完了すると自動的に湯張りを終了する
自動湯張り機能を備えた給湯器がある。こうした自動湯
張り機能付の給湯器では、予め沸き上がり湯温と浴槽内
の水位を設定しておくと、湯張り弁を開弁して熱交換器
を通過する水が加熱されて浴槽へ供給され、その供給量
は、別途水量センサによって計測され、浴槽内へ供給さ
れた湯量が浴槽の設定水位に相当する湯量に達すると湯
張り弁を閉弁して給湯(湯張り)を終了し、その後、追
焚きバーナによって設定湯温まで再加熱が行われる。沸
き上がりが完了すると、リモコン等に備えられたブザー
等の報知器によって、沸き上がりが報知される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり構成され
た従来の湯張り機能付の給湯装置においては、湯張りが
完了して浴槽内の湯が設定温度に沸き上がってから沸き
上がりの報知が行われるため、使用者は沸き上がりの報
知を受けて入浴の準備をすることになる。このため、自
動湯張りによって湯張り作業の手間と時間が省けるにも
拘らず、沸き上がりの報知の後に入浴の準備に取り掛か
るため、沸き上がり報知から実際の入浴までの間に時間
差が生じ、自動湯張りによって時間を節約したにも拘ら
ず、新たに無駄な時間が生まれてしまうという問題があ
る。
【0005】本発明は、自動湯張り機能を有する給湯装
置において、湯張りが完了して入浴が可能になる前に、
的確に使用者に報知して、湯張りの完了から実際の入浴
までに時間差を生じないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1は、
加熱手段により加熱され通過する水を昇温する熱交換器
と、 前記熱交換器と浴槽とを繋ぐ湯張り管に設けられ
た湯張り弁と、前記浴槽へ供給する湯の目標温度を設定
する給湯温度設定手段と、前記浴槽へ供給する湯の供給
量を設定する湯張り量設定手段と、前記給湯温度設定手
段で設定された目標温度の湯を、前記湯張り量設定手段
で設定された量だけ前記湯張り弁を介して前記浴槽へ供
給する自動湯張り制御手段と、該自動湯張り制御手段の
作動を指示する自動湯張りスイッチとを備えた給湯器の
制御装置において、前記自動湯張りスイッチにより自動
湯張りの開始が指示された際、前記自動湯張り制御手段
による自動湯張り運転が終了するまでの湯張り所要残時
間を所要時間算出手段により算出し、音声にて報知する
湯張り時間報知手段を備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2は、請求項1において、前記所要
時間算出手段は、前回の自動湯張り運転における流量に
基づいて前記湯張り所要時間を算出することを特徴とす
る。
【0008】請求項3は、請求項1、2において、前記
所要時間算出手段は、前記自動湯張り制御手段による自
動湯張り運転中に、湯張り運転の残時間を算出し続け、
該算出された残時間が所定時間以下になったとき、前記
湯張り時間報知手段は、湯張り運転の残時間を報知する
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明の請求項1では、使用者
が、自動湯張りスイッチを操作して、湯張り運転を開始
させると、湯張り弁が開弁し、熱交換器を通過する水は
加熱手段によって給湯温度設定手段によって設定された
目標温度に昇温して、湯張り管を通過し浴槽内へと供給
される。湯張りの開始が指示された際に、湯張り時間報
知手段は、自動湯張り制御手段による自動湯張り運転が
終了するまでの湯張り所要時間を音声にて報知する。使
用者は、報知された所要時間に応じて入浴の準備を整
え、湯張りの完了を待つ。浴槽へ供給される湯量が湯張
り量設定手段によって設定された湯量に達すると、湯張
り弁が閉弁し、湯張り運転が終了する。このように、本
発明では、湯張り開始の操作を行った際に、湯張りが終
わるまでの所要時間が音声にて報知されるため、使用者
は、湯張りの所要時間を確実に認識でき、その所要時間
に合わせて入浴準備を行い、所要時間の経過後に、速や
かに入浴することができる。従って、湯張り操作から実
際に入浴するまでの間に無駄な時間が生じないため、湯
張りが完了した浴槽内の湯温が低下することがない。従
って、エネルギーの無駄を無くすことができる。
【0010】請求項2では、所要時間算出手段は、前回
の自動湯張り運転における流量に基づいて湯張り所要時
間を算出する。通常、湯張りは、毎日行うものであるた
め、熱交換器に供給される水の流量は、前日の流量と大
きく異なることは少ない。従って、前回の湯張りの際の
流量を計測しておくことで、水の供給状態が前回と同等
であれば、設定水量が決まればそれに必要な時間が流量
に基づいて算出できる。従って、湯張り開始の指示をし
たとき、まだ水の供給が始まっていないため流量が計測
できなくても、湯張り開始の指示をしてから実際に湯張
りが完了するまでの時間を大きな誤差なく算出できるた
め、正確に所要時間を報知することができる。
【0011】請求項3では、自動湯張り制御手段による
自動湯張り運転中に、湯張り運転の残時間を算出し続
け、該算出された残時間が所定時間以下になったとき、
湯張り時間の残時間を報知する。湯張りの開始を指示し
てから、実際に湯張りが完了するまでの所要時間が経過
するまでの間に、使用者は、ただひたすら湯張りの完了
を待つ訳ではない。従って、湯張り開始の指示をした後
に、他のことをすることがあり、そのような場合には、
うっかりして湯張り開始の指示を忘れてしまう場合があ
る。こうした場合に、湯張りが完了するまでの残時間が
所定時間以下になったときに、再度、音声にて残時間の
報知が行われることによって、使用者は、湯張り操作し
たことを再確認できるため、その残時間の間に入浴の準
備を整えることができる。従って、湯張りの完了後に、
無駄な時間が生じることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図に基づいて以
下に説明する。図1に示す給湯装置1は、給湯部2と、
追焚き部3とからなり、コントローラ4により給湯部2
と追焚き部3とを制御する。
【0013】給湯部2は、加熱手段としての給湯バーナ
5によって加熱される給湯熱交換器6、図示しない水道
管と接続されて給湯熱交換器6に給水する給水管7、給
水管の開度を制御する水量サ−ボ8、給水される水の温
度を検出してコントローラ4に出力する給水温度センサ
9、給水管を通過する水流の有無を検出してコントロー
ラ4に出力する水流センサ10、給湯熱交換器6で加熱
された湯が出湯される給湯管11、給水管7に供給され
る水の一部を給湯管11に混合させるバイパス管12、
バイパス管12の開度を調節するバイパスサ−ボ13、
バイパス管12との合流点の下流の給湯管11の中の湯
の温度を検出してコントローラ4に出力する給湯温度セ
ンサ14及び給湯熱交換器6の出口付近の温度を検出し
てコントローラ4に出力する熱交温度センサ15を備え
る。
【0014】ガスを供給するガス供給管16には、開閉
制御される元ガス電磁弁17が備えられ、元ガス電磁弁
17の下流でガス供給管16から分岐して給湯バーナ5
に燃料ガスを供給する給湯ガス管16aには、給湯ガス
電磁弁18、19と開度制御される給湯ガス比例弁20
とが備えられる。21は給湯バーナ5に燃焼用空気を供
給する給湯燃焼ファンであり、コントローラ4の制御信
号により回転速度が可変される。22はコントローラ4
からの制御信号により作動するイグナイタ23を介して
高電圧が印加されて給湯バーナ5に点火する給湯点火プ
ラグであり、24は給湯バーナ5の燃焼状態を検出する
給湯フレームロッドである。
【0015】給湯管11は、給湯温度センサ14の下流
で、浴室25に給湯する浴室給湯管26と、台所27に
給湯する台所給湯管28に分岐しており、浴室給湯管2
6、台所給湯管28の末端にはそれぞれカラン29、3
0が設けられている。
【0016】一方、追焚き部3は、コントローラ4から
の制御信号により作動する風呂バーナ31によって加熱
される風呂熱交換器32、コントローラ4からの制御信
号により浴槽33内の湯を循環路34、風呂熱交換器3
2を介して循環させる循環ポンプ35、浴槽33内の湯
の温度を検出してコントローラ4に出力する風呂温度セ
ンサ36及び循環路34中の水流の有無を検出してコン
トローラ4に出力する水流センサ37を備える。
【0017】元ガス電磁弁17の下流でガス供給管16
から分岐して風呂バーナ31に燃料ガスを供給する風呂
ガス供給管16bには、コントローラ4からの制御信号
により開閉される風呂ガス電磁弁38と、コントローラ
4からの制御信号によりその開度が調節される風呂ガス
比例弁39とが備えられる。
【0018】40は風呂バーナ31に燃焼用空気を供給
する風呂燃焼ファンであり、コントローラ4からの制御
信号によりその回転速度が可変される。41はコントロ
ーラ4からの制御信号により、イグナイタ23からの高
電圧が印加されて、風呂バーナ31に点火する風呂点火
プラグである。42は風呂バーナ31の燃焼状態を検出
してコントローラ4に出力する風呂フレームロッドであ
る。
【0019】循環路34は、コントローラ4からの制御
信号により開閉される注湯電磁弁43、湯張り供給管4
4、三方弁45を介して給湯管11と接続される。これ
により注湯電磁弁43を開弁することで、給湯部2から
浴槽33への給湯が行われる。尚、46は注湯電磁弁4
3を開弁したときに浴槽33への給湯流量を検出してコ
ントローラ4に出力する流量センサ、47は浴槽33内
の湯の水位を静水圧により検出し、コントローラ4に出
力する水位センサである。
【0020】コントローラ4は、CPU、ROM、RA
M等により構成され、浴室25に設けられた風呂リモコ
ン60または台所27に設けられたメインリモコン50
によって指示される各種運転情報に応じて給湯部2及び
追焚き部3の制御を行う。
【0021】風呂リモコン60は、コントローラ4との
間で通信を行い、各種の制御信号の伝送を行うよう構成
されたもので、図2に示すように、操作手段として、コ
ントローラ4に運転を指示する運転スイッチ61と、給
湯設定温度を設定するアップ・ダウンの1組のスイッチ
からなる温調スイッチ62と、優先切替手段としての優
先スイッチ63を備えている。尚、優先スイッチ63は
押すたびに2つのリモコンの優先が切り替わる。
【0022】風呂リモコン60の表示手段としては、優
先されたリモコンで設定された給湯設定温度を表示する
表示器64、給湯バーナ5が燃焼中であることを表示す
る燃焼ランプ64a、風呂バーナ31が燃焼中であるこ
とを表示する燃焼ランプ64b、優先スイッチ63によ
り風呂リモコン60が選択されている場合に温調スイッ
チ62が操作可能であることを示す優先表示ランプ65
がある。
【0023】更に、風呂リモコン60には、コントロー
ラ4に自動湯張りを指示する自動湯張りスイッチ66、
コントローラ4に追焚きを指示する追焚きスイッチ6
7、自動湯張りの際の湯量を設定する湯量設定スイッチ
68、自動湯張り及び追焚きの際に浴槽33内の湯の沸
き上げ温度を設定する湯温設定スイッチ69、湯温設定
スイッチ69により設定された沸き上げ温度(風呂温
度)を表示する風呂温度用の表示器70がある。
【0024】同様に、メインリモコン50においても、
図3に示すように、運転スイッチ51と、温調スイッチ
52と、表示器54、燃焼ランプ54a、風呂リモコン
40の優先スイッチ43によりメインリモコン50が選
択されている場合に、温調スイッチ52が操作可能であ
ることを示す優先表示ランプ55、自動湯張りスイッチ
56等がある。
【0025】さらに、本実施例では、使用者の各リモコ
ンの操作状態に応じた各種の音声ガイドを行うためのス
ピーカ71、72が、各リモコン60、50にそれぞれ
備えられている。
【0026】次に、上記構成からなる各リモコン60、
50における各種の制御動作のための機能構成及びその
作動について、風呂リモコン60を例にして説明する。
図4に示すように、風呂リモコン60の内部には、運転
スイッチ61の操作に応じて運転開始及び停止を制御す
るとともに、自動湯張り運転スイッチ66、追焚きスイ
ッチ67の操作に応じて各運転を制御するための運転制
御部610、温調スイッチ62及び湯温設定スイッチ6
9の各操作に応じて各温度を設定するための温度設定部
620、優先スイッチ63の操作に応じて給湯設定温度
を設定できるリモコンの選択を制御するための優先切替
部630、操作状態に応じて各種の表示を行うための表
示部640、各種の音声ガイドを制御するための音声発
生回路等からなる音声制御部650の各機能部、コント
ローラ4との間で通信を行うための通信部660が、マ
イコンおよび各種回路素子によって構成されている。
【0027】運転制御部610は、運転スイッチ61、
自動湯張りスイッチ66、追焚きスイッチ67の各操作
毎に、運転状態と停止状態を切り替え、その旨を通信部
660を介してコントローラ4へ送出する。温度設定部
620は、後述する優先切替部630によって風呂リモ
コン60が選択されている場合に、温調スイッチ62の
操作に応じて給湯設定温度を設定、変更し、その温度を
記憶し、表示器64に表示する。また、優先切替部63
0によって優先切替が風呂リモコン60からメインリモ
コン50へ切り替えられた場合には、メインリモコン5
0の温度設定部で記憶された給湯設定温度が表示器64
に表示される。再び、メインリモコン50から風呂リモ
コン60へ優先切替が行われた場合には、風呂リモコン
60内に記憶された給湯設定温度が表示器64に表示さ
れる。
【0028】優先切替部630は、風呂リモコン60に
備えられた優先スイッチ63の操作毎に、給湯目標温度
を設定、変更可能なリモコンの優先切り替えを行う。こ
の結果、風呂リモコン60が優先となっている場合に
は、風呂リモコン60の温度設定部620が機能して、
温調スイッチ62の操作のみが受け付けられ、メインリ
モコン50の温度設定部は機能しないため温調スイッチ
52の操作は受け付けられない。逆に、メインリモコン
50が優先となっている場合には、メインリモコン50
の温調スイッチ52の操作のみが受け付けられ、風呂リ
モコン60の温調スイッチ62の操作は受け付けられな
い。
【0029】表示部640は、運転制御部610が運転
スイッチ61の操作に応じて運転状態になると、優先切
替部630によって優先状態のリモコンに記憶される給
湯設定温度を表示器64に表示して運転状態にあること
を使用者に明示し、優先状態にある側のリモコンの優先
表示ランプ65を表示する。また、コントローラ4にお
いて、水流センサ10によって流水が検出されて給湯バ
ーナ5の燃焼が開始されて、給湯フレームロッド24に
よって炎検出が行われると、燃焼ランプ64a等を表示
して、燃焼状態にあることを明示する。その他に、自動
湯張り、追焚き等に応じて風呂バーナの燃焼表示等を行
う。
【0030】音声制御部650は、使用者によるリモコ
ンの操作時に、それぞれの操作が適切であるか否かなど
をスピーカ71を介して音声ガイドする。音声ガイドと
しては、例えば、各リモコンで温調スイッチを操作した
場合に、リモコンの優先の有無に応じて、設定温度の変
更の可否及び優先スイッチの操作を促すアナウンス等を
行う。また、優先切替を行った場合には、各リモコンの
設定温度に応じて、特に、湯温が上昇する場合に、湯温
の変化が生じることをアナウンスする。
【0031】また、本実施例では、自動湯張りスイッチ
66を操作して、自動湯張り運転を指示したときに、湯
張りが完了するまでの所要時間A(分)を算出し、この
所要時間Aを音声により、「後、A分でお風呂が沸きま
す。」とアナウンスする。この所要時間Aは、風呂リモ
コン60の湯量設定スイッチ68によって設定された湯
張り水量Q(水位センサ47等により検出される浴槽水
位として設定される)から浴槽33に残っている残水量
0 (浴槽が空の場合は「0」)を差し引いた必要湯張
り水量Q0 を、湯張り流量wで割って求めた値であり、
通常は、湯張りがほぼ毎日行われて、湯張り時の湯張り
流量wが湯張り毎に大きく変化しないことを前提とし
て、前回の湯張り動作の安定時に流量センサ46によっ
て検出された流量w0 を記憶しておいて、その記憶した
流量w0 を用いて次式によって湯張り開始時に即時に
算出するものである。 所要時間A=(湯張り水量Q−残水量q0 )/流量w0
【0032】更に、本実施例では、自動湯張り運転中
に、実際に計測される湯量(湯量積算値)qに基づい
て、残時間を湯張り水量Qから残水量q0 を差し引いた
必要湯張り量Q0 から、実際に計測される湯量qを減算
した残湯張り量Qaを流量w0 で割った値を次式によ
り湯張り残時間tとして算出し続ける。 湯張り残時間t=(湯張り水量Q−残水量q0 −湯量q)/流量w0 … そして、自動湯張りスイッチ66による湯張り操作から
ある程度時間が経過して残時間が少なくなり、算出され
た湯張り残時間tが5分になったときに、「残り5分で
お風呂が沸きます。」とアナウンスして、再度、湯張り
完了までの残時間をアナウンスすることによって、使用
者に対して湯張り完了に対する注意を喚起させる。これ
によって、使用者は、入浴の支度を整えることができ、
湯張り完了から入浴するまでに、無駄な時間が生じな
い。従って、浴槽33の湯温の低下が生じることがな
く、エネルギーの無駄を無くすことができる。
【0033】尚、音声制御部650では、リモコンにお
けるその他の操作時には、電子音(ビープ音)を発生し
て、操作の実行を報知する。
【0034】通信部660は、各リモコンにおける上記
の各機能部の情報をコントローラ4へ送出したり、逆
に、コントローラ4から送出される給湯装置1の運転状
態、燃焼状態等の情報を受信して、それらの情報を表示
部640を介し、表示器64で表示させたり、音声制御
部650によりスピーカ71を介して音声ガイドによっ
て報知させたりする。尚、メインリモコン50において
も、風呂リモコン60と同様に、運転制御部、温度設定
部、表示部、音声制御部、通信部の各機能部が設けられ
ている。
【0035】次に、以上の構成からなる給湯装置1にお
ける作動、及びコントローラ4による制御動作を説明す
る。使用者が風呂リモコン60(又はメインリモコン5
0)の運転スイッチ61(51)を操作して運転状態に
すると、各リモコンの表示器64、54では、優先側の
リモコンに記憶されている給湯設定温度が表示部640
を介して表示され、運転状態にあることを示す。
【0036】使用者が、優先スイッチ63によって優先
設定されている側のリモコンにおいて、温調スイッチ6
2(52)を操作すると、そのリモコンにおいて記憶さ
れる給湯設定温度が新たに設定され、表示器64、54
で表示されている給湯設定温度が変化する。逆に、優先
設定されていない側(非優先)のリモコンにおいて、温
調スイッチ52(62)を操作しても、表示器64、5
4で表示されている給湯設定温度は変化せず、温度設定
部620では新たな給湯設定温度を設定できない。 ま
た、使用者が、風呂リモコン60において、優先スイッ
チ63を操作すると、各リモコンが記憶している給湯設
定温度が、異なっている場合には、他方のリモコンに記
憶された給湯設定温度が表示され、優先切替された側の
リモコンで給湯設定温度の変更を行うことができる。
【0037】使用者により、上記の手順によって給湯設
定温度が設定、変更された後にカラン29(30)を開
くと、給水管7への給水が開始され、水流センサ10が
給水による水流を検出し、検知信号をコントローラ4に
送出する。コントローラ4は、水流センサ10の検知信
号により給水管7から給湯熱交換器6への給水を確認
し、給湯燃焼ファン21を作動させ、元ガス電磁弁1
7、給湯ガス電磁弁18、19を開弁するとともに、給
湯ガス比例弁20を開度制御して、イグナイタ23に高
電圧を印加して給湯点火プラグ22に火花放電を生じさ
せて給湯バーナ5の点火処理を行う。
【0038】コントローラ4は、給湯フレームロッド2
4の出力を検出することにより、給湯バーナ5が着火し
たことを認識して、リモコン60、50の燃焼ランプ6
4a、54aで燃焼表示を行うとともに、給湯温度セン
サ14の検出温度と、優先設定されたリモコンで設定さ
れ、表示器64、54で表示された給湯設定温度とが一
致するように、給湯ガス比例弁20の開度、給湯燃焼フ
ァン21の回転速度、給湯ガス電磁弁18、19の開
閉、水量サ−ボ8の開度及びバイパスサ−ボ13の開度
を調節する。
【0039】運転中に、温調スイッチ62、52および
優先スイッチ63の操作に伴う給湯設定温度の変更があ
った場合には、新たに設定、変更された給湯設定温度に
基づいて、給湯バーナ5の燃焼量が変更され、新たな給
湯温度の湯が出湯する。
【0040】カラン29、30が閉じられて、水流セン
サ10により水流が検出されなくなったとき、あるい
は、運転スイッチ41、51によって運転の停止が指示
されたとき、コントローラ4は、元ガス電磁弁17、給
湯ガス電磁弁18、19を閉弁し、給湯バーナ5を消火
し、給湯燃焼ファン21を停止して、給湯装置1の運転
を停止する。
【0041】次に、自動湯張り運転について説明する。
各リモコンにおいて、運転スイッチが操作されて運転可
能な状態において、自動湯張りスイッチ56、66が操
作されて、自動湯張り運転の開始が指示されると、コン
トローラ4は自動湯張り運転を開始する。自動湯張り運
転では、注湯電磁弁43が開弁され、上述のカランを開
いた場合と同様に、給湯熱交換器6内の水の通過によっ
て給湯バーナ5が点火され、給湯熱交換器6でリモコン
の温調スイッチ62により設定された給湯目標温度に加
熱された湯が、給湯管11、注湯電磁弁43、風呂給湯
管44、三方弁45、及び循環路43を経由して、浴槽
33へ供給される。
【0042】自動湯張り運転が開始されると、上式に
より、前回の自動湯張り運転が行われたときの流量w0
に基づいて、湯張り水量Q及び残水量q0 から所要時間
Aを算出して、この所要時間Aを音声により、「後、A
分でお風呂が沸きます。」とアナウンスする。これによ
って、使用者は、自動湯張りの指示後、あと何分で入浴
が可能かを知ることができ、その所要時間に基づいて入
浴の準備を整えることができる。
【0043】その後、コントローラ4は、上記の給湯運
転の場合と同様に、給湯温度制御を行いながら浴槽33
への湯張り動作を行う。また、コントローラ4は、この
自動湯張り運転の間、上式により、自動湯張り運転中
に、実際に計測される湯量(湯量積算値)qに基づい
て、湯張り残時間tを算出し続け、算出された湯張り残
時間tが5分になったときに、「残り5分でお風呂が沸
きます。」とアナウンスを行う。これによって、使用者
は、湯張りの所要時間が残り僅かになったことを認識
し、改めて入浴の準備を整えることができ、湯張り完了
後に、急いで準備に取り掛かることがなくなる。
【0044】コントローラ4は、浴槽33への給湯量の
累積値が、湯量設定スイッチ68により設定された湯張
り量に達したときに、注湯電磁弁43を閉弁して浴槽3
3への湯張りを完了し、給湯運転において給湯運転停止
が指示された場合と同様に、給湯バーナ5の消火制御を
行う。
【0045】浴槽33への自動湯張り運転の完了後、コ
ントローラ4は、風呂温度センサ36の出力により浴槽
33内の湯の温度を検出し、検出された温度が設定され
た沸き上げ温度未満であった場合には、追焚き運転を行
って、浴槽33内の湯温を沸き上げ温度まで昇温させ
る。この追焚き運転では、コントローラ4は、循環ポン
プ35を作動させて浴槽33内の湯を循環路34を介し
て循環させるとともに、風呂燃焼ファン40を作動さ
せ、元ガス電磁弁17、風呂ガス電磁弁38を開弁し、
イグナイタ23を介して風呂点火プラグ41に高電圧を
印加して火花放電を生じさせ、風呂バーナ31の点火処
理を行う。
【0046】コントローラ4は、風呂フレームロッド4
2の出力を検出することにより、風呂バーナ31に着火
されたことを認識したときは、燃焼ランプ64bを点灯
させるとともに、風呂温度センサ36の検出温度が沸き
上げ温度に達するまで風呂バーナ31の燃焼を継続す
る。コントローラ4は、風呂温度センサ36の検出温度
により浴槽33内の湯の温度が沸き上げ温度に達したこ
とを検出すると、風呂燃焼ファン40を停止し、元ガス
電磁弁、風呂ガス電磁弁38、風呂ガス比例弁39を閉
弁して、風呂バーナ31を消火し、燃焼ランプ70aを
消灯する。
【0047】上記実施例では、バイパス管12及びバイ
パスサ−ボ13を有する給湯部2を示したが、給湯熱交
換器6で加熱された湯を給湯管26、28へ直接供給す
る構造のものでもよい。上記実施例では、自動湯張りの
完了後に追焚き動作を合わせて行うものを示したが、湯
張りに追焚きを伴わないものでもよい。上記実施例で
は、給湯バーナが2連のものを示したが、1連のもので
もよく、ガスバーナでなく、石油バーナでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す給湯装置の概略構成図で
ある。
【図2】本実施例の風呂リモコンを示す正面図である。
【図3】本実施例のメインリモコンを示す正面図であ
る。
【図4】本実施例の風呂リモコンにおける機能構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
2 給湯部(給湯器) 4 コントローラ(自動湯張り制御手段、所要時間算出
手段) 5 給湯バーナ(加熱手段) 6 給湯熱交換器(熱交換器) 33 浴槽 43 注湯電磁弁(湯張り弁) 44 湯張り供給管(湯張り管) 62 温調スイッチ(給湯温度設定手段) 66 自動湯張りスイッチ 68 湯量設定スイッチ(湯張り量設定手段) 71 スピーカ(湯張り時間報知手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段により加熱され通過する水を昇
    温する熱交換器と、 前記熱交換器と浴槽とを繋ぐ湯張り管に設けられた湯張
    り弁と、 前記浴槽へ供給する湯の目標温度を設定する給湯温度設
    定手段と、 前記浴槽へ供給する湯の供給量を設定する湯張り量設定
    手段と、 前記給湯温度設定手段で設定された目標温度の湯を、前
    記湯張り量設定手段で設定された量だけ前記湯張り弁を
    介して前記浴槽へ供給する自動湯張り制御手段と、 該自動湯張り制御手段の作動を指示する自動湯張りスイ
    ッチとを備えた給湯器の制御装置において、 前記自動湯張りスイッチにより自動湯張りの開始が指示
    された際、前記自動湯張り制御手段による自動湯張り運
    転が終了するまでの湯張り所要残時間を所要時間算出手
    段により算出し、音声にて報知する湯張り時間報知手段
    を備えたことを特徴とする給湯器の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所要時間算出手段は、 前回の自動湯張り運転における流量に基づいて前記湯張
    り所要時間を算出することを特徴とする請求項1記載の
    給湯器の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所要時間算出手段は、前記自動湯
    張り制御手段による自動湯張り運転中に、湯張り運転の
    残時間を算出し続け、 該算出された残時間が所定時間以下になったとき、前記
    湯張り時間報知手段は、湯張り運転の残時間を報知する
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の給
    湯器の制御装置。
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