JP3748593B2 - 給湯器付き風呂釜 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、給湯器用の給湯熱交換器と浴槽の水を追焚きする風呂熱交換器とを備えた給湯器付き風呂釜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の給湯器付き風呂釜では、風呂用のバーナーに風呂用の電磁弁を接続し、給湯用バーナーに給湯用の電磁弁を接続し、両電磁弁に比例弁を共通に接続して、元ガス電磁弁からのガス量を制御している。このように、比較的能力の大きい比例弁を共通に設けることでコストダウンを図ることができると共に、比例弁の比例制御を利用して所望の温度の給湯を可能にすると同時に、比例弁のガバナーの機能を利用して一定の圧力のガスを風呂バーナーに供給することを可能にしている。
【0003】
一方、近年においては、給湯器付き風呂釜の多機能化に伴い、設定温度の湯を設定水位まで注湯する自動湯はり機能を持つものが販売されている。このような機能を実現するためには、浴槽に残っている水量を検知した上で残りの水量を計算して注湯する必要がある。そこで、かかる給湯器付き風呂釜では、浴槽の水位を検知できるよう圧力センサーを備えつけることでかかる機能を実現している。
【0004】
ところが、圧力センサー自体高価なものであり、かかる機能を追加することはコストアップにつながり、廉価で高機能化という目的に沿わない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、圧力センサーを使用することなく、浴槽の水位、即ち残水の量を測定する方法として、風呂バーナーから一定の熱量を供給した時の残水の上昇温度を測定し、風呂釜のシステム効率などを参考にして演算することが提案されている。
【0006】
しかしながら、上記した通り、風呂バーナーと給湯バーナーとに共通に比例弁を設けてコストダウンを図っている場合、本発明者は次のような演算誤差が生じる原因を見い出した。
【0007】
第一に、演算に用いる加熱能力は前記の比例電磁弁の駆動電流値をもとに求められるが、同じ電流値であっても、風呂電磁弁のみを開いて風呂バーナーのみを燃焼させている場合のほうが、風呂電磁弁と給湯電磁弁の両方を開いて燃焼させている場合よりも、圧力ロスが大きく、風呂バーナーのみを燃焼させている場合のほうが、風呂バーナーのガス二次圧が高くその分その加熱能力が高くなる点である。
【0008】
この為、元ガス電磁弁と風呂電磁弁とを開き且つ比例弁を所定の値に開いて、風呂バーナーから一定の割合で熱量を供給し、残水が所定温度上昇した時の経過時間(通常は2分から3分である。)をもとにトータルの投入熱量を得て残水量を求めようとした場合、給湯バーナーのオン・オフの条件により、風呂バーナーから供給される熱量誤差が生じ、残水量を求める演算が正しく行われないことになる。
【0009】
第二に、給湯器の給湯温度を所望の値に可変設定できる機能を有している場合は、給湯バーナーに設定されたガス量を供給するために、優先的に比例弁の開口度を制御する必要がある。その結果、風呂用のバーナーにもそれに連動したガス量が供給され、風呂バーナの能力を一定に保つことができなくなり、やはり残水量を求める演算が正しく行われないことになる。
【0010】
そこで、残水量を測定するために風呂バーナーから所定の熱量を供給している最中に、給湯器側の給湯バーナーが燃焼した場合、それに応じて変化する風呂バーナーの能力変化をも考慮して、投入される熱量を演算することも考えられる。しかし、そのような補正を行うことは、給湯器側の動的な変動に追従して補正調整を行う必要等があり極めて複雑であり、そのための開発費用がかさみかえってコストアップにつながり現実的ではなくなる。
【0011】
そこで、本発明の目的は、ガス比例弁を共通に設けた場合でも、風呂バーナーの能力を一定の状態に保って、残水量の演算のための追焚き動作をさせることで、残水量の正確な測定・演算を可能にすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の解決手段は、風呂熱交換器および給湯熱交換器と、前記各熱交換器への熱量供給を制御する共通の熱量制御手段とを有し、前記熱量制御手段が前記給湯熱交換器へ所望の熱量を供給するよう構成された給湯器付き風呂釜において、浴槽内の残水に前記風呂熱交換器を介して所定の熱量を加えた時の前記残水の上昇温度から当該残水の量を測定するに際し、当該所定の熱量を加える途中で、前記給湯熱交換器への熱量の供給が行われた場合、前記風呂熱交換器への熱量の供給を停止し、前記給湯熱交換器への熱量の供給が終了した後に、再度風呂熱交換器への熱量の供給を開始する制御装置を設けたことを特徴とする給湯器付き風呂釜にある。
【0013】
さらに、本発明の解決手段は、前記の残水量を測定するに際し、前記風呂熱交換器への所定の熱量の供給の前に、当該残水の温度を測定した後、前記給湯熱交換器への熱量の供給が行われていないことを確認してから前記風呂熱交換器への所定の熱量の供給を開始することを特徴とする給湯器付き風呂釜にある。
【0014】
さらに、本発明の解決手段は、湯はり指示信号を受けた後、浴槽内に残水が存在していた場合、前記の残水量の測定を行った後、予め設定された湯量と当該残水量との差の湯を注湯することを特徴とする給湯器付き風呂釜にある。
【0015】
さらに、本発明の解決手段の給湯器付き風呂釜は、各熱交換器を加熱する風呂バーナーおよび給湯バーナーと、前記風呂バーナーおよび前記給湯バーナーにそれぞれ接続され、それぞれのガス供給のオン・オフを行う風呂開閉弁および給湯開閉弁とを有し、前記の熱量制御手段は前記風呂開閉弁および給湯開閉弁に共通に接続された比例弁を有することを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、熱量を供給するための燃料はガスに限定されず、灯油や軽油等の場合も適用できる。その場合は、熱量制御手段としては電磁ポンプが使用される。
【0017】
さらに、燃料がガスや灯油、軽油の場合は、一般に燃焼バーナーによって熱量が供給されるが、熱交換器に取り付けた触媒にガス等の燃料を供給して当該触媒から直接熱を供給する場合も、本発明は適用可能である。
【0018】
【作用】
本発明によれば、残水量の測定のために風呂バーナーから所定の熱量を供給している途中で、給湯器側のバーナーが燃焼しているか否かを監視し、燃焼していた場合は、風呂バーナーの燃焼を停止し、給湯バーナーの燃焼の停止を待って風呂バーナーによる追焚き動作を再開することができ、残水量の測定中は、風呂バーナーのみから予め決められた一定の割合の熱量を供給することができ、残水量の演算を正確に行うことができる。
【0019】
さらに、本発明によれば、残水量の測定工程の最初に残水の温度測定をした後に、給湯器側が運転中かどうかをチェックしてから風呂バーナーによる追焚きを開始しているので、給湯器の運転中に無駄な風呂バーナーの追焚きを開始する必要がなくなる。
【0020】
さらに、本発明によれば、浴槽の水位センサーを備えることなく、且つ比例弁を風呂側と給湯側に共通に一個設ける場合でも、設定量の湯を自動的に浴槽にはることができる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付した図面に基づいて詳述する。
[実施例の全体構成]
図1は、本発明の実施例の全体構成図である。給湯器付き風呂釜100には、風呂燃焼室1と給湯燃焼室2とが設けられている。それぞれの燃焼室には、風呂熱交換器10と給湯熱交換器20、風呂バーナー11と給湯バーナー21(本実施例では3口設けられている。)、風呂イグナイター13と給湯イグナイター23、風呂フレームロッド14と給湯フレームロッド24が設けられている。また、両燃焼室1、2に対して、共通の燃焼ファン30が設けられ、それぞれで燃焼した空気は排気口を通じて排気される。
【0022】
風呂バーナー11へのガスの供給をオン・オフ制御する風呂開閉弁としての風呂電磁弁12、それぞれの給湯バーナー21へのガスの供給をオン・オフ制御する給湯開閉弁としての給湯ガス電磁弁22が設けられ、それらの電磁弁12、22に対して共通に比例弁としての比例電磁弁31、元ガス電磁弁32が設けられている。
【0023】
これらの電磁弁や比例弁、イグナイター、フレームロッド、燃焼ファン、更に後述する各種センサー等は、電装基41に搭載されるマイクロコンピュータ等の制御装置により制御される。また、その制御装置は浴室や台所に設置されたリモコンスイッチ40に接続され、内蔵または外付けされるメモリに記憶されたプログラムに従って操作信号を受信し各種の制御信号を出力する。
【0024】
尚、本給湯器付き風呂釜100には、浴槽の水位を検出できる圧力センサーは設けられていない。
【0025】
給湯器側の動作の概略は、給湯栓が開かれると、水量センサー25が給水28の流量を感知し、燃焼ファン30によるプリパージの後、給湯イグナイター23の放電と共に元ガス電磁弁32、比例弁31、給湯電磁弁22が開き、設定温度に応じて開かれた比例弁31の開口度に従ったガス圧力で給湯バーナー21での燃焼が行われ、設定温度の湯が給湯口29から供給されることで行われる。給湯温度を設定温度に保つために、入水サーミスタ26、出湯サーミスタ27及び水量センサー25の出力から演算された値で、比例弁31の比例電磁弁電流が制御されている。給湯器側には、バーナー21が3口設けられ、それぞれに給湯電磁弁22が設けられ、比例弁と組み合わせることでより広範囲の制御ができるようにしている。この結果、最大の投入熱量は、例えば、45,000キロカロリ(Kcal)程度になる。
【0026】
一方、風呂側では、元ガス電磁弁32、比例弁31、風呂電磁弁12を開くことで、風呂バーナー11を燃焼させ、循環ポンプ17により浴槽内の湯を循環させながら、追焚き運転をおこなっている。また、自動湯はり運転では、給湯側の燃焼で得られた湯を注湯電磁弁34を介して風呂側の循環通路に供給し、設定した量の注湯を浴槽へ行ったあと、風呂側の燃焼により設定温度までの追焚き運転を行っている。なお、給湯器側の上水と風呂側の下水とが混合しないように、逆止弁35が設けられている。風呂側の最大投入熱量は、例えば12、000キロカロリ(Kcal)と給湯器側よりも小さく設定されている。
[自動湯はり運転と残水量の測定]
さて、次に自動湯はり運転について説明し、さらに、本発明の実施例による残水量の測定・演算について説明する。図2、3、4は本発明の実施例の自動湯はり運転と残水量の測定・演算のフローチャート(1)、(2)、(3)であり、図5は同実施例のブロック図である。
【0027】
先ず、図2のフローチャート(1)に示すように、リモコンスイッチ40より、設定温度と設定量の情報と共に自動湯はりスイッチのオンした信号が発せられることで運転が開始される。かかる信号を受信した制御装置42は、循環ポンプ17を作動させ風呂熱交換器10、往管18、浴槽への取付け金具(図示せず)、浴槽(図示せず)、戻り管19の経路で水を循環させる。この時、浴槽と往管18および戻り管19とを接続する取付け金具の高さ以上の水位の残水が浴槽内にあれば、その残水が循環し風呂水流スイッチ15がそれを検知する(ステップS1)。
【0028】
ここで、残水がある場合は、後述するようにステップS2により水量の測定・演算を行う。そして、演算によって得られた残水量Qが予め設定された浴槽の水量より少ないか否かの判断が、制御装置42にて行われる(ステップS3)。
【0029】
残水量Qが、設定量よりも少ない場合は、両者の差である注湯すべき量ΔQを制御装置で求め(ステップS4)、給湯器側から注湯する(ステップS5)。
【0030】
また、ステップS1にて、残水なしと判断された場合は、予め設定された水量の湯を給湯器の運転により注湯する(ステップS6)。また、別の方法としては、予め設定された水量より少ない量の湯を注湯した後、残水の有無を確認して、残水有りの場合はステップS2へ、残水無しの場合は残りの注湯を続ける等の制御を行うことでも良い。この場合、取付け金具の直前まで残水が残っていた場合に、設定された水量を大きく越えて注湯されることを防止することができる。
【0031】
その後、浴槽の湯の温度を風呂サーミスタ16により測定し(ステップS7)、浴槽の温度が予め設定された温度よりも低いか否かの判断が、制御装置42にて行われる(ステップS8)。そして、低い場合は、風呂バーナー11を燃焼させて追焚きを開始する(ステップS9)。浴槽の温度が設定温度以上になると(ステップS10)、追焚きを終了し(ステップS11)、制御装置42から自動湯はり運転の終了の信号がリモコンスイッチ40に送信される。
【0032】
次に、残水量の測定・演算(ステップS2)について、図3、4のフローチャート(2)、(3)にしたがって説明する。
【0033】
最初に、風呂サーミスタ16により浴槽の残水の温度T0 を測定する(ステップS21)。この温度測定は、風呂用の循環ポンプ17を作動させ、浴槽内の残水が循環して戻ってくるまで待つ必要があり、通常は30秒程度を要する。
【0034】
その後、給湯器側が運転中かどうかをチェックする(ステップS22)。このチェック工程では、図4のフローチャート(3)に示す通り、まず給湯器が運転中かどうかを、例えば、給湯器側の水量センサー25からの信号により制御装置42が検知する。水量センサー25が給水を検知していた場合、通常は給湯電磁弁22が開かれて、給湯バーナー21の燃焼が行われているからである。また、本発明において、残水量測定中に最も問題となる給湯器側の電磁弁22の開口の有無を制御装置42で検知することで、給湯器の運転の有無をチェックすることもできるし、また給湯フレームロッド24からの信号を検知することでも可能である。(ステップS30)。
【0035】
もし、給湯器が運転中であれば、給湯器の運転が停止するまで待機する(ステップS33)。そして、給湯器の運転が停止すれば、図3のAのところに戻り、再度浴槽の温度測定を行う(ステップS21)。一方、ステップS30にて給湯器が運転中でない場合は、次の追焚き開始のステップに移行する。
【0036】
上記のように、浴槽の温度測定を行った直後給湯器が運転していない場合に、元ガス電磁弁32、比例弁31、ふろ電磁弁12を開いて風呂バーナー11を燃焼させ、循環ポンプ17を作動させながら追焚きを開始する(ステップS23)。この追焚きの工程では、比例弁31はそのガバナー機能により出力側を一定のガス圧に保つよう作動する。従って、本実施例では、例えば13Aガス(天然ガス)の場合90mmAqにガス圧が保たれる駆動電流を比例弁に与え、風呂バーナー11からは1時間当たり12,000Kcalの熱量が投入される。
【0037】
なお、通常「追焚き」とは、浴槽内の残水を循環させながら風呂バーナー11を燃焼させることで残水を所定の温度まで上昇させる場合を総称していう。ステップS23では、残水量の測定・演算の一工程として浴槽内の残水の温度を上昇させているだけだが、ここでは簡略的に「追焚き」と称する。従って、ここでいう「追焚き」とは、厳密には、風呂バーナー11を燃焼させて浴槽内の残水に所定の割合で熱量を投入することにある。
【0038】
追焚き中は、ステップS24にて、一定時間t0 を経過したか否かのチェックが行われると同時に、経過しない場合は図4に従い給湯器が運転しているかどうかのチェックが行われる(ステップS22)。この場合、給湯器が運転中になっていると、追焚きを停止し(ステップS32)、給湯器の運転が停止するのを待機する(ステップS33)。
【0039】
予め設定していた時間t0 の間、給湯器の運転が行われない場合のみ、ステップS25にて追焚きを終了し、再度風呂サーミスタ16にて浴槽内の残水の温度T1 を測定する。本実施例では、時間t0 は、例えば2分から3分程度である。そして、残水量Qの演算が制御装置42にて行われる(ステップS27)。この演算は、次の数式により行われる。
【0040】
【数1】
Figure 0003748593
【0041】
ここで、Iはガスの燃焼量で12,000Kcal/h、システム効率ηは予め設定された値であり、通常は75%から80%程度である。cは水の定比熱で通常は1であり、γは水の比重量で通常は1である。
【0042】
この数式から明らかなように、残水量を求めるためには、上記実施例の如く一定時間t0 追焚きを行った後の上昇温度ΔT(T1 ーT0 )を測定する場合のほかに、図3にて記載したように、一定温度ΔT上昇したかどうかを監視し(ステップS28)、追焚き終了後に経過時間t0 を測定する(ステップS29)ことによっても求めることができる。
【0043】
例えば、一例として、システム効率が80%として、2分間追焚きをした結果浴槽の温度が3.2度上昇したとすると、前述の演算式より残水量が100リットルであることが算出される。
【0044】
以上の通り、浴槽の残水量の測定・演算に際しての追焚きは、風呂バーナー11のみを燃焼している状態で行われるので、追焚きに投入される時間当たりの熱量は常に一定であり、トータルの投入熱量を正確に把握することができる。従って、残水量を正確に得ることができる。
【0045】
なお、上記の実施例では、自動湯はり運転の最初に残水があるかどうかのチェックを行っているが(ステップS1)、その残水のチェックを行う前に、給湯器が運転中であるかどうかのチェックを行い、運転中であれば運転が停止するまで待機するようにすることで、無駄な循環ポンプ17の運転を避けることができる。
【0046】
尚、本発明の実施例は、ガスを使ったバーナーによる熱量の供給をする場合で説明したが、本発明では、燃料はガスに限定されず、灯油や軽油等でも適用でき、その場合は比例弁の代わりに電磁ポンプが使用される。また、熱量の供給手段として、熱交換器の回りに触媒層を設けそれにガスと空気を供給することで直接熱量を供給する場合でも、本発明は適用できる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明において、浴槽の残水量を測定するに際して、風呂バーナーを燃焼させて所定の熱量を投入した時の残水の温度上昇を測定して演算する場合、所定の熱量を投入する追焚きの最中に、給湯器の運転状態を常時チェックし、給湯器の運転が始まると当該追焚きを中止し、給湯器の運転が停止するのを待って再度追焚きを始めるようにしている。そのため、残水量の測定のために投入される熱量が予め設定していた風呂バーナーの一定の能力に従って投入されるので、極めて正確に投入熱量を知ることができ、残水量を正確に演算し算出することができる。従って、自動湯はり運転において、使用者が設定した湯量で正確に湯はりを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成図である。
【図2】本発明の実施例のフローチャート(1)である。
【図3】本発明の実施例のフローチャート(2)である。
【図4】本発明の実施例のフローチャート(3)である。
【図5】本発明の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
10 風呂熱交換器
11 風呂バーナー
12 風呂開閉弁または風呂ガス電磁弁
15 風呂水流スイッチ
16 風呂サーミスタ
17 循環ポンプ
20 給湯熱交換器
21 給湯バーナー
22 給湯開閉弁または給湯電磁弁
25 水量センサー
26 入水サーミスタ
27 出湯サーミスタ
31 比例弁
32 元ガス電磁弁
42 制御装置

Claims (4)

  1. 風呂熱交換器および給湯熱交換器と、前記各熱交換器への熱量供給を制御する共通の熱量制御手段とを有し、前記熱量制御手段が前記給湯熱交換器へ所望の熱量を供給するよう構成された給湯器付き風呂釜において、
    浴槽内の残水に前記風呂熱交換器を介して所定の熱量を加えた時の前記残水の上昇温度から当該残水の量を測定するに際し、当該所定の熱量を加える途中で、前記給湯熱交換器への熱量の供給が行われた場合、前記風呂熱交換器への熱量の供給を停止し、前記給湯熱交換器への熱量の供給が終了した後に、再度風呂熱交換器への熱量の供給を開始して前記残水の量の測定のための前記所定の熱量の供給を再度最初から行う制御装置を設けたことを特徴とする給湯器付き風呂釜。
  2. 請求項1記載の給湯器付き風呂釜であって、
    前記の残水量を測定するに際し、前記風呂熱交換器への所定の熱量の供給の前に、当該残水の温度を測定した後、前記給湯熱交換器への熱量の供給が行われていないことを確認してから前記風呂熱交換器への所定の熱量の供給を開始することを特徴とする給湯器付き風呂釜。
  3. 請求項1または2記載の給湯器付き風呂釜であって、
    湯はり指示信号を受けた後、浴槽内に残水が存在していた場合、前記の残水量の測定を行った後、予め設定された湯量と当該残水量との差の湯を注湯することを特徴とする給湯器付き風呂釜。
  4. 請求項1、2または3記載の給湯器付き風呂釜であって、
    前記各熱交換器を加熱する風呂バーナーおよび給湯バーナーと、
    前記風呂バーナーおよび前記給湯バーナーにそれぞれ接続され、それぞれのガス供給のオン・オフを行う風呂開閉弁および給湯開閉弁とを有し、
    前記共通の熱量制御手段は、前記風呂開閉弁および給湯開閉弁に共通に接続された比例弁を有することを特徴とする給湯器付き風呂釜。
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