JP2001253887A - マロンニトリル誘導体の製造法 - Google Patents

マロンニトリル誘導体の製造法

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JP2001253887A
JP2001253887A JP2000067681A JP2000067681A JP2001253887A JP 2001253887 A JP2001253887 A JP 2001253887A JP 2000067681 A JP2000067681 A JP 2000067681A JP 2000067681 A JP2000067681 A JP 2000067681A JP 2001253887 A JP2001253887 A JP 2001253887A
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Yasutaka Ishii
康敬 石井
Tatsuya Nakano
達也 中野
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属やリンを多量に用いることなく、しかも
温和な条件でマロンニトリル誘導体を収率よく得る方法
を提供する。 【解決手段】 本発明のマロンニトリルの製造法では、
周期表3族元素化合物の存在下、下記式(1) R1−COOH (1) (式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子又は有機基を
示す)で表されるカルボン酸のオキシムエステル、エノ
ールエステル、無水物又はハライドと、下記式(2) R2 3SiCN (2) (式中、R2はアルキル基を示し、3つのR2はそれぞれ
異なっていてもよい)で表されるシアノトリアルキルシ
ランとを反応させて、下記式(3) 【化1】 (式中、R1、R2は前記に同じ)で表されるマロンニト
リル誘導体を生成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マロンニトリル誘
導体の製造法、より詳細には、オキシムエステル等のカ
ルボン酸の誘導体からマロンニトリル誘導体を製造する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マロンニトリル誘導体は、殺菌剤や殺虫
剤、医薬等の精密化学品の原料、界面活性剤の原料など
として有用である。従来、このようなジニトリル化合物
を製造する方法として、塩化アシルとトリブチルスズシ
アニドとを反応させる方法(Tetrahedron Lett., 1980,
21, 2959)、カルボン酸と(C25O)2P(O)CN
とを反応させる方法(Tetrahedron Lett., 1998, 39, 9
209)が知られている。しかし、これらの方法では、ス
ズやリンを多量に用いるため、後処理が極めて煩雑とな
るだけでなく製造コストが高く、工業的に有効な方法と
は言い難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、金属やリンを多量に用いることなく、しかも温和な
条件でマロンニトリル誘導体を収率よく得る方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討した結果、オキシムエステル等
のカルボン酸の誘導体とシアノトリアルキルシランとを
周期表3族元素化合物を触媒として反応させると、該カ
ルボン酸の1位に相当する炭素原子に2つのシアノ基と
トリアルキルシリルオキシ基が結合した対応するマロン
ニトリル誘導体が温和な条件下で収率よく得られること
を見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、周期表3族元素化合
物の存在下、下記式(1) R1−COOH (1) (式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子又は有機基を
示す)で表されるカルボン酸のオキシムエステル、エノ
ールエステル、無水物又はハライドと、下記式(2) R2 3SiCN (2) (式中、R2はアルキル基を示し、3つのR2はそれぞれ
異なっていてもよい)で表されるシアノトリアルキルシ
ランとを反応させて、下記式(3)
【化2】 (式中、R1、R2は前記に同じ)で表されるマロンニト
リル誘導体を生成させるマロンニトリル誘導体の製造法
を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】[周期表3族元素化合物]本発明
では、触媒として周期表3族元素化合物を用いる。周期
表3族元素には、希土類元素[例えば、スカンジウム、
イットリウム、ランタノイド系列元素(ランタン、セリ
ウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、サマリ
ウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジス
プロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッ
テルビウム、ルテチウム)]、アクチノイド系列元素
(例えば、アクチニウムなど)が含まれる。好ましい周
期表3族元素には希土類元素が含まれる。希土類元素の
中でも、特に、ランタンやサマリウムなどのランタノイ
ド系列元素などが好ましい。
【0007】周期表3族元素化合物における周期表3族
元素の原子価は特に制限されず、例えば0〜4価程度で
あり、2〜4価程度である場合が多い。周期表3族元素
化合物としては、金属単体、水酸化物、酸化物(複合酸
化物を含む)、ハロゲン化物(フッ化物、塩化物、臭化
物、ヨウ化物)、オキソ酸塩(例えば、硝酸塩、硫酸
塩、リン酸塩、ホウ酸塩、炭酸塩など)、オキソ酸、イ
ソポリ酸又はその塩、ヘテロポリ酸又はその塩などの無
機化合物;アルコキシド(例えば、メトキシド、エトキ
シド、イソプロポキシド、s−ブトキシド、シクロペン
チルオキシドなど)、有機酸塩(例えば、青酸塩;酢酸
塩、トリクロロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、プロピオ
ン酸塩、ナフテン酸塩、ステアリン酸塩、マレイン酸
塩、酒石酸塩などのカルボン酸塩;メタンスルホン酸
塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン
酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸
塩などのスルホン酸塩など)、錯体などの有機化合物が
挙げられる。
【0008】前記錯体を構成する配位子としては、OH
(ヒドロキソ)、アルコキシ(メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、s−ブトキシな
ど)、アシル(アセチル、プロピオニルなど)、アルコ
キシカルボニル(メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニルなど)、アセチルアセトナト、シクロペンタジエニ
ル基、C1-4アルキル置換ジシクロペンタジエニル(ペ
ンタメチルジシクロペンタジエニルなど)、C1-4アル
キル(メチル、エチルなど)、ハロゲン原子(塩素、臭
素など)、CO、CN、酸素原子、H2O(アコ)、ホ
スフィン(トリフェニルホスフィンなどのトリアリール
ホスフィンなど)のリン化合物、NH3(アンミン)、
NO、NO2(ニトロ)、NO3(ニトラト)、エチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、ピリジン、フェナン
トロリンなどの窒素含有化合物、テトラヒドロフランな
どの酸素含有化合物などが挙げられる。
【0009】周期表3族元素化合物の具体例としては、
サマリウム化合物を例にとると、水酸化サマリウム(I
I)、水酸化サマリウム(III)、酸化サマリウム(I
I)、酸化サマリウム(III)、ヨウ化サマリウム(I
I)、ヨウ化サマリウム(III)、臭化サマリウム(I
I)、臭化サマリウム(III)、塩化サマリウム(II)、
塩化サマリウム(III)、硝酸サマリウム(II)、硫酸
サマリウム(II)、リン酸サマリウム(II)、炭酸サマ
リウム(II)などの無機化合物;サマリウムメトキシド
(II)、サマリウムメトキシド(III)、サマリウムエ
トキシド(II)、サマリウムエトキシド(III)、サマ
リウムイソプロポキシド(II)、サマリウムイソプロポ
キシド(III)、サマリウムs−ブトキシド(II)、サ
マリウムs−ブトキシド(III)、酢酸サマリウム(I
I)、酢酸サマリウム(III)、トリクロロ酢酸サマリウ
ム(II)、トリクロロ酢酸サマリウム(III)、トリフ
ルオロ酢酸サマリウム(II)、トリフルオロ酢酸サマリ
ウム(III)、トリフルオロメタンスルホン酸サマリウ
ム(II)、トリフルオロメタンスルホン酸サマリウム
(III)、サマリウムアセチルアセトナト(II)、サマ
リウムアセチルアセトナト(III)、クロロビス(η−
シクロペンタジエニル)サマリウム(III)、クロロビ
ス(η−ペンタメチルシクロペンタジエニル)サマリウ
ム(III)THF付加物、ジクロロビス(η−ペンタジ
エニル)サマリウム(III)THF付加物、テトラ(ア
リル)サマリウム(III)・リチウム塩、テトラ(t−
ブチル)リチウムサマリウム(III)・THF付加物、
トリス(η−シクロペンタジエニル)サマリウム(II
I)、ビス(η−ペンタメチルシクロペンタジエニル)
サマリウム(II)・THF付加物、ヒドリドビス(η−
ペンタメチルシクロペンタジエニル)サマリウム(II
I)、ヨウ化アルキルサマリウム(II)などが挙げられ
る。他の周期表3族元素の化合物として、前記サマリウ
ム化合物に対応する化合物が例示できる。
【0010】上記の周期表3族元素化合物のなかでも、
ランタン、サマリウムなどのランタノイド系列元素のア
ルコキシド(特に、イソプロポキシド、s−ブトキシド
等)や錯体などの有機化合物が好ましい。
【0011】触媒は、均一系、不均一系の何れの態様で
使用してもよい。また、触媒は、担体に担持した形態で
使用することもできる。前記担体としては、活性炭、シ
リカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、ゼオライトなどの
多孔質担体を用いる場合が多い。触媒成分の担体への担
持量は、例えば、担体100重量部に対して、0.1〜
50重量部、好ましくは0.5〜30重量部程度であ
る。
【0012】触媒は単独で又は2種以上混合して使用で
きる。触媒の使用量は、広い範囲で選択でき、例えば、
前記式(1)で表されるカルボン酸のオキシムエステ
ル、エノールエステル、無水物又はハライド1モルに対
して、0.00001〜1モル、好ましくは0.001
〜0.5モル、さらに好ましくは0.01〜0.25モ
ル程度である。
【0013】[カルボン酸のオキシムエステル等]本発
明では、反応原料として前記式(1)で表されるカルボ
ン酸のオキシムエステル、エノールエステル、無水物又
はハライドを用いる。
【0014】式(1)で表されるカルボン酸のオキシム
エステルには、下記式(4)
【化3】 (式中、R1、R3、R4は、それぞれ、水素原子、ハロ
ゲン原子又は有機基を示す。R3、R4は、互いに結合し
て、隣接する炭素原子とともに環を形成してもよい)で
表される化合物が含まれる。
【0015】前記ハロゲン原子には、ヨウ素、臭素、塩
素及びフッ素原子が含まれる。前記有機基として炭化水
素基、複素環基が挙げられる。炭化水素基としては、例
えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、
ネオペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシ
ル、ペンタデシル、ビニル、アリル、1−へキセニル、
エチニル、1−ブチニル基などの炭素数1〜20(好ま
しくは炭素数1〜15、さらに好ましくは炭素数1〜1
0)程度の脂肪族炭化水素基(アルキル基、アルケニル
基又はアルキニル基);シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシ
ル、シクロへキセニル、シクロオクチル、シクロドデシ
ル、ノルボルナニル、ノルボルネニル、アダマンチル基
などの3〜20員(好ましくは3〜15員、さらに好ま
しくは5〜8員)程度の脂環式炭化水素基(シクロアル
キル基、シクロアルケニル基又は橋かけ環式基);フェ
ニル、ナフチル基などの炭素数6〜18程度の芳香族炭
化水素基などが挙げられる。
【0016】前記複素環基に対応する複素環として、例
えば、ヘテロ原子として酸素原子を含む複素環(例え
ば、テトラヒドロフラン、クロマン、イソクロマン、フ
ラン、オキサゾール、イソオキサゾール、4−オキソ−
4H−ピラン、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、4−
オキソ−4H−クロメンなど)、ヘテロ原子としてイオ
ウ原子を含む複素環(例えば、チオフェン、チアゾー
ル、イソチアゾール、チアジアゾール、4−オキソ−4
H−チオピラン、ベンゾチオフェンなど)、ヘテロ原子
として窒素原子を含む複素環(例えば、ピロリジン、ピ
ペリジン、ピペラジン、モルホリン、インドリン、ピロ
ール、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、ピリ
ジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、インドー
ル、キノリン、アクリジン、ナフチリジン、キナゾリ
ン、プリンなど)などが挙げられる。
【0017】R3及びR4が互いに結合して、隣接する炭
素原子と共に形成してもよい環には、シクロプロパン、
シクロブタン、シクロペンタン、シクロペンテン、シク
ロヘキサン、シクロへキセン、シクロオクタン、シクロ
ドデカン、ノルボルナン、ノルボルネン、アダマンタン
環などの3〜20員(好ましくは3〜15員、さらに好
ましくは3〜12員)程度の脂環式炭化水素環(シクロ
アルカン環、シクロアルケン環又は橋かけ環式炭素
環);テトラヒドロフラン、クロマン、イソクロマン、
ピロリジン、ピペリジンなどの5〜8員程度の非芳香族
性複素環(橋かけ環式複素環を含む)などが含まれる。
【0018】前記有機基、並びにR3及びR4が互いに結
合して、隣接する炭素原子と共に形成してもよい環は、
置換基を有していてもよい。このような置換基として
は、例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、メルカプ
ト基、オキソ基、置換オキシ基(例えば、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アシルオキシ基など)、置換チ
オ基、カルボキシル基、置換オキシカルボニル基、置換
又は無置換カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、置換
又は無置換アミノ基、スルホ基、アルキル基(例えば、
メチル、エチル、t−ブチル基などのC1-4アルキル基
など)、アルケニル基(例えばC2-4アルケニル基な
ど)、アルキニル基(例えばC2-4アルキニル基な
ど)、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、複素環基
などが挙げられる。また、前記環には芳香族性又は非芳
香族性の環(炭化水素環又は複素環)が縮合していても
よい。
【0019】好ましいR1には、水素原子、C1-10アル
キル基、C2-10アルケニル基、C6-1 8芳香族炭化水素
基、C3-10シクロアルキル基、2〜4環程度の橋かけ環
式基、5〜6員の複素環基などが含まれる。これらの基
は前記置換基を有していてもよい。
【0020】好ましいR3、R4には、C1-10アルキル基
(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル基
などのC1-6アルキル基、特にC1-4アルキル基など)、
2- 6アルケニル基(例えば、ビニル、2−プロペニル
基など)、C6-10アリール基(例えば、フェニル基、ナ
フチル基など)、C3-10シクロアルキル基(例えば、シ
クロペンチル、シクロヘキシル基などのC5-8シクロア
ルキル基など)などが含まれる。また、R3とR4が互い
に結合して隣接する炭素原子と共に環(例えば、シクロ
プロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、シク
ロヘキサン環、シクロヘプタン環、シクロオクタン環な
どの3〜20員環、好ましくは3〜15員環、さらに好
ましくは5〜10員環、特に5〜6員環)を形成するの
も好ましい。これらの基は前記置換基を有していてもよ
い。
【0021】前記オキシムエステル化合物は、後述する
式(6)で表されるエノールエステル化合物と、下記式
(5)
【化4】 (式中、R3、R4は前記に同じ)で表されるオキシム化
合物とを金属触媒の存在下で反応させることにより得る
ことができる。
【0022】前記金属触媒としては、例えば、サマリウ
ム、ランタンなどの周期表3族元素の酸化物、ハロゲン
化物(ヨウ化物、臭化物、塩化物、フッ化物)、無機酸
塩(例えば、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩など)、有機酸
塩(例えば、酢酸塩などのカルボン酸塩、トリフルオロ
メタンスルホン酸塩などのスルホン酸塩など)、錯体
(例えば、アセチルアセトナト錯体、シクロペンタジエ
ニル錯体、ジペンタメチルシクロペンタジエニル錯体な
ど)などを使用できる。
【0023】前記オキシム化合物としては、前記式
(4)で表されるオキシムエステル化合物に対応する化
合物を使用する。例えば、式(5)で表されるオキシム
化合物として、アセトンオキシム、2−ヘキサノンオキ
シムなどの脂肪族オキシム;シクロペンタノンオキシ
ム、シクロヘキサノンオキシムなどの脂環式オキシム;
アセトフェノンオキシム、ベンゾフェノンオキシムなど
の芳香族オキシムなどが例示できる。
【0024】式(6)で表されるエノールエステル化合
物と式(5)で表されるオキシム化合物との反応は、例
えば、トルエンなどの適当な溶媒中、0〜100℃、好
ましくは10〜60℃程度の温度で行われる。式(6)
で表されるエノールエステル化合物と式(5)で表され
るオキシム化合物との割合は、例えば、前者/後者(モ
ル比)=1/5〜5/1、好ましくは1/2〜2/1程
度である。また、前記金属触媒の使用量は、式(5)で
表されるオキシム化合物1モルに対して、例えば0.0
01〜1モル、好ましくは0.01〜0.5モル程度で
ある。
【0025】この反応により、例えば、酢酸ビニルや酢
酸イソプロペニルなどの酢酸エステルとシクロヘキサノ
ンオキシムとからシクロヘキサノンオキシムアセテート
が、また、前記酢酸エステルとアセトンオキシムとから
アセトンオキシムアセテートが得られる。反応終了後、
慣用の分離精製手段により、式(4)で表されるオキシ
ムエステル化合物を分離精製することができる。
【0026】式(1)で表されるカルボン酸のエノール
エステルには、下記式(6)
【化5】 (式中、R1は前記に同じ。R5、R6、R7は、同一又は
異なって、水素原子又はC1-5アルキル基を示す。R5
6及びR7は、互いに結合して、隣接する炭素原子又は
炭素−炭素二重結合とともに環を形成していてもよい)
で表される化合物が含まれる。
【0027】式(6)で表されるエノールエステル化合
物におけるR1は前記式(4)におけるR1と同様であ
る。式(6)中、R5、R6、R7におけるC1-5アルキル
基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル基などが挙げられ
る。R5、R6、R7のうち少なくとも2つの基は、互い
に結合して、隣接する炭素原子又は炭素−炭素二重結合
と共に環を形成していてもよい。このような環には、シ
クロプロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、
シクロヘキサン環、シクロヘキセン環、シクロヘプタン
環などのシクロアルカン環、シクロアルケン環などが挙
げられる。前記環の員数は、例えば3〜10程度であ
る。R5として、好ましくは、水素原子又はメチル基で
あり、R6、R7として、好ましくは水素原子である。
【0028】式(1)で表されるカルボン酸の無水物に
は、対称酸無水物及び非対称酸無水物が含まれる。代表
的な酸無水物として、下記式(7)
【化6】 (式中、R1は前記に同じ。R8は水素原子、ハロゲン原
子又は有機基を示す)で表される化合物が挙げられる。
【0029】式(7)で表される酸無水物におけるR1
は前記式(4)におけるR1と同様である。また、R8
おけるハロゲン原子、有機基も前記と同様である。R1
とR8は同一の基であってもよく異なる基であってもよ
い。
【0030】式(1)で表されるカルボン酸のハライド
は、下記式(8)
【化7】 (式中、R1は前記に同じ。Xはハロゲン原子を示す)
で表される。式(8)で表されるカルボン酸ハライドに
おけるR1は前記式(4)におけるR1と同様である。X
で示されるハロゲン原子として、塩素、臭素、ヨウ素原
子などが挙げられる。
【0031】[シアノトリアルキルシラン]前記式
(2)で表されるシアノトリアルキルシランにおいて、
2で示されるアルキル基としては、例えば、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル基などの炭素数1
〜6程度のアルキル基が挙げられる。これらの中でも、
メチル基やブチル基などの炭素数1〜4程度のアルキル
基が好ましい。式(2)中、3つのR2はそれぞれ異な
っていてもよい。最も代表的なシアノトリアルキルシラ
ンはシアノトリメチルシランである。
【0032】[反応]反応は溶媒の存在下又は非存在下
で行われる。前記溶媒としては、例えば、ヘキサン、オ
クタンなどの脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素;シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素;クロロホルム、
ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素、クロロ
ベンゼン、トリフルオロメチルベンゼンなどのハロゲン
化炭化水素;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどの鎖状又は環状エーテル類;酢酸エチル、酢酸ブ
チルなどのエステル類;アセトニトリル、プロピオニト
リル、ベンゾニトリルなどのニトリル類;ジメチルホル
ムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド、N−メチ
ルピロリドン、ジメチルスルホキシドなどの非プロトン
性極性溶媒;及びこれらの混合溶媒などが挙げられる。
【0033】式(2)で表されるシアノトリアルキルシ
ランの使用量は、前記カルボン酸のオキシムエステル、
エノールエステル、無水物又はハライド1モルに対し
て、例えば、0.8モル以上(例えば0.8〜10モル
程度)、好ましくは1.8〜5モル程度である。なお、
原料として、前記カルボン酸のオキシムエステル、エノ
ールエステル、無水物及びハライドのうち2種以上を組
み合わせて使用することもできる。また、カルボン酸の
エノールエステルを原料として用いる場合、系内に、前
記式(5)で表されるオキシム化合物、及び必要に応じ
て前記金属触媒を存在させてもよい。この場合のオキシ
ム化合物の使用量は、例えば、エノールエステル1モル
に対して、0.001〜2モル程度、好ましくは0.0
1〜1.5モル程度であり、前記金属触媒の使用量は、
エノールエステル1モルに対して、0〜1モル(例えば
0.001〜1モル)程度、好ましくは0〜0.5モル
(例えば0.01〜0.5モル)程度である。
【0034】触媒として用いる周期表3族元素化合物の
使用量は、前記カルボン酸のオキシムエステル、エノー
ルエステル、無水物又はハライド1モルに対して、例え
ば、0.001〜0.5モル程度、好ましくは0.01
〜0.3モル程度である。反応温度は、例えば、−20
〜150℃、好ましくは0〜100℃、さらに好ましく
は10〜60℃程度である。反応時間は、例えば10分
〜48時間程度の範囲から適当に選択できる。反応は、
回分式、半回分式、連続式の何れの方法で行ってもよ
い。
【0035】本発明の方法では、反応により、原料とし
て用いたカルボン酸オキシムエステル、カルボン酸エノ
ールエステル、カルボン酸無水物又はカルボン酸ハライ
ドの1位に相当する炭素原子に2つのシアノ基及びトリ
アルキルシリルオキシ基が結合した対応するマロンニト
リル誘導体が生成する。なお、シアノトリアルキルシラ
ンの使用量を、前記カルボン酸のオキシムエステル、エ
ノールエステル、無水物又はハライド1モルに対して、
例えば0.8〜1.5モル程度用いた場合、反応温度や
反応時間を適宜設定することにより、下記式(9) R1COCN (9) (式中、R1は前記に同じ)で表されるシアン化アシル
化合物を優先して生成させることができる。
【0036】反応終了後、反応生成物は、慣用の方法、
例えば、濾過、濃縮、蒸留、抽出、晶析、再結晶、カラ
ムクロマトグラフィーなどの分離精製手段により、又は
これらを組み合わせることにより、容易に分離精製でき
る。
【0037】
【発明の効果】本発明の方法によれば、2位の炭素原子
にシリルオキシ基と種々の有機基等とが結合したマロン
ニトリル誘導体を金属やリンを多量に用いることなく温
和な条件で収率よく製造することができる。
【0038】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定
されるものではない。なお、反応生成物の分析はガスク
ロマトグラフィーにより行った。「OiPr」はイソプ
ロポキシ基、「thf」はテトラヒドロフランを示す。
【0039】実施例1 シクロヘキサノンオキシムアセテート1ミリモル、シア
ノトリメチルシラン2.5ミリモル、Cp* 2Sm(th
f)2 0.1ミリモル及びトルエン1mlの混合液を2
5℃で15時間攪拌した。その結果、2−メチル−2−
トリメチルシリルオキシマロンニトリルが収率88%、
シクロヘキサノンオキシムトリメチルシリルエーテルが
収率92%で得られた。なお、シクロヘキサノンオキシ
ムアセテートの転化率は92%であった。
【0040】実施例2 Cp* 2Sm(thf)2の代わりにヨウ化サマリウム(I
I)[SmI2]を0.1ミリモル用い、溶媒としてトル
エンの代わりにテトラヒドロフラン1ml用いた以外は
実施例1と同様の操作を行ったところ、2−メチル−2
−トリメチルシリルオキシマロンニトリルが収率61
%、シクロヘキサノンオキシムトリメチルシリルエーテ
ルが収率86%で得られた。なお、シクロヘキサノンオ
キシムアセテートの転化率は99%以上であった。
【0041】実施例3 Cp* 2Sm(thf)2の代わりにヨウ化サマリウム(I
II)[SmI3]を0.1ミリモル用い、溶媒としてト
ルエンの代わりにテトラヒドロフラン1ml用いた以外
は実施例1と同様の操作を行ったところ、2−メチル−
2−トリメチルシリルオキシマロンニトリルが収率48
%、シクロヘキサノンオキシムトリメチルシリルエーテ
ルが収率78%で得られた。なお、シクロヘキサノンオ
キシムアセテートの転化率は96%であった。
【0042】実施例4 Cp* 2Sm(thf)2の代わりに塩化サマリウム(II
I)[SmCl3]を0.1ミリモル用い、溶媒としてト
ルエンの代わりにテトラヒドロフラン1ml用いた以外
は実施例1と同様の操作を行ったところ、2−メチル−
2−トリメチルシリルオキシマロンニトリルが収率64
%、シクロヘキサノンオキシムトリメチルシリルエーテ
ルが収率63%で得られた。なお、シクロヘキサノンオ
キシムアセテートの転化率は79%であった。
【0043】実施例5 Cp* 2Sm(thf)2の代わりにサマリウムイソプロ
ポキシド(III)[Sm(OiPr)3]を0.1ミリモ
ル用い、溶媒としてトルエンの代わりにテトラヒドロフ
ラン1ml用いた以外は実施例1と同様の操作を行った
ところ、2−メチル−2−トリメチルシリルオキシマロ
ンニトリルが収率56%、シクロヘキサノンオキシムト
リメチルシリルエーテルが収率99%以上で得られた。
なお、シクロヘキサノンオキシムアセテートの転化率は
99%以上であった。
【0044】実施例6 Cp* 2Sm(thf)2の代わりにランタンイソプロポ
キシド(III)[La(OiPr)3]を0.1ミリモル
用い、溶媒としてトルエンの代わりにテトラヒドロフラ
ン1ml用いた以外は実施例1と同様の操作を行ったと
ころ、2−メチル−2−トリメチルシリルオキシマロン
ニトリルが収率86%、シクロヘキサノンオキシムトリ
メチルシリルエーテルが収率92%で得られた。なお、
シクロヘキサノンオキシムアセテートの転化率は99%
以上であった。
【0045】実施例7 Cp* 2Sm(thf)2の代わりにサマリウムイソプロ
ポキシド(II)[Sm(OiPr)2]を0.1ミリモ
ル用い、溶媒としてトルエンの代わりにテトラヒドロフ
ラン1ml用いた以外は実施例1と同様の操作を行った
ところ、2−メチル−2−トリメチルシリルオキシマロ
ンニトリルが収率88%、シクロヘキサノンオキシムト
リメチルシリルエーテルが収率96%で得られた。な
お、シクロヘキサノンオキシムアセテートの転化率は9
9%以上であった。
【0046】実施例8 アセトンオキシムバレレート1ミリモル、シアノトリメ
チルシラン2.5ミリモル、ランタンイソプロポキシド
(III)[La(OiPr)3]0.1ミリモル及びテト
ラヒドロフラン1mlの混合液を25℃で15時間攪拌
した。その結果、2−ブチル−2−トリメチルシリルオ
キシマロンニトリルが収率83%、アセトンオキシムト
リメチルシリルエーテルが収率63%で得られた。な
お、アセトンオキシムバレレートの転化率は99%以上
であった。
【0047】実施例9 アセトンオキシムバレレートの代わりにアセトンオキシ
ムイソブチレート1ミリモルを用いた以外は実施例8と
同様の操作を行ったところ、2−イソプロピル−2−ト
リメチルシリルオキシマロンニトリルが収率90%、ア
セトンオキシムトリメチルシリルエーテルが収率61%
で得られた。なお、アセトンオキシムイソブチレートの
転化率は99%以上であった。
【0048】実施例10 アセトンオキシムバレレートの代わりにアセトンオキシ
ムピバレート1ミリモルを用いた以外は実施例8と同様
の操作を行ったところ、2−t−ブチル−2−トリメチ
ルシリルオキシマロンニトリルが収率97%、アセトン
オキシムトリメチルシリルエーテルが収率47%で得ら
れた。なお、アセトンオキシムピバレートの転化率は9
9%以上であった。
【0049】実施例11 アセトンオキシムバレレートの代わりにシクロヘキサノ
ンオキシムベンゾエート1ミリモルを用いた以外は実施
例8と同様の操作を行ったところ、2−フェニル−2−
トリメチルシリルオキシマロンニトリルが収率89%、
シクロヘキサノンオキシムトリメチルシリルエーテルが
収率97%で得られた。なお、シクロヘキサノンオキシ
ムベンゾエートの転化率は99%以上であった。
【0050】実施例12 アセトンオキシムバレレートの代わりに酢酸イソプロペ
ニル1ミリモルを用いた以外は実施例8と同様の操作を
行ったところ、2−メチル−2−トリメチルシリルオキ
シマロンニトリルが収率12%で得られた。
【0051】実施例13 アセトンオキシムバレレートの代わりに塩化アセチル1
ミリモルを用いた以外は実施例8と同様の操作を行った
ところ、2−メチル−2−トリメチルシリルオキシマロ
ンニトリルが収率13%、2−メチル−2−アセトキシ
マロンニトリルが収率18%で得られた。
【0052】実施例14 アセトンオキシムバレレートの代わりに無水酢酸1ミリ
モルを用い、反応温度を50℃にした以外は実施例8と
同様の操作を行ったところ、2−メチル−2−トリメチ
ルシリルオキシマロンニトリルが収率74%で得られ
た。
【0053】実施例15 シクロヘキサノンオキシムベンゾエート1ミリモル、シ
アノトリメチルシラン1ミリモル、ランタンイソプロポ
キシド(III)[La(OiPr)3]0.1ミリモル及
びテトラヒドロフラン1mlの混合液を25℃で1時間
攪拌した。その結果、2−フェニル−2−トリメチルシ
リルオキシマロンニトリルが収率5%、ベンゾイルシア
ニドが収率32%、シクロヘキサノンオキシムトリメチ
ルシリルエーテルが収率41%で得られた。なお、シク
ロヘキサノンオキシムベンゾエートの転化率は64%で
あった。
【0054】実施例16 反応時間を15時間にした以外は実施例15と同様の操
作を行ったところ、2−フェニル−2−トリメチルシリ
ルオキシマロンニトリルが収率32%、ベンゾイルシア
ニドが収率3%、シクロヘキサノンオキシムトリメチル
シリルエーテルが収率53%で得られた。なお、シクロ
ヘキサノンオキシムベンゾエートの転化率は70%であ
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期表3族元素化合物の存在下、下記式
    (1) R1−COOH (1) (式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子又は有機基を
    示す)で表されるカルボン酸のオキシムエステル、エノ
    ールエステル、無水物又はハライドと、下記式(2) R2 3SiCN (2) (式中、R2はアルキル基を示し、3つのR2はそれぞれ
    異なっていてもよい)で表されるシアノトリアルキルシ
    ランとを反応させて、下記式(3) 【化1】 (式中、R1、R2は前記に同じ)で表されるマロンニト
    リル誘導体を生成させることを特徴とするマロンニトリ
    ル誘導体の製造法。
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