JP2001253429A - 収納ケース - Google Patents
収納ケースInfo
- Publication number
- JP2001253429A JP2001253429A JP2000065174A JP2000065174A JP2001253429A JP 2001253429 A JP2001253429 A JP 2001253429A JP 2000065174 A JP2000065174 A JP 2000065174A JP 2000065174 A JP2000065174 A JP 2000065174A JP 2001253429 A JP2001253429 A JP 2001253429A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage case
- plate
- upper plate
- sample
- bottom plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cartons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コストを抑えたままつぶれ難くすることがで
き、かつ廃棄物の増加を抑えることのできる収納ケース
のを提供することを目的とする。 【解決手段】 収納ケース1は、矩形の底板16及び矩
形の上板3を一定間隔をおいて対向配置し、上板3及び
底板16の周辺を前後左右の側板5、6、7、8で囲む
ことにより箱体51を形成し、底板15から延びた外側
板20を後側板6に重ね、外側板20から延びた蓋板2
2で上板3をカバー可能に厚紙を折り曲げることで構成
し、収納ケース1を押しつぶそうとする力に対して補強
となるように収納ケース1の四隅に補強フラップ10、
11、12、13を備えた。
き、かつ廃棄物の増加を抑えることのできる収納ケース
のを提供することを目的とする。 【解決手段】 収納ケース1は、矩形の底板16及び矩
形の上板3を一定間隔をおいて対向配置し、上板3及び
底板16の周辺を前後左右の側板5、6、7、8で囲む
ことにより箱体51を形成し、底板15から延びた外側
板20を後側板6に重ね、外側板20から延びた蓋板2
2で上板3をカバー可能に厚紙を折り曲げることで構成
し、収納ケース1を押しつぶそうとする力に対して補強
となるように収納ケース1の四隅に補強フラップ10、
11、12、13を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は収納ケースに係り、
さらに詳しくは、例えばあぶらとり紙を収納する携帯用
の収納ケースに関する。
さらに詳しくは、例えばあぶらとり紙を収納する携帯用
の収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】化粧くずれや脂肪のベタつきを直すもの
としてあぶらとり紙が知られている。このあぶらとり紙
は、化粧くずれや脂肪のベタつきが気になったとき、い
つでも使用することができるように収納ケースに入れて
携帯される。この収納ケースは使い捨て用のケースなの
で、低コストとするために一枚の厚紙を折り曲げて簡単
に形成されている。
としてあぶらとり紙が知られている。このあぶらとり紙
は、化粧くずれや脂肪のベタつきが気になったとき、い
つでも使用することができるように収納ケースに入れて
携帯される。この収納ケースは使い捨て用のケースなの
で、低コストとするために一枚の厚紙を折り曲げて簡単
に形成されている。
【0003】ところで、この収納ケースを携帯する際
に、収納ケースの上板及び底板に直交する押しつぶし力
が作用し易い。このため、収納ケースの側板が折れ曲が
って、収納ケースをつぶしてしまうことがある。収納ケ
ースをつぶれ難くするために、収納ケースの素材に樹脂
などのコーティング処理を施したりラミネート処理を施
して素材を厚く形成する手段や、硬質ケースで収納ケー
スを覆う手段が採用されている。 また、収納ケースが
つぶれてしまった場合には、軟質ケースで収納ケースを
覆うことにより収納ケースのつぶれた様を隠して美観を
良くする手段も採用されている。
に、収納ケースの上板及び底板に直交する押しつぶし力
が作用し易い。このため、収納ケースの側板が折れ曲が
って、収納ケースをつぶしてしまうことがある。収納ケ
ースをつぶれ難くするために、収納ケースの素材に樹脂
などのコーティング処理を施したりラミネート処理を施
して素材を厚く形成する手段や、硬質ケースで収納ケー
スを覆う手段が採用されている。 また、収納ケースが
つぶれてしまった場合には、軟質ケースで収納ケースを
覆うことにより収納ケースのつぶれた様を隠して美観を
良くする手段も採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、収納ケースの
素材を厚く形成した場合は、素材が硬くなるので収納ケ
ースの組立て作業性が低下し、加えて素材を厚くした分
だけ素材のコストも増加する。これらのことが、収納ケ
ースの製造コストが増加する要因になっていた。
素材を厚く形成した場合は、素材が硬くなるので収納ケ
ースの組立て作業性が低下し、加えて素材を厚くした分
だけ素材のコストも増加する。これらのことが、収納ケ
ースの製造コストが増加する要因になっていた。
【0005】また、硬質ケースや軟質ケースで収納ケー
スを覆う場合は、余分に手間がかかるので作業性が低下
し、加えて硬質ケースや軟質ケースの分だけ余分に素材
の原料コストも増加する。これらのことが、収納ケース
の製造コストが増加する要因になっていた。さらに、硬
質ケースや軟質ケースを使用する場合は、使用後にこれ
らのケースを廃棄処分にするので、廃棄物が増えるため
に環境の観点から好ましくないという問題もある。
スを覆う場合は、余分に手間がかかるので作業性が低下
し、加えて硬質ケースや軟質ケースの分だけ余分に素材
の原料コストも増加する。これらのことが、収納ケース
の製造コストが増加する要因になっていた。さらに、硬
質ケースや軟質ケースを使用する場合は、使用後にこれ
らのケースを廃棄処分にするので、廃棄物が増えるため
に環境の観点から好ましくないという問題もある。
【0006】この発明は、製造コストを抑えたままつぶ
れ難くくすることができ、かつ廃棄物の発生量の増加を
抑えることのできる収納ケースを提供して、上述の全て
の問題点を解消しようとするものである。
れ難くくすることができ、かつ廃棄物の発生量の増加を
抑えることのできる収納ケースを提供して、上述の全て
の問題点を解消しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
するために請求項1は、矩形の底板及び矩形の上板を一
定間隔をおいて対向配置し、これらの板の周辺を前後左
右の側板で囲むことにより箱体を形成し、底板から延び
た外側板を後側板に重ね、外側板から延びた蓋板で上板
をカバー可能に厚紙を折り曲げることで構成した収納ケ
ースであって、この収納ケースを押しつぶそうとする力
に対して補強となるように収納ケースの四隅に補強フラ
ップを備えたことを特徴とする。
するために請求項1は、矩形の底板及び矩形の上板を一
定間隔をおいて対向配置し、これらの板の周辺を前後左
右の側板で囲むことにより箱体を形成し、底板から延び
た外側板を後側板に重ね、外側板から延びた蓋板で上板
をカバー可能に厚紙を折り曲げることで構成した収納ケ
ースであって、この収納ケースを押しつぶそうとする力
に対して補強となるように収納ケースの四隅に補強フラ
ップを備えたことを特徴とする。
【0008】上記した本発明に係る収納ケースは、収納
ケースを押しつぶそうとする力に対して補強となるよう
に収納ケースの四隅に補強フラップを備えた。この補強
フラップで側板が外側に広がることを防ぎ、収納ケース
の四隅の強度を高めることができ、また、収納ケースの
四隅に補強フラップを備えるだけの構成で済むので、素
材の原料コストが増加することもない。
ケースを押しつぶそうとする力に対して補強となるよう
に収納ケースの四隅に補強フラップを備えた。この補強
フラップで側板が外側に広がることを防ぎ、収納ケース
の四隅の強度を高めることができ、また、収納ケースの
四隅に補強フラップを備えるだけの構成で済むので、素
材の原料コストが増加することもない。
【0009】請求項2は、前記箱体にあぶらとり紙を収
納し、あぶらとり紙の取出口を上板に形成し、前記底板
の左右辺に箱体の内部に向けて折り曲げた押出しフラッ
プを備え、この押出しフラップの復元力で箱体内のあぶ
らとり紙を上板に押し付けることを特徴とする。
納し、あぶらとり紙の取出口を上板に形成し、前記底板
の左右辺に箱体の内部に向けて折り曲げた押出しフラッ
プを備え、この押出しフラップの復元力で箱体内のあぶ
らとり紙を上板に押し付けることを特徴とする。
【0010】押出しフラップであぶらとり紙を取出口側
に押し付ける、いわゆるポップアップ式の収納ケースと
した。このため、あぶらとり紙の残りの枚数が少なくな
っても、あぶらとり紙を最後の一枚まで容易にかつ確実
に取り出すことができる。
に押し付ける、いわゆるポップアップ式の収納ケースと
した。このため、あぶらとり紙の残りの枚数が少なくな
っても、あぶらとり紙を最後の一枚まで容易にかつ確実
に取り出すことができる。
【0011】請求項3は、前記収納ケースは携帯用であ
ることを特徴とする。収納ケースを携帯する際に、四隅
に比較的大きな力がかかって収納ケースがつぶれること
が多いので、収納ケースの四隅に補強フラップを備えて
四隅の強度を高めた。
ることを特徴とする。収納ケースを携帯する際に、四隅
に比較的大きな力がかかって収納ケースがつぶれること
が多いので、収納ケースの四隅に補強フラップを備えて
四隅の強度を高めた。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図に基づいて本発明に係
る収納ケースの一実施の形態を詳説する。図1は本発明
に係る第1実施の形態の収納ケースを展開した素材の平
面図、図2は本発明に係る第1実施の形態を途中まで組
立てた状態を示す斜視図、図3は本発明に係る第1実施
の形態の蓋板を開いた状態を示す斜視図、図4は本発明
に係る第1実施の形態の蓋板を閉じた状態を示す斜視図
である。
る収納ケースの一実施の形態を詳説する。図1は本発明
に係る第1実施の形態の収納ケースを展開した素材の平
面図、図2は本発明に係る第1実施の形態を途中まで組
立てた状態を示す斜視図、図3は本発明に係る第1実施
の形態の蓋板を開いた状態を示す斜視図、図4は本発明
に係る第1実施の形態の蓋板を閉じた状態を示す斜視図
である。
【0013】図1に示す素材2は、第1実施の形態の収
納ケース1(図2に示す)を展開したものである。素材
2は、上板3の中央に取出口4を形成し、上板3の前後
左右辺にそれぞれ前後左右の側壁5、6、7、8を備
え、上板3と前側板5との境界に沿ってスリット9を形
成し、左右の側壁7、8の前後辺にそれぞれ補強フラッ
プ10、11、12、13を備え、左右の側壁7、8の
左右辺にそれぞれフラップ15、15を備え、前側板の
前辺に底板16を備え、底板16の左右辺にそれぞれ押
出しフラップ18、18を備え、底板16の前辺に外側
板20を備え、外側板20の前辺に蓋板22を備え、蓋
板22の前辺にスリット9に差込み可能な舌片23を備
え、後側板6に差込みフラップ24を備えた一枚の厚紙
である。
納ケース1(図2に示す)を展開したものである。素材
2は、上板3の中央に取出口4を形成し、上板3の前後
左右辺にそれぞれ前後左右の側壁5、6、7、8を備
え、上板3と前側板5との境界に沿ってスリット9を形
成し、左右の側壁7、8の前後辺にそれぞれ補強フラッ
プ10、11、12、13を備え、左右の側壁7、8の
左右辺にそれぞれフラップ15、15を備え、前側板の
前辺に底板16を備え、底板16の左右辺にそれぞれ押
出しフラップ18、18を備え、底板16の前辺に外側
板20を備え、外側板20の前辺に蓋板22を備え、蓋
板22の前辺にスリット9に差込み可能な舌片23を備
え、後側板6に差込みフラップ24を備えた一枚の厚紙
である。
【0014】この素材2は、左右の側板7、8を折線3
0、31で谷折りし、補強フラップ10、11、12、
13を折線32、33、34、35で谷折りし、またフ
ラップ15、15を折線37、38で谷折りし、押出し
フラップ18、18を折線40、41で谷折りし、前側
板5を折線42で谷折りし、蓋板22を折線43で谷折
りし、さらに舌片23を折線44で谷折りすることによ
り図2に示す収納ケース1を途中まで組み立てた状態に
なる。なお、この状態では上板3は下側に配置されてい
る。
0、31で谷折りし、補強フラップ10、11、12、
13を折線32、33、34、35で谷折りし、またフ
ラップ15、15を折線37、38で谷折りし、押出し
フラップ18、18を折線40、41で谷折りし、前側
板5を折線42で谷折りし、蓋板22を折線43で谷折
りし、さらに舌片23を折線44で谷折りすることによ
り図2に示す収納ケース1を途中まで組み立てた状態に
なる。なお、この状態では上板3は下側に配置されてい
る。
【0015】図2に示す収納ケース1は、後側板6を折
線46で谷折りし、差込みフラップ24を折線47で谷
折りするとともに底板16を折線48で谷折りし、底板
16と押出しフラップ18、18との間の隙間50、5
0に差込みフラップ24を差込むことで収納ケース1の
箱体51(図3に示す)を得る。この状態からさらに外
側板20を折線49で谷折りして、図3に示す蓋板22
を開けた状態を得る。なお、この状態では上板3は上側
に配置されている。
線46で谷折りし、差込みフラップ24を折線47で谷
折りするとともに底板16を折線48で谷折りし、底板
16と押出しフラップ18、18との間の隙間50、5
0に差込みフラップ24を差込むことで収納ケース1の
箱体51(図3に示す)を得る。この状態からさらに外
側板20を折線49で谷折りして、図3に示す蓋板22
を開けた状態を得る。なお、この状態では上板3は上側
に配置されている。
【0016】図2及び図3に示す収納ケース1は、矩形
の上板3及び矩形の底板16を一定間隔をおいて対向配
置し、上板3及び底板16の周辺を前後左右の側板5、
6、7、8で囲むことにより箱体51を形成し、底板1
6から延びた外側板20を後側板6に重ね、また外側板
6から延びた蓋板22で上板3をカバー可能に厚紙を折
り曲げることで構成し、この収納ケース2を押しつぶそ
うとする力に対して補強となるように収納ケース1の四
隅に補強フラップ10、11、12、13を備えた。
の上板3及び矩形の底板16を一定間隔をおいて対向配
置し、上板3及び底板16の周辺を前後左右の側板5、
6、7、8で囲むことにより箱体51を形成し、底板1
6から延びた外側板20を後側板6に重ね、また外側板
6から延びた蓋板22で上板3をカバー可能に厚紙を折
り曲げることで構成し、この収納ケース2を押しつぶそ
うとする力に対して補強となるように収納ケース1の四
隅に補強フラップ10、11、12、13を備えた。
【0017】収納ケース1の四隅に補強フラップ10、
11、12、13を備えることで、左右の側壁7、8を
外側に広がり難くすることができ、かつ側壁7、8及び
前後側壁5、6の強度を高めることができ、収納ケース
1をつぶれ難くすることができる。
11、12、13を備えることで、左右の側壁7、8を
外側に広がり難くすることができ、かつ側壁7、8及び
前後側壁5、6の強度を高めることができ、収納ケース
1をつぶれ難くすることができる。
【0018】また、収納ケース1に補強フラップ10〜
13を備えるだけなので、素材2のコストが増加するこ
ともない。従って、収納ケース1の製造コストが増加す
ることを抑えることができる。さらに、収納ケース1の
四隅に補強フラップ10〜13を備えただけなので、素
材2の使用量の増加は殆どなく、そのため廃棄物量の増
加を抑えることもできる。
13を備えるだけなので、素材2のコストが増加するこ
ともない。従って、収納ケース1の製造コストが増加す
ることを抑えることができる。さらに、収納ケース1の
四隅に補強フラップ10〜13を備えただけなので、素
材2の使用量の増加は殆どなく、そのため廃棄物量の増
加を抑えることもできる。
【0019】図3に示すように、収納ケース1は、押出
しフラップ18、18でフラップ15、15を上板3に
向けて押し上げ、箱体51に収納したあぶらとり紙52
を押出しフラップ18、18で上板3の取出口4側に押
し付ける。あぶらとり紙52を取出口4側に押し付ける
ポップアップ式の収納ケースとしたため、あぶらとり紙
52の残りの枚数が少なくなっても、あぶらとり紙52
を最後に一枚まで容易に取り出すことができる。
しフラップ18、18でフラップ15、15を上板3に
向けて押し上げ、箱体51に収納したあぶらとり紙52
を押出しフラップ18、18で上板3の取出口4側に押
し付ける。あぶらとり紙52を取出口4側に押し付ける
ポップアップ式の収納ケースとしたため、あぶらとり紙
52の残りの枚数が少なくなっても、あぶらとり紙52
を最後に一枚まで容易に取り出すことができる。
【0020】図4の収納ケース1は、蓋板22で上板3
を覆い、舌片23をスリット9に差込んで携帯可能にコ
ンパクトに折り畳んだ状態を示している。収納ケース1
を携帯する際には、四隅に比較的大きな力がかかって収
納ケース1がつぶれることが多い。そこで、本発明では
収納ケースの四隅に補強フラップ10〜13(図2参
照)を備えて四隅の強度を高め、携帯に好適な収納ケー
スとした。
を覆い、舌片23をスリット9に差込んで携帯可能にコ
ンパクトに折り畳んだ状態を示している。収納ケース1
を携帯する際には、四隅に比較的大きな力がかかって収
納ケース1がつぶれることが多い。そこで、本発明では
収納ケースの四隅に補強フラップ10〜13(図2参
照)を備えて四隅の強度を高め、携帯に好適な収納ケー
スとした。
【0021】つぎに、実施例及び比較例で収納ケースの
強度(すなわち、耐圧力)を比較した例を説明する。実
施例のサンプルは第1実施の形態の収納ケース1とし、
比較例のサンプルは第1実施の形態の収納ケース1から
補強フラップを取り除いた従来の収納ケースとした。
強度(すなわち、耐圧力)を比較した例を説明する。実
施例のサンプルは第1実施の形態の収納ケース1とし、
比較例のサンプルは第1実施の形態の収納ケース1から
補強フラップを取り除いた従来の収納ケースとした。
【0022】耐圧力の測定方法は、図5に示すように収
納ケースのサンプル1(比較例のサンプルは図示しな
い)を水平に配置し、サンプル1の上下方向から上下の
押圧部材55、56を矢印の方向に移動させ、上下の押
圧部材55、56でサンプル1を押圧する。そして、サ
ンプル1がつぶれた時の圧力を測定して、その測定値を
サンプルの耐圧力とした。
納ケースのサンプル1(比較例のサンプルは図示しな
い)を水平に配置し、サンプル1の上下方向から上下の
押圧部材55、56を矢印の方向に移動させ、上下の押
圧部材55、56でサンプル1を押圧する。そして、サ
ンプル1がつぶれた時の圧力を測定して、その測定値を
サンプルの耐圧力とした。
【0023】
【表1】
【0024】その結果を表に示す。なお、耐圧力の単位
はkg/cm2 である。実施例のサンプル1は耐圧力
3.8、サンプル2は耐圧力4.1、サンプル3は耐圧
力4.7、サンプル4は耐圧力3.6、サンプル5は耐
圧力5.7、サンプル6は耐圧力4.5、サンプル7は
耐圧力5.3、サンプル8は耐圧力4.9、サンプル9
は耐圧力4.6、サンプル10は耐圧力3.6である。
これら実施例のサンプル1〜10の耐圧力は平均値が
4.5である。
はkg/cm2 である。実施例のサンプル1は耐圧力
3.8、サンプル2は耐圧力4.1、サンプル3は耐圧
力4.7、サンプル4は耐圧力3.6、サンプル5は耐
圧力5.7、サンプル6は耐圧力4.5、サンプル7は
耐圧力5.3、サンプル8は耐圧力4.9、サンプル9
は耐圧力4.6、サンプル10は耐圧力3.6である。
これら実施例のサンプル1〜10の耐圧力は平均値が
4.5である。
【0025】一方、比較例のサンプル1は耐圧力1.
8、サンプル2は耐圧力1.8、サンプル3は耐圧力
2.0、サンプル4は耐圧力1.8、サンプル5は耐圧
力2.3、サンプル6は耐圧力1.6、サンプル7は耐
圧力1.6、サンプル8は耐圧力1.8、サンプル9は
耐圧力2.3、サンプル10は耐圧力1.9である。比
較例のサンプル1〜10の耐圧力は平均値が1.9であ
る。従って、第1実施の形態の収納ケース2は、従来の
収納ケースと比較して約2.3倍の強度(抵抗力)があ
ることが分かった。
8、サンプル2は耐圧力1.8、サンプル3は耐圧力
2.0、サンプル4は耐圧力1.8、サンプル5は耐圧
力2.3、サンプル6は耐圧力1.6、サンプル7は耐
圧力1.6、サンプル8は耐圧力1.8、サンプル9は
耐圧力2.3、サンプル10は耐圧力1.9である。比
較例のサンプル1〜10の耐圧力は平均値が1.9であ
る。従って、第1実施の形態の収納ケース2は、従来の
収納ケースと比較して約2.3倍の強度(抵抗力)があ
ることが分かった。
【0026】第2実施の形態を図6〜図7に基づいて説
明する。なお、第1実施の形態と同一部材については同
一符号を付して説明を省略する。図6に示す素材61
は、第2実施の形態の収納ケース60(図7に示す)を
展開したもので、前側壁5の左右片に補強フラップ6
2、63を備え、後側壁6の左右片に補強フラップ6
4、65を備えた一枚の厚紙である。
明する。なお、第1実施の形態と同一部材については同
一符号を付して説明を省略する。図6に示す素材61
は、第2実施の形態の収納ケース60(図7に示す)を
展開したもので、前側壁5の左右片に補強フラップ6
2、63を備え、後側壁6の左右片に補強フラップ6
4、65を備えた一枚の厚紙である。
【0027】この素材61は、補強フラップ62を折線
66で谷折りし、補強フラップ63を折線67で谷折り
し、補強フラップ64を折線68で谷折りし、補強フラ
ップ65を折線69で谷折りし、かつ第1実施の形態と
同様に折り曲げることにより、図7に示す収納ケース6
0を得る。
66で谷折りし、補強フラップ63を折線67で谷折り
し、補強フラップ64を折線68で谷折りし、補強フラ
ップ65を折線69で谷折りし、かつ第1実施の形態と
同様に折り曲げることにより、図7に示す収納ケース6
0を得る。
【0028】第2実施の形態の収納ケース60によれ
ば、図7に示すように補強フラップ62〜65を備える
ことで、左右の側壁7、8を外側に広がり難くし、左右
の側壁7、8及び前後側壁5、6の強度を高めることが
できる。従って、収納ケース60をつぶれ難くくするこ
とができ、収納ケース60は第1実施の形態と同様の効
果を得る。
ば、図7に示すように補強フラップ62〜65を備える
ことで、左右の側壁7、8を外側に広がり難くし、左右
の側壁7、8及び前後側壁5、6の強度を高めることが
できる。従って、収納ケース60をつぶれ難くくするこ
とができ、収納ケース60は第1実施の形態と同様の効
果を得る。
【0029】第3実施の形態を図8〜図9に基づいて説
明する。なお、第1実施の形態と同一部材については同
一符号を付して説明を省略する。図8に示す素材71
は、第3実施の形態の収納ケース70(図9に示す)を
展開したもので、左右の側壁7、8の後辺にそれぞれ補
強フラップ11、13を備え、左右のフラップ15、1
5の前辺にそれぞれ補強フラップ72、73を備えた一
枚の厚紙である。
明する。なお、第1実施の形態と同一部材については同
一符号を付して説明を省略する。図8に示す素材71
は、第3実施の形態の収納ケース70(図9に示す)を
展開したもので、左右の側壁7、8の後辺にそれぞれ補
強フラップ11、13を備え、左右のフラップ15、1
5の前辺にそれぞれ補強フラップ72、73を備えた一
枚の厚紙である。
【0030】この素材71は、補強フラップ11を折線
33で谷折りし、補強フラップ13を折線35で谷折り
し、補強フラップ72を折線74で谷折りし、補強フラ
ップ73を折線75で谷折りし、その他の板を第1実施
の形態と同様に折り曲げることにより、図9に示す収納
ケース70を得る。
33で谷折りし、補強フラップ13を折線35で谷折り
し、補強フラップ72を折線74で谷折りし、補強フラ
ップ73を折線75で谷折りし、その他の板を第1実施
の形態と同様に折り曲げることにより、図9に示す収納
ケース70を得る。
【0031】第3実施の形態の収納ケース70によれ
ば、図9に示すように補強フラップ11、13、72、
73を備えることで、左右の側壁7、8を外側に広がり
難くし、左右の側壁7、8及び前後側板5、6の強度を
高めることができる。従って、収納ケース70をつぶれ
難くくすることができ、収納ケース70は第1実施の形
態と同様の効果を得る。
ば、図9に示すように補強フラップ11、13、72、
73を備えることで、左右の側壁7、8を外側に広がり
難くし、左右の側壁7、8及び前後側板5、6の強度を
高めることができる。従って、収納ケース70をつぶれ
難くくすることができ、収納ケース70は第1実施の形
態と同様の効果を得る。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1による収納
ケースによれば、収納ケースを押しつぶそうとする力に
対して補強となるように収納ケースの四隅に補強フラッ
プを備えた。補強フラップで側板が外側に広がることを
防ぐことができる。従って、収納ケースの四隅の強度を
高め、収納ケースをつぶれ難くすることができる。
ケースによれば、収納ケースを押しつぶそうとする力に
対して補強となるように収納ケースの四隅に補強フラッ
プを備えた。補強フラップで側板が外側に広がることを
防ぐことができる。従って、収納ケースの四隅の強度を
高め、収納ケースをつぶれ難くすることができる。
【0033】また、収納ケースに補強フラップを備える
だけなので、素材のコストが増加することもない。従っ
て、収納ケースのコストを増加することを抑えることが
できる。さらに、収納ケースの四隅に補強フラップを備
えただけなので、素材の増加は殆どなく、また廃棄物量
の増加を抑えることもできる。
だけなので、素材のコストが増加することもない。従っ
て、収納ケースのコストを増加することを抑えることが
できる。さらに、収納ケースの四隅に補強フラップを備
えただけなので、素材の増加は殆どなく、また廃棄物量
の増加を抑えることもできる。
【0034】請求項2は、押出しフラップであぶらとり
紙を取出口側に押し付ける、いわゆるポップアップ式の
収納ケースとした。このため、あぶらとり紙の残りの枚
数が少なくなっても、あぶらとり紙を最後に一枚まで容
易に、かつ確実に取り出すことができる。従って、収納
ケースの使い勝手を向上させることができる。
紙を取出口側に押し付ける、いわゆるポップアップ式の
収納ケースとした。このため、あぶらとり紙の残りの枚
数が少なくなっても、あぶらとり紙を最後に一枚まで容
易に、かつ確実に取り出すことができる。従って、収納
ケースの使い勝手を向上させることができる。
【0035】請求項3は、収納ケースを携帯する際に、
四隅に比較的大きな力がかかって収納ケースがつぶれる
ことが多い。そこで、収納ケースの四隅に補強フラップ
を備えて四隅の強度を高め、携帯に好適な収納ケースと
した。
四隅に比較的大きな力がかかって収納ケースがつぶれる
ことが多い。そこで、収納ケースの四隅に補強フラップ
を備えて四隅の強度を高め、携帯に好適な収納ケースと
した。
【図1】本発明に係る第1実施の形態の収納ケースを展
開した素材の平面図である。
開した素材の平面図である。
【図2】本発明に係る第1実施の形態を途中まで組立て
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る第1実施の形態の蓋板を開けた状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る第1実施の形態の蓋板を閉じた状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る第1実施の形態の耐圧力を測定す
る方法を説明した図である。
る方法を説明した図である。
【図6】本発明に係る第2実施の形態の収納ケースを展
開した素材の平面図である。
開した素材の平面図である。
【図7】本発明に係る第2実施の形態を途中まで組立て
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図8】本発明に係る第3実施の形態の収納ケースを展
開した素材の平面図である。
開した素材の平面図である。
【図9】本発明に係る第3実施の形態を途中まで組立て
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
1、60、70…収納ケース 3…上板 4…取出口 5…前側板 6…後側板 7…左側壁 8…右側壁 10〜13、62〜65、72、73…補強フラップ 15…フラップ 16…底板 18…押出しフラップ 20…外側板 22…蓋板 51…箱体 52…あぶらとり紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 総一郎 大阪府大阪市東成区東小橋2丁目11番10号 株式会社資生堂ビューテック内 (72)発明者 川口 美里 大阪府大阪市東淀川区西淡路6丁目3番41 号 株式会社タイキ内 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB05 BA08 BC04 CC03 CD03 CD12 CF10 DA09 DA12 DA17 DA30 EA08 EA14
Claims (3)
- 【請求項1】 矩形の底板及び矩形の上板を一定間隔を
おいて対向配置し、これらの板の周辺を前後左右の側板
で囲むことにより箱体を形成し、底板から延びた外側板
を後側板に重ね、外側板から延びた蓋板で上板をカバー
可能に厚紙を折り曲げることで構成した収納ケースであ
って、 この収納ケースを押しつぶそうとする力に対して補強と
なるように収納ケースの四隅に補強フラップを備えたこ
とを特徴とする収納ケース。 - 【請求項2】 前記箱体にあぶらとり紙を収納し、あぶ
らとり紙の取出口を上板に形成し、前記底板の左右辺に
箱体の内部に向けて折り曲げた押出しフラップを備え、
この押出しフラップの復元力で箱体内のあぶらとり紙を
上板に押し付けることを特徴とする請求項1記載の収納
ケース。 - 【請求項3】 前記収納ケースは携帯用であることを特
徴とする請求項1又は請求項2記載の収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000065174A JP2001253429A (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | 収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000065174A JP2001253429A (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | 収納ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001253429A true JP2001253429A (ja) | 2001-09-18 |
Family
ID=18584748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000065174A Pending JP2001253429A (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | 収納ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001253429A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108910214A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-11-30 | 德清县钟管尚坝包装纸箱厂 | 多易碎品置放内盒 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10305832A (ja) * | 1997-05-06 | 1998-11-17 | Lintec Corp | 収納ケース |
-
2000
- 2000-03-09 JP JP2000065174A patent/JP2001253429A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10305832A (ja) * | 1997-05-06 | 1998-11-17 | Lintec Corp | 収納ケース |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108910214A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-11-30 | 德清县钟管尚坝包装纸箱厂 | 多易碎品置放内盒 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0239941Y2 (ja) | ||
JP2001253429A (ja) | 収納ケース | |
EP1770438B1 (en) | Packing box for photosensitive recording material | |
KR102034987B1 (ko) | 상자접기 판재부를 구비한 치킨박스 | |
JP2004268956A (ja) | 段ボール板製の包装箱 | |
JP2001287731A (ja) | 紙 箱 | |
JP3856949B2 (ja) | 紙葉類用容器 | |
DE60007793T2 (de) | Verpackung zum Transport von infektiösen Substanzen | |
JPH0839980A (ja) | ボックスファイル | |
CN216035664U (zh) | 单张可折叠板材以及收纳箱 | |
JPH0624336Y2 (ja) | 紙 箱 | |
JPH10262855A (ja) | ウエットティッシュ包装体 | |
JP2006160509A (ja) | 使い捨て紙製ゴミ箱 | |
JP3013280U (ja) | ペーパー組合わせ型ティッシュケース | |
JP3050669U (ja) | ティッシュペーパーボックス | |
JP2001002047A (ja) | 二つ折り可能な合成樹脂製トレー | |
JP3856950B2 (ja) | 紙葉類用容器 | |
JP2003012074A (ja) | ハンカチ収納具 | |
US20040026287A1 (en) | Moist eyeglass cleaner | |
JPH09221143A (ja) | フィルム収納箱 | |
JPH06286785A (ja) | ビデオカセット用カートン | |
TWM607535U (zh) | 吸油紙盒 | |
GB2280174A (en) | Carton blank | |
TWI308548B (en) | Package container and containing structure thereof | |
JPH0551782U (ja) | ティシュペーパ用包装箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090714 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090728 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100330 |