JP2001253130A - プリンタのキャリア - Google Patents

プリンタのキャリア

Info

Publication number
JP2001253130A
JP2001253130A JP2000069676A JP2000069676A JP2001253130A JP 2001253130 A JP2001253130 A JP 2001253130A JP 2000069676 A JP2000069676 A JP 2000069676A JP 2000069676 A JP2000069676 A JP 2000069676A JP 2001253130 A JP2001253130 A JP 2001253130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
printer
guide roller
rail member
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000069676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4604305B2 (ja
Inventor
Masutaka Mitsuyoshi
加能 三吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2000069676A priority Critical patent/JP4604305B2/ja
Publication of JP2001253130A publication Critical patent/JP2001253130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4604305B2 publication Critical patent/JP4604305B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタのキャリアが横移動する際の摺動に
伴う異音の発生を抑制する。 【解決手段】 キャリア本体の上端部にアーム部13を
設け、このアーム部13に、縦軸回りで回転可能な一対
のガイドローラ51,52を取り付ける。これらのガイ
ドローラ51,52を、板金製のレール部材14の前後
両側に配備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタのキャリ
アに関する。
【0002】
【従来の技術】図4にインクジェットプリンタなどのプ
リンタに用いられているキャリア1を概略で示してあ
る。このキャリア1では、水平に配備されたガイドロッ
ド2によってキャリア本体12の左右方向Wの往復移動
を案内させ、そのキャリア本体12の往復移動中に、キ
ャリア本体12に搭載した印字手段3の作用で用紙に印
字などの記録が行われる。また、キャリア本体12の横
移動経路に沿って板金製のレール部材4が配備されてい
ると共に、キャリア本体12の上端部に突出されたアー
ム部13に備わっている合成樹脂製の倒立U字状の係合
部14が、上記レール部材4の上縁部に摺動自在に係合
してキャリア本体12の前倒れなどを防いでいる。
【0003】このように、板金製のレール部材4の上縁
部に、合成樹脂製の倒立U字状の係合部14を摺動自在
に係合させておくと、キャリア1が左右方向Wに移動し
たときにレール部材4と係合部14との摺動に伴う異音
がが発生する。そこで、従来は、摺動性を改善するため
にレール部材4や係合部14にグリース類を塗布して異
音の発生を抑制するようにしていた。
【0004】一方、特公昭56−43039号公報に
は、2本の平行な案内レールに、キャリアに取り付けた
案内車輪を当てておくことによって、キャリアを高速で
移動させるようにしたプリンタキャリアについての記載
がある。また、特開昭60−230883号公報には、
キャリアの走行を2本のガイドシャフトによって案内す
るようにしたプリンタのキャリアについての記載があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グリー
ス類を塗布して異音の発生を抑制するという対策では、
グリース切れなどによって異音抑制効果が低下するの
で、長期間の使用によって次第に異音が発生しやすくな
ってくる。
【0006】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、グリース類の塗布を行わずに異音の発生を抑制す
ることができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリンタの
キャリアは、印字手段を搭載して横移動されるキャリア
本体の上端部に縦軸回りで回転可能な一対のガイドロー
ラが取り付けられていると共に、これらのガイドローラ
が、上記キャリア本体の横移動経路に沿って配備された
板金製のレール部材の前後両側に配備されている、とい
うものである。
【0008】また、本発明に係るプリンタのキャリア
は、印字手段を搭載して横移動されるキャリア本体の上
端部に縦軸回りで回転可能なガイドローラが取り付けら
れていると共に、このガイドローラに間隔を隔てて対向
配置された摺動部が設けられ、上記ガイドローラと上記
摺動部とが、上記キャリア本体の横移動経路に沿って配
備された板金製のレール部材の前後両側に振り分けて配
備されている、というものである。
【0009】これらの各発明によると、キャリアの横移
動中に、ガイドローラがレール部材に接触して転動する
ので、冒頭で説明したような係合部がレール部材と摺動
する場合に比べて異音の発生が抑制される。特に、一対
のガイドローラがレール部材の前後両側に配備されてい
るものでは、レール部材に対する摺動部分がなくなるの
で、摺動に伴う異音の発生が皆無になる。
【0010】本発明では、上記キャリア本体の上端部
に、上記レール部材の上方を横切って突出されたアーム
部が連設され、このアーム部に具備された丸孔状の軸受
孔に、上記ガイドローラと一体の回転軸が回転可能に嵌
合されていることが望ましい。これによると、ガイドロ
ーラが回転軸に対して回転するという構成を採用する必
要がなくなり、それだけ価格が安くつく。
【0011】本発明では、上記回転軸の端部に拡縮径可
能でかつ拡径方向に弾発付勢された弾性片が具備され、
この弾性片に、上記回転軸が嵌合された上記軸受孔の孔
縁に摺動可能に係合する突起が設けられていることが望
ましい。これによると、回転軸を軸受孔に嵌合させると
きに、弾性片を縮径させながら突起を軸受孔に挿入した
後、その突起を軸受孔に貫挿すると、弾性片が拡径して
突起が軸受孔の孔縁に摺動可能に係合する。そのため、
アーム部に対するガイドローラの組付け性が向上する。
【0012】上記回転軸の端部が筒状に形成されてお
り、上記弾性片が、筒状の上記回転軸の端部の2箇所に
軸方向の割溝を形成することによってその回転軸に具備
されていることが望ましい。これによれば、回転軸や弾
性片を合成樹脂で一体成形することができるので、それ
だけ価格が安くつく。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態によるキ
ャリアの要部の概略側面図である。同図において、13
はキャリア本体12の上端部に連設されたアーム部(図
4参照)であり、このアーム部13に、一対のガイドロ
ーラ51,52が回転軸53,54を介して取り付けら
れている。回転軸53,54は垂直軸線を有している。
そのため、ガイドローラ51,52は縦軸回りで回転可
能である。上記回転軸53,54はアーム部13に具備
された丸孔状の2つの軸受孔15,16に回転可能に嵌
合されている。そして、一方側のガイドローラ51がレ
ール部材4の前側に配備され、他方側のガイドローラ5
2がレール部材4の後側に配備されていて、キャリア1
が左右方向に往復移動するときには、これらのガイドロ
ーラ51,52がレール部材4に接触して転動するよう
になっている。したがって、レール部材4にグリース類
を塗布しておかなくても、冒頭で説明した摺動に伴う異
音が発生しない。
【0014】図3に示した分解斜視図で判るように、そ
れぞれのガイドローラ51,52の回転軸53,54は
それらの上側の端部が筒状に形成されていて、その筒状
の端部の周方向2箇所に軸方向の割溝55,55が形成
されていると共に、それらの割溝55,55で挟まれた
部分が弾性片56,56として形成されている。そし
て、それらの弾性片56,56に、上面が傾斜ガイド面
57,57に形成された突起58,58が一体に設けら
れている。
【0015】このため、たとえば回転軸53を軸受孔1
5に矢印aのように挿入するときには、突起58の傾斜
ガイド面57が軸受孔15の下端孔縁により押されて弾
性片56がそれ自体の弾性に抗して縮径し、突起58が
軸受孔16に貫挿されると、弾性片56がそれ自体の弾
性により拡径して突起58が軸受孔16の上端孔縁に摺
動自在に係合する。他方の回転軸54を軸受孔16に矢
印bのように挿入するときも同様である。したがって、
ガイドローラ51,52をアーム部13に取り付けると
きには、回転軸53,54を軸受孔15,16に挿入す
る作業を行うだけで済む。
【0016】図2は本発明の他の実施形態によるキャリ
アの要部の概略側面図である。同図において、図1のも
のと異なる点は、図1においてレール部材4の後側に配
備されているガイドローラ52などを省略し、その代わ
りに、アーム部13の端部に、レール部13の後側に配
備された摺動部18を一体に設けた点だけである。これ
によっても、レール部13の前側のガイドローラ51が
レール部13に接触して転動するので、摺動部18がレ
ール部13と摺動するとしても、冒頭で説明した従来の
ものに比べると、摺動に伴う異音の発生が抑制される。
【0017】その他の事項は図1で説明したところと同
様である。したがって、説明の重複を避けるため、同一
又は相応する部分に同一符号を付してある。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、プリン
タのキャリアにおいて、印字手段を搭載して横移動され
るキャリア本体の上端部に、レール部に接触して転動す
るガイドローラを設けてあるので、レール部などにグリ
ース類の塗布を行わずに異音の発生を抑制することがで
きるようになる。また、請求項3のように構成すると、
ガイドローラと回転軸とを一体に成形することができる
のでコスト安となり、さらに、請求項4や請求項5のよ
うに構成すると、ガイドローラの組付け性が向上して製
作コストが安くつくという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるキャリアの要部の概略
側面図である。
【図2】本発明の他の実施形態によるキャリアの要部の
概略側面図である。
【図3】ガイドローラやアーム部を示した分解斜視図で
ある。
【図4】プリンタに採用されているキャリアの概略部分
斜視図である。
【符号の説明】
3 印字手段 4 レール部材 12 キャリア本体 13 アーム部 15,16 軸受孔 18 摺動部 51,52 ガイドローラ 53,54 回転軸 55 割溝 56 弾性片 58 突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字手段を搭載して横移動されるキャリ
    ア本体の上端部に縦軸回りで回転可能な一対のガイドロ
    ーラが取り付けられていると共に、これらのガイドロー
    ラが、上記キャリア本体の横移動経路に沿って配備され
    た板金製のレール部材の前後両側に配備されていること
    を特徴とするプリンタのキャリア。
  2. 【請求項2】 印字手段を搭載して横移動されるキャリ
    ア本体の上端部に縦軸回りで回転可能なガイドローラが
    取り付けられていると共に、このガイドローラに間隔を
    隔てて対向配置された摺動部が設けられ、上記ガイドロ
    ーラと上記摺動部とが、上記キャリア本体の横移動経路
    に沿って配備された板金製のレール部材の前後両側に振
    り分けて配備されていることを特徴とするプリンタのキ
    ャリア。
  3. 【請求項3】 上記キャリア本体の上端部に、上記レー
    ル部材の上方を横切って突出されたアーム部が連設さ
    れ、このアーム部に具備された丸孔状の軸受孔に、上記
    ガイドローラと一体の回転軸が回転可能に嵌合されてい
    る請求項1又は請求項2に記載したプリンタのキャリ
    ア。
  4. 【請求項4】 上記回転軸の端部に拡縮径可能でかつ拡
    径方向に弾発付勢された弾性片が具備され、この弾性片
    に、上記回転軸が嵌合された上記軸受孔の孔縁に摺動可
    能に係合する突起が設けられている請求項3に記載した
    プリンタのキャリア。
  5. 【請求項5】 上記回転軸の端部が筒状に形成されてお
    り、上記弾性片が、筒状の上記回転軸の端部の2箇所に
    軸方向の割溝を形成することによってその回転軸に具備
    されている請求項4に記載したプリンタのキャリア。
JP2000069676A 2000-03-14 2000-03-14 プリンタのキャリア Expired - Fee Related JP4604305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000069676A JP4604305B2 (ja) 2000-03-14 2000-03-14 プリンタのキャリア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000069676A JP4604305B2 (ja) 2000-03-14 2000-03-14 プリンタのキャリア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001253130A true JP2001253130A (ja) 2001-09-18
JP4604305B2 JP4604305B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=18588513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000069676A Expired - Fee Related JP4604305B2 (ja) 2000-03-14 2000-03-14 プリンタのキャリア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4604305B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230650U (ja) * 1985-08-09 1987-02-24
JPH0524368U (ja) * 1991-03-04 1993-03-30 株式会社沖情報システムズ 印字装置
JPH0529768U (ja) * 1991-09-26 1993-04-20 株式会社沖情報システムズ プリンタ
JPH0749078Y2 (ja) * 1989-11-15 1995-11-13 神鋼電機株式会社 電磁クラッチ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230650U (ja) * 1985-08-09 1987-02-24
JPH0749078Y2 (ja) * 1989-11-15 1995-11-13 神鋼電機株式会社 電磁クラッチ
JPH0524368U (ja) * 1991-03-04 1993-03-30 株式会社沖情報システムズ 印字装置
JPH0529768U (ja) * 1991-09-26 1993-04-20 株式会社沖情報システムズ プリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4604305B2 (ja) 2011-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002514489A (ja) 掃除機
JP2001253130A (ja) プリンタのキャリア
JP6707011B2 (ja) 運動案内装置及び搬送装置
US5174036A (en) Multi-functional ruler
JP4283465B2 (ja) 格納式フック装置
JPS5973B2 (ja) 印字装置特に卓上スタンプ装置
JP5932115B1 (ja) ローラ支持用ブラケット調整機構およびレール走行車両
JP4328553B2 (ja) 巻取りリール
JP2004125971A (ja) レンズ鏡筒
JP2000255324A (ja) コンソールのスライド支持装置
JP2008232232A (ja) 有限直線運動装置
WO2022239569A1 (ja) 転動案内装置
JPH04115953A (ja) インクジェットプリンタ
JPH08197790A (ja) プリンタのプラテン保持装置
KR100837953B1 (ko) 조향장치의 랙바아 지지요크구조
KR950000407A (ko) 라인 열 프린터
JPH0546971Y2 (ja)
JPH06102417B2 (ja) シートスライド装置のガイドローラ
JP2004338105A (ja) 記録装置
KR200181354Y1 (ko) 수납장용 회전식 프레임의 회전가이드 구조
JPH10169651A (ja) スライド装置
KR100401552B1 (ko) 차량용 슬라이딩 도어의 하부구조
KR100452246B1 (ko) 자동차의 트레이
JP2003072178A (ja) 記録装置
KR900005411Y1 (ko) 연속소둔 라인의 조향 롤(Roll)장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees