JP2001253029A - 積層フィルム - Google Patents

積層フィルム

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JP2001253029A
JP2001253029A JP2000067980A JP2000067980A JP2001253029A JP 2001253029 A JP2001253029 A JP 2001253029A JP 2000067980 A JP2000067980 A JP 2000067980A JP 2000067980 A JP2000067980 A JP 2000067980A JP 2001253029 A JP2001253029 A JP 2001253029A
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Kazuyuki Watanabe
和幸 渡辺
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Showa Denko Plastic Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーラントフィルムとして用いた時、開封性
に優れ、白化性、水蒸気バリヤー性およびシール強度の
安定性に優れる食品包装材料および医療用包装材料とし
て好適な積層フィルムを提供する。 【解決手段】 (A)シングルサイト触媒を用いて製造
される直鎖状ポリエチレン 50〜70質量%、スチレ
ン系樹脂 25〜45質量%及びスチレン含有量が50
〜70質量%であるスチレン−共役ジエン誘導体 2〜
15質量%を含む樹脂組成物からなる層と、(B)直鎖
状ポリエチレンからなる層との少なくとも2層からなる
積層フィルムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーラントフィル
ムとして用いた時、開封性に優れ、白化性、水蒸気バリ
ヤー性およびシール強度の安定性に優れる食品包装材料
および医療用包装材料として好適な積層フィルムに関す
る。特に、血糖値測定電極用包装体などのローレットシ
ールを行う包装体のシーラントフィルムとして好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリプロピレンフィルムは、安価
で、耐熱性、耐薬品性及び易ヒートシール性などの特徴
を生かし各種食品包装材料や各種医療用包装材料として
用いられている。食品包装においては、アルミ箔や塩化
ビニリデン樹脂およびエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂鹸化物等をガスバリヤー層とし、ポリアミド樹脂層お
よびポリエステル樹脂層等と組み合わせ、ヒートシール
層にポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィ
ン系樹脂が用いられている。一方、医療用包装において
も同様にヒートシール層としてポリオレフィン系樹脂が
用いられている。
【0003】易開封性のシーラントフィルムとしては、
ポリオレフィン系樹脂にスチレンをグラフト重合した樹
脂(特開昭56−136833号公報、特開昭56−1
80502号公報、特開昭56−127613号公報、
特開昭57−185309号公報、特開昭61−155
413号公報、特開平5−29045号公報等)が提案
されている。また、血糖値測定電極用包装体などのロー
レットシールを行う包装体のシーラントフィルムとして
は、低融点のポリプロピレンに直鎖状ポリエチレンを混
合した樹脂組成物をシーラント層とし、この層に基材層
としてホモポリプロピレンを積層したものが用いられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者で
はコストが高く経済的でないとか、引張り伸びが小さい
ので機械的強度に劣る、水蒸気バリヤー性に劣るなどの
問題があった。また、後者では、ヒートシール強度が高
く開封しづらいとか、ヒートシール温度の許容幅が狭く
作業性に劣るという問題があった。本発明の目的は従来
のものより、開封性に優れ、白化性、水蒸気バリヤー性
およびシール強度の安定性に優れ、MD方向とTD方向
の引き裂き性に優れ、ローレットシールに適合する食品
包装材料および医療用包装材料として好適な積層フィル
ムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
重ねた結果、特定の樹脂組成物を直鎖状ポリエチレンに
積層することにより上記目的を達成しうることを見いだ
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、(A)シングルサイト触媒を用いて
製造される直鎖状ポリエチレン 50〜70質量%、ス
チレン系樹脂 25〜45質量%及びスチレン含有量が
50〜70質量%であるスチレン−共役ジエン誘導体
2〜15質量%を含む樹脂組成物からなる層と、(B)
直鎖状ポリエチレンからなる層との少なくとも2層から
なる積層フィルムを提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における(A)層を構成す
る樹脂組成物のうち、シングルサイト触媒を用いて製造
される直鎖状ポリエチレン(以下「SLLD」という)
としては、複数の配位子を有するメタロセン系重合触媒
で得られるものであり低温ヒートシール性、透明性に優
れる直鎖状ポリエチレンが挙げられる。SLLDは、エ
チレンと炭素数3〜20のα−オレフィンから選択され
た少なくとも1種との共重合体である。α−オレフィン
としては、好ましくは3〜12であり、具体的にはプロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−
ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、
1−ドデセンなどが挙げられる。共重合体に占めるα−
オレフィンの含有量は、通常30モル%以下、好ましく
は3〜20モル%である。本発明に用いるSLLDの密
度(JIS K7112に準拠して測定)としては、
0.890〜0.935g/cm3が好ましく、より好
ましくは0.900〜0.933g/cm3であり、特
に好ましくは0.910〜0.931g/cm3であ
る。また、メルトフローレート(JIS K7210に
準拠し温度190℃、荷重21.18Nの条件で測定)
(以下「MFR」という)としては、1〜10g/10
分が好ましく、より好ましくは2〜8g/10分であ
り、特に好ましくは2.5〜5g/10分である。
【0007】本発明におけるスチレン系樹脂としては、
スチレン及びその誘導体並びに共重合可能な他のモノマ
ーを塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合等の重合
方法でラジカル重合またはイオン重合によって得られる
ものが挙げられる。スチレン及びその誘導体の例として
は、スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン等
が挙げられる。共重合可能な他のモノマーの例として
は、スチレンモノマーとアクリロニトリル、不飽和ニト
リル、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステ
ル、無水マレイン酸ビニルモノマーなどのα、β−モノ
オレフィン性不飽和カルボン酸または酸無水物あるいは
そのエステル等のビニルモノマー等が挙げられる。他の
例としては、ジエン系エラストマーとポリスチレンとの
混合物、ジエン系エラストマーにスチレン系モノマーを
グラフト重合した樹脂等の耐衝撃性ポリスチレンなどが
挙げられる。これらの中でも、スチレン系モノマーの単
独重合体が好ましい。
【0008】本発明におけるスチレン−共役ジエン誘導
体としては、スチレン系モノマーと共役ジエンとのラン
ダム共重合体、ブロック共重合体及びこれらの水素添加
共重合体が挙げられる。該スチレン−共役ジエン誘導体
は、スチレン系モノマーと1種または2種以上のα−オ
レフィンとのランダムまたはブロック共重合体も含むも
のである。共役ジェンとしては、例えばブタジエン、イ
ソプレン、2−エチルブタジエンなどの炭素数4〜15
の共役ジエンが挙げられる。α−オレフィンとしては、
エチレン、プロピレン、ブチレンなどの炭素数2〜12
のα−オレフィンが挙げられる。本発明のスチレン−共
役ジェン誘導体は、無水マレイン酸、(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸エステル、グリシジル(メタ)
アクリレートなどにより変性されたものであってもよ
い。これらの中でも、スチレン系モノマーと共役ジエン
とのランダム共重合体、ブロック共重合体またはこれら
の水素添加共重合体が熱安定性に優れ好ましい。水素添
加率は、一般に50%以上であり、好ましくは60%以
上、より好ましくは70%以上のものがよい。具体的に
は、スチレン−エチレン・ブチレン共重合体(SE
B)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン・プロピ
レン共重合体(SEP)、スチレン−エチレン・プロピ
レン−スチレンブロック共重合体(SEPS)が挙げら
れる。 これらの中でも、SEBSおよびSEPSが特
に好ましい。以上のスチレン−共役ジェン誘導体のスチ
レン含有量は50〜70質量%であり、好ましくは55
〜70質量%、より好ましくは60〜69質量%であ
る。スチレン含有量が50質量%未満では開封性、白化
性に劣る。一方、70質量%を超えるとローレットシー
ル性に劣り好ましくない。
【0009】本発明の(A)層に占めるSLLDの組成
割合は50〜70質量%であり、48〜68質量%が好
ましく、とりわけ50〜68質量%が好適である。SL
LDの組成割合が50質量%未満ではヒートシール強度
及びローレットシール性に劣る。一方、70質量%を超
えると白化性、ヒートシール強度が強すぎる、あるいは
ローレットシール性及び引裂き性が劣るなどの問題があ
り好ましくない。
【0010】本発明の(A)層に占めるスチレン系樹脂
の組成割合は25〜45質量%であり、28〜42質量
%が好ましく、とりわけ30〜40質量%が好適であ
る。スチレン系樹脂の組成割合が25質量%未満ではヒ
ートシール強度が強すぎるとか白化性に劣るなどの問題
がある。一方、45質量%を超えると水蒸気バリヤー性
及びローレットシール性が劣り好ましくない。
【0011】本発明の(A)層に占めるスチレン−共役
ジエン誘導体の組成割合は2〜15質量%であり、3〜
10質量%が好ましく、とりわけ4〜8質量%が好適で
ある。スチレン−共役ジエン誘導体の組成割合が2質量
%未満では白化性、ローレットシール性等が劣る。一
方、15質量%を超えると水蒸気バリヤー性及びローレ
ットシール性が劣り好ましくない。
【0012】一方、本発明における(B)直鎖状ポリエ
チレンとしては、特に制限はなくシングルサイト系触媒
またはチーグラー系触媒を用いて製造されるもの等いず
れも用いることができる。この直鎖状ポリエチレンとし
ては、エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンから
選択された少なくとも1種との共重合体が挙げられる。
α−オレフィンとしては、好ましくは炭素数が3〜12
のものであり、具体的にはプロピレン、1−ブテン、1
−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンなどが挙
げられる。共重合体に占めるα−オレフィンの含有量
は、通常30モル%以下、好ましくは3〜20モル%で
ある。直鎖状ポリエチレンの密度としては、0.890
〜0.935g/cm3のものが好ましい。より好まし
くは、0.900〜0.932g/cm3であり、特に
好ましくは0.910〜0.930g/cm3である。
また、MFRとしては、1〜10g/10分が好まし
く、より好ましくは2〜8g/10分であり、特に好ま
しくは2.5〜5g/10分である。本発明に用いる直
鎖状ポリエチレンとしては、(A)層で用いるSLLD
が白化性、ローレットシール性、引裂性などに優れるの
で特に好ましい。
【0013】本発明を構成する(A)層の樹脂組成物お
よび(B)層の直鎖状ポリエチレンに対しては、熱可塑
性樹脂に慣用の他の添加剤(例えば、酸化防止剤、耐候
性安定剤、帯電防止剤、滑剤、ブロックキング防止剤、
防曇剤、染料、顔料、オイル、ワックス、充填剤等)や
その他の熱可塑性樹脂を本発明の目的を損なわない範囲
で適宜量配合できる。例えば、このような添加剤の例と
しては、酸化防止剤として2,5−ジ−t−ブチルハイ
ドロキノン、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル、4,4’−チオビス−(6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェノール)、オクタデシル−3−(3’,
5’−ジ−t−ブチル−1’−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート、4,4’−チオビス−6−ブチルフェノ
ール)、紫外線吸収剤としてはエチル−2−シアノ−
3,3’−ジフェニルアクリレート、2−(2’−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、可塑剤
としてフタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、ワック
ス、流動パラフィン、りん酸エステル、帯電防止剤とし
てはペンタエリスリットモノステアレート、ソルビタン
モノパルミテート、硫酸化オレイン酸、ポリエチレンオ
キシド、カーボンワックス、滑剤としてエチレンビスス
テアロアミド、ブチルステアレート等、着色剤としてカ
ーボンブラック、フタロシアニン、キナクリドン、イン
ドリン、アゾ系顔料、酸化チタン、ベンガラ等、充填剤
としてグラスファイバー、アスベスト、マイカ、ワラス
トナイト、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、炭
酸カルシウム、また、他の多くの高分子化合物も本発明
の作用効果が阻害されない程度にブレンドすることもで
きる。
【0014】本発明の樹脂組成物を得る方法としては特
に制限されるものはなく、公知の混合方法を使用でき
る。例えば、ミキシングロール、バンバリミキサー、ヘ
ンシェル、タンブラー、リボンブレンダー等の混合機で
各成分を混合した後、押出機を用いペレット化する方法
等が挙げられる。本発明の積層フィルムは、上記(A)
層と(B)層との少なくとも2層からなるフィルムであ
る。(A)層だけの単層フィルムでは白化性及びシール
強度が発現しないなどの問題が生じる。(A)層に
(B)層を積層することにより始めてかかる効果が発現
するものである。積層方法については、共押出し成形
法、共押出しラミネーション法などの公知の方法を用い
ることができる。本発明のフィルムの厚みについては、
通常20〜70μmであり、好ましくは25〜60μm
であり、特に好ましくは30〜55μmである。厚みが
20μm未満では耐衝撃強度、ヒートシール強度及び水
蒸気透過性に劣る。一方、80μmを超えると開封性、
白化性等に劣り好ましくない。本発明における(A)層
と(B)層の厚み比率は、(A)層/(B)層=1/9
〜9/1であり、好ましくは1.5/8.5〜8.5/
1.5であり、より好ましくは2/8〜8/2である。
層構成に関しては、(A)層/(B)層の2種2層及び
(A)層/(B)層/(A)層の2種3層が好ましい。
また、本発明の目的を損なわない範囲で他のポリオレフ
ィン系樹脂層をさらに積層して用いてもよい。
【0015】本発明の積層フィルムには、公知のドライ
ラミネート成形機等を用い、さらにアルミ箔、金属蒸着
フィルム、酸化珪素蒸着フィルム、塩化ビニルデン樹脂
およびエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物などのガス
バリヤー層、ポリエステル樹脂層、ポリアミド樹脂層お
よびポリカーボネート樹脂層など、その他の材料を積層
し用いることができる。
【0016】
【実施例】 以下、本発明
を実施例によりさらに詳しく説明する。なお、本発明で
用いた各種物性の測定方法を以下に示す。 シール強度 オリエンテック社製引張試験機(RTA−100型)を
用いて、引張速度300mm/分の条件で180度剥離
強度を測定した。 白化性 シール強度測定後の剥離部を目視観察し、以下の3段階
で評価した。 ○ ・・・ 十分白化しており、白化の確認が容易 △ ・・・ 薄すらと白化しており、確認しずらい。 × ・・・ 全く白化していない 外観 シール強度測定後の剥離部について、毛羽立ちの有無を
目視により次の3段階で評価した。 ○ ・・・ 毛羽立ちが認められない △ ・・・ 部分的に毛羽立ちが認められる × ・・・ 毛羽立ち現象が著しく外観が劣る 水蒸気透過量 ASTM E96に準拠し、水蒸気透過試験機(モダン
コントロール社製「PERMATRAN−W」)を用い
て、温度37.8℃、相対湿度90%の条件で測定し
た。 エレメンドルフ引裂き強度 JIS Z1702に準拠し、MD及びTDについて測
定した。
【0017】また、使用した材料を以下に示す。 [(A)層成分樹脂] (直鎖状ポリエチレン) SL1:日本ポリオレフィン社製直鎖状ポリエチレン
「商品名:ハーモレックスLL NC574R」(MF
R;3.5g/10分、密度;0.921g/cm 3) SL2:日本ポリオレフィン社製直鎖状ポリエチレン
「商品名:ハーモレックスLL NC489A」(MF
R;3.5g/10分、密度;0.930g/cm 3) また、比較例用として以下の2種を用いた。 LD1:日本ポリオレフィン社製低密度ポリエチレン
「商品名:ジェイレックスLD JH606N」(MF
R;7.0g/10分、密度;0.918g/cm 3) (スチレン系樹脂)エー・アンド・エムスチレン社製ポ
リスチレン「商品名:スタイロン685」(MFR[I
SO R1133に準拠して測定];2.1g/10
分) (スチレン−共役ジエン誘導体) SE1:旭化成工業社製SEBS「商品名:タフテック
L509」(スチレン含有量;67質量%) また、比較例用として以下のものを用いた。 SE2:旭化成工業社製SEBS「商品名:タフテック
L509」(スチレン含有量;32質量%) [(B)層成分樹脂] LL:日本ポリオレフィン社製直鎖状ポリエチレン「商
品名:ジェイレックスLL A820FS」 比較用として、以下の2種を用いた。 LD2:日本ポリオレフィン社製低密度ポリエチレン
「商品名:ジェイレックスLD JH536N」 PP:日本ポリオレフィン社製ホモポリプロピレン「商
品名:ジェイアロマーPC600S」
【0018】実施例1〜9、比較例1〜4 [混練処理]表1に示す種類及び配合量でタンブラーで
混合した後、二軸押出機(神戸製鋼所社製;KTX37
型)を用いて温度190〜210℃で混練し、ペレット
にした。 [Tダイ成形]得られた各ペレットを、Tダイフィルム
成形機(東芝機械社製;口径65mmφ、ダイス幅1,
300mm)を用いて、ダイス温度250℃で総厚みを
適宜変更し積層フィルムを作製した。なお、層構成は
(A)層/(B)層からなる2種2層で行った。得られ
た積層フィルムについて引裂強度及び水蒸気透過量を測
定した。次に、各積層フィルムの(B)層面に、厚み1
2μmのポリエステルをドライラミネート法で積層し
た。 [ヒートシール]テスター産業社製ヒートシーラーを用
い、凹凸傾斜角度が55度の綾目形状ヒートシールバー
で圧力0.2MPa、時間1秒で、(A)層面同士をヒ
ートシールした。各シール部についてシール強度、白化
性及び外観を評価した。以上の結果を表2に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】本発明の積層フィルムは、シーラントフ
ィルムとして開封性に優れ、白化性、水蒸気バリヤー性
およびシール強度の安定性に優れるので食品及び医療用
分野における包装材料として有用である。特に、血糖値
測定電極用包装体などのローレットシールを行う包装体
のシーラントフィルムとして好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 25/10 C08L 25/10 // C08J 5/18 CES C08J 5/18 CES Fターム(参考) 3E086 BA15 BA35 BB02 BB51 CA27 4F071 AA12 AA19 AA22 AA75 AA76 AA78 AA88 AF08 AF13 AH04 BC01 BC11 4F100 AK06A AK06B AK12A AK42 AK62A AK62B AK73A AL05A BA02 BA03 EH20 GB15 GB23 JA06A JA13A JD04 JK03 JK06 JL08A JL12 JL14 YY00A 4J002 AC024 BB031 BB051 BB151 BC012 BC022 BC042 BC053 BC062 BC072 BH012 BN142 BP013 FD010 FD020 FD050 FD070 FD090 FD100 FD170 GB01 GF00 GG02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)シングルサイト触媒を用いて製造
    される直鎖状ポリエチレン 50〜70質量%、スチレ
    ン系樹脂 25〜45質量%及びスチレン含有量が50
    〜70質量%であるスチレン−共役ジエン誘導体 2〜
    15質量%を含む樹脂組成物からなる層と、(B)直鎖
    状ポリエチレンからなる層との少なくとも2層からなる
    積層フィルム。
  2. 【請求項2】 シングルサイト触媒を用いて製造される
    直鎖状ポリエチレンの密度が0.890〜0.935g
    /cm3であり、メルトフローレートが1〜10g/1
    0分であることを特徴とする請求項1記載の多層フィル
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021138026A (ja) * 2020-03-04 2021-09-16 Mcppイノベーション合同会社 成形体及びスクリューキャップ
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