JP2001252782A - 3次元レーザ加工機の位置決め方法及びその装置並びに3次元レーザ加工機の位置決め方法のプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

3次元レーザ加工機の位置決め方法及びその装置並びに3次元レーザ加工機の位置決め方法のプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2001252782A
JP2001252782A JP2000060902A JP2000060902A JP2001252782A JP 2001252782 A JP2001252782 A JP 2001252782A JP 2000060902 A JP2000060902 A JP 2000060902A JP 2000060902 A JP2000060902 A JP 2000060902A JP 2001252782 A JP2001252782 A JP 2001252782A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元レーザ加工機31のノズルNZのC軸
の回りの回転がストロークオーバしないように加工開始
点でのノズルNZの姿勢を決定する。 【解決手段】 CADにより作図された立体形状MDか
ら各加工点の座標値とノズルNZの向きのデータである
基本データBiを抽出する。この基本データBiより加
工開始点P1のにおける複数のノズルNZの姿勢を算出
する。一方、加工開始点から加工終了点に至るまでの各
加工点におけるこのノズルNZの相対回転角度を算出す
る。そして、前記相対回転角度を基に、複数の加工開始
点におけるノズルNZの姿勢からストロークオーバが起
きないように決定して3次元レーザ加工機31の加工の
適正化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、3次元レーザ加
工機の位置決め方法及びその装置に係り、さらに詳細に
は、3次元レーザ加工機のノズルの回転軸の回りの回転
がストロークオーバを起こさないようにする方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、製品に含まれる切断形
状を切断する場合、この切断形状の加工開始点におい
て、レーザ光を照射するノズルの姿勢を複数種類とるこ
とができる。
【0003】そして、ある切断経路の加工開始点におけ
るノズルの姿勢を決める時、その前の切断終了時の姿勢
(ノズルの回転した角度)を考慮し、例えば回転軸の回
りを回転するノズルの回転移動時間の短縮等が図れるよ
うに前回の加工終了点から今回の加工開始点までの移動
の間に回転量が少なくなるように今回の加工開始点にお
けるノズルの姿勢を決定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の3次
元レーザ加工機の位置決め方法には、例えば、以下のよ
うな問題があった。
【0005】上述の方法では、中心軸が回転軸と平行な
円筒の輪切りなどを行う場合、加工開始点におけるノズ
ルの姿勢は、以下の姿勢から選択できる。
【0006】例えばノズルの姿勢が第1の回転軸に対し
て0度で、第2の回転軸に対して90度の場合である。
次に第1の回転軸に対して180度で、第2の回転軸に
対して−90度の場合である。さらに第1の回転軸に対
して−180度の場合と第2の回転軸に対して−90度
の場合である。
【0007】ところが、この輪切りの加工の前のノズル
の姿勢が、第1の回転軸に対して120度と、第2の回
転軸に対して90度で終わっていた場合、従来技術で
は、第1の回転軸の回りに回転する値が最小になるよう
に選択されるので第1の回転軸に対して180度と、第
2の回転軸に対して−90度の場合が選択される。
【0008】そして、このノズルの姿勢から輪切りを行
うと、第1の回転軸の回りに360度回転する必要があ
り、3次元レーザ加工機の第1の回転軸の回りに回転す
るストローク(回転角度の制限)が、−360度から3
60度の場合、途中で第1の回転軸の回りに回転する値
がストロークオーバとなってしまうという問題があっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、
直交3軸であるXYZ軸と、2つの回転軸を有する3次
元レーザ加工機の位置決め方法において、加工開始点で
のレーザ光を照射するノズルの向きのデータ等である基
本データを読み込み、この加工開始点で前記ノズルの向
きと同一の向きに向かせる複数の姿勢を算出する複数方
向算出工程と、加工開始点から加工終了点にいたる間に
第1の回転軸の回りを前記ノズルがどれだけの相対角度
回転するかを算出する相対回転角度算出工程と、前記相
対回転角度算出工程で求めた相対回転角度をもとに前記
複数方向算出工程で求めた加工開始点での複数のノズル
の姿勢の中から、ノズルをどの姿勢にすれば第1の回転
軸の回りに回転するノズルの回転がストロークオーバを
起こさないかを決定する姿勢決定工程とを含んでいる3
次元レーザ加工機の位置決め方法である。
【0010】請求項2に係る発明は、前記相対回転角度
算出工程は切断の対象となる製品の立体モデルである立
体形状に含まれる切断形状を構成する線分の端点ごとに
加工開始点からの相対的な回転を算出する請求項1記載
の3次元レーザ加工機の位置決め方法である。
【0011】請求項3に係る発明は、直交3軸であるX
YZ軸と、2つの回転軸を有する3次元レーザ加工機の
位置決め装置において、加工開始点でのレーザ光を照射
するノズルの向きのデータ等である基本データを読み込
み、この加工開始点で前記ノズルの向きと同一の向きに
向かせる複数の姿勢を算出する複数方向算出手段と、加
工開始点から加工終了点にいたる間に第1の回転軸の回
りを前記ノズルがどれだけの相対角度回転するかを算出
する相対回転角度算出手段と、前記相対回転角度算出工
程で求めた相対回転角度をもとに前記複数方向算出工程
で求めた加工開始点での複数のノズルの姿勢の中から、
ノズルをどの姿勢にすれば第1の回転軸の回りに回転す
るノズルの回転がストロークオーバを起こさないかを決
定する姿勢決定手段とを備えている3次元レーザ加工機
の位置決め装置である。
【0012】請求項4に係る発明は、コンピュータによ
り、3次元レーザ加工機の位置決め装置を制御するため
の制御プログラムを記憶したコンピュータ読みとり可能
の記憶媒体であって、この制御プログラムは、加工開始
点でのレーザ光を照射するノズルの向きのデータ等であ
る基本データを読み込み、この加工開始点で前記ノズル
の向きと同一の向きに向かせる複数の姿勢を算出させる
複数方向算出プログラムと、加工開始点から加工終了点
にいたる間に第1の回転軸の回りを前記ノズルがどれだ
けの相対角度回転するかを算出させる相対回転角度算出
プログラムと、前記相対回転角度算出工程で求めた相対
回転角度をもとに前記複数方向算出工程で求めた加工開
始点での複数のノズルの姿勢の中から、ノズルをどの姿
勢にすれば第1の回転軸の回りに回転するノズルの回転
がストロークオーバを起こさないかを決定させる姿勢決
定プログラムとを記憶してるコンピュータ読みとり可能
の記憶媒体である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して説明する。図1に本実施に係る3次元レーザ加工
機31の位置決め装置を備えたCAD/CAMシステム
1の概略の構成図を示す。なお、ノズルNZの回転とい
った場合、回転の軸線である第1の回転軸、第2の回転
軸等の回りに切断形状を加工するために回転する加工ヘ
ッドに備えられたノズルNZの回転のことで便宜上使用
しているものである。すなわち、レーザ光はこのノズル
NZから照射されるためにノズルNZの向きとレーザ光
が照射される向きは同一である。
【0014】前記CAD/CAMシステム1は、コンピ
ュータよりなるものであって、例えば、図示しないコン
ピュータ本体とマウス、キーボード等の入出力装置を備
えている。なお、以下の説明において、立体形状MD、
切断形状等に対する処理は、これらのデータをプログラ
ムが処理するものである。
【0015】前記CAD/CAMシステム1は、立体形
状MDの作成等を行うCAD/CAM部3と、この立体
形状MDを表示する表示部5と、前記CAD/CAM部
3により作成した立体形状MD等の図形データと、この
立体形状を加工するNCデータ等を格納するCAD/C
AMデータファイル7と、立体形状MDに含まれる切断
形状の加工開始点P1でのノズルNZの姿勢を決定する
各処理を総合的に管理する位置決定制御部9と、を備え
ている。
【0016】そして、前記CAD部/CAM3と、前記
位置決定制御部9は、リンク制御部13により結合され
ている。これにより、プログラムはCAD/CAM部3
の機能を使いながらCAD/CAMデータAiの編集を
行うことができる。例えば加工開始点P1での立体形状
MDの面に垂直な単位ベクトルVT等を生成させて、こ
の単位ベクトルVTから加工開始点P1におけるノズル
NZの姿勢を求めることができるようになる。
【0017】一方、前記位置決定制御部9はさらに基本
データ抽出部13と、複数姿勢算出部15と、相対回転
角度算出部17と、姿勢決定部19とを備えている。
【0018】前記基本データ抽出部13は、CAD/C
AMデータファイル7より、例えば立体形状MDを読み
込み、この立体形状MDに含まれる切断形状の情報より
加工開始点P1、切断形状に含まれる線分の端点の座標
値及び、これらの点におけるレーザ光を照射するノズル
NZの向きのデータ等である基本データBiを抽出して
基本データファイル21に格納する処理を行う。ここで
ノズルNZの向きのデータを生成するには立体形状MD
上の各点における面に垂直な単位ベクトルVTの向きの
データが必要であるが前述したようにCAD/CAM部
3とリンクしているのでこのCAD/CAM部3の機能
を利用して単位ベクトルVTを生成させることができ
る。
【0019】前記複数姿勢算出部15は、基本データフ
ァイル21から基本データBiを読み込み、第1の回転
軸と第2の回転軸との回転の組み合わせから加工開始点
P1においてノズルNZの方向が同一になるような複数
の姿勢を算出して複数姿勢データファイル23に格納す
る処理を行う。
【0020】前記相対回転角度算出部17は、例えば、
本例では、加工開始点P1から加工終了点P9に至るま
での各加工点におけるノズルNZが回転軸の回りを回転
した相対回転角度を算出して、この相対回転角度が最大
になるときの角度をプログラム内に一時的に格納してお
く処理を行う。
【0021】前記姿勢決定部19は加工開始点P1にお
ける前記複数姿勢算出部15で求めたノズルNZの複数
の姿勢に対してストロークオーバが生じるかどうかを判
断する。そして、ストロークオーバが生じない加工開始
点P1におけノズルNZの姿勢を決定して適正姿勢デー
タSiとして適正姿勢データファイル25に格納する処
理を行う。
【0022】その後、加工データ更新部27は前記適正
姿勢データSiを適正姿勢データファイル25より読み
込みNCデータを変更する処理を行う。このNCデータ
が通信ケーブル29を介して3次元レーザ加工機31に
送信され実際の製品に対して加工を行うことができるよ
うになる。
【0023】図2、図3、図4及び図5を参照して、3
次元レーザ加工機31の位置決め方法を説明する。初め
に、図2を参照して3次元レーザ加工機31の座標軸に
ついて説明する。図2(a)に示すように一般の工作機
械の座標軸はXYZ座標軸と、X軸の回りに回転するA
軸と、Y軸の回りに回転するB軸と、Z軸の回りに回転
するC軸が定義されている。なお、A軸、B軸、C軸共
に矢印の方向がプラスの回転方向である。
【0024】本例の3次元レーザ加工機31では、直交
3軸であるXYZ軸が定義されている。そして、図2
(b)に示すようにレーザ光を照射するノズルNZを矢
印AR1の方向に回転させる軸線をA軸とする。このノ
ズルNZを矢印AR2の方向に回転させる基準となるZ
軸に平行な軸線をC軸とする。そして、図2(b)に示
すように、例えばC軸の回りを回転する回転角度が0度
でA軸の回りを回転する回転角度が45度の場合でのレ
ーザ光を照射するノズルNZの方向と、図2(c)に示
すようにC軸の回りを回転する回転角度が180度で、
A軸の回りを回転する回転角度が−45度の場合のノズ
ルNZの方向は同一になる。このようなことを加工開始
点P1におけるノズルNZの複数の姿勢ということにす
る。
【0025】なお、3次元レーザ加工機31の軸の設定
により上述の態様以外でも実施できることは勿論であ
る。例えば加工機械の特徴により直交3軸であるXYZ
軸と、X軸方向に平行な軸線である回転軸をA軸、Y軸
方向に平行な軸線である回転軸をB軸として定義しても
よい。
【0026】本例では、図3に示す立体形状MDを処理
の対象とする。この立体形状MDは、表示部5に表示さ
れていて円柱面Aであるものとする。なお、実際の製品
は板厚が存在するが便宜上省略する。そして、切断の対
象となる穴HLが存在しているものとする。この穴HL
は、稜線L1、稜線L2、稜線L3、稜線L4、稜線L
5、稜線L6、稜線L7、及び稜線L8とを輪郭として
いるものである。これらの稜線の始点と終点から加工開
始点P1と、各加工途中の点であるP2、P3、P4、
P5、P6、P7、P8と、加工終了点P9とを含んで
いる。
【0027】初めに、ステップS401の読み込み処理
では、加工開始点P1でのノズルNZの向きのデータV
1x、V1y、V1zを基本データファイル21より読
み込む処理を行う。
【0028】なお、V1xはノズルNZの向きの単位ベ
クトルVTのX軸成分である。V1yはノズルNの向き
の単位ベクトルVTのY軸成分である。及び、V1zは
ノズルNZの向きの単位ベクトルVTのZ軸成分であ
る。ここで、基本データファイル21には基本データ抽
出部13により立体形状MDの切断形状より生成された
各点における単位ベクトル等が格納されているものであ
る。
【0029】そして、ステップS403の算出処理で
は、ステップS401で読み込んだ単位ベクトルの各成
分V1x、V1y、及びV1zより加工開始点P1にお
けるノズルNZの姿勢を求める。すなわち、C軸に対す
る回転角度C1と、A軸に対する回転角度A1とを算出
する。本例では、A1の値は90度で、C1の値は0度
であるものとする。
【0030】ステップS405の入力処理では、C2の
値にC1−180の値を入力する。同様に、C3の値に
C1+180の値を入力する。A2の値に−A1の値を
入力する。同様に、A3の値に−A1の値を入力する。
これにより、加工開始点P1でのレーザ光を照射するノ
ズルNZの向きは同一であるがA軸、C軸に対する回転
角度が違う複数の姿勢が生成される。すなわち、後の処
理によりこの複数の姿勢からノズルNZがストロークオ
ーバを起こさないような姿勢が選択されることになる。
【0031】続いて、ステップS407の入力処理で
は、各加工点の番号であるNの値に初期値として2を入
力する。併せて、N−1番目のノズルNZのC軸に対す
る回転角度であるCbの値に初期値としてC1の値を入
力する。さらに、ノズルNZの最大の相対回転角度を格
納するCzの値に初期値として0を入力する。
【0032】ステップS409の読み込み処理では、基
本データファイル21よりN点目におけるノズルNZの
向きのデータであるVnx、Vny、Vnzを読み込
む。本例では、加工開始点P1と、各加工点P2、P
3、P4、P5、P6、P7、P8と、加工終了点P9
が順次読み込まれることになる。
【0033】ここで、Vnxは、N点目における立体形
状MDの面に対して垂直な単位ベクトルのX軸成分であ
る。Vnyは同じく単位ベクトルVTのY軸成分であ
る。及びVnzは単位ベクトルVTのZ軸成分である。
【0034】続いて、ステップS411の算出処理では
N点目におけるC軸に対しての回転角Cn1の値をVn
x、Vny、Vnzより算出する処理を行う。さらに、
ステップS413の入力処理では、Cn2の値にCn1
+180の値を入力する。Cn3の値にCn1−180
の値を入力する。ここで、Cn1、Cn2、Cn3の値
をそれぞれ求めるのは、例えばN−1点目からN点目に
3次元レーザ加工機31のノズルNZのC軸の回りの回
転量が最小になる値を選択するためである。
【0035】ステップS415の選択処理では、前述の
処理で求めたCn1、Cn2、Cn3の値のうちCbの
値との差が最も小さいものをCnに入力する処理を行
う。これにより、N−1番目の点の位置からN番目の点
の位置までにレーザ光を照射するノズルNZがC軸の回
りに回転する角度が最小になる。
【0036】ステップS417の判断処理では、Czの
値と、Cn−C1の値の大小を判断する。そして、ステ
ップS417の判断処理でCzの値がCn−C1の値よ
り小さいと判断したときは処理をステップS419の入
力処理に移す。ステップS417の判断処理でCzの値
がCn−C1の値より大きいと判断したときは、処理を
ステップ421の代入処理に移す。
【0037】ステップS419の入力処理では、Czの
値にCn−C1の値を入力する。なお、このCzの値に
ノズルNZが現時点までにC軸の回りを相対的に回転し
た最大の回転角度が格納されている。本例では、点P
4、点P5において相対回転角度が最大となるのでCz
の値には最終的にP4、P5におけるノズルNZが回転
した角度が格納されることになる。ステップS421の
代入処理では、Cbの値にCnの値を代入する。
【0038】続いて、ステップS423の判断処理では
N点目は加工終了点P9かどうかを判断する。本例で
は、図3に示すように加工開始点がP1で、加工の途中
の点がP2からP8で加工終了点がP9となっている。
ステップS423の判断処理でN点目は加工終了点と判
断したときは処理をステップS427の判断処理に移
す。ステップS423の判断処理でN点目は加工終了点
ではないと判断したときは処理をステップS425のカ
ウント処理に移す。ステップS425のカウント処理で
はNの値にN+1を代入する処理を行う。続いて処理を
ステップS409の読み込み処理に戻し前述の処理を続
行する。
【0039】ステップS427の判断処理ではC1+C
zはストロークオーバかどうかを判断する。なお、C1
の値はノズルNZの加工開始点でのC軸に対する回転角
度であり、Czの値はノズルNZがC軸の回りを相対的
回転した最大角度である。
【0040】ステップS427の判断処理でC1+Cz
はストロークオーバと判断したときは処理をステップS
431の判断処理に移す。ステップS427の判断処理
でC1+Czの値はストロークオーバでないと判断した
ときは処理をステップS439の姿勢決定処理に移す。
【0041】続いてステップS431の判断処理ではC
2+Czの値はストロークオーバかどうかを判断する。
ステップS431の判断処理でC2+Czの値はストロ
ークオーバであると判断したときは処理をステップS4
35の判断処理に移す。ステップS431の判断処理で
C2+Czの値はストロークオーバではないと判断した
ときは処理をステップS439の姿勢決定処理に移す。
【0042】さらに、ステップS435の判断処理では
C3+Czの値はストロークオーバかどうかを判断す
る。ステップSC3+Czの値はストロークオーバと判
断したときは処理を加工不可として終了する。ステップ
S435の判断処理でC3+Czはストロークオーバで
ないと判断したときは処理をステップS439の姿勢決
定処理に移す。そして、ステップS439の姿勢決定処
理ではCの値と、Aの値を加工開始点P1でのノズルN
ZのC軸、A軸に対しての姿勢に設定して処理を終了す
る。ノズルNZは上述で設定された姿勢で加工開始点P
1において加工を開始する。そして、C軸の回りの回転
がストロークオーバを起さずに適正な加工を行うことが
できるようになる。
【0043】なお、この発明は、前述の実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0044】図7は、前述した3次元レーザ加工機31
の位置決め装置を制御するための制御プログラムを記憶
した記憶媒体の1例としてのCD−ROMを示すもので
ある。上記CD−ROMは、コンピュータにより、レー
ザ加工機の位置決め装置を制御するための制御プログラ
ムを記憶したコンピュータ読みとり可能の記憶媒体であ
って、この制御プログラムは、加工開始点でのレーザ光
を照射するノズルNZの向きのデータ等である基本デー
タを読み込み、この加工開始点で前記ノズルNZの向き
と同一の向きに向かせる複数の姿勢を算出させる複数方
向算出プログラムと、加工開始点から加工終了点にいた
る間に第1の回転軸の回りを前記ノズルNZがどれだけ
の相対角度回転するかを算出させる相対角度算出プログ
ラムと、前記相対角度算出工程で求めた相対角度をもと
に前記複数方向算出工程で求めた加工開始点での複数の
ノズルNZの姿勢の中から、ノズルNZをどの姿勢にす
れば第1の回転軸の回りに回転するノズルNZの回転が
ストロークオーバを起こさないかを決定させる加工開始
角度決定プログラムとを記憶しているものである。
【0045】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、例えば加工
開始点における第1の回転軸であるC軸に対してのノズ
ルの姿勢Cs及び第2の回転軸であるA軸に対してのノ
ズルの姿勢Asを決定するときに、このノズルが加工開
始点から加工終了点までのC軸の回りを回転する相対的
な最大回転角Czを求め(途中の点が最大になる事もあ
る)、Cs+Czが第1の回転軸の回りを回転する回転
角度の制限内に収まるようにCsを設定するのでストロ
ークオーバが起きにくくなり適正な3次元レーザ加工が
行えるという効果がある。
【0046】そして、ストロークオーバになる場合も実
際の加工の前にチェックできるので実際の加工でストロ
ークオーバを起こすということがなくなるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】3次元レーザ加工機の位置決め方法及びその装
置の概略の構成を示す概略図である。
【図2】3次元レーザ加工機の座標軸を説明する説明図
である。
【図3】立体形状の加工軌跡を説明する説明図である。
【図4】3次元レーザ加工機の位置決め方法のプログラ
ムのフローチャート図である。
【図5】図4の続きのフローチャート図である。
【図6】図5の続きのフローチャート図である。
【図7】記憶媒体の説明図である。
【符号の説明】
1 CAD/CAMシステム 3 CAD/CAM部 5 表示部 7 CAD/CAMデータファイル 9 位置決定制御部 11 リンク制御部 13 基本データ抽出部 15 複数姿勢算出部 17 相対回転角度算出部 19 姿勢決定部 21 基本データファイル 23 複数姿勢データファイル 25 適正姿勢データファイル 27 加工データ更新部 29 通信ケーブル 31 3次元レーザ加工機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交3軸であるXYZ軸と、2つの回転
    軸とを有する3次元レーザ加工機の位置決め方法におい
    て、 加工開始点でのレーザ光を照射するノズルの向きのデー
    タ等である基本データを読み込み、この加工開始点で前
    記ノズルの向きを同一の向きに向かせる複数の姿勢を算
    出する複数方向算出工程と、 加工開始点から加工終了点にいたる間に第1の回転軸の
    回りを前記ノズルがどれだけの相対角度回転するかを算
    出する相対回転角度算出工程と、 前記相対回転角度算出工程で求めた相対回転角度をもと
    に前記複数方向算出工程で求めた加工開始点での複数の
    ノズルの姿勢の中から、ノズルをどの姿勢にすれば第1
    の回転軸の回りに回転するノズルの回転がストロークオ
    ーバを起こさないかを決定する姿勢決定工程と、 を含んでいることを特徴とする3次元レーザ加工機の位
    置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記相対回転角度算出工程は切断の対象
    となる製品の立体モデルである立体形状に含まれる切断
    形状を構成する線分の端点ごとに加工開始点からの相対
    的な回転を算出することを特徴とする請求項1記載の3
    次元レーザ加工機の位置決め方法。
  3. 【請求項3】 直交3軸であるXYZ軸と、2つの回転
    軸を有する3次元レーザ加工機の位置決め装置におい
    て、 加工開始点でのレーザ光を照射するノズルの向きのデー
    タ等である基本データを読み込み、この加工開始点で前
    記ノズルの向きと同一の向きに向かせる複数の姿勢を算
    出する複数方向算出手段と、 加工開始点から加工終了点にいたる間に第1の回転軸の
    回りを前記ノズルがどれだけの相対角度回転するかを算
    出する相対回転角度算出手段と、 前記相対回転角度算出工程で求めた相対回転角度をもと
    に前記複数方向算出工程で求めた加工開始点での複数の
    ノズルの姿勢の中から、ノズルをどの姿勢にすれば第1
    の回転軸の回りに回転するノズルの回転がストロークオ
    ーバを起こさないかを決定する姿勢決定手段と、 を備えていることを特徴とする3次元レーザ加工機の位
    置決め装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータにより、3次元レーザ加工
    機の位置決め装置を制御するための制御プログラムを記
    憶したコンピュータ読みとり可能の記憶媒体であって、
    この制御プログラムは、 加工開始点でのレーザ光を照射するノズルの向きのデー
    タ等である基本データを読み込み、この加工開始点で前
    記ノズルの向きと同一の向きに向かせる複数の姿勢を算
    出させる複数方向算出プログラムと、 加工開始点から加工終了点にいたる間に第1の回転軸の
    回りを前記ノズルがどれだけの相対角度回転するかを算
    出させる相対回転角度算出プログラムと、 前記相対回転角度算出工程で求めた相対回転角度をもと
    に前記複数方向算出工程で求めた加工開始点での複数の
    ノズルの姿勢の中から、ノズルをどの姿勢にすれば第1
    の回転軸の回りに回転するノズルの回転がストロークオ
    ーバを起こさないかを決定させる姿勢決定プログラム
    と、 を記憶していることを特徴とする3次元レーザ加工機の
    位置決め方法のプログラムを記憶したコンピュータ読み
    とり可能の記憶媒体。
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