JP2001252616A - 防錆塗膜形成方法 - Google Patents

防錆塗膜形成方法

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JP2001252616A
JP2001252616A JP2000068502A JP2000068502A JP2001252616A JP 2001252616 A JP2001252616 A JP 2001252616A JP 2000068502 A JP2000068502 A JP 2000068502A JP 2000068502 A JP2000068502 A JP 2000068502A JP 2001252616 A JP2001252616 A JP 2001252616A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機用駆動部などを構成するアルミニウム
ダイキャスト部材表面に、高い防食性を有しかつ有機系
含浸処理剤に冒されない防錆塗膜を形成する方法を提供
するものである。 【解決手段】 アルミニウムダイキャスト部材表面を前
処理し、該表面に防錆プライマーを塗装して防錆プライ
マー塗膜を形成した後、有機含浸処理に付す、アルミニ
ウムダイキャスト部材表面への防錆塗膜形成方法におい
て、前記防錆プライマーが(1)ウレタン変性エポキシ
樹脂、(2)メラミン樹脂、(3)ブロックイソシアネ
ート樹脂、および(4)鉛及びクロムを含まない防錆顔
料を含有することを特徴とするアルミニウムダイキャス
ト部材表面への防錆塗膜形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボート用船外機の
エンジンを構成するダイキャスト部材、特にアルミニウ
ムダイキャスト部材表面への防錆塗膜形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、船外機用(すなわち、船体に
積載される)動力源であるエンジンや駆動部系の一部を
構成するダイキャスト部材、特にアルミニウムダイキャ
スト合金製部材(以後、アルミニウムダイキャスト部材
と称す)は、エンジンや駆動部系がその内部まで熱、
光、水、海水等から保護される必要があるため、高い防
食性が要求されている。一般に、前記目的に使用される
アルミニウムダイキャスト部材は、その表面に、いわゆ
る防錆塗料を塗装して不動態化層を設けることにより、
防食性が付与されている。
【0003】アルミニウムダイキャスト部材表面への不
動態化層の形成は、通常、クロム系防錆顔料を多量に含
有する溶剤型エポキシ塗料等のような防錆塗料を塗装す
ることにより行なわれていたが、多量のクロムニウムイ
オンの存在が環境に悪影響を及ぼす恐れがあることか
ら、現在ではクロム系防錆顔料を含まない防錆塗料の使
用が強く望まれている。しかしながら、現時点で入手で
きるクロム系防錆顔料を含まない防錆塗料をアルミニウ
ムダイキャスト部材表面に塗装すると、酸化力が不充分
であるため、十分な不動態化層の形成が不可能であっ
た。
【0004】さらにその後、その表面に防錆塗膜が形成
されたアルミニウムダイキャスト部材は、防錆塗膜の封
孔のためおよび所望の機械的強度を確保するために、通
常、有機含浸処理に付される。有機含浸処理は、前記防
錆塗膜を有するアルミニウムダイキャスト部材を有機含
浸処理用含浸剤に浸積することによって行なわれる。し
かしながら、このような従来既知の塗膜は、含浸剤によ
って表面が侵食されたり、またはアルミニウムダイキャ
スト部材との界面で剥離が生じることがあった。そのた
め、従来既知の防錆塗膜を有するアルミニウムダイキャ
スト部材には、防食塗膜上に、含浸剤に冒されない塗膜
を更にもう一層設ける必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アル
ミニウムダイキャスト部材表面に、充分な防食性を有し
かつ有機含浸処理に冒されない防錆塗膜を形成する方法
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルミニウム
ダイキャスト部材表面を前処理し、該表面に防錆プライ
マーを塗装して防錆プライマー塗膜を形成した後、有機
含浸処理に付す、アルミニウムダイキャスト部材表面へ
の防錆塗膜形成方法において、前記防錆プライマーが
(1)ウレタン変性エポキシ樹脂、(2)メラミン樹
脂、(3)ブロックイソシアネート樹脂、および(4)
鉛及びクロムを含まない防錆顔料を含有することを特徴
とするアルミニウムダイキャスト部材表面への防錆塗膜
形成方法。また更に、本発明は、上記の塗膜形成方法に
より得られる防錆塗膜を表面に有するアルミニウムダイ
キャスト部材をも提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳細に
説明する。防錆プライマー塗料 本発明で使用される防錆プライマー塗料は、(1)ウレ
タン変性エポキシ樹脂、(2)メラミン樹脂、(3)ブ
ロックイソシアネート樹脂および(4)鉛及びクロムを
含まない防錆顔料を含有する。(1)ウレタン変性エポキシ樹脂 本発明の塗膜形成方法に用いる防錆プライマー塗料に含
有されるウレタン変性エポキシ樹脂(1)としては、例
えば、エポキシ樹脂のグリシジル基と、活性水素を有す
る多官能カルボン酸あるいは多官能アミンとを反応させ
た後、そこへジイソシアネートを加えて残存する活性水
素と反応させることにより得られるものが挙げられる
が、本発明は特にこれに限定されるものではなく、市販
品をそのまま使用してもよい。ウレタン変性エポキシ樹
脂(1)としては、その優れた耐食性および密着性か
ら、エポキシ樹脂のグリシジル基に対して、過剰量の活
性水素を有するような量で多官能カルボン酸あるいは多
官能アミンを用いて変性し、その後残存する活性水素と
ジイソシアネ−トとを更に反応させて鎖延長されたもの
を使用するのが好ましい。このようなウレタン変性エポ
キシ樹脂(1)を用いることにより、形成される防食プ
ライマー塗膜の耐食性を一段と向上することができる。
【0008】上記ウレタン変性エポキシ樹脂(1)を調
製するのに使用されるエポキシ樹脂としては、特に限定
されず、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノール
F、ノボラック等をグリシジルエーテル化したエポキシ
樹脂;ビスフェノールAにプロピレンオキサイドまたは
エチレンオキサイドを付加しグリシジルエーテル化した
エポキシ樹脂;アクリル型エポキシ樹脂:エーテル型エ
ポキシ樹脂;およびエステル型エポキシ樹脂等が挙げら
れる。脂肪族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、ポリ
エーテル系エポキシ樹脂を前記エポキシ樹脂として用い
ることも可能である。これらのエポキシ樹脂は、2種以
上を併用してもよい。本発明では、グリシジルエーテル
型エポキシ樹脂をより好ましく使用する。
【0009】上記ウレタン変性エポキシ樹脂(1)を調
製するのに使用される多官能カルボン酸あるいは多官能
アミンとしては、1分子中に活性水素を2個以上有する
ものが挙げられる。これらカルボン酸あるいはアミンは
2種以上併用することも可能である。上記多官能カルボ
ン酸としては、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、マ
レイン酸、イタコン酸、フタル酸、トリメリット酸、テ
トラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ピロメリ
ット酸及び上記単量体の無水物等の多官能カルボン酸が
挙げられる。前記多官能アミンとしては、エタノールア
ミン、プロパノールアミン、イソプロパノールアミン、
ブタノールアミン等の1級アルカノールアミン、プロピ
ルアミン、ブチルアミン、オクチルアミン、デシルアミ
ン等の1級アルキルアミン、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、テトラエチレンペンタミン、キシレン
ジアミン、アミノエチルピペラジン、ノルボルナンジア
ミノメチル等の多官能アミンが挙げられる。
【0010】上記ウレタン変性エポキシ樹脂(1)を調
製するためのもう一つの成分であるジイソシアネートと
しては、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチル
ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネ
ート;キシリレンジイソシアネート、2,4−トリレン
ジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート
等の芳香族イソシアネート;イソホロンジイソシアネー
ト、ノルボルナンジイソシアネートメチル等の脂環族イ
ソシアネート;およびこれらの混合物を用いることがで
きる。
【0011】本発明で使用されるウレタン変性エポキシ
樹脂(1)は、例えば、前記エポキシ樹脂と、エポキシ
樹脂中のグリシジル基に対して、含まれる活性水素が
1.1〜1.8倍当量となるような量で多官能カルボン
酸あるいは多官能アミンを混合し、70〜150℃で4
〜10時間反応させた後、残存する多官能カルボン酸あ
るいはアミンの活性水素に対し0.1〜0.9倍当量の
ジイソシアネートを添加して、30〜100℃で更に反
応を継続することにより調製され得る。
【0012】好ましいウレタン変性エポキシ樹脂(1)
は、数平均分子量2000〜12000、ガラス転移温
度(Tg)40〜100℃、水酸基価150〜300、
および酸価1以下を有する。ウレタン変性エポキシ樹脂
(1)の数平均分子量は、2000未満であると、貯蔵
安定性が悪くなり、12000を超えると、形成された
防錆プライマー塗膜内への水及び腐食環境物質の進入遮
断効果が低下し防食性が悪くなる。より好ましくは、数
平均分子量は、3000〜11000であり、更に好ま
しくは、3000〜8000である。またTgは、40
℃未満であると、塗膜の粘着性が低下し、100℃を超
えると、塗膜の外観が悪くなる。より好ましいウレタン
変性エポキシ樹脂(1)のTgは、60〜90℃であ
る。ウレタン変性エポキシ樹脂(1)の水酸基価は、1
50未満であると、形成される防錆プライマー塗膜の架
橋性及び防食性が低下し、300を超えると、塗膜の可
撓性が低下する。そのため、水酸基価は、より好ましく
は、180〜280であり、更に好ましくは、210〜
270である。
【0013】上記ウレタン変性エポキシ樹脂(1)は、
防錆プライマー塗料中の固形分100重量部に対し、2
0〜80重量%の量で配合されるのが好ましい。ウレタ
ン変性エポキシ樹脂(1)の配合量が20重量%未満で
あると、バインダーとして十分機能せず、形成される防
食プライマー塗膜が脆くなるため、アルミニウムダイキ
ャスト部材表面との密着性および耐食性が低下する。他
方、ウレタン変性エポキシ樹脂(1)の配合量が80重
量%を超えると、アルミニウムダイキャスト部材の塗装
後の組立作業性性が低下する。さらに優れた耐食性およ
び高度な組立作業性を付与するためには、防錆プライマ
ー塗料中の固形分100重量部に対し、ウレタン変性エ
ポキシ樹脂(1)を30〜70重量%の範囲で含有させ
ることが好ましい。
【0014】(2)メラミン樹脂 本発明で使用される防錆プライマー塗料の第二成分は、
前記ウレタン変性エポキシ樹脂(1)の硬化剤として機
能し得るメラミン樹脂(2)である。上記メラミン樹脂
としては、特に限定されないが、例えばメラミンとホル
ムアルデヒドを反応させた後、アルコールで変性するこ
とによって得られるメラミンホルムアルデヒド樹脂、お
よびそれを含む樹脂組成物を挙げることができる。一般
に、メラミン樹脂(2)としては、メチルエーテル化メ
ラミン樹脂、ブチルエーテル化メラミン樹脂および混合
アルキルエーテル化メラミン樹脂から選ばれる少なくと
も一種を使用する。
【0015】防錆プライマー塗料における上記メラミン
樹脂(2)の配合量は、前記塗料中の固形分100重量
部に対し、1〜15重量%である。メラミン樹脂(2)
の配合量は、1重量部未満であると、前記塗料中に含ま
れるウレタン変性エポキシ樹脂(1)の硬化が不充分と
なるため本発明の目的を達成することができず、15重
量部を超えると、防錆塗料組成物の貯蔵安定性が低下し
て平滑な表面を得ることができないので、上記範囲に限
定される。メラミン樹脂(2)の配合量は、好ましくは
2〜10重量部である。
【0016】(3)ブロックイソシアネート樹脂 本発明で使用される防錆プライマー塗料の第三成分は、
ブロックイソシアネート樹脂(3)である。ブロックイ
ソシアネート樹脂(3)は、ポリイソシアネートにブロ
ック剤を付加させることによって得られ、加熱によりブ
ロック剤が解離してイソシアネート基が発生する。発生
したイソシアネート基は、前記ウレタン変性エポキシ樹
脂(1)中の官能基と反応して、ウレタン変性エポキシ
樹脂(1)を硬化する。
【0017】好適なポリイソシアネートとしては、特に
限定されないが、例えば、トリメチレンジイソシアネー
ト、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
1,2−プロピレンジイソシアネート、1,2−ブチレ
ンジイソシアネート、2,3−ブチレンジイソシアネー
ト、1,3−ブチレンジイソシアネート、エチリデンジ
イソシアネート、ブチリデンジイソシアネートなどの脂
肪族化合物;1,3−シクロペンタンジイソシアネー
ト、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,2
−シクロヘキサンジイソシアネートなどの脂肪族環式化
合物;m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレ
ンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルジイソシア
ネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,4
−ナフタレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニル
メタンジイソシアネート、2,4−または2,6−トル
エンジイソシアネート、4,4′−トルイジンジイソシ
アネート、1,4−キシレンジイソシアネートなどの芳
香族化合物またはそれらの混合物;ジアニシジンジイソ
シアネート、4,4′−ジフェニルエーテルジイソシア
ネート、クロロジフェニルジイソシアネートなどの核置
換芳香族化合物;トリフェニルメタン−4,4′,4″
−トリイソシアネート、1,3,5−トリイソシアネー
トベンゼン、2,4,6−トリイソシアネートトルエン
などのトリイソシアネート;4,4′−ジフェニル−ジ
メチルメタン−2,2′,5,5′−テトライソシアネ
ートなどのテトライソシアネート等;またはトルエンジ
イソシアネートダイマー、トルエンジイソシアネートト
リマーなどの重合したポリイソシアネートなどが挙げら
れる。
【0018】前記ポリイソシアネートに付加させるブロ
ック剤としては、比較的低温(70〜140℃)で解離
し得るものを、使用されるポリイソシアネートに依存し
て選択することができる。例えば芳香族系ポリイソシア
ネートを使用する場合、好適なブロック剤としては、1
−クロロ−2−プロパノール、エチレンクロルヒドリン
などのハロゲン化炭化水素;n−プロパノール、フルフ
リルアルコール、アルキル基置換フルフリルアルコール
などの脂肪族または複素環式アルコール;フェノール、
m−クレゾール、p−ニトロフェノール、p−クロロフ
ェノール、ノニルフェノールなどのフェノール類;メチ
ルエチルケトンオキシム、メチルイソブチルケトンオキ
シム、アセトンオキシム、シクロヘキサンオキシムなど
のオキシム類;アセチルアセトン、アセト酢酸エチル、
マロン酸エチルなどの活性メチレン化合物;メタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなどの脂肪族アルコ
ール;ベンジルアルコールなどの芳香族アルコール類;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ルなどのグリコールモノエーテル類;またはカプトラク
タムなどが挙げられる。上記の中では、オキシム類、ま
たはアルコール類、特にフルフリルアルコールおよびア
ルキル基置換フルフリルアルコールが好ましい。脂肪族
ポリイソシアネートを使用する場合、上記ブロック剤の
うちフェノール類およびオキシム類が好ましく選択され
る。
【0019】防錆プライマー塗料に配合され得るブロッ
クイソシアネート樹脂(3)の量は、前記塗料中の固形
分100重量部に対し、1〜10重量%である。ブロッ
クイソシアネート樹脂(3)の配合量が1重量部未満で
あると、防錆プライマー塗膜の硬化が不足して本発明の
目的を達成することができず、10重量部を超えると、
前記塗料の貯蔵安定性が低下し、更には平滑な防錆プラ
イマー塗膜を得ることができなくなる。ブロックイソシ
アネート樹脂(3)の配合量は、好ましくは、2〜8重
量部である。
【0020】防錆プライマー塗料には、前記ブロック剤
の解離を促進するための触媒を添加してもよい。このよ
うな触媒としては、ジブチル錫ラウリレート、ジブチル
錫オキシド、ジオクチル錫などの有機錫化合物や、N−
メチルモルホリンなどのアミン類、酢酸鉛などの金属塩
が使用できる。触媒の濃度は、通常、防錆プライマー塗
料中の塗膜形成樹脂固形分(重量)に対し0.3〜5重
量%、好ましくは1〜3重量%である。
【0021】(4)鉛及びクロムを含まない防錆顔料 本発明で使用される防錆プライマー塗料は、第四成分と
して、鉛及びクロムを含まない防錆顔料(4)を含有す
る。ここで、「鉛及びクロムを含まない」とは、鉛また
はクロムのいずれをも含まないという意味であって、い
ずれか一方を含む場合も排除する。また、「含まない」
とは、環境や人体に悪影響を与える量で含まないことを
意味し、微量の混入等は許容する。鉛及びクロムを含ま
ない防錆顔料(4)は、一般に、水可溶分が多いと水分
中にイオンが溶けやすいことから、優れた防食性を示
す。しかしながら、水可溶分は、多すぎると、防錆プラ
イマー塗膜が水により過剰に侵食されたり、または膨れ
が発生し易くなるため、好ましくは2.0%以下、より
好ましくは1.0%以下の量で配合される。
【0022】鉛及びクロムを含まない防錆顔料(4)と
しては、モリブデン酸亜鉛(水可溶分1.2%)、トリ
ポリリン酸アルミニウム(水可溶分1.5%)、リンモ
リブデン酸アルミニウム(水可溶分0.4%)、リン酸
亜鉛(水可溶分0.1%)等の微粉末等が挙げられる。
リン酸系顔料(例えば、リン酸亜鉛)およびモリブデン
酸系顔料(例えば、モリブデン酸亜鉛)はいずれも、高
い耐食性の観点から好ましい。なぜならば、リン酸系顔
料は、アルカリ環境下でリン酸イオンが、アルミニウム
ダイキャスト部材のような金属基材の表面に沈着し、基
材から発生する金属イオンと反応して化成皮膜が形成さ
れ、他方、モリブデン酸系顔料は、モリブデン酸イオン
の酸化が強く、金属基材の表面を酸化して不動態皮膜を
形成することによる。鉛及びクロムを含まない防錆顔料
(4)としてのリンモリブデン酸アルミニウムは、前記
リン酸亜鉛及びリン酸アルミニウムとモリブデン酸亜鉛
の特徴を合わせ持つ顔料であり、腐食抑制剤として、よ
り高い防食効果を発揮し得ることから、より好ましく使
用される。
【0023】上記鉛及びクロムを含まない防錆顔料
(4)の配合量は、防錆プライマー塗料中の固形分10
0重量部に対して5〜40重量%である。前記防錆顔料
(4)の配合量が5重量%未満であると、防食性が不足
するため本発明の目的を達成することができず、40重
量%を超えると、平滑な塗膜表面を形成することができ
ない。防錆顔料(4)の配合量は、より好ましくは8〜
25重量%である。
【0024】本発明で使用される防錆プライマー塗料に
は、上記成分(1)〜(4)の他に、体質顔料を含有し
てもよい。体質顔料としては特に限定されないが、フレ
ーク状の形状を有しかつより低い電導率を有するもの
が、防錆プライマー塗膜内への水及び腐食環境物質の進
入を遮断する効果に優れ、また前記塗膜の耐水性、強い
ては防食性を向上させることから望ましい。このような
体質顔料としては、例えば、鱗片状のタルク等を挙げる
ことができる。防錆プライマー塗料に配合される体質顔
料の量は、前記塗料中の固形分100重量部に対して1
5〜65重量%である。体質顔料の配合量が15重量%
未満であると、アルミニウムダイキャスト部材が十分な
組立作業性を得ることができず、65重量%を超える
と、防錆プライマー塗膜表面の光沢が低下して平滑な塗
膜面を得ることができない。体質顔料の配合量は、好ま
しくは20〜55重量%である。
【0025】本発明で使用される防錆プライマー塗料に
は、必要に応じ、本発明の構成を損なわない範囲の量で
他の添加剤や着色剤等が含まれていてもよい。好適な添
加剤としては、例えば、一般に低分子量のアクリルエス
テル系表面調整剤、防錆プライマー塗膜内への水及び腐
食環境物質の進入を遮断する効果に優れる扁平顔料(、
例えば鱗片状シリカ等)を挙げることができる。このよ
うな添加剤は、例えば、防錆プライマー塗料中の固形分
100重量部に対して、合計で1〜10重量部程度の量
で配合されてよい。好適な着色剤としては、例えば、カ
ーボンブラック、チタン、バイオレット、ブルー等の着
色顔料を挙げることができる。防錆プライマー塗料への
着色剤の配合量は、貯蔵または使用に関して実用上支障
のない範囲内で選択できる。
【0026】本発明で使用される防錆プライマー塗料
は、上記成分(1)〜(4)を混合し、常法により分散
した後、当該分野で通常使用される好適な溶剤中に溶解
し、更に前記成分(1)〜(4)以外の添加物(体質顔
料、添加剤、着色剤等)を加えることにより調製でき
る。ただし、上記成分(3)に関して記載した触媒は、
成分(1)〜(4)の混合時に添加する。本発明におい
て、防錆プライマー塗料の調製に好適に使用される溶剤
としては、例えば、キシレン、トルエン等の芳香族炭化
水素系;n−ブタノール、イソブタノール等のアルコー
ル系;エチレングリコールモノN−プロピルエーテル、
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等
が挙げられ、必要に応じて、単独でまたは2種以上を組
み合わせて使用してよい。
【0027】塗膜形成方法 本発明は、第2の実施態様として、上記塗膜形成方法に
従って形成される防錆塗膜を表面に有するアルミニウム
ダイキャスト部材も提供する。本発明で用いられる金属
素材としてのアルミニウムダイキャスト部材は、機械的
強度が高くおよびダイキャスト加工が容易であることか
ら、JIS規格にあるADC 12またはADC 10
がより好ましい。特に、船外機構成用途としては、AD
C 12がより広く用いられている。ADC 10は、
船用エンジン部品に好ましく使用されている。
【0028】本発明において、前記アルミニウムダイキ
ャスト部材としては、前記ADC12またはADC 1
0以外に、鉄、マグネシウム等の金属等を含有させて製
造されるものが好ましく使用される。
【0029】上記アルミニウムダイキャスト部材は、予
め、防錆効果を向上させるためにその表面をアルカリ脱
脂し、クロム系またはジルコン系等の化成処理に付され
る。その後、上記防錆プライマー塗料をその処理された
表面に塗装することにより、防錆プライマー塗膜が形成
される。本発明において、アルミニウムダイキャスト部
材表面に防錆プライマー塗料を塗装する方法としては、
通常の塗装方法をいずれも適用することができ、例え
ば、エアレス塗装、スプレー塗装、静電塗装法等を挙げ
ることができる。
【0030】本発明において、形成される防錆プライマ
ー塗膜は、その乾燥膜厚を5〜30μmとすることが好
ましい。乾燥膜厚が5μm未満では、得られる防錆プラ
イマー塗膜に十分な耐食性が得られず、一方、30μm
を超えると組立作業性が低化する。また、さらに高度な
耐食性及び組立作業性を満足させるためには、10〜2
5μmの範囲が好ましい。
【0031】上記防錆プライマー塗膜形成後、80〜1
40℃、好ましくは100〜120℃の温度で加熱する
ことにより、高い架橋度の硬化塗膜を得ることができ
る。加熱温度(すなわち、硬化温度)が120℃を越え
ると、塗膜が固く脆くなり、80℃未満では硬化が不充
分である。硬化時間は硬化温度により変化する。好まし
い硬化条件は、100℃〜120℃で10〜30分であ
る。
【0032】本発明の方法において、その表面に防錆プ
ライマー塗膜が形成されたアルミニウムダイキャスト部
材を、その後、アルミニウムダイキャスト部材を有機含
浸剤に浸積する、いわゆる有機含浸処理に付す。有機含
浸処理は、無機含浸処理に比べて、使用される含浸剤の
粘度が低くかつ浸透性が高い。更に、有機含浸剤の主成
分は架橋重合型樹脂であることから、含浸後、加熱硬化
処理に付すことにより、耐熱性、耐熱水性に優れ、およ
び耐酸性、耐アルカリ性および耐溶剤性にも優れた塗膜
を提供することができる。本発明では、有機含浸剤とし
て、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とする架橋重
合型含浸剤を好ましく使用する。上記有機含浸処理工程
は、一般に、表面に防錆プライマー塗膜を有するアルミ
ニウムダイキャスト部材を含浸タンクに入れ、0〜5P
aに減圧すると同時に含浸タンク内に有機含浸剤を入
れ、その後4〜6kg/cm2程度に加圧して含浸処理
する。含浸処理終了後、アルミニウムダイキャスト部材
を取り出して、液切機で前記部材表面等に付着している
有機含浸剤を除去し、さらに水洗い機で水洗処理した
後、約90℃に設定された湯浸硬化槽内の温水に5〜1
0分程度浸漬して有機含浸剤を硬化させる。湯浸硬化処
理終了後、前記部材を取り出して水切機で温水を除去す
ることにより、本発明の防錆塗膜を有するアルミニウム
ダイキャスト部材が得られる。上記有機含浸剤は揮発分
を含まない(すなわち、不揮発分100%)。従って、
アルミニウムダイキャスト部材表面の防錆プライマー塗
膜内に含浸された含浸剤は全て、湯浸硬化処理によって
硬化するため、優れた含浸効果、すなわち、高い防錆効
果が得られる。
【0033】上記の方法により得られる、本発明の防錆
塗膜を有するアルミニウムダイキャスト部材は、所望に
より加工され、組み立て工程に供される。
【0034】本発明により、表面に防錆塗膜が形成され
たアルミニウムダイキャスト部材は、その意匠性を更に
高めるために、前記防錆塗膜上に上塗り塗膜を形成して
もよい。この上塗り塗膜は、自然乾燥型、焼き付け硬化
型、または、いわゆるソリッド塗膜、あるいは光輝材を
含有するメタリック塗膜とクリヤー塗膜とを組み合わせ
て構成されるメタリック塗膜のいずれであってもよい。
【0035】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。尚、以下に於いて「部」とあるのはいずれも「重
量部」を意味する。実施例1 (I)防錆プライマーの調製
【表1】 組 成 重量部 (1)ウレタン変性エポキシ樹脂: エポキ−811 46.8部 (三井化学社製、ウレタン変性エポキシ樹脂、 Mn10600、Tg89℃、水酸基価220、 固形分40%)(2)メラミン樹脂: スミマールM−40S 2.6部 (住友化成工業社製、ブチル化メラミン樹脂、 固形分80%)(3)ブロックイソシアネート樹脂: SBUイソシアネートL805 2.9部 (住友バイエル社製、ブロックイソシアネート樹脂、 有効成分65%)(4)鉛及びクロムを含まない防錆顔料: LFボウセイPM308 5.0部 (キクチカラー社製、リンモリブデン酸アルミニウム系 防錆顔料、水可溶分0.4%)体質顔料、着色顔料、添加剤: トランスリンク#37 20.0部 (土屋カオリン社製、鱗片状クレー顔料) チタンR−960(堺化学社製チタン白顔料) 6.06部 カーボンMA−100(三菱カーボン社製黒顔料) 0.04部 アエロジルR−972 3.1部 (日本アエロジル社製、鱗片状シリカ)触媒: ジブチル錫ラウレート 0.1部溶剤: n−ブタノール/キシレン/ 44.0部エチレングリコールモノN−プロピルエーテル=0.5/1/1 合 計 130.6部
【0036】上記表1中の組成のうち、成分(1)から(4)
および触媒を混合し、常法により、顔料成分を5μm以
下に分散した後、溶剤中に溶解した。その後、そこへ残
りの組成(体質顔料、着色顔料、添加剤)を添加するこ
とにより、本発明の防錆プライマー塗料を調製した。
【0037】(II)塗膜形成方法 JIS規格 ADC−10のアルミダイキャスト合金製
エンジン部品は、その表面に「サーフクリーナー53」
(日本ペイント社製、アルカリ脱脂剤)を用いて脱脂を
行い、次いで、「アルサーフC5N−2」(日本ペイン
ト社製、化成処理剤)を用いて化成処理を行なった。上
記(I)で調製した防錆プライマー塗料を、予め、希釈
剤を用いて塗装粘度に希釈し調整した(18〜20秒/
NK#2カップ・20℃)後、化成処理された前記エン
ジン部品の表面に、乾燥膜厚で15μmになるようにス
プレー塗装した。10分間放置した後、前記部品を12
0℃で20分間熱処理することにより、防錆プライマー
塗膜を形成した。
【0038】塗膜評価 1.有機含浸剤侵食性試験 上記(II)で得られた防錆プライマー塗膜を有するエン
ジン部品表面の水平面上に、有機含浸剤「ST−180
1」(スタイ社製、有機含浸剤)1mLを滴下し、20
℃で3分間放置した。その後、エンジン部品を水洗いす
ることにより含浸剤を洗い流し、防錆塗膜を形成した。
滴下した部位の塗膜状態を下記の基準で目視評価した。
結果を表2に示す。評価基準 5:塗膜に全く跡が認められない 4:塗膜に極僅かに跡が認められる 3:塗膜に僅かに跡が認められる 2:塗膜に明らかな跡が認められる 1:塗膜に異常が認められる
【0039】2.海水暴露試験 上記(II)と同様にして別途、表面に防錆プライマー塗
膜を形成したエンジン部品を、常時海岸より引き込んだ
海水を満たしたプールに浸漬した。腐食環境条件は、浸
積12時間、乾燥12時間を1サイクルとして、30日
間浸漬した後、塗膜表面における腐食度を下記の基準で
目視判定した。結果を表2に示す。評価基準 5:僅かに発錆が開始したものが認められる 4:点状に腐食が進行した跡が認められる 3:塗膜に腐食が拡大した跡が認められる 2:塗膜全体に錆跡が認められる 1:塗膜全体に明らかな錆跡が認められる
【0040】実施例2〜7 本実施例2〜7においては、先ず、表2に掲げる組成を
用いたこと以外は、実施例1と同様にして防錆プライマ
ー塗料を調製した。実施例1と同様にして脱脂および化
成処理に付したJIS規格 ADC−10のアルミダイ
キャスト製エンジン部品表面に、前記防錆プライマー塗
料を塗装後、硬化して防錆プライマー塗膜を形成した
後、実施例1と同様に塗膜評価試験を行った。結果を表
2に示す。
【0041】
【表2】
【0042】表2中の符号はそれぞれ、以下の意味を表
す。1) エポキ−811:三井化学社製、ウレタン変性エポキ
シ樹脂(数平均分子量10600、ガラス転移温度89
℃、水酸基価220、固形分40%)。2) エポキー813:三井化学社製、ウレタン変性エポキ
シ樹脂(数平均分子量4900、ガラス転移温度85
℃、水酸基価220、固形分45%)。3) エポキー863:三井化学社製、ウレタン変性エポキ
シ樹脂(数平均分子量3100、ガラス転移温度68
℃、水酸基価265、固形分45%)。4) スミマールM−40S:住友化成工業社製、ブチル化
メラミン樹脂(固形分80%)。5) SBUイソシアネートL805:住友バイエル社製、
ブロックイソシアネート樹脂(有効成分65%)。6) コロネート2513:日本ポリウレタン社製、オキシ
ムブロックイソシアネート(有効成分80%)。7) LFボウセイPM308:キクチカラー社製、リンモ
リブデン酸アルミニウム系防錆顔料(水可溶分0.4
%)。8) LFボウセイZP−N:キクチカラー社製、リン酸亜
鉛顔料(水可溶分0.1%)。
【0043】表2の結果より、本発明の実施例1〜7で
形成された防錆プライマー塗膜を有するアルミニウムダ
イキャスト部材はいずれも、有機系含浸処理剤によって
冒されることなく、かつ海水に対し高い防食性を有する
ことが判る。
【0044】
【発明の効果】本発明の防錆塗膜形成方法によれば、環
境に悪影響を及ぼす鉛やクロム系顔料を含まず、塗装お
よび焼き付け後に有機系含浸処理剤に浸積した場合も、
塗膜が侵食されない防錆塗膜を、アルミニウムダイキャ
スト部材の表面に形成することができる。本発明の防錆
塗膜を有するアルミニウムダイキャスト部材は、前記防
錆塗膜が水及び腐食環境物質に対して高い進入遮断効果
を発揮するため、耐食性にも優れている。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/00 C09D 5/00 D 5/08 5/08 161/28 161/28 163/00 163/00 175/04 175/04 (72)発明者 勝本 潤史 静岡県浜松市新橋町1400番地 三信工業株 式会社内 Fターム(参考) 4D075 CA33 DA23 DB07 DC08 DC16 EB32 EB33 EB38 4F100 AB10A AK25C AK36B AK51B AK53B AL06B BA03 BA10A BA10C CA13B CA14B CC00B EH461 EH611 EJ081 EJ082 EJ822 GB31 JB02 4J038 DA162 DB481 DG302 KA08 NA03 PB07 PC02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムダイキャスト部材表面を前
    処理し、該表面に防錆プライマーを塗装して防錆プライ
    マー塗膜を形成した後、有機含浸処理に付す、アルミニ
    ウムダイキャスト部材表面への防錆塗膜形成方法におい
    て、前記防錆プライマーが(1)ウレタン変性エポキシ
    樹脂、(2)メラミン樹脂、(3)ブロックイソシアネ
    ート樹脂、および(4)鉛及びクロムを含まない防錆顔
    料を含有することを特徴とするアルミニウムダイキャス
    ト部材表面への防錆塗膜形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法により得られる防錆
    塗膜を表面に有するアルミニウムダイキャスト部材。
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