JP2001251898A - 内燃機関用スタータジェネレータ - Google Patents

内燃機関用スタータジェネレータ

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JP2001251898A JP2000267444A JP2000267444A JP2001251898A JP 2001251898 A JP2001251898 A JP 2001251898A JP 2000267444 A JP2000267444 A JP 2000267444A JP 2000267444 A JP2000267444 A JP 2000267444A JP 2001251898 A JP2001251898 A JP 2001251898A
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充由 島崎
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Shuichi Muramatsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機関の始動時にはスタータモータとして大きな
トルクを発生させることができ、機関が始動した後はバ
ッテリに過大な充電電流が流れるのを防ぐことができる
内燃機関用スタータジェネレータを提供する。 【解決手段】磁石回転子とコイルW1 〜W6 を有する固
定子と、コイルW1 に流れる電流を切換えるスイッチ回
路4〜7と、これらのスイッチ回路のスイッチ素子を制
御するスイッチ制御部8とを設ける。機関の始動時に
は、回転子の位置に応じてスイッチ回路4〜7を制御す
ることにより全てのコイルW1 〜W2 に充分な電流を流
して大きなトルクを発生させる。機関が始動した後は、
一部のスイッチ回路4及び5に設けられた整流用ダイオ
ードD1 及びD2 により構成される整流回路を通して一
部のコイルW2 からバッテリ9に充電電流を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の始動時
にはスタータモータとして働き、内燃機関の始動後はジ
ェネレータとして働く内燃機関用スタータジェネレータ
(内燃機関始動用電動機兼用発電装置)に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】内燃機関には、各種の電装品負荷を駆動
するためにジェネレータが取り付けられている。一般に
用いられている内燃機関用のジェネレータは、機関のク
ランク軸に取り付けられるフライホイール磁石回転子
と、電機子鉄心に電機子コイルを巻装して構成した固定
子とからなっている。固定子には、内燃機関用点火装置
を駆動する点火用発電コイルや、燃料噴射装置駆動用の
発電コイル等、機関を運転するために必須の電装品負荷
を駆動する発電コイルと、ランプ負荷やバッテリなどの
随時駆動負荷に電力を供給する発電コイルとが設けられ
ている。
【0003】フライホイール磁石回転子のフライホイー
ルの周壁部の外周にはリングギアが固定され、機関のケ
ースにはスタータモータ(始動用電動機)が取り付けら
れている。スタータモータの出力軸にはピニオンギアが
取り付けられ、該スタータモータが駆動されたときにピ
ニオンギアが前方に飛び出してリングギアに噛み合うこ
とによりフライホイール磁石回転子をクランク軸ととも
に回転させる。
【0004】磁石回転子が回転すると、固定子に設けら
れた点火用発電コイルに電圧が誘起するため、内燃機関
用点火装置が機関を点火して始動させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
内燃機関では、機関を始動するためにフライホイールの
外周にリングギアを取り付けるとともに、スタータモー
タを設ける必要があったため、機関の構造が複雑になる
のを避けられなかった。
【0006】そこで、図19に示したように、機関Eng
のクランク軸cに取り付けた磁石回転子rt と機関のケ
ースに取り付けられた固定子st とを備えた回転電機を
設けて、この回転電機をブラシレス直流電動機として動
作させることにより機関を始動させ、機関が始動した後
はジェネレータとして動作させるようにしたスタータジ
ェネレータが提案された。
【0007】しかしながら、スタータモータ(始動用電
動機)とバッテリ充電用のジェネレータ(磁石発電機)
とでは、それぞれに要求される特性を満足するために必
要とされる巻線仕様が全く異なるため、磁石回転子と固
定子とからなる回転電機をスタータモータとジェネレー
タとに兼用するという考え方は、アイディアとしては成
立しても、未だ実用の段階には至っていない。
【0008】即ち、スタータモータは、始動時に大きな
トルクを発生する必要があるため、ジェネレータをスタ
ータモータとして用いるためには、始動時に瞬時に大き
な電流を流すことができるように、その電機子コイルの
巻線抵抗を小さくする必要がある。そのため、ジェネレ
ータをスタータモータとして用いる場合には、その電機
子コイルの巻数を少なくするとともに、コイルの導体の
線径を大きくする必要がある。
【0009】また機関が始動した後は、ジェネレータの
出力でバッテリを充電する必要があるため、アイドリン
グ回転付近での発電出力がバッテリ電圧にほぼ等しくな
るように、電機子コイルの巻数を設定する必要がある。
【0010】ところが、このようにジェネレータを構成
すると、機関の中高速回転時にバッテリの充電電流が大
きくなり過ぎ、バッテリが破損するおそれがある。
【0011】バッテリの過充電を防止するため、バッテ
リに印加される電圧が過大になったときにジェネレータ
の出力を短絡するレギュレータを設けることが考えられ
るが、上記のように巻線抵抗を小さく設定したジェネレ
ータに対して短絡式のレギュレータを用いると、短絡電
流が大きくなり過ぎて、レギュレータを構成する電子部
品が破損するおそれがある。
【0012】なお、電機子コイルにつながるコンミュテ
ータを有する固定子と、該コンミュテータに摺動接触す
るブラシを有する磁石回転子とを備えて、機関の始動時
には、ブラシをコンミュテータに接触させることにより
ジェネレータをブラシ付きの直流電動機として運転し、
機関が始動した後は、遠心クラッチ機構によりブラシを
コンミュテータから引き離して、ジェネレータとして運
転するようにしたスタータジェネレータが知られてい
る。
【0013】このスタータジェネレータでは、内燃機関
の始動時には固定子の電機子コイルの全てに駆動電流を
供給することにより十分な始動トルクを発生させること
ができ、機関が始動した後は、電機子コイルの一部から
取り出した出力を整流器を通してバッテリに供給するこ
とにより、バッテリが過充電状態になるのを防止するこ
とができる。
【0014】しかしながら、このスタータジェネレータ
では、機関が始動した後にブラシをコンミュテータから
引き離すために遠心クラッチを必要とするため、構造が
複雑になってコストが高くなるのを避けられなかった。
また、機関の始動時にブラシをコンミュテータに接触さ
せるため、ブラシ及びコンミュテータが消耗し、そのメ
ンテナンスが必要になるという問題があった。
【0015】本発明の目的は、機関の始動時にスタータ
モータとして運転する際には、機関を始動するために必
要な高いトルクを得ることができ、機関が始動した後、
ジェネレータとして動作させる際には、バッテリが過充
電状態になることがないように、その出力を抑制するこ
とができるようにした内燃機関用スタータジェネレータ
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、内燃機関を始
動する際にはスタータモータとして働き、機関が始動し
た後はバッテリを充電するための出力を発生するジェネ
レータとして働くスタータジェネレータに係わるもので
ある。
【0017】本発明に係わるスタータジェネレータは、
内燃機関のクランク軸に取り付けられる磁石回転子と、
固定子と、固定子側の特定の位置を通過している磁石回
転子の磁極がN極であるかS極であるかを検出する回転
子磁極センサと、バッテリの両端に並列に接続される第
1ないし第4スイッチ回路と、回転子磁極センサの出力
に応じて第1ないし第4スイッチ回路のスイッチ素子を
制御するスイッチ制御部とにより構成される。
【0018】更に詳細に説明すると、磁石回転子は、等
角度間隔で配置されたn極(nは4以上の偶数)の磁石
界磁を有するように構成される。
【0019】固定子は、電機子鉄心と、磁石回転子の回
転方向に順に並ぶように、かつそれぞれの巻き方向を同
一として電機子鉄心に巻回されて、閉回路を構成するよ
うに順に直列に接続されたm(m=n×α)個のコイル
(αは1以上の整数)とにより構成されていて、第1の
コイルないし第mのコイルのそれぞれの巻終りの端末部
とそれぞれに隣接するコイルの巻始めの端末部との接続
点からそれぞれ第1ないし第mのタップ端子が導出され
ている。この固定子においては、同位相の1つ置きのタ
ップ端子が第1グループのタップ端子を構成し、前記第
1グループのコイル接続端子と逆位相の他の1つ置きの
タップ端子が第2グループのタップ端子を構成してい
る。
【0020】内燃機関の始動時に各コイルに大きな電流
を流すことができるようにするため、各コイルは断面積
が大きい導体を用いて巻回される。また内燃機関が始動
した後、アイドリング回転数付近の回転数で回転してい
るときに、固定子からバッテリ電圧にほぼ等しい電圧を
出力させることができるように、各コイルの巻数が設定
されている。
【0021】回転子磁極センサは、固定子の第1ないし
第mのコイルの中から選択した隣り合う特定の2つのコ
イルの間に設定した検出位置で、該検出位置を通過する
磁石回転子の磁極がN極であるかS極であるかを検出し
て、検出した磁極がN極のときとS極のときとで異なる
レベルの磁極検出信号を出力する。この回転子磁極セン
サは、特定のコイルの間に配置されて、磁石回転子の各
磁極の極性を直接検出する磁気センサ(例えばホールI
C)により構成してもよく、また、固定子の隣り合う特
定のコイルの間の位置を通過する磁石回転子の各磁極の
極性を間接的に検出する適宜のセンサにより構成しても
よい。磁石回転子の各磁極の極性を間接的に検出するセ
ンサとしては、例えば、磁石回転子の一方の極性の磁極
(例えばN極)に相応する位置にスリットを有して磁石
回転子とともに回転するように設けられたフォトインタ
ラプタ(コード板)と、該フォトインタラプタを間にし
て対向する発光素子及び受光素子とを備えたフォトエン
コーダを用いることができる。
【0022】一般のブラシレス直流電動機では、多相の
電機子コイルの各相毎に回転子の磁極を検出するセンサ
を設けるが、本発明では、回転子磁極センサを1つだけ
設ければよい。
【0023】第1スイッチ回路は、上段のスイッチ素子
と該上段のスイッチ素子に対して直列に接続された下段
のスイッチ素子と下段のスイッチ素子側にアノードを向
けた状態で上段のスイッチ素子に並列接続された上段の
整流用ダイオードとカソードを上段のスイッチ素子側に
向けた状態で下段のスイッチ素子に並列接続された下段
の整流用ダイオードとにより構成されていて、上段のス
イッチ素子をバッテリの正極端子側に向けた状態で該バ
ッテリの両端に接続される。この第1スイッチ回路は、
少なくとも1つ設けられて、上段のスイッチ素子と下段
のスイッチ素子との間から引き出された中間端子が、固
定子の第1グループのタップ端子の少なくとも1つに接
続される。
【0024】第2スイッチ回路は、第1スイッチ回路と
同様に構成されている。この第2スイッチ回路も少なく
とも1つ設けられて、その中間端子が第2グループのタ
ップ端子の少なくとも1つに接続される。
【0025】第3スイッチ回路は、上段のアームと該上
段のアームに直列に接続された下段のアームとにより構
成される。上段のアームは、上段のスイッチ素子と該上
段のスイッチ素子のオン時の通電方向に対して順方向の
上段の充電阻止ダイオードとの直列回路からなり、下段
のアームは、下段のスイッチ素子と該下段のスイッチ素
子のオン時の通電方向に対して順方向の下段の充電阻止
ダイオードとの直列回路からなっている。この第3スイ
ッチ回路は、上段のアームをバッテリの正極端子側に位
置させた状態で該バッテリの両端に接続される。第3ス
イッチ回路は、少なくとも1つ設けられていて、その上
段のアームと下段のアームとの間から引き出された中間
端子が、第1スイッチ回路の中間端子には接続されてい
ない固定子の第1グループのタップ端子の少なくとも1
つに接続されている。
【0026】第4スイッチ回路は、第3スイッチ回路と
同様に構成されている。この第4スイッチ回路は、少な
くとも1つ設けられて、その中間端子が第2スイッチ回
路の中間端子が接続されていない第2グループのタップ
端子の少なくとも1つに接続される。
【0027】上記第1ないし第4スイッチ回路のスイッ
チ素子を制御するスイッチ制御部は、内燃機関の始動時
に磁石回転子をクランク軸の回転方向に回転させるべ
く、回転子磁極センサの出力が一方のレベルにあるとき
に第1スイッチ回路及び第3スイッチ回路の上段のスイ
ッチ素子と第2スイッチ回路及び第4スイッチ回路の下
段のスイッチ素子とをオン状態にし、回転子磁極センサ
の出力が他方のレベルにあるときに第2スイッチ回路及
び第4スイッチ回路の上段のスイッチ素子と第1スイッ
チ回路及び第3スイッチ回路の下段のスイッチ素子とを
オン状態にするように、第1ないし第4スイッチ回路を
オンオフ制御する。
【0028】上記のように構成すると、内燃機関を始動
する際には、固定子の全てのコイルに駆動電流を流して
大きなトルクを発生させることができるため、機関の始
動を支障なく行なわせることができる。
【0029】また機関が始動した後は、固定子のコイル
から、第1及び第2スイッチ回路の上段の整流用ダイオ
ードと下段の整流用ダイオードとにより構成される全波
整流回路を通して、バッテリに充電電流が供給される。
このとき、第3及び第4スイッチ回路が接続されたコイ
ルの出力はバッテリに供給されないため、機関の中高速
回転時にバッテリに過大な充電電流が流れるのを防ぐこ
とができる。
【0030】上記の構成では、第3スイッチ回路及び第
4スイッチ回路に充電阻止ダイオードを設けて、第3ス
イッチ回路及び第4スイッチ回路を通してバッテリに充
電電流が流れるのを阻止するようにしているが、第3ス
イッチ回路及び第4スイッチ回路から充電阻止ダイオー
ドを省略して、両スイッチ回路のそれぞれの上段のスイ
ッチ素子と下段のスイッチ素子との間から引き出した中
間端子をタップ選択用スイッチを通して所定のタップ端
子に接続する構成とし、機関の回転数が始動完了回転数
未満のときに各タップ選択スイッチをオン状態にし、内
燃機関の回転数が始動完了回転数以上になっているとき
に各タップ選択スイッチをオフ状態にするように各タッ
プ選択スイッチを回転数に応じて制御するようにしても
よい。
【0031】このように構成した場合、機関を始動する
際には、固定子の全てのコイルに駆動電流を流して大き
なトルクを発生させることができる。また機関が始動し
た後は、固定子のコイルから、第1及び第2スイッチ回
路の上段の整流用ダイオードと下段の整流用ダイオード
とにより構成される全波整流回路を通して、バッテリに
充電電流が供給され、第3スイッチ回路及び第4スイッ
チ回路を通してバッテリに充電電流が流れることがない
ため、バッテリの過充電を防止することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わるスタータジ
ェネレータの構成例を示したもので、同図において1は
磁石回転子、2は固定子である。磁石回転子1は、鉄等
の強磁性材料によりほぼカップ状に形成されたフライホ
イール100と、該フライホイール100の周壁部10
1の内周に等角度間隔で取り付けられてフライホイール
の径方向に着磁された円弧状の永久磁石M1 〜M6 とか
らなっている。
【0033】磁石M1 〜M6 は、フライホイールの周方
向に交互に異なる極性の磁極(S極及びN極)が並ぶよ
うに着磁されていて、これらの磁石により、等角度間隔
で並ぶ6極の磁極を有する磁石界磁Mが構成されてい
る。
【0034】フライホイール100の底壁部の中央部に
は回転軸取付け用のボス部102が設けられ、このボス
部が図示しない内燃機関のクランク軸に取り付けられ
る。
【0035】固定子2は、電機子鉄心200と、該電機
子鉄心に巻回された第1ないし第6のコイルW1 〜W6
とからなっている。電機子鉄心200は環状に形成され
た継鉄部Yと、該継鉄部Yの外周から等角度間隔で放射
状に突出した第1ないし第6の突極部P1 〜P6 とから
なっていて、突極部P1 〜P6 にそれぞれ第1ないし第
6のコイルW1 〜W6 が集中巻きされている。第1ない
し第6のコイルW1 〜W6 は、磁石回転子1の回転方向
に順に並ぶように、かつそれぞれの巻き方向を同一とし
て電機子鉄心200に巻回されて、閉回路を構成するよ
うに順に直列に接続されている。
【0036】図2に示したように、第1のコイルW1 な
いし第6のコイルW6 のそれぞれの巻終りの端末部とそ
れぞれに隣接するコイルの巻始めの端末部との接続点か
らそれぞれ第1ないし第6のタップ端子t1 ないしt6
が導出されて、同位相の1つ置きの3つのタップ端子t
1 ,t3 及びt5 が第1グループのタップ端子を構成
し、この第1グループのコイル接続端子と逆位相の他の
1つ置きの3つのタップ端子t2 ,t4 及びt6 が第2
グループのタップ端子を構成している。
【0037】ここで同位相のタップ端子とは、磁石回転
子の磁極に対する位相関係が等しいコイルにつながるタ
ップ端子であることを意味する。例えば図1に示した瞬
間には、タップ端子t1 につながるコイルW1 及びW2
のうち、回転子の回転方向に対して位相が進んだ方のコ
イルがN極に対向しているが、このとき他の同位相のタ
ップ端子t3 につながるコイルW3 ,W4 及びタップ端
子t5 につながるコイルW5 ,W6 のうちの位相が進ん
だ方向のコイルW3 及びW5 もN極に対向している。
【0038】また図示のようにタップ端子t1 ,t3 ,
t5 にそれぞれつながるコイルのうち、位相が進んだ方
のコイルW1 ,W3 及びW5 がN極に対向しているとき
に、これらのタップ端子と逆位相のタップ端子t2 ,t
4 及びt6 にそれぞれつながるコイルのうち位相が進ん
だ方のコイルW2 ,W4 及びW6 はS極に対向してい
る。
【0039】固定子2は、図示しない内燃機関のケース
等に設けられた固定子取り付け部に取り付けられて、そ
の突極部P1 〜P6 の先端の磁極部が磁石回転子1の磁
極に所定のギャップを介して対向させられる。
【0040】この例では、固定子2側に1つの回転子磁
極センサ3が固定されている。図示の回転子磁極センサ
3は、固定子の隣り合う特定の2つのコイルの間(図示
の例では、隣り合う2つのコイルW6 とW1 との間)の
位置に設定された検出位置で、該検出位置を通過する磁
石回転子の各磁極の極性を検出する磁気センサからなっ
ていて、検出した磁極がN極のときとS極のときとで異
なるレベルの信号を出力する。この磁気センサとして
は、例えばホールICを用いることができる。
【0041】図1に示した例では、スタータジェネレー
タを駆動するため、図2に示したように、1つずつ設け
られた第1スイッチ回路4及び第2スイッチ回路5と、
2つずつ設けられた第3スイッチ回路6及び第4スイッ
チ回路7と、これらスイッチ回路のスイッチ素子を制御
するスイッチ制御部8とからなる駆動回路が設けられて
いる。
【0042】第1スイッチ回路4は、上段のスイッチ素
子S1 と該上段のスイッチ素子に対して直列に接続され
た下段のスイッチ素子S2 と、下段のスイッチ素子S2
側にアノードを向けた状態で上段のスイッチ素子S1 に
並列に接続された上段の整流用ダイオードD1 と、カソ
ードを上段のスイッチ素子S1 側に向けた状態で下段の
スイッチ素子S2 に並列に接続された下段の整流用ダイ
オードD2 とを有している。この第1スイッチ回路4
は、上段のスイッチ素子S1 をバッテリ9の正極端子側
に向けた状態で該バッテリ9の両端に接続されている。
第1スイッチ回路4の上段のスイッチ素子S1 と下段の
スイッチ素子S2 との間から中間端子4aが引き出さ
れ、該中間端子4aが、固定子2の第1グループのタッ
プ端子の少なくとも1つ(図示の例では1つのタップ端
子t1 )に接続されている。
【0043】第2スイッチ回路5は、第1スイッチ回路
4と同様に構成されて、その中間端子5aが第2グルー
プのタップ端子の少なくとも1つ(図示の例では1つの
タップ端子t2 )に接続されている。
【0044】なお第1スイッチ回路4及び第2スイッチ
回路5は、それぞれ2以上設けられる場合もあるが、図
示の例では、これらのスイッチ回路が1つずつ設けられ
ている。
【0045】第3スイッチ回路6は、上段のスイッチ素
子S1 と該上段のスイッチ素子S1のオン時の通電方向
に対して順方向の上段の充電阻止ダイオードd1 との直
列回路からなる上段のアームと、下段のスイッチ素子S
2 と該下段のスイッチ素子のオン時の通電方向に対して
順方向の下段の充電阻止ダイオードd2 との直列回路か
らなっていて上段のアームに対して直列に接続された下
段のアームとを有して、上段のアーム(S1 ,d1 )を
バッテリ9の正極端子側に位置させた状態で該バッテリ
の両端に接続されている。この第3スイッチ回路6にお
いては、上段のアーム(S1 ,d1 )と下段のアーム
(S2 ,d2 )との間から中間端子6aが引き出されて
いる。第3スイッチ回路6は、少なくとも1つ設けられ
て、その中間端子6aが、固定子2の第1グループのタ
ップ端子の少なくとも1つに接続される。図示の例で
は、第3スイッチ回路6が2つ設けられていて、一方の
第3スイッチ回路6の中間端子6aは、固定子の第1グ
ループのタップ端子t3 に、また他方の第3スイッチ回
路6は、タップ端子t5 にそれぞれ接続されている。
【0046】第4スイッチ回路7は、第3スイッチ回路
6と同様に構成されている。この第4スイッチ回路7も
少なくとも1つ設けられてその中間端子7aが、第2ス
イッチ回路5の中間端子5aが接続されていない第2グ
ループのタップ端子の少なくとも1つに接続される。図
示の例では、第4スイッチ回路7が2つ設けられてい
て、一方の第4スイッチ回路7の中間端子7aがタップ
端子t4 に接続され、他方の第4スイッチ回路7の中間
端子7aがタップ端子t6 に接続されている。
【0047】図1に示した例では、各スイッチ素子がN
チャンネル形のMOSFETからなっているが、各スイ
ッチ素子は必ずしもMOSFETでなくてもよく、バイ
ポーラトランジスタやIGBT(ゲート絶縁形バイポー
ラトランジスタ)等であってもよい。
【0048】各スイッチ素子としてMOSFETを用い
る場合には、そのドレインソース間に形成されている寄
生ダイオードを整流用ダイオードD1 及びD2 として用
いることができる。
【0049】図示の例では、スイッチ素子としてMOS
FETを用いているため、第3スイッチ回路6及び第4
スイッチ回路7においても、上段のスイッチ素子S1 及
び下段のスイッチ素子S2 にそれぞれ整流用ダイオード
D1 及びD2 が並列接続されているが、これらの整流用
ダイオードはなくてもよい。
【0050】図示の例では、バッテリ9からコイルW1
〜W6 に流れる電流を検出するために、第1ないし第4
スイッチ回路4〜7の下段のスイッチ素子S2 の共通接
続点とバッテリ9の負極端子との間にシャント抵抗R1
が挿入されている。
【0051】図1に示した回転電機を内燃機関の始動時
に電動機として動作させて、磁石回転子1をクランク軸
の回転方向に回転させるため、回転子磁極センサ3の出
力に応じて第1ないし第4スイッチ回路4ないし7のス
イッチ素子を制御するスイッチ制御部8が設けられてい
る。
【0052】このスイッチ制御部8は、回転子磁極セン
サ3が例えばN極を検出していて、その出力Vh が一方
のレベルにあるときに第1スイッチ回路4及び第3スイ
ッチ回路6の上段のスイッチ素子S1 と第2スイッチ回
路5及び第4スイッチ回路7の下段のスイッチ素子S2
とをオン状態にし、回転子磁極センサ3が他方の磁極
(例えばS極)を検出していて、その出力Vh が他方の
レベルにあるときに第2スイッチ回路5及び第4スイッ
チ回路7の上段のスイッチ素子S1 と第1スイッチ回路
4及び第3スイッチ回路6の下段のスイッチ素子S2 と
をオン状態にするように、第1ないし第4スイッチ回路
をオンオフ制御する。
【0053】図示の例では、回転子磁極センサ3がホー
ルICからなっていて、該回転子磁極センサがN極を検
出したとき及びS極を検出したときにそれぞれHレベル
(高レベル)及びLレベル(低レベルまたは零レベル)
の信号Vh を出力するようになっている。スイッチ制御
部8には信号分配回路8A及び8Bが設けられていて、
信号分配回路8Aには回転子磁極センサ3の出力信号V
h がそのまま入力され、信号分配回路8Bには、インバ
ータ回路INVにより反転された回転子磁極センサの出
力信号が入力されている。スイッチ制御部8にはまた回
転数・駆動電流制御回路8Cが設けられていて、この回
転数・駆動電流制御回路8Cには、回転子磁極センサ3
の出力信号と、シャント抵抗R1 の両端の電圧とが入力
されている。
【0054】信号分配回路8Aは、回転子磁極センサ3
がN極を検出して、Hレベルの信号Vh を出力している
ときにタップ端子t1 に接続された第1スイッチ回路
4、タップ端子t3 に接続された第3スイッチ回路6、
及びタップ端子t5 に接続された第3スイッチ回路6の
上段のスイッチ素子S1 にそれぞれ与える駆動信号A,
C及びEをHレベルとして、これらのスイッチ回路のス
イッチ素子S1 をオン状態にする。またこのとき信号分
配回路8Bは、タップ端子t2 ,t4 ,t6 にそれぞれ
接続されたスイッチ回路5,7,7の下段のスイッチ素
子S2 に与える駆動信号B,D,FをHレベルとして、
これらのスイッチ回路のスイッチ素子S2をオン状態に
する。
【0055】また回転子磁極センサ3が磁石回転子のN
極を検出してHレベルの信号Vh を出力しているとき
に、信号分配回路8Aは、タップ端子t2 ,t4 及びt
6 にそれぞれ接続されたスイッチ回路5,7,7の上段
のスイッチ素子S1 に与える駆動信号B´,D´及びF
´をLレベルとして、これらのスイッチ素子S1 をオフ
状態に保つ。
【0056】回転子磁極センサ3が磁石回転子のS極を
検出してLレベルの信号Vh を出力しているときには、
信号分配回路8Aがタップ端子t2 ,t4 ,t6 にそれ
ぞれ接続されたスイッチ回路5,7,7に与える駆動信
号B´,D´及びF´をHレベルとして、これらのスイ
ッチ回路の上段のスイッチ素子S1 をオン状態にし、タ
ップ端子t1 ,t3 ,t5 につながるスイッチ回路4,
6,6の上段のスイッチ素子S1 に与える駆動信号A,
C,EをLレベルとして、これらのスイッチ素子S1 を
オフ状態にする。
【0057】また回転子磁極センサ3が回転子のS極を
検出してLレベルの信号を出力しているときには、信号
分配回路8Bがタップ端子t1 ,t3 ,t5 に接続され
たスイッチ回路4,6,6の下段のスイッチ素子S2 に
与える駆動信号A´,C´,E´をHレベルとして、こ
れらのスイッチS2 をオン状態にし、タップ端子t2,
t4 ,t6 に接続されたスイッチ回路5,7,7の下段
のスイッチ素子S2 に与える駆動信号B,D,FをLレ
ベルとしてこれらのスイッチ素子S2 をオフ状態に保
つ。
【0058】回転数・駆動電流制御回路8Cは、回転子
磁極センサ3の出力周波数から電動機の回転数を演算し
て、演算した回転数が機関の始動完了回転数よりも僅か
に高く、アイドリング回転数よりも僅かに低く設定され
た設定回転数に達したときに、信号分配回路8A及び8
Bに駆動停止指令信号を与えて、信号分配回路8A及び
8Bから出力される全ての駆動信号をLレベルとし、コ
イルW1 〜W6 への駆動電流の供給を停止する。
【0059】回転数・駆動電流制御回路8Cはまた、シ
ャント抵抗R1 の両端の電圧から検出された駆動電流の
大きさが制限値を超えたときに、信号分配回路8A及び
8Bに駆動停止指令信号を与えて、信号分配回路8A及
び8Bから出力される全ての駆動信号をLレベルとす
る。これにより、コイルW1 〜W6 への駆動電流の供給
を停止して、コイルに過大な電流が流れるのを防止す
る。
【0060】図1及び図2に示したスタータジェネレー
タにおいては、第1スイッチ回路4の整流用ダイオード
D1 ,D2 と、第2スイッチ回路5の整流用ダイオード
D1,D2 とにより、第1ないし第6のコイルW1 〜W6
のうちの1つのコイルW2に誘起する電圧を整流する単
相ブリッジ全波整流回路が構成され、この整流回路の直
流出力端子間に得られる電圧がバッテリ9の端子電圧を
超えた時に該整流回路からバッテリに充電電流が供給さ
れるようになっている。
【0061】図1及び図2に示したスタータジェネレー
タにおいては、回転子磁極センサ3が検出する磁極の極
性が変化する毎に、バッテリ9から固定子の第1グルー
プのタップ端子t1 ,t3 及びt5 を通してコイルに電
流を流す状態と、バッテリ9から固定子の第2グループ
のタップ端子t2 ,t4 及びt6 を通してコイルに電流
を流す状態とを切り換えて、磁石回転子1を機関の回転
方向に回転させる。
【0062】図3は、回転子磁極センサ3がHレベルの
信号を出力しているときの駆動回路の状態を示してい
る。回転子磁極センサ3がHレベルの信号を出力してい
るときには、タップ端子t1 及びt3 ,t5 につながる
第1スイッチ回路4及び第3スイッチ回路6,6の上段
のスイッチ素子S1 がオン状態になり、タップ端子t2
及びt4 ,t6 につながる第2スイッチ回路5及び第4
スイッチ回路7,7の下段のスイッチ素子S2 がオン状
態になる。このときバッテリ9から第1スイッチ回路4
の上段のスイッチS1 と中間端子4aとを通して電流i
が流れ、この電流iは、タップ端子t1 を通してコイル
W1 及びW2 に分流する。
【0063】コイルW1 に流入した電流はタップ端子t
6 から第4スイッチ回路7の下段のスイッチ素子S2 を
通してバッテリ9に帰還し、コイルW2 に流入した電流
はタップ端子t2 から第2スイッチ回路5の下段のスイ
ッチ素子S2 を通してバッテリ9に帰還する。
【0064】またバッテリ9からタップ端子t3 につな
がる第3スイッチ回路6の上段のスイッチS1 とダイオ
ードd1 と中間端子6aとを通してタップ端子t3 に電
流iが流れ、この電流はコイルW3 とW4 とに分流す
る。コイルW3 に流入した電流はタップ端子t2 から第
2スイッチ回路5の下段のスイッチ素子S2 を通してバ
ッテリ9に帰還し、コイルW4 に流入した電流はタップ
端子t4 から第4スイッチ回路7の下段のスイッチ素子
S2 を通してバッテリ9に帰還する。
【0065】更にバッテリ9からタップ端子t5 につな
がる第3スイッチ回路6の上段のスイッチ素子S1 とダ
イオードd1 と中間端子6aとを通してタップt5 に電
流iが流れ、この電流はコイルW5 とコイルW6 とに分
流する。コイルW5 に流入した電流はタップ端子t4 か
ら第4スイッチ回路7の下段のスイッチ素子S2 を通し
てバッテリ9に帰還し、コイルW6 に流入した電流はタ
ップ端子t6 から第4スイッチ回路7の下段のスイッチ
S2 を通してバッテリに帰還する。
【0066】上記のようにコイルに電流が流れて磁石回
転子1が回転し、図示しない点火装置が点火動作を行う
と、内燃機関が始動する。回転数・駆動電流制御回路8
Cは、回転子磁極センサ3の出力の周波数から機関の回
転数を演算し、機関が始動した後、演算した回転数がア
イドリング回転数よりも僅かに低い設定値に達した時
に、第1ないし第4スイッチ回路4ないし7への駆動信
号の供給を停止する。これにより、第1ないし第4スイ
ッチ回路のスイッチ素子S1 及びS2 がオフ状態にな
り、図1の回転電機は電動機としての動作を停止する。
内燃機関の回転数はアイドリング回転数で落ち着く。
【0067】内燃機関の回転数がアイドリング回転数を
超えると、発電コイルW2 から第1及び第2スイッチ回
路4及び6の整流用ダイオードD1 ,D2 により構成さ
れた整流回路を通してバッテリ9に充電電流ic が供給
される。このときの状態を図4に示した。図4の状態で
は、スイッチ制御部8が第1ないし第4スイッチ回路4
ないし7の全てのスイッチ素子への駆動信号の供給を停
止しており、全てのスイッチ回路のスイッチ素子S1 及
びS2 がオフ状態に保持されている。
【0068】図5(A)に示すように、各コイルを交流
電源eと該コイルの内部抵抗rで表し、これを単電池の
表示で等価的に表して、図4に示した状態におけるコイ
ルW2 と他のコイルW1 ,W3 〜W6 との関係を示す等
価回路を描くと図5(B)のようになる。図5(B)に
示すように、コイルW2 以外のコイルは、交互に位相が
180度異なるため、コイルW1 及びW3 〜W6 の直列
回路の両端に得られる電圧は、コイルW2 から得られる
電圧と同じになって、電圧のバランスはくずれない。ま
た図5(B)の等価回路において、コイルW2 単独から
なる回路とコイルW1 及びW3 〜W6 の直列回路とで
は、コイルW2 単独からなる回路の方が内部抵抗が小さ
いため、充電電流はほぼコイルW2 により決まってしま
う。したがって、バッテリの充電電流はほぼコイルW2
の出力電流に等しくなるため、半導体素子に係わる負担
を少なくすることができ、機関の中高速運転時にバッテ
リの過大な充電電流が流れてバッテリが破損するおそれ
をなくすことができる。
【0069】またバッテリ9の充電が完了して、該バッ
テリ9の両端の電圧が設定値を超えた時には、第1及び
第2スイッチ回路4及び5の上辺のスイッチ素子S1 を
ともにオフ状態にしたままで、両スイッチ回路の下辺の
スイッチ素子S2 を同時にオン状態にすることにより、
発電コイルW2 を短絡して、バッテリの充電を停止させ
ることができる。このとき、第1及び第2スイッチ回路
4及び5の下辺のスイッチ素子S2 を通して流れる短絡
電流は1コイル分の短絡電流となるので、スイッチ素子
S2 の過大な負担がかかることがない。
【0070】図1及び図2に示したスタータジェネレー
タを用いた内燃機関の回転数と、該ジェネレータにより
充電されるバッテリの電圧と、スイッチ回路の制御動作
との関係を示すタイミングチャートの一例を図6に示し
た。
【0071】図6(A)は、機関の回転数の時間的変化
を示したもので、この例では、機関が一旦始動した後、
失火したために再始動動作が行われた場合を想定してい
る。同図においてN1 はアイドリング回転数を示し、N
2 は始動完了を確認するための設定回転数を示してい
る。
【0072】また図6(B)はシャント抵抗R1 の両端
に現れる電圧により検出される電流が制限値を超えた時
に、図示しない過電流検出回路から得られる過電流検出
信号を示し、図6(C)はバッテリ9の端子電圧の時間
的変化を示している。
【0073】図6(D)は回転子磁極センサ3の出力信
号を示し、図6(E)ないし(H)はそれぞれスイッチ
制御部8が出力する駆動信号(A,C,E),(A´,
C´,E´),(B,D,F)及び(B´,D´,F
´)を示している。
【0074】図6に示した例では、時刻To において、
機関を始動するために、図示しないキースイッチがオン
状態にされている。キースイッチがオン状態にされる
と、回転子磁極センサ3の出力レベルに応じて、スイッ
チ制御部8からスイッチ回路4〜7のスイッチ素子に、
図6(E)ないし(H)に示すように駆動信号(A,
C,E),(A´,C´,E´),(B,D,F)及び
(B´,D´,F´)が与えられる。図示の例では、時
刻To でキースイッチがオン状態にされた直後に回転子
磁極センサ3の出力のレベルがHレベルにあるため、駆
動信号A,C,E及びB´,D´,F´がHレベルにさ
れ、スイッチ回路4,タップ端子t4 につながるスイッ
チ回路6及びタップ端子t5 につながるスイッチ回路6
の上段のスイッチ素子S1 と、第2スイッチ回路5と、
タップ端子t4 につながるスイッチ回路7及びタップ端
子t6 につながるスイッチ回路7の下段のスイッチ素子
S2 とがオン状態になる。これによりバッテリ9からコ
イルW1 〜W6 に大きな駆動電流が流れ、バッテリ9の
端子電圧が低下する。コイルW1 〜W6 を流れる駆動電
流が制限値を超えると、図6(B)に示すように過電流
検出信号が発生するため、回転数・駆動電流制御回路8
Cが図6(H)に示すように、駆動信号B´,D´,F
´をLレベルにし、これらの駆動信号が与えられていた
スイッチ回路のスイッチ素子S2 をオフ状態にする。こ
れにより過電流検出信号が消滅し、再び駆動信号B´,
D´,F´が発生する。このように、機関の始動時に
は、コイルW1 〜W6 に流れる駆動電電流が制限値を超
える毎にスイッチ回路の下段のスイッチ素子がオフ状態
にされるため、コイルW1 〜W6 には駆動電流が断続的
に流れる。
【0075】回転数がある程度上昇した後は、電動機の
負荷が軽くなるため、コイルW1 〜W6 を流れる電流が
制限値を超えなくなり、過電流検出信号は発生しなくな
る。図6に示した例では、時刻T1 において、回転数が
アイドリング回転数を超えた後、何らかの原因により機
関が失火したために、回転数が低下し、時刻T2 におい
て、回転数が設定値N2 まで低下した時に、機関の再始
動操作が行われている。
【0076】時刻T2 において再始動操作が行われた
後、時刻T3 において回転数がアイドル回転数N1 を超
え、バッテリ9の充電が開始される。また時刻T4 にお
いて、バッテリ9の端子電圧が設定値を超えたため、第
1及び第2スイッチ回路4及び5の下段のスイッチ素子
S2 が同時にオン状態にされ、コイルW2 が短絡されて
いる。このコイルW2 の短絡により、バッテリ9の充電
が停止させられるため、バッテリ9の端子電圧が低下し
ていく。時刻T5 においてバッテリ9の端子電圧が設定
値以下になると、第1及び第2スイッチ回路4及び5の
下段のスイッチ素子S2 がオフ状態にされて、バッテリ
の充電が再開される。
【0077】図4に示した回路でバッテリを充電した場
合に、充電電流が不足するときには、図7に示すよう
に、充電阻止ダイオードd1 ,d2 が挿入されている第
3スイッチ回路6及び第4スイッチ回路7をそれぞれ1
つだけ設けて、それぞれの中間端子をタップ端子t5 及
びt6 に接続し、残りのタップ端子には2つずつ設けら
れた第1スイッチ回路4または第2スイッチ回路5の中
間端子を接続する。
【0078】このように構成した場合の等価回路は図8
のようになる。この場合、充電電流は、コイルW2 ,W
3 及びW4 の3つのコイルによりほぼ決まり、図1に示
した例でバッテリに流れる充電電流のほぼ3倍の充電電
流を流すことができる。また図7の回路では、タップ端
子t1 及びt2 にそれぞれ接続されたスイッチ回路4及
び5の整流用ダイオードにより構成される整流回路と、
タップ端子t2 及びt3 にそれぞれ接続されたスイッチ
回路5及び4の整流用ダイオードにより構成される整流
回路と、タップ端子t3 及びt5 にそれぞれ接続された
スイッチ回路4及び5の整流用ダイオードにより構成さ
れる整流回路との3つの整流回路がそれぞれ3つのコイ
ルW2 ,W3 及びW4 に対応しているため、整流回路を
構成する各ダイオードに係わる負担は、図1に示した回
路を用いた場合よりも僅かに増えるだけである。
【0079】また図7の回路から充電阻止ダイオードd
1 ,d2 を取り去って、全てのスイッチ回路を第1スイ
ッチ回路4または第2スイッチ回路5とすると、等価回
路は図9のようになり、図1の場合のほぼ6倍の充電電
流を流すことができる。 図10は、上記のように、電
流の出力を阻止するスイッチ回路の数を変えることによ
り、充電電流を変化させることができることを利用し
て、バッテリの充電電流を幅広く変化させることができ
るようにした例を示したものである。
【0080】この例では、タップ端子t1 〜t6 のそれ
ぞれに対して同一に構成されたスイッチ回路U1 ないし
U6 が設けられている。
【0081】各スイッチ回路は、上段のアームと該上段
のアームに直列に接続された下段のアームとからなって
いて、スイッチ回路U1 ないしU6 のそれぞれの上段の
アームと下段のアームとの間から引き出された中間端子
がタップ端子t1 ないしt6に接続されている。
【0082】スイッチ回路U1 〜U6 はそれぞれの上段
のアームをバッテリ9の正極端子側に位置させた状態で
バッテリ9の両端に並列に接続されている。
【0083】各スイッチ回路の上段のアームは、オン時
にバッテリから流出する電流の通電を許容する上段の主
スイッチ素子S1 と、オン時の通電方向を上段の主スイ
ッチ素子S1 のオン時の通電方向と逆にして該上段の主
スイッチ素子S1 に対して直列に接続された上段の制御
用スイッチ素子S1 ´と、上段の主スイッチ素子S1の
オン時の通電方向に対して逆方向に向けられて上段の主
スイッチ素子S1 に対して並列接続された上段の整流用
ダイオードD1 と、上段の制御用スイッチ素子S1 ´の
オン時の通電方向と逆方向に向けられて該上段の制御用
スイッチ素子S1 ´に並列接続されたバイパス用ダイオ
ードD1 ´とからなっている。
【0084】また各スイッチ回路の下段のアームは、オ
ン時にバッテリに帰還する電流の通電を許容する下段の
主スイッチ素子S2 と、オン時の通電方向を下段の主ス
イッチ素子S2 のオン時の通電方向と逆にして下段の主
スイッチ素子に直列に接続された下段の制御用スイッチ
素子S2 ´と、下段の主スイッチ素子のオン時の通電方
向に対して逆方向に向けられて下段の主スイッチ素子S
2 に並列接続された下段の整流用ダイオードD2 と、下
段の制御用スイッチ素子のオン時の通電方向と逆方向に
向けて該下段の制御用スイッチ素子に並列接続された下
段のバイパスダイオードD2 ´とからなっている。
【0085】図示の上段の主スイッチ素子S1 は、ドレ
インをバッテリの正極端子に接続したMOSFETから
なり、上段の制御用スイッチ素子S1 ´は、上段の主ス
イッチ素子S1 を構成するMOSFETのソースにソー
スを接続したMOSFETからなっている。
【0086】また下段の主スイッチ素子S2 は、ソース
をバッテリの負極に接続したMOSFETからなり、下
段の制御用スイッチ素子S2 ´は、主スイッチ素子S2
を構成するMOSFETのドレインにドレインを接続
し、上段の制御用スイッチ素子S1 ´を構成するMOS
FETのドレインにソースを接続したMOSFETから
なっている。
【0087】そして、スイッチ回路U1 ないしU6 のそ
れぞれの上段の制御用スイッチ素子S1 ´を構成するM
OSFETのドレインと、下段の制御用スイッチ素子S
2 ´を構成するMOSFETのソースとの接続点(上段
のアームと下段のアームとの接続点)からそれぞれ中間
端子u1 ないしu6 が引き出され、これらの中間端子u
1 ないしu6 がそれぞれ対応するタップ端子t1 ないし
t6 に接続されている。
【0088】上記スイッチ回路U1 〜U6 を制御するた
めに図示しないスイッチ制御部が設けられ、該スイッチ
制御部からスイッチ回路U1 ないしU6 のスイッチ素子
S1及びS1 ´にそれぞれ駆動信号A1 ないしF1 及び
A2 ないしF2 が与えられる。またスイッチ制御部は、
スイッチ回路U1 ないしU6 のスイッチ素子S2 ´及び
S2 にそれぞれ駆動信号A3 ないしF3 及びA4 ないし
F4 を与える。
【0089】スイッチ制御部は、内燃機関の始動時に磁
石回転子をクランク軸の回転方向に回転させるべく、回
転子磁極センサ3の出力が一方のレベル(例えばHレベ
ル)にあるときに第1グループのタップ端子t1 ,t3
及びt5 に中間端子が接続されたスイッチ回路U1 ,U
3 及びU5 の上段の主スイッチ素子S1 と、第2グルー
プのタップ端子t2 ,t4 及びt6 に中間端子が接続さ
れたスイッチ回路U2,U4 及びU6 の下段の主スイッ
チ素子S2 とをオン状態にし、回転子磁極センサの出力
が他方のレベルにあるときに前記第2グループのタップ
端子t2 ,t4及びt6 に中間端子が接続されたスイッ
チ回路の上段の主スイッチ素子S1 と第1グループのタ
ップ端子t1 ,t3 及びt5 に中間端子が接続されたス
イッチ回路の下段の主スイッチ素子S2 とをオン状態に
するように制御する。スイッチ制御部はまた、内燃機関
が始動した後に、各スイッチ回路の上段の主スイッチ素
子S1 及び下段の主スイッチ素子S2 を共にオフ状態に
保持するとともに、バッテリ9の充電電流の目標値に応
じて選択した所定数のスイッチ回路の上段の制御用スイ
ッチ素子S1 ´及び下段の制御用スイッチ素子S2 ´を
オフ状態にし、他のスイッチ回路の上段の制御用スイッ
チ素子S1 ´及び下段の制御用スイッチ素子S2 ´をオ
ン状態に保持するように制御する。
【0090】図10に示した回路において、機関が始動
した後ジェネレータとして動作させる際に、スイッチ回
路U1 ないしU6 の制御用スイッチ素子S1 ´及びS2
´を全てオン状態にしたとすると、出力電圧V対出力電
流I特性は、図11の曲線aのようになり、端子電圧が
VB のバッテリに流れる充電電流はIc3 となる。
【0091】これに対し、スイッチ回路U5 及びU6 の
制御用スイッチ素子S1 ´及びS2´をオフ状態にする
と、充電電流は曲線bのようにIc2に低下する。また、
スイッチ回路U3 ないしU6 の制御用スイッチ素子S1
´及びS2 ´をオフ状態にすると、充電電流は曲線cの
ようにIc1に低下する。
【0092】図10に示したように構成すると、機関が
始動した後、スイッチ回路U1 ないしU6 の制御用スイ
ッチ素子S1 ´及びS2 ´を選択的にオン状態にするこ
とにより、バッテリの充電電流を適宜に変化させること
ができる。
【0093】図1に示したように構成した場合には、充
電電流がコイルW2 に偏って流れるため、電機子反作用
により回転子に偏荷重がかかるが、図12に示したよう
に、磁石回転子1の極数を2倍(12極)にするととも
に、固定子2の極数を2倍(12極)にして、図13に
示したように、機械角で180度離れた位置にある同位
相のコイルにつながるタップ端子どうし(t1 とt7 ,
t2 とt8 ,t3 とt9 ,t4 とt10,t5 とt11及び
t6 とt12)を相互に接続するようにすると、機関が始
動した後、ジェネレータとして動作させる際に、180
度離れた対称位置にあるコイルW2 及びW8 に充電電流
が流れるため、回転子に偏荷重がかかるのを防ぐことが
できる。
【0094】図14及び図15は本発明に係わるスター
タジェネレータの他の構成例を示したもので、図15に
はコイルが展開された状態で示されている。この例で
は、回転子1が12極に構成され、電機子鉄心200に
12のスロットが設けられて、コイルW1 ないしW12が
3スロットに跨がって分布巻き(重ね巻き)されてい
る。図14(B)においては、一連のスロットにスロッ
ト番号1ないし12が付されている。コイルW1 ないし
W12はそれぞれの巻き方向を同一にして、電機子鉄心の
スロットに順次重ね巻きされて、閉回路を構成するよう
に直列に接続されている。コイル間の渡り部は電機子鉄
心200に固定された絶縁樹脂製のフレーム202に基
部が埋め込まれて固定された一連のピン203に巻き付
けられて、これらのピン203,203,…からタップ
端子t1 ないしt12が引き出されている。コイルW1 な
いしW12のそれぞれの巻終りの端末部とそれぞれに隣接
するコイルの巻始めの端末部との接続部からそれぞれタ
ップ端子t1 ないしt12が引き出されて、これらのタッ
プ端子にスイッチ回路4ないし7の中間端子が接続され
ている。スイッチ回路の構成、及びスイッチ制御部8の
構成は、各スイッチ回路の上段のスイッチ素子としてP
チャンネル型のMOSFETを用いている点を除き、図
13に示した例と同様である。
【0095】またこの例では、図14(A)及び図15
に示したように、回転子のフライホイール100に設け
られたボス部102の外周に、磁石回転子の磁極と同じ
ように着磁されたリング状の位置検出用磁石20が取り
付けられていて、この磁石20の磁極を検出するように
回転子磁極センサ3が設けられている。図示の回転子磁
極センサ3は6番スロットに相応する位置(隣り合うコ
イルW5 とW8 との間の位置)に配置されている。回転
子磁極センサ3の出力リードはワイヤハーネス21を通
して外部に導出されてスイッチ制御部8に接続される。
【0096】図15はスタータモータとして動作してい
る時の電流iの流れを示している。この例では、電機子
電流iが流れている各コイルのコイル辺と磁石回転子の
界磁極が1:1で対応して、有効にトルクを発生する。
【0097】図14の回転電機をジェネレータとして動
作させた際の充電電流ic の流れを図16に示した。充
電電流ic は180度離れた対称位置にあるコイルW2
及びW8 を流れる。
【0098】この回転電機においては、各巻線が3スロ
ットに跨がって巻かれているため、各コイルの内側にN
SNのように3つの界磁極が存在し、各コイルに対して
1対の界磁極を流れる時速が打ち消し合うように配置さ
れる。そのため、各巻線と鎖交する磁束は一極分の磁束
と同じになる。このようにコイルを分布巻きすると、ア
イドリング時の出力電圧がバッテリ電圧に等しくなるよ
うに、充電電流を取り出すコイルを制限しても、充電時
の負荷バランスを良好にすることができる。
【0099】図14に示した例では、コイルを3スロッ
トに跨がって巻回しているが、各コイルを5スロットに
跨がって巻回することもできる。コイルを5スロットに
跨がって巻回すると、スタータモータとして動作する際
に働く磁極の数が増えるが、ジェネレータとして動作さ
せた際に発生する電圧は1極にコイルを巻回した場合と
同様であるため、スタータモータ特性とジェネレータ特
性との間の差が大きい場合に有効である。
【0100】上記の例のように、6個のスイッチ回路を
設ける場合のスイッチ制御部8の具体的回路構成例を図
17に示した。この例では、回転子磁極センサ3がHレ
ベルの信号を出力した時に、ボルテージホロワ回路を構
成するように結線された演算増幅器OP1 と、インバー
タ回路INV1 とINV2 ,INV3 とを通してトラン
ジスタTR1 のベースにLレベルの信号が与えられるた
め、該トランジスタTR1 がオフ状態にされる。またこ
のときトランジスタTR2 のベースにはHレベルの信号
が与えられて該トランジスタTR2 がオン状態になるた
め、スイッチ回路4及び6のスイッチ素子S1 のドライ
バを構成するトランジスタTR3 がオン状態になって、
タップ端子t1 ,t3 ,t5 にそれぞれ中間端子が接続
されたスイッチ回路4,6,6の上段のスイッチ素子S
1 を構成するFETがオン状態になる。
【0101】また回転子磁極センサ3がHレベルの信号
を出力したときには、演算増幅器OP2 とインバータI
NV4 とINV5 とINV6 とINV7 とを通してトラ
ンジスタTR4 のベースにHレベルの信号が与えられる
ため、該トランジスタTR4がオン状態になるが、この
ときトランジスタTR5 のベースにはLレベルの信号が
与えられて該トランジスタTR5 がオフ状態にあるた
め、スイッチ回路5及び7の上段のスイッチ素子S1 の
ドライバを構成するトランジスタTR6 はオフ状態にあ
る。
【0102】回転子磁極センサ3の出力がHレベルの時
にはまた、インバータINV9 の出力がLレベルである
ため、トランジスタTR8 がオフ状態にある。このとき
スイッチ回路4及び6の下段のスイッチ素子S2 を構成
するFETには駆動信号が与えられないため、該スイッ
チ素子S2 はオフ状態にある。一方インバータINV10
の出力はHレベルであるため、トランジスタTR9 がオ
ン状態になる。これによりスイッチ回路5及び7の下段
のスイッチ素子を構成するMOSFETに駆動信号が与
えられるため、該スイッチ素子S2 がオン状態になる。
【0103】回転子磁極センサ3が検出する磁極の極性
が反転してその出力がLレベルになると、インバータI
NV3 の出力がHレベルになるため、トランジスタTR
1 がオン状態になり、各トランジスタTR3 へのベース
電流の供給を阻止する。そのため、各トランジスタTR
3 がオフ状態になり、スイッチ回路4及び6の上段のス
イッチ素子S1 への駆動信号の供給が停止する。これに
より、スイッチ回路4及び6の上段のスイッチ素子S1
がオフ状態になる。
【0104】また回転子磁極センサ3の出力がLレベル
になると、インバータINV6 の出力及びインバータI
NV7 の出力がHレベルになるため、トランジスタTR
5 がオン状態になる。またこのときインバータINV7
の出力がLベルになるため、トランジスタTR4 がオフ
状態になり、スイッチ回路5及び7の上段のスイッチ素
子のドライバであるトランジスタTR6 がオン状態にな
る。したがって、スイッチ回路5及び7の上段のスイッ
チ素子S1 がオン状態になる。
【0105】回転子磁極センサ3の出力がLレベルのと
きにはまた、インバータINV9 の出力がHレベルであ
るため、トランジスタTR8 がオン状態になり、トラン
ジスタTR8 ´がオフ状態になる。これにより、スイッ
チ回路4及び6の下段のスイッチ素子S2 に駆動信号が
与えられるため、該スイッチ素子S2 がオン状態にな
る。このとき、インバータINV10の出力はLベルであ
るため、トランジスタTR9 がオフ状態になり、トラン
ジスタTR9 ´がオン状態になる。このときスイッチ回
路5及び7の下段のスイッチ素子S2 には駆動信号が与
えられないため、該スイッチ素子S2 はオフ状態にな
る。
【0106】図17の回路においては、回転子磁極セン
サ3の出力がHレベルになる毎に、演算増幅器OP3 を
通して微分回路30に矩形波パルスが印加される。この
とき微分回路30は矩形波パルスの立上がりでトランジ
スタTR7 にパルスを与えるため、該トランジスタTR
7 が短時間オン状態になり、コンデンサC1 の電荷を抵
抗R2 を通して放電させる。トランジスタTR7 がオフ
状態になるとコンデンサC1 が抵抗R3 を通して一定の
時定数で充電されていく。機関の回転数が低く、回転子
磁極センサ3の出力周波数が低い間は、コンデンサC1
の放電周期が長く、コンデンサC1 を充電する時間が長
いため、該コンデンサの端子電圧は高くなっている。機
関の回転数が上昇し、回転子磁極センサ3の出力周波数
が高くなっていくと、コンデンサC1 の放電間隔が短く
なって、コンデンサC1 を充電する時間が短くなってい
くため、該コンデンサC1 の両端の電圧は低くなってい
く。したがって、コンデンサC1 の端子電圧は、機関の
回転数にほぼ反比例して変化する。図示の例では、機関
の回転数が始動完了回転数未満のときにコンデンサC1
の端子電圧が抵抗R4 の両端の基準電圧を超えているよ
うに、回路定数が設定されている。
【0107】機関の回転数が始動完了回転数よりも低い
状態では、コンデンサC1 の両端の電圧が抵抗R4 の両
端に得られる基準電圧よりも高いため、比較器CP1 の
出力はLレベルになっており、インバータINV8 の出
力がHレベルであるため、インバータINV2 及びIN
V6 の出力がHレベル及びLレベルに変化するのが許容
される。機関の回転数が始動完了回転数を超えると、コ
ンデンサC1 の両端の電圧が抵抗R4 の両端に得られる
基準電圧よりも低くなるため、比較器CP1 の出力がH
レベルになり、インバータINV8 の出力がLレベルに
なる。これにより、インバータINV2 及びINV6 の
出力がLレベルに保持されるため、トランジスタTR1
がオン状態に保持され、トランジスタTR5 がオフ状態
に保持される。
【0108】機関の始動が完了して、その回転数が始動
完了回転数を超えたときには、上記のように、トランジ
スタTR1 がオン状態に保持され、トランジスタTR5
がオフ状態に保持されるため、スイッチ回路4ないし7
の上段のスイッチ素子S1 は回転子磁極センサの出力の
如何に係わりなく、オフ状態に保持され、スタータモー
タとしての動作が禁止される。
【0109】この例では、微分回路30と、トランジス
タTR7 と、抵抗R2 及びR3 とコンデンサC1 とによ
り、回転子磁極センサの出力周波数を電圧信号に変換す
る周波数/電圧変換器が構成されている。
【0110】図17の回路においては、バッテリ9の端
子電圧VB が比較器CP2 に入力されて、基準電圧Vr1
と比較される。バッテリの端子電圧VB が基準電圧Vr1
以下のときには、比較器CP2 の出力がHレベルである
ため、インバータINV11の出力はLレベルになってい
る。この状態では、トランジスタTR11及びTR12がオ
フ状態になっており、インバータINV1 ,INV5 ,
INV2 及びINV10の出力がHレベルとLレベルとに
変化するのが許容されている。
【0111】バッテリ9の端子電圧VB が基準電圧Vr1
を超えると、比較器CP2 の出力がLレベルになり、イ
ンバータINV11の出力がHレベルになるため、トラン
ジスタTR11及びTR12がオン状態になる。このときイ
ンバータINV1 ,INV5,INV2 及びINV10の
出力がLレベルに保持される。このときインバータIN
V9 の出力及びインバータINV10の出力が共にHレベ
ルになるため、トランジスタTR8 及びTR9 が共にオ
ン状態になり、タップ端子t1 及びt2 にそれぞれ中間
端子が接続されたスイッチ回路4及び5の下段のスイッ
チ素子S2 が共にオン状態になる。これによりコイルW
2 が短絡されるため、バッテリ9の充電が停止される。
【0112】図17の回路ではまた、シャント抵抗R1
の両端に得られる電圧が演算増幅器OP4 を通して増幅
された後、電流検出信号Vi として比較器CP3 に入力
されて基準電圧Vr2と比較される。スタータモータとし
て動作させる際に流れる駆動電流が制限値を超えると、
電流検出信号Vi が基準電圧Vr2を超えるため、比較器
CP3 の出力がLレベルになり、インバータINV12の
出力がHレベルになる。これによりタイマ31が時限動
作を開始する。タイマ31が時限動作を完了すると、ト
ランジスタTR13にベース電流が与えられて該トランジ
スタTR13がオン状態にされる。これによりインバータ
INV9 及びINV10の出力がLレベルに保持され、各
スイッチ回路の下段のスイッチ素子S2 の駆動が停止さ
れて、コイルW1 ないしW6 への駆動電流の供給が停止
する。
【0113】図18は、6個のスイッチ回路を設ける場
合のスイッチ制御部8の他の具体的回路構成例を示した
もので、この例では、第3スイッチ回路6及び第4スイ
ッチ回路7から充電阻止ダイオード(図17に示したd
1 ,d2 )が省略されて、代りに、第3スイッチ回路及
び第4スイッチ回路を通してバッテリの充電電流が流れ
るのを阻止するために、タップ選択スイッチが用いられ
ている。
【0114】即ち、図18の例では、第3スイッチ回路
6が、上段のスイッチ素子S1 と該上段のスイッチ素子
に対して直列に接続された下段のスイッチ素子S2 とを
有していて、上段のスイッチ素子S1 をバッテリ9の正
極端子側に向けた状態で該バッテリの両端に接続される
とともに、上段のスイッチ素子S1 と下段のスイッチ素
子S2 との間から引き出された中間端子が、第1スイッ
チ回路4の中間端子には接続されていない固定子の第1
グループのタップ端子の少なくとも1つ(図示の例では
t3 ,t5 )にオンオフ制御が可能な第3スイッチ回路
用タップ選択スイッチSt3を通して接続されている。
【0115】また第4スイッチ回路7は、第3スイッチ
回路6と同様に構成されてその中間端子が第2スイッチ
回路5の中間端子が接続されていない第2グループのタ
ップ端子の少なくとも1つ(図示の例ではt4 ,t6 )
にオンオフ制御が可能な第4スイッチ回路用タップ選択
スイッチSt4を通して接続されている。
【0116】この場合、スイッチ制御部8は、内燃機関
の回転数が始動完了回転数未満のときに各タップ選択ス
イッチSt3,St4をオン状態にし、内燃機関の回転数が
始動完了回転数以上になっているときに各タップ選択ス
イッチSt3,St4をオフ状態にするように各タップ選択
スイッチを制御するとともに、内燃機関の始動時に磁石
回転子をクランク軸の回転方向に回転させるべく、回転
子磁極センサ3の出力が一方のレベルにあるときに第1
スイッチ回路4及び第3スイッチ回路6の上段のスイッ
チ素子S1 と第2スイッチ回路5及び第4スイッチ回路
7の下段のスイッチ素子S2 とをオン状態にし、回転子
磁極センサ3の出力が他方のレベルにあるときに第2ス
イッチ回路及び第4スイッチ回路の上段のスイッチ素子
と第1スイッチ回路及び第3スイッチ回路の下段のスイ
ッチ素子とをオン状態にするように、第1ないし第4ス
イッチ回路をオンオフ制御するように構成される。
【0117】図示の例では、タップ選択スイッチSt3及
びSt4としてリレーが用いられていて、タップ選択スイ
ッチSt3を構成するリレーの常開接点a3 が第3スイッ
チ回路6の中間端子とタップt3 またはt5 との間に挿
入され、タップ選択スイッチSt4を構成するリレーの常
開接点a4 が第4スイッチ回路7の中間端子とタップt
4 またはt6 との間に挿入されている。またタップ選択
スイッチSt3を構成するリレーのコイルY3 及びタップ
選択スイッチSt4を構成するリレーのコイルY4 が互い
に並列に接続され、これらのリレーのコイルの並列回路
がトランジスタTR15のコレクタエミッタ間回路を通し
て図示しない電源に接続されている。そして、比較器C
P1 の出力がインバータINV15を通してトランジスタ
TR15のベースに与えられ、機関の回転数が始動完了回
転数より低く、比較器CP1 の出力がLレベルになって
いるときに、トランジスタTR15がオン状態になって、
タップ選択スイッチSt3及びSt4を構成するリレーを励
磁し、機関の回転数が始動完了回転数以上になり、比較
器CP1 の出力がHレベルになっているときに、トラン
ジスタTR15がオフ状態になって、タップ選択スイッチ
St3及びSt4を構成するリレーを消勢するようになって
いる。その他の構成は図17に示したものと同様であ
る。
【0118】図18に示した回路においては、機関の回
転数が始動完了回転数よりも低く、比較器CP1 の出力
がLレベルにあるときに、トランジスタTR15がオン状
態になって、タップ選択スイッチSt3及びSt4をそれぞ
れ構成するリレーを励磁するため、これらのタップ選択
スイッチを構成するリレーの接点a3 ,a4 が閉じ、第
3スイッチ回路6及び第4スイッチ回路7の中間端子が
それぞれ所定のタップに接続される。したがって、機関
の始動時には、固定子の全てのコイルに駆動電流が与え
られ、大きな出力トルクが得られる。
【0119】機関の回転数が始動完了回転数を超える
と、比較器CP1 の出力がHレベルになるため、トラン
ジスタTR15がオフ状態になり、タップ選択スイッチS
t3及びSt4をそれぞれ構成するリレーを消勢する。その
ため、これらのタップ選択スイッチを構成するリレーの
接点a3 ,a4 が開き、第3スイッチ回路6及び第4ス
イッチ回路7の中間端子がそれぞれ所定のタップから切
り離される。したがって、機関の始動が完了した後は、
固定子の一部のコイルから第1スイッチ回路4及び第2
スイッチ回路5の整流用ダイオードD1 ,D2 により構
成される整流回路を通してバッテリ9に充電電流が流
れ、バッテリの過充電が防止される。その他の動作は図
17に示した例と同様である。
【0120】図18に示した例では、タップ選択スイッ
チをリレーにより構成したが、このタップ選択スイッチ
はオンオフ制御が可能なスイッチであればよく、必ずし
もリレーに限らない。
【0121】図18に示した例では、タップ選択スイッ
チSt3及びSt4をそれぞれ個別のリレーにより構成して
いるが、所要個数の接点を有する1つのリレーを用い
て、タップ選択スイッチSt3及びSt4を構成するように
してもよい。
【0122】図17に示した例のように、第3スイッチ
回路及び第4スイッチ回路に充電阻止ダイオードd1 ,
d2 を設けることにより、機関が始動した後に第3スイ
ッチ回路及び第4スイッチ回路を通してバッテリに充電
電流が流れるのを阻止するようにした場合には、ダイオ
ードd1 ,d2 を通して流れていた電流が遮断する際に
ダイオードd1 ,d2 でスパイク電圧が発生し、このス
パイク電圧がノイズとなって制御回路の動作に悪影響を
与える恐れがあるが、図18に示したように、リレーを
用いると、ノイズ信号が発生するのを防ぐことができ
る。
【0123】上記の例では、回転子の磁極数と固定子の
コイル数とを同じにしたが、本発明は一般に回転子がn
極(nは4以上の偶数)で、固定子にm個(m=n×
α)(αは1以上の整数)のコイルを設ける場合に適用
することができる。
【0124】図17に示した例では、スイッチ制御部8
をハードウェア回路により構成したが、スイッチ制御部
8は、マイクロコンピュータに所定のプログラムを実行
させることにより実現することもできる。
【0125】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、内燃機
関を始動する際には、固定子の全てのコイルに駆動電流
を流して大きなトルクを発生させることができるため、
機関の始動を支障なく行なわせることができる。また機
関が始動した後は、固定子の一部のコイルから、一部の
スイッチ回路の上段の整流用ダイオードと下段の整流用
ダイオードとにより構成される整流回路を通して、バッ
テリに充電電流が供給されるようにしたため、機関の中
高速回転時にバッテリに過大な充電電流が流れるのを防
ぐことができる。
【0126】また本発明によれば、1つの回転子磁極セ
ンサを用いるだけでスタータモータとしての動作を行わ
せることができるので、駆動回路を簡単にすることがで
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるスタータジェネレータの機械的
部分の構成例を示した正面図である。
【図2】図1のスタータジェネレータを駆動するために
用いる駆動回路の構成を示した回路図である。
【図3】図1及び図2に示したスタータジェネレータを
スタータモータとして動作させる際の回路の状態を示し
た回路図である。
【図4】図1及び図2に示したスタータジェネレータを
ジェネレータとして動作させる際の回路の状態を示した
回路図である。
【図5】(A)は図4を等価回路で表すために、各コイ
ルを単電池で置き換えることを説明する説明図、(B)
は図4の回路の等価回路を示した回路図である。
【図6】上記スタータジェネレータの動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】図1及び図2に示したスタータジェネレータに
おいて、充電電流を増加させるために、充電阻止ダイオ
ードの数を少なくした例を示した回路図である。
【図8】図7の回路の等価回路を示した回路図である。
【図9】図7に示した回路から全ての充電阻止ダイオー
ドを除去した場合の等価回路を示した回路図である。
【図10】本発明で用いることができるスイッチ回路の
他の構成例を示した回路図である。
【図11】図10のスイッチ回路を用いた場合に得られ
るジェネレータの出力電圧対出力電流特性を示した線図
である。
【図12】本発明に係わるスタータジェネレータの機械
的部分の他の構成例を示した正面図である。
【図13】図12のスタータジェネレータを駆動する回
路の構成例を示した回路図である。
【図14】(A)及び(B)はそれぞれ本発明に係わる
スタータジェネレータの機械的部分の更に他の構成例を
示した縦断面図及び正面図である。
【図15】図14のスタータジェネレータを駆動する回
路の構成例を示した回路図である。
【図16】図14のスタータジェネレータを駆動する回
路の他の構成例を示した回路図である。
【図17】図2に示したスイッチ制御部の具体的構成例
を示した回路図である。
【図18】図2に示したスイッチ制御部の他の具体的構
成例を示した回路図である。
【図19】スタータジェネレータを機関に取り付けた状
態を示した断面図である。
【符号の説明】
1…磁石回転子、100…フライホイール、2…固定
子、200…電機子鉄心、3…回転子磁極センサ、4…
第1スイッチ回路、5…第2スイッチ回路、6…第3ス
イッチ回路、7…第4スイッチ回路、8…スイッチ制御
部、W1 〜W6 …コイル,S1 …上段のスイッチ素子、
S2 …下段のスイッチ素子、D1 …上段の整流用ダイオ
ード、D2 …下段の整流用ダイオード、d1 …上段の充
電阻止ダイオード、d2 …下段の充電阻止ダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 21/22 H02K 21/22 A M H02P 6/20 H02P 9/30 A 9/30 6/02 351K (72)発明者 中川 昌紀 静岡県沼津市大岡3744番地 国産電機株式 会社内 (72)発明者 村松 秀一 静岡県沼津市大岡3744番地 国産電機株式 会社内 Fターム(参考) 5H560 AA08 BB05 BB12 DA03 DA07 DC12 DC13 EB01 EC10 GG01 HA02 JJ02 JJ03 JJ05 SS02 UA05 XA12 5H590 AA10 AB04 CA07 CA23 CC02 CC05 CC18 CC23 CD01 CD03 CE05 EA01 EA07 EA10 EA13 EB02 FA08 FB01 FC12 FC14 GA02 HA02 HA04 HA27 5H603 AA01 AA09 BB01 BB02 BB05 BB09 BB10 BB13 CA01 CA05 CB01 CB26 CC11 CD02 CD04 CD05 CD14 CD21 CE01 5H607 AA12 BB01 BB02 BB07 BB09 BB14 BB17 BB26 CC01 DD02 DD03 DD19 FF02 FF22 FF24 5H621 AA01 AA03 BB07 GA01 GA04 GB08 HH01 JK15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等角度間隔で配置されたn極(nは4以
    上の偶数)の磁石界磁を有して内燃機関のクランク軸に
    取り付けられる磁石回転子と、 前記磁石回転子の回転方向に順に並ぶように、かつそれ
    ぞれの巻き方向を同一として電機子鉄心に巻回されて、
    閉回路を構成するように順に直列に接続されたm(m=
    n×α)個のコイル(αは1以上の整数)を備えて、第
    1のコイルないし第mのコイルのそれぞれの巻終りの端
    末部とそれぞれに隣接するコイルの巻始めの端末部との
    接続点からそれぞれ第1ないし第mのタップ端子が導出
    されて、同位相の1つ置きのタップ端子が第1グループ
    のタップ端子を構成し、前記第1グループのコイル接続
    端子と逆位相の他の1つ置きのタップ端子が第2グルー
    プのタップ端子を構成している固定子と、 前記固定子の第1ないし第mのコイルの中から選択した
    隣り合う特定の2つのコイルの間に設定した検出位置
    で、該検出位置を通過する前記磁石回転子の磁極がN極
    であるかS極であるかを検出して、検出した磁極がN極
    のときとS極のときとで異なるレベルの磁極検出信号を
    出力する回転子磁極センサと、 上段のスイッチ素子と該上段のスイッチ素子に対して直
    列に接続された下段のスイッチ素子と、該下段のスイッ
    チ素子側にアノードを向けた状態で前記上段のスイッチ
    素子に並列に接続された上段の整流用ダイオードと、カ
    ソードを前記上段のスイッチ素子側に向けた状態で前記
    下段のスイッチ素子に並列に接続された下段の整流用ダ
    イオードとを有して、前記上段のスイッチ素子をバッテ
    リの正極端子側に向けた状態で該バッテリの両端に接続
    されるとともに、前記上段のスイッチ素子と下段のスイ
    ッチ素子との間から引き出された中間端子が、前記固定
    子の第1グループのタップ端子の少なくとも1つに接続
    された少なくとも1つの第1スイッチ回路と、 前記第1スイッチ回路と同様に構成されて、中間端子が
    前記第2グループのタップ端子の少なくとも1つに接続
    された少なくとも1つの第2スイッチ回路と、 上段のスイッチ素子と該上段のスイッチ素子のオン時の
    通電方向に対して順方向の上段の充電阻止ダイオードと
    の直列回路からなる上段のアームと、下段のスイッチ素
    子と該下段のスイッチ素子のオン時の通電方向に対して
    順方向の下段の充電阻止ダイオードとの直列回路からな
    っていて前記上段のアームに対して直列に接続された下
    段のアームとを有し、前記上段のアームをバッテリの正
    極端子側に位置させた状態で該バッテリの両端に接続さ
    れるとともに、前記上段のアームと下段のアームとの間
    から引き出された中間端子が、前記第1スイッチ回路の
    中間端子には接続されていない前記固定子の第1グルー
    プのタップ端子の少なくとも1つに接続された少なくと
    も1つの第3スイッチ回路と、 前記第3スイッチ回路と同様に構成されて中間端子が前
    記第2スイッチ回路の中間端子が接続されていない前記
    第2グループのタップ端子の少なくとも1つに接続され
    た少なくとも1つの第4スイッチ回路と、 前記内燃機関の始動時に前記磁石回転子を前記クランク
    軸の回転方向に回転させるべく、前記回転子磁極センサ
    の出力が一方のレベルにあるときに前記第1スイッチ回
    路及び第3スイッチ回路の上段のスイッチ素子と第2ス
    イッチ回路及び第4スイッチ回路の下段のスイッチ素子
    とをオン状態にし、前記回転子磁極センサの出力が他方
    のレベルにあるときに前記第2スイッチ回路及び第4ス
    イッチ回路の上段のスイッチ素子と第1スイッチ回路及
    び第3スイッチ回路の下段のスイッチ素子とをオン状態
    にするように、前記第1ないし第4スイッチ回路をオン
    オフ制御するスイッチ制御部と、 を具備した内燃機関用スタータジェネレータ。
  2. 【請求項2】 等角度間隔で配置されたn極(nは4以
    上の偶数)の磁石界磁を有して内燃機関のクランク軸に
    取り付けられる磁石回転子と、 前記磁石回転子の回転方向に順に並ぶように、かつそれ
    ぞれの巻き方向を同一として電機子鉄心に巻回されて、
    閉回路を構成するように順に直列に接続されたm(m=
    n×α)個のコイル(αは1以上の整数)を備えて、第
    1のコイルないし第mのコイルのそれぞれの巻終りの端
    末部とそれぞれに隣接するコイルの巻始めの端末部との
    接続点からそれぞれ第1ないし第mのタップ端子が導出
    されて、同位相の1つ置きのタップ端子が第1グループ
    のタップ端子を構成し、前記第1グループのコイル接続
    端子と逆位相の他の1つ置きのタップ端子が第2グルー
    プのタップ端子を構成している固定子と、 前記固定子の第1ないし第mのコイルの中から選択した
    隣り合う特定の2つのコイルの間に設定した検出位置
    で、該検出位置を通過する前記磁石回転子の磁極がN極
    であるかS極であるかを検出して、検出した磁極がN極
    のときとS極のときとで異なるレベルの磁極検出信号を
    出力する回転子磁極センサと、 上段のスイッチ素子と該上段のスイッチ素子に対して直
    列に接続された下段のスイッチ素子と、該下段のスイッ
    チ素子側にアノードを向けた状態で前記上段のスイッチ
    素子に並列に接続された上段の整流用ダイオードと、カ
    ソードを前記上段のスイッチ素子側に向けた状態で前記
    下段のスイッチ素子に並列に接続された下段の整流用ダ
    イオードとを有して、前記上段のスイッチ素子をバッテ
    リの正極端子側に向けた状態で該バッテリの両端に接続
    されるとともに、前記上段のスイッチ素子と下段のスイ
    ッチ素子との間から引き出された中間端子が、前記固定
    子の第1グループのタップ端子の少なくとも1つに接続
    された少なくとも1つの第1スイッチ回路と、 前記第1スイッチ回路と同様に構成されて、中間端子が
    前記第2グループのタップ端子の少なくとも1つに接続
    された少なくとも1つの第2スイッチ回路と、 上段のスイッチ素子と該上段のスイッチ素子に対して直
    列に接続された下段のスイッチ素子とを有して、前記上
    段のスイッチ素子をバッテリの正極端子側に向けた状態
    で該バッテリの両端に接続されるとともに、前記上段の
    スイッチ素子と下段のスイッチ素子との間から引き出さ
    れた中間端子が、前記第1スイッチ回路の中間端子には
    接続されていない前記固定子の第1グループのタップ端
    子の少なくとも1つにオンオフ制御が可能な第3スイッ
    チ回路用タップ選択スイッチを通して接続された少なく
    とも1つの第3スイッチ回路と、 前記第3スイッチ回路と同様に構成されて中間端子が前
    記第2スイッチ回路の中間端子が接続されていない前記
    第2グループのタップ端子の少なくとも1つにオンオフ
    制御が可能な第4スイッチ回路用タップ選択スイッチを
    通して接続された少なくとも1つの第4スイッチ回路
    と、 前記内燃機関の回転数が始動完了回転数未満のときに各
    タップ選択スイッチをオン状態にし、前記内燃機関の回
    転数が始動完了回転数以上になっているときに前記各タ
    ップ選択スイッチをオフ状態にするように各タップ選択
    スイッチを制御するとともに、前記内燃機関の始動時に
    前記磁石回転子を前記クランク軸の回転方向に回転させ
    るべく、前記回転子磁極センサの出力が一方のレベルに
    あるときに前記第1スイッチ回路及び第3スイッチ回路
    の上段のスイッチ素子と第2スイッチ回路及び第4スイ
    ッチ回路の下段のスイッチ素子とをオン状態にし、前記
    回転子磁極センサの出力が他方のレベルにあるときに前
    記第2スイッチ回路及び第4スイッチ回路の上段のスイ
    ッチ素子と第1スイッチ回路及び第3スイッチ回路の下
    段のスイッチ素子とをオン状態にするように、前記第1
    ないし第4スイッチ回路をオンオフ制御するスイッチ制
    御部と、 を具備した内燃機関用スタータジェネレータ。
  3. 【請求項3】 前記第1ないし第mのコイルは電機子鉄
    心に設けられた多数のスロットにコイル導体を挿入する
    ことにより重ね巻きされ、 各コイルの内側に回転子の磁極を複数個存在させるよう
    に、前記重ね巻きのピッチが設定されていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の内燃機関用スタータジ
    ェネレータ。
  4. 【請求項4】 前記バッテリの両端の電圧が設定値を超
    えたときに前記第1及び第2スイッチ回路の上段のスイ
    ッチ素子をオフ状態に保持した状態で下段のスイッチ素
    子を同時にオン状態にするように制御する電圧調整手段
    が設けられている請求項1ないし3のいずれか1つに記
    載の内燃機関用スタータジェネレータ。
  5. 【請求項5】 等角度間隔で配置されたn極(nは4以
    上の偶数)の磁石界磁を有して内燃機関のクランク軸に
    取り付けられる磁石回転子と、 前記磁石回転子の回転方向に順に並ぶように、かつそれ
    ぞれの巻き方向を同一として電機子鉄心に巻回されて、
    閉回路を構成するように順に直列に接続されたm(m=
    n×α)個のコイル(αは1以上の整数)を備えて、該
    m個のコイルのそれぞれの巻終りの端末部とそれぞれに
    隣接するコイルの巻始めの端末部との接続点からそれぞ
    れm個のタップ端子が導出されて、同位相の1つ置きの
    タップ端子が第1グループのタップ端子を構成し、前記
    第1グループのコイル接続端子と逆位相の他の1つ置き
    のタップ端子が第2グループのタップ端子を構成してい
    る固定子と、 前記固定子の第1ないし第mのコイルの中から選択した
    隣り合う特定の2つのコイルの間に設定した検出位置
    で、該検出位置を通過する前記磁石回転子の磁極がN極
    であるかS極であるかを検出して、検出した磁極がN極
    のときとS極のときとで異なるレベルの磁極検出信号を
    出力する回転子磁極センサと、 前記m個のタップ端子のそれぞれに対して設けられた上
    段のアームと該上段のアームに直列に接続された下段の
    アームとからなっていて、上段のアームをバッテリの正
    極端子側に向けて該バッテリの両端に並列に接続され、
    上段のアームと下段のアームとの間から引き出された端
    子が対応するタップ端子に接続されたm個のスイッチ回
    路と、 前記スイッチ回路を制御するスイッチ制御部とを具備
    し、 前記各スイッチ回路の上段のアームは、オン時に前記バ
    ッテリから流出する電流の通電を許容する上段の主スイ
    ッチ素子と、オン時の通電方向を前記上段の主スイッチ
    素子のオン時の通電方向と逆にして該上段の主スイッチ
    素子に対して直列に接続された上段の制御用スイッチ素
    子と、前記上段の主スイッチ素子のオン時の通電方向に
    対して逆方向に向けられて前記上段の主スイッチ素子に
    並列に接続された上段の整流用ダイオードと、前記上段
    の制御用スイッチ素子のオン時の通電方向と逆方向に向
    けられて該上段の制御用スイッチ素子に並列に接続され
    たバイパス用ダイオードとからなり、 前記スイッチ回路の下段のアームは、オン時に前記バッ
    テリに帰還する電流の通電を許容する下段の主スイッチ
    素子と、オン時の通電方向を前記下段の主スイッチ素子
    のオン時の通電方向と逆にして前記下段の主スイッチ素
    子に直列に接続された下段の制御用スイッチ素子と、前
    記下段の主スイッチ素子のオン時の通電方向に対して逆
    方向に向けられて前記下段の主スイッチ素子に並列に接
    続された下段の整流用ダイオードと、前記下段の制御用
    スイッチ素子のオン時の通電方向と逆方向に向けられて
    該下段の制御用スイッチ素子に並列に接続された下段の
    バイパス用ダイオードとからなり、 前記スイッチ制御部は、前記内燃機関の始動時に前記磁
    石回転子を前記クランク軸の回転方向に回転させるべ
    く、前記回転子磁極センサの出力が一方のレベルにある
    ときに前記第1グループのタップ端子に中間端子が接続
    されたスイッチ回路の上段の主スイッチ素子と前記第2
    グループのタップ端子に中間端子が接続されたスイッチ
    回路の下段の主スイッチ素子とをオン状態にし、前記回
    転子磁極センサの出力が他方のレベルにあるときに前記
    第2グループのタップ端子に中間端子が接続されたスイ
    ッチ回路の上段の主スイッチ素子と前記第1グループの
    タップ端子に中間端子が接続されたスイッチ回路の下段
    の主スイッチ素子とをオン状態にするように制御し、前
    記内燃機関が始動した後は、前記各スイッチ回路の上段
    の主スイッチ素子及び下段の主スイッチ素子を共にオフ
    状態に保持するとともに、前記バッテリの充電電流の目
    標値に応じて選択した所定数のスイッチ回路の上段の制
    御用スイッチ素子及び下段の制御用スイッチ素子をオフ
    状態にし、他のスイッチ回路の上段の制御用スイッチ素
    子及び下段の制御用スイッチ素子をオン状態に保持する
    ように構成されていることを特徴とする内燃機関用スタ
    ータジェネレータ。
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