JP2001251140A - 半導体集積装置 - Google Patents

半導体集積装置

Info

Publication number
JP2001251140A
JP2001251140A JP2000061830A JP2000061830A JP2001251140A JP 2001251140 A JP2001251140 A JP 2001251140A JP 2000061830 A JP2000061830 A JP 2000061830A JP 2000061830 A JP2000061830 A JP 2000061830A JP 2001251140 A JP2001251140 A JP 2001251140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oscillator
oscillation
output
resistor
semiconductor integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000061830A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshikawa
寛 吉川
Akira Nakamura
晃 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2000061830A priority Critical patent/JP2001251140A/ja
Publication of JP2001251140A publication Critical patent/JP2001251140A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】セラミック発振器の発振が安定するまではCR
発振器による発振出力を選択して発振動作を行う従来構
成の半導体集積装置では、CR発振器の発振周波数精度
が悪いために電源投入直後の発振動作は不安定なものと
なる。 【解決手段】本発明に係る半導体集積装置では、CR発
振器3と、セラミック発振器5と、それらの一方を選択
する切替手段7とを有するLSI2において、CR発振
器3における発振周波数を調整するための手段を設けて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2種類の相異なる発
振器の出力を状況に応じて選択することにより、発振出
力を行う半導体集積装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、セラミック発振子や水晶発振子
等の高Qの周波数制御素子を用いる発振器は非常に精度
の高い発振が可能であり、公称周波数に対する周波数偏
差率は±0.3%程度である。しかしながら、電源が印
加されてから発振が十分に安定するまでに要する時間
(以下、リカバリ時間と呼ぶ)がセラミック発振器で約
50μs、水晶発振器では数100μsと長いため、こ
のような発振子を用いた発振器の出力のみから内部ロジ
ック用のクロックを生成するアプリケーション、例えば
数MHzのクロックで動作するマイクロコンピュータで
は、電源投入直後あるいはリセット直後の緊急処理がで
きないという不具合がある。
【0003】上記課題を解決する従来技術としては、前
述の発振子を用いた発振器の他にもう一つ、低Qの周波
数制御素子である抵抗及びコンデンサから成るCR発振
器を設け、発振子を用いた発振器の発振が安定するまで
はCR発振器の出力を用いてクロックを生成し、発振子
を用いた発振器の発振が安定した後は発振子を用いた発
振器の出力を用いてクロックを生成するといった構成を
有する発振回路が提案されている。ここで、CR発振器
のリカバリ時間は300ns程度に短くできるので、電
源投入直後あるいはリセット直後からクロックを生成す
ることができ、緊急処理に対応することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
CR発振器は電源投入直後から迅速な立ち上がりが可能
である反面、公称周波数に対する周波数偏差率が発振子
を用いた発振器に比べてかなり大きい(±1%程度)と
いう欠点を持つ。そのため、磁気記録媒体に対して情報
のやり取りを行う磁気記録装置(フロッピー(登録商
標)ディスクドライブ装置等)に従来技術をそのまま適
用した場合、電源投入直後あるいはリセット直後に得ら
れるクロックの精度が低く、装置の動作が不安定となり
最悪の場合には記録情報を破壊してしまう恐れがある。
また、CR発振器の発振が安定するまでに要するリカバ
リ時間にばらつきがあると、リード/ライト動作等のタ
イミングが取れずに誤動作を生じる恐れもある。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑み、電源投入直
後あるいはリセット直後から安定した発振動作が可能な
半導体集積装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体集積装置においては、抵抗とコ
ンデンサとの時定数回路を用いる第1発振器と、外付け
の発振子を用いる第2発振器と、第2発振器の発振が安
定するまでは第1発振器の出力を選択し、第2発振器の
発振が安定した後は第2発振器の出力を選択する切替手
段とを有する半導体集積装置において、第1発振器にお
ける発振周波数を調整するための手段を設けている。ま
た、第1発振器の発振が安定するまでに要するリカバリ
時間を調整するための手段を設けている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る半導体集積装置の一
実施形態として、ここではフロッピーディスク(以下、
ディスクと呼ぶ)に対して情報の授受を行うフロッピー
ディスクドライブ装置(以下、FDD装置と呼ぶ)を例
に挙げて説明を行う。図1は本実施形態におけるFDD
装置の一構成例を示すブロック図である。図中に示すよ
うに、FDD装置1は1チップのFDDコントロールL
SI2(以下、LSI2と呼ぶ)を有している。このL
SI2はホスト(CPU)側からの命令信号やリード/
ライト情報等を受け取って、FDD装置1の動作を制御
するための半導体集積装置であり、駆動電圧VCC(ここ
では5Vとする)によって動作する。
【0008】ここで、LSI2は第1発振器3、第2発
振器5、切替器7、カウンタ8、及びロジック回路部9
を内蔵している。第1発振器3は低Qの周波数制御素子
である抵抗とコンデンサとの時定数回路を用いるCR発
振器であり、LSI2の外部に設けた基準周波数設定用
の抵抗4に接続されている。第2発振器5は高Qの周波
数制御素子である発振子を用いる発振器であり、ここで
は発振子としてLSI2の外部に設けたセラミック発振
子6を用いている。
【0009】第1発振器3及び第2発振器5の出力a、
bはいずれも切替器7に入力される。切替器7はマルチ
プレクサ等から構成されており、第1発振器3の出力a
と第2発振器5の出力bのいずれか一方を出力cとして
カウンタ8に送出する。ここでは、スイッチsw1がオ
ンであれば出力aを出力cとしてカウンタ8に送出し、
スイッチsw2がオンであれば出力bを出力cとしてカ
ウンタ8に送出する構成としている。カウンタ8は出力
cを波形成形してロジック回路部9へ送出するととも
に、切替器7におけるスイッチsw1、sw2のオン/
オフ動作の制御も行う。
【0010】ロジック回路部9はホスト(CPU)側か
らの命令信号等を受けて、FDD装置1の各部を制御す
るものである。その際、ロジック回路部9はカウンタ8
から得られるパルスを元に内部ロジック用のクロックを
生成(FDD装置では一般的に4MHz)し、そのクロ
ックを用いることで、磁気ヘッドによる情報のリード/
ライト制御や、ディスクを回転させるスピンドルモータ
及び磁気ヘッドをディスクの半径方向にトラッキング駆
動させるステッピングモータの駆動制御等を行う。ま
た、ロジック回路部9は第1発振器3、第2発振器5、
切替器7、及びカウンタ8を初期化するためのリセット
パルスを出力する。
【0011】次に、切替器7における第1発振器3の出
力aと第2発振器5の出力bとの切替動作について説明
する。図2は切替器7の一動作例を示すタイミングチャ
ートである。図中では上から順に、駆動電圧VCCの印加
状態、出力aと出力bの各発振状態、スイッチsw1と
スイッチsw2の各オン/オフ状態、及び切替器7の出
力cの状態を示している。
【0012】図中に示す通り、駆動電圧VCCが印加され
るまでは、第1発振器3及び第2発振器5はともに発振
動作を行っていない。また、この時点における切替器7
のスイッチsw1及びスイッチsw2のオン/オフは駆
動電圧VCCが印加されていないので不定であるが、いず
れもオフとなっていてもよいし、一方がオンとなってい
てもよい。駆動電圧VCCが印加されると第1発振器3及
び第2発振器5はともに発振を開始し、ロジック回路部
9からリセットパルスが入力されることにより切替器7
のスイッチsw1はオンとなる。よって、第1発振器3
の出力aが切替器7の出力cとなる。なお、第1発振器
3の発振が十分に安定となるまでに要するリカバリ時間
1は300ns程度である。
【0013】ここで、カウンタ8は切替器7の出力c
(この時点では出力a)をカウントすることにより発振
開始時点からの経過時間を計測しており、第2発振器5
の発振が十分に安定となるまでに要するリカバリ時間t
2(約50μs)が経過した時点で切替器7のスイッチ
sw1をオフとし、代わってスイッチsw2をオンとす
る。これにより、第2発振器5の出力bが切替器7の出
力cとなる。
【0014】このように、第2発振器5の発振が安定す
るまでは第1発振器3の出力aを選択し、第2発振器5
の発振が安定した後は第2発振器5の出力bを選択して
カウンタ8へ出力を行うことで、電源投入直後あるいは
リセット直後から内部ロジック用のクロックを生成する
ことができる。
【0015】また、上記の動作はFDD装置1への電源
投入時だけでなく、パワーセーブモードやスリープモー
ド、及びスタンバイモードといった省電力モードからの
起動にも応用できる。従来のFDD装置ではこのような
省電力モード時であっても、モード解除時の迅速な装置
起動を確保するために、発振回路部には通電が継続され
ており消費電力の低減が不十分である。それに対して、
本実施形態の構成を適用すれば発振回路部への通電を完
全に停止することができるので、消費電力を最小限に抑
えることができる。
【0016】次に、前述の課題で述べたように、第1発
振器3の発振周波数にばらつきがあると問題なので、第
1発振器3における発振周波数を調整するための手段に
ついて説明する。図3は第1発振器3の一構成例を示す
回路図である。ここでは、第1発振器3として、出力波
形の対称性が良いCR型無安定マルチバイブレータ(エ
ミッタ結合方式)を用いた例を挙げて説明を行う。
【0017】まず、第1発振器3の回路構成について説
明を行う。駆動電圧VCCが印加される端子Aは抵抗1
0、13の各一端と、ダイオード11、12の各アノー
ドと、npn型トランジスタ14、15の各コレクタと
に接続されている。抵抗10の他端はダイオード11の
カソードと接続されており、その接続ノードはトランジ
スタ14のベースに接続されるとともに、npn型トラ
ンジスタ16のコレクタにも接続されている。トランジ
スタ16のベースはトランジスタ15のエミッタに接続
されるとともに、定電流源18を介して接地されてい
る。
【0018】一方、抵抗13の他端はダイオード12の
カソードと接続されており、その接続ノードはトランジ
スタ15のベースに接続されるとともに、npn型トラ
ンジスタ17のコレクタにも接続されている。トランジ
スタ17のベースはトランジスタ14のエミッタに接続
されるとともに、定電流源19を介して接地されてい
る。
【0019】さらに、トランジスタ16のエミッタは第
1出力端子Bと、npn型トランジスタ20のコレクタ
と、コンデンサ24の一端とにそれぞれ接続されてお
り、トランジスタ17のエミッタは第2出力端子Cと、
npn型トランジスタ21のコレクタと、コンデンサ2
4の他端とにそれぞれ接続されている。
【0020】トランジスタ20、21の各ベースはとも
にラインL1に接続されている。また、トランジスタ2
0、21の各エミッタはそれぞれ抵抗22、23を介し
てラインL2に接続されている。ラインL2はバイアス
電圧V2が印加される端子Dに接続されるとともに、L
SI2の外部に設けた基準周波数設定用の抵抗4を介し
て接地されている。
【0021】また、ラインL2にはs個の抵抗311〜
31sの一端が接続されており、各抵抗311〜31s
の他端にはs個のトランジスタ301〜30sの各エミ
ッタが接続されている。トランジスタ301〜30sの
各ベースは前述のラインL1に接続されており、各コレ
クタはベース電流補正回路30に接続されている。ベー
ス電流補正回路30とはラインL1によるベース電流を
ラインL3を介して供給することにより補正を行う回路
である。なお、各抵抗311〜31sとラインL2との
間にはレーザトリミングにより開放することが可能なs
個のスポット321〜32sをそれぞれ設けている。
【0022】次に、上記回路構成を有する第1発振器3
の発振動作について説明する。本構成の第1発振器3で
は、トランジスタ15、16がオンの時にトランジスタ
14、17がオフとなり、逆にトランジスタ15、16
がオフの時にトランジスタ14、17がオンとなる。こ
のオン/オフ動作はコンデンサ24の充放電によって交
互に繰り返され、その結果として第1出力端子B及び第
2出力端子Cから発振波形が出力される。
【0023】ここで、第1発振器3から出力される出力
aの発振周波数は、図中に示す電流I1、I2とコンデン
サ24の静電容量とで決定される。よって、LSI2の
チップ製造段階で各チップの特性を測定しておき、それ
らの特性毎に第1発振器3の各パラメータ(電流I1
2等)を最適化することが可能な構成とすれば、第1
発振器3の公称周波数に対する発振周波数のばらつきを
低減することができ、電源投入直後から安定したクロッ
クを得ることができる。
【0024】まず、電流I1、I2の大きさを調整するた
めの構成について説明する。本実施形態において、トラ
ンジスタ20、21及びs個のトランジスタ301〜3
0sの各ベースに加わるバイアス電圧V1はラインL2
に加わるバイアス電圧V2と、抵抗22、23及びs個
の抵抗311〜31sに流れる電流によって決定され
る。なお、各トランジスタのサイズ及び各抵抗値が同じ
場合には、各トランジスタのエミッタ電流は全て同値で
ある。すなわち、本実施形態における第1発振器3はラ
インL2に対してn本(スポット321〜32sが全て
閉結している場合にはn=s+2)のカレントミラーを
設けた構成である。
【0025】よって、ラインL2に接続された抵抗4に
流れる電流Iは抵抗22、23を流れる電流I1、I2
他に、s個の抵抗311〜31sを流れる各電流を合計
した値となる。一方、ラインL2の電位はバイアス電圧
2に保たれており、抵抗4を流れる電流Iは常に一定
値に維持されるように各トランジスタに流れる電流が調
整されるようになっている。以上のことから、電流
1、I2の値はI/nであり、その大きさはカレントミ
ラーの本数nに依存して変化する。
【0026】ここで、本実施形態ではラインL2とs個
の抵抗311〜31sとの間にレーザトリミング用のス
ポット321〜32sをそれぞれ設けており、所望のス
ポットに対してレーザビームを照射することで、そのス
ポットに対応した抵抗とラインL2との接続を個別に断
ち切ることができる。
【0027】このような構成とすれば、適宜カレントミ
ラーの本数nを変化させることができ、LSI2の製造
段階で各チップの特性に合わせ込んだ電流I1、I2の調
整を行うことができる。よって、第1発振器3における
発振周波数のばらつきを低減することが可能となり、電
源投入直後から安定したクロックを得ることができる。
なお、抵抗22、23の各抵抗値をレーザトリミングに
より可変する構成も考えられるが、レーザトリミング装
置にも精度問題等があり、なるべく少ないレーザ照射回
数で均一に電流I1、I2を変化させるためには、本構成
とすることが望ましい。
【0028】次に、コンデンサ24の静電容量の大きさ
を調整するための構成について説明する。本実施形態に
おけるコンデンサ24はレーザトリミングによってその
静電容量の大きさを可変できる構成である。図4はレー
ザトリミングに対応したコンデンサ24の一構成例を示
す回路図である。図中に示すように、本実施形態におけ
るコンデンサ24はt個のコンデンサ401〜40tか
ら成っている。
【0029】ここで、図中(a)に示すようにコンデン
サ401〜40tを直列に接続する場合には、各コンデ
ンサ401〜40tを個別に短絡させる導線を設けてお
き、それらの導線上にレーザトリミング用のスポット4
11〜41tを設ければよい。このような構成とすれ
ば、所望のスポットに対してレーザビームを照射するこ
とで、そのスポットに対応したコンデンサを回路に組み
込むことができる。
【0030】一方、図中(b)に示すようにコンデンサ
401〜40tを並列に接続する場合には、各コンデン
サ401〜40tの両端にそれぞれレーザトリミング用
のスポット411〜41tを設ければよい。このような
構成とすれば、所望のスポットに対してレーザビームを
照射することで、そのスポットに対応したコンデンサを
回路から切り離すことができる。
【0031】上記のような構成とすれば、LSI2の製
造段階でコンデンサ24の静電容量を適宜変化させるこ
とができ、各チップの特性に合わせ込んだ調整を行うこ
とができる。よって、第1発振器3の発振周波数のばら
つきを低減することが可能となり、電源投入直後から安
定したクロックを得ることができる。
【0032】続いて、第1発振器3の発振が安定するま
でに要するリカバリ時間t1を調整するための手段につ
いて説明を行う。リカバリ時間t1の長さは図3に示す
電流Iの大きさに依存するため、端子Dに印加されるバ
イアス電圧V2の大きさに応じて変動する。図5はバイ
アス電圧V2の立ち上がり変化を示すグラフである。本
図における縦軸は電圧の大きさを示しており、横軸は時
間の経過を示している。図中に示すように、バイアス電
圧V2が定常的に印加されるまでには時間tdを必要と
し、その時間tdのばらつきがリカバリ時間t1のばらつ
きにつながっている。よって、第1発振器におけるリカ
バリ時間t1を調整するためには時間tdを調整してやれ
ばよい。
【0033】図6はバイアス電圧V2を決定する定電圧
発生回路部の一構成例を示す回路図である。まず、定電
圧発生回路部の回路構成について説明する。所定の電圧
が印加される端子Eには抵抗60の一端が接続されてお
り、抵抗60の他端はnpn型トランジスタ62のコレ
クタに接続されている。また、端子Eには別の抵抗61
の一端も接続されており、抵抗61の他端はnpn型ト
ランジスタ63のコレクタに接続されている。
【0034】トランジスタ62のベースはトランジスタ
63のベースに接続されるとともに、自身のコレクタに
も接続されている。また、トランジスタ62のエミッタ
はnpn型トランジスタ64のコレクタに接続されてお
り、トランジスタ63のエミッタはnpn型トランジス
タ65のコレクタに接続されている。
【0035】トランジスタ64のベースはバイアス電圧
0が印加される端子Fに接続されており、エミッタは
抵抗66を介して接地されている。トランジスタ65の
ベースはトランジスタ51〜54の各ベースに接続され
るとともに、自身のコレクタにも接続されている。ま
た、トランジスタ65のエミッタは抵抗67を介して接
地されている。トランジスタ51〜54の各エミッタは
それぞれに対応した抵抗55〜58を介して接地されて
おり、各コレクタは定電圧発生回路50に接続されてい
る。定電圧発生回路50の出力端は端子D(図3に示す
端子Dと一致)に接続されている。
【0036】次に、上記回路構成を有する定電圧発生回
路部の動作について説明する。図中の定電圧発生回路5
0は端子Dに対して常に一定のバイアス電圧V2を供給
するものであるが、その出力電圧がバイアス電圧V2
なるまでに要する時間tdはトランジスタ51〜54の
コレクタ電流の大きさに応じて変動する。
【0037】ここで、トランジスタ51〜54の各コレ
クタ電流はトランジスタ64、65の各コレクタ電流に
比例しており、その値は各抵抗の抵抗値に応じて変化す
る。よって、抵抗66の抵抗値を可変できる構成とすれ
ば時間tdの調整が可能となり、第1発振器3のリカバ
リ時間t1のばらつきを抑えることができる。
【0038】本実施形態における抵抗66はレーザトリ
ミングによってその抵抗値の大きさを可変できる構成で
ある。図7はレーザトリミングに対応した抵抗66の一
構成例を示す回路図である。図中に示すように、本実施
形態における抵抗66はu個の抵抗701〜70uから
成っている。
【0039】ここで、図中(a)に示すように抵抗70
1〜70uを直列に接続する場合には、各抵抗701〜
70uを個別に短絡させる導線を設けておき、それらの
導線上にレーザトリミング用のスポット711〜71u
を設ければよい。このような構成とすれば、所望のスポ
ットに対してレーザビームを照射することで、そのスポ
ットに対応した抵抗を回路に組み込むことができる。
【0040】一方、図中(b)に示すように抵抗701
〜70uを並列に接続する場合には、各抵抗701〜7
0uの両端にそれぞれレーザトリミング用のスポット7
11〜71uを設ければよい。このような構成とすれ
ば、所望のスポットに対してレーザビームを照射するこ
とで、そのスポットに対応した抵抗を回路から切り離す
ことができる。
【0041】上記のような構成とすれば、LSI2の製
造段階でバイアス電圧V2の立ち上がり時間tdを適宜変
化させることができ、各チップの特性に合わせ込んだ調
整を行うことができる。よって、第1発振器3の発振が
安定するまでに要するリカバリ時間t1のばらつきを低
減することが可能となり、電源投入直後であってもリー
ド/ライト等の各種動作を正確なタイミングで行うこと
ができる。
【0042】なお、上記の実施形態では本発明に係る半
導体集積装置をフロッピーディスクドライブ装置に適用
した例を挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限るも
のではなく、マイクロコンピュータ等の様々な機器に適
用が可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る半導体集積装置において
は、抵抗とコンデンサとの時定数回路を用いる第1発振
器と、外付けの発振子を用いる第2発振器と、第2発振
器の発振が安定するまでは第1発振器の出力を選択し、
第2発振器の発振が安定した後は第2発振器の出力を選
択する切替手段とを有する半導体集積装置において、第
1発振器における発振周波数を調整するための手段を設
けている。
【0044】このような構成とすれば、前記半導体集積
装置毎の特性に合わせて第1発振器における発振周波数
の調整を行うことができる。よって、第1発振器の公称
周波数に対する発振周波数のばらつきを低減することが
可能となり、電源投入直後から安定した発振動作を行う
半導体集積装置を実現することができる。
【0045】また、本発明に係る半導体集積装置におい
ては、第1発振器の発振が安定するまでに要するリカバ
リ時間を調整するための手段を設けている。このような
構成とすれば、前記半導体集積装置毎の特性に合わせて
第1発振器におけるリカバリ時間の調整を行うことがで
き、電源投入直後から安定した発振動作を行う半導体集
積装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるFDD装置の一構成例を
示すブロック図である。
【図2】 切替器7の一動作例を示すタイミングチャー
トである。
【図3】 第1発振器3の一構成例を示す回路図であ
る。
【図4】 レーザトリミングに対応したコンデンサ24
の一構成例を示す回路図である。
【図5】 バイアス電圧V2の立ち上がり変化を示すグ
ラフである。
【図6】 バイアス電圧V2を決定する定電圧発生回路
部の一構成例を示す回路図である。
【図7】 レーザトリミングに対応した抵抗66の一構
成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 FDD装置 2 FDDコントロールLSI 3 第1発振器 4 抵抗 5 第2発振器 6 セラミック発振子 7 切替器 8 カウンタ 9 ロジック回路部 24 コンデンサ(レーザトリミングに対応) 66 抵抗(レーザトリミングに対応)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B079 BA16 BB04 BC03 DD02 DD20 5J079 AA05 AB04 AB05 BA22 BA39 DA11 EA04 FA02 FA14 FA21 FB02 FB09 FB12 FB34 GA02 KA04 5J081 AA08 AA19 BB02 CC04 CC33 DD03 DD09 EE03 EE13 FF10 FF11 FF12 FF25 GG06 JJ23 KK02 KK07 KK23 LL05 LL08 MM01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抵抗とコンデンサとの時定数回路を用いる
    第1発振器と、外付けの発振子を用いる第2発振器と、
    第2発振器の発振が安定するまでは第1発振器の出力を
    選択し、第2発振器の発振が安定した後は第2発振器の
    出力を選択する切替手段とを有する半導体集積装置にお
    いて、 第1発振器における発振周波数を調整するための手段を
    設けたことを特徴とする半導体集積装置。
  2. 【請求項2】抵抗とコンデンサとの時定数回路を用いる
    第1発振器と、外付けの発振子を用いる第2発振器と、
    第2発振器の発振が安定するまでは第1発振器の出力を
    選択し、第2発振器の発振が安定した後は第2発振器の
    出力を選択する切替手段とを有する半導体集積装置にお
    いて、 第1発振器の発振が安定するまでに要するリカバリ時間
    を調整するための手段を設けたことを特徴とする半導体
    集積装置。
JP2000061830A 2000-03-02 2000-03-02 半導体集積装置 Pending JP2001251140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061830A JP2001251140A (ja) 2000-03-02 2000-03-02 半導体集積装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061830A JP2001251140A (ja) 2000-03-02 2000-03-02 半導体集積装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001251140A true JP2001251140A (ja) 2001-09-14

Family

ID=18581921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000061830A Pending JP2001251140A (ja) 2000-03-02 2000-03-02 半導体集積装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001251140A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124214A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Epson Toyocom Corp 圧電発振器
JP2011188313A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Seiko Epson Corp 発振起動用パルス発生回路付き発振回路
JP2011188314A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Seiko Epson Corp 発振起動用パルス発生回路付き発振回路
JP2011223470A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Seiko Epson Corp Memsデバイス、電子機器
WO2012133282A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 古河電気工業株式会社 レーダ装置
JP2012227967A (ja) * 2012-08-08 2012-11-15 Seiko Epson Corp 圧電発振器
EP2884658A1 (en) * 2013-12-16 2015-06-17 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) Oscillator circuit
WO2023248411A1 (ja) * 2022-06-23 2023-12-28 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 発振回路および電子機器

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124214A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Epson Toyocom Corp 圧電発振器
JP2011188313A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Seiko Epson Corp 発振起動用パルス発生回路付き発振回路
JP2011188314A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Seiko Epson Corp 発振起動用パルス発生回路付き発振回路
JP2011223470A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Seiko Epson Corp Memsデバイス、電子機器
WO2012133282A1 (ja) * 2011-03-30 2012-10-04 古河電気工業株式会社 レーダ装置
JP2012227967A (ja) * 2012-08-08 2012-11-15 Seiko Epson Corp 圧電発振器
EP2884658A1 (en) * 2013-12-16 2015-06-17 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) Oscillator circuit
WO2015091141A1 (en) * 2013-12-16 2015-06-25 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Oscillator circuit
US9692354B2 (en) 2013-12-16 2017-06-27 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Oscillator circuit with two switchable oscillators
WO2023248411A1 (ja) * 2022-06-23 2023-12-28 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 発振回路および電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008054134A (ja) リング発振器及びそれを備えた半導体集積回路及び電子機器
JP2001251140A (ja) 半導体集積装置
JPS58197063A (ja) 印字ヘッド駆動方式
US7808333B2 (en) IC for control of temperature-compensated crystal oscillator
US5994967A (en) Oscillator circuit employing frequency-locked loop feedback topology
JPH06334517A (ja) Pll回路
JP2001148612A (ja) 圧電発振器及び電子機器
JP3201339B2 (ja) 発振回路
JPH0944989A (ja) 回路の時定数を較正する装置及び方法
JP3960037B2 (ja) 温度補償型水晶発振器
US4803445A (en) Variable frequency oscillator
JPH11317623A (ja) 圧電発振器、発振器調整システムおよび発振器調整方法
EP0957584B1 (en) Phase locked loop circuit and control method thereof
JPH11298247A (ja) 圧電発振器、発振器調整システムおよび発振器調整方法
JP4244397B2 (ja) Pll回路
JP2511857B2 (ja) Iil回路の電源回路
JPH0685525U (ja) 発振回路
JP2608108B2 (ja) 位相同期回路
JP2590617B2 (ja) 電圧制御圧電発振器
JP2002014741A (ja) 半導体集積回路
JPH10197669A (ja) アラーム時計の音量制御装置
JP2001320237A (ja) 圧電発振回路
JP2000183650A (ja) 圧電発振器
JPH11330856A (ja) 電圧制御発振器、周波数制御特性調整システム及び周波数制御特性調整方法
JPH06338138A (ja) 基準クロック発生装置及び基準クロック発生方法