JP2001250282A - 光ディスク製造方法 - Google Patents
光ディスク製造方法Info
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- JP2001250282A JP2001250282A JP2000056312A JP2000056312A JP2001250282A JP 2001250282 A JP2001250282 A JP 2001250282A JP 2000056312 A JP2000056312 A JP 2000056312A JP 2000056312 A JP2000056312 A JP 2000056312A JP 2001250282 A JP2001250282 A JP 2001250282A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】異なる直径の光ディスク、特に小径の光ディス
クを低コストで製造することができる光ディスク製造方
法を提供する。 【解決方法】第1の直径を有する第1の光ディスク及び
第1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の光デ
ィスクを製造する光ディスク製造方法であって、第1の
直径を有し記録領域が形成された円形レプリカ基板を成
形する工程と、記録領域を覆い第2の直径よりも大きい
直径まで反射膜を形成する工程と、反射膜を覆うように
保護膜を形成する工程とを備え、第2の光ディスクを製
造するときは、反射膜及び保護膜が形成された円形レプ
リカ基板を第2の直径に加工する工程を更に備えるよう
にした。
クを低コストで製造することができる光ディスク製造方
法を提供する。 【解決方法】第1の直径を有する第1の光ディスク及び
第1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の光デ
ィスクを製造する光ディスク製造方法であって、第1の
直径を有し記録領域が形成された円形レプリカ基板を成
形する工程と、記録領域を覆い第2の直径よりも大きい
直径まで反射膜を形成する工程と、反射膜を覆うように
保護膜を形成する工程とを備え、第2の光ディスクを製
造するときは、反射膜及び保護膜が形成された円形レプ
リカ基板を第2の直径に加工する工程を更に備えるよう
にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(以下、CDという。)、ディジタルバーサタイルデ
ィスク(以下、DVDという。)等の光ディスクの製造
方法に関する。
ク(以下、CDという。)、ディジタルバーサタイルデ
ィスク(以下、DVDという。)等の光ディスクの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量高密度の光情報記録媒体の
実用化が進んでいる。再生専用媒体では、CDが広く普
及している。また、CD−ROM(Compact Disc-Read
Only Memory)は、コンピュータやゲームのプログラム
の配給を中心として急速な拡がりを見せている。
実用化が進んでいる。再生専用媒体では、CDが広く普
及している。また、CD−ROM(Compact Disc-Read
Only Memory)は、コンピュータやゲームのプログラム
の配給を中心として急速な拡がりを見せている。
【0003】また、音楽データ、高品質の画像データ、
コンピュータデータを包括し、再生専用ディスクと記録
可能ディスクを統合した次世代のマルチメディアとして
1996年8月に規格化されたDVDは、大容量マルチ
メディアとして期待されている。
コンピュータデータを包括し、再生専用ディスクと記録
可能ディスクを統合した次世代のマルチメディアとして
1996年8月に規格化されたDVDは、大容量マルチ
メディアとして期待されている。
【0004】CD及びDVDには、直径が120mmの
ディスクと、直径80mmのディスクがある。CDやD
VDを製造する工場では、直径120mmのディスクを
製造するための設備と、直径80mmのディスクを製造
するための設備とを備えている。
ディスクと、直径80mmのディスクがある。CDやD
VDを製造する工場では、直径120mmのディスクを
製造するための設備と、直径80mmのディスクを製造
するための設備とを備えている。
【0005】例えば、レプリカ基板の成形工程では、直
径120mmのレプリカ基板を成形するための金型と、
直径80mmのレプリカ基板を成形するための金型を備
えている。
径120mmのレプリカ基板を成形するための金型と、
直径80mmのレプリカ基板を成形するための金型を備
えている。
【0006】反射膜を形成する工程では、直径120m
mのレプリカ基板をスパッタリング装置に取り付けるた
めの治具と、直径80mmのレプリカ基板をスパッタリ
ング装置に取り付けるための治具を備えている。
mのレプリカ基板をスパッタリング装置に取り付けるた
めの治具と、直径80mmのレプリカ基板をスパッタリ
ング装置に取り付けるための治具を備えている。
【0007】保護膜を形成する工程では、直径120m
mのレプリカ基板をスピンコータに取り付ける治具と、
直径80mmのレプリカ基板をスピンコータに取り付け
るための治具を備えている。
mのレプリカ基板をスピンコータに取り付ける治具と、
直径80mmのレプリカ基板をスピンコータに取り付け
るための治具を備えている。
【0008】基板を貼り合わせる工程では、直径120
mmのレプリカ基板を貼合装置に取り付ける治具と、直
径80mmのレプリカ基板を貼合装置に取り付ける治具
を備えている。
mmのレプリカ基板を貼合装置に取り付ける治具と、直
径80mmのレプリカ基板を貼合装置に取り付ける治具
を備えている。
【0009】また、製造工場によっては、直径120m
mのディスクを製造するための専用の製造ラインと、直
径80mmのディスクを製造するための専用の製造ライ
ンの両方を備えている。
mのディスクを製造するための専用の製造ラインと、直
径80mmのディスクを製造するための専用の製造ライ
ンの両方を備えている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、CDやDVD等
の光ディスク製造会社間の製造コスト低減の競争は熾烈
であり、CDやDVD等の光ディスクをいかに低コスト
で製造できるかが大きな課題となっている。その中で、
直径が異なるディスクを製造するために、複数の設備や
装置を備えておくことはコスト高の一因である。
の光ディスク製造会社間の製造コスト低減の競争は熾烈
であり、CDやDVD等の光ディスクをいかに低コスト
で製造できるかが大きな課題となっている。その中で、
直径が異なるディスクを製造するために、複数の設備や
装置を備えておくことはコスト高の一因である。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、異なる直径の光ディスク、特に小径の
光ディスクを低コストで製造することができる光ディス
ク製造方法を提供することを目的とする。
れたものであり、異なる直径の光ディスク、特に小径の
光ディスクを低コストで製造することができる光ディス
ク製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、第1の直径を有する第1の光ディスク及び前記第
1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の光ディ
スクを製造する光ディスク製造方法であって、前記第1
の光ディスクを製造するときは前記第1の直径よりも小
さい直径に記録領域が形成され、前記第2の光ディスク
を製造するときは前記第2の直径よりも小さい直径に記
録領域が形成され、前記第1の直径を有する円形レプリ
カ基板を成形する工程と、前記記録領域を覆い前記第2
の直径よりも大きい直径まで反射膜を形成する工程と、
前記反射膜を覆うように保護膜を形成する工程とを備
え、前記第2の光ディスクを製造するときは、前記反射
膜及び前記保護膜が形成された前記円形レプリカ基板を
前記第2の直径に加工する工程を更に備えることを特徴
とする。
明は、第1の直径を有する第1の光ディスク及び前記第
1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の光ディ
スクを製造する光ディスク製造方法であって、前記第1
の光ディスクを製造するときは前記第1の直径よりも小
さい直径に記録領域が形成され、前記第2の光ディスク
を製造するときは前記第2の直径よりも小さい直径に記
録領域が形成され、前記第1の直径を有する円形レプリ
カ基板を成形する工程と、前記記録領域を覆い前記第2
の直径よりも大きい直径まで反射膜を形成する工程と、
前記反射膜を覆うように保護膜を形成する工程とを備
え、前記第2の光ディスクを製造するときは、前記反射
膜及び前記保護膜が形成された前記円形レプリカ基板を
前記第2の直径に加工する工程を更に備えることを特徴
とする。
【0013】本願の請求項2記載の発明は、第1の直径
を有する第1の光ディスク及び前記第1の直径よりも小
さい第2の直径を有する第2の光ディスクを製造する光
ディスク製造方法であって、前記第1の光ディスクを製
造するときは前記第1の直径よりも小さい直径に記録領
域が形成され、前記第2の光ディスクを製造するときは
前記第2の直径よりも小さい直径に記録領域が形成さ
れ、前記第1の直径を有する円形レプリカ基板を成形す
る工程と、前記記録領域を覆い前記第2の直径よりも大
きい直径まで反射膜を形成する工程と、前記第1の直径
を有する円形ダミー基板を成形する工程と、前記反射膜
が形成された円形レプリカ基板と前記円形ダミー基板と
を貼り合わせる工程とを備え、前記第2の光ディスクを
製造するときは、貼り合わせた前記円形レプリカ基板及
び前記円形ダミー基板を前記第2の直径に加工する工程
を更に備えることを特徴とする。
を有する第1の光ディスク及び前記第1の直径よりも小
さい第2の直径を有する第2の光ディスクを製造する光
ディスク製造方法であって、前記第1の光ディスクを製
造するときは前記第1の直径よりも小さい直径に記録領
域が形成され、前記第2の光ディスクを製造するときは
前記第2の直径よりも小さい直径に記録領域が形成さ
れ、前記第1の直径を有する円形レプリカ基板を成形す
る工程と、前記記録領域を覆い前記第2の直径よりも大
きい直径まで反射膜を形成する工程と、前記第1の直径
を有する円形ダミー基板を成形する工程と、前記反射膜
が形成された円形レプリカ基板と前記円形ダミー基板と
を貼り合わせる工程とを備え、前記第2の光ディスクを
製造するときは、貼り合わせた前記円形レプリカ基板及
び前記円形ダミー基板を前記第2の直径に加工する工程
を更に備えることを特徴とする。
【0014】本願の請求項3記載の発明は、第1の直径
を有する第1の光ディスク及び前記第1の直径よりも小
さい第2の直径を有する第2の光ディスクを製造する光
ディスク製造方法であって、前記第1の光ディスクを製
造するときは前記第1の直径よりも小さい直径に記録領
域が形成され、前記第2の光ディスクを製造するときは
前記第2の直径よりも小さい直径に記録領域が形成さ
れ、前記第1の直径を有する円形レプリカ基板を成形す
る工程と、前記記録領域を覆い前記第2の直径よりも大
きい直径まで反射膜を形成する工程と、前記反射膜が形
成された前記円形レプリカ基板を2枚貼り合わせる工程
とを備え、前記第2の光ディスクを製造するときは、貼
り合わせた前記円形レプリカ基板を前記第2の直径に加
工する工程を更に備えることを特徴とする。
を有する第1の光ディスク及び前記第1の直径よりも小
さい第2の直径を有する第2の光ディスクを製造する光
ディスク製造方法であって、前記第1の光ディスクを製
造するときは前記第1の直径よりも小さい直径に記録領
域が形成され、前記第2の光ディスクを製造するときは
前記第2の直径よりも小さい直径に記録領域が形成さ
れ、前記第1の直径を有する円形レプリカ基板を成形す
る工程と、前記記録領域を覆い前記第2の直径よりも大
きい直径まで反射膜を形成する工程と、前記反射膜が形
成された前記円形レプリカ基板を2枚貼り合わせる工程
とを備え、前記第2の光ディスクを製造するときは、貼
り合わせた前記円形レプリカ基板を前記第2の直径に加
工する工程を更に備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ディスク製造方
法の実施例について図面を参照して説明する。図1は、
本発明の一実施例である光ディスク製造方法を説明する
ための図である。図中、101はガラス原盤、102は
フォトレジスト層、103は露光部、104はピット、
105は電鋳層、106はスタンパ、107はレプリカ
基板、108は記録領域、109は反射膜、110は保
護膜、111は中心孔である。本実施例では、CDを製
造する場合を例に挙げて説明する。
法の実施例について図面を参照して説明する。図1は、
本発明の一実施例である光ディスク製造方法を説明する
ための図である。図中、101はガラス原盤、102は
フォトレジスト層、103は露光部、104はピット、
105は電鋳層、106はスタンパ、107はレプリカ
基板、108は記録領域、109は反射膜、110は保
護膜、111は中心孔である。本実施例では、CDを製
造する場合を例に挙げて説明する。
【0016】図1(a)の工程では、表面を研磨した直
径200mm、厚さ6mmのガラス原盤101をスピン
コータに取り付け、所定の回転数で回転するガラス原盤
101上にフォトレジスト溶液を滴下することにより、
ガラス原盤101上にフォトレジスト層102を約12
0nmの膜厚で形成する。
径200mm、厚さ6mmのガラス原盤101をスピン
コータに取り付け、所定の回転数で回転するガラス原盤
101上にフォトレジスト溶液を滴下することにより、
ガラス原盤101上にフォトレジスト層102を約12
0nmの膜厚で形成する。
【0017】図1(b)の工程では、フォトレジスト層
102が形成されたガラス原盤101をカッティングマ
シンに取り付け、ガラス原盤101を所定の線速度で回
転させ、記録信号により変調されたレーザ光をフォトレ
ジスト層102に照射する。露光部103は、フォトレ
ジスト層102のレーザ光が照射された部分である。こ
こで、直径120mmのディスクを製造する場合は、ガ
ラス原盤101の直径46mm〜直径117mmの範囲
内にレーザ光を照射する。また、直径80mmのディス
クを製造する場合は、ガラス原盤101の直径46mm
〜直径76mmの範囲内にレーザ光を照射する。
102が形成されたガラス原盤101をカッティングマ
シンに取り付け、ガラス原盤101を所定の線速度で回
転させ、記録信号により変調されたレーザ光をフォトレ
ジスト層102に照射する。露光部103は、フォトレ
ジスト層102のレーザ光が照射された部分である。こ
こで、直径120mmのディスクを製造する場合は、ガ
ラス原盤101の直径46mm〜直径117mmの範囲
内にレーザ光を照射する。また、直径80mmのディス
クを製造する場合は、ガラス原盤101の直径46mm
〜直径76mmの範囲内にレーザ光を照射する。
【0018】図1(c)の工程では、ガラス原盤101
を現像装置に取り付け、フォトレジスト層102に現像
液を滴下し、フォトレジスト層102を現像し、所望の
形状のピット104が形成されたら現像を停止する。
を現像装置に取り付け、フォトレジスト層102に現像
液を滴下し、フォトレジスト層102を現像し、所望の
形状のピット104が形成されたら現像を停止する。
【0019】図1(d)の工程では、フォトレジスト層
102を現像したガラス原盤101をスパッタリング装
置に取り付け、図示しないクロム又はニッケル等からな
る導電膜を約50nmの膜厚でフォトレジスト層102
上に形成する。続いて、導電膜を形成したガラス原盤1
01を電鋳槽に取り付け、ニッケル電鋳を施し、厚さ約
0.3mmの電鋳層105を形成する。
102を現像したガラス原盤101をスパッタリング装
置に取り付け、図示しないクロム又はニッケル等からな
る導電膜を約50nmの膜厚でフォトレジスト層102
上に形成する。続いて、導電膜を形成したガラス原盤1
01を電鋳槽に取り付け、ニッケル電鋳を施し、厚さ約
0.3mmの電鋳層105を形成する。
【0020】図1(e)の工程では、電鋳層105をガ
ラス原盤101から剥離し、裏面を鏡面研磨し、外径1
38mm、内径22mmのドーナツ状に加工し、スタン
パ106を得る。ここで、直径120mmのディスクを
製造する場合は、スタンパ106の直径46mm〜直径
117mmの範囲内にピットが転写された記録領域が形
成される。また、直径80mmのディスクを製造する場
合は、スタンパ106の直径46mm〜直径76mmの
範囲内にピットが転写された記録領域が形成される。
ラス原盤101から剥離し、裏面を鏡面研磨し、外径1
38mm、内径22mmのドーナツ状に加工し、スタン
パ106を得る。ここで、直径120mmのディスクを
製造する場合は、スタンパ106の直径46mm〜直径
117mmの範囲内にピットが転写された記録領域が形
成される。また、直径80mmのディスクを製造する場
合は、スタンパ106の直径46mm〜直径76mmの
範囲内にピットが転写された記録領域が形成される。
【0021】さらに、図1(e)の工程では、直径12
0mmのディスク用の金型が取り付けられた射出成形機
にスタンパ106を取り付け、ポリカーボネート樹脂を
射出成形することにより、直径約120mm、厚さ約
1.2mmのレプリカ基板107を得る。この工程で
は、直径120mmのディスクを製造する場合も、直径
80mmのディスクを製造する場合も、直径120mm
のディスク用の金型が取り付けられた射出成形機(直径
120mmのディスク用の射出成形機)を用いる。
0mmのディスク用の金型が取り付けられた射出成形機
にスタンパ106を取り付け、ポリカーボネート樹脂を
射出成形することにより、直径約120mm、厚さ約
1.2mmのレプリカ基板107を得る。この工程で
は、直径120mmのディスクを製造する場合も、直径
80mmのディスクを製造する場合も、直径120mm
のディスク用の金型が取り付けられた射出成形機(直径
120mmのディスク用の射出成形機)を用いる。
【0022】図1(f)は、図1(e)の工程で成形さ
れたレプリカ基板107である。図1(f)のレプリカ
基板107は、直径80mmのディスクを製造する場合
のレプリカ基板であり、直径46mm〜直径76mmの
範囲内にピットが転写された記録領域108が形成され
ている。直径120mmのディスクを製造する場合は、
レプリカ基板の直径46mm〜直径117mmの範囲内
に記録領域が形成される。
れたレプリカ基板107である。図1(f)のレプリカ
基板107は、直径80mmのディスクを製造する場合
のレプリカ基板であり、直径46mm〜直径76mmの
範囲内にピットが転写された記録領域108が形成され
ている。直径120mmのディスクを製造する場合は、
レプリカ基板の直径46mm〜直径117mmの範囲内
に記録領域が形成される。
【0023】図1(g)の工程では、直径約120mm
のレプリカ基板107を、直径120mmのディスク用
の治具が取り付けられたスパッタリング装置(直径12
0mmのディスク用のスパッタリング装置)に取り付
け、アルミニウム、金等の反射膜109を、直径約35
〜118mmの領域に、約50〜100nmの膜厚で形
成する。
のレプリカ基板107を、直径120mmのディスク用
の治具が取り付けられたスパッタリング装置(直径12
0mmのディスク用のスパッタリング装置)に取り付
け、アルミニウム、金等の反射膜109を、直径約35
〜118mmの領域に、約50〜100nmの膜厚で形
成する。
【0024】図1(h)の工程では、反射膜109が形
成された直径約120mmのレプリカ基板107を、直
径120mmのディスク用の治具が取り付けられたスピ
ンコータ(直径120mmのディスク用のスピンコー
タ)に取り付け、反射膜109上に紫外線硬化樹脂等を
塗布し、保護膜110を形成する。図示はしないが、本
工程の後、保護膜110上にレーベル印刷を施してもよ
い。この場合、直径120mmのディスク用の印刷装置
を用いる。
成された直径約120mmのレプリカ基板107を、直
径120mmのディスク用の治具が取り付けられたスピ
ンコータ(直径120mmのディスク用のスピンコー
タ)に取り付け、反射膜109上に紫外線硬化樹脂等を
塗布し、保護膜110を形成する。図示はしないが、本
工程の後、保護膜110上にレーベル印刷を施してもよ
い。この場合、直径120mmのディスク用の印刷装置
を用いる。
【0025】図1(i)の工程では、直径80mmのデ
ィスクを製造する場合は、保護膜110が形成された直
径約120mmのレプリカ基板107を外形加工装置
(打ち抜き装置、外周切削装置、レーザ切削装置等)に
取り付け、中心孔111を基準として直径80mmのデ
ィスクとなるように、レプリカ基板107、反射膜10
9及び保護膜110の外周部を打ち抜き、切削等により
加工する。直径120mmのディスクを製造する場合
は、本工程は不要である。
ィスクを製造する場合は、保護膜110が形成された直
径約120mmのレプリカ基板107を外形加工装置
(打ち抜き装置、外周切削装置、レーザ切削装置等)に
取り付け、中心孔111を基準として直径80mmのデ
ィスクとなるように、レプリカ基板107、反射膜10
9及び保護膜110の外周部を打ち抜き、切削等により
加工する。直径120mmのディスクを製造する場合
は、本工程は不要である。
【0026】以上のように、本実施例の光ディスク製造
方法によれば、直径120mmの光ディスクと直径80
mmの光ディスクを、共通の製造装置(直径120mm
のディスク用の製造装置)により製造することができ
る。したがって、製造工場において、外周加工装置を除
いた設備や装置は、直径120mmのディスク用の設備
や装置だけを揃えればよく、設備投資に係る費用を抑え
ることができるため、低コストで光ディスクを製造する
ことができる。
方法によれば、直径120mmの光ディスクと直径80
mmの光ディスクを、共通の製造装置(直径120mm
のディスク用の製造装置)により製造することができ
る。したがって、製造工場において、外周加工装置を除
いた設備や装置は、直径120mmのディスク用の設備
や装置だけを揃えればよく、設備投資に係る費用を抑え
ることができるため、低コストで光ディスクを製造する
ことができる。
【0027】図1では、単板ディスクであるCDに本発
明の光ディスク製造方法を適用した場合について説明し
たが、本発明の光ディスク製造方法は、DVDのような
2枚の基板を貼り合わせた光ディスクの製造に適用する
ことができる。2枚の基板が記録領域を備えたディスク
基板であり、これらのディスク基板を貼り合わせたDV
D−10のような光ディスクの製造に本発明の製造方法
を適用した場合について説明する。
明の光ディスク製造方法を適用した場合について説明し
たが、本発明の光ディスク製造方法は、DVDのような
2枚の基板を貼り合わせた光ディスクの製造に適用する
ことができる。2枚の基板が記録領域を備えたディスク
基板であり、これらのディスク基板を貼り合わせたDV
D−10のような光ディスクの製造に本発明の製造方法
を適用した場合について説明する。
【0028】この場合は、記録領域を備えるディスク基
板の製造方法については、図1(a)〜(h)に示した
工程と同様であるので説明を省略する。ただし、レプリ
カ基板107の厚さは0.6mmである。また、図1
(h)に示す保護膜110を形成する工程はなくてもよ
い。図1(a)〜(h)に示した工程により製造した2
枚のディスク基板を、樹脂又は接着シート等からなる接
着層を介して貼り合わせる。そして、直径80mmのデ
ィスクを製造する場合は、直径約120mmのレプリカ
基板を貼り合わせたディスクを外形加工装置(打ち抜き
装置、外周切削装置、レーザ切削装置等)に取り付け、
レプリカ基板の中心孔を基準として直径80mmのディ
スクとなるように、2枚のレプリカ基板の外周部を打ち
抜き、切削等により加工する。直径120mmのディス
クを製造する場合は、本工程は不要である。このように
してDVD−10のような光ディスクを製造することが
できる。
板の製造方法については、図1(a)〜(h)に示した
工程と同様であるので説明を省略する。ただし、レプリ
カ基板107の厚さは0.6mmである。また、図1
(h)に示す保護膜110を形成する工程はなくてもよ
い。図1(a)〜(h)に示した工程により製造した2
枚のディスク基板を、樹脂又は接着シート等からなる接
着層を介して貼り合わせる。そして、直径80mmのデ
ィスクを製造する場合は、直径約120mmのレプリカ
基板を貼り合わせたディスクを外形加工装置(打ち抜き
装置、外周切削装置、レーザ切削装置等)に取り付け、
レプリカ基板の中心孔を基準として直径80mmのディ
スクとなるように、2枚のレプリカ基板の外周部を打ち
抜き、切削等により加工する。直径120mmのディス
クを製造する場合は、本工程は不要である。このように
してDVD−10のような光ディスクを製造することが
できる。
【0029】また、一方の基板が記録領域を備えたディ
スク基板であり、他方の基板が記録領域を備えないダミ
ー基板であり、これらのディスク基板とダミー基板を貼
り合わせたDVD−5のような光ディスクの製造にも本
発明の製造方法を適用することができる。この場合も、
記録領域を備えるディスク基板の製造方法については、
図1(a)〜(h)に示した工程と同様であるので説明
を省略する。レプリカ基板107の厚さは0.6mmで
ある。また、図1(h)に示す保護膜110を形成する
工程はなくてもよい。
スク基板であり、他方の基板が記録領域を備えないダミ
ー基板であり、これらのディスク基板とダミー基板を貼
り合わせたDVD−5のような光ディスクの製造にも本
発明の製造方法を適用することができる。この場合も、
記録領域を備えるディスク基板の製造方法については、
図1(a)〜(h)に示した工程と同様であるので説明
を省略する。レプリカ基板107の厚さは0.6mmで
ある。また、図1(h)に示す保護膜110を形成する
工程はなくてもよい。
【0030】ダミー基板の製造方法については、記録領
域がないため、図1(a)〜(d)の工程は必要ない。
図1(e)の射出成形工程では、スタンパ106を使用
せずに、直径120mm、厚さ0.6mmのダミー基板
を射出成形する。また、図1(g)〜(h)の工程も必
要ない。そして、直径約120mmのレプリカ基板とダ
ミー基板を貼り合わせる。直径80mmの光ディスクを
製造する場合は、直径約120mmのレプリカ基板とダ
ミー基板を貼り合わせたディスクを外形加工装置(打ち
抜き装置、外周切削装置、レーザ切削装置等)に取り付
け、レプリカ基板及びダミー基板の中心孔を基準として
直径80mmのディスクとなるように、2枚のレプリカ
基板の外周部を打ち抜き、切削等により加工する。直径
120mmのディスクを製造する場合は、本工程は不要
である。このようにして、DVD−5のような光ディス
クを製造することができる。
域がないため、図1(a)〜(d)の工程は必要ない。
図1(e)の射出成形工程では、スタンパ106を使用
せずに、直径120mm、厚さ0.6mmのダミー基板
を射出成形する。また、図1(g)〜(h)の工程も必
要ない。そして、直径約120mmのレプリカ基板とダ
ミー基板を貼り合わせる。直径80mmの光ディスクを
製造する場合は、直径約120mmのレプリカ基板とダ
ミー基板を貼り合わせたディスクを外形加工装置(打ち
抜き装置、外周切削装置、レーザ切削装置等)に取り付
け、レプリカ基板及びダミー基板の中心孔を基準として
直径80mmのディスクとなるように、2枚のレプリカ
基板の外周部を打ち抜き、切削等により加工する。直径
120mmのディスクを製造する場合は、本工程は不要
である。このようにして、DVD−5のような光ディス
クを製造することができる。
【0031】以上のように、DVDのような2枚の基板
を貼り合わせた構成の光ディスクを製造する場合におい
ても、直径120mmの光ディスクと、直径80mmの
光ディスクを共通の製造装置(直径120mmのディス
ク用の製造装置)により製造することができる。
を貼り合わせた構成の光ディスクを製造する場合におい
ても、直径120mmの光ディスクと、直径80mmの
光ディスクを共通の製造装置(直径120mmのディス
ク用の製造装置)により製造することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、異なる直径の光ディス
ク、特に小径の光ディスクを低コストで製造することが
できる光ディスク製造方法を提供することができる。
ク、特に小径の光ディスクを低コストで製造することが
できる光ディスク製造方法を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例である光ディスク製造方法を
説明するための図。
説明するための図。
【符号の説明】 101 ガラス原盤 102 フォトレジスト層 103 露光部 104 ピット 105 電鋳層 106 スタンパ 107 レプリカ基板 108 記録領域 109 反射膜 110 保護膜 111 中心孔
Claims (3)
- 【請求項1】第1の直径を有する第1の光ディスク及び
前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の
光ディスクを製造する光ディスク製造方法であって、 前記第1の光ディスクを製造するときは前記第1の直径
よりも小さい直径に記録領域が形成され、前記第2の光
ディスクを製造するときは前記第2の直径よりも小さい
直径に記録領域が形成され、前記第1の直径を有する円
形レプリカ基板を成形する工程と、 前記記録領域を覆い前記第2の直径よりも大きい直径ま
で反射膜を形成する工程と、 前記反射膜を覆うように保護膜を形成する工程とを備
え、 前記第2の光ディスクを製造するときは、前記反射膜及
び前記保護膜が形成された前記円形レプリカ基板を前記
第2の直径に加工する工程を更に備えることを特徴とす
る光ディスク製造方法。 - 【請求項2】第1の直径を有する第1の光ディスク及び
前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の
光ディスクを製造する光ディスク製造方法であって、 前記第1の光ディスクを製造するときは前記第1の直径
よりも小さい直径に記録領域が形成され、前記第2の光
ディスクを製造するときは前記第2の直径よりも小さい
直径に記録領域が形成され、前記第1の直径を有する円
形レプリカ基板を成形する工程と、 前記記録領域を覆い前記第2の直径よりも大きい直径ま
で反射膜を形成する工程と、 前記第1の直径を有する円形ダミー基板を成形する工程
と、 前記反射膜が形成された前記円形レプリカ基板と前記円
形ダミー基板とを貼り合わせる工程とを備え、 前記第2の光ディスクを製造するときは、貼り合わせた
前記円形レプリカ基板及び前記円形ダミー基板を前記第
2の直径に加工する工程を更に備えることを特徴とする
光ディスク製造方法。 - 【請求項3】第1の直径を有する第1の光ディスク及び
前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の
光ディスクを製造する光ディスク製造方法であって、 前記第1の光ディスクを製造するときは前記第1の直径
よりも小さい直径に記録領域が形成され、前記第2の光
ディスクを製造するときは前記第2の直径よりも小さい
直径に記録領域が形成され、前記第1の直径を有する円
形レプリカ基板を成形する工程と、 前記記録領域を覆い前記第2の直径よりも大きい直径ま
で反射膜を形成する工程と、 前記反射膜が形成された前記円形レプリカ基板を2枚貼
り合わせる工程とを備え、 前記第2の光ディスクを製造するときは、貼り合わせた
前記円形レプリカ基板を前記第2の直径に加工する工程
を更に備えることを特徴とする光ディスク製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000056312A JP2001250282A (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 光ディスク製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000056312A JP2001250282A (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 光ディスク製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001250282A true JP2001250282A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18577288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000056312A Pending JP2001250282A (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 光ディスク製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001250282A (ja) |
-
2000
- 2000-03-01 JP JP2000056312A patent/JP2001250282A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060201 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060202 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060203 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060207 |