JP2001249670A - 音発生装置 - Google Patents

音発生装置

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JP2001249670A
JP2001249670A JP2000060635A JP2000060635A JP2001249670A JP 2001249670 A JP2001249670 A JP 2001249670A JP 2000060635 A JP2000060635 A JP 2000060635A JP 2000060635 A JP2000060635 A JP 2000060635A JP 2001249670 A JP2001249670 A JP 2001249670A
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environmental
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JP2000060635A
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English (en)
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Tsutomu Saito
勉 斉藤
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象機器の異常に対応した警告音を発生した
上で、対象機器の周囲の環境状態を使用者に対して分か
りやすく報知する音発生装置を提供する。 【解決手段】 CPUは、エアクリーナのドアが開いて
いない、或いは、警告音の発音が終了したと判断した後
に、既にエアクリーナ1の周囲の環境状態を報知する状
態ではないときには(S24:NO)、更にエアクリー
ナ1の周囲の騒音度についての報知要求があるかどうか
を判断する(S26)。報知要求があると判断(S2
6:YES)した後に、更にその報知がタイマー設定に
て所定時間毎になされるものでないとき(S28:YE
S)に、現在の騒音度が以前の騒音度と異なる場合には
(S30:YES)、現在の騒音度に対応する音声であ
る環境アナウンス音を生成し(S34)、その後発音す
る。使用者は、この環境アナウンス音を聞くだけでエア
クリーナの周囲の環境状態を理解することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば家庭電化
製品等の対象機器に内蔵され、この対象機器の異常を使
用者に対して音声で警告するために用いる音発生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような音発生装置としては、警告
音としてアラーム音や人の声等の音声を発生させるもの
が知られている。特に、人の声を用いて警告の内容を言
葉で表現した場合には、使用者(聴き手)にとっては警
告の内容を理解し易くなって、対象機器の異常に対する
対処を迅速に実行できるという利点がある。
【0003】ところで、対象機器の周囲の温度,湿度等
の環境状態を検出し、この検出結果に応じて対象機器の
動作を制御することは一般的に行われるものであるが、
使用者にとってはこのような環境状態がどのようなもの
であるかを知りたいという要望があった。そこで、従来
では、検出された環境状態を対象機器に設けられた表示
器に表示することによって(例えば、数値等にて表
示)、使用者に対して環境状態を報知することはあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように表示器を用いて環境状態を使用者に知らせる場合
には、使用者は対象機器にいちいち近づき、更に表示器
をのぞき込んで、表示された環境状態を読みとらなくて
はならないため不便である。しかも、老人や子供にとっ
ては表示器に表示された内容が理解できない場合もあ
る。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、対象機器の異常を検出して、検出した異常に対応
した警告音を発生する音発生装置において、更に、対象
機器の周囲の環境状態を使用者に対して分かりやすく報
知することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためになされた本発明は、対象機器の異常を
検出する異常状態検出手段と、警告音を含む各種音声の
音源データを記憶する音源データ記憶手段と、前記音源
データ記憶手段から任意の音源データを読み出し、読み
出した該音源データに基づいて音声を発生させる音声出
力手段と、前記異常状態検出手段にて異常が検出される
と、該異常に対応した警告音を発生させるために、前記
音声出力手段に対して、前記音源データ記憶手段から該
異常に対応した警告音の音源データを読み出す指令を出
力することにより、警告音を発生させる警告音発生制御
手段とを備えた音発生装置において、前記対象機器の周
囲の環境状態を検出する環境状態検出手段を設けると共
に、前記音源データ記憶手段には、前記警告音の音源デ
ータに加えて、音声である環境アナウンス音にて該環境
状態を報知するための音源データを記憶し、更に、該環
境状態検出手段にて検出された環境状態に対応した環境
アナウンス音を発生させるために、前記音声出力手段に
対して、前記音源データ記憶手段から該環境状態に対応
した該環境アナウンス音の音源データを読み出す指令を
出力することにより、環境アナウンス音を発生させる環
境アナウンス音発生制御手段を設け、しかも、前記警告
音発生制御手段は、前記異常状態検出手段にて異常が検
出されると、該環境アナウンス発生制御手段に対して、
前記環境アナウンス音の発生を中止させるか、または、
前記環境アナウンス音の音量を低減させることを特徴と
する。
【0007】即ち、本発明(請求項1)の音発生装置で
は、異常状態検出手段が対象機器の異常を検出し、音源
データ記憶手段が警告音を含む各種音声の音源データを
記憶し、音声出力手段が、音源データ記憶手段から任意
の音源データを読み出し、読み出した音源データに基づ
いて音声を発生させる。また、警告音発生制御手段は、
異常状態検出手段にて異常が検出されると、音声出力手
段に対して、音源データ記憶手段から異常に対応した警
告音の音源データを読み出す指令を出力することによ
り、警告音を発生させる。
【0008】そして、特に本発明(請求項1)では、環
境状態検出手段により、対象機器の周囲の環境状態を検
出すると共に、音源データ記憶手段には、警告音の音源
データに加えて、環境アナウンス音にて環境状態を報知
するための音源データを記憶する。更に、環境アナウン
ス音発生制御手段により、環境状態検出手段が検出した
環境状態を環境アナウンスとして発音するために、音声
出力手段に対して、音源データ記憶手段から環境状態に
対応した環境アナウンス音の音源データを読み出す指令
を出力することにより、環境アナウンス音を発生させ
る。しかも、異常状態検出手段にて異常が検出される
と、警告音発生制御手段が、環境アナウンス音発生制御
手段に対して、環境アナウンス音の発生を中止させる
か、または、環境アナウンス音の音量を低減させる。
【0009】このように、本発明(請求項1)では、対
象機器の異常を検出すると、検出した異常に応じた警告
音を発生させるものであるが、これに加えて、対象機器
の周囲の環境状態をも検出し、検出した環境状態に応じ
た環境アナウンスを発生させる。
【0010】このため、使用者は、対象機器から離れた
場所に居ながら、警告音を聞くだけで対象機器の異常を
知ることができるだけでなく、環境アナウンス音を聞く
だけで、対象機器の周囲の環境状態を容易に知ることが
できるのである。従って、本発明(請求項1)の音発生
装置では、対象機器の周囲の環境状態を使用者に対して
分かりやすく報知できる。
【0011】また、このように、本発明(請求項1)の
音発生装置は、警告音を発生するだけでなく、環境アナ
ウンス音をも発生するが、重要なのは警告音を使用者に
対して確実に伝達することである。そこで、本発明(請
求項1)の音発生装置では、対象機器に異常が検出され
た場合には、環境アナウンス音の発生を中止させるか、
もしくは、環境アナウンス音の音量を低減して発音する
ようにしている。このため、使用者は警告音を明瞭に聞
き取ることができ、使用者は警告音に応じて適切な対処
を実行することができる。
【0012】ここで、環境状態検出手段にて検出する環
境状態としては、例えば、温度,湿度,騒音度等の各種
環境項目が挙げられる。また。本発明(請求項1)で発
生する環境アナウンス音は、人が言葉を話すように発音
される。このような環境アナウンス音としては、例え
ば、「ただいまの室温は25℃です。」、「室内の騒音
レベルは30dBです。」等の文章となるようによう
に、しかも、話し口調となるように発音されるものとし
て構成しておけば、聴き手としては環境アナウンス音を
聞くだけで環境状態の内容を明確に、しかも、確実に理
解できるようになる。
【0013】また、対象機器の周囲の環境状態として
は、上記したように室温,湿度等の各種環境項目を挙げ
ることができるが、使用者によってはこのような環境項
目の中でも知りたい項目や特に知る必要のない項目があ
る。そこで、請求項1に記載の音発生装置においては、
請求項2に記載のように、前記環境状態検出手段により
検出される対象機器の周囲の環境状態の中で、報知対象
とする環境項目を外部入力により設定するための環境状
態設定手段を備え、前記環境アナウンス音発生制御手段
は、該報知対象設定手段にて設定された環境項目に対応
する該環境状態が該環境状態検出手段にて検出される
と、該環境状態に対応した環境アナウンスを発生させる
ために、前記音声出力手段に対して、前記音源データ記
憶手段から該環境状態に対応した該環境アナウンス音の
音源データを読み出す指令を出力するように構成しても
よい。
【0014】つまり、本発明(請求項2)では、報知対
象とする環境項目を外部入力により設定し、設定した環
境項目に対応する環境状態が環境状態検出手段にて検出
された結果に基づいて、この環境状態に対応する環境ア
ナウンス音を発生させるようにしている。このようにす
ることにより、環境状態の中で使用者自身が知りたい環
境項目や、知る必要のある環境項目等、各種環境項目の
中で報知対象とする環境項目を使用者が任意に設定でき
るのである。
【0015】ここで、報知対象とする環境項目を外部か
ら入力するには、種々の方法が考えられるが、例えば、
対象機器の外面に各種環境項目それぞれに対応したON
/OFFスイッチを設け、使用者が任意のスイッチを操
作(ON)したときには、そのスイッチに該当する環境
項目を報知対象として設定するように構成してもよい。
【0016】ところで、対象機器の設置環境によって
は、他からの騒音に警告音や環境アナウンス音等の報知
音が紛れてしまって、報知音を聞き取りづらくなるおそ
れがある。また、聴き手(使用者)によっては、報知音
を小さく感じたり、或いは、報知音をうるさく感じる場
合もある。このような場合に備えて、警告音や環境アナ
ウンス音の音量を個々に設定するための専用のボリュー
ムをそれぞれ設けるようにしてもよいが、このようにす
るとボリュームの数が複数となり、音量を調節する際に
は、各ボリュームをそれぞれ調節しなければならず、使
用者にとっては面倒な作業となる。
【0017】そこで、請求項1または請求項2に記載の
音発生装置においては、前記音声出力手段が発生する前
記警告音及び前記環境アナウンス音の音量を外部からそ
れぞれ調節するための共通のボリュームを備え、該ボリ
ュームの設定量に応じて、該音声出力手段が発生する該
警告音及び該環境アナウンスの音量を個々に設定する音
量設定手段を備えるようにするとよい。
【0018】このように、本発明(請求項3)では、共
通のボリュームを外部から調節するだけで、警告音及び
環境アナウンス音の音量を個々に同時に設定するように
しているため、警告音及び環境アナウンス音の音量の設
定作業自体が極めて簡単となる。
【0019】ここで、警告音及び環境アナウンス音の音
量としては、共通のボリュームの設定量に応じてそれぞ
れ同じとなるように調節してもよく、或いは、異なるよ
うに調節してもよい。ただし、警告音を使用者に対して
確実に伝達するといった観点を重視するならば、警告音
の音量が環境アナウンス音の音量以上となるように調節
するのが好ましい。また、このようにすることで、例え
ば、使用者にとっては、「環境アナウンス音の音量以上
に発音される音声は警告音である」と認識しておくこと
ができ、発生している音声が環境アナウンス音或いは警
告音なのかを判別するのが容易になって、警告音を聞き
逃してしまうのを防止することが可能となる。
【0020】尚、上記説明では、本発明(請求項1〜
3)の音発生装置が、警告音及び環境アナウンス音を発
生するものとして説明したが、警告音及び環境アナウン
ス音に加えて、例えば、音楽、鳥の声、せせらぎの音等
の各種バックグランドミュージック(BGM)や、対象
機器の操作手順を表す案内音等の各種音声を発生するよ
うに構成してもよい。
【0021】この場合においても、警告音を確実に使用
者に伝達させるために、請求項1中に示した環境アナウ
ンス音の場合と同様にして、警告音を発生する場合には
環境アナウンス音やBGM等の警告音以外の音声の発生
を中止するか、または、音量を低減して発生させるのが
好ましい。また、請求項2中に示した環境アナウンス音
の場合と同様にして、音声を発生させる対象とする項目
(BGM,案内音)を外部入力により設定できるようし
てもよい。更にまた、請求項3中に示した警告音及び環
境アナウンス音の場合と同様にして、警告音、環境アナ
ウンス音、BGM等を含む各種音声の音量を外部からそ
れぞれ調節するための共通のボリュームを備えるように
してもよい。このように構成することによって、上記し
た本発明(請求項1〜3)の場合と同様の効果を得るこ
とが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例としての
音発生装置を図面と共に説明する。尚、本実施例の音発
生装置は、対象機器としての空気清浄器1(以下「エア
クリーナ」という。)の一部として構成されたものであ
る。図1は、エアクリーナ1の概略構成を表し、(a)
は斜視図、(b)は、エアクリーナ1を右側方から見た
透視図である。
【0023】図1(a),(b)に示すように、エアク
リーナ1は箱形に構成されており、正面下部にはエアク
リーナ1の静電フィルタ2を交換したり取り外して洗浄
したりするなど、エアクリーナ1の整備や点検に際して
開閉可能に構成されたドア11が取り付けられている。
ドア11の一部には空気を吸入するための吸気スリット
11aが設けられ、一方、天板12には吸気スリット1
1aから吸入した空気を排出するための排気スリット1
2aが設けられている。尚、吸気スリット11aから吸
入された空気は、エアクリーナ1の内部に設けられた送
風路1aを通過して排気スリット12aから排出され
る。また、エアクリーナ1の正面左部には、上記した吸
気スリット11a及び排気スリット12a以外にエアク
リーナ1の内部に一部空気を流通させるための通気スリ
ット1bが設けられている。
【0024】静電フィルタ2は、送風路1aの吸気スリ
ット11a側の端部に配置されており、送風路1a内を
流れる空気から様々な塵芥を除去する。即ち、静電フィ
ルタ2はフィルタ制御部6による電圧の印可により、そ
の表面が帯電状態とされ、花粉、ダニ、たばこの煙の粒
子等の、空気中を浮遊する固体や液体の粒子を静電吸着
する。
【0025】また、送風路1aの内部には、回転により
送風路1aの内部に空気の流れを発生させるファン3、
このファン3を回転させるモータ4、静電フィルタ2に
紫外線を照射する紫外線ランプ5が設けられている。ま
た、静電フィルタ2の取付部位には、静電フィルタ2に
電圧を印可して静電気を発生させたり、静電フィルタ2
が装着されているかどうかを検出したりするフィルタ制
御部6が設けられている。
【0026】一方、エアクリーナ1の内部には、エアク
リーナ1の動作を制御する制御基板13と、この制御基
板13からの指令に応じて、エアクリーナ1の異常を警
告するための警告音、エアクリーナ1の周囲の環境状態
を報知するための環境アナウンス音、バックグランドミ
ュージック(BGM)等の音をそれぞれ発生させるため
の音声信号を生成する音源基板14と、音源基板14に
て生成した音声信号に基づいて発音するために用いるス
ピーカ15等も収容されている。尚、本実施例の音発生
装置は、制御基板13、音源基板14、スピーカ15、
後述する各種センサ等により構成されている。そして、
制御基板13と音源基板14とは、データバス(本例で
は8ビットのパラレルライン)を介して接続されてお
り、相互にデータ等の送受が可能である。
【0027】制御基板13は、図2に示すように、エア
クリーナ1を制御するために様々な演算処理を行うCP
U20と、このCPU20の処理動作を実現するための
各種のプログラムやパラメータを記憶したROM22
と、CPU20にて使用される各種のデータを一時的に
格納するためのRAM24と、音源基板14側の入出力
ポート14aと互いに接続され、音源基板14と制御基
板13との間におけるデータ授受を行う入出力ポート1
3aなどを備えている。
【0028】図1に戻り、エアクリーナ1の内部で通気
スリット1bの内側の部分には、エアクリーナ1の周囲
の環境状態を検出するための4個のセンサが横方向にそ
れぞれ間隔を置いて取り付けられている。取り付けられ
るセンサは、図1(a)中左方から順に、騒音センサ2
6、温度センサ28、湿度センサ30、粒子センサ32
であり、それぞれ制御基板13と接続されている。
【0029】騒音センサ26は、例えば、周知のコンデ
ンサマイクロフォンから構成され、通気スリット1b側
から入り込んでくる音の音圧に比例した起電力を検出す
るものである。温度センサ28は、例えば、熱電対を備
え、通気スリット1bを介して流入する空気に晒された
際に、空気の温度に応じて変化する熱電対の電気抵抗を
検出する周知のものである。
【0030】湿度センサ30は、例えば、セラミックの
多孔質焼結体を備え、流入する空気に晒された際に、空
気中の水分の吸着量に応じて変化する焼結体の電気抵抗
を検出する周知のものである。粒子センサ32は、例え
ば、赤外光を受光すると端子間(コレクタ−エミッタ
間)の電圧が変化する受光素子及び赤外光を発光する発
光素子を備え、流入する空気中の浮遊粒子(例えば、た
ばこの煙、塵埃等)に赤外光が照射された際に生じる散
乱光を受光素子にて受光して、この受光素子の端子間の
電圧を検出するものである。
【0031】そして、各センサ26〜32からの検出信
号(電気抵抗、電圧、起電力等のアナログ信号)は、制
御基板13に出力された上で、それぞれデジタル信号
(温度信号、湿度信号、汚染信号、騒音信号等)に変換
された後に、RAM24に一旦記憶される。
【0032】ここで、各センサ26〜32を取り付ける
目的としては、第1に、例えば、粒子センサ30から汚
染信号が所定量出力された場合に、制御基板13にて
「空気が汚れている」と判断してモータ4の回転数を増
加させ、送風路1aの内部により多くの空気を送り込ま
せて、フィルタ2でより多くの粒子を吸着させるといっ
たように、センサから送られてくる信号の一部を用いて
空気清浄動作を制御することにある。第2に、エアクリ
ーナ1の周囲の環境状態(温度,湿度,空気の汚れ具
合,騒音)を検出し、使用者に対して検出結果を音声に
て報知することにある。即ち、後述するように、各セン
サ26〜32を用いてエアクリーナ1の周囲の環境状態
を検出し、検出した結果得られる信号に基づいて、その
後、音声である環境アナウンス音を発生させて報知する
といった、本発明の主たる目的を果たすことにある。
尚、各センサ26〜32は、請求項記載の「環境状態検
出手段」に相当する。
【0033】一方、ドア11には、ドア開閉センサ33
が取り付けられている。ドア開閉センサ33は、頭部
と、所定の正電圧が印加される電路と、頭部が押下され
た状態では電路が閉となり、押下されていない状態では
電路が開となるスイッチとを備えた、いわば自己復帰型
の押しボタン型のスイッチからなる。そして、このドア
開閉センサ33は、ドア11が正しく閉じられている場
合に頭部が押下されるように配置されている。また、こ
のドア開閉センサ33の電路は制御基板13に延びてお
り、制御基板13のCPU20では、電路の電圧が所定
の正電圧である場合には、「ドア11が閉じている」と
判断し、電圧が所定の正電圧よりも低くなっている場合
には、「ドア11が開いている」と判断する。
【0034】そして、エアクリーナ1の前面には液晶パ
ネル16、クリーニングスイッチ17、ボリューム1
8、ロータリースイッチ19、騒音アナウンス要求スイ
ッチ34、温度アナウンス要求スイッチ36、湿度アナ
ウンス要求スイッチ38、汚染アナウンス要求スイッチ
40、BGM要求スイッチ42が取り付けられ、これら
は図2に示すように制御基板13に接続されている。
【0035】液晶パネル16は制御基板13の制御下に
現在の時刻やタイマ運転(自動運転)の設定時刻などを
表示し、使用者はクリーニングスイッチ17を操作する
ことで、空気清浄動作の実行と停止を指示することがで
きる。また、ロータリースイッチ19は、エアクリーナ
1の運転時にBGMの演奏を行うか否かを設定するため
に使用される。
【0036】一方、騒音アナウンス要求スイッチ34、
温度アナウンス要求スイッチ36、湿度アナウンス要求
スイッチ38、汚染アナウンス要求スイッチ40は、そ
れぞれ騒音センサ26、温度センサ28、湿度センサ3
0、粒子センサ32で検出されるエアクリーナ1の周囲
の騒音、温度、湿度、空気の汚れ具合について、環境ア
ナウンス音により報知するか否かを設定するためのもの
であり、使用者は、各アナウンス要求スイッチ34〜4
0を操作することで、温度、湿度、空気の汚れ具合、騒
音を環境アナウンス音として報知するか否かを設定する
ことができる。
【0037】また、使用者は、BGM要求スイッチ42
を操作することで、BGMを自動演奏するか否かを設定
することができる。尚、各要求スイッチ34〜40は、
請求項記載の「報知対象設定手段」として機能する。音
源基板14は、請求項記載の「音声出力手段」の一部と
して機能するものであり、図2及び図3に示すように、
制御基板13のCPU20の指令に応じて、警告音、環
境アナウンス音、BGM等を含む音を発生する。このた
め、制御基板13のRAM24は、音を発生させるため
にCPU20にて取り扱われる各種情報を一時的に格納
しておくためのワークエリアとしても使用される。ま
た、ROM22は、音を発生させるためにCPU20を
動作させるのに必要なプログラムを記憶する。
【0038】また、音源基板14は、図3に示すよう
に、ROMである波形メモリ48を備えている。この波
形メモリ48は、サンプリング波形データ、自動演奏デ
ータ等のBGMデータ及び音声データ(警告音声デー
タ、環境アナウンス音声データを含む)等の各種の音源
データ(即ち、音声、楽音その他の音を出力するための
データ)を記憶している。
【0039】そして、制御基板13では、CPU20が
セレクタ(図示略)を介して波形メモリ48のアドレス
を指定することにより、波形メモリ48から上記音源デ
ータを読み出して、音源基板14のアサイメントメモリ
44にアサイメント情報として記憶させる。尚、アサイ
メントメモリ44、及び、波形メモリ48は、請求項記
載の「音源データ記憶手段」として機能する。
【0040】アサイメントメモリ44に記憶される1チ
ャネル分のアサイメント情報は、図4(a)に示すよう
に、バンクアドレス,スタートアドレス,ループトップ
アドレス,ループエンドアドレス等の波形アドレスと、
アタックスピード,ディケイスピード,サステインレベ
ル,リリーススピード等のアンプリチュードエンベロー
プと、キーナンバに対応するFナンバと、発生させる音
の音量を決定するパラメータの一つであるラウドネスデ
ータと、出力系列に対応したチャネルにて音声信号を生
成させるのに用いる出力系列データと、バイアスレベ
ル,アタックスピード,ディケイスピード,サステイン
レベル,リリーススピード等のフィルタエンベロープと
を含んでいる。尚、出力系列には、警告音を発生させる
ために用いる系列1と、環境アナウンス音及びBGMを
発生させるために用いる系列2の二種類があり、出力系
列データとしては、これらに対応して1(系列1)、2
(系列2)のいずれかが用いられる。
【0041】図3に戻り、Fナンバ累算部46には、ア
サイメントメモリ44に記憶されたアサイメント情報の
うちのFナンバが入力される。そして、Fナンバ累算部
46の出力のうちFナンバの整数部分は加算器ADD1に
送られ、同じくアサイメント情報のうちの波形アドレス
であるスタートアドレスデータに加算されて、波形読出
アドレスとして波形メモリ48に入力される。
【0042】この波形読出アドレスで指定されるアドレ
スに格納されているサンプリング波形データは波形補間
部50に入力される。波形補間部50には、Fナンバ累
算部46の出力のうちのFナンバの小数部分のデータも
入力され、波形補間部50は、この小数部分を用いてサ
ンプリング波形データに補間処理を施す。
【0043】一方、フィルタエンベロープジェネレータ
52は、アサイメント情報のうちのフィルタエンベロー
プに基づいてフィルタエンベロープデータを発生し、発
生したフィルタエンベロープデータをフィルタ演算部5
4に出力する。そして、波形補間部50にて補間処理さ
れたサンプリング波形データは、フィルタ演算部54に
おいてフィルタエンベロープデータに基づいてフィルタ
処理(レベルの補正)される。
【0044】また、アンプリチュードエンベロープジェ
ネレータ56は、アサイメント情報のうちのアンプリチ
ュードエンベロープに基づいてアンプリチュードエンベ
ロープデータを発生し、発生したアンプリチュードエン
ベロープデータを乗算器MLT1に出力する。そして、フィ
ルタ演算部54にてフィルタ処理されたサンプリング波
形データは、乗算器MLT1にてアンプリチュードエンベ
ロープデータが乗算され、乗算器MLT2にてアサイメン
ト情報のうちのラウドネスデータが乗算されて音声信号
(デジタル音声信号)が生成される。
【0045】本実施例の場合、Fナンバ累算部46、波
形メモリ48、波形補間部50、フィルタエンベロープ
ジェネレータ52、フィルタ演算部54、アンプリチュ
ードエンベロープジェネレータ56、加算器ADD1、乗
算器MLT1,2がそれぞれ32個備わっており、アサイ
メントメモリ44の1チャネル分のアサイメント情報に
ついて、Fナンバ累算部46、フィルタエンベロープジ
ェネレータ52、アンプリチュードエンベロープジェネ
レータ56を1個ずつ対応させて1組となし、その各組
を1サンプリング周期に1回ずつ時分割で動作させるこ
とにより、1サンプリング周期につき32の発音用の音
声信号を生成するように構成されている(すなわち、発
音チャネルが32チャネル備わっている)。
【0046】そして、1〜32chの各チャネルは、図
4(b)に示すように、警告音、環境アナウンス音、B
GMそれぞれの音声信号を生成するための専用のチャネ
ルから構成され、警告音,環境アナウンス音,BGMの
音声信号は、それぞれ1〜2ch,3〜4ch,5〜3
2chで生成されるようにしている。つまり、警告音発
生用の1〜2chでは、系列1(即ち、出力系列データ
が「1」)のアサイメント情報に基づいて音声信号を生
成し、環境アナウンス音及びBGM発生用の3〜32c
hでは、系列2(即ち、出力系列データが「2」)のア
サイメント情報に基づいて音声信号を生成する。
【0047】図3に戻り、各発音チャネルにより生成さ
れた音声信号は系列累算部58に入力され、ここではア
サイメントメモリ44にアサインされている全チャネル
分(本実施例では最大32チャネル分)の音声信号の累
算処理が行われる。尚、累算処理は出力系列データに応
じて出力系列毎(系列1及び系列2)に行われる。
【0048】生成された各系列の音声信号はデジタルシ
グナルプロセッサ(DSP)60に送られて所定の音響
効果の付加を含む信号処理が施される。ここで、DSP
60は、図5に示すように、入力された音声信号にエフ
ェクト効果を付加して、外部に出力可能に構成されたエ
フェクト回路62と、エフェクト回路62から入力され
た音声信号にリバーブ効果を付加して外部に出力可能に
構成されたリバーブ回路64と、加算器MLT2等を備え
ている。そして、DSP60に入力された系列1,2の
音声信号の内、系列2の音声信号のみがエフェクト回路
62及びリバーブ回路64にて、それぞれエフェクト,
リバーブの音響効果が付加可能であり、しかも、入力さ
れた系列1の音声信号には全く音響効果は付加されない
ようになっており、それぞれの系列に分離した状態で信
号処理が施されるものである。そして、最終的には、系
列1の音声信号と、音響効果が付加された系列2の音声
信号とは加算器ADD2にて加算されて、デジタルアナロ
グコンバータ(DAC)66に送られる。
【0049】ここで、エフェクト回路62にて付加され
るエフェクト効果としては、ディレイ,コーラス,フラ
ンジャ,ディストーション等の公知の音響効果が挙げら
れる。そして、DSP60を構成する各種回路(例え
ば、エフェクト回路62,リバーブ回路64)を含めD
SP60では、制御装置13から送られる各種パラメー
タに基づいて信号処理を施すように構成されており、D
SP60にはこれらパラメータを格納するためのメモリ
を備えている。
【0050】そして、例えば、系列2の音声信号にエフ
ェクト効果としてディレイ効果が付加された場合には、
使用者(聴き手)にとっては、発生される音が遅延する
ことにより「やまびこ」のように聞こえ、更にリバーブ
効果が付加されると「やまびこ」が残響するように聞こ
える。この結果、使用者にとっては、系列2の音声信号
に基づく楽音が、エアクリーナ1の周囲(ひいては、エ
アクリーナ1を設置している部屋全体)から聞こえるよ
うになって、適度の臨場感をもってこれらの楽音を楽し
むことができる。
【0051】そして、加算器ADD2にて加算された音声
信号はDSP60からデジタルアナログコンバータ(D
AC)66に送られる。そして、この音声信号はDAC
66にてアナログ音声信号に変換され、図3に示すよう
に、アンプ68で増幅されてスピーカ15から音として
出力される。例えば、上記波形メモリ48から読み出さ
れた音声データが警告音を発生させるための音声データ
であれば、スピーカ15からは、それに応じた内容の警
告音が出力されることになる。尚、スピーカ15及びア
ンプ68は、請求項記載の「音声出力手段」の一部とし
て機能するものである。
【0052】一方、制御基板13には、図2に示すよう
に、タイマ70及びタイマ72が備わっている。このう
ちタイマ70は暦機能を持っている(即ち、年月日、曜
日及び時刻を計時できる)。タイマ70,72はCPU
20に接続されており、CPU20はタイマ70,72
の両方のデータを取得できる。尚、タイマ70は、暦を
外部操作により設定可能に構成されると共に、自動運転
の時間帯(開始時刻および終了時刻)を外部操作により
設定可能に構成されている。そして、制御基板13は、
設定された開始時刻になると自動的にエアクリーナ1の
運転を開始し、終了時刻になると自動的にその運転を停
止させることも可能である。
【0053】また、タイマ72はBGM演奏に使用する
ためのテンポ信号を発生させる。そそして、CPU20
は、このテンポ信号に基づいて4分音符の24分の1毎
に発音すべきBGMデータがあるか否かを確認し、発音
すべきBGMデータがあればこのBGMデータに基づい
て発音のための処理を実行する。
【0054】ところで、エアクリーナ1の正面に設けら
れたボリューム18は、スピーカ15から出力される警
告音、環境アナウンス音、BGMの各音量を個々に調節
するための共通の操作部である。本実施例のボリューム
18は、外部から操作可能な回転つまみと可変抵抗とを
備えており、このつまみを回転させることにより音量を
調節することができる。そして、ボリューム18は、つ
まみをエアクリーナ1の正面に向かって左側に最も回転
させた際に最小抵抗値を発生し、右側に最も回転させた
際に最大抵抗値を発生させる。そして、制御基板13の
CPU20は、発生したボリューム抵抗値を検出すると
共に、ROM22に記憶された目標音量値決定用ルック
アップテーブル(LUT)を参照し、このボリューム抵
抗値に基づいて警告音,環境アナウンス音,BGMそれ
ぞれの発生すべき音量値(目標音量値)EMVOL,ANVOL,
BGMVOLを決定して、それぞれアサイメント情報(図4
(a)参照)のラウドネスデータとしてアサイメントメ
モリ44に記憶する。尚、目標音量値を決定する際に用
いたボリューム抵抗値はRAM24に記憶され、後述す
るように、ボリューム18の状態が変化したかどうかを
判断する際に読み出して使用する。
【0055】目標音量値決定用LUTは、図6に示すよ
うに、検出されたボリューム抵抗値と、警告音,環境ア
ナウンス音,BGMそれぞれの発生すべき音量値(目標
音量値)との関係を数値化したものである。そして、目
標音量値は、−60dB〜0dBの間で設定可能となっ
ており、本実施例では、−60dBで最小音量値を発生
し、0dBで最大音量値を発生するようになっている。
また、警告音,環境アナウンス音,BGMは、それぞ
れ、−24dB〜0dB,−30dB〜−6dB,−6
0dB〜−18dBの間で設定可能である。例えば、図
6中に示すように、ボリューム抵抗値が値Dのときに
は、警告音,環境アナウンス音,BGMそれぞれの目標
音量値EMVOL,ANVOL,BGMVOLは、−6dB,−12d
B,−24dBとなり、これらがラウドネスデータとし
てアサイメントメモリ44に記憶される。
【0056】また、目標音量値決定用LUTでは、ボリ
ューム抵抗値の増加に伴ってそれぞれ直線的に目標音量
値も増加するようになっているものの、目標音量値の増
加割合が異なる。そして、ボリューム18を操作して最
も開いた場合(即ち、エアクリーナ1の正面に向かって
ボリューム18のつまみを右側に最も回転させた場合)
には、ボリューム抵抗値が最大を示し、このときの警告
音,環境アナウンス音,BGMの目標音量値EMVOL,ANV
OL,BGMVOLは、それぞれ−24dB,−30dB,0d
Bとなる。つまり、ボリューム18のつまみを操作して
最も開いた場合には、本実施例の音発生装置が発生させ
る最大の音量値にて警告音を発生し、次いで環境アナウ
ンス音,BGMの順に音量値が小さくなってそれぞれを
発生する。
【0057】一方、ボリューム18を操作して最も絞っ
た場合(エアクリーナ1の正面に向かってボリューム1
8のつまみを左側に最も回転させた場合)には、ボリュ
ーム抵抗値が最小を示し、このときの警告音,環境アナ
ウンス音,BGMの目標音量値EMVOL,ANVOL,BGMVOLは
それぞれ−24dB,−30dB,0dBとなる。つま
り、ボリューム18のつまみを操作して閉じた場合に
は、本実施例の音発生装置では、警告音,環境アナウン
ス音の順に音量が小さくなってそれぞれを発生するもの
の、BGMについては消音した状態となる。
【0058】このように、本実施例の音発生装置では、
ボリューム18のつまみの回転位置が一定の位置にある
場合には、常に、音量の大きさが、BGM,環境アナウ
ンス音,警告音の順に大きくなって警告音,環境アナウ
ンス音,BGMを発生する(即ち、警告音が最も大きな
音量で発生し、BGMが最も小さな音量で発生する)。
このため、警告音を確実に使用者に伝達することが可能
となる。また、使用者にとっては、環境アナウンス音の
音量より大きな音で発生する音声が聞こえたときには、
その音声は警告音であると認識することができ、エアク
リーナ1の異常に対する対応を迅速に実行できるように
なるのである。
【0059】尚、ROM22に記憶された目標音量値決
定用LUTを参照し、検出されたボリューム抵抗値に基
づいて警告音,環境アナウンス音それぞれの発生すべき
音量(目標音量値)EMVOL,ANVOL,BGMVOLを決定するC
PU20の動作が、請求項記載の「音量設定手段」とし
ての機能を実現するものである。
【0060】そして、本発明者等が、警告音の音量値と
警告音の聞き取り易さについての調査を実施したとこ
ろ、目標音量値EMVOLが−18dB〜−6dBの範囲内
であれば、エアクリーナ1から2m〜3m離れた位置か
ら、警告内容が十分に認識できる程度に警告音を聞き取
ることができることが分かった。
【0061】以上の様に構成されたエアクリーナ1にお
いて、制御基板13を構成するCPU20により実行さ
れる処理動作(メインルーチン処理、タイマー処理)に
ついて説明する。図7及び図8は、制御基板13を構成
するCPU20により実行されるメインルーチン処理を
示すフローチャートである。このメインルーチン処理
は、エアクリーナ1に電源が投入され、更に当該制御基
板13に電源が供給されると開始される処理である。
【0062】このメインルーチン処理が開始されると、
まず初期設定処理を行う(S2)。初期設定処理は、制
御基板13のRAM24に定義される様々な変数(フラ
グ値、カウント値など)の値を初期化(必ずしも「0」
とは限らない)する。また、DSP60のメモリに格納
され、前回信号処理を施す際に使用していた各種パラメ
ータ(例えば、エフェクト回路62にてディレイ効果を
付加する際のタイムデータやコーラス効果を付加する際
のモジュレーションスピード、或いは、リバーブ回路6
4にてリバーブ効果を付加する際のタイムデータ等)を
一旦クリアした後に、標準的な信号処理を施すためのパ
ラメータを改めてROM22から読み出してDSP60
に送出し、メモリに記憶させる。また、電源投入してす
ぐに音声が発生してしまうのを防止するために、音源基
板14のアサイメントメモリ44に以前に記憶したアサ
イメント情報をクリアする等を実施する。
【0063】初期化処理(S2)の後、次に共通ボリュ
ーム処理を起動する(S4)。共通ボリューム処理は、
制御基板13に接続されたボリューム18に対する操作
を検出し、操作があった場合には、その操作に応じた対
応をとる処理である。この共通ボリューム処理が開始さ
れると、図9に示すように、まずボリューム18の状態
を検出し(S100)、現在のボリューム抵抗値と、R
AM24に記憶された以前のボリューム抵抗値とを比較
することにより、ボリューム18の状態に変化があった
かどうかを判断する(S102)。この判断の結果、ボ
リューム18に変化がなかった場合には(S102:N
O)、速やかに当該共通ボリューム処理を終了すること
になるが、ボリューム18に変化があった場合には(S
102:YES)、S104に移行して、ボリューム1
8のボリューム抵抗値を当該共通ボリューム処理を終了
する。
【0064】S104では、図6に示す目標音量値決定
用LUTを参照し、現在のボリューム値に基づいて、警
告音,環境アナウンス音,BGMそれそれの目標音量値
EMVOL,ANVOL,BGMVOLを決定し、音源基板14のアサイ
メントメモリ44にこれら各目標音量値をラウドネスデ
ータとして記憶させる。尚、S100〜S104の処理
は、請求項記載の「音量設定手段」として機能する。
【0065】図7に戻り、共通ボリューム処理(S4)
が終了した後、制御基板13のCPU20は、ドア開閉
センサ33の電路の電圧の値に基づいて、エアクリーナ
1のドア11が開いているかどうかを判断し(S8)、
電路の電圧が所定の電圧よりも低い値を示しているとき
には、ドア11が開いていると判断し(S8:YE
S)、更に、既に警告音フラグEMPLYが「1」かどうか
を判断する(S10)が、電路の電圧が所定の電圧値を
示しているときには、ドア11が開いていないと判断し
て(S8:NO)、S24の処理に移行する。尚、ドア
開閉センサ33、及び、S8の処理は、請求項記載の
「異常状態検出手段」として機能する。
【0066】S10にて、警告音フラグEMPLYが「1」
でないときには(S10:NO)、警告音の発音が行わ
れるものと判断され、アサイメントメモリ44に既に記
憶されているBGM演奏用のアサイメント情報の内、ラ
ウドネスデータ(目標音量値BGMVOL)を「0」に設定し
て(S12)、BGMを消音する。尚、既にBGMが演
奏中のときには、演奏状態を保持したままで消音するこ
ととなる。
【0067】目標音量値BGMVOLを「0」にすると(S1
2)、次に、既に環境アナウンス音フラグANPLYが
「1」であるかどうかを判断する(S14)。環境アナ
ウンス音フラグANPLYが「1」のときには(S14:Y
ES)、環境アナウンス音の発音が行われるものと判断
され、環境アナウンス音の消音処理を実行する(S1
5)。尚、環境アナウンス音の消音処理(S15)は、
消音すべき音のノートナンバなどを、消音コマンドと共
に音源基板14に向けて送出することによって行われ
る。その結果、音源基板14では、消音すべき音に対応
するアサイメントメモリ44がクリアされ、その音の発
生が停止される。
【0068】そして、環境アナウンス音の消音処理後に
は、環境アナウンス音フラグANPLYを「0」にする(S
16)。その後、ドア11が開いていることを警告する
ための音源データを波形メモリ48から読み出してアサ
イメント情報としてアサイメントメモリ44に記憶さ
せ、更にアサイメント情報に基づいて音源基板14にて
警告音を生成し(S17)、警告音フラグEMPLYを
「1」にして警告音を発音させる(S18)。ここで、
本実施例では、警告音として、「ドアが開いています。
ドアを閉じてください。」との旨の音声を発音するよう
になっている。尚、警告音を発生するときには、S10
4の処理にて設定されたラウドネスデータ(目標音量値
EMVOL)に基づいた音量値にて発音される。また、S1
4で環境アナウンスフラグANPLYが「0」のときには
(S14:NO)、S16の処理を実施せずS18に移
行する。そして、S18の処理を実行した後には、S4
の処理に戻る。尚、S8,S17の処理は、請求項記載
の「警告音発生制御手段」として機能する。
【0069】一方、S10にて、警告音フラグEMPLYが
「1」のときには(S10:YES)、警告音の発音が
行われるものと判断され、次に警告音の発音が終了した
かどうかを判断する(S20)。警告音の発音が終了し
ているときには(S20:YES)、警告音フラグEMPL
Yを「0」にして(S22)、S24の処理に移行する
が、終了していないときには(S20:NO)、S4の
処理に戻る。
【0070】図8に示すように、S24では、既に環境
アナウンス音フラグANPLYが「1」であるかどうかを判
断する。S24にて、環境アナウンス音フラグANPLYが
「1」でないと判断されたときには(S24:NO)、
騒音アナウンス許可フラグF3が「1」かどうかを判断す
る(S26)。騒音アナウンス許可フラグF3が「1」の
ときには(S26:YES)、騒音アナウンス要求スイ
ッチ34がオンに設定されていると判断され、次に騒音
アナウンスタイマー設定フラグT3REQが「0」かどうか
を判断する(S28)。騒音アナウンスタイマー設定フ
ラグT3REQが「0」のときには、タイマー設定により所
定時間毎に、騒音に関する環境アナウンス音が発音され
るものではないと判断され、次に、RAM24に記憶さ
れた以前の騒音信号と、新たに検出された現在の騒音信
号とに基づいて、騒音の度合いが異なるかどうかを判断
する(S30)。そして、以前の騒音度D3OLDと現在の
騒音度D3NEWとが異なるときには(S30:YES)、
騒音の度合いに変化があったものと判断され、この騒音
度D3NEWを示す騒音信号を、騒音度D3OLDを示す騒音信号
に置き換えてRAM24に記憶する(S32)。次に、
S32にて記憶された騒音信号に対応する音源データを
波形メモリ48から読み出し、更にこの音源データに基
づいて音源基板14にて環境アナウンス音を生成し(S
34)、その後、環境アナウンスフラグANPLYを「1」
にして、騒音に関する環境アナウンス音を発音させる
(S36)。ここで、本実施例では、騒音に関する環境
アナウンス音として、例えば、騒音度D3OLDが40デシ
ベル(dB)を示すときには、「ただ今の騒音レベルは
40デシベルです。」との旨の音声を発音するようにな
っている。
【0071】そして、S28で騒音アナウンスタイマー
設定フラグT3REQが「0」でないときには(S28:N
O)、騒音アナウンスタイマー設定フラグT3REQを
「0」にし(S38)、その後S34の処理に移行す
る。そして、S36の処理を実行した後には、S4の処
理に戻る。
【0072】また、S26にて騒音アナウンス許可フラ
グF3が「1」でないと判断されたとき(S26:N
O)、或いは、S30にて以前の騒音度D3OLDと現在の
騒音度D3NEWとが異なるものではない(即ち、同じ騒音
レベルである)と判断されたときには(S30:N
O)、次に、温度アナウンス許可フラグF2が「1」かど
うかを判断する(S40)。
【0073】温度アナウンス許可フラグF2が「1」のと
きには(S40:YES)、温度アナウンス要求スイッ
チ36がオンに設定されていると判断され、次に温度ア
ナウンスタイマー設定フラグT2REQが「0」かどうかを
判断する(S42)。温度アナウンスタイマー設定フラ
グT2REQが「0」のときには、タイマー設定により所定
時間毎に、温度に関する環境アナウンス音が発音される
ものではないと判断され、次に、RAM24に記憶され
た以前の温度信号と、新たに検出した現在の温度信号と
に基づいて、温度が異なるかどうかを判断する(S4
4)。そして、以前の温度D2OLDと現在の温度D2NEWとが
異なるときには(S44:YES)、温度に変化があっ
たものと判断され、この温度D2NEWを示す温度信号を、
温度D2OLDを示す温度信号に置き換えてRAM24に記
憶する(S46)。次に、S46にて記憶された温度信
号に対応する音源データを波形メモリ48から読み出
し、更にこの音源データに基づいて音源基板14にて環
境アナウンス音を生成し(S48)、その後、環境アナ
ウンスフラグANPLYを「1」にして、温度に関する環境
アナウンス音を発音させる(S50)。ここで、本実施
例では、温度に関する環境アナウンス音として、例えば
温度D2OLDが25℃を示すときには、「ただ今の室内の
温度は25℃です。」との旨の音声を発音するようにな
っている。
【0074】そして、S42にて温度アナウンスタイマ
ー設定フラグT2REQが「0」でないときには(S42:
NO)、温度アナウンスタイマー設定フラグT2REQを
「0」にし(S52)、その後S48の処理に移行す
る。そして、S50の処理を実行した後には、S4の処
理に戻る。
【0075】また、S40で温度アナウンス許可フラグ
F2が「1」でないと判断されたとき(S40:NO)、
或いは、S44にて以前の温度D2OLDと現在の温度D2NEW
とが異なるものではない(即ち、同じ温度である)と判
断されたときには(S44:NO)、次に、湿度アナウ
ンス許可フラグF1が「1」かどうかを判断する(S5
4)。
【0076】湿度アナウンス許可フラグF1が「1」のと
きには(S54:YES)、湿度アナウンス要求スイッ
チ38がオンに設定されていると判断され、次に湿度ア
ナウンスタイマー設定フラグT1REQが「0」かどうかを
判断する(S56)。湿度アナウンスタイマー設定フラ
グT1REQが「0」のときには(S56:YES)、タイ
マー設定により所定時間毎に、湿度に関する環境アナウ
ンス音が発音されるものではないと判断され、次に、R
AM24に記憶された以前の湿度信号と、新たに検出し
た現在の湿度信号とに基づいて、湿度が異なるかどうか
を判断する(S58)。そして、以前の湿度D1OLDと現
在の湿度D1NEWとが異なるときには(S58:YE
S)、湿度に変化があったものと判断され、この湿度D1
NEWを示す湿度信号を、湿度D1OLDを示す湿度信号に置き
換えてRAM24に記憶する(S60)。次に、S60
にて記憶された湿度信号に対応する音源データを波形メ
モリ48から読み出し、更にこの音源データに基づいて
音源基板14にて環境アナウンス音を生成し(S6
2)、その後、環境アナウンスフラグANPLYを「1」に
して、湿度に関する環境アナウンス音を発音させる(S
64)。ここで、本実施例では、湿度に関する環境アナ
ウンス音として、例えば湿度D1OLDが60%を示すとき
には、「ただ今の室内の湿度は60%です。」との旨の
音声を発音するようになっている。
【0077】そして、S56で湿度アナウンスタイマー
設定フラグT1REQが「0」でないときには(S56:N
O)、湿度アナウンスタイマー設定フラグT1REQを
「0」にし(S66)、その後S62の処理に移行す
る。そして、S64の処理を実行した後には、S4の処
理に戻る。
【0078】また、S54にて湿度アナウンス許可フラ
グF1が「1」でないと判断されたとき(S54:N
O)、或いは、S58にて以前の湿度D1OLDと現在の湿
度D1NEWとが異なるものではない(即ち、同じ湿度であ
る)と判断されたときには(S58:NO)、次に、汚
染アナウンス許可フラグF0が「1」かどうかを判断する
(S68)。
【0079】汚染アナウンス許可フラグF0が「1」のと
きには(S68:YES)、汚染アナウンス要求スイッ
チ40がオンに設定されていると判断され、次に汚染ア
ナウンスタイマー設定フラグT0REQが「0」かどうかを
判断する(S70)。汚染アナウンスタイマー設定フラ
グT0REQが「0」のときには(S70:YES)、タイ
マー設定により所定時間毎に、空気の汚れに関する環境
アナウンス音が発音されるものではないと判断され、次
に、RAM24に記憶された以前の汚染信号と、新たに
検出した現在の汚染信号とに基づいて、汚染の度合いが
異なるかどうかを判断する(S72)。そして、以前の
汚染度D0OLDと現在の汚染度D0NEWとが異なるときには
(S72:YES)、汚染の度合いに変化があったもの
と判断され、この汚染度D0NEWを示す汚染信号を、汚染
度D0OLDを示す汚染信号に置き換えてRAM24に記憶
する(S74)。次に、S74にて記憶された汚染信号
に対応する音源データを波形メモリ48から読み出し、
更にこの音源データに基づいて音源基板14にて環境ア
ナウンス音を生成し(S76)、その後、環境アナウン
スフラグANPLYを「1」にして、空気の汚染に関する環
境アナウンス音を発音させる(S80)。ここで、本実
施例では、空気の汚染に関する環境アナウンス音とし
て、例えば、D0OLDがあらかじめ設定された値よりも大
きい場合には、「ただ今の室内の空気が汚れていま
す。」、或いは、小さい場合には、「ただ今の室内の空
気はきれいです。」との旨の音声を発音するようになっ
ている。
【0080】そして、S70にて汚染アナウンスタイマ
ー設定フラグT0REQが「0」でないときには(S70:
NO)、汚染アナウンスタイマー設定フラグT0REQを
「0」にし(S80)、その後S76の処理に移行す
る。そして、S78の処理を実行した後には、S4の処
理に戻る。
【0081】また、S68にて汚染アナウンス許可フラ
グF0が「1」でないと判断されたとき(S68:N
O)、或いは、S72にて以前の汚染度D0OLDと現在の
汚染度D0NEWとが異なるものではない(即ち、同じ汚染
度である)と判断されたときには(S72:NO)、図
7中に示すS94の処理に移行する。そして、S34,
S48,S63,S76の処理は、請求項記載の「環境
アナウンス音発生制御手段」として機能する。
【0082】尚、上記した騒音度,温度,湿度,空気の
汚れについての環境アナウンス音を発生するときには、
S104の処理にて設定されたラウドネスデータ(目標
音量値ANAVOL)に基づいた音量値にて発音される。とこ
ろで、電源投入直後においては、RAM24中の騒音度
D0OLD,温度D0OLD,湿度D0OLD,汚染度D0OLD等の以前の
信号は、初期化処理によりクリアされている。そこで、
S30,S44,S58,S72の処理では、以前の信
号(騒音度D0OLD,温度D0OLD,湿度D0OLD,汚染度D0OL
D)がRAM24に記憶されていない等、現在の信号
(騒音度D0NEW,温度D0NEW,湿度D0NEW,汚染度D0NEW)
との比較の対象となる信号が存在しない場合には、以前
の信号と現在の信号とが異なるものと判断する(即ち、
S30,S44,S58,S72:NO)。
【0083】一方、図8中に示すS24にて環境アナウ
ンス音フラグANPLYが「1」と判断されたときには(S
24:YES)、次に環境アナウンス音の発音が終了し
たかどうかを判断する(S90)。環境アナウンス音の
発音が終了していると判断したときには(S92:YE
S)、環境アナウンス音フラグANPLYを「0」にして
(S92)、S94の処理に移行し、環境アナウンス音
の発音が終了していないと判断したときには(S90:
NO)、S4の処理に戻る。
【0084】図7に戻り、S94では、既にBGM演奏
フラグBGMPLYが「1」かどうかを判断する。BGM演奏
フラグBGMPLYが「1」でないときには(S94:N
O)、BGMの演奏が行われないものと判断されるが、
次にBGMフラグBGMが「1」かどうかを判断する(S
96)。BGMフラグBGMが「1」のときには(S9
6:YES)、BGM要求スイッチ42がオンに設定さ
れていると判断され、BGMを演奏するための音源デー
タを波形メモリ48から読み出し、更にこの音源データ
に基づいて音源基板14にてBGMを生成して(S9
8)、その後、BGM演奏フラグBGMPLYを「1」にし
て、BGMを演奏させる(S100)。一方、BGMフ
ラグBGMが「1」でないときには(S96:NO)、S
4の処理に戻る。ここで、本実施例では、ロータリース
イッチ19のポジション(1〜4)に応じたBGMが演
奏されるようになっている。尚、BGMを発生するとき
には、S104の処理にて設定されたラウドネスデータ
(目標音量値BGMVOL)に基づいた音量値にて演奏され
る。
【0085】また、BGMとしては、朝(5:00〜1
1:00)と夜(18:00〜17:00)の二つの時
間帯に応じたものが演奏されるようになっている。即
ち、ポジション1にすると朝はカッコウの鳴き声、夜は
ピアノ曲、ポジション2にすると朝は小鳥の鳴き声、夜
は虫の声、ポジション3にすると朝夜とも潮騒、ポジシ
ョン4にすると朝夜ともピアノ曲が、警告音の発生時以
外のエアクリーナ1の運転中を通じて連続的に演奏され
る。また、連続的に演奏される曲と曲との間(或いは、
声と声との間)には、所定の長さの時間の間、無音の状
態となる部分(ブランク)が設けられ、この無音部分も
BGMの一部を構成するものである。そして、S100
の処理を実行した後には、S4の処理に戻る。
【0086】一方、S94にてBGM演奏フラグBGMPLY
が「1」のときには(S94:YES)、BGMの演奏
が行われるものと判断されるが、次にBGMの演奏が終
了したかどうかを判断する(S102)。このときの判
断は、演奏している部分が上記した無音部分であるかど
うかについて行われる。そして、演奏している部分が無
音部分のときにはBGMの演奏が終了したものと判断さ
れ(S102:YES)、BGM演奏フラグBGMPLYを
「0」にして(S104)、S4の処理に戻るが、BG
Mの演奏が終了していないときには(S102:N
O)、そのままS4の処理に戻る。
【0087】このように、以上説明したメインルーチン
処理がCPU20にて実行される。ところで、エアクリ
ーナ1に電源が投入されると(詳しくは、更に制御基板
13に電源が供給されると)、メインルーチン処理の開
始と共に、以下のタイマー割り込みにより実行される処
理も開始される。図10はタイマー割り込みを示すのフ
ローチャートである。このタイマー割り込みが開始され
ると、まず、制御基板13のタイマ70からのデータに
基づいて、一分単位のアップカウントを実施する(S2
00)。そして、続くS202にてカウント数が60で
あるかどうかを判断し、カウント数が60でないときに
は(S200:NO)、S204〜S220の処理を行
わずにS200の処理に戻るが、カウント数が60であ
るときには(S202:YES)、カウント数をリセッ
トして(S204)、次に、騒音アナウンス許可フラグ
F3が「1」かどうかを判断する(S206)。
【0088】つまり、CPU20は、タイマー割り込み
の開始と共に1分毎にカウントを実施するが、その際メ
インルーチン処理に割り込んでアップカウントを実施し
た上で(即ち、S200の処理を実施した上で)、S2
02の処理を(必要ならばS204〜220の処理を
も)実施するのである。
【0089】そして、騒音アナウンス許可フラグF3が
「1」のときには(S206:YES)、騒音アナウン
ス要求スイッチ34がオンに設定されていると判断さ
れ、騒音アナウンスタイマー設定フラグT3REQを「1」
にして(S208)、続くS210の処理に移行する
が、騒音アナウンス許可フラグF3が「1」でないときに
は(S206:NO)、S208の処理を行わず、S2
10の処理に移行する。
【0090】S210では、温度アナウンス許可フラグ
F2が「1」かどうかを判断する。温度アナウンス許可フ
ラグF2が「1」のときには(S210:YES)、温度
アナウンス要求スイッチ36がオンに設定されていると
判断され、温度アナウンスタイマー設定フラグT2REQを
「1」にして(S212)、続くS214の処理に移行
するが、温度アナウンス許可フラグF2が「1」でないと
きには(S210:NO)、S212の処理を行わず、
S214の処理に移行する。
【0091】S214では、湿度アナウンス許可フラグ
F1が「1」かどうかを判断する。湿度アナウンス許可フ
ラグF1が「1」のときには(S214:YES)、湿度
アナウンス要求スイッチ38がオンに設定されていると
判断され、湿度アナウンスタイマー設定フラグT1REQを
「1」にして(S216)、続くS218の処理に移行
するが、湿度アナウンス許可フラグF1が「1」でないと
きには(S214:NO)、S216の処理を行わず、
S218の処理に移行する。
【0092】S218では、汚染アナウンス許可フラグ
F0が「1」かどうかを判断する。汚染アナウンス許可フ
ラグF0が「1」のときには(S218:YES)、汚染
アナウンス要求スイッチ40がオンに設定されていると
判断され、汚染アナウンスタイマー設定フラグT0REQを
「1」にして(S220)、S200の処理に戻る。ま
た、汚染アナウンス許可フラグF0が「1」でないときに
は(S218:NO)、S220の処理を行わず、S2
00の処理に戻る。
【0093】ここで、図8中に示すメインルーチン処理
におけるS28にて、騒音アナウンスタイマー設定フラ
グT3REQが「0」でないと判断されたとき(即ち、騒音
アナウンスタイマー設定フラグT3REQが「1」のとき)
には(S28:NO)、騒音アナウンスタイマー設定フ
ラグT3REQを「0」にし(S38)、その後S34の処
理に移行する。一方、S42にて、温度アナウンスタイ
マー設定フラグT2REQが「0」でないと判断されたとき
(即ち、温度アナウンスタイマー設定フラグT2REQが
「1」のとき)には(S42:NO)、温度アナウンス
タイマー設定フラグT2REQを「0」にし(S52)、そ
の後S48の処理に移行する。また、S56にて、湿度
アナウンスタイマー設定フラグT1REQが「0」でないと
判断されたとき(即ち、湿度アナウンスタイマー設定フ
ラグT1REQが「1」のとき)には(S56:NO)、湿
度アナウンスタイマー設定フラグT1REQを「0」にし
(S66)、その後S62の処理に移行する。そして、
S70にて、汚染アナウンスタイマー設定フラグT0REQ
が「0」でないと判断されたとき(即ち、汚染アナウン
スタイマー設定フラグT0REQが「1」のとき)には(S
70:NO)、汚染アナウンスタイマー設定フラグT0RE
Qを「0」にし(S80)、その後S76の処理に移行
する。
【0094】つまり、メインルーチン処理においては、
騒音アナウンスタイマー設定フラグT3REQ、温度アナウ
ンスタイマー設定フラグT2REQ、湿度アナウンスタイマ
ー設定フラグT1REQや、汚染アナウンスタイマー設定フ
ラグT0REQが「1」のときには、それぞれ、以前に検出
された環境状態(騒音,温度,湿度や空気の汚れ)と現
在の環境状態とが異なるかどうかの判断を行うことな
く、RAM24に既に記憶された信号(騒音信号,温度
信号,湿度信号や汚染信号)に対応した音源データに基
づいて環境アナウンス音を生成し、その後、環境状態に
関する環境アナウンス音を発音するのである。
【0095】以上の様に構成された本実施例の音発生装
置によれば、以下の(1)〜(6)の効果を奏する。 (1)エアクリーナ1に対してドア開閉センサ33を設
けることにより、ドア11が開いているかどうかを確認
することができる。そして、ドア11が開いている場合
には、使用者に対して警告するために、ドア11が開い
ていることに対応した警告音(「ドアが開いています。
ドアを閉じてください。」)を発生する。このため、使
用者はエアクリーナ1から離れた場所に居ながら、警告
音を聞くだけで、ドア11が開いていることを容易に知
ることができ、これによりドア11を閉じてエアクリー
ナ1を正常に動作させるといった対処を迅速に実行する
ことが可能となる。
【0096】(2)音源基板14にて生成される系列
1,2の各音声信号の内、環境アナウンス音及びBGM
を発生させるための系列2の音声信号は、DSP60の
エフェクト回路62及びリバーブ回路64にて音響効果
が付加されてDSP60から出力されるため、使用者
(聴き手)にとっては、環境アナウンス音やBGMが、
エアクリーナ1の周囲(ひいては、エアクリーナ1を設
置している部屋全体)から聞こえるようになって、適度
の臨場感をもってこれらの音を楽しむことができる。
【0097】一方、警告音を発生させるための系列1の
音声信号は、DSP60にて所定の信号処理は施される
ものの、音響効果は付加されずにDSP60から出力さ
れるため、使用者にとっては明確に警告音を聞き取るこ
とができる。 (3)警告音を発生する際には、BGM及び環境アナウ
ンス音を消音させるようにしているため、警告音が他の
音に紛れてしまうことなく、使用者は警告音をより明確
に聞き取ることができる。
【0098】(4)エアクリーナ1に対して騒音センサ
26、温度センサ26、湿度センサ28、粒子センサ3
0を設けることにより、エアクリーナ1の周囲の騒音,
温度,湿度,空気の汚れといった環境状態を検出するこ
とができる。そして、各センサ26〜32にて環境状態
が検出されると、検出結果に対応した音声である環境ア
ナウンス音を発生する。これにより、エアクリーナ1の
周囲の環境状態を使用者に対して音声にて分かりやすく
報知することが可能となる。つまり、使用者は、エアク
リーナ1から離れた場所に居ながら、環境アナウンス音
を聞くだけで、エアクリーナ1の周囲の環境状態の内容
を明確に理解できるのである。
【0099】(5)騒音アナウンス要求スイッチ34、
温度アナウンス要求スイッチ36、湿度アナウンス要求
スイッチ38、汚染アナウンス要求スイッチ40を設け
ることにより、各センサ26〜32にて検出されるエア
クリーナ1の周囲の環境状態について、環境アナウンス
音により報知するか否かを外部操作により、任意に設定
することができる。つまり、環境状態の中で使用者自身
が知りたい環境項目や、知る必要のある環境項目等、各
種環境項目の中で報知対象とする環境項目を使用者が任
意に設定できる。
【0100】また、本実施例では、BGM要求スイッチ
42が設けられており、使用者は、このBGM要求スイ
ッチ42を操作することで、BGMを演奏するか否かを
任意に設定することができる。 (6)ボリューム18を操作すると、警告音,環境アナ
ウンス音,BGMの音量が個々に調節されるようにして
いる。このため、警告音,環境アナウンス音,BGMの
音量の設定作業自体が極めて簡単である。
【0101】また、警告音の音量は、常に環境アナウン
ス音やBGMの音量よりも大きくなるように調節され
る。このため、使用者にとっては、環境アナウンス音の
音量より大きな音で発生する音声が聞こえたときには、
その音声は警告音であるとを認識することができ、エア
クリーナ1の異常に対する対応を迅速に実行できるよう
になる。
【0102】更に、環境アナウンス音とBGMとを同時
に発生させる場合には、常に環境アナウンスがBGMよ
りも大きな音量で発生するため、環境アナウンス音がB
GMに紛れることなく、使用者にとっては環境アナウン
ス音の内容を確実に聞き取ることができる。
【0103】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定される物ではなく、種々
の態様を取ることができる。例えば、対象機器としてエ
アクリーナ1を例にとって説明したが、これに限られる
ものではなく、様々な機器に対して、本発明を適用する
ことができる。
【0104】上記実施例では、対象機器であるエアクリ
ーナ1の異常状態として、ドア11が開いている状態を
挙げ、この異常状態を検出する手段の一つとして、ドア
開閉センサ33を設けた。これ以外のエアクリーナ1の
異常状態としては、例えば、「静電フィルタ2の通算使
用時間」が挙げられる。即ち、通算使用時間をタイマ7
0にて計測し、更に通算使用時間が所定時間に達したか
どうかを判断して、所定時間に達したときには、この状
態をエアクリーナ1の異常状態であると判断するのであ
る。
【0105】また、その他、エアクリーナ1の異常状態
として、静電フィルタ2の塵埃による目詰まりが挙げら
れる。即ち、空気が静電フィルタ2を通過する際に発生
される風切り音を騒音センサ26にて検出し、その音圧
レベルやスペクトルが所定の範囲内に分布しているかど
うかを判断し、範囲外に分布している状態であれば、こ
の状態をエアクリーナ1の異常状態であると判断するの
である。
【0106】そして、「通算使用時間」、或いは、「静
電フィルタ」を異常状態であると判断したときには、異
常状態に対応した警告音を発生させる。その場合でも、
上記実施例と同様の効果を得ることができる。また、本
実施例では、図6に示した目標音量値決定用LUTを用
い、それぞれ異なる音量となるように警告音,環境アナ
ウンス音,BGMを発生させるようにしたがこれに限定
されず、例えば、警告音,環境アナウンス音,BGMが
互いに同じ音量値となる目標音量値決定用LUTを用い
るものの、警告音を発生させる際には、環境アナウンス
音の目標音量値ANAVOLを警告音の目標音量値EMVOLより
も低くなるように(ゼロを含む)、目標音量値ANAVOLを
設定するようにしてもよい。そして、警告音を発生させ
た後には、目標音量値ANAVOLを低く設定する前の状態に
戻すのである。
【0107】このようにすると、警告音を発生させる際
には、環境アナウンス音が常に警告音よりも低く発生す
るようになって、警告音を確実に使用者に伝達すること
が可能となる。また、この場合には、常に環境アナウン
ス音が警告音よりも低く発音されるようになる。このた
め、目標音量値決定用LUTとしては、例えば、BGM
の目標音量値BGMVOLが常に警告音,環境アナウンス音の
目標音量値EMVOL,ANAVOLよりも低くなるように設定で
きるものとした上で、環境アナウンス音の目標音量値EM
VOLが警告音の目標音量値ANAVOLとなるように設定でき
るものとなるように構成することも可能である。
【0108】そして、図7に示したメインルーチン処理
中S12の処理にて、BGMの目標音量値BGMVOLをゼロ
に設定することにより、BGMの発生が行われる状態を
保持した上で、いわば消音した状態となるようにした
が、これに限定されず、例えば、既に設定されている目
標音量値BGMVOLよりも低い値となるように、この目標音
量値BGMVOLを再設定するようにしてもよい。例えば、目
標音量値BGMVOLに0.2を乗算し、この値(BGMVOL*0.
2)を、警告音発生時のBGMの目標音量値として設定
するのである。そして、警告音を発生させた後には、目
標音量値BGMVOLを以前の値(即ち、BGMVOLに0.2を乗
算する前であるBGMVOLの値)に戻すのである。
【0109】つまり、図6に示した目標音量値決定用L
UTを用いることにより、BGMは常に警告音よりも低
く発生されるものであるが、警告音を発生させる際に
は、更に小さな音量となるようにBGMを発生させるの
である。このようにしても、BGMに警告音が紛れてし
まうことなく、警告音を確実に使用者に伝達することが
可能となる。
【0110】ところで、上記実施例の音発生装置では、
発生させる音(警告音,環境アナウンス音,BGM)の
音量値は、最終的にはアサイメント情報に設定されたラ
ウドネスデータに応じて決定されるが、特に、環境アナ
ウンス音及びBGMの音量を変化させて発生させるため
には、DSP60に代えて図11に示すDSP80を用
いるようにしてもよい。
【0111】即ち、DSP80は、エフェクト回路62
と、リバーブ回路64と、加算器ADD2と、乗算器MLT3
とを備えている。尚、DSP80では、乗算器MLT3を
備えていること以外は、DSP60と同様に構成されて
いる。そして、乗算器MLT3は、リバーブ回路64にて
リバーブ効果が付加された音声信号に、所定の係数を乗
算して出力するように構成され、乗算器MLT3にて用い
る乗算係数の大きさを変化させることにより、発生する
系列2の音(環境アナウンス音,BGM)の音量を変化
させることができる。例えば、乗算係数を大きくすれ
ば、系列2の音の音量を大きくして発生させることがで
き、乗算係数を小さくすれば、系列2の音の音量を小さ
くして発生させることができる。また、乗算係数をゼロ
にすれば、系列2の音を消音した状態とすることができ
る。尚、使用する乗算係数は制御装置13から送られる
もので、更にこの乗算係数の大きさはCPU20が決定
する。
【0112】このように構成されたDSP80を用いれ
ば、系列2の音を発生させるための音量値は、制御装置
13から送られる乗算係数によって決定されるため、系
列2の音を発生させるためのアサイメント情報の内のラ
ウドネスデータを不要とすることができる。しかも、ボ
リューム18を調節することによって決定される目標音
量値ANAVOL、BGMVOLに基づいて、発生すべき音量値を決
定するための乗算係数を算出するように構成しておけ
ば、最終的に発生する音(系列2の音)の音量を、ボリ
ューム18を調節することによって決定された目標音量
に対応したものとすることが可能となる。
【0113】また、図7に示したメインルーチンにおい
て、S12の処理では、BGMを消音するために、アサ
イメントメモリ44に記憶されているBGM演奏用のラ
ウドネスデータを「0」に設定するようにしている。そ
して、このようなラウドネスデータを用いて音量を変更
させるには、既に記憶されているラウドネスデータを一
旦消去した後に、あらためて、「0」を記憶させ、更に
この「0」データを読み出して、図3中に示す乗算器ML
T2にてサンプル波形データに乗算する作業を行う必要
がある。そして、ラウドネスデータの消去、記憶(書き
込み)、読み出し、乗算といった一連の作業には、ある
程度の時間が必要である。
【0114】そこで、DSP80を用いるようにすれ
ば、乗算係数を「0」(ゼロ)にするだけで、BGMを
消音させることができるため、ラウドネスデータを用い
た場合よりも短時間で消音させることができる。従っ
て、CPU20の負担を少しでも軽くすることが可能と
なる。
【0115】また、系列2だけでなく、系列1側にもこ
のような乗算器を備えるようにすれば、系列1の音(警
告音)の音量についても乗算係数を変化させるだけで、
速やかに変化させることが可能となる。つまり、ラウド
ネスデータを全く用いないように、音発生装置を構成す
ることにより、CPU20の負担を少しでも軽くするこ
とが可能となるだけでなく、一方、音源基板14では、
アサイメントメモリ44にラウドネスデータを格納する
ためのエリアを確保する必要がなくなり、しかも、乗算
器MLT2が不要となって、基板自体を簡素化することも
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の音発生装置が適用された一実施例と
してのエアクリーナの全体的構成を示す説明図である。
【図2】 エアクリーナの電気的構成を示す説明図であ
る。
【図3】 音源基板の構成を示す説明図である。
【図4】 音源基板のDSPの構成を示す説明図であ
る。
【図5】 音声を発生させるために使用するパラメータ
を示す説明図である。
【図6】 発生すべき音量値を決定するルックアップテ
ーブルを示す説明図である。
【図7】 CPUが実行するメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図8】 CPUが実行するメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図9】 CPUが実行する共通ボリューム処理を示す
フローチャートである。
【図10】 CPUが実行するタイマー割り込みを示す
フローチャートである。
【図11】 音源基板が備えるDSPの他の例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…エアクリーナ(空気清浄器)、11…ドア、13…
制御基板、14…音源基板、15…スピーカ、18…ボ
リューム、20…CPU、22…ROM、24…RA
M、26…騒音センサ、28…温度センサ、30…湿度
センサ、32…粒子センサ、33…ドア開閉センサ、3
4…騒音アナウンス要求スイッチ、36…温度アナウン
ス要求スイッチ、38…湿度アナウンス要求スイッチ、
40…汚染アナウンス要求スイッチ、44…アサイメン
トメモリ、48…波形メモリ、66…アンプ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象機器の異常を検出する異常状態検出
    手段と、 警告音を含む各種音声の音源データを記憶する音源デー
    タ記憶手段と、 前記音源データ記憶手段から任意の音源データを読み出
    し、読み出した該音源データに基づいて音声を発生させ
    る音声出力手段と、 前記異常状態検出手段にて異常が検出されると、該異常
    に対応した警告音を発生させるために、前記音声出力手
    段に対して、前記音源データ記憶手段から該異常に対応
    した警告音の音源データを読み出す指令を出力すること
    により、警告音を発生させる警告音発生制御手段とを備
    えた音発生装置において、 前記対象機器の周囲の環境状態を検出する環境状態検出
    手段を設けると共に、 前記音源データ記憶手段には、前記警告音の音源データ
    に加えて、音声である環境アナウンス音にて該環境状態
    を報知するための音源データを記憶し、 更に、該環境状態検出手段にて検出された環境状態に対
    応した環境アナウンス音を発生させるために、前記音声
    出力手段に対して、前記音源データ記憶手段から該環境
    状態に対応した該環境アナウンス音の音源データを読み
    出す指令を出力することにより、環境アナウンス音を発
    生させる環境アナウンス音発生制御手段を設け、 しかも、前記警告音発生制御手段は、 前記異常状態検出手段にて異常が検出されると、該環境
    アナウンス発生制御手段に対して、前記環境アナウンス
    音の発生を中止させるか、または、前記環境アナウンス
    音の音量を低減させることを特徴とする音発生装置。
  2. 【請求項2】 前記環境状態検出手段により検出される
    前記対象機器の周囲の環境状態の中で、報知対象とする
    環境項目を外部入力により設定するための報知対象設定
    手段を備え、 前記環境アナウンス音発生制御手段は、 該報知対象設定手段にて設定された環境項目に対応する
    該環境状態が該環境状態検出手段にて検出されると、該
    環境状態に対応した環境アナウンス音を発生させるため
    に、前記音声出力手段に対して、前記音源データ記憶手
    段から該環境状態に対応した該環境アナウンス音の音源
    データを読み出す指令を出力することを特徴とする請求
    項1に記載の音発生装置。
  3. 【請求項3】 前記音声出力手段が発生する前記警告音
    及び前記環境アナウンス音の音量を外部からそれぞれ調
    節するための共通のボリュームを備え、 該ボリュームの設定量に応じて、該音声出力手段が発生
    する該警告音及び該環境アナウンスの音量を個々に設定
    する音量設定手段を備えていることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の音発生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003114039A (ja) * 2001-10-03 2003-04-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 清掃機
JP2006011036A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Brother Ind Ltd 音声出力装置及び音声出力プログラム
JP2009133498A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JP2015010794A (ja) * 2013-07-01 2015-01-19 アズビル株式会社 ヒュームフード管理システムおよび管理方法

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