JP2007208880A - 音声信号増幅装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】元の音声にエコー成分を付加し増幅してスピーカから出力し、前記エコー成分を付加することによって生じるハウリングの発生を抑え得る音声信号増幅装置において、低いレベルで均衡状態にあり、突然に発散して大きなハウリングになる可能性のあるハウリングの発生を回避させる。
【解決手段】マイクロホン3からの入力の音声に係る電気信号のレベルをレベル検出部10で検出させ、その検出の値が連続して同じの値であるか否かを判別部によって判別させ、その連続して同じ値が一定の期間続いているかをカウンタ部によってカウントさせ、予め設定した期間だけ同じレベルの検出結果が連続した場合には、制御信号出力部がディレイ信号生成回路7にディレイ信号の内容を変更させる制御信号を出力するように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】マイクロホン3からの入力の音声に係る電気信号のレベルをレベル検出部10で検出させ、その検出の値が連続して同じの値であるか否かを判別部によって判別させ、その連続して同じ値が一定の期間続いているかをカウンタ部によってカウントさせ、予め設定した期間だけ同じレベルの検出結果が連続した場合には、制御信号出力部がディレイ信号生成回路7にディレイ信号の内容を変更させる制御信号を出力するように構成した。
【選択図】図1
Description
歌唱者が、記録媒体に基づいたバック演奏の音楽或いは電話回線を介しての音声信号に基づいたバック演奏の音楽に合わせて歌唱を行い、その歌唱の音声をマイクロホンで拾って電気信号に変換し、その電気信号を増幅してスピーカから拡声の音声で出力を行う、所謂、カラオケ演奏歌唱が知られている。
このカラオケ演奏歌唱を行っている際、歌唱者からの歌唱音声等がマイクロホンで拾われ、増幅されてスピーカから出力される。このスピーカから出力された歌唱の音声等が、壁、天井、人体等で反射され、結果的に、前述のマイクロホンに再び拾われて再増幅されて出力されることが繰り返される場合がある。
このカラオケ演奏歌唱を行っている際、歌唱者からの歌唱音声等がマイクロホンで拾われ、増幅されてスピーカから出力される。このスピーカから出力された歌唱の音声等が、壁、天井、人体等で反射され、結果的に、前述のマイクロホンに再び拾われて再増幅されて出力されることが繰り返される場合がある。
斯かる場合では、歌唱者等にとって望まない音声がより一層増幅され且つ連続的に出力されることになり、所謂ハウリング現象が生じることになる。
他方、歌唱者の歌唱音声をマイクロホンで拾って電気信号に変換し、それを単に増幅してスピーカから音声で出力するのではなく、歌唱者が発した元の音声(歌声)に係る電気信号に対して類似の電気信号を生成して時間的に僅かに遅延させて加算加工した後に増幅し、音声に変換して出力させることによって、出力される音声が恰も反響して得られるような音声が付加される、つまり、所謂エコーが掛かった音声の出力というものも広く知られている。
他方、歌唱者の歌唱音声をマイクロホンで拾って電気信号に変換し、それを単に増幅してスピーカから音声で出力するのではなく、歌唱者が発した元の音声(歌声)に係る電気信号に対して類似の電気信号を生成して時間的に僅かに遅延させて加算加工した後に増幅し、音声に変換して出力させることによって、出力される音声が恰も反響して得られるような音声が付加される、つまり、所謂エコーが掛かった音声の出力というものも広く知られている。
他方、エコーが掛かった音声では同じ音声が加算したエコー成分だけ出力されるので、加算の分だけ反射によってマイクロホンに拾われて、ハウリングの生じる可能性が高くなる。
そこで、マイクロホンで拾った音声にエコー成分を付加し且つ増幅して出力する際に、この付加するエコー成分によってハウリングが生じる可能性或いは生じていると考えられる場合には、マイクロホンによって入力音声から変換して得られた電気信号のレベルを検出し、その検出結果に基づいてハウリングが生じる可能性がある或いはハウリングが生じていると判別し、その判別に基づいてエコー成分の付加加工を制御することが行われる。
そこで、マイクロホンで拾った音声にエコー成分を付加し且つ増幅して出力する際に、この付加するエコー成分によってハウリングが生じる可能性或いは生じていると考えられる場合には、マイクロホンによって入力音声から変換して得られた電気信号のレベルを検出し、その検出結果に基づいてハウリングが生じる可能性がある或いはハウリングが生じていると判別し、その判別に基づいてエコー成分の付加加工を制御することが行われる。
この発明は、入力音声にエコー成分を付加し増幅して出力する際に、入力音声に係る電気信号のレベルを検出し、その検出結果に基づいてハウリングの発生を判別し、ハウリングを回避するようにエコー成分の付加加工を制御し得る構成の音声信号増幅装置に関する。
特に、ハウリングが生じる可能性がある或いはハウリングが生じていることをマイクロホンからの電気信号のレベルの検出に基づいて判別することの改良に関する。
特に、ハウリングが生じる可能性がある或いはハウリングが生じていることをマイクロホンからの電気信号のレベルの検出に基づいて判別することの改良に関する。
スピーカからの音声に関しハウリングが生じる可能性がある或いはハウリングが生じていることをマイクロホンからの電気信号のレベルの検出に基づいて判別する発明として、以下の文献が知られている。
特開平10−111691号公報で開示された発明「拡声装置」(以下、「先行技術発明1」と称する)は、レベル検出回路430における判定のレベルは、連続的に入力されて来るサンプルのうちN個のみについてそれらの値を二乗して加え合わせて得られる値に基づいて決定されている。
他方、特開2003−259480号公報で開示された発明「ハウリング検出装置」(以下、「先行技術発明2」と称する)は、パワー増大判定カウンタ部123からのインクリメントしたカウンタ値及びパワー比較判定カウンタ部134からのインクリメントしたカウンタ値に基づいて、ハウリング判定部112がハウリングが発生したか否かを判定する構成になっている。
他方、特開2003−259480号公報で開示された発明「ハウリング検出装置」(以下、「先行技術発明2」と称する)は、パワー増大判定カウンタ部123からのインクリメントしたカウンタ値及びパワー比較判定カウンタ部134からのインクリメントしたカウンタ値に基づいて、ハウリング判定部112がハウリングが発生したか否かを判定する構成になっている。
先行技術発明1は、ハウリングを防止するために、音声側のマイクロフォンMBに加えてスピーカ側にもマイクロフォンMAを備えている必要があり、音声信号のレベルを上記のレベル検出回路430で入力のサンプルの値に基づいて音声側のマイクロフォンMBのエコーをキャンセリングしてハウリングの回避を行うようにしている。
そして、先行技術発明1は、ハウリングが生じていることを検出してそれを防止させるために、音声側とスピーカ側にそれぞれマイクロフォンMA、MBを備え、スピーカ側のマイクロフォンMAからの集音に係る電気信号(サンプルの値)に基づいて音声信号レベルを判定している。
従って、先行技術発明1は、マイクロフォンMAを有するハウリング検出の系を備え、サンプルの値(データ)をLML法で処理しており、構成が大掛かりで作動が複雑なレベル検出回路430を必要とするという問題がある。
そして、先行技術発明1は、ハウリングが生じていることを検出してそれを防止させるために、音声側とスピーカ側にそれぞれマイクロフォンMA、MBを備え、スピーカ側のマイクロフォンMAからの集音に係る電気信号(サンプルの値)に基づいて音声信号レベルを判定している。
従って、先行技術発明1は、マイクロフォンMAを有するハウリング検出の系を備え、サンプルの値(データ)をLML法で処理しており、構成が大掛かりで作動が複雑なレベル検出回路430を必要とするという問題がある。
他方、先行技術発明2は、前提として周波数パワー算出部10によって複数の周波数信号を算出する必要があり、更に、ハウリング判定部112がハウリング発生の判定を行うにはパワー増大判定カウンタ部123及びパワー比較判定カウンタ部134からのインクリメントしたカウンタ値を必要としており、装置全体の構成が大掛かりであって装置の作動が複雑であるという問題がある。
又、これらの先行技術発明1及び2は勿論のこと、従来の知られているハウリングのキャンセリングに係る発明は、モニタ対象の電気信号のレベルがある値に対して大きいか小さいかの比較をすることによって、ハウリングが生じている又は生じていないの判別がなされていた。そして、その判別の結果に基づいて、ハウリングのキャンセリングを行っていた。
又、これらの先行技術発明1及び2は勿論のこと、従来の知られているハウリングのキャンセリングに係る発明は、モニタ対象の電気信号のレベルがある値に対して大きいか小さいかの比較をすることによって、ハウリングが生じている又は生じていないの判別がなされていた。そして、その判別の結果に基づいて、ハウリングのキャンセリングを行っていた。
然るに、この発明の発明者も、当初、単にモニタ対象の電気信号のレベル、つまり、例えばマイクロホンが音声を拾って変換して出力する電気信号のレベルを検出し、その検出結果が設定した値よりも大きいか否かでハウリングが生じている又は生じていないと見なしていた。電気信号レベルの検出結果が、ハウリングが生じないと考えた低いレベルから突然に大きな値になってハウリングが生じる現象に気付き、この現象の詳細な観察を行った。
果たして、ハウリングが生じると考えて設定した値(以下、「ハウリング発生設定値」と称する)より検出結果が低い値であっても、急にハウリングが生じ、電気信号レベルの検出結果も突然にハウリングが生じるとハウリング発生設定値を超えて発散する場合は、電気信号レベルの検出結果がこのハウリング発生設定値より低いレベルであっても、一定のレベルが続いた後に極めて生じ易いことに気付いた。
果たして、ハウリングが生じると考えて設定した値(以下、「ハウリング発生設定値」と称する)より検出結果が低い値であっても、急にハウリングが生じ、電気信号レベルの検出結果も突然にハウリングが生じるとハウリング発生設定値を超えて発散する場合は、電気信号レベルの検出結果がこのハウリング発生設定値より低いレベルであっても、一定のレベルが続いた後に極めて生じ易いことに気付いた。
このことから、マイクロホンは音声を拾って電気信号に変換して出力しているが、マイクロホンに入力がある時の電気信号は通常一定ということはなく常に変動していて、電気信号のレベルが一定であるのは使用者の耳には気にはならない低いレベルで既にハウリングが生じており、使用環境の変化によってそのハウリングのレベルが突然に発散する性質があることが判った。
つまり、例えば、ハウリングが生じるモニタ対象の電気信号のレベルを3060mVと設定している場合に、その時のモニタ対象電気信号のレベルが2300mVである音声であっても、スピーカからの音声が反射して再びマイクロホンに拾われて増幅され続け、結果的に低いレベルながらもハウリングが生じていて、モニタ対象の電気信号のレベルが2300mVという値を保持させている場合があることを観察した。
つまり、例えば、ハウリングが生じるモニタ対象の電気信号のレベルを3060mVと設定している場合に、その時のモニタ対象電気信号のレベルが2300mVである音声であっても、スピーカからの音声が反射して再びマイクロホンに拾われて増幅され続け、結果的に低いレベルながらもハウリングが生じていて、モニタ対象の電気信号のレベルが2300mVという値を保持させている場合があることを観察した。
斯かる場合では、ハウリングの状態が均衡を保っていて、スピーカからの出力が発散を起こしてはいないが、マイクロホンが拾う音声のレベルの変化等によって突然に出力レベルが大きくなり、その出力レベルがスピーカからの出力とマイクロホンによる音声の拾いによって更に増幅されて結果的に大きなハウリングを引き起こす可能性を持っている。
この発明は、上述したハウリングの発生のプロセスに鑑みて行ったものであって、ハウリングが生じることに対するセンシングはハウリングの回避対応の即答性からセンシング対象の電気信号に基づいて行うが、単にセンシング対象の電気信号のレベルと設定した値との比較によってのみ判別するのではなく、ハウリングが均衡状態で生じている場合に対しても回避させることが可能で、更に、装置の構成が簡便であるエコー成分付加機能を有する音声信号増幅装置を提供するものである。
この発明は、上述したハウリングの発生のプロセスに鑑みて行ったものであって、ハウリングが生じることに対するセンシングはハウリングの回避対応の即答性からセンシング対象の電気信号に基づいて行うが、単にセンシング対象の電気信号のレベルと設定した値との比較によってのみ判別するのではなく、ハウリングが均衡状態で生じている場合に対しても回避させることが可能で、更に、装置の構成が簡便であるエコー成分付加機能を有する音声信号増幅装置を提供するものである。
この発明は、マイクロホンからの音声に係る電気信号のレベルが一定期間において連続して同じ値である場合にはハウリングの状態が発生していると見なして、斯かる状態を回避するように、元の音声に係る電気信号対するディレイ信号の生成・出力を変えるように構成した音声信号増幅装置である。
その詳細な構成は、音声を入力して電気信号に変換して出力するマイクロホンと、そのマイクロホンの後段の側に接続されてマイクロホンからの電気信号を入力し、エコー成分を作るために時間的に遅延させた電気信号を生成し出力するディレイ信号生成回路と、そのディレイ信号生成回路からの電気信号と前記マイクロホンからの電気信号の加算加工を行うミキサ回路と、前記ミキサ回路の後段に接続され、そのミキサ回路からの電気信号を所望のレベルに増幅するアンプと、そのアンプの後段に接続され、そのアンプからの電気信号を音声に変換して出力するスピーカが備えられ、
更に、上記マイクロホンの後段に接続され、そのマイクロホンからの電気信号のレベルを検出するレベル検出部と、そのレベル検出部の後段に接続され、そのレベル検出部の検出結果が予め設定した期間だけ一定の値である場合に、上記ディレイ信号生成回路に、そのディレイ信号生成回路が生成する遅延の電気信号を最初に設定した時間と異なる時間で遅延するように又は/及び遅延の電気信号の出力レベルを低く若しくはゼロになるように制御を行う制御部が備えられてなる音声信号増幅装置である。
その詳細な構成は、音声を入力して電気信号に変換して出力するマイクロホンと、そのマイクロホンの後段の側に接続されてマイクロホンからの電気信号を入力し、エコー成分を作るために時間的に遅延させた電気信号を生成し出力するディレイ信号生成回路と、そのディレイ信号生成回路からの電気信号と前記マイクロホンからの電気信号の加算加工を行うミキサ回路と、前記ミキサ回路の後段に接続され、そのミキサ回路からの電気信号を所望のレベルに増幅するアンプと、そのアンプの後段に接続され、そのアンプからの電気信号を音声に変換して出力するスピーカが備えられ、
更に、上記マイクロホンの後段に接続され、そのマイクロホンからの電気信号のレベルを検出するレベル検出部と、そのレベル検出部の後段に接続され、そのレベル検出部の検出結果が予め設定した期間だけ一定の値である場合に、上記ディレイ信号生成回路に、そのディレイ信号生成回路が生成する遅延の電気信号を最初に設定した時間と異なる時間で遅延するように又は/及び遅延の電気信号の出力レベルを低く若しくはゼロになるように制御を行う制御部が備えられてなる音声信号増幅装置である。
つまり、この装置では、ディレイ信号に係る音声つまりエコー成分が元の音声を付加されるので、エコーの掛かった音声が得られている。しかし、そのエコー成分の音声、殊に複数のエコー成分の音声が周期的にスピーカから出力されると、その分だけマイクロホンに同じ音声が拾われてハウリングの生じる可能性が高まることになる。殊に、エコー成分の出力の周期が重なり合うと、その音声に基づいてマイクロホンがより一層大きな出力を発生させ、ハウリングの発生の虞が大きくなる。
これに対して、上記構成の発明における制御部は、音声の入力によって通常は常に変化している筈のマイクロホンからの電気信号のレベルが一定であれば、低いレベルながらもハウリングが生じていると見なして、ハウリングの原因を構成し得るエコー成分に係るディレイ信号の出力を制御する。
これに対して、上記構成の発明における制御部は、音声の入力によって通常は常に変化している筈のマイクロホンからの電気信号のレベルが一定であれば、低いレベルながらもハウリングが生じていると見なして、ハウリングの原因を構成し得るエコー成分に係るディレイ信号の出力を制御する。
つまり、この発明は、マイクロホンで拾われて結果的に増幅された音声がスピーカから出力され、そのスピーカからの音声が前記マイクロホンに再び拾われて電気信号に変換され、その電気信号が再び増幅された際に、その増幅されて得られる電気信号にハウリングを生じさせる成分が含まれているか否かをその電気信号のレベルに基づいて検出し、ハウリングを生じさせる成分が含まれていると判別した場合には、元の音声にエコー成分を付加するタイミングをズラす又は/及びエコー成分の付加の程度を低くするように制御した音声信号増幅装置である。
尚、この発明の音声信号増幅装置において、レベル検出部からの電気信号レベルの検出結果に基づいてハウリングの発生回避のために制御部がディレイ信号生成回路に制御を行う検出結果が一定の値の期間は、具体的に、レベル検出部のマイクロホンからの電気信号のレベルの検出を離散的に行った場合に、連続する少なくとも3個の検出レベルの結果が同じである期間が挙げられる。
又、この発明の音声信号増幅装置は、勿論、レベル検出部の検出結果がハウリング発生設定値より大きい場合にも、ハウリングの発生を回避するように、制御部がディレイ信号生成回路に、遅延の電気信号を最初に設定した時間と異なる時間で遅延するように又は/及び遅延の電気信号の出力レベルを低く若しくはゼロになるように制御を行う構成になっている。
又、この発明の音声信号増幅装置は、勿論、レベル検出部の検出結果がハウリング発生設定値より大きい場合にも、ハウリングの発生を回避するように、制御部がディレイ信号生成回路に、遅延の電気信号を最初に設定した時間と異なる時間で遅延するように又は/及び遅延の電気信号の出力レベルを低く若しくはゼロになるように制御を行う構成になっている。
加えて、この発明の音声信号増幅装置は、制御部が、マイクロホンからの電気信号のレベルの検出結果に基づき、ハウリングの発生を回避するように、ディレイ信号生成回路が生成する遅延の電気信号を最初に設定した時間と異なる時間で遅延するように又は/及び遅延の電気信号の出力レベルを低く若しくはゼロになるように制御を行い、その後に、マイクロホンからの電気信号のレベルの検出結果がその制御前の状態に戻ると、制御部はディレイ信号生成回路の前記制御を解除するように構成されている。
斯かる構成の音声信号増幅装置は、ハウリング現象を回避するためにディレイ信号生成回路が制御を受ける前とは異なる時間で遅延させたディレイ信号又は/及び低いレベル若しくはゼロのディレイ信号を出力することになるので、元の音声に付加するエコー成分のズレ時間又は/及びエコー成分のレベルが変わるので均衡状態にある低いレベル状態のハウリングは回避されることになり、更に、低いレベル状態のハウリングに基づいて発散して生じるハウリングが回避されることになる。
この発明は、増幅すべき元の音声にエコー成分を付加する機能を備え、マイクロホンからの電気信号のレベルがある期間で一定状態であればその音声の出力状態から発散してレベルの大きいハウリングが生じる可能性が高いことから、マイクロホンからの電気信号のレベルがある期間で一定状態の際には元の音声に対してエコー成分を付加するタイミング又は/及び付加するエコー成分のレベルを変えることによって、ハウリングが生じることを回避させ得、且つ、構成が簡便な音声信号増幅装置である。
この発明を、図面に示す最良の形態に基づき説明する。しかし、この形態によって、この発明が限定されるものではない。
音声信号増幅装置1は図1及び図2に示すように、再生プレーヤ2と、マイクロホン3と、マイクアンプ4と、ミュート制御回路5と、A/D変換器6と、ディレイ信号生成回路7と、D/A変換器8と、A/D変換部9と、レベル検出部10と、制御部11と、操作部12と、表示器13と、ミキサ回路14と、ミキサ回路15と、アンプ16及びスピーカ17が備えられている。
音声信号増幅装置1は図1及び図2に示すように、再生プレーヤ2と、マイクロホン3と、マイクアンプ4と、ミュート制御回路5と、A/D変換器6と、ディレイ信号生成回路7と、D/A変換器8と、A/D変換部9と、レベル検出部10と、制御部11と、操作部12と、表示器13と、ミキサ回路14と、ミキサ回路15と、アンプ16及びスピーカ17が備えられている。
再生プレーヤ2は、所望の記録媒体(図示省略)を再生することによって、歌唱者に対してバック演奏用のアナログの電気信号を出力するものであり、所謂カラオケ演奏と呼ばれている音声を生成する電気信号を出力するものである。
よって、再生プレーヤ2を出力させると、結果的に、スピーカ17からバック演奏の音声の出力を得ることが可能になる。
尚、具体的な記録媒体としては、CD、MD、磁気テープ等が挙げられ、それぞれの記録媒体に対応する再生手段によって再生されるものである。
又、広義には、電話回線を介して音声データ受け取ってそれを再生する、いわゆる通信カラオケをも含むものである。
よって、再生プレーヤ2を出力させると、結果的に、スピーカ17からバック演奏の音声の出力を得ることが可能になる。
尚、具体的な記録媒体としては、CD、MD、磁気テープ等が挙げられ、それぞれの記録媒体に対応する再生手段によって再生されるものである。
又、広義には、電話回線を介して音声データ受け取ってそれを再生する、いわゆる通信カラオケをも含むものである。
マイクロホン3は、カラオケ歌唱を行う歌唱者の音声が入力されると、その音声を電気信号に変換して出力するものである。
マイクアンプ4は、マイクロホン3の後段に接続されており、マイクロホン3からの電気信号を所定のレベルに増幅して出力するものである。
ミュート制御回路5は、 ONの状態つまり機能の状態では、マイクロホン3から出力されマイクアンプ4で増幅されて入力されて来る電気信号をディレイ信号生成回路7の方向に送ることを遮断するものである。他方、ミュート制御回路5がOFFの状態つまり機能解除の状態では、マイクロホン3から出力されマイクアンプ4を介して入力されて来る電気信号を単に通過させてディレイ信号生成回路7の方向に流れるように機能するものである。
マイクアンプ4は、マイクロホン3の後段に接続されており、マイクロホン3からの電気信号を所定のレベルに増幅して出力するものである。
ミュート制御回路5は、 ONの状態つまり機能の状態では、マイクロホン3から出力されマイクアンプ4で増幅されて入力されて来る電気信号をディレイ信号生成回路7の方向に送ることを遮断するものである。他方、ミュート制御回路5がOFFの状態つまり機能解除の状態では、マイクロホン3から出力されマイクアンプ4を介して入力されて来る電気信号を単に通過させてディレイ信号生成回路7の方向に流れるように機能するものである。
A/D変換器6は、ミュート制御回路5からのアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換して出力するものである。
ディレイ信号生成回路7は、マイクロホン3からの歌唱者の元の音声に係るデジタルの電気信号を入力すると、元の音声に対して付加すべきエコーを作るために、入力の時刻(初期の時刻)に対して時間的に遅延させた電気信号を出力するものである。
ディレイ信号生成回路7は、マイクロホン3からの歌唱者の元の音声に係るデジタルの電気信号を入力すると、元の音声に対して付加すべきエコーを作るために、入力の時刻(初期の時刻)に対して時間的に遅延させた電気信号を出力するものである。
尚、ディレイ信号生成回路7は、元の音声に係る電気信号に対して、ディレイ信号を出力する時間、ディレイ信号のレベルが制御可能になっている。
音声信号増幅装置1におけるディレイ信号生成回路7からのディレイ信号の遅延時間は、具体的に、入力して来る音声に係る初期の時刻の電気信号つまり元の電気信号の出力の時刻に対して129ミリ秒(ms)〜251ミリ秒の範囲内で遅延させて出力するように構成されている。
ここで、この遅延時間の129ミリ秒〜251ミリ秒という値は、カラオケ歌唱を行う際にその元の歌唱の出力時に対して心地よく聞くことができる遅延成分の遅延時間を経験的に得た値である。しかし、必要に応じては、遅延の範囲をこの値に限定する必要はなく、適宜設定可能にすることが望ましい。
音声信号増幅装置1におけるディレイ信号生成回路7からのディレイ信号の遅延時間は、具体的に、入力して来る音声に係る初期の時刻の電気信号つまり元の電気信号の出力の時刻に対して129ミリ秒(ms)〜251ミリ秒の範囲内で遅延させて出力するように構成されている。
ここで、この遅延時間の129ミリ秒〜251ミリ秒という値は、カラオケ歌唱を行う際にその元の歌唱の出力時に対して心地よく聞くことができる遅延成分の遅延時間を経験的に得た値である。しかし、必要に応じては、遅延の範囲をこの値に限定する必要はなく、適宜設定可能にすることが望ましい。
又、ディレイ信号生成回路7からのディレイ信号のレベルは、具体的に、入力して来る音声に係る電気信号のレベルに対して、−∞〜−3dBの範囲で制御可能になっている。
ここで、入力音声に係る電気信号のレベルに対して最大で−3dBという値は、エコー成分として元の音声に付加した際に、ハウリングが生じ難く且つその増幅されたエコー成分の付加を経験上最も強く感じ取れる値であることを意味している。
ここで、入力音声に係る電気信号のレベルに対して最大で−3dBという値は、エコー成分として元の音声に付加した際に、ハウリングが生じ難く且つその増幅されたエコー成分の付加を経験上最も強く感じ取れる値であることを意味している。
加えて、ディレイ信号生成回路7は、元の音声に係る電気信号つまり入力初期の電気信号に対して、唯一つの遅延の電気信号又は複数の遅延の電気信号を生成・出力することが可能に構成されている。つまり、ディレイ信号生成回路7が生成・出力するディレイ信号の数は選択可能な構成になっている。
その複数の遅延の電気信号は、例えば129ミリ秒〜251ミリ秒の範囲内で一定の間隔(遅延時間間隔)で第1波の遅延の電気信号、第2波の遅延の電気信号、第3波の遅延の電気信号、・・・・・を生成・出力することも可能であり(図2を参照)、隣接する遅延の電気信号の時間間隔をそれぞれ異なるように設定することも可能な構成になっている(図4を参照)。
その複数の遅延の電気信号は、例えば129ミリ秒〜251ミリ秒の範囲内で一定の間隔(遅延時間間隔)で第1波の遅延の電気信号、第2波の遅延の電気信号、第3波の遅延の電気信号、・・・・・を生成・出力することも可能であり(図2を参照)、隣接する遅延の電気信号の時間間隔をそれぞれ異なるように設定することも可能な構成になっている(図4を参照)。
つまり、音声信号アンプ1は、ディレイ信号生成回路7が複数の遅延の電気信号を生成して出力させる際に、その複数の遅延の電気信号をそれぞれ同じ周期性をもって生成・出力させることと互いに異なる時間間隔で生成・出力させることが可能になっている。
他方、音声信号増幅装置1において、ディレイ信号生成回路7は、元の音声に係る電気信号に対する第1波の遅延の電気信号、第2波の遅延の電気信号、第3波の遅延の電気信号、・・・・・の順に次に出力する電気信号を減衰させて生成・出力するように構成されている。
他方、音声信号増幅装置1において、ディレイ信号生成回路7は、元の音声に係る電気信号に対する第1波の遅延の電気信号、第2波の遅延の電気信号、第3波の遅延の電気信号、・・・・・の順に次に出力する電気信号を減衰させて生成・出力するように構成されている。
このディレイ信号生成回路7の生成・出力する第1波の遅延の電気信号、第2波の遅延の電気信号、第3波の遅延の電気信号、・・・・・の減衰の程度は、一定の割合又は一定の差で衰退させる(図3を参照)、及び、ある意図の下に特定のレベルで衰退させることが可能に構成されている(図4を参照)。
つまり、ディレイ信号生成回路7は具体的に、元の音声に係る電気信号に対して第1波の遅延の電気信号、第1波の遅延の電気信号に対して第2波の遅延の電気信号、第2波の遅延の電気信号に対して第3波の遅延の電気信号、・・・・・はそれぞれ−12〜−3dBで減衰可能である。
つまり、ディレイ信号生成回路7は具体的に、元の音声に係る電気信号に対して第1波の遅延の電気信号、第1波の遅延の電気信号に対して第2波の遅延の電気信号、第2波の遅延の電気信号に対して第3波の遅延の電気信号、・・・・・はそれぞれ−12〜−3dBで減衰可能である。
尚、音声信号増幅装置1の初期の状態では、ディレイ信号生成回路7は具体的に、元の音声に係る電気信号に対する第1波の遅延の電気信号を、第1波の遅延の電気信号に対する第2波の遅延の電気信号を、第2波の遅延の電気信号に対する第3波の遅延の電気信号を、・・・・・それぞれ−3dBずつで減衰させるように設定されている。
他方、ディレイ信号生成回路7を機能させながら音声信号増幅装置1を使用している際にハウリングが生じると制御部11が判別した場合には、つまり制御部11からディレイ信号生成回路7に制御信号が送られると、ディレイ信号生成回路7は具体的に、元の音声に係る電気信号に対する第1波の遅延の電気信号を−3dB、第1波の遅延の電気信号に対する第2波の遅延の電気信号を−4dB、第2波の遅延の電気信号に対する第3波の遅延の電気信号を−2dB、第3波の遅延の電気信号に対する第4波の遅延の電気信号を−4dB、第4波の遅延の電気信号に対する第5波の遅延の電気信号を−3dBだけそれぞれ減衰させるように設定されている。
他方、ディレイ信号生成回路7を機能させながら音声信号増幅装置1を使用している際にハウリングが生じると制御部11が判別した場合には、つまり制御部11からディレイ信号生成回路7に制御信号が送られると、ディレイ信号生成回路7は具体的に、元の音声に係る電気信号に対する第1波の遅延の電気信号を−3dB、第1波の遅延の電気信号に対する第2波の遅延の電気信号を−4dB、第2波の遅延の電気信号に対する第3波の遅延の電気信号を−2dB、第3波の遅延の電気信号に対する第4波の遅延の電気信号を−4dB、第4波の遅延の電気信号に対する第5波の遅延の電気信号を−3dBだけそれぞれ減衰させるように設定されている。
又、遅延の電気信号が唯一つの場合であっても、元の音声に係る電気信号に対して任意の程度で減衰させることが可能になっている。
更に、遅延の電気信号の減衰の程度は、音声信号増幅装置1を使用する環境や音声信号増幅装置1からの出力音声を聞く者にとっての心地よさ等によって決まるものであるから、適宜設定することが望ましい。このことからも、ディレイ信号生成回路7の遅延の電気信号の減衰の程度を調節可能としていることは、大きな意味を持っている。
加えて、ディレイ信号生成回路7は、複数の遅延の電気信号を生成・出力する場合、隣接する遅延の電気信号同士の遅延時間と減衰の程度を組み合わせて設定することが可能な構成になっている。
更に、遅延の電気信号の減衰の程度は、音声信号増幅装置1を使用する環境や音声信号増幅装置1からの出力音声を聞く者にとっての心地よさ等によって決まるものであるから、適宜設定することが望ましい。このことからも、ディレイ信号生成回路7の遅延の電気信号の減衰の程度を調節可能としていることは、大きな意味を持っている。
加えて、ディレイ信号生成回路7は、複数の遅延の電気信号を生成・出力する場合、隣接する遅延の電気信号同士の遅延時間と減衰の程度を組み合わせて設定することが可能な構成になっている。
D/A変換器8は、ディレイ信号生成回路7からのデジタルの遅延された電気信号を入力してアナログの電気信号に変換し、ミキサ回路14に出力するものである。
A/D変換部9は、マイクアンプ4からアナログの電気信号を入力してデジタルの電気信号に変換し、レベル検出部10に出力するものである。
レベル検出部10は、マイクアンプ4からの音声に係る電気信号のレベル、つまり、結果的にはマイクロホン3が集音して拾った歌唱者の歌唱の音声に対応したレベルを検出し、ここで得られたレベル(値)を制御部11に送るものである。
A/D変換部9は、マイクアンプ4からアナログの電気信号を入力してデジタルの電気信号に変換し、レベル検出部10に出力するものである。
レベル検出部10は、マイクアンプ4からの音声に係る電気信号のレベル、つまり、結果的にはマイクロホン3が集音して拾った歌唱者の歌唱の音声に対応したレベルを検出し、ここで得られたレベル(値)を制御部11に送るものである。
ここで、マイクロホン3から入力されマイクアンプ4で増幅された音声に係る電気信号は、レベル検出部10にも入力されるが、ディレイ信号生成回路7の側にも入力される。従って、レベル検出部10の入力信号のレベルの検出は、ディレイ信号生成回路7への電気信号のレベルをも検出することになる。
制御部11は、判別部A18と、検出値保持部19と、判別部B20と、カウンタ部21と、制御信号出力部22及びメモリ23が備えられている。
制御部11は、判別部A18と、検出値保持部19と、判別部B20と、カウンタ部21と、制御信号出力部22及びメモリ23が備えられている。
判別部A18は、レベル検出部10から検出結果を受け、その検出結果がハウリングの生じるレベルと予め設定した値以上であるか否かの判別を行うものである。
ここで、判別部A18が、検出結果がハウリングが生じる値以上と判別した場合には、判別部A18は、制御信号出力部22に制御信号出力のための信号を送る。他方、判別部A18が、検出結果がハウリングが生じる値以上と判別しなかった場合には、判別部A18は、その検出結果を検出値保持部19に送る。
ここで、判別部A18が、検出結果がハウリングが生じる値以上と判別した場合には、判別部A18は、制御信号出力部22に制御信号出力のための信号を送る。他方、判別部A18が、検出結果がハウリングが生じる値以上と判別しなかった場合には、判別部A18は、その検出結果を検出値保持部19に送る。
検出値保持部19は、判別部A18の後段に接続され、ハウリングが生じる値以上と判別されなかった検出結果を書き替え的に一時保持するものである。
判別部B20は、検出値保持部19の後段に接続され、検出値保持部19に保持されている検出結果とその検出結果と連続して得られる検出結果が等しいか否かを判別するものである。
判別部B20は、検出値保持部19の後段に接続され、検出値保持部19に保持されている検出結果とその検出結果と連続して得られる検出結果が等しいか否かを判別するものである。
カウンタ部21は、判別部B20の後段に接続され、判別部B20で連続している検出結果が等しいと判別された際にその数をカウントするものである。
制御信号出力部22は、前述したように、判別部A18で検出結果が予め設定した値以上と判別されると判別部A18から制御信号出力の命令信号を受けて、ディレイ信号生成回路7にディレイ信号の生成・出力を変更するための制御信号を出力するものである。
又、制御信号出力部22は、カウンタ部21の後段に接続され、カウンタ部21においてカウントした連続して等しい検出結果の値の数が予め設定した数に到った際には、同様に、ディレイ信号生成回路7にディレイ信号の生成・出力を変更するための制御信号を出力するものである。
制御信号出力部22は、前述したように、判別部A18で検出結果が予め設定した値以上と判別されると判別部A18から制御信号出力の命令信号を受けて、ディレイ信号生成回路7にディレイ信号の生成・出力を変更するための制御信号を出力するものである。
又、制御信号出力部22は、カウンタ部21の後段に接続され、カウンタ部21においてカウントした連続して等しい検出結果の値の数が予め設定した数に到った際には、同様に、ディレイ信号生成回路7にディレイ信号の生成・出力を変更するための制御信号を出力するものである。
メモリ23は、判別部A18で検出結果を判別する基準となる値及びカウンタ部21で検出結果が連続して等しい値であって制御信号出力部22に制御信号を送ることを命令する基準となる数が記憶されている。
メモリ23の記憶内容は、操作部12から設定することが可能になっている。
又、A/D変換部9、レベル検出部10及び制御部11は、1個のマイコンに組み込まれる構成が挙げられる。
メモリ23の記憶内容は、操作部12から設定することが可能になっている。
又、A/D変換部9、レベル検出部10及び制御部11は、1個のマイコンに組み込まれる構成が挙げられる。
加えて、制御部11は、レベル検出部10の検出の値(レベル)が予め設定した値より大きいと判別し、この判別に基づいてディレイ信号生成回路7に制御信号を送って遅延の電気信号の生成・出力の内容に制御を行っても、レベル検出部10の検出の値が予め設定した値よりも大きく発散が生じる可能性を示す場合には、マイクアンプ4からA/D変換器6への電気信号の流れを停止するようにミュート制御回路5にONとなる制御信号を送るものである。
尚、制御部11は、レベル検出部10の検出の値(レベル)が予め設定した値より大きいと判別し、ディレイ信号生成回路7に制御信号を送って制御を行っても、レベル検出部10の検出の値が予め設定した値よりも大きく発散の状態を示す場合には、ミュート制御回路5をONとさせることの代わりに、ディレイ信号生成回路7の遅延の電気信号の出力レベルを0となるように制御する構成であってもよい。斯かる構成では、ミュート制御回路5を除くことが可能になる。
尚、制御部11は、レベル検出部10の検出の値(レベル)が予め設定した値より大きいと判別し、ディレイ信号生成回路7に制御信号を送って制御を行っても、レベル検出部10の検出の値が予め設定した値よりも大きく発散の状態を示す場合には、ミュート制御回路5をONとさせることの代わりに、ディレイ信号生成回路7の遅延の電気信号の出力レベルを0となるように制御する構成であってもよい。斯かる構成では、ミュート制御回路5を除くことが可能になる。
但し、ディレイ信号生成回路7の遅延の電気信号の出力レベルの可変範囲が大きければ大きいほどディレイ信号生成回路7の構成及び制御内容が煩雑になる場合があるので、遅延の電気信号の出力レベルを0とさせる手段としてミュート制御回路5とディレイ信号生成回路7のいずれを用いるかは適宜選択することが望ましい。
ここで、レベル検出結果に対する予め設定した値というのは、マイクロホン3が集音した歌唱者の音声を電気信号に変換して出力する際、その電気信号のレベルの値は具体的に3mVに設定されている。
ここで、レベル検出結果に対する予め設定した値というのは、マイクロホン3が集音した歌唱者の音声を電気信号に変換して出力する際、その電気信号のレベルの値は具体的に3mVに設定されている。
尚、この電気信号のレベルの値は、この装置を使用する環境例えばカラオケルームの広さ、カラオケ歌唱を行う者の所望などにより、1〜140mVの範囲で任意に設定可能な構成になっている。
マイクロホン3からの電気信号のレベルが3mVである場合には、マイクアンプ4で増幅されてミキサ回路14、ミュート制御回路5及びA/D変換部9へ出力される電気信号のレベルは増幅されて、210mVになっている。
マイクロホン3からの電気信号のレベルが3mVである場合には、マイクアンプ4で増幅されてミキサ回路14、ミュート制御回路5及びA/D変換部9へ出力される電気信号のレベルは増幅されて、210mVになっている。
ここで、A/D変換部9が入力された電気信号は、デジタルの電気信号に変換されてレベル検出部10に送られ、レベル検出部10はそのレベルの値を制御部11に送ることになるが、制御部11においての比較判別を正確・厳密に行い得るように、3000mVに増幅させて制御部11に送られる構成になっている。
つまり、制御部11でのマイクロホン3からの電気信号のレベルは増幅されて判別に使用されるが、制御部11はその増幅に対応して実質的なレベルの判別を行い得るように構成されている。
つまり、制御部11でのマイクロホン3からの電気信号のレベルは増幅されて判別に使用されるが、制御部11はその増幅に対応して実質的なレベルの判別を行い得るように構成されている。
尚、レベル検出部10と制御部11の間には、斯かる増幅を行うアンプ手段が介在されているが、図面では省略されている。又、斯かる増幅機能を行うアンプ手段は、A/D変換部9の前段に接続される構成であってもよい。
従って、制御部11は、レベル検出部10の側からの電気信号のレベルを検出する際に、理論的には、前記の3000mVより大きいか否かによってスピーカ17からの音声が再びマイクロホン3によって拾われて結果的に信号のレベルの値を大きくしているか否かを比較判別することになる。
従って、制御部11は、レベル検出部10の側からの電気信号のレベルを検出する際に、理論的には、前記の3000mVより大きいか否かによってスピーカ17からの音声が再びマイクロホン3によって拾われて結果的に信号のレベルの値を大きくしているか否かを比較判別することになる。
しかしながら、スピーカ17からの音声が反射されてマイクロホン3に拾われて再び音声信号で出力することは、壁が完璧な消音壁ではない通常のカラオケルームにおいては常にと言ってよいほど大いに考えられることである。
ここで重要なことは、その時に生じるハウリングがカラオケの歌唱者やその場に居合わせている者に対して不愉快に感じる程度以下であればよいということであって、音声信号増幅装置1では経験上許容の範囲の2%だけ大きい値、つまり、3060mVを予め設定した値としている。つまり、メモリ23には、ハウリングが生じると判別する値として3060mVが記憶されている。
ここで重要なことは、その時に生じるハウリングがカラオケの歌唱者やその場に居合わせている者に対して不愉快に感じる程度以下であればよいということであって、音声信号増幅装置1では経験上許容の範囲の2%だけ大きい値、つまり、3060mVを予め設定した値としている。つまり、メモリ23には、ハウリングが生じると判別する値として3060mVが記憶されている。
但し、この装置を使用する環境等によって、ハウリングの生じる可能性もハウリングが生じた際のその程度も変化し、又、カラオケ歌唱を行う者及びそこに居合わせた者にとってのハウリングへの知覚程度が個別的に大いに異なるから、この余裕を示す2%という値も操作部12から制御部11のメモリ23に任意に設定可能な構成になっている。
尚、ここで言うハウリングが生じて不愉快を感じることとは、マイクロホン3、スピーカ17等を含む装置全体の置かれている環境が使用中に変化することによって、つまり、例えば歌唱者が移動したり衝立の位置が変化すること等によって、スピーカ17、音声反射物、歌唱者の持っているマイクロホン3の相対的な位置関係が変化することになり、途中からハウリングが生じない状態に変化することに対して余裕を持たせていてもハウリングが強く作用する程度であることを意味する。
尚、ここで言うハウリングが生じて不愉快を感じることとは、マイクロホン3、スピーカ17等を含む装置全体の置かれている環境が使用中に変化することによって、つまり、例えば歌唱者が移動したり衝立の位置が変化すること等によって、スピーカ17、音声反射物、歌唱者の持っているマイクロホン3の相対的な位置関係が変化することになり、途中からハウリングが生じない状態に変化することに対して余裕を持たせていてもハウリングが強く作用する程度であることを意味する。
他方、ハウリングの発生を極力避けた状態を望む場合には、音声信号増幅装置1を使用する環境が大きく左右するが、レベル検出部10の検出結果に対する制御部11の判別の値をより低くするように設定すればよい。
制御部11は、操作部12からの入力内容に基づいて、ディレイ信号生成回路7に、マイクアンプ4からミキサ回路14に流れる元の電気信号(マイクロホン3が音声を電気信号に変換して初期時刻で出力する電気信号)に対してどの程度時間を遅延をさせるか?、一つの電気信号に対して複数の遅延の電気信号を生成して出力する場合に何個の遅延の電気信号を生成させるか?、元の電気信号に対して遅延の電気信号の減衰量はいくらか?、を設定するための制御信号を送る。
制御部11は、操作部12からの入力内容に基づいて、ディレイ信号生成回路7に、マイクアンプ4からミキサ回路14に流れる元の電気信号(マイクロホン3が音声を電気信号に変換して初期時刻で出力する電気信号)に対してどの程度時間を遅延をさせるか?、一つの電気信号に対して複数の遅延の電気信号を生成して出力する場合に何個の遅延の電気信号を生成させるか?、元の電気信号に対して遅延の電気信号の減衰量はいくらか?、を設定するための制御信号を送る。
音声信号増幅装置1は、制御部11の判別部A18で検出結果がハウリングの生じるレベルに到っていないと判別されても、つまり、具体的には検出レベルが3060mVより低い値であっても、低いレベルでハウリングが発生し続けていて、突然にそのハウリングのレベルが発散する場合を回避するために、レベルの検出結果が一定期間で一定であればディレイ信号生成回路7からのディレイ信号の生成・出力を変更させる構成になっているが、この一定期間は操作部12から制御部11のメモリ23に任意に設定可能な構成になっている。
音声信号増幅装置1では、レベル検出部10のマイクロホン3からの電気信号のレベルの検出を離散的に行っており、具体的には連続する少なくとも3個の検出レベルの結果が同じである場合に、制御部11がディレイ信号生成回路7に、ディレイ信号生成回路7が生成する遅延の電気信号(ディレイ信号)の内容を変更する構成になっている。
音声信号増幅装置1では、レベル検出部10のマイクロホン3からの電気信号のレベルの検出を離散的に行っており、具体的には連続する少なくとも3個の検出レベルの結果が同じである場合に、制御部11がディレイ信号生成回路7に、ディレイ信号生成回路7が生成する遅延の電気信号(ディレイ信号)の内容を変更する構成になっている。
制御部11は、諸機能の現状を表示するように、表示器13に表示内容のドライブ信号を出力するものである。
表示器13は、制御部11からの制御信号に基づいて、諸機能の現状を表示するものである。
ミキサ回路14は、マイクアンプ4からの音声に係る元の電気信号と、D/A変換器8を介してのディレイ信号生成回路7からの遅延された電気信号を加算加工、所謂ミックスして、元のカラオケ歌唱の音声に係る電気信号に対してエコー成分の音声に係る電気信号つまりディレイ信号を加えるものである。
表示器13は、制御部11からの制御信号に基づいて、諸機能の現状を表示するものである。
ミキサ回路14は、マイクアンプ4からの音声に係る元の電気信号と、D/A変換器8を介してのディレイ信号生成回路7からの遅延された電気信号を加算加工、所謂ミックスして、元のカラオケ歌唱の音声に係る電気信号に対してエコー成分の音声に係る電気信号つまりディレイ信号を加えるものである。
ミキサ回路15は、ミキサ回路14からのエコー成分が付加されたカラオケ歌唱の音声に係る電気信号と再生プレーヤ2からの歌唱のバック演奏に係る電気信号を加算加工し、アンプ16に送るものである。
アンプ16は、ミキサ回路15からのエコー成分を含む音声に係る電気信号とバック演奏に係る電気信号を入力して所定のレベルに増幅し、スピーカ17に送るものである。
スピーカ17は、アンプ16からのアナログの電気信号を入力して音声に変換して出力するものである。
アンプ16は、ミキサ回路15からのエコー成分を含む音声に係る電気信号とバック演奏に係る電気信号を入力して所定のレベルに増幅し、スピーカ17に送るものである。
スピーカ17は、アンプ16からのアナログの電気信号を入力して音声に変換して出力するものである。
音声信号増幅装置1は、上述したように構成されている。以下において、その機能を説明する。
使用者つまりカラオケの歌唱者は、操作部12を操作して装置全体の主電源をONにする。続いて、歌唱時に所望のエコー状態を得るように、操作部12から制御部11を介してディレイ信号生成回路7に、マイクアンプ4からの初期の信号に対してどの程度の時間遅延をさせるか?、遅延の電気信号の出力の回数を何回に設定するか?、遅延の電気信号の減衰のレベルをいくらにするか?、のための値を設定する。
更に、制御部11の判別部A18が判別の基準となる値(3060mV)と、カウンタ部21で低いレベルのハウリングが生じてレベルが均衡の一定の状態である期間に相当する時間(5個)を、操作部12からメモリ23に入力設定する。
使用者つまりカラオケの歌唱者は、操作部12を操作して装置全体の主電源をONにする。続いて、歌唱時に所望のエコー状態を得るように、操作部12から制御部11を介してディレイ信号生成回路7に、マイクアンプ4からの初期の信号に対してどの程度の時間遅延をさせるか?、遅延の電気信号の出力の回数を何回に設定するか?、遅延の電気信号の減衰のレベルをいくらにするか?、のための値を設定する。
更に、制御部11の判別部A18が判別の基準となる値(3060mV)と、カウンタ部21で低いレベルのハウリングが生じてレベルが均衡の一定の状態である期間に相当する時間(5個)を、操作部12からメモリ23に入力設定する。
ここで、ディレイ信号生成回路7から生成されるディレイ信号は、具体的には図3に示すように、歌唱者のカラオケ歌唱の音声がマイクロホン3に拾われる初期の時刻に対応する電気信号に対して199ミリ秒後に生成・出力され且つレベルが−3dBだけ低い第1の遅延の音声に係る電気信号、その第1の遅延の音声に係る電気信号に対して199ミリ秒後に生成・出力され且つレベルが−3dBだけ低い第2の遅延の音声に係る電気信号、その第2の遅延の音声に係る電気信号に対して199ミリ秒後に生成・出力され且つレベルが−3dBだけ低い第3の遅延の音声に係る電気信号、その第3の遅延の音声に係る電気信号に対して199ミリ秒後に生成・出力され且つレベルが−3dBだけ低い第4の遅延の音声に係る電気信号、その第4の遅延の音声に係る電気信号に対して199ミリ秒後に生成・出力され且つレベルが−3dBだけ低い第5の遅延の音声に係る電気信号、・・・・・が生成されて出力されるように設定を行う。
尚、この時、この歌唱者は、表示器13からその設定した遅延に係る電気信号の内容を確認することができる。
尚、この時、この歌唱者は、表示器13からその設定した遅延に係る電気信号の内容を確認することができる。
続いて、レベル検出部10からの検出結果を制御部11の判別部A18が3060mVを越えていると判別する場合に、又は、レベル検出部10からの検出結果が3060mVより小さい値であるが、その検出結果が連続的に同じ(一定)であると判別部B20が判別し且つカウンタ部21が5回連続して続くとカウントした場合に、制御部11の制御信号出力部22がディレイ信号生成回路7にエコー付加の内容を変更する制御信号を出力するが、ディレイ信号生成回路7がその制御信号に基づいて遅延の音声に係る電気信号を、図4に示すように、最初に設定した内容とは異なる内容の遅延の電気信号を設定する。
加えて、ディレイ信号生成回路7がこの異なる内容の遅延の電気信号を生成・出力しても、レベル検出部10の検出結果が3060mVを越えて発散し、結果的に、ハウリングが生じて耳障りになって行く或いは耳障りであると判別された場合に対して、つまり、レベル検出10からの検出結果が3060mV以上であり続ける場合に対し、制御部11がミュート制御回路5に作動つまりONとなる制御信号を送るように、設定を行う。
加えて、ディレイ信号生成回路7がこの異なる内容の遅延の電気信号を生成・出力しても、レベル検出部10の検出結果が3060mVを越えて発散し、結果的に、ハウリングが生じて耳障りになって行く或いは耳障りであると判別された場合に対して、つまり、レベル検出10からの検出結果が3060mV以上であり続ける場合に対し、制御部11がミュート制御回路5に作動つまりONとなる制御信号を送るように、設定を行う。
ここで、カラオケ歌唱者は、マイクロホン3を持ってスタンバイ状態とし、再生プレーヤ2を操作して所望のバック演奏(カラオケ演奏)を出力させる。
この時、再生プレーヤ2からのバック演奏に係るアナログの電気信号がミキサ回路15に送られ、更に、アンプ16で所望のレベルに増幅されてスピーカ17に送られ、スピーカ17から音声となってバック演奏の音声が出力される。
この時、再生プレーヤ2からのバック演奏に係るアナログの電気信号がミキサ回路15に送られ、更に、アンプ16で所望のレベルに増幅されてスピーカ17に送られ、スピーカ17から音声となってバック演奏の音声が出力される。
カラオケ歌唱者は、再生プレーヤ2から電気信号に基づくバック演奏の音声がスピーカから流れると、スピーカ17からのそのバック演奏に合わせて歌唱(カラオケ歌唱)を始める。
ここで、マイクロホン3は、歌唱者からカラオケ歌唱の音声を拾ってアナログの電気信号に変換し、マイクアンプ4に送る。
マイクアンプ4は、その歌唱に係る電気信号をミキサ回路14、ミュート制御回路5及びA/D変換部9に送る。
ここで、マイクロホン3は、歌唱者からカラオケ歌唱の音声を拾ってアナログの電気信号に変換し、マイクアンプ4に送る。
マイクアンプ4は、その歌唱に係る電気信号をミキサ回路14、ミュート制御回路5及びA/D変換部9に送る。
ミキサ回路14は、マイクアンプ4から、出力時刻がマイクロホン3に拾われた初期の時刻であって、カラオケ歌唱の音声に係るアナログの電気信号を入力する。
他方、ミュート制御回路5は、マイクアンプ4からの出力時刻が上記初期時刻であるカラオケ歌唱の音声に係るアナログの電気信号を受けるが、制御部11がミュート制御回路5にONの制御信号を送っていないので、前記の受けたアナログの電気信号を遮断することなくそのまま通過させてA/D変換器6に送る。
他方、ミュート制御回路5は、マイクアンプ4からの出力時刻が上記初期時刻であるカラオケ歌唱の音声に係るアナログの電気信号を受けるが、制御部11がミュート制御回路5にONの制御信号を送っていないので、前記の受けたアナログの電気信号を遮断することなくそのまま通過させてA/D変換器6に送る。
更に、A/D変換部9は、マイクアンプ4からの上記初期時刻に出力の歌唱音声に係るアナログの電気信号を受けると、デジタルの電気信号に変換してレベル検出部10に送る。
ここで、レベル検出部10は、A/D変換部9からの電気信号のレベルを検出し、その検出結果(レベルの値)を制御部11に送る。
制御部11では、判別部A18がレベル検出部10からの検出結果が設定した値(3060mV)よりも大きいか否かを判別する。検出結果がその設定した値に到っていない場合には、検出値保持部19に送られる。
ここで、レベル検出部10は、A/D変換部9からの電気信号のレベルを検出し、その検出結果(レベルの値)を制御部11に送る。
制御部11では、判別部A18がレベル検出部10からの検出結果が設定した値(3060mV)よりも大きいか否かを判別する。検出結果がその設定した値に到っていない場合には、検出値保持部19に送られる。
尚、この時点では音声信号増幅装置1が作動の初期の状態なのでスピーカ17からの音声がマイクロホン3に拾われることがなく、装置全体が正常に機能していれば、レベル検出部10の検出結果は予め設定した値より大きい場合は生じない。
又、初期の状態のミュート制御回路5は、遮断機能が解除、つまり、マイクアンプ4からの電気信号をそのまま通過させてA/D変換器6に送るように機能している。
又、初期の状態のミュート制御回路5は、遮断機能が解除、つまり、マイクアンプ4からの電気信号をそのまま通過させてA/D変換器6に送るように機能している。
従って、マイクアンプ4からミュート制御回路5に流れた音声に係るアナログの電気信号は、A/D変換器6でデジタルの電気信号に変換され、ディレイ信号生成回路7に送られる。
ディレイ信号生成回路7は、A/D変換器6からのデジタルの電気信号を入力すると、マイクロホン3から出力される初期時刻の信号、つまり、マイクアンプ4からミキサ回路14に入力される電気信号に対して、操作部12によって設定した時間だけ実質的に遅延させ且つ設定したレベルの設定した数のディレイ信号(デジタル信号)をマイクアンプ4からの元の音声に係る電気信号に基づいて生成し、D/A変換器8に出力する。
ディレイ信号生成回路7は、A/D変換器6からのデジタルの電気信号を入力すると、マイクロホン3から出力される初期時刻の信号、つまり、マイクアンプ4からミキサ回路14に入力される電気信号に対して、操作部12によって設定した時間だけ実質的に遅延させ且つ設定したレベルの設定した数のディレイ信号(デジタル信号)をマイクアンプ4からの元の音声に係る電気信号に基づいて生成し、D/A変換器8に出力する。
つまり、詳細には、実質的にマイクロホン3がカラオケの音声を拾った初期の時刻に対して199ミリ秒だけ遅延され且つレベルが−3dBだけ低い第1の遅延の音声に係る電気信号、その第1の遅延の音声に係る電気信号に対して199ミリ秒だけ遅延され且つレベルが−3dBだけ低い第2の遅延の音声に係る信号、その第2の遅延の音声に係る電気信号に対して199ミリ秒だけ遅延され且つレベルが−3dBだけ低い第3の遅延の音声に係る電気信号、その第3の遅延の音声に係る電気信号に対して199ミリ秒だけ遅延され且つレベルが−3dBだけ低い第4の遅延の音声に係る電気信号、その第4の遅延の音声に係る電気信号に対して199ミリ秒だけ遅延され且つレベルが−3dBだけ低い第5の遅延の音声に係る電気信号を、ディレイ信号生成回路7は生成してD/A変換器8に出力する。
D/A変換器8は、ディレイ信号生成回路7からの前記デジタルの5個のディレイ信号を入力するとそれぞれをアナログの遅延の電気信号(エコー成分に係る電気信号)に変換し、ミキサ回路14に送る。
ここで、ミキサ回路14は、共にマイクロホン3によって拾われて音声から電気信号に変換されていることを共通としているが、マイクアンプ4からの初期の時刻に出力されるアナログの電気信号とD/A変換器8を経由しディレイ信号生成回路7によって遅延されたアナログの5個の電気信号を加算加工(ミックス)して、ミキサ回路15に送る。
ここで、ミキサ回路14は、共にマイクロホン3によって拾われて音声から電気信号に変換されていることを共通としているが、マイクアンプ4からの初期の時刻に出力されるアナログの電気信号とD/A変換器8を経由しディレイ信号生成回路7によって遅延されたアナログの5個の電気信号を加算加工(ミックス)して、ミキサ回路15に送る。
ミキサ回路15は、ミキサ回路14からの歌唱音声に係る加算加工されたアナログの電気信号つまりエコー成分相当の遅延の電気信号が付加されたアナログの電気信号と再生プレーヤ2からのバック演奏用のアナログの電気信号とを加算加工(ミックス)し、アンプ16に送る。
アンプ16は、ミキサ回路15からの加算加工されたアナログの電気信号を受け取ると、所定のレベルに増幅し、スピーカ17に送る。
アンプ16は、ミキサ回路15からの加算加工されたアナログの電気信号を受け取ると、所定のレベルに増幅し、スピーカ17に送る。
スピーカ17は、アンプ16からのアナログの電気信号を受け取ると、音声に変換して出力する。
つまり、スピーカ17は、マイクロホン3からのカラオケ歌唱者の歌唱の音声とこの歌唱の音声に対して遅延させてエコー成分を構成し得る歌唱に係る音声、及び、再生プレーヤ2からのバック演奏に係る音声を出力する。
つまり、スピーカ17は、マイクロホン3からのカラオケ歌唱者の歌唱の音声とこの歌唱の音声に対して遅延させてエコー成分を構成し得る歌唱に係る音声、及び、再生プレーヤ2からのバック演奏に係る音声を出力する。
このスピーカ17が音声を出力している際に、その音声の一部が部屋の壁や天井等に当たって反射し、その反射によって送られて来る音声(以下、「反射による音声」と称する)がマイクロホン3によって拾われる場合がある。
ここで、マイクロホン3は、この反射による音声を拾うと、カラオケ歌唱の音声と共にアナログの電気信号に変換してマイクアンプ4に送る。
マイクアンプ4は、反射による音声及びカラオケ歌唱の音声に係る電気信号を所定通りに増幅し、ミュート制御回路5、A/D変換部9及びミキサ回路14に送る。
ここで、マイクロホン3は、この反射による音声を拾うと、カラオケ歌唱の音声と共にアナログの電気信号に変換してマイクアンプ4に送る。
マイクアンプ4は、反射による音声及びカラオケ歌唱の音声に係る電気信号を所定通りに増幅し、ミュート制御回路5、A/D変換部9及びミキサ回路14に送る。
A/D変換部9は、反射による音声及びカラオケ歌唱の音声に係るアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換してレベル検出部10に送る。
ここで、レベル検出部10は、反射による音声及びカラオケ歌唱の音声に係るデジタルの電気信号のレベルを検出し、その検出結果を制御部11に送る。
制御部11の判別部A18は、反射による音声とカラオケ歌唱の音声に係る加算されたデジタルの電気信号のレベルの値をレベル検出部10から受け取り、その値と予め設定している値(3060mV)との大小比較の判別を行う。
ここで、レベル検出部10は、反射による音声及びカラオケ歌唱の音声に係るデジタルの電気信号のレベルを検出し、その検出結果を制御部11に送る。
制御部11の判別部A18は、反射による音声とカラオケ歌唱の音声に係る加算されたデジタルの電気信号のレベルの値をレベル検出部10から受け取り、その値と予め設定している値(3060mV)との大小比較の判別を行う。
ここで、反射による音声、つまり、スピーカ17から出力され反射されて結果的にマイクロホン3によって拾われる音声が十分に小さい音声である場合には、その反射による音声に係る電気信号のレベルは、マイクロホン3によって一緒に拾われたカラオケ歌唱の音声に係る電気信号のレベルの値に比して小さい場合となり、判別部A18はレベル検出部10からの検出結果は予め設定した3060mVよりも小さいと判別し、その値を検出値保持部19に送る。
検出値保持部19は、判別部A18からの検出結果を書き替え的に一時保持し、その値を判別部B20に送る。
検出値保持部19は、判別部A18からの検出結果を書き替え的に一時保持し、その値を判別部B20に送る。
判別部B20は、検出値保持部19からの検出結果(値)を連続的に受け取り、連続している検出結果同士が等しいか否かの判別を行う。判別部B20は、連続する検出結果が互いに等しいと判別すると、その旨をカウンタ部21に送る。
カウンタ部21は、判別部B20からの互いに等しい連続する検出結果の数をカウントし、その数が5に到るか否かを判別する。
カウンタ部21は、判別部B20からの互いに等しい連続する検出結果の数をカウントし、その数が5に到るか否かを判別する。
ここで、図5に示すように、レベル検出部10での検出レベル(検出結果)が上昇し、3060mVまで到らずに下降し、その後にほぼ2300mVのレベルで一定となってその状態が離散値で5個分に対応する時間分連続すると、カウンタ部21は その旨を制御信号出力部22に伝える。
制御信号出力部22は、カウンタ部21からのカウント結果に基づいて、ディレイ信号生成回路7にディレイ信号の生成・出力を変更するための制御信号を出力する。
制御信号出力部22は、カウンタ部21からのカウント結果に基づいて、ディレイ信号生成回路7にディレイ信号の生成・出力を変更するための制御信号を出力する。
ここで、ディレイ信号生成手段7は、制御部11の制御信号出力部22からの制御信号を受けると、生成・出力するディレイ信号を図3に示す内容から図4に示す内容に変更する。
従って、結果的には、ミキサ回路14において、元の音声に係る電気信号に対し、図3で示す内容のディレイ信号ではなく図4で示す内容のディレイ信号が加算加工されることになる。
よって、ミキサ回路15は、ミキサ回路14から斯かるアナログの電気信号と、再生プレーヤ2からバック演奏に係るアナログの電気信号をそれぞれ受け取り、それらの二つのアナログ信号を加算加工してアンプ16に送る。
従って、結果的には、ミキサ回路14において、元の音声に係る電気信号に対し、図3で示す内容のディレイ信号ではなく図4で示す内容のディレイ信号が加算加工されることになる。
よって、ミキサ回路15は、ミキサ回路14から斯かるアナログの電気信号と、再生プレーヤ2からバック演奏に係るアナログの電気信号をそれぞれ受け取り、それらの二つのアナログ信号を加算加工してアンプ16に送る。
この時、このミキサ回路15の加算加工によって、初期時刻の反射による音声及びカラオケ歌唱の音声に図4に示す内容に対応したエコー成分の音声にバック演奏が付加された音声に係るアナログの電気信号がアンプ16に送られることになる。
アンプ16は、ミキサ回路15からの上記音声に係るアナログの電気信号を所定通りに増幅してスピーカ17に送る。
スピーカ17は、アンプ16からの音声に係る増幅されたアナログの電気信号を音声に変換して出力する。
アンプ16は、ミキサ回路15からの上記音声に係るアナログの電気信号を所定通りに増幅してスピーカ17に送る。
スピーカ17は、アンプ16からの音声に係る増幅されたアナログの電気信号を音声に変換して出力する。
ここで、音声信号増幅装置1の使用環境、つまり、スピーカ17からの音声が反射されてマイクロホン3に拾われ、更に再び増幅される系を構成する音声の反射に係る環境が一定であれば、スピーカ17からの音声がマイクロホン3に拾われるが、制御部11からディレイ信号生成回路7に制御信号を送った後では、元の音声に付加しているエコー成分の遅延の時間とレベルが異なるので、低いレベルで発生していた均衡的なハウリングの状態が解消されることになる。
従って、この均衡的なハウリングの状態が解消されるので、このハウリングの状態から突然に発散して大きなハウリングが生じるという虞を回避することができている。
従って、この均衡的なハウリングの状態が解消されるので、このハウリングの状態から突然に発散して大きなハウリングが生じるという虞を回避することができている。
他方、制御部11の判別部A18で、検出結果が3060mV以上と判別されると、同様に、制御信号出力部22からディレイ信号生成回路7にディレイ信号を図3に示す内容から図4に示す内容に変更するための制御信号が出力される。
従って、上述したと同様に、音声信号増幅装置1の使用環境、つまり、スピーカ17からの音声が反射されてマイクロホン3に拾われ、更に再び増幅される系を構成する音声の反射に係る環境が一定であれば、スピーカ17からの音声がマイクロホン3に拾われても、制御部11からディレイ信号生成回路7に制御信号を送った後では、元の音声に付加しているエコー成分の遅延の時間とレベルが異なるので、エコー成分に基づくハウリングの状態が解消されることになる。
従って、上述したと同様に、音声信号増幅装置1の使用環境、つまり、スピーカ17からの音声が反射されてマイクロホン3に拾われ、更に再び増幅される系を構成する音声の反射に係る環境が一定であれば、スピーカ17からの音声がマイクロホン3に拾われても、制御部11からディレイ信号生成回路7に制御信号を送った後では、元の音声に付加しているエコー成分の遅延の時間とレベルが異なるので、エコー成分に基づくハウリングの状態が解消されることになる。
又、この時、最初に設定したディレイ信号は図4に示す内容に変更になっているが、結果的に、この内容のディレイ信号がアナログ信号となってミキサ回路14において元の音声に係る電気信号に付加されるので、エコー成分が付加されることになり、エコー成分が全く付加され音声がスピーカ17から出力される場合に比して、カラオケを楽しむ者にとって心地よい音声を聞くことになる。
更に、制御部11において、ハウリングが生じる虞がないと判別すると、制御信号出力部22はディレイ信号生成回路7に、ディレイ信号を図4で示す内容から図3で示す内容に戻すための制御信号を出力する。
ここで、ディレイ信号生成回路7は、図3で示す内容のディレイ信号を出力する状態に復帰する。
更に、制御部11において、ハウリングが生じる虞がないと判別すると、制御信号出力部22はディレイ信号生成回路7に、ディレイ信号を図4で示す内容から図3で示す内容に戻すための制御信号を出力する。
ここで、ディレイ信号生成回路7は、図3で示す内容のディレイ信号を出力する状態に復帰する。
他方、ディレイ信号生成回路7からのディレイ信号を図3に示す内容から図4に示す内容に変更しても、制御部11の判別部A18及びカウンタ部21がハウリングが生じる虞があると判別した場合、制御信号出力部22は、少なくともミュート制御回路5にONつまり遮断の制御信号か、ディレイ信号生成回路7にディレイ信号の生成を停止の制御信号を出力する。
ここで、ディレイ信号はミキサ回路14に送られないから、結果的に、ミキサ回路14で元の音声にディレイ信号は加算されず、ミキサ回路15に送られる。
ここで、ディレイ信号はミキサ回路14に送られないから、結果的に、ミキサ回路14で元の音声にディレイ信号は加算されず、ミキサ回路15に送られる。
ミキサ回路15は、再生プレーヤ2からの演奏信号とカラオケ歌唱の音声信号を加算加工し、アンプ16に送る。
アンプ16は、ミキサ回路15からの電気信号を所望のレベルに増幅してスピーカ17に送り、スピーカ17はアンプ16からの電気信号を音声に変換して出力する。
ここで、スピーカ17から出力される音声は、エコー成分が付加されていないから、その音声が反射によって再びマイクロホン3に拾われて、同じ音声が更に増幅されて音声出力されてハウリングが生じるという事態は発生し難い。
アンプ16は、ミキサ回路15からの電気信号を所望のレベルに増幅してスピーカ17に送り、スピーカ17はアンプ16からの電気信号を音声に変換して出力する。
ここで、スピーカ17から出力される音声は、エコー成分が付加されていないから、その音声が反射によって再びマイクロホン3に拾われて、同じ音声が更に増幅されて音声出力されてハウリングが生じるという事態は発生し難い。
尚、ディレイ信号生成回路7の遅延の電気信号の生成・出力の停止は、上述したように、ミュート制御回路5の制御によって行っているが、ディレイ信号生成回路7の出力停止つまりディレイ信号の生成又は/及び出力の停止を行うことによっても可能である。
又、ミュート制御回路5はディレイ信号生成回路7の前段の側に接続されているが、ディレイ信号生成回路7の後段の側に接続された構成であってもよい。
又、ミュート制御回路5はディレイ信号生成回路7の前段の側に接続されているが、ディレイ信号生成回路7の後段の側に接続された構成であってもよい。
ここで、音声信号増幅装置1は、ハウリングが生じる虞がある場合に、それの回避をマイクアンプ4からの電気信号のレベルの検出に基づいて行っており、その為の手段の構成は簡便であり、作動もシンプルになっている。よって、斯かる構成の音声信号増幅装置1では、エコー付加機能を備え、そのエコーによるハウリングの発生の回避について、装置その物の製造が簡便になっている。
又、音声信号増幅装置1は、低いレベルであって急に発散して大きなハウリングになる虞のある均衡状態のハウリングを低いレベルの状態で解消させているので、大きなハウリングが生じる虞が回避できている。
又、音声信号増幅装置1は、低いレベルであって急に発散して大きなハウリングになる虞のある均衡状態のハウリングを低いレベルの状態で解消させているので、大きなハウリングが生じる虞が回避できている。
音声信号増幅装置1では、ディレイ信号生成回路7への制御信号の出力が、制御部11のカウンタ部21が検出結果のレベルが一定であってその期間を5個の離散値に対応する時間である場合になっているが、使用環境、検出結果の離散値の離散間隔の設定等によって適宜設定するのがよい。
又、音声信号増幅装置1では、レベルの検出をデジタル量で行っているがアナログ量でもよく、アナログ量でレベル検出を行う場合には検出値保持部19をアナログ量に対応するものに使用することになる。
又、音声信号増幅装置1では、レベルの検出をデジタル量で行っているがアナログ量でもよく、アナログ量でレベル検出を行う場合には検出値保持部19をアナログ量に対応するものに使用することになる。
音声信号増幅装置1では、図3及び図4から明らかに、ディレイ信号生成回路7が制御部11によって制御される前と制御された後では、ディレイ信号の出力の回数は同じ5回ずつであるが、ハウリングを強く回避させるように制御の前に対して後ではディレイ信号の数を少なくするように構成してもよい。
音声信号増幅装置1は、ディレイ信号生成回路7が複数のディレイ信号を生成・出力させているが、唯一つのディレイ信号を生成・出力する構成であってもよい。
音声信号増幅装置1は、ディレイ信号生成回路7が複数のディレイ信号を生成・出力させているが、唯一つのディレイ信号を生成・出力する構成であってもよい。
この場合、ディレイ信号生成回路7が生成・出力するその唯一つの遅延の信号は、最初に設定した遅延の時刻に対して時間をズラして又は/及び出力レベルをより一層下げて出力することになる。斯かる内容のディレイ信号によるエコー成分は、スピーカ17からの音声が反射によってマイクロホン3に帰還しても最初のエコー成分の内容と異なっているので、ハウリングが生じ難くなる可能性が高くなっている。
音声信号増幅装置1は、レベル検出部10からの検出結果が制御部11に予め設定した値と比較・判別され、制御部11が予め設定した値より大きいと判別してディレイ信号生成回路7に遅延の電気信号の内容を変更させ、ハウリングの虞が回避されると、ディレイ信号生成回路7からの遅延の電気信号の内容を最初に設定した内容に戻すように機能している。
音声信号増幅装置1は、レベル検出部10からの検出結果が制御部11に予め設定した値と比較・判別され、制御部11が予め設定した値より大きいと判別してディレイ信号生成回路7に遅延の電気信号の内容を変更させ、ハウリングの虞が回避されると、ディレイ信号生成回路7からの遅延の電気信号の内容を最初に設定した内容に戻すように機能している。
音声信号増幅装置1は、上述したように、ハウリングが生じることを回避した後、ディレイ信号生成回路7が生成・出力するディレイ信号の内容を最初に設定した内容(図3に相当)に戻すように制御部11が制御を行う構成を挙げている。
しかし、元の音声に最初に設定した内容のエコー成分を付加すると、再び、ハウリングの生じる虞が高い確度である場合には、ディレイ信号生成回路7が生成するディレイ信号の内容を最初に設定した内容に戻すことのないように制御部11が制御を行うように構成するとよい。
しかし、元の音声に最初に設定した内容のエコー成分を付加すると、再び、ハウリングの生じる虞が高い確度である場合には、ディレイ信号生成回路7が生成するディレイ信号の内容を最初に設定した内容に戻すことのないように制御部11が制御を行うように構成するとよい。
1 :音声信号増幅装値
2 :再生プレーヤ
3 :マイクロホン
4 :アンプ
5 :ミュート制御回路
7 :ディレイ信号生成回路
10 :レベル検出部
11 :制御部
14,15 :ミキサ回路
17 :スピーカ
2 :再生プレーヤ
3 :マイクロホン
4 :アンプ
5 :ミュート制御回路
7 :ディレイ信号生成回路
10 :レベル検出部
11 :制御部
14,15 :ミキサ回路
17 :スピーカ
Claims (4)
- 音声を入力して電気信号に変換して出力するマイクロホンと、そのマイクロホンの後段の側に接続されてマイクロホンからの電気信号を入力し、エコー成分を作るために時間的に遅延させた電気信号を生成し出力するディレイ信号生成回路と、そのディレイ信号生成回路からの電気信号と前記マイクロホンからの電気信号の加算加工を行うミキサ回路と、前記ミキサ回路の後段に接続され、そのミキサ回路からの電気信号を所望のレベルに増幅するアンプと、そのアンプの後段に接続され、そのアンプからの電気信号を音声に変換して出力するスピーカが備えられ、
更に、上記マイクロホンの後段に接続され、そのマイクロホンからの電気信号のレベルを検出するレベル検出部と、そのレベル検出部の後段に接続され、そのレベル検出部の検出結果が予め設定した期間だけ一定の値である場合に、上記ディレイ信号生成回路に、そのディレイ信号生成回路が生成する遅延の電気信号を最初に設定した時間と異なる時間で遅延するように又は/及び遅延の電気信号の出力レベルを低く若しくはゼロになるように制御を行う制御部が備えられてなる音声信号増幅装置。
- レベル検出部のマイクロホンからの電気信号のレベルの検出を離散的に行っていて、連続する少なくとも3個の検出レベルの結果が同じである場合に、制御部がディレイ信号生成回路に、そのディレイ信号生成回路が生成する遅延の電気信号を最初に設定した時間と異なる時間で遅延するように又は/及び遅延の電気信号の出力レベルを低く若しくはゼロになるように制御を行う請求項1に記載の音声信号増幅装置。
- レベル検出部の検出結果が予め設定した値より大きい場合に、制御部がディレイ信号生成回路に、そのディレイ信号生成回路が生成する遅延の電気信号を最初に設定した時間と異なる時間で遅延するように又は/及び遅延の電気信号の出力レベルを低く若しくはゼロになるように制御を行う請求項1に記載の音声信号増幅装置。
- 制御部が、マイクロホンからの電気信号のレベルの検出結果に基づいて、ディレイ信号生成回路が生成する遅延の電気信号を最初に設定した時間と異なる時間で遅延するように又は/及び遅延の電気信号の出力レベルを低く若しくはゼロになるように制御を行った後、マイクロホンからの電気信号のレベルの検出結果がその制御前の状態に戻ると、制御部はディレイ信号生成回路の前記制御を解除するように構成されてなる請求項1に記載の音声信号増幅装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006028111A JP2007208880A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 音声信号増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2007208880A true JP2007208880A (ja) | 2007-08-16 |
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ID=38487896
Family Applications (1)
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JP2006028111A Pending JP2007208880A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 音声信号増幅装置 |
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JP (1) | JP2007208880A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020053834A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | アイコム株式会社 | 中継装置 |
-
2006
- 2006-02-06 JP JP2006028111A patent/JP2007208880A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020053834A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | アイコム株式会社 | 中継装置 |
JP7152658B2 (ja) | 2018-09-27 | 2022-10-13 | アイコム株式会社 | 中継装置 |
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