JPH10277213A - 音制御システム及び遊技機 - Google Patents

音制御システム及び遊技機

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JPH10277213A
JPH10277213A JP8416897A JP8416897A JPH10277213A JP H10277213 A JPH10277213 A JP H10277213A JP 8416897 A JP8416897 A JP 8416897A JP 8416897 A JP8416897 A JP 8416897A JP H10277213 A JPH10277213 A JP H10277213A
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JP8416897A
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Michiharu Akasaka
道春 赤坂
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 店内放送やBGMの聞き取りを容易とする。 【解決手段】 店内放送用のマイク12と、BGMなど
の音信号を出力する音生成装置16と、音信号を増幅す
るアンプ20と、アンプ20の増幅信号をパチンコホー
ルへ出力するスピーカー22と、マイクのオンオフの切
り替えやボリューム設定、及び音生成装置が出力する音
信号の種類や音量レベルを検知し、検知した情報に基づ
いてパチンコ機の遊技音を消音又は減音するための消音
信号を出力するホールコンピュータ10と、該ホールコ
ンピュータの消音信号をパチンコ機の信号に変換して出
力する出力インターフェース装置18と、から音制御シ
ステムを構成する。マイクがオンとされた場合、所定レ
ベル以上にボリューム設定された場合、特定のBGMを
放送する場合などに、ホールコンピュータが出力インタ
ーフェース装置を介して各パチンコ機へ消音信号を出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音制御システム及
び遊技機に係り、詳細には、遊技機、例えばパチンコ機
が設置された遊技ホールの放送設備が出力する放送音と
遊技機から遊技状態に応じて出力される遊技音とを連動
させて出力制御する音制御システム、該音制御システム
により音制御される遊技機、及び外部音に応じて音制御
する機能を装置自体に有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ店は、複数台のパチ
ンコ機が設置されたパチンコホールにスピーカなどによ
り音声情報を出力する放送設備を有しており、この放送
設備を用いて遊技客に各種の情報を伝達するための店内
放送を行ったり、バックグラウンドミュージック(以
下、「BGM」という)を流すことにより店のイメージ
を演出したりしている。パチンコ店に設置された放送設
備は、各パチンコ機を監視するための管理室に設置され
たマイクと、CD(コンパクトディスク)等の記録媒体
に記録されている音楽を再生出力するプレーヤーと、マ
イク及びプレーヤーに接続されたパチンコホールのスピ
ーカー(音拡大器)と、から構成される。
【0003】従来では、このような放送設備とパチンコ
ホールのパチンコ機とは、各々別体に構成されており、
放送設備による店内放送やBGM等の出力と、パチンコ
機が出力する遊技の際の遊技音(例えば、大当たりの際
のファンファーレを表す音)の出力とは、互いに無関係
に制御されていた。
【0004】しかし、パチンコ機が、装置内部の音情報
信号に基づく遊技音しか出力できないこととすると、多
種類の音を出力することが困難となり、遊技客への情報
伝達という点で不十分である。
【0005】そこで、特開平8−150242号公報に
は、管理室に設置されているホールコンピュータ等の外
部装置とパチンコ機とを接続し、外部からの音情報信号
とパチンコ機内部の音情報信号とを多重にステレオ出力
可能なパチンコ機が開示されている。すなわち、外部の
音情報としてBGMや店内放送の音情報を設定すれば、
従来のようにパチンコホールの天井等に設置されたスピ
ーカーだけからBGMや店内放送が流れるのではなく、
パチンコ機のスピーカーからBGMや店内放送が遊技音
と共に出力されることになる。
【0006】また、同公報記載の技術によれば、予め定
められた優先順位に従って、外部の音情報及び内部の音
情報のいずれかが出力されるように音制御する例も挙げ
られている。例えば、外部情報として音楽が出力されて
いるとき、パチンコ機側で特別図柄等の変動が開始され
ると、内部情報としての変動音を優先して出力する。ま
た、大当たり中でも、管理室からの緊急情報(例えば、
火災報知)がある場合には、その緊急情報を優先して出
力する、というものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来のパチンコ機では、パチンコ機自体に備え
られたスピーカから複数の音情報を出力する多重放送の
場合に、それぞれの音情報の音量レベルをどのように設
定するかという手段が開示されていない。このため、出
力される音情報の種類や音量レベルによっては、少なく
ともいずれかの音情報の聞き取りが困難になるという問
題がある。
【0008】また、上記従来技術では、パチンコ機とは
別個に設けられた従来の放送設備による店内放送やBG
Mの音出力と、パチンコ機の音出力との連動が考慮され
ていない。すなわち、従来技術では、パチンコ機自体の
スピーカーから出力される音情報の出力のみを制御の対
象とし、従来の放送設備を同時に用いた場合の音制御に
ついては記載がなく、このため、放送設備と併用した場
合に生じる音の聞き取りにくさという問題が未解決であ
る。かりに、パチンコ機の小出力のスピーカーだけでB
GMなどを流した場合、他のパチンコ機からの音が混ざ
り合い、BGMにより店全体のイメージを演出するには
力不足となる。
【0009】なお、以上のような問題は、パチンコ機を
設置しているパチンコホールだけではなく、一般に遊技
音を発する遊技機(パチンコ機、スロットルマシン等)
を使用する遊技ホール等において普遍的に生じる問題で
ある。
【0010】本発明は上記事実を考慮し成されたもの
で、従来の放送設備を用いて店内放送やBGMを出力し
た場合に、それらの音を聞き取りやすくした音制御シス
テム及び遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、遊技状態に応じて遊技音を出力
すると共に外部から消音信号が入力されると該遊技音を
消音又は減音する遊技機の音制御を行う音制御システム
において、前記遊技機が設置された遊技ホールに、入力
された音情報を放送可能な放送手段と、前記放送手段に
より音情報を放送する際に所定条件が成立したとき、前
記遊技機へ前記消音信号を出力する音制御手段と、を有
することを特徴とする。
【0012】請求項1の発明では、音制御手段が、放送
手段により音情報を放送する際に所定条件が成立したと
き、遊技ホールに設置された遊技機へ消音信号を出力す
る。遊技機は、遊技状態に応じて遊技音を出力すると共
に音制御システムから消音信号が入力されると出力して
いた遊技音を消音(遊技音が消滅)又は減音(遊技音の
音量レベルが低下)する。このように本発明では、放送
手段による放送と遊技機による遊技音出力とを連動させ
て制御するので、従来からある放送手段を用いても放送
や遊技音が聞き取りやすくすることが可能となると共
に、BGMによる店全体のイメージの演出が可能とな
る。
【0013】また、請求項2の発明のように、請求項1
の前記音制御手段が、前記放送手段が放送可能な状態に
切り替えられた場合、前記放送手段により所定の音情報
が放送される場合、及び前記放送手段の出力音の音量レ
ベルが所定の音量レベル以上に設定された場合の少なく
ともいずれかの場合に、前記所定条件が成立したとみな
して前記消音信号を出力するようにしても良い。
【0014】ここで、放送手段が放送可能な状態となっ
た場合として、例えば、店内放送用のマイク(放送手段
に含まれる)の切り替えスイッチをオンに切り替えた場
合などがある。また、放送手段により所定の音情報が放
送される場合として、例えば、記録媒体などに記録され
た音楽等を出力する音生成装置(放送手段に含まれる)
が所定のBGMを放送する場合などがある。また、放送
手段の出力音の音量レベルが所定の音量レベル以上に設
定された場合として、例えば店内放送用のマイクのボリ
ュームつまみが所定レベル以上に設定された場合や、上
記音生成装置のボリュームつまみが所定レベル以上に設
定された場合などがある。このように放送手段の設定と
連動させて遊技機の音制御を行うことにより、より使い
やすいシステムが実現できる。
【0015】また、請求項3の発明は、入力された電気
信号に基づいて遊技音を出力する出力手段と、前記出力
手段と電気的に接続され、かつ外部信号源と接続された
信号線の電位が所定の電位と一致したとき、前記出力手
段に入力される電気信号の電圧レベルを所定の電圧レベ
ルまで低下させる作用を有する消音回路と、を含んで遊
技機を構成したものである。
【0016】請求項3の発明では、外部信号源と接続さ
れた信号線の電位が所定の電位と一致したとき、消音回
路が、出力手段に入力される電気信号の電圧レベルを所
定の電圧レベルまで低下させる。なお、出力手段に入力
される電気信号の電圧レベルをアースと一致させた場合
には、出力手段が出力する遊技音が消音され、出力手段
に入力される電気信号の電圧レベルをアースより高いあ
る電圧レベルまで低下させた場合には、出力手段が出力
する遊技音の音量レベルが低下して減音される。外部信
号源が遊技機外部の放送手段による放送の種類や音量レ
ベルなどと連動させて、信号線の電位を所定の電位と一
致するか否かを設定すれば、従来からある放送手段を用
いても放送や遊技音が聞き取りやすくすることが可能と
なると共に、BGMによる店全体のイメージの演出が可
能となる。また、上記作用を有する消音回路は、トラン
ジスタと抵抗の組み合わせからなる簡単な回路で実現で
きるので、外部信号源により音制御される遊技機の遊技
店への導入がきわめて容易となる。
【0017】また、請求項4の発明は、入力された電気
信号に基づいて遊技音を出力する出力手段と、遊技音の
消音又は減音を要求する消音信号が外部から入力された
とき、通常の遊技音の音量レベルに対応する音データ
を、消音又は減音となる音量レベルに対応するデータに
変換して出力する第1の制御手段と、前記遊技音の音情
報を、前記第1の制御手段が出力した音データに基づく
電気信号に変換して前記出力手段に出力する第2の制御
手段と、を含んで遊技機を構成したものである。
【0018】請求項4の発明では、第1の制御手段が、
遊技音の消音又は減音を要求する消音信号が外部から入
力されたとき、通常の遊技音の音量レベルに対応する音
データを、消音又は減音となる音量レベルに対応するデ
ータに変換して出力する。次に、第2の制御手段が、遊
技音の音情報を、第1の制御手段が出力した音データに
基づく電気信号に変換して出力手段に出力する。そし
て、出力手段が、消音又は減音された音量レベルで遊技
音を出力する。すなわち、本発明は、請求項3の発明が
ハード的に消音(減音)を行うのに対し、ソフト的に消
音(減音)を行うものである。
【0019】本発明においても遊技機外部の放送手段に
よる放送の種類や音量レベルなどと連動させて、外部か
ら消音信号を入力するシステムを設ければ、従来からあ
る放送手段を用いても放送や遊技音が聞き取りやすくす
ることが可能となると共に、BGMによる店全体のイメ
ージの演出が可能となる。また、ソフト的に消音(減
音)を行う本発明でも、第1の制御手段に消音信号が入
力される入力端を設けるだけで済み、第2の制御手段な
どは従来のものを流用できるので、音制御される遊技機
の遊技店への導入がきわめて容易となる。
【0020】また、請求項5の発明のように、請求項4
の前記第1の制御手段を、前記消音信号の入力が一定時
間以上継続したとき、前記音データを、消音又は減音と
なる音量レベルに対応するデータに変換して出力するよ
うに構成しても良い。
【0021】請求項5の発明では、第1の制御手段に消
音信号が入力しても直ちに消音又は減音するのではな
く、消音信号が一定時間以上継続した場合に消音又は減
音する。本発明では、例えば、店内放送やBGMの出力
開始時点に、第1の制御手段へ遊技機外部から消音信号
を入力するようにすれば、店内放送が一定時間以上継続
した後に遊技音が消音又は減音される。これにより、不
用意なマイク操作等に度々反応して遊技音が消音される
ことがなくなり、遊技客の興趣を損なうおそれを防止で
きる。
【0022】また、請求項6の発明は、入力された音量
変換データに応じて遊技音の音量レベルを変更する機能
を有する遊技機の音制御を行う音制御システムにおい
て、前記遊技機が設置された遊技ホールに、入力された
音情報を放送可能な放送手段と、前記放送手段により音
情報が放送される際に、放送される音情報の種類に従っ
て定められた音量変換データを前記遊技機に出力する音
制御手段と、を有することを特徴とする。
【0023】請求項6の発明では、音制御手段が、放送
手段により放送される音情報の種類に従って定められた
音量変換データを遊技機に出力する。そして、遊技機
は、入力された音量変換データに応じて遊技音の音量レ
ベルを変更する。このように本発明では、放送される音
情報の種類に応じて遊技機の遊技音の音量レベルを変更
できるようにしたので、よりきめ細かな音制御が可能と
なる。例えば、BGMや放送の重要度に応じた遊技音の
音量設定ができるという利点がある。また、BGMによ
る店のイメージ演出(或いは放送による遊技客への警報
や通知)と、遊技音による興趣と、を高いレベルでそれ
ぞれ両立できる。
【0024】ここで、音制御手段は、音量変換データ
を、例えば遊技機の音量レベルをどの程度に設定すべき
かを要求するコマンドとして出力しても良いし、或いは
音量レベルをどの程度減衰するかを直接示す音量減衰デ
ータとして出力するようにしても良い。
【0025】さらに、請求項7の発明は、入力された音
量変換データに応じて遊技音の音量レベルを変更する機
能を有する遊技機の音制御を行う音制御システムにおい
て、前記遊技機が設置された遊技ホールに、入力された
音情報を放送可能な放送手段と、前記放送手段により音
情報が放送される際に、放送される音情報の音量レベル
に応じて定められた音量変換データを前記遊技機に出力
する音制御手段と、を有することを特徴とする。
【0026】請求項7の発明では、音制御手段が、放送
手段により音情報が放送される際に、放送される音情報
の音量レベルに応じて定められた音量変換データを遊技
機に出力する。そして、遊技機は、入力された音量変換
データに応じて遊技音の音量レベルを変更する。このよ
うに本発明では、放送される音情報の音量レベルに応じ
て遊技音の音量レベルを変更するようにしたので、より
きめ細かな音制御が可能となる。
【0027】ここで、放送手段により音情報が放送され
る際に音量レベルを設定する手段として、例えば、上記
のマイクや音生成装置の音量レベルを設定するためのボ
リュームつまみなどがあり、このボリュームつまみに連
動させて音量変換データを出力するように本システムを
構成することもできる。
【0028】また、請求項8の発明は、入力された電気
信号に基づいて遊技音を出力する出力手段と、遊技音の
音量レベルに対応づけられる音量変換データが外部から
入力されたとき、通常の音量レベルに対応する遊技音の
音データを、入力された前記音量変換データに対応した
音量レベルの音データに変換して出力する第1の制御手
段と、前記遊技音の音情報を、前記第1の制御手段が出
力した音データに基づく電気信号に変換して前記出力手
段に出力する第2の制御手段と、を含んで遊技機を構成
したものである。
【0029】請求項8の発明では、第1の制御手段が、
遊技音の音量レベルに対応づけられる音量変換データが
外部から入力されたとき、通常の音量レベルに対応する
遊技音の音データを、入力された音量変換データに対応
した音量レベルの音データに変換して出力する。次に、
第2の制御手段が、遊技音の音情報を、第1の制御手段
が出力した音データに基づく電気信号に変換して出力手
段に出力する。そして、出力手段は、入力された音デー
タに対応する音量レベルの遊技音を出力する。
【0030】本発明では、遊技機外部の放送手段による
放送の種類や音量レベルなどと連動させて、外部から音
量変換データを入力するシステムを設ければ、従来から
ある放送手段を用いても、きめの細かい音制御が可能と
なり、放送や遊技音がさらに聞き取りやすくすることが
可能となる。また、第1の制御手段に音量変換データを
入力する入力端を設け、第1の制御手段が該入力端より
入力された音声データに基づいて上記のように音データ
を変換する制御をすれば良く、第2の制御手段などは従
来のものを流用できるので、上記のように音制御される
遊技機の遊技店への導入がきわめて容易となる。
【0031】また、請求項9の発明は、遊技状態に応じ
て遊技音を出力する出力手段と、外部音の音量レベルが
所定の音量レベル以上となったか否かを判定する音量判
定手段と、前記音量判定手段により外部音の音量レベル
が所定の音量レベル以上であると判定されたとき、前記
出力手段により出力される遊技音を消音又は減音する消
音手段と、を含んで遊技機を構成したものである。
【0032】請求項9の発明では、音量判定手段により
外部音の音量レベルが所定の音量レベル以上であると判
定されたとき、消音手段が、出力手段により出力される
遊技音を消音又は減音する。このように本発明では、外
部からの信号により遊技音を消音又は減音するのではな
く、遊技機に備えられた音量判定手段の判定結果により
遊技音を消音又は減音する。この場合においても、遊技
機を外部の放送音と連動させて音制御できるので、従来
からある放送手段を用いても放送や遊技音が聞き取りや
すくすることが可能となると共に、BGMによる店全体
のイメージの演出が可能となる。
【0033】さらに、請求項10の発明は、遊技状態に
応じて遊技音を出力する出力手段と、外部音の音量レベ
ルを判定する音量判定手段と、前記出力手段により出力
される遊技音の音量レベルを、前記音量判定手段により
判定された外部音の音量レベルに対応して定められた音
量レベルに変更する変更手段と、を含んで遊技機を構成
したものである。
【0034】請求項10の発明では、変更手段が、出力
手段により出力される遊技音の音量レベルを、音量判定
手段により判定された外部音の音量レベルに対応して定
められた音量レベルに変更する。これにより、遊技機自
体が遊技音を音制御する手段を有する本発明において
も、外部音と連動したきめの細かい音制御が可能とな
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態に係る音制御システム及び遊技機の1例として
のパチンコ機を説明する。
【0036】(第1の実施の形態)図1には、本発明の
第1の実施の形態に係る音制御システムの構成例が示さ
れている。同図が示すように、音制御システムは、パチ
ンコホールに設置された各パチンコ機を管理するための
ホールコンピュータ10と、該ホールコンピュータ10
からの音制御の指令に基づき各パチンコ機への音制御用
の指令信号を出力する出力インターフェース装置18
と、音声放送用のマイク12と、与えられた音情報を音
信号(電気信号)として生成する音生成装置16と、該
音生成装置16からの音信号を増幅するアンプ20と、
パチンコホールの所定位置(例えば天井等)に設置さ
れ、かつ該アンプ20の増幅信号を音波に変換して店内
放送やBGMとして出力するスピーカー22と、から構
成される。
【0037】出力インターフェース装置18には、パチ
ンコホールに設置されたN台のパチンコ機(パチンコ機
1、パチンコ機2、....、パチンコ機Nとする)が
接続されており、ホールコンピュータ10からの要求出
力をパチンコ機1〜Nに入力する。
【0038】音生成装置16は、ホールコンピュータ1
0と接続されており、ホールコンピュータ10からの制
御指令に基づいて音信号を出力する。この音生成装置1
6は、CD(コンパクトディスク)やカセット等の記録
媒体に記録されている音情報(BGMなど)を音信号に
変換する所謂プレーヤーとして実現することができる。
この場合、CDなどを複数枚格納し、ホールコンピュー
タ10からの指令や与えられたプログラムに従ってCD
を順番に再生出力するようにしても良い。
【0039】また、音生成装置16には、マイク12及
び有線放送用の端子が接続されており、音生成装置16
は、マイク12から入力された音信号や有線放送の音信
号をアンプ20を介してスピーカー22より出力させる
ことができる。なお、音生成装置16には、マイク等の
各入力音信号に対し、出力オンオフを設定する図示しな
い選択スイッチが設けられ、該選択スイッチにより出力
音信号が選択可能とされている。複数の入力信号をオン
設定した場合には、音生成装置16は、これらの音信号
を重複して出力する。
【0040】また、マイク12には、マイク入力のオン
オフを切り替える切り替えスイッチ14と、入力音声の
音量レベルを調節するためのボリュームつまみ13と、
が備えられている。
【0041】次に、ホールコンピュータ10の要部の概
略構成を図2に示す。同図が示すように、ホールコンピ
ュータ10は、所定のプログラムに従って装置全体を制
御・管理するCPU50と、上記プログラムが格納され
たROM51と、CPU50の作業域として用いられる
RAM52と、磁気記録装置として構成されたハードデ
ィスク53と、外部機器とのデータ入出力のインターフ
ェースを制御する入出力インターフェース回路57と、
を含んで構成され、各々がコマンドやデータを伝達する
バス56と接続されている。
【0042】ハードディスク53には、少なくとも、各
パチンコ機の遊技音とスピーカー22からの店内放送・
BGMとをどのように連動させて制御するかを示す音制
御情報54及び各パチンコ機を管理する際に用いられる
管理用データ55が格納されている。CPU50は、こ
れらの情報を適宜RAM52に読み込んで、当該情報に
基づいた制御を行う。
【0043】また、入出力インターフェース回路57に
は、音生成装置16及び出力インターフェース装置18
が接続されている。音生成装置16は、マイク12の切
り替えスイッチ14がオン、オフのいずれに設定されて
いるかを示すマイクオンオフ情報、マイク12のボリュ
ームつまみ13がどの音量レベルに設定されているかを
示すマイクボリューム設定情報、及び音生成装置がどの
状態で音出力を行っているかを識別させる音生成装置制
御情報を、入出力インターフェース回路57を介してC
PU50に伝達する。そして、CPU50は、入出力イ
ンターフェース回路57を介して制御指令を音生成装置
16に伝達する。
【0044】なお、上記の音生成装置制御情報として、
例えば、記録媒体(以下、CDとして説明する)の音情
報、有線放送の音情報、及びマイク12からの音情報の
いずれを音生成装置16が出力しているかを示す情報が
ある。また、CDの音情報を出力している場合、どのC
Dを再生しているかを示す情報(例えば、曲名に対応す
るCD番号等)や、再生音量レベル等も含まれる。すな
わち、音生成装置16に関連する情報は、すべてホール
コンピュータ10の監視下にある。また、上記の制御指
令として、例えば、有線放送かCDの再生のいずれを選
択するかの指令(上記選択スイッチで切り替えても良
い)、CDの再生出力の開始又は停止の指令、及び複数
枚格納されているCDのいずれを再生するかの指令など
がある。
【0045】また、CPU50は、音生成装置制御情報
に基づいて店内放送やBGMをパチンコ機の遊技音より
優先するか否かを判断し、この判断結果による指令を入
出力インターフェース回路57を介して出力インターフ
ェース装置18へ出力する。この指令として、例えば、
後述する消音出力又は減音出力(第1、第2の実施の形
態)、BGMの種類毎に設定されるコマンド(第3の実
施の形態)、及びパチンコ機が出力する遊技音の音量レ
ベル(第3の実施の形態)などがある。
【0046】次に、出力インターフェース装置18の詳
細な構成例を図3を用いて説明する。なお、第1の実施
の形態では、ホールコンピュータ10は、パチンコ機が
出力する遊技音を消音する要求(消音出力I)又は該遊
技音を減音する要求(減音出力I)を出力する。
【0047】図3に示すように、出力インターフェース
装置18は、パチンコ機1、パチンコ機
2、.....、パチンコ機Nに各々対応して設けられ
たリレー40から構成されている。なお、これらのリレ
ーは、復帰状態(コイル非通電状態)で開路し、動作状
態(コイル通電状態)で閉路する常時開路型の接点式リ
レーとして実現したものである。
【0048】各々のリレー40の入力端子には、ホール
コンピュータ10からの消音又は減音の出力(以下、要
求Iという)を伝達するための信号線41及びホールコ
ンピュータ10のアース(GND)に接続されたアース
線42が接続される。また、各々のリレー40の出力端
子には、対応するパチンコ機1〜Nへ要求Iを入力する
ための入力信号線43及び各パチンコ機のアース(GN
D)に接続されたアース線44が接続される。
【0049】パチンコ機の遊技音を消音又は減音しない
場合、ホールコンピュータ10は、信号線41をアース
接続する。この場合、信号線41の電圧レベルはグラン
ドレベルとなるので、リレー40は動作せず、よって、
入力信号線43とアース線44とが接続していない状態
となり、これによりパチンコ機は、ホールコンピュータ
10から要求Iが出力されていないことを検知すること
ができる。
【0050】これに対し、パチンコ機の遊技音を消音又
は減音する場合、ホールコンピュータ10は、信号線4
1を介して一定の電圧レベルの要求Iを出力する。この
場合、リレー40が動作し、入力信号線43とアース線
44とが接続され、これによりパチンコ機は、ホールコ
ンピュータ10から要求Iが出力されたことを検知する
ことができる。
【0051】次に、パチンコ機24における音制御に関
連した部分(音制御系)の回路構成を図4を用いて説明
する。
【0052】図4に示すように、パチンコ機24は、パ
チンコ機の各構成部を制御・管理すると共に、各遊技状
態に応じて遊技音の設定周波数と音量レベルの情報を含
むデータをデータライン(例えば8ビット)を介して出
力するCPU60と、該データラインより受信した受信
データに基づいて実際に出力する遊技音の音信号を生成
するサウンド・ジェネレーション・コントローラ(SG
C)62と、を備えている。また、CPU60は、コン
トロールラインによりSGC62へのデータの転送のタ
イミングを制御する。
【0053】SGC62は、遊技音の音色を生成するト
ーンジェネレータを備えており、このトーンジェネレー
タは、データラインより受信した受信データから各トー
ンの周波数を示す周波数データを抽出してトーンカウン
タに設定すると共に、受信データから各トーンの音量レ
ベルを示すアッテネータデータを抽出して各トーンのア
ッテネータカウンタに設定する。SGC62は、トーン
カウンタに設定されている周波数データとアッテネータ
カウンタに設定されているアッテネータデータとにより
定められる周波数及び音量レベルの音信号を生成する。
【0054】なお、アッテネータカウンタへ設定される
アッテネータデータは、所定ビット(例えば4ビット)
で与えられ、各ビットを複合使用することにより0dB
(音量最大)からOFF(消音)まで所定段階(4ビッ
トの場合は例えば16段階)の音量設定が可能となる。
ここで、アッテネータデータは、SGC62の最大音量
を基準としたときの減衰量をdB値で示したデータであ
る。すなわち、アッテネータデータのdB値が大きいほ
ど減衰量が大きく、音量が小さくなる。
【0055】さらに、SGC62は、遊技音へ白色性の
ノイズを重畳させるためのノイズジェネレータも、備え
ている。このノイズ音に対してもノイズ音量を示すアッ
テネータデータが存在する。
【0056】SGC62の出力端には、コンデンサ68
の+側極板が接続されており、該コンデンサ68とSG
C62の出力端との間は、直列接続されたコンデンサ6
4及び抵抗66を介してアース接続されている。また、
コンデンサ68の−側極板は、直列接続された抵抗70
及び抵抗72を介してアース接続されている。
【0057】また、抵抗70及び抵抗72の間は、音信
号を増幅するアンプ74の+側入力端子と接続されてお
り、アンプ74の−側入力端子はアース接続されてい
る。アンプ74の出力端は、コンデンサ76を介してパ
チンコ機の遊技音を出力するスピーカー28の一方の入
力端子と接続されている。そして、スピーカー28の他
方の入力端子はアース接続されている。なお、このスピ
ーカー28は、図6に示すように、パチンコ機24の遊
技盤27を囲む遊技枠29の左右上方部に取り付けられ
ている。
【0058】以上説明した構成部分は、通常の音量レベ
ルの音信号の出力に用いられる構成であるが、第1の実
施の形態では、この構成に加えて消音(減音)のために
以下のような構成部分(消音構成部)を用意している。
【0059】すなわち、図4に示すように、アンプ74
の+側入力端子には、NPN型のトランジスタ80のコ
レクタが接続されており、このトランジスタ80のベー
スには、抵抗84を介してPNP型のトランジスタ86
のコレクタが接続されている。なお、トランジスタ80
のベースとエミッタとは抵抗82を介して接続されてい
る。
【0060】トランジスタ86のエミッタは図示しない
電源ブロックから供給される電源V DDと接続され、トラ
ンジスタ86のベースは抵抗90を介して出力インター
フェース装置18の入力信号線43と接続されている。
そして、トランジスタ86のエミッタとベースとは抵抗
88を介して接続されている。なお、出力インターフェ
ース装置18のアース線44は、パチンコ機24の内部
でアース接続されている。
【0061】また、ホールコンピュータ10からの要求
Iにより遊技音を減音する場合には、上記のトランジス
タ80のコレクタとアンプ74の+側入力端子との間
に、抵抗78を介在させる。これに対し、ホールコンピ
ュータ10からの要求Iにより遊技音を消音する場合に
は、抵抗78を介在させない。すなわち、上記のトラン
ジスタ80のコレクタを直接にアンプ74の+側入力端
子に接続する。
【0062】さらには、抵抗78を可変抵抗器で構成
し、0[Ω]も設定できるようにすれば、消音及び任意
の消音レベルを設定することが可能である。
【0063】次に、本実施の形態の作用を説明する。所
定条件の成立により、ホールコンピュータ10が、出力
インターフェース装置18へ消音(減音)の要求Iを出
力する。すなわち、要求Iの信号線41の電圧レベルを
グランドレベルから図示しない電源Vccのレベルまで引
き上げる。
【0064】ここで、所定条件が成立する場合として、
例えば、店員がマイク12のオンオフスイッチ14をオ
ンに切り替えた場合、マイク12のボリュームつまみ1
3を所定の音量レベル以上までに設定した場合、音生成
装置16により生成される音楽が所定の音楽(閉店時の
音楽など)になった場合、などが考えられる。これらの
場合は、店内放送やBGMをパチンコ機の遊技音に優先
する場合に相当している。
【0065】これらの所定条件が成立したか否かは、音
生成装置16がホールコンピュータ10へ入力するマイ
クオンオフ情報、マイクボリューム設定情報、及び音生
成装置制御情報などに基づいてホールコンピュータ10
のCPU50が判断する。
【0066】要求Iが図3の出力インターフェース装置
18へ入力されると、リレー40が動作状態となるた
め、入力信号線43とアース線44とが接続された状態
となる。
【0067】この接続状態において、トランジスタ86
はオン作動し、その結果トランジスタ80もオンとな
る。トランジスタ80のオン作動により、そのコレクタ
は略アース接続された状態となる。さらには、トランジ
スタ80のコレクタには、抵抗78が介在されていない
場合、アンプ74の入力端子が接続されているため、上
記オン作動により、アンプ74の+側入力端子は、略ア
ース接続の状態となる。よって、SGC62から出力さ
れた音信号は消滅し、スピーカー28からの遊技音は消
音される。
【0068】これに対し、抵抗78が介在されている場
合、トランジスタ80のオン作動により、アンプ74の
+側入力端子に入力される音信号の電圧が変化する。こ
こで、音信号の電圧レベルが変化する理由を次に説明す
る。なお、SGC62からコンデンサ68を介して出力
された音信号の電圧レベルをv0 、抵抗70の抵抗値を
1 、抵抗72の抵抗値をr2 、抵抗78の抵抗値をr
3 、アース電位を0とする。
【0069】トランジスタ80がオフのとき、抵抗70
と抵抗72とが直列接続されているので、アンプ74の
+側入力端子に印加される電圧レベルv1 は、 v1 = r2 0 /(r1 +r2 ) (1) となる。これに対し、トランジスタ80がオン作動した
ときは、抵抗78が略アース接続され、抵抗72と抵抗
78とを並列に接続したものが抵抗70と直列接続され
たとみなすことができるので、アンプ74の+側入力端
子に印加される電圧レベルv2 は、 v2 = r2 3 0 /(r1 2 +r1 3 +r2 3 ) = r2 0 /((r1 2 /r3 )+r1 +r2 ) (2) となる。
【0070】(1) 式と(2) 式とを比較すると、(2) 式の
分母に(r1 2 /r3 )の項が存在する以外は、分子
と分母の他の項は同じである。抵抗値はすべて正である
から、(2) 式の分母は常に(1) 式の分母より大きくな
り、よってv1 >v2 が常に成立する。すなわち、抵抗
78を介在させた場合、トランジスタ80がオン作動す
ると、オフ時の音信号の電圧レベルより小さい電圧レベ
ルの音信号がアンプ74の+側入力端子に入力され、従
って通常の遊技音よりも少ない音量の遊技音がスピーカ
ー28より出力される(減音)。
【0071】一方、要求Iが図3の出力インターフェー
ス装置18へ入力されないときは、リレー40が動作せ
ず、入力信号線43とアース線44とが接続されていな
い状態となるので、トランジスタ86がオフとなる。ト
ランジスタ86がオフの場合、トランジスタ80のベー
スへは電流が供給されず、トランジスタ80はオフとな
る。従って、SGC62から出力された音信号は、消音
或いは減音されることなく、アンプ74により増幅さ
れ、スピーカー28により通常の音量レベルの遊技音と
して出力される。
【0072】なお、図3の信号線41及びアース線42
は、各パチンコ機に対応して設けられたすべてのリレー
40に接続されているので、ホールコンピュータ10か
らの消音又は減音の要求Iが出力インターフェース装置
18に入力されると、直ちに出力インターフェース18
に接続されているすべてのパチンコ機の遊技音が消音又
は減音される。
【0073】以上のように第1の実施の形態では、例え
ば、店員がマイク12のオンオフスイッチ14をオンに
切り替えた場合、マイク12のボリュームつまみ13を
所定の音量レベル以上までに設定した場合などのよう
に、店内放送をパチンコ機の遊技音に優先したい場合
に、パチンコ機の遊技音が消音又は減音される。これに
より、店内放送を聞き取りやすくできると共に、少ない
音量でも店内放送が可能となる。
【0074】また、音生成装置16により生成される音
楽が所定の音楽(閉店時の音楽など)になった場合など
のようにBGMを優先したい場合にも、BGMに対応し
て消音又は減音ができるので、様々な遊技音が混じり合
うこともなくパチンコ店のイメージ(音)を演出でき
る。また、BGMの音量を最大にする必要もなくなる。
【0075】また、第1の実施の形態では、図4に示し
たような簡単な回路構成で上記効果を達成することがで
きる。
【0076】なお、図4の例では、SGC62の出力を
消音又は減音するようにしたが、図5に示すように、ス
ピーカー28側で消音又は減音するように構成しても良
い。
【0077】図5の構成例では、図4で説明した消音構
成部を省略し、その代わりに、アンプ74の出力端に接
続されたコンデンサ76を、直列接続された抵抗92及
び抵抗94を介してアース接続する。そして、抵抗92
と抵抗94との間の点を、スピーカー28の一方の端子
に接続すると共にリレー40からの入力信号線43と接
続する。なお、出力インターフェース装置18のアース
線44は、パチンコ機24の内部でアース接続されてい
る。また、ホールコンピュータ10からの要求Iにより
遊技音を減音する場合には、上記の抵抗92と抵抗94
との間の点と入力信号線43との間に、抵抗96を介在
させる。これに対し、ホールコンピュータ10からの要
求Iにより遊技音を消音する場合には、抵抗96を介在
させない。
【0078】次に、図5の回路の動作を説明する。所定
条件の成立により、ホールコンピュータ10からの要求
Iが出力インターフェース装置18へ入力されると、リ
レー40が動作状態となるため、入力信号線43とアー
ス線44とが接続された状態となる。この接続状態で
は、スピーカー28の両端子がアース接続されるので音
信号は消滅し、スピーカー28からの遊技音は消音され
る。
【0079】これに対し、抵抗96が介在されている場
合には、上記の(1) 、(2) 式を用いて説明したのと同様
の理由により、アンプ74が出力した音信号の電圧レベ
ルが低下し、スピーカー28から出力される遊技音は減
音される。
【0080】このように図5の回路例では、図4の回路
よりもさらに簡単な構成で、全く同様の効果を奏するこ
とができる。なお、図4においてもトランジスタ86、
80を廃止し、図5のようにリレーで直接制御するよう
にしても良い。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態は、ハード的に音信号を消音又は
減音する場合であったが、パチンコ機のCPUを介して
ソフト的に音信号を消音又は減音することもできる。こ
れを第2の実施の形態として以下に説明する。なお、第
1の実施の形態と同様の構成については同一の符号を付
して詳細な説明を省略する。
【0081】図7には、第2の実施の形態に係る出力イ
ンターフェース装置18の回路構成が示されている。同
図に示すように、要求Iの信号線41を抵抗30を介し
てNPN型のトランジスタ32のベースに接続し、アー
ス線42をトランジスタ32のエミッタに接続する。そ
して、抵抗30及びトランジスタ32のベースに挟まれ
た信号線41とアース線42との間に抵抗31を介在さ
せる。このトランジスタ32と抵抗30、31で構成さ
れた構成部分はパチンコ機1〜N毎に用意され、各々が
信号線41及びアース線42と接続される。
【0082】さらに、出力インターフェース装置18に
は、LED37と該LED37の光を検出したときにオ
ンとなるフォトトランジスタ38とから構成されるフォ
トカプラ36が、パチンコ機1〜N毎に備えられてい
る。フォトカプラ36のLED37のアノード端には、
抵抗34を介して電源(Vcc) を供給する電源線45が
接続され、LED37のカソード端には対応するトラン
ジスタ32のコレクタが接続される。なお、電源線45
はホールコンピュータ10の電源(Vcc) と接続され
る。
【0083】また、フォトトランジスタ38のコレクタ
は、対応するパチンコ機の要求Iの入力信号線43と接
続され、フォトトランジスタ38のエミッタは、対応す
るパチンコ機のアース線44と接続される。
【0084】パチンコ機の遊技音を消音又は減音しない
場合、ホールコンピュータ10は、信号線41をアース
接続する。この場合、信号線41の電圧レベルはグラン
ドレベルとなるので、トランジスタ32はオンせず、よ
って、LED37にも電流が流れず、LED37は発光
しない。従って、フォトトランジスタ38はオンせず、
信号入力線43とアース線44とは非接続状態となる。
【0085】これに対し、パチンコ機の遊技音を消音又
は減音する場合、ホールコンピュータ10は、信号線4
1を介してHレベルの要求Iを出力する。この場合、ト
ランジスタ32がオンとなるので、アノード端が電源V
ccに接続されたLED37に電流が流れて発光する。L
ED37が発光すると、その光を受光したフォトトラン
ジスタ38がオンとなるので、入力信号線43とアース
線44とが接続状態となる。
【0086】次に、第2の実施の形態に係るパチンコ機
24の回路構成(第1例)を図8を用いて説明する。
【0087】図8に示すように、第2の実施の形態で
は、要求Iを検知するためのデータを入力可能なように
CPU60を構成し、該データの入力のためのデータ線
99をCPU60に接続する。そして、データ線99と
出力インターフェース装置18からの入力信号線43と
を接続し、アース線44をパチンコ機24の内部でアー
ス接続する。さらに、抵抗98を介してデータ線99を
電源Vccと接続する。
【0088】ホールコンピュータ10から要求Iが入力
されると、既に述べたように、フォトトランジスタ38
がオンするので、入力信号線43に接続されたデータ線
99がアース接続され、電源Vccから抵抗98を通って
データ線99を電流が流れる。このとき、CPU60に
は、フォトトランジスタ38のオン動作の結果、Lレベ
ルの電圧信号が、データ線99を介して入力される。
【0089】一方、ホールコンピュータ10から要求I
が入力されない場合は、既に述べたように、フォトトラ
ンジスタ38がオンしないので、データ線99には電流
が流れず、よってCPU60には、Hレベルの電圧信号
が入力される。このようにLレベル及びHレベルのいず
れかの信号が入力されたかにより、CPU60はホール
コンピュータ10から要求Iが入力されたか否かを検知
することができる。
【0090】次に、第2の実施の形態に係るパチンコ機
24の回路構成(第2例)を図9を用いて説明する。
【0091】図9に示すように、第2の実施の形態の第
2例では、データ線99を設けるだけでなく、消音(減
音)出力Oを出力可能なようにCPU60を構成し、該
消音(減音)出力Oを伝達するための出力データ線10
1を設ける。なお、消音(減音)出力Oは、Hレベルの
ときにオン(消音)、Lレベルのときにオフ(消音せ
ず)とする。
【0092】そして、データ線101に抵抗102を介
してNPN型のトランジスタ100のベースを接続し、
トランジスタ100のエミッタをアース接続すると共に
ベースとエミッタとを抵抗104を介して接続する。ま
た、トランジスタ100のコレクタを、抵抗70と抵抗
72との間に接続する。
【0093】また、遊技音を減音する場合には、上記の
トランジスタ100のコレクタと抵抗70及び抵抗72
の間の接続点との間に、抵抗106を介在させる。な
お、遊技音を消音する場合には、抵抗106を介在させ
ない。
【0094】次に、第2の実施の形態に係るパチンコ機
24のメインルーチンを図10のフローチャートを用い
て説明する。なお、本メインルーチンは、CPU60に
おいて、所定時間(例えば4.0[ms])毎のリセッ
ト信号により繰り返し実行される。
【0095】図10のフローチャートに示すように、ま
ず、本パチンコ機24の電源ON初回(電源がONにな
って初めての処理)、すなわち電源OFF状態から電源
ON状態に切り替わった初回であるか否かを判定する
(ステップ200)。電源ON初回の場合(ステップ2
00肯定判定)、本パチンコ機を初期状態とするため、
RAM(図示なし)に記憶されたデータを消去(クリ
ア)し(ステップ202)、さらにこれから本メインル
ーチンを実行するために必要な初期データをRAMにセ
ットし(ステップ204)、次のリセット信号を待機す
る。
【0096】メインルーチンがスタートしてから4.0
[ms]経過後に再度リセットにより本メインルーチン
がステップ200から実行されるが、既に電源が投入さ
れているので、電源ON初回とはならず(ステップ20
0否定判定)、次の共通処理1を実行する(ステップ2
06)。この共通処理1では、例えば、図柄表示器など
に表示される図柄を決定するための乱数を更新する乱数
更新処理等を行う。
【0097】次に、エラー発生中であるか否かを判定し
(ステップ208)、エラー発生中であれば(ステップ
208肯定判定)、発生したエラーに対処するためのエ
ラー処理を実行し(ステップ210)、ステップ214
へ移行する。
【0098】エラー発生中でない場合には(ステップ2
08否定判定)、パチンコ機24の入賞処理などのゲー
ム関連処理を実行し(ステップ212)、タイマカウン
トを行う(ステップ213)。このタイマカウントの処
理では、上記ステップ212のゲーム関連処理等で設定
された各種タイマを本メインルーチン実行毎に(すなわ
ち、リセット信号毎に)減算或いは増算する処理を行
う。
【0099】次に、ステップ212のゲーム関連処理で
生成される遊技状態(例えば、大当たり状態、権利状態
等)に応じて出力する遊技音(大当たり時のファンファ
ーレ音等)のアッテネータデータ及び周波数データをC
PU60内部の図示しないレジスタ等に設定するための
音処理を実行する(ステップ214)。この音処理の詳
細は後述する。なお、ステップ210でエラー処理を行
った場合には、エラー音の出力処理も行う。
【0100】そして、CPU60で設定されたアッテネ
ータデータ及び周波数データをSGC62へ出力する
(ステップ216)。上述したように、SGC62へ入
力されたアッテネータデータ及び周波数データは、SG
C62のアッテネータカウンタ及びトーンカウンタへセ
ットされ、セットされたアッテネータデータが示す音量
レベル、セットされた周波数データが示す周波数で遊技
音の各トーンが生成される。
【0101】そして、共通処理2を実行する(ステップ
220)。この共通処理2では、例えば、外部情報出力
セット処理、賞球制御処理、表示器制御バッファセット
処理、ランプ表示処理、LED表示データセット等の処
理を実行する。そして、次のリセット信号を待機し、リ
セット信号が検出される毎に、ステップ200から上記
と同様の処理を実行する。
【0102】次に、図10のステップ214の音処理の
詳細を図11のフローチャートを用いて説明する。
【0103】図11のフローチャートに示すように、ま
ず、楽曲の進行に応じた通常の音データをセットする
(ステップ230)。この通常の音データは、通常の音
量レベルを示すアッテネータデータ及び周波数データか
らなる。
【0104】次に、ホールコンピュータ10からの消音
(減音)の要求が有るか否か、すなわちCPU60のデ
ータ線99から入力された電圧信号がLレベルであるか
否かを判定する(ステップ234)。なお、この要求を
表す電圧信号は、所定条件(具体例は第1の実施の形態
と同様)が成立したときにホールコンピュータ10から
出力される。
【0105】消音(減音)の要求が無い場合、すなわち
入力された電圧信号がHレベルの場合(ステップ234
否定判定)、本サブルーチンをリターンする。この場
合、ステップ234で設定された通常の音量レベルの音
データが出力されることになる。
【0106】消音(減音)の要求が有る場合、すなわち
入力された電圧信号がLレベルの場合(ステップ234
肯定判定)、次の処理を実行する。すなわち、図8の構
成例の場合は、アッテネータデータを、減音レベル分加
算する(ステップ236の(1) )。この加算処理によ
り、アッテネータデータが示す減衰量が減音レベル分、
増大するため、ステップ230で設定された音データの
音量レベルが減衰される。但し、加算した結果が最大の
減衰量データを超えてしまった場合は、最大の減衰量デ
ータ(ここでは、オフデータ)をセットする。
【0107】また、楽曲を消音する時は、アッテネータ
データにオフデータ(オフレベル)を再セットする。な
お、アッテネータデータを消音又は減音用の値に変更す
る場合、すべてのトーンについてのアッテネータデータ
と共に、ノイズ音のアッテネータデータも変更する。
【0108】本来のアッテネータデータは楽曲の進行に
伴い変化する(音符毎にも変化する)が、ステップ23
6で減音されたアッテネータデータも本来の変化から一
定レベル減音されたレベルで変化する。よって、ステッ
プ236の減音処理によっては楽曲の音色や調子が変化
することはなく、音量レベルのみが低下した楽曲が出力
される。
【0109】CPU60で設定されたアッテネータデー
タは、図10のステップ216でSGC62に出力さ
れ、SGC62から当該データに基づく音量レベルの音
信号が生成されるので、ホールコンピュータ10からの
要求により、ソフト的に消音又は減音が可能となる。
【0110】また、図9の構成例の場合、消音(減音)
の要求が有ったときに(ステップ234肯定判定)、C
PU60が消音(減音)出力をセットする(ステップ2
36の(2) )。すなわち、出力データ線101の電圧レ
ベルをLからHに設定する。このとき、トランジスタ1
00のベースにHレベルの電圧が印加され、トランジス
タ100がオンとなる。よって、抵抗106が介在され
ていない消音の場合には、アンプ74の+側入力端子が
トランジスタ100のコレクタ、エミッタを介してアー
ス接続されるので、音信号が消滅し、スピーカー28か
ら出力される遊技音が消音される。
【0111】一方、抵抗106が介在されている減音の
場合には、抵抗72と抵抗106とが並列接続されるの
で、第1の実施の形態の(1) 、(2) 式で説明したのと同
様の理由により、アンプ74の+側入力端子に入力され
る音信号の電圧レベルが低下し、これにより、スピーカ
ー28から出力される遊技音が減音される。
【0112】次に、図12に示すように、ホールコンピ
ュータ10から減音の要求が有った場合(ステップ23
4肯定判定)、通常よりオクターブを低下させた周波数
データをセットしても良い(ステップ240の(3) )。
これにより、遊技音のオクターブが低下するので、音量
レベルを低下させる場合と同様に店内放送やBGMを聞
き取りやくすることが可能となる。
【0113】また、減音用のアッテネータデータをセッ
トする場合や、減音出力をセットする場合と組み合わせ
て通常よりオクターブの低い周波数データをセットする
ようにするとさらに効果的である。
【0114】以上の例では、消音(減音)要求の入力が
あると直ちに遊技音を消音(減音)したが、不用意なマ
イク操作等に反応して消音(減音)すると、遊技客の興
趣を損ねるので、十分に確認してから消音(減音)する
必要がある。このような措置を施した音処理の例を図1
3のフローチャートを用いて説明する。
【0115】図13のフローチャートに示すように、ま
ず、楽曲の進行に応じた通常の音データをセットする
(ステップ299)。消音(減音)の要求入力があると
(ステップ300肯定判定)、CPU60は消音要求検
出フラグが1にセットされているか否かを判定する(ス
テップ302)。消音要求検出フラグが1にセットされ
ていない場合(ステップ302否定判定)、消音要求検
出フラグを1にセットし(ステップ304)、消音要求
検出タイマをスタートさせる(ステップ306)。な
お、この消音要求検出タイマは、メインルーチンが実行
される毎に図10のステップ213で1カウントずつ増
算される。すなわち、消音要求検出タイマのカウント値
は、消音(減音)の要求がCPU60に入力された時点
から経過した時間を示している。
【0116】そして、消音要求検出タイマのカウント値
が所定のカウント値T0 を越えているか否かを判定する
(ステップ308)。なお、消音要求検出フラグが1に
セットされている場合は(ステップ302肯定判定)、
ステップ304及びステップ306を実行せずに直ちに
ステップ308に移行する。すなわち、消音要求検出フ
ラグは、消音要求検出タイマが既にスタートされている
か否かを示すフラグである。
【0117】消音要求検出タイマのカウント値が所定の
カウント値T0 を越えている場合(ステップ308肯定
判定)、消音継続ダウンタイマをセットする(ステップ
310)。この消音継続ダウンタイマは、メインルーチ
ンが実行される毎に図10のステップ213で1カウン
トずつ減算され、カウント値が0に一致したときに減算
が停止される。また、消音要求入力がT0 時間を超え、
一端セットされた後も消音要求入力が継続している間
は、ステップ310を通過し初期値に戻る。
【0118】次に、消音継続ダウンタイマが0に一致し
ているか否かを判定する(ステップ316)。なお、消
音要求検出タイマのカウント値が所定のカウント値T0
を越えていない場合は(ステップ308否定判定)、消
音継続ダウンタイマをセットすることなくステップ31
6を実行する。
【0119】消音継続ダウンタイマが0に一致している
場合(ステップ316肯定判定)、直ちに本サブルーチ
ンをリターンする。この場合は、ステップ299でセッ
トされた通常の音量レベルの音データが出力されること
になる。
【0120】消音継続ダウンタイマが0に一致していな
い場合(ステップ316否定判定)、第1例の構成(図
8)では、アッテネータデータを減音レベル分加算し
(ステップ320の(1) )、第2例の構成(図9)で
は、消音(減音)出力をセットする(ステップ320の
(2) )。そして、本サブルーチンをリターンする。
【0121】このように図13の音処理では、消音(減
音)要求入力がオンとなっても直ちに遊技音が消音(減
音)されるのではなく、要求入力がオンとなってから所
定時間継続後に(ステップ300における消音要求入力
の検出が継続し、その結果、消音要求検出タイマのカウ
ント値がT0 を越えたとき)遊技音が消音(減音)さ
れ、消音継続ダウンタイマが0に一致するまで、この状
態が継続される。
【0122】一方、消音(減音)の要求入力が無い場
合、若しくは一端要求入力が発生したが、その状態がT
0 時間以上継続せず消滅してしまった場合(ステップ3
00否定判定)、消音要求検出フラグをクリアし(ステ
ップ312)、消音要求検出タイマを停止すると共にク
リアし(ステップ314)、ステップ316で消音継続
ダウンタイマが0に一致しているか否かを判定する。こ
の場合、消音(減音)の要求入力が無くなっても、消音
継続ダウンタイマのカウントダウンがまだ実行されてい
る限り、消音(減音)用のアッテネータデータがセット
又は消音(減音)出力がセットされる。すなわち、消音
(減音)の要求入力をオフとしても暫の間は遊技音が消
音(減音)される。
【0123】図13の音処理によれば、一定時間以上、
消音要求入力が継続した場合に消音(減音)するように
したので、不用意なマイク操作等に反応して遊技音が消
音(減音)されることが無くなり、遊技客の興趣を損な
うおそれを防止できる。さらに、図13の音処理では、
消音中に、消音要求が一定時間以上途切れた場合に消音
解除されるので、不用意な消音キャンセルにも反応しな
い。このように、例えばマイクを頻繁にオンオフしても
遊技音はダイレクトには反応せず、誤操作に敏感に反応
する場合の放送音の聞き取りにくさを防止できるという
利点がある。
【0124】ここで、図13の音処理における消音要求
及び音出力のタイムチャートを図25に示す。なお、同
図においてT0 は消音要求検出タイマの基準値(消音開
始する際の消音要求の最低継続時間)、T1 は消音継続
ダウンタイマのセット値である。
【0125】図25に示すように、消音要求が一定時間
0 経過した時点より、音出力の消音が開始される。消
音が開始されてからある時間経過後に、消音要求が一度
オフ操作されるが、消音継続ダウンタイマが0にならな
いうちに再びオン操作されるため、このオフ操作はキャ
ンセルされる。すなわち、不用意な消音キャンセルにパ
チンコ機が反応していないことがわかる。また、再びオ
フ操作されてからT1時間経過後に音出力がオンとさ
れ、消音状態が消滅する。しかし、このT1 時間の間に
一度消音要求がオン操作されるが、このオン操作はT0
時間以上継続しないためキャンセルされる。すなわち、
不用意な消音要求にパチンコ機が反応していないことが
わかる。
【0126】なお、不用意な消音キャンセルに対する余
裕時間をαとして、T1 =T0 +α(よってT0
1 )の関係にT0 、T1 を設定しておくことが望まし
い。
【0127】以上のように第2の実施の形態では、ホー
ルコンピュータ10から要求があったとき、CPU60
を介してソフト的にパチンコ機の消音(減音)ができる
ことが示された。従って、第2の実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができ
る。
【0128】なお、第2の実施の形態では、ホールコン
ピュータ10とパチンコ機24のCPU60とを出力イ
ンターフェース装置18を介して接続しているが、第2
の実施の形態に係る出力インターフェース装置18(図
7)では、フォトカプラ36を介して接続し、直接には
電気的に接続していないので、ノイズ等の悪影響を互い
に防止することができる。 (第3の実施の形態)第1及び第2の実施の形態では、
ホールコンピュータ10からの要求が、遊技音を消音
(減音)するか否かであったが、要求の種類によりさら
にきめ細かく遊技音の制御を行うことも可能である。こ
れを第3の実施の形態として以下に説明する。なお、第
1及び第2の実施の形態と同様の構成については、同一
の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0129】図14には、第3の実施の形態に係る出力
インターフェース装置18の回路構成が示されている。
なお、第3の実施の形態では、3つのデータI1
2 、I 3 の値(Hレベル又はLレベル)により定まる
要求コマンドにより要求の種類を指定する。
【0130】図14に示すように、ホールコンピュータ
10から出力された要求コマンド(I1 、I2 、I3
を伝達するための3つの信号線111、112、113
とアース線110とが出力インターフェース装置18に
接続されている。
【0131】信号線111、112、113の各々に
は、第2の実施の形態に係る出力インターフェース装置
の構成(図7)と同様に、NPN型のトランジスタ32
とフォトカプラ36と各種の抵抗とからなる切り替え回
路が接続されている。すなわち、第3の実施の形態で
は、パチンコ機1台毎に3つの同じ切り替え回路を用意
する。また、パチンコ機1台に対応する各フォトトラン
ジスタ38のコレクタには、I1 、I2 、I3 を1台の
パチンコ機に入力するための入力信号線121、12
2、123がそれぞれ接続され、さらに各フォトトラン
ジスタ38のエミッタには、当該パチンコ機のグランド
レベルに接続されたアース線124が接続されている。
【0132】信号線111、112、113は、分岐延
長されて他のすべてのパチンコ機毎に各々用意された3
つの切り替え回路に各々接続されている。すなわち、ホ
ールコンピュータ10から出力された要求コマンド(I
1 、I2 、I3 )は、出力インターフェース装置18に
接続されているすべてのパチンコ機に伝達される。
【0133】次に、第3の実施の形態に係るパチンコ機
24の構成を図15を用いて説明する。同図に示すよう
に、第3の実施の形態では、要求コマンド(I1
2 、I 3 )を入力可能なようにCPU60を構成し、
該コマンドデータの入力のための入力データ線128、
129、130をCPU60に接続する。そして、入力
データ線128、129、130と出力インターフェー
ス装置18からの入力信号線121、122、123と
を各々接続し、アース線124をパチンコ機24の内部
でアース接続する。さらに、抵抗125、126、12
7を介して入力データ線128、129、130を電源
Vccと接続する。
【0134】ホールコンピュータ10からの要求コマン
ド(I1 、I2 、I3 )が出力インターフェース装置に
入力されると、I1 、I2 、I3 がHレベル及びLレベ
ルのいずれであるかにより各切り替え回路のフォトトラ
ンジスタ38がオンオフする。オンとなったフォトトラ
ンジスタ38に接続された入力データ線は、フォトトラ
ンジスタ38がオンとなることによりアース接続され、
電源Vccから抵抗(125、126、127のいずれ
か)を通って電流が流れる。このとき、CPU60に
は、フォトトランジスタ38のオン動作の結果、Lレベ
ルの電圧信号が入力される。
【0135】一方、要求データがLレベルであるため、
オフとなったフォトトランジスタ38に接続された入力
データ線は、アース電位から切り離されるので、電流が
流れず、よって、CPU60には、Hレベルの電圧信号
が入力される。
【0136】このようにしてCPU60には、要求コマ
ンド(I1 、I2 、I3 )が入力されるが、このコマン
ドデータは、I1 、I2 、I3 がHレベル及びLレベル
のいずれであるかの組み合わせによって8通り存在す
る。CPU60は、入力された要求データが8通りのい
ずれであるかを判断することによりホールコンピュータ
10からの要求の種類を識別することができる。勿論、
要求の種類の数に応じて入力データ線の数を変更するこ
とも可能である。
【0137】次に、第3の実施の形態に係るパチンコ機
の音処理を図16のフローチャートを用いて説明する。
なお、第3の実施の形態に係るパチンコ機のメインルー
チンは、第2の実施の形態と同様であるので、説明を省
略する(図10参照)。
【0138】図16のフローチャートに示すように、第
3の実施の形態に係るパチンコ機の音処理(図10のス
テップ214)では、まず、パチンコ機24のCPU6
0が楽曲の進行に応じた通常の音データをセットする
(ステップ249)。次に、ホールコンピュータ1から
の要求コマンド(I1 、I2 、I3 )が通常モードデー
タ(”H”,”H”,”H”)であるか否かを判定する
(ステップ250)。通常モードデータと判定された場
合(ステップ252肯定判定)、本サブルーチンをリタ
ーンする。即ち、この場合は、通常の音量レベルの遊技
音が出力されることになる。
【0139】一方、受信した要求コマンドが通常モード
以外のデータと判定された場合(ステップ250否定判
定)、受信した要求コマンドに応じて予め定められた音
量減衰データがステップ249でセットされたアッテネ
ータデータに加算される(ステップ254)。そして、
本サブルーチンをリターンする。
【0140】音量減衰データが加算されたアッテネータ
データは、図10のステップ216でSGC62に出力
され、通常の音量レベルより、音量減衰データ分だけ音
量減衰された遊技音が生成される。
【0141】ここで、ステップ254における、要求コ
マンドに対応した音量減衰データのセット例を図17を
用いてホールコンピュータ10の動作と共に説明する。
なお、アッテネータデータ(加算する音量減衰データ)
は、4ビットのデータで表現され、各ビットの値によ
り、0dB(音量最大;減衰量無し)〜28dB(実施
の形態に係る図では24が最大)(音量最小;減衰量最
大)までの15段階のいずれかの音量設定(減衰量)又
はOFF(消音)が選択される。
【0142】図17に示すように、「放送なし」の場
合、ホールコンピュータ10は、要求コマンド(I1
2 ,I3 )として通常モードデータ(”H”,”
H”,”H”)を送出する。このコマンドを受信したパ
チンコ機は、通常のアッテネータデータに音量減衰デー
タとして0を加算する。即ち、最初セットされた通常の
アッテネータデータが保持され、遊技音の音量減衰レベ
ルが0dBとなる。放送なしの場合は、当然、遊技音の
音量を小さくする必要がないためである。なお、図16
のフローチャートでは、通常モードデータ受信時は、音
量減衰データの加算処理を行わないことにより、結果的
に音量減衰データを0としている。
【0143】また、遊技音優先BGMを流している場合
は、ホールコンピュータ10は、要求コマンド(”
H”,”H”,”L”)を送出する。このコマンドを受
信したパチンコ機は、通常のアッテネータデータに音量
減衰データとして3を加算する。このとき、遊技音の音
量減衰レベルは−6dBとなる。遊技音をある程度優先
するため、遊技音の音量の減衰量を小さく抑えたもので
ある。なお、図17の音量減衰レベルは、通常の音量レ
ベルからの減衰量を負のdB値で示したものである。
【0144】さらに、BGM優先BGMを流している場
合は、ホールコンピュータ10は、要求コマンド(”
H”,”L”,”H”)を送出する。このコマンドを受
信したパチンコ機は、通常のアッテネータデータに音量
減衰データとして10を加算する。このとき遊技音の音
量減衰レベルは−20dBとなる。BGMを優先するた
め、遊技音の音量を小さく抑える必要があるからであ
る。
【0145】さらに、コマーシャルを放送する場合は、
ホールコンピュータ10は、要求コマンド(”H”,”
L”,”L”)を送出する。このコマンドを受信したパ
チンコ機は、通常のアッテネータデータに音量減衰デー
タとして15を加算する。このとき、遊技音は、減衰で
はなく完全に消音(OFF)される。コマーシャルを聞
きもらしのないように遊技客に聞かせる必要があるから
である。なお、マイク12を用いて放送する場合、放送
の種類をホールコンピュータ10に識別させたいとき
は、オペレータがキーボードやマウス等の入力手段を用
いて放送の種類を指定し、指定された放送の種類に応じ
てホールコンピュータ10が要求コマンドを送出する。
【0146】さらに、大当たりスタート通知の場合、ホ
ールコンピュータ10は、要求コマンド(”L”,”
H”,”H”)を送出する。このコマンドを受信したパ
チンコ機は、通常のアッテネータデータに音量減衰デー
タとして5を加算する。このとき、遊技音の音量レベル
は−10dBとなる。遊技音及び大当たりスタート通知
のいずれも遊技客に聞かせる必要があるからである。
【0147】また、本パチンコ機の打止め通知を放送す
る場合は、ホールコンピュータ10は、要求コマン
ド(”L”,”H”,”L”)を送出する。このコマン
ドを受信したパチンコ機は、通常のアッテネータデータ
に音量減衰データとして15を加算する。このとき、遊
技音が完全に消音(OFF)される。打止め通知を聞き
もらしのないように遊技客に聞かせる必要があるからで
ある。
【0148】また、閉店通知を放送する場合、ホールコ
ンピュータ10は、要求コマンド(”L”,”L”,”
H”)を送出する。このコマンドを受信したパチンコ機
は、通常のアッテネータデータに音量減衰データとして
12を加算する。このとき、遊技音の音量レベルは−2
4dBとなる。閉店の時間であることを遊技客に確実に
知らせる必要があるからである。
【0149】なお、第3の実施の形態は、図17の例に
限定されるものではなく、任意好適に変更可能である。
【0150】以上の例では、要求コマンドに応じてアッ
テネータデータに加算される音量減衰データが設定され
たが、逆に音量減衰データそのものをホールコンピュー
タ10から直接指示しても良い。この場合、アッテネー
タデータに対応して音量減衰データが4ビットのとき、
各ビットの情報を送出するため、ホールコンピュータか
らパチンコ機へ入力するデータとして(I1 ,I2 ,I
3 ,I4 )が必要となる。この場合、図14、図15に
おいて、入力信号線を4本に変更すると共に、トランジ
スタ32とフォトカプラ36と各種の抵抗とからなる切
り替え回路も1台のパチンコ機について4個ずつ設ける
(図示しない)。
【0151】次に、上記のように4ビットの音量減衰デ
ータを送出することにより遊技音の音量制御を行う場合
のパチンコ機側の音処理を図18のフローチャートを用
いて説明する。
【0152】図18のフローチャートに示すように、ま
ず、楽曲の進行に応じた通常の音データをセットする
(ステップ259)。ここで、音量減衰データを受信し
ない場合は(ステップ260否定判定)、本サブルーチ
ンをリターンする。この場合は、通常の音量レベルの遊
技音が生成されることになる。
【0153】音量減衰データを受信した場合(ステップ
260肯定判定)、受信した音量減衰データを通常のア
ッテネータデータに加算し(ステップ264)、本サブ
ルーチンをリターンする。なお、ホールコンピュータ1
0側は、図17に示すように、放送やBGMの種類毎に
定められた音量減衰データを送信する。また、これ以外
の例として、例えば、図19(a)、図19(b)の表
に示したように、マイク12のボリュームつまみ14の
設定レベルに連動した音量減衰データを送出するように
しても良い。
【0154】図19(a)の例では、マイク12がオフ
とされているとき、放送をしないものとみなして、音量
減衰データ(I1 ,I2 ,I3 ,I4 )=(0000)
とする。すなわち、遊技音の音量レベルを最大に設定す
る。なお、図19の各表の音量減衰データの各ビット
は、「0」又は「1」で表現しているが、「0」がLレ
ベルに対応し、「1」がHレベルに対応している。そし
て、マイクボリューム設定が、音量小から音量大になる
に従い、放送の意思が強くなったものとみなして送出す
る音量減衰データを(0001)から(1110)まで
変化させる。すなわち、マイクボリュームの増大と共に
遊技音の音量レベルを小さく設定する。マイクボリュー
ム設定が最大となったとき、音量減衰データを(111
1)に設定し、遊技音をOFFとさせる(消音)。
【0155】逆に、マイクボリュームを上げれば、遊技
音が大きくなっても放送が聞こえるので、マイクボリュ
ームの増大と共に遊技音の音量レベルを大きくできると
いう考え方もできる。このような例を示したのが図19
(b)であり、マイクボリューム設定がOFFのとき、
音量減衰データを(1000)とする(遊技音の音量レ
ベルが16dBに相当)。この場合、放送をしないの
で、当然、遊技音の消音はしない。そして、マイクボリ
ュームが音量小から音量大まで増大するにつれ、遊技音
を大きくさせ、マイクボリュームが最大となったとき、
音量減衰データを(0000)、すなわち遊技音の音量
を最大レベルとする。
【0156】以上のように第3の実施の形態では、図1
7に示したように、放送やBGMの音種類や音量レベル
に連動させて、パチンコ機の遊技音を様々な音量レベル
に設定するようにした。これにより、第1及び第2の実
施の形態と比較して、よりきめ細かな音制御が可能とな
った。例えば、BGMや放送の重要度に応じた遊技音の
音量設定ができるという利点がある。また、遊技音によ
る興趣とBGMによる店のイメージ演出と共に、遊技音
による興趣と放送による遊技客への取り仕切りと、を高
いレベルでそれぞれ両立できる。 (第4の実施の形態)第1〜第3の実施の形態では、パ
チンコ機がホールコンピュータからの信号により音制御
されたが、パチンコ機自体が音制御しても良い。これを
第4の実施の形態として以下に説明する。なお、第1〜
第3の実施の形態と同様の構成については同一の符号を
付して説明を省略する。
【0157】第4の実施の形態に係るパチンコ機24の
構成を図20(第1例)及び図21(第2例)を用いて
説明する。
【0158】図20及び図21が示すように、第4の実
施の形態に係るパチンコ機24には、音波を検出して電
気信号に変換する集音マイク141が備えられている。
なお、この集音マイク141は、可能な限り周囲の音を
キャッチせず、スピーカー22からの店内放送やBGM
のみを検出するように指向性の高いものを用いた方が好
ましい。
【0159】そして、集音マイク141は、このマイク
が検出した音が所定の音量以上であるか否かを判定し、
所定の音量以上である場合はH信号を出力し、所定の音
量より小さい場合はL信号を出力する音量判定回路14
0と接続されている。音量判定回路140の出力端は、
抵抗143を介してNPN型のトランジスタ142のベ
ースと接続されている。このトランジスタ142のコレ
クタは、CPU60に設けられた消音(減音)要求の入
力端子と接続されると共に、抵抗145を介して電源V
ccと接続されている。また、トランジスタ142のエミ
ッタはアース接続され、エミッタとベースとの間には抵
抗144が介在されている。
【0160】第1例に係る図20のCPU60は、音量
判定回路140の判定結果(出力信号)に応じて音量減
衰データをセットし、これにより遊技音の音量を変更す
る。従って、SGC62からスピーカー28までの構成
は、従来と同様である。これに対し、第2例に係る図2
1のCPU60は、消音(減音)出力を出力可能なよう
に構成されており、第2の実施の形態(第2例)の図9
と同様に、該消音(減音)出力を伝達するための出力デ
ータ線101が設けられている。なお、データ線101
からアンプ74までの構成及び接続態様は、図9と同様
である。
【0161】次に、第4の実施の形態の作用を説明す
る。なお、メインルーチンは、図10のフローチャート
と同様である。
【0162】音量判定回路140が、集音マイク141
により検出された音の音量が所定の音量以上であると判
定した場合、音量判定回路140からHレベルの電圧信
号が出力され、トランジスタ142がオンとなる。トラ
ンジスタ142が作動すると、電源Vcc(Hレベルの電
圧)から抵抗145を介してアースまで電流が流れ、抵
抗145の下流に接続されたCPU60の入力端子に
は、Lレベルの電圧が印加される。これにより、CPU
60は、消音(減音)要求が入力されたことを検知す
る。
【0163】消音要求が入力された場合のCPU60の
処理は、図11のフローチャートと同様である。すなわ
ち、第1例(図20)の場合は、音処理(図10のステ
ップ214)において、楽曲の進行に沿ってセットされ
た通常のアッテネータデータから音量レベルを低下させ
るための所定値を加算してリターンする。また、第2例
の場合(図21)は、音処理において、消音(減音)出
力をセットしてリターンする。
【0164】また、音量判定回路140が、集音マイク
141により検出された音の音量が所定の音量より小さ
いと判定した場合、音量判定回路140からLレベルの
電圧信号が出力され、トランジスタ142がオフとな
る。このとき、抵抗145には電流が流れず、よってC
PU60の入力端子には、Hレベルの電圧が印加され、
CPU60は、消音(減音)要求が入力されなくなった
ことを検知する。
【0165】このような消音要求が入力されない場合の
CPU60の音処理では、第1例の場合、楽曲の進行に
沿ってセットされた通常の音データを変更することなく
直ちにリターンする。第2例の場合は、消音(減音)出
力をセットせず、通常の音データをセットしてリターン
する。
【0166】第4の実施の形態のようにパチンコ機自体
が店内放送の音量を判定する場合においても、店内放送
及びBGMが所定の音量以上となったとき、パチンコ機
24の遊技音が消音(減音)され、店内放送やBGMが
聞き取りやすくなる、という効果が得られる。
【0167】なお、第4の実施の形態を図13のフロー
チャートの音処理に適用することも可能である。すなわ
ち、音量判定回路140が所定の音量を検出してから所
定時間継続後に消音(減音)する処理を行う。但し、ス
ピーカー22からの音は随時変化してしまうので、単位
時間当たりの音量の積分値に基づいて消音(減音)を決
定する方法が望ましい。また、第1の実施の形態のよう
に、音量判定回路140からの出力をCPU60を介さ
ずに直接用いることにより、ハード的に消音(減音)す
るように構成することも可能である(図4、図5参
照)。 (第5の実施の形態)次に、第5の実施の形態を説明す
る。なお、上記各実施の形態と同様の構成については同
一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0168】図22には、第5の実施の形態に係るパチ
ンコ機の構成が示されている。第5の実施の形態に係る
音量判定回路140は、マイク141により検出した音
波の音量レベルをCPU60に出力するための複数の信
号線を備えている。図22の例では、音量レベルを4ビ
ットの音量データ(S1 、S2 、S3 、S4 )で表し、
4本の信号線を用いることとする。
【0169】音量データを伝達する各信号線には、第4
の実施の形態と同様のトランジスタ142及び各種抵抗
(143、144、145)が介在されており、音量判
定回路140からの各信号線への出力によりCPU60
へ印加される各信号線の電圧がそれぞれL(0)又はH
(1)となる。これにより、CPU60は、検出された
音量レベルを4ビットの信号により検知することができ
る。
【0170】次に、第5の実施の形態に係る音処理を図
23のフローチャートを用いて説明する。なお、メイン
ルーチンは図10のフローチャートと同様である。ま
た、図18のフローチャートと同様の作用部分(ステッ
プ)については同一の符号を付して説明を省略する。
【0171】図23のフローチャートに示すように、ま
ず、CPU60が音量判定回路140からの音量データ
(S1 、S2 、S3 、S4 )を受信した場合(ステップ
330肯定判定)、受信した音量データ(S1 、S2
3 、S4 )に応じて予め定められた音量減衰データを
ステップ259でセットされた通常のアッテネータデー
タに加算し(ステップ332)、本サブルーチンをリタ
ーンする。音量データを受信しない場合(ステップ33
0否定判定)は、セットされた通常のアッテネータデー
タを変更しないでそのまま本サブルーチンをリターンす
る。
【0172】ステップ332の音量データに応じた音量
減衰データのセット方法として、例えば、図24
(a)、(b)に示した方法がある。なお、図24
(a)、(b)の考え方は、第3の実施の形態の図19
(a)、(b)の考え方と同様である。
【0173】図24(a)の例では、音量データが(S
1 ,S2 ,S3 ,S4 )=(0000)の場合(検出し
た音量レベルが無音の場合)、店内放送やBGMが流さ
れていないものとみなして、音量減衰データ(I1 ,I
2 ,I3 ,I4 )=(0000)とする。すなわち、遊
技音の音量レベルを最大に設定する。そして、音量デー
タに対応する音量レベルが、音量小から音量大になるに
従い、放送の意思が強くなったものとみなして、音量減
衰データを(0001)から(1110)まで変化させ
る。すなわち、検出した音量レベルの増大と共に遊技音
の音量レベルを小さく設定する。音量データが最大音量
レベルに対応する値(0000)となったとき、音量減
衰データを(1111)に設定し、遊技音をOFFとさ
せる(消音)。
【0174】逆に、店内放送の音量レベルが上げれば、
遊技音が大きくなっても放送が聞こえるので、店内放送
の音量レベルの増大と共に遊技音の音量レベルを大きく
できるという考え方もできる。このような例を示したの
が図24(b)であり、音量データが無音レベルのと
き、音量減衰データを(1000)とする(16dBに
相当)。そして、音量データに対応する音量レベルが音
量小から音量大まで増大するにつれ、遊技音を大きくさ
せ、検出された音量レベルが最大となったとき、音量減
衰データを(0000)、すなわち遊技音の音量を最大
レベルとする。
【0175】第5の実施の形態のようにパチンコ機自体
が遊技音の音制御を行う場合においても、検出した音量
レベルに応じて遊技音の音制御を的確に行うことがで
き、店内放送やBGMを聞き取りやすくできる、という
効果が得られる。
【0176】なお、検出した音量レベルの変動に直ちに
反応して遊技音の音制御を行うと、かえって聞き取りに
くくなる場合があるので、一定時間(例えば、2秒)毎
にアッテネータデータを変更するように構成すると良
い。また、スピーカー22からの音は随時変化してしま
うので、単位時間当たりの音量の積分値に基づいて消音
(減音)を決定する方法が望ましい。
【0177】以上が本発明の各実施の形態であるが、上
記例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において種々に変更可能である。
【0178】例えば、上記第2〜第5の実施の形態で
は、楽曲の進行に合わせて随時設定されるアッテネータ
データに対し所定値を加算することにより消音(減音)
する処理を示したが、本発明は、この処理例に限定され
るものではなく、セットされたアッテネータデータをあ
る一定の値に一律に変更することにより消音(減音)す
る処理を行うこともできる。
【0179】また、上記各実施の形態では、パチンコ機
及びパチンコホールの放送音を制御する音制御システム
を例にしたが、本発明は、これに限定されるものではな
く、例えばスロットルマシンなどのような他の遊技機、
及び該遊技機が設置されている遊技ホールの放送音を制
御する音制御システムにも本発明を適用することができ
る。
【0180】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、音制御手段が、放送手段により音情報を放送す
る際に所定条件が成立したとき、パチンコホールに設置
されたパチンコ機へ消音信号を出力することにより、放
送手段による放送とパチンコ機による遊技音出力とを連
動させて制御するようにしたので、従来からある放送手
段を用いても放送や遊技音が聞き取りやすくすることが
可能となると共に、BGMにも対応すれば、店全体のイ
メージの演出が容易に可能となる、という効果が得られ
る。
【0181】また、請求項2の発明によれば、放送手段
の設定と連動させてパチンコ機の音制御を行うようにし
たので、より使いやすい音制御システムが実現できる、
というさらなる効果が得られる。
【0182】また、請求項3の発明によれば、外部信号
源と接続された信号線の電位が所定の電位と一致したと
き、出力手段に入力される電気信号の電圧レベルを所定
の電圧レベルまで低下させることにより遊技音を消音又
は減音させる消音回路を設けたので、従来からある放送
手段による放送の種類や音量レベルなどと連動させて外
部信号源の電位を制御すれば、従来からある放送手段を
用いても放送や遊技音が聞き取りやすくすることが可能
となると共に、BGMにも対応すれば店全体のイメージ
の演出が容易に可能となる、という効果が得られる。ま
た、上記の消音回路は、トランジスタと抵抗の組み合わ
せからなる簡単な回路で実現できるので、外部信号源に
より音制御されるパチンコ機のパチンコ店への導入がき
わめて容易となる。
【0183】また、請求項4の発明によれば、遊技音の
消音又は減音を要求する消音信号が外部から入力された
とき、通常の遊技音の音量レベルに対応する音データ
を、消音又は減音となる音量レベルに対応するデータに
変換して出力することにより、遊技音を消音又は減音す
るようにしたので、パチンコ機外部の放送手段による放
送の種類や音量レベルなどと連動させて、外部から消音
信号を入力するようにすれば、従来からある放送手段を
用いても放送や遊技音が聞き取りやすくすることが可能
となると共に、BGMにも対応すれば店全体のイメージ
の演出が容易に可能となる、という効果が得られる。ま
た、消音信号の入力によりアッテネータデータを変換す
る手段を設ければ良いので、音制御されるパチンコ機の
パチンコ店への導入がきわめて容易となる。
【0184】さらに、請求項5の発明によれば、消音信
号の入力が一定時間以上継続したときに、遊技音が消音
又は減音されるようにしたので、不用意なマイク操作等
に度々反応して遊技音が消音されることが無くなり、遊
技客の興趣を損なうおそれを防止できる、という効果が
得られる。
【0185】また、請求項6の発明によれば、放送され
る音情報の種類に応じて遊技音の音量レベルを変更する
ようにしたので、よりきめ細かな音制御が可能となり、
聞き取りやすさやBGMによる店のイメージの演出とい
う点でさらなる効果が得られる。
【0186】さらに、請求項7の発明によれば、放送さ
れる音情報の音量レベルに応じて遊技音の音量レベルを
変更するようにしたので、よりきめ細かな音制御が可能
となり、聞き取りやすさやBGMによる店のイメージの
演出という点でさらなる効果が得られる。
【0187】また、請求項8の発明によれば、遊技音の
音量レベルに対応づけられる音量変換データが外部から
入力されたとき、通常の音量レベルに対応する遊技音の
音データを、入力された音量変換データに対応した音量
レベルの音データに変換することにより、遊技音の音量
レベルを制御するようにしたので、パチンコ機外部の放
送手段による放送の種類や音量レベルなどと連動させ
て、外部から音量データを入力するようにすれば、従来
からある放送手段を用いても、きめの細かい音制御が可
能となり、聞き取りやすさやBGMによる店のイメージ
の演出という点でさらなる効果が得られる。
【0188】また、請求項9の発明によれば、パチンコ
機自体に備えられた音量判定手段の判定結果により遊技
音を消音又は減音することにより、パチンコ機を外部の
放送音と連動させて音制御できるようにしたので、従来
からある放送手段を用いても放送や遊技音が聞き取りや
すくすることが可能となると共に、BGMにも対応すれ
ば店全体のイメージの演出が可能となる、という効果が
得られる。
【0189】さらに、請求項10の発明によれば、音量
判定手段により判定された外部音の音量レベルに対応し
て定められた音量レベルの遊技音を出力するようにした
ので、よりきめ細かな音制御が可能となり、聞き取りや
すさやBGMによる店のイメージの演出という点でさら
なる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音制御システムの外観構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の音制御システムの詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る出力インター
フェース装置の詳細な回路構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るパチンコ機の
詳細な回路構成(第1例)を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るパチンコ機の
詳細な回路構成(第2例)を示す図である。
【図6】本発明に係るパチンコ機の正面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る出力インター
フェース装置の詳細な回路構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコ機の
詳細な回路構成(第1例)を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコ機の
詳細な回路構成(第2例)を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコ機
のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコ機
の音処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコ機
の音処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコ機
の音処理(消音要求の継続時間の判定有りの場合)の流
れを示すフローチャートである。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る出力インタ
ーフェース装置の詳細な回路構成を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係るパチンコ機
の詳細な回路構成を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係るパチンコ機
の音処理(要求コマンド対応)の流れを示すフローチャ
ートである。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係るパチンコ機
の音処理において、受信した要求コマンドと、該コマン
ドに応じて設定される遊技音の音量減衰レベル(アッテ
ネータレベル)との対応関係を示す表である。
【図18】本発明の第3の実施の形態に係るパチンコ機
の音処理(アッテネータデータ対応)の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係るホールコン
ピュータが、マイクボリュームの設定に応じて図18の
音処理を実行するパチンコ機へ送出するアッテネータデ
ータの具体例を示す表であって、(a)はマイクボリュ
ームが音量大となるに従って遊技音を小さくする場合の
表、(b)はマイクボリュームが音量大となるに従って
遊技音を大きくする場合の表である。
【図20】本発明の第4の実施の形態に係るパチンコ機
の詳細な回路構成(第1例)を示す図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態に係るパチンコ機
の詳細な回路構成(第2例)を示す図である。
【図22】本発明の第5の実施の形態に係るパチンコ機
の詳細な回路構成を示す図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態に係るパチンコ機
の音処理の流れを示すフローチャートである。
【図24】本発明の第5の実施の形態に係るパチンコ機
の音量判定回路が出力した音量データと、セットされる
アッテネータデータとの対応関係を示す表であって、
(a)は音量データに対応する音量が大きくなるに従っ
て遊技音を小さくする場合の表、(b)は音量データに
対応する音量が大きくなるに従って遊技音を大きくする
場合の表である。
【図25】本発明の第2の実施の形態に係るパチンコ機
の音処理(消音要求の継続時間の判定有りの場合)にお
ける消音要求と音出力とのタイムチャートである。
【符号の説明】
10 ホールコンピュータ 12 マイク 13 ボリュームつまみ 14 切り替えスイッチ 16 音生成装置 18 出力インターフェース装置 22 スピーカー 24 パチンコ機 28 スピーカー 60 CPU 62 SGC

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技状態に応じて遊技音を出力すると共
    に外部から消音信号が入力されると該遊技音を消音又は
    減音する遊技機の音制御を行う音制御システムであっ
    て、 前記遊技機が設置された遊技ホールに、入力された音情
    報を放送可能な放送手段と、 前記放送手段により音情報を放送する際に所定条件が成
    立したとき、前記遊技機へ前記消音信号を出力する音制
    御手段と、 を有することを特徴とする音制御システム。
  2. 【請求項2】 前記音制御手段は、前記放送手段が放送
    可能な状態に切り替えられた場合、前記放送手段により
    所定の音情報が放送される場合、及び前記放送手段の出
    力音の音量レベルが所定の音量レベル以上に設定された
    場合の少なくともいずれかの場合に、前記所定条件が成
    立したとみなして前記消音信号を出力することを特徴と
    する請求項1記載の音制御システム。
  3. 【請求項3】 入力された電気信号に基づいて遊技音を
    出力する出力手段と、 前記出力手段と電気的に接続され、かつ外部信号源と接
    続された信号線の電位が所定の電位と一致したとき、前
    記出力手段に入力される電気信号の電圧レベルを所定の
    電圧レベルまで低下させる作用を有する消音回路と、 を含む遊技機。
  4. 【請求項4】 入力された電気信号に基づいて遊技音を
    出力する出力手段と、 遊技音の消音又は減音を要求する消音信号が外部から入
    力されたとき、通常の遊技音の音量レベルに対応する音
    データを、消音又は減音となる音量レベルに対応するデ
    ータに変換して出力する第1の制御手段と、 前記遊技音の音情報を、前記第1の制御手段が出力した
    音データに基づく電気信号に変換して前記出力手段に出
    力する第2の制御手段と、 を含む遊技機。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御手段は、 前記消音信号の入力が一定時間以上継続したとき、前記
    音データを、消音又は減音となる音量レベルに対応する
    データに変換して出力することを特徴とする請求項4記
    載の遊技機。
  6. 【請求項6】 入力された音量変換データに応じて遊技
    音の音量レベルを変更する機能を有する遊技機の音制御
    を行う音制御システムであって、 前記遊技機が設置された遊技ホールに、入力された音情
    報を放送可能な放送手段と、 前記放送手段により音情報が放送される際に、放送され
    る音情報の種類に従って定められた音量変換データを前
    記遊技機に出力する音制御手段と、 を有することを特徴とする音制御システム。
  7. 【請求項7】 入力された音量変換データに応じて遊技
    音の音量レベルを変更する機能を有する遊技機の音制御
    を行う音制御システムであって、 前記遊技機が設置された遊技ホールに、入力された音情
    報を放送可能な放送手段と、 前記放送手段により音情報が放送される際に、放送され
    る音情報の音量レベルに応じて定められた音量変換デー
    タを前記遊技機に出力する音制御手段と、 を有することを特徴とする音制御システム。
  8. 【請求項8】 入力された電気信号に基づいて遊技音を
    出力する出力手段と、 遊技音の音量レベルに対応づけられる音量変換データが
    外部から入力されたとき、通常の音量レベルに対応する
    遊技音の音データを、入力された前記音量変換データに
    対応した音量レベルの音データに変換して出力する第1
    の制御手段と、 前記遊技音の音情報を、前記第1の制御手段が出力した
    音データに基づく電気信号に変換して前記出力手段に出
    力する第2の制御手段と、 を含む遊技機。
  9. 【請求項9】 遊技状態に応じて遊技音を出力する出力
    手段と、 外部音の音量レベルが所定の音量レベル以上となったか
    否かを判定する音量判定手段と、 前記音量判定手段により外部音の音量レベルが所定の音
    量レベル以上であると判定されたとき、前記出力手段に
    より出力される遊技音を消音又は減音する消音手段と、 を含む遊技機。
  10. 【請求項10】 遊技状態に応じて遊技音を出力する出
    力手段と、 外部音の音量レベルを判定する音量判定手段と、 前記出力手段により出力される遊技音の音量レベルを、
    前記音量判定手段により判定された外部音の音量レベル
    に対応して定められた音量レベルに変更する変更手段
    と、 を含む遊技機。
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