JP2020053834A - 中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音声通信を中継し、且つ、良い音質でBGMなどの構内放送をすることができる中継装置を提供する。【解決手段】中継装置は、構内放送設備50が接続される音響機器インタフェース37-3を含む複数の外部機器インタフェース37を有している。外部機器インタフェースから入力された音声信号はコーデック36によってデジタル化されデジタルミキサ35でミキシングされる。ただし、音響機器インタフェースから入力された音声信号については、コーデックに入力される手前でアナログミキサ41を経由して音響機器インタフェースに再入力する。これにより、音質が劣化しないアナログ信号のまま高出力アンプ52で増幅してスピーカ53から放音することができる。【選択図】図2

Description

この発明は、音声通信を中継する中継装置に関し、特には音声の出力先の拡張に関する。
無線機、構内放送設備およびIP電話システムなどを接続して相互に音声信号を送受信する中継装置が実用化されている(非特許文献1、特許文献1参照)。この中継装置によれば、異種の無線機同士の通信を可能にできるほか、構内放送設備と無線機との連携や無線と電話機との通信などを行うことができる。また、ミキシング機能を利用することで、三者以上の通信も可能にしている。
国際公開WO2016/002866公報
"RoIPゲートウェイ VE−PG3"、[online]、アイコム株式会社、[平成30年9月11日検索]、インターネット<URL:https://www.icom.co.jp/products/network/products/others/ve-pg3/>
上記の中継装置は、IP電話システムから無線機に電話を掛ける場合の中継や、無線機からIP電話を呼び出す場合の中継が主たる目的の装置であるため、入力された音声信号は無線やネットワーク伝送に適したコーデックでデジタル符号化されミキシングやパケット化がされていた。したがって、構内放送設備から入力された音声信号を構内放送設備から出力する場合、すなわち音声を単に拡声する場合でも、入力された音声信号は必ず一度デジタル符号化されたのち再度アナログ信号化されて構内放送設備のアンプから出力されていた。
中継装置で用いられる符号化形式は、例えばG.711などであり、ビットレートを圧縮するために信号の帯域幅が狭く設定される。このため、単に拡声するために入力された音声信号も符号化により帯域幅が圧縮され音質の悪いものになってしまう欠点があった。
構内放送設備では、たとえば作業効率を上げるための環境音楽などのBGMが流される場合があるが、このBGMの音質が低下してしまうとその効果も大幅に低下してしまうことになる。
そこで、本発明の目的は、構内放送の音声信号をデジタル化する手前でミキシングすることにより、放送音声の音質の低下を防止した中継装置を提供することにある。
本発明の中継装置は、アナログの入力端子および出力端子を有し、放送設備(public address system)が接続される第1の外部機器インタフェースを含む複数の外部機器インタフェースと、各外部機器インタフェースから入力された音声信号をデジタル信号に符号化するとともに、各外部機器インタフェースに出力される音声信号をアナログ信号に復号するコーデックと、各外部機器インタフェースから入力されコーデックでデジタル信号に符号化された音声信号を決められた組み合わせでミキシングしてコーデックに再入力するデジタルミキシング部と、を備え、さらに、第1の外部機器インタフェースの出力端子とコーデックとの間にアナログミキサを設け、第1の外部機器インタフェースの入力端子をこのアナログミキサの入力端子に接続したことを特徴としている。
上記発明において、第1の外部機器インタフェースの入力端子とアナログミキサの入力端子との間に、第1の外部機器インタフェースの入力端子から入力された音声信号のボリュームを調整するボリューム回路をさらに設けてもよい。
上記発明において、第1の外部機器インタフェースの入力端子から入力された音声信号を第1の外部機器インタフェースの出力端子に入力する経路(上記のアナログミキサによって実現された経路)を、デジタルミキサを用いて、デジタル化された音声信号でさらに設定可能にしてもよい。どちらを使うかはユーザが設定可能にすればよい。
本発明の中継システムは、上記中継装置と、中継装置の第1の外部機器インタフェースに接続された放送設備とを有する。放送設備は、第1の外部機器インタフェースの入力端子に接続される音楽再生装置、第1の外部機器インタフェースの出力端子に接続される放送用アンプ、および、放送用アンプに接続される放送用スピーカを含む。
この発明によれば、構内放送設備から入力された音声信号をアナログミキサで構内放送設備に戻すことができるため、放送音声の音質の低下を防止することができる。
図1は、音声通信システムのブロック図である。 図2は、中継装置のブロック図である。 図3は、中継装置に設けられる各種テーブルを示す図である。 図4は、音声パケットの構成を示す図である。 図5は、デジタルミキサによるミキシングの一例を示す図である。
図面を参照してこの発明の音声通信システムについて説明する。図1は、この発明の実施形態である音声通信システム1の構成図である。図2は中継装置2の構成を示す図である。
音声通信システム1は、中継装置2の中継により、複数の通信端末間の音声通信を実現する。中継装置2は、例えば会社や工場などに設置され、構内放送設備50にも接続される。したがって、構内放送設備50と通信端末とを接続して、通信端末から送信された音声信号を構内放送で流すことも可能である。なお、通信端末は、後述のSIP電話機20、内線電話機22、WLANトランシーバ23、LTEトランシーバ24、アナログトランシーバ26、および、デジタルトランシーバ28などである。これらの通信端末は、それぞれ異なる形態で音声信号を送受信する装置であり、中継装置2は、これら異種の通信端末間の音声通信を中継する。また、構内放送設備50は、環境音楽などのBGMを再生する音楽再生装置51、大型のスピーカ53が接続された高出力アンプ52、スピーカ付きハンドマイク(以下、単にハンドマイクと呼ぶ)54などである。
図1において、中継装置2は、IP電話システム13、WLANトランシーバシステム14、LTEトランシーバシステム15および無線通信システム16からなる複数の通信システム間の音声通信を中継する。このため、中継装置2は、電話中継部3、ネットワーク通信中継部4および無線通信中継部5を有している。
電話中継部3には、IP電話システム13が接続される。IP電話システム13は、ネットワーク10に接続されたSIP電話機20、VoIPゲートウェイ21、および、VoIPゲートウェイ21に接続された内線電話機22を有する。VoIPゲートウェイ21はPBX機能を備えており、電話回線(外線)にも接続される。
ネットワーク通信中継部4には、無線アクセスポイント(不図示)を有するネットワーク10、および、基地局(不図示)を有するLTE通信網11が接続される。ネットワーク10上にはWLANトランシーバシステム14が構成され、LTE通信網11上にはLTEトランシーバシステム15が構成される。WLANトランシーバシステム14は、無線アクセスポイントを介してネットワーク10にアクセスするWLANトランシーバ23を有している。LTEトランシーバシステム15は、基地局を介してLTE通信網11にアクセスするLTEトランシーバ24を有している。なお、WLANトランシーバ23およびLTEトランシーバ24を、以下の記載でIPトランシーバ23、24と総称する場合がある。ネットワーク通信中継部4の構成および機能は、本出願人の先行出願である「国際公開WO2015/068663」に詳述されている。
無線通信中継部5は、図2に示すように複数の外部機器インタフェース37を有しており、外部機器インタフェース37には、アナログ方式の無線トランシーバ(レピータ)25、デジタル方式の無線トランシーバ(レピータ)27、構内放送設備50である音楽再生装置51および高出力アンプ52、および、ハンドマイク54が接続される。アナログ・レピータ25は、同種のアナログ方式のハンディ無線トランシーバ(アナログトランシーバ)26と通信する。デジタル・レピータ27は、同種のデジタル方式のハンディ無線トランシーバ(デジタルトランシーバ)28と通信する。無線通信中継部5の構成および機能は、本出願人の先行出願である「特開2014−087027号公報」、「国際公開WO2016/002866」に詳述されている。
図2は、中継装置2のブロック図である。中継装置2は、電話中継部3、ネットワーク通信中継部4および無線通信中継部5を有しているが、これらは、主として機能的(ソフトウェア的)に実現される。中継装置2は制御部30を有している。制御部30は、CPU、ROM、RAMなどを有するコンピュータで構成される。制御部30には、ネットワーク接続部31およびLTE接続部32が接続される。また、無線通信中継部5の一部として信号処理部33が接続される。ネットワーク接続部31は、ネットワーク10に接続される。LTE接続部32はLTE通信網11に接続される。図1には、電話中継部3、ネットワーク通信中継部4に接続されるネットワーク10をそれぞれ別に記載しているが、全て同じネットワークで構わない。
制御部30を含むハードウェアとソフトウェアの協働により、機能的に、電話中継部3、ネットワーク通信中継部4、および、無線通信中継部5が実現される。電話中継部3は、ネットワーク通信中継部4と音声信号等を送受信するためのインタフェース3Aを有している。ネットワーク通信中継部4は、無線通信中継部5と音声信号等を送受信するためのインタフェース4Aを有している。無線通信中継部5は信号処理部33に接続され、信号処理部33を介して無線トランシーバ26、28などの機器と音声信号の送受信を行う。
無線通信中継部5は、図2に示すように、外部機器インタフェース37として、アナログ方式の無線トランシーバ(レピータ)25が接続されるアナログインタフェース(TRX)37−2、デジタル方式の無線トランシーバ(レピータ)27が接続されるデジタルインタフェース(DTRX)37−1、構内放送設備50である音楽再生装置51および高出力アンプ52が接続される音響機器インタフェース(EXT)37−3、および、ハンドマイク54が接続されるマイク/スピーカインタフェース(MIC/SP)37−4を有している。アナログインタフェース37−2、音響機器インタフェース37−3、マイク/スピーカインタフェース37−4、および、後述するボリューム回路40、アナログミキサ41、および、スピーカ出力スイッチ42が、信号処理部33内部のアナログ回路領域33Aに設けられたアナログ回路である。音響機器インタフェース37−3が、本発明の第1の外部機器インタフェースに対応する。
アナログインタフェース37−2および音響機器インタフェース37−3は、入力、出力ともに4極のクイックコネクタを有しており、クイックプラグ付きケーブルでレピータ25と接続される。マイク/スピーカインタフェース37−4は、モジュラジャック(RJ−45)を有しており、モジュラプラグ付きケーブルでハンドマイク54と接続される。図2では、デジタルインタフェース37−1とレピータ27が直接接続されているように描いているが、実際には、デジタルインタフェース37−1とレピータ27とは、ネットワーク接続部31を介してネットワーク10経由で相互に接続されている。なお、デジタルインタフェース37−1にモジュラジャックを含む専用の物理層を備え、レピータ27とピア・トゥ・ピアで接続するようにしてもよい。
各外部機器インタフェース37−1〜4は、対応するコーデック(CODEC)36−1〜4にそれぞれ接続されている。コーデック36は、アナログの音声信号またはデジタルのビットストリーム音声信号を符号化されたデジタルデータにエンコードする装置である。この実施形態のコーデック36は、音声信号をG.711方式でエンコードする。また、コーデック36は、デジタルミキサ35から入力された符号化された音声信号をアナログ信号またはデジタルのビットストリーム信号に復号する。
音響機器インタフェース37−3、および、マイク/スピーカインタフェース37−4とコーデック36−3、4との間に、ボリューム回路40、アナログミキサ41、スピーカ出力スイッチ42が設けられている。アナログミキサ41は、複数の音声信号をミキシングして、音響機器インタフェース37−3の出力端子(OUT)に接続された高出力アンプ52に入力するための回路である。アナログミキサ41の3つの入力端子には、コーデック36−3の(復号側の)出力端子、スピーカ出力スイッチ42を介してコーデック36−4の(復号側の)出力端子、および、ボリューム回路40を介して音響機器インタフェース37−3の入力端子(IN)がそれぞれ接続される。コーデック36−3からアナログミキサ41へ、ネットワーク通信中継部4またはデジタルミキサ35経由で他の通信端末から構内放送設備50宛に送られてきた音声信号が入力される。コーデック36−4からアナログミキサ41へ、ネットワーク通信中継部4またはデジタルミキサ35経由で他の通信端末からハンドマイク54宛に送られてきた音声信号が入力される。また、音響機器インタフェース37−3の入力端子からアナログミキサ41へは、構内放送設備50の音楽再生装置51によって再生された音楽がアナログ信号のまま入力される。音楽再生装置51は、たとえばCDプレーヤやセット・トップ・ボックスなどであり、構内放送で流されるBGMなどを再生する。これにより、音楽再生装置51が再生した音楽を、周波数帯域の狭いデジタル信号に変換することなく、アナログ信号のままで高出力アンプ52に入力し、スピーカ53から放音することができるため、広帯域、高音質でBGMを流すことができる。
音響機器インタフェース37−3の入力端子とアナログミキサ41との間には、ボリューム回路40が挿入されており、音響機器インタフェース37−3から入力される音声信号(音楽)のボリューム(音量)が調整される。たとえば、コーデック36−3から通信音声が入力されたとき、ボリュームを下げるなどの制御がされる。ボリューム回路40の制御は、制御部30によって自動で行われてもよく、外部からユーザの操作またはコマンドで行われてもよい。
スピーカ出力スイッチ42は、コーデック36−4の(復号側の)出力端子からアナログミキサ41に接続される線路に挿入されている。スピーカ出力スイッチ42がオンすると、コーデック36−4からマイク/スピーカインタフェース37−4に向けて出力された音声信号がアナログミキサ41にも入力される。ハンドマイク54を用いて他の通信端末と通信をする場合、通信相手の音声信号はコーデック36−4からマイク/スピーカインタフェース37−4に入力され、ハンドマイク54に内蔵されたスピーカから放音される。しかし、ハンドマイク54の内蔵スピーカは小型で出力も小さいため、ユーザ以外は聞き取れない。そこで、受信した音声を大きな音量で多数の者に聞き取れるようにしたい場合、スピーカ出力スイッチ42をオンして、コーデック36−4から出力された通信相手の音声信号が高出力アンプ52に入力されるようにする。これにより、通信相手の音声が大出力のスピーカ53から放音される。
なお、ハンドマイク54が全二重通信を行っている場合にスピーカ出力スイッチ42がオンされると、スピーカ53から放音された音声が、ハンドマイク54に回り込んでエコーとなるおそれがある。これを防止するために、マイク/スピーカインタフェース37−4の入力端子(IN)とコーデック36−4との間にエコーキャンセラを挿入してもよい。
デジタルミキサ35は、各外部機器インタフェース37−1〜4から入力された音声信号(コーデック36−1〜4でデジタル符号化された音声信号)をミキシングし、指定されたコーデック36−1〜4またはパケット処理部34のいずれかに出力する。ミキシングの組み合わせおよび出力先の指定は、制御部30によって行われればよい。これにより、無線通信中継部5に接続される通信端末(アナログトランシーバ26、デジタルトランシーバ28、ハンドマイク54)の相互通信、および、これら通信端末とIPトランシーバ23、24および電話機20、22の相互通信が可能になる。
パケット処理部34は、デジタルミキサ35から入力されたG.711符号化された音声信号をRTPパケット(音声パケット)化する。パケット化された音声信号はインタフェース4Aを介してネットワーク通信中継部4に入力される。ネットワーク通信中継部4は、さらにこの音声信号とIPトランシーバ23、24および電話機20、22の音声信号とをミキシングして通信相手に送信する。
ネットワーク通信中継部4は、WLANトランシーバ23同士の通信、LTEトランシーバ24同士の通信、および、WLANトランシーバ23−LTEトランシーバ24間の通信を中継する。ネットワーク通信部4は、また、電話中継部3からの呼び出しに対応して、SIP電話機20または内線電話機22(以下、電話機20、22と呼ぶ)とWLANトランシーバ23またはLTEトランシーバ24との通信、および、電話機20、22と無線トランシーバ26、28との通信を中継する。また、ネットワーク通信中継部4は、デジタルミキサ(ミキシングエンジン)を有しており、上記の通信端末および構内放送設備50の全ての音声信号について、パッチベイ的に出力先を切り換えたり、複数の音声信号をミキシングして1または複数の出力先に出力したりすることができる。
電話中継部3は、SIP電話機20や内線電話機22からの呼び出しを受信し、その呼び出し先である通信相手の通信機器(宛先無線機)を決定して、その宛先無線機の情報および電話機20、22から受信した音声信号をネットワーク通信中継部4に入力する。
以下、中継装置2によって中継される通信端末間の通信について説明する。中継装置2は、通信を中継するために、図3(A)、(B)に示す端末テーブル60、ミキシングテーブル61を有している。各通信端末は、図3(A)に示す端末テーブル60に登録されている。通信を開始しようとするユーザは、所持する通信端末で通信相手の通信端末を呼び出す。この呼び出し操作によって呼出メッセージが生成され中継装置2に送信される。呼出メッセージが中継装置2に受信されると、中継装置2は、通信セッションを図3(B)に示すミキシングテーブル61に登録し(通信セッションを確立し)、通信相手の通信端末を呼び出す。これによって通信端末同士の通信が開始される。
図3(A)は、端末テーブル60を示す図である。端末テーブル60は、音声通信システム1に登録された通信端末およびグループの情報が記憶される。グループ(全体を含む)には複数の通信端末が所属し、グループが呼び出されると、所属する複数の通信端末が一斉呼び出される。各通信端末に対応づけて、識別番号(ID)、通信端末にアクセスするためのアドレス情報、参加している通信セッションを示す参加セッション番号が記憶される。各グループに対して、このグループに所属している通信端末の識別番号が記憶される。
なお、通信種別とは、このIDを呼び出した場合にどの形態の通信が実行されるかを示す情報である。「個別」通信とは、1対1の個別の通信端末同士の通信である。「グループ」通信とは、複数の通信端末(一般的には3台以上)が相互に音声信号を交換する通信である。「全体」通信とは、ネットワーク10、LTE通信網11および外部機器インタフェース37に接続されている通信可能な全ての通信端末が相互に音声信号を交換する通信である。
通信端末が他の通信端末を呼び出す場合、通信端末は、呼び出される通信端末の識別番号(宛先ID)が書き込まれたRTPパケット(音声パケット)を中継装置2に送信する。図4はこの音声通信システムで使用されるRTPパケットの構成を示す図である。RTPパケットは、ヘッダとデータ本体(ペイロード)を有しており、ヘッダには送信先アドレスおよび送信元アドレスが記載される。データ本体は、音声通信のための音声信号とセッション情報を含んでいる。セッション情報は、図3(B)のミキシングテーブル61に登録される通信セッションに関する情報であり、このRTPパケットがどの通信セッションのものであるかを識別するために書き込まれる。セッション情報は、セッション番号、宛先IDおよび発呼IDを含んでいる。なお、通信を開始したとき最初に送信される音声パケットである呼出パケットの場合、この音声パケットのための通信セッションがまだ確立されていない(ミキシングテーブル61に通信セッションが登録されていない)ため、セッション番号は空欄である。
図3(B)はミキシングテーブル61を示す図である。ミキシングテーブル61は、確立され実行されている通信セッションが登録される。中継装置2は、通信セッションに参加している通信端末から受信した音声信号を、その通信セッションに参加している他の通信端末に転送する。同時に複数の音声信号が入力された場合には、それらをミキシングして通信端末に送信する。中継装置2は、音声信号をミキシングして各通信端末に送信する場合でも、ある通信端末が送信した音声信号がその通信端末に戻らないよう、通信端末ごとにエコーキャンセルミキシングして送信する。
ミキシングテーブル61には、各通信セッションについて、セッション番号、発呼ID、宛先ID、参加端末、除外端末、および、保持時間タイマ(TS)の欄が設けられる。セッション番号は、この通信セッションを識別する番号であり、通信セッションの確立順(登録順)にシリアルに付される。発呼IDの欄には発呼した(呼出パケットを送信した)通信端末の識別番号が記憶される。宛先IDの欄には、呼出パケットによって呼び出された通信端末またはグループの識別番号が記憶される。
参加端末の欄には、この通信セッションに参加している通信端末の識別番号が登録される。また、除外端末の欄には、この通信セッションで呼び出されている(所属している)が、他の通信セッションに参加して通信中であるため、この通信セッションに参加していない通信端末の識別番号が登録される。参加端末の欄に識別番号が登録されている通信端末(参加端末)から音声信号が送信されてくると、制御部30は、この音声信号を他の参加端末に転送する。
グループ通信セッションの場合、参加端末の欄には、発呼端末の識別番号および通信相手に指名されたグループに属する通信端末の識別番号が登録される。ただし、そのグループに所属していても別の通信セッションに参加している通信端末は、このグループ通信セッションに参加できないため、その通信端末は参加端末から外され除外端末の欄に識別番号が登録される。また、発呼端末が、このグループに所属していない通信端末であった場合、すなわち、発呼端末が、自身の所属するグループ以外のグループを呼び出した場合、発呼端末の識別番号も参加端末の欄に登録される。全体通信セッションの場合、通信可能な全ての通信端末が参加端末として登録される。
各通信セッションの保持時間は、たとえば30秒に設定される。ミキシングテーブル61の保持時間タイマ(TS)は、参加端末から音声信号が送信されてこないカウントダウンされるタイマである。保持時間タイマTSは、通信セッション管理処理で、リセットされ(30秒がセットされ)、且つ、カウントダウンされる。参加端末から30秒間、音声信号が送られて来ずにタイマTSがタイムアップした場合、この通信セッションは解消され、ミキシングテーブル61からこの通信セッションの情報が消去される。
中継装置2は、ネットワーク10、LTE通信網11および外部機器インタフェース37を介して通信端末から入力される音声パケット(音声信号)を、さらにネットワーク10、LTE通信網11および外部機器インタフェース37を介して他の通信端末に転送する。グループ通信の場合は、そのグループに属する複数の通信端末に音声信号を送信する。また、グループ通信の場合、複数の通信端末のユーザが同時に発言し、複数の通信端末から同時に音声パケットが送信されてくる場合がある。この場合、中継装置2は、これら複数の音声パケットの音声信号をミキシングして新たな音声パケットを編集し、この新たな音声パケットを各通信端末に送信する。なお、音声信号を送信していない通信端末に対しては、全ての音声信号をミキシングして送信し、音声信号を送信してきた通信端末に対しては、その通信端末が送信した音声信号を外して、それ以外の音声信号をミキシングして送信する。これにより、音声信号を送信した通信端末で自装置が送信した音声信号のエコーが生じないようにしている。なお、全体通信の形態の通信を行う場合にも、グループ通信と同様の形態でミキシングが行われる。
以上のような手順で、中継装置2に接続される全ての通信端末(構内放送設備50を含む)による相互の音声通信が実行される。
以上説明したように、中継装置2には、ネットワーク通信中継部4、デジタルミキサ35およびアナログミキサ41と多くのミキシング手段を備えているが、音楽再生装置51から入力された音声信号(音楽)を、アナログ信号のままで直近のアナログミキサ41で高出力アンプ52に戻すことにより、高音質を維持している。
以上のように、図2では、音楽再生装置51の音声信号、および、ハンドマイク54に入力される音声信号を、アナログミキサ41によって高出力アンプ52に入力しているが、信号処理部33に設けられているもう一つのミキサであるデジタルミキサ35でこれを実現する場合、図5に示すような接続形態で音声信号を伝送すればよい。デジタル符号化により音質は低下するもののこの形態でも音声信号のミキシングは可能である。また、他の通信端末(WLANトランシーバ23など)と通信しつつ、同様のミキシングを行う場合は、図5の形態の伝送がネットワーク通信中継部4で行われてもよい。
なお、構内放送設備50として音響機器インタフェース37−3の入力端子(IN)には音楽再生装置51が接続されているが、音楽再生装置51に代えてマイクが接続されていてもよい。
1 音声通信システム
2 中継装置
3 電話中継部
4 ネットワーク通信中継部
5 無線通信中継部
37 外部機器インタフェース
37−3 音響機器インタフェース
37−4 マイク/スピーカインタフェース
40 (アナログ)ボリューム回路
41 アナログミキサ
42 スピーカ出力スイッチ
50 構内放送設備
51 音楽再生装置
52 高出力アンプ
53 スピーカ
54 スピーカ付きハンドマイク(ハンドマイク)

Claims (4)

  1. アナログの入力端子および出力端子を有し、放送設備が接続される第1の外部機器インタフェースを含む複数の外部機器インタフェースと、
    各外部機器インタフェースから入力された音声信号をデジタル信号に符号化するとともに、各外部機器インタフェースに出力される音声信号をアナログ信号に復号するコーデックと、
    各外部機器インタフェースから入力され前記コーデックでデジタル信号に符号化された音声信号を決められた組み合わせでミキシングして前記コーデックに再入力するデジタルミキシング部と、
    を備えた中継装置であって、
    前記第1の外部機器インタフェースの出力端子と前記コーデックとの間にアナログミキサを設け、前記第1の外部機器インタフェースの入力端子を該アナログミキサの入力端子に接続した
    中継装置。
  2. 前記第1の外部機器インタフェースの入力端子と前記アナログミキサの入力端子との間に、前記第1の外部機器インタフェースの入力端子から入力された音声信号のボリュームを調整するボリューム回路をさらに設けた請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記デジタルミキサは、前記第1の外部機器インタフェースの入力端子から入力された音声信号を、前記第1の外部機器インタフェースの出力端子に、前記コーデックを経由して入力する経路を設定可能である請求項1または請求項2に記載の中継装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された中継装置と、前記第1の外部機器インタフェースに接続された放送設備と、を有し、
    前記放送設備は、前記第1の外部機器インタフェースの入力端子に接続される音楽再生装置、前記第1の外部機器インタフェースの出力端子に接続される放送用アンプ、および、前記放送用アンプに接続される放送用スピーカを含む中継システム。


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