JP2001248900A - 自動風呂お湯張り装置 - Google Patents

自動風呂お湯張り装置

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JP2001248900A
JP2001248900A JP2000058456A JP2000058456A JP2001248900A JP 2001248900 A JP2001248900 A JP 2001248900A JP 2000058456 A JP2000058456 A JP 2000058456A JP 2000058456 A JP2000058456 A JP 2000058456A JP 2001248900 A JP2001248900 A JP 2001248900A
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Japan
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hot water
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bathtub
water
detecting means
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JP2000058456A
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Inventor
Ryoji Matsumura
良司 松村
Hiroshi Kitanishi
博 北西
Takanori Kamimura
貴則 上村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽に残り湯がある場合でも正確に目標水位
までお湯張りできるようにすること。 【解決手段】 残り湯がある場合、あらかじめ設定温度
まで追いだき運転を行い、その後水位を測定し、そのデ
ータを用いて目標水位までの必要注湯量を算出しお湯張
りを行うようにしている。これによって、浴槽に設定温
度未満の残り湯がある場合でも正確に目標水位までのお
湯張りを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽に自動的に目
標水位のお湯張りを行なう機能を有する自動風呂お湯張
り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴槽に自動的に目標水位の湯張りを行な
う機能を有する自動風呂お湯張り装置として、図5に示
されているようなものがある。
【0003】この装置は給湯回路9から浴槽2へ自動的
にお湯張りを行う自動注湯開閉弁10と、浴槽2への注
湯量を検出する湯量検出手段4と、浴槽2に設けた給湯
口3と接続された配管18上に取り付けられ浴槽2内の
水位を検出する水位検出手段13と制御部19を備え、
浴槽2に設けた給湯口3の上まで浴槽2に注湯を行い、
水位検出手段13により水位を検出後、湯量検出手段4
により浴槽2に一定量の注湯を行い、水位検出手段13
により浴槽2内の水位を検出し、その際の注湯量と水位
上昇量から浴槽2下部における単位水位上昇あたりの注
湯量を算出し、前記単位水位上昇あたりの注湯量を用
い、浴槽2に設けた給湯口3もしくは浴槽底面を基準と
した目標水位まで水位を上昇させるために必要な注湯量
を算出後、湯量検出手段4により浴槽2に注湯を行って
いた。
【0004】また、そのときの浴槽2内の水位を水位検
出手段13により検出し、2回目の注湯量と水位上昇量
とから目標水位近傍まで、浴槽2の単位水位上昇あたり
の注湯量を算出し、これら2つの単位水位上昇あたりの
注湯量より浴槽2の単位水位上昇あたりの注湯量増加率
を求め記憶していた。
【0005】そして、一旦浴槽2の単位水位上昇あたり
の注湯量と増加率を記憶した後、再度自動お湯張りを行
う場合には、浴槽2に設けた給湯口3の上まで浴槽2に
注湯を行い、水位検出手段13により水位を検出後、記
憶している単位水位上昇あたりの注湯量とその増加率を
用い湯量検出手段4により目標水位まで注湯を行ってい
た。
【0006】さらに、浴槽2に残り湯があることを水位
検出手段13が検出している場合に自動お湯はり運転す
るときは、検出水位データと、記憶している単位水位上
昇あたりの注湯量とその増加率を用いて、湯量検出手段
4により目標水位まで注湯を行い、その後追いだき運転
を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水は温
度上昇とともに容積が膨張するということと、水位検出
装置に温度が低くなると出力も低くなるという特性が存
在するため、設定温度よりも低い温度の残り湯がある場
合、その温度で測定した水位で、残り必要な注湯量を計
算すると、注湯後の水位が目標水位よりも高くなってし
まうという課題を有していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による自動風呂お
湯張り装置は上記課題を解決するために、給湯回路から
浴槽へ自動的にお湯張りを行う自動注湯開閉弁と、給湯
回路を通過した湯量を検出する湯量検出手段と、浴槽に
設けた給湯口と接続された配管上に取り付けられ浴槽内
の水位を検出する水位検出手段と浴槽内の水温を検出す
る温度検出手段と制御部を備え、自動お湯はり運転開始
時に、上記水位検出手段が、浴槽に設定水位未満の残こ
り湯を検出し、かつ上記温度検出手段が、設定温度未満
を検出した場合は、風呂回路で設定温度になるまで、追
いだき運転を行った後、再度上記水位検出手段で水位を
検出し、その水位検出値と以前のお湯はり運転時に計算
した単位水位上昇あたりの注湯量を使って残り必要な注
湯量を計算するようにしたものである。
【0009】また、自動お湯はり運転開始時に、上記水
位検出手段が、浴槽に設定水位未満の残こり湯を検出
し、かつ上記温度検出手段が、設定温度未満を検出した
場合は、上記温度検出手段の測定値で検出水位を補正
し、その補正水位と以前のお湯はり運転時に計算した単
位水位上昇あたりの注湯量を使って残り必要な注湯量を
計算して、お湯張りをするようにしたものである。
【0010】そして、自動お湯はり運転開始時に、上記
水位検出手段が、浴槽に設定水位未満の残こり湯を検出
し、かつ上記温度検出手段が、設定温度マイナス一定温
度未満を検出した場合は、風呂回路で設定温度になるま
で、追いだき運転を行った後、再度上記水位検出手段で
水位を検出し、その水位検出値と以前のお湯はり運転時
に計算した単位水位上昇あたりの注湯量を使って残り必
要な注湯量を計算してお湯張りをし、上記温度検出手段
が、設定温度マイナス一定温度以上を検出した場合は、
追いだき運転を行わずに、水位検出値と以前のお湯はり
運転時に計算した単位水位上昇あたりの注湯量を使って
残り必要な注湯量を計算してお湯張りをするようにした
ものである。
【0011】上記発明によれば、水の容積膨張と、水位
検出装置の温度が低いと出力も低くなるという温度特性
と、両方を考慮して注湯を行うため、浴槽のいかなる温
度の残湯量からお湯張りを行った場合でも、正確に目標
水位までお湯張りを行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、給湯回路
から浴槽へ自動的にお湯張りを行う自動注湯開閉弁と、
給湯回路を通過した湯量を検出する湯量検出手段と、浴
槽に設けた給湯口と接続された配管上に取り付けられ浴
槽内の水位を検出する水位検出手段と浴槽内の水温を検
出する温度検出手段と制御部を備え、自動お湯はり運転
開始時に、上記水位検出手段が、浴槽に設定水位未満の
残こり湯を検出し、かつ上記温度検出手段が、設定温度
未満を検出した場合は、風呂回路で設定温度になるま
で、追いだき運転を行った後、再度上記水位検出手段で
水位を検出し、その水位検出値と以前のお湯はり運転時
に計算した単位水位上昇あたりの注湯量を使って残り必
要な注湯量を計算して、お湯張りをすることを特徴とす
る自動風呂お湯張り装置である。
【0013】上記自動風呂お湯張り装置によれば、浴槽
にのこり湯があっても、正確に目標水位までのお湯張り
に必要な注湯量を算出することができる。
【0014】また、請求項2記載の発明は、自動お湯は
り運転開始時に、上記水位検出手段が、浴槽に設定水位
未満の残こり湯を検出し、かつ上記温度検出手段が、設
定温度未満を検出した場合は、上記温度検出手段の測定
値で検出水位を補正し、その補正水位と以前のお湯はり
運転時に計算した単位水位上昇あたりの注湯量を使って
残り必要な注湯量を計算して、お湯張りをすることを特
徴とする自動風呂お湯張り装置である。
【0015】上記自動風呂お湯張り装置によれば、浴槽
にのこり湯があっても、ほぼ正確に目標水位までのお湯
張りに必要な注湯量を算出することができる。
【0016】また、請求項3記載の発明は、自動お湯は
り運転開始時に、上記水位検出手段が、浴槽に設定水位
未満の残こり湯を検出し、かつ上記温度検出手段が、設
定温度マイナス一定温度未満を検出した場合は、風呂回
路で設定温度になるまで、追いだき運転を行った後、再
度上記水位検出手段で水位を検出し、その水位検出値と
以前のお湯はり運転時に計算した単位水位上昇あたりの
注湯量を使って残り必要な注湯量を計算してお湯張りを
し、上記温度検出手段が、設定温度マイナス一定温度以
上を検出した場合は、追いだき運転を行わずに、水位検
出値と以前のお湯はり運転時に計算した単位水位上昇あ
たりの注湯量を使って残り必要な注湯量を計算してお湯
張りをすることを特徴とする自動風呂お湯張り装置であ
る。
【0017】上記自動風呂お湯張り装置によれば、浴槽
にのこり湯があっても、正確に速く目標水位までのお湯
張りに必要な注湯量を算出することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0019】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示す全体構成図である。図において、1は自動風呂お湯
張り装置、2は浴槽、3は給湯口で浴槽2の下部に取り
付けられている。給湯口3は配管で自動風呂お湯張り装
置1と接続され追焚回路18を形成している。追焚回路
18には水位検出手段13、循環ポンプ14、流量スイ
ッチ15、サ−ミスタ16、風呂用熱交換器17が設け
られ、循環ポンプ14によって浴槽2内の湯水を循環
し、水が流れるとONする流量スイッチ15のONを検
出すると風呂用熱交換器17で加熱を開始し、サ−ミス
タ16が目標温度を検出するまで追焚を行う。9は給湯
回路で湯量検出手段4、入水温度を検出するサ−ミスタ
5、給湯用熱交換器8、出湯温度を検出するサ−ミスタ
6、流量調整弁7が設けられ、湯量検出手段4とサ−ミ
スタ5、6の信号から給湯用熱交換器8での加熱量と流
量調整弁7での流量調整量を演算し、目標温度の湯を出
湯する。
【0020】12は給湯回路9から流量調整弁7の下流
側で分岐した給湯路で自動注湯開閉弁10、2つの逆止
弁11を介して追焚回路18の循環ポンプ14と流量ス
イッチ15の間に接続されている。そして、自動注湯開
閉弁10が開となると給湯回路9で目標温度まで加熱さ
れた湯は分岐給湯路12から追焚回路18を通り、給湯
口3より浴槽2に注湯される。20は制御部であり各種
演算、制御、記憶等を行う。
【0021】上記構成の自動風呂お湯張り装置1により
初めて、もしくは制御部20に設けた試運転スイッチを
押すことにより浴槽2に自動お湯張りした場合の動作を
図2により説明する。
【0022】水位検出手段13は浴槽2内の水位が給湯
口3を超え追焚回路18が水で満たされた状態でなけれ
ば浴槽2内の水位を正しく検出することができない。そ
こでまず給湯回路12から湯量検出手段4により一定量
(例えば40L)の湯を浴槽2に注湯し、循環ポンプ1
4で循環を行う。そのとき浴槽2内の湯水が給湯口3を
超えていなければ流量スイッチ15がOFFするため、
さらに一定量(例えば10L)の注湯、循環を流量スイ
ッチ15がONとなるまで繰り返す。
【0023】流量スイッチ15のONが検出されたなら
ば浴槽2内の湯水は給湯口3を超えたと判定し循環ポン
プ14を停止後、水位検出手段13により浴槽2内の水
位を検出する。このときの水位をH1とする。水位検出
後、再び給湯回路12から湯量検出手段4により一定量
Q1(例えば40L)の湯を浴槽2に注湯し、循環ポン
プ14で循環した後、水位検出手段13により浴槽2内
の水位を検出する。このときの水位をH2とする。ここ
で、注湯量Q1と水位H1、H2から浴槽2下部におけ
る第1の単位水位上昇あたりの注湯量q1が(1)式に
より算出できる。
【0024】q1=Q1/(H2−H1)・・・(1) この時点で水位H1、H2と単位水位上昇あたりの注湯
量q1を制御部20の記憶手段により記憶する。また、
水位H2が目標水位H4以上となっている場合には以後
の注湯は行わず自動お湯張りを終了する。
【0025】水位H2が目標水位H4よりも低い場合に
は、浴槽2内の水位を現在水位H2から目標水位H4よ
り低い任意の水位まで上昇させるため、給湯回路12か
ら湯量検出手段4により浴槽2に注湯を行う。注湯量Q
2は浴槽の単位水位上昇あたりの注湯量がq1で一定と
仮定した場合に水位をH2からH4まで上昇するのに必
要な量よりも一定量ΔQ(例えば20L)少ない量とし
(2)式により算出する。
【0026】 Q2=q1×(H4−H2)−ΔQ・・・(2) Q2注湯後、循環ポンプ14で循環した後、水位検出手
段13により浴槽2内の水位を検出する。通常、浴槽の
単位水位上昇あたりの注湯量はほぼ一定か、浴槽の上部
ほど拡大していくためQ2の注湯によって水位が目標水
位H4を超えることはなくH4以下となる。このときの
水位をH3とする。ここで、注湯量Q2と水位H2、H
3から浴槽2中間部における第2の単位水位上昇あたり
の注湯量q2が(3)式により算出できる。
【0027】q2=Q2/(H3−H2)・・・(3) この時点で水位H3と単位水位上昇あたりの注湯量q2
を制御部20の記憶手段により記憶する。ただし、Q2
が一定量(例えば10L)未満の場合には水位の上昇量
が少なく算出される単位水位上昇あたりの注湯量q2の
誤差が大きくなる可能性が高いため制御部20の記憶手
段への記憶は行わない。また、水位H2が目標水位H4
に達している場合には以後の注湯は行わず自動お湯張り
を終了する。なお、注湯量Q2は水位をH2からH4よ
りも一定水位ΔH(例えば4cm)低い水位まで上昇する
のに必要な量としても良い。
【0028】水位H3が目標水位H4よりも低い場合に
は、浴槽2内の水位を現在水位H3から目標水位H4ま
で上昇させるため、給湯回路12から湯量検出手段4に
より浴槽2に注湯を行う。注湯量Q3'は浴槽の単位水
位上昇あたりの注湯量がq2(q2が記憶されていない
場合にはq1)で一定と仮定した場合に水位をH3から
H4まで上昇するのに必要な量とし(4)式により算出
する。
【0029】 Q3'=q2×(H4−H3)・・・(4) Q3'注湯後、循環ポンプ14で循環した後、水位検出
手段13により浴槽2内の水位を検出する。このときの
水位をH3'とする。H3'がH4未満の場合にはさらに
Q3''の注湯を行う。Q3''は水位をH3'からH4ま
で上昇するのに必要な量とし(5)式により算出する。
【0030】 Q3''=q2×(H4−H3')・・・(5) Q3''注湯後、循環ポンプ14で循環した後、水位検出
手段13により浴槽2内の水位を検出する。このときの
水位をH3''とする。H3''がH4未満の場合には水位
がH4以上となるまで上記注湯動作を繰り返す。H4以
上の水位が検出された時点で自動お湯張りは終了する。
この時点で水位は目標水位H4とほぼ等しくなる。最終
検出された水位をH4'とし、水位H3以降の注湯量の
和Q3(=Q3'+Q3''+・・・)と水位H3、H4'
から浴槽2上部の目標水位近傍における第3の単位水位
上昇あたりの注湯量q3が(6)式により算出できる。
【0031】 q3=Q3/(H4'−H3)・・・(6) この時点で単位水位上昇あたりの注湯量q3を制御部2
0の記憶手段により記憶する。ただし、Q3が一定量
(例えば10L)未満の場合には水位の上昇量が少なく
算出される単位水位上昇あたりの注湯量q3の誤差が大
きくなる可能性が高いため制御部20の記憶手段への記
憶は行わない。
【0032】次に、上記構成の自動風呂お湯張り装置1
により制御部20の記憶手段に記憶がある状態で浴槽2
に自動お湯張りした場合の動作を図3、図4により説明
する。浴槽2に自動お湯張りを行う場合の動作は、自動
お湯張りを行う前に浴槽2の給湯口3よりも上まで湯水
があるかどうかで異なるため、まず、浴槽2の給湯口3
まで湯水がない残湯なしの場合の動作を説明する。
【0033】自動お湯張りを行う前に水位検出手段13
により検出される水位がH1未満の場合には浴槽2内の
湯水は給湯口3よりも下の可能性が高い。そこで、ま
ず、追焚回路18内の湯水が水落ちしている場合を考慮
し給湯回路12から湯量検出手段4により一定量(例え
ば10L)の湯を浴槽2に注湯後、循環ポンプ14で循
環を行う。このとき流量スイッチ15がONならば浴槽
2内の湯水は給湯口3より上であるため、後で説明する
残湯ありの動作に切り換える。流量スイッチ15がOF
Fならば浴槽2内の湯水は確実に給湯口3より下である
ため、給湯回路12から湯量検出手段4により一定量
(例えば60L)の湯を浴槽2に注湯し、循環ポンプ1
4で循環を行う。
【0034】そのとき浴槽2内の湯水が給湯口3を超え
ていなければ流量スイッチ15がOFFするため、さら
に一定量(例えば10L)の注湯、循環を流量スイッチ
15がONとなるまで繰り返す。流量スイッチ15のO
Nが検出されたならば浴槽2内の湯水は給湯口3を超え
たと判定し循環ポンプ14を停止後、水位検出手段13
により浴槽2内の水位を検出する。このときの水位をH
とする。Hがすでに目標水位H4以上の場合には注湯を
終了する。HがH4未満の場合には制御部20の記憶手
段に記憶されている水位H2、H3、H4とHの関係、
及び、単位水位上昇あたりの注湯量q1、q2、q3に
より目標水位H4までの必要注湯量Qを(7)−1〜3
式により算出する。H<H2ならば Q=q1×(H2−H)+q2×(H3−H2)+q3×(H4−H3)…( 7)−1 H2≦H<H3ならばQ=q2×(H3−H)+q3×(H4−H3)…(7) −2 H3≦H<H4ならばQ=q3×(H4−H)・・・(7)−3 図3はH<H2の場合、図4はH2≦H<H3の場合で
ある。そして、注湯量Qを給湯回路12から湯量検出手
段4により浴槽2に注湯後、循環ポンプ14により浴槽
2内の湯水を循環し、サ−ミスタ16が目標温度を検出
するまで風呂用熱交換器17にて加熱を行い自動お湯張
りを終了する。
【0035】次に、浴槽2の給湯口3より上まで湯水が
ある残湯ありの場合の動作を説明する。自動お湯張りを
行う前に水位検出手段13により検出される水位がH1
以上の場合には浴槽2内の湯水は給湯口3よりも上の可
能性が高いため、まず、循環ポンプ14で循環を行う。
このとき流量スイッチ15がOFFならば浴槽2内の湯
水は給湯口3より下であるため、前記残湯なしの動作に
切り換える。流量スイッチ15がONならば浴槽2内の
湯水は給湯口3より上であるため、循環ポンプ14をそ
のまま運転継続し、追いだき運転をして設定温度まで運
転を継続する。設定温度まで、追いだきが完了すると、
水位検出手段13により浴槽2内の水位を検出する。こ
のときの水位をHとする。以後は前記残湯あり時の動作
と同様に目標水位H4までの必要注湯量Qを(7)−1
〜3式により算出し、注湯後、目標温度まで加熱を行い
自動お湯張りを終了する。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、浴槽内の
残こり湯を設定温度になるまで、追いだき運転し、その
時の検出水位を使って、残り注湯量を計算するため、浴
槽内の残湯量、温度などによらず常に精度良く、お湯張
りを行えるという有利な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における自動風呂お湯張り装
置の構成図
【図2】同装置で浴槽に初めてお湯張りをする場合の説
明模式図
【図3】同装置の制御部の記憶手段に記憶がある状態で
浴槽にお湯張りをする場合の説明模式図
【図4】同装置の制御部の記憶手段に記憶がある状態で
浴槽にお湯張りをする場合の他の説明模式図
【図5】従来の自動風呂お湯張り装置の構成図
【符号の説明】
2 浴槽 3 給湯口 4 湯量検出手段 9 給湯回路 10 自動注湯開閉弁 13 水位検出手段 18 追焚回路 20 制御部
フロントページの続き (72)発明者 上村 貴則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L024 CC08 CC11 DD06 DD16 DD17 DD21 DD27 EE12 EE13 GG03 GG05 GG06 GG12 GG18 GG23 GG28 HH26 HH31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯回路から浴槽へ自動的にお湯張りを行
    う自動注湯開閉弁と、前記給湯回路を通過した湯量を検
    出する湯量検出手段と、浴槽内の水位を検出する水位検
    出手段と、浴槽内の水温を検出する温度検出手段と、制
    御部とを備え、自動お湯はり運転開始時に上記水位検出
    手段が前記浴槽の設定水位未満の残こり湯を検出し、か
    つ前記温度検出手段が設定温度未満を検出した場合に
    は、設定温度になるまで追いだき運転を行った後再度前
    記水位検出手段で水位を検出し、その水位検出値と以前
    のお湯はり運転時に計算した単位水位上昇あたりの注湯
    量を使って残り必要な注湯量を計算し、お湯張りする自
    動風呂お湯張り装置。
  2. 【請求項2】給湯回路から浴槽へ自動的にお湯張りを行
    う自動注湯開閉弁と、前記給湯回路を通過した湯量を検
    出する湯量検出手段と、浴槽内の水位を検出する水位検
    出手段と、浴槽内の水温を検出する温度検出手段と、制
    御部とを備え、自動お湯はり運転開始時に上記水位検出
    手段が前記浴槽の設定水位未満の残こり湯を検出し、か
    つ前記温度検出手段が温度検出手段の測定値で検出水位
    を補正し、その補正水位と以前のお湯はり運転時に計算
    した単位水位上昇あたりの注湯量を使って残り必要な注
    湯量を計算し、お湯張りする自動風呂お湯張り装置。
  3. 【請求項3】給湯回路から浴槽へ自動的にお湯張りを行
    う自動注湯開閉弁と、前記給湯回路を通過した湯量を検
    出する湯量検出手段と、浴槽内の水位を検出する水位検
    出手段と、浴槽内の水温を検出する温度検出手段と、制
    御部とを備え、自動お湯はり運転開始時に上記水位検出
    手段が前記浴槽の設定水位未満の残こり湯を検出し、か
    つ前記温度検出手段が設定温度マイナス一定温度未満を
    検出した場合には、設定温度になるまで追いだき運転を
    行った後再度前記水位検出手段で水位を検出し、その水
    位検出値と以前のお湯はり運転時に計算した単位水位上
    昇あたりの注湯量を使って残り必要な注湯量を計算して
    お湯張りをし、前記温度検出手段が設定温度マイナス一
    定温度以上を検出した場合には、追いだき運転を行わず
    に、水位検出値と以前のお湯はり運転時に計算した単位
    水位上昇あたりの注湯量を使って残り必要な注湯量を計
    算してお湯張りする自動風呂お湯張り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016020763A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 株式会社コロナ 風呂装置

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