JP2001248351A - 回動扉の開放補助機構 - Google Patents
回動扉の開放補助機構Info
- Publication number
- JP2001248351A JP2001248351A JP2000058209A JP2000058209A JP2001248351A JP 2001248351 A JP2001248351 A JP 2001248351A JP 2000058209 A JP2000058209 A JP 2000058209A JP 2000058209 A JP2000058209 A JP 2000058209A JP 2001248351 A JP2001248351 A JP 2001248351A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- latch
- opening
- assist mechanism
- opening assist
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 扉前面に設けた脚踏み式のペタルでラッチを
外すだけで扉が自然に半開きの状態まで開放することの
できる身障者にやさしい回動扉の開放補助機構を提供す
る。 【解決手段】 柱枠Bに対してヒンジCを介して回動可
能に取り付けられ且つ閉鎖姿勢を保持するラッチ9を備
えた回動扉Aであって、この扉を閉鎖した姿勢において
扉のヒンジ側端面1とこの端面に隣接する柱枠Bの側面
2の何れか一方に、扉Aを常時開放方向に弾力的に付勢
する弾性部材3が設けられ、前記ラッチ9を解錠位置に
後退させる脚踏みペタル11が扉Aの前面下方に設けら
れている構造。
外すだけで扉が自然に半開きの状態まで開放することの
できる身障者にやさしい回動扉の開放補助機構を提供す
る。 【解決手段】 柱枠Bに対してヒンジCを介して回動可
能に取り付けられ且つ閉鎖姿勢を保持するラッチ9を備
えた回動扉Aであって、この扉を閉鎖した姿勢において
扉のヒンジ側端面1とこの端面に隣接する柱枠Bの側面
2の何れか一方に、扉Aを常時開放方向に弾力的に付勢
する弾性部材3が設けられ、前記ラッチ9を解錠位置に
後退させる脚踏みペタル11が扉Aの前面下方に設けら
れている構造。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は主として建築構造物
における回動扉の開放補助機構に関するもので、殊に身
障者に便利な自然開放機能を備えた回動扉の開放補助機
構関するものである。
における回動扉の開放補助機構に関するもので、殊に身
障者に便利な自然開放機能を備えた回動扉の開放補助機
構関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に建築構造物の部屋出入口等に設け
られている回動扉には閉鎖姿勢を保持するラッチが設け
られ、解放時に把手を押し下げてラッチを外し、同時に
扉を手前又は奥に押して開いている。このような動作は
健常者であれば全く気にならないが、身障者、殊に脳性
麻痺等のように手足の運動機能に重い傷害のある身障者
にとっては把手を肘等で押し下げる操作と、扉を開放す
る操作の二つの動作を必要として面倒なものとなる。
られている回動扉には閉鎖姿勢を保持するラッチが設け
られ、解放時に把手を押し下げてラッチを外し、同時に
扉を手前又は奥に押して開いている。このような動作は
健常者であれば全く気にならないが、身障者、殊に脳性
麻痺等のように手足の運動機能に重い傷害のある身障者
にとっては把手を肘等で押し下げる操作と、扉を開放す
る操作の二つの動作を必要として面倒なものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、扉前
面に設けた脚踏み式のペタルでラッチを外すだけで扉が
自然に半開きの状態まで開放することのできる回動扉の
開放補助機構を提供することにより、上記の課題を解決
することを主たる目的とするものでる。
面に設けた脚踏み式のペタルでラッチを外すだけで扉が
自然に半開きの状態まで開放することのできる回動扉の
開放補助機構を提供することにより、上記の課題を解決
することを主たる目的とするものでる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる回動扉の開放補助機構にあっては、柱枠Bに
対してヒンジCを介して回動可能に取り付けられ且つ閉
鎖姿勢を保持するラッチ9を備えた回動扉Aであって、
この扉を閉鎖した姿勢において扉のヒンジ側端面1とこ
の端面に隣接する柱枠Bの側面2の何れか一方に、扉A
を常時開放方向に弾力的に付勢する弾性部材3が設けら
れ、前記ラッチ9を解錠位置に後退させる脚踏みペタル
11が扉Aの前面下方に設けられている構造とした。
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる回動扉の開放補助機構にあっては、柱枠Bに
対してヒンジCを介して回動可能に取り付けられ且つ閉
鎖姿勢を保持するラッチ9を備えた回動扉Aであって、
この扉を閉鎖した姿勢において扉のヒンジ側端面1とこ
の端面に隣接する柱枠Bの側面2の何れか一方に、扉A
を常時開放方向に弾力的に付勢する弾性部材3が設けら
れ、前記ラッチ9を解錠位置に後退させる脚踏みペタル
11が扉Aの前面下方に設けられている構造とした。
【0005】前記弾性部材3はヒンジCとは別体に形成
してもよく、或いはヒンジCに一体的に組み込んで形成
してもよい。
してもよく、或いはヒンジCに一体的に組み込んで形成
してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図1ないし
図6に示した実施例に基づき説明する。図において符号
Aは回動扉を示すものであって、柱枠Bに対しヒンジC
を介して回動可能に取り付けられている。本実施例では
このヒンジCは、図3に示すように左右2枚の羽根板
7,7が枢軸8を介して回動可能に連結されている所
の、一般に板ヒンジと呼ばれているものが使用されてい
るが、柱枠Bに対して回動扉Aをフリーな状態で回動自
在に取り付けることのできるヒンジであればどのような
ものであってもよい。
図6に示した実施例に基づき説明する。図において符号
Aは回動扉を示すものであって、柱枠Bに対しヒンジC
を介して回動可能に取り付けられている。本実施例では
このヒンジCは、図3に示すように左右2枚の羽根板
7,7が枢軸8を介して回動可能に連結されている所
の、一般に板ヒンジと呼ばれているものが使用されてい
るが、柱枠Bに対して回動扉Aをフリーな状態で回動自
在に取り付けることのできるヒンジであればどのような
ものであってもよい。
【0007】更に、扉Aの前記ヒンジCを設けた側とは
反対側の端部に閉鎖姿勢を保持するためのラッチ9と、
このラッチ9の係合を解除する把手10が取付けられて
いる。このラッチ9は一般に回動扉に取り付けられてい
る公知のものであって、図5に示すようにスプリング
(図示外)により通常突出方向に付勢されて柱枠Bに形
成された凹部9bに嵌合する雄体9aを備え、把手10
(図1並びに図2参照)を下方に回動することにより雄
体9aを解錠位置に後退させる構造となっている。
反対側の端部に閉鎖姿勢を保持するためのラッチ9と、
このラッチ9の係合を解除する把手10が取付けられて
いる。このラッチ9は一般に回動扉に取り付けられてい
る公知のものであって、図5に示すようにスプリング
(図示外)により通常突出方向に付勢されて柱枠Bに形
成された凹部9bに嵌合する雄体9aを備え、把手10
(図1並びに図2参照)を下方に回動することにより雄
体9aを解錠位置に後退させる構造となっている。
【0008】また図3に示すように、前記回動扉Aを閉
鎖した姿勢において扉Aを常時開放方向に弾力的に付勢
する弾性部材3が設けられている。本実施例においてこ
の弾性部材3は、扉Aの端面1に出没自在に埋め込まれ
て扉Aを常時開放方向に弾力的に付勢する弾性突出棒体
3aによって形成されている。この弾性突出棒体3a
は、一端に開口部4を有する筒状ケース5に出没自在に
収納され、ケース内に収納したスプリング6の押圧力を
うけて前記開口部4から常時突出されている。
鎖した姿勢において扉Aを常時開放方向に弾力的に付勢
する弾性部材3が設けられている。本実施例においてこ
の弾性部材3は、扉Aの端面1に出没自在に埋め込まれ
て扉Aを常時開放方向に弾力的に付勢する弾性突出棒体
3aによって形成されている。この弾性突出棒体3a
は、一端に開口部4を有する筒状ケース5に出没自在に
収納され、ケース内に収納したスプリング6の押圧力を
うけて前記開口部4から常時突出されている。
【0009】更に、前記把手10を回動してラッチ9の
雄体9aを解錠位置に後退させるペタル11が扉Aの前
面下方に設けられている。このペタル11はホルダー1
2によって扉Aに上下摺動自在に保持された連結アーム
13を介して把手10に連結されており、このペタル1
1を足で押し下げることにより雄体9aが解錠位置に後
退し、ペタルから足を離すと元位置に復帰するように形
成されている。
雄体9aを解錠位置に後退させるペタル11が扉Aの前
面下方に設けられている。このペタル11はホルダー1
2によって扉Aに上下摺動自在に保持された連結アーム
13を介して把手10に連結されており、このペタル1
1を足で押し下げることにより雄体9aが解錠位置に後
退し、ペタルから足を離すと元位置に復帰するように形
成されている。
【0010】上記の構成において、扉Aを閉鎖すると、
図2に示すように弾性突出棒体3aがスプリング6に抗
してケース5内に後退する。扉Aはラッチ9によって閉
鎖姿勢が保持されるが弾性突出棒体3aの押圧力によっ
て常時開き方向に付勢されている。この状態でペタル1
1を足や杖等で押し下げてラッチ9の係合を解除する
と、前記弾性突出棒体3aの押圧力によって扉は自然に
半開きの状態に開放する。このため手足の運動機能に重
い傷害のある身障者にとってペタル11を押し下げる操
作だけで容易に扉を開けることができる。この場合、ラ
ッチ9の解錠位置に置いて、解錠動作を確実なものとす
るために一般的にラッチの雄体9aの先端と嵌合凹部9
bとの間に所要のクリアランスLが設定されているた
め、ペタル11から足を離してラッチ雄体9aが嵌合凹
部9bに再び係合するより先に扉Aが弾性突出棒体3a
の押圧力により開放方向に移動し、このタイムラグによ
りラッチが係合することがない。勿論、動作をより確実
なものとするために、予め前記クリアランスLを更に大
きく設定してもよい。
図2に示すように弾性突出棒体3aがスプリング6に抗
してケース5内に後退する。扉Aはラッチ9によって閉
鎖姿勢が保持されるが弾性突出棒体3aの押圧力によっ
て常時開き方向に付勢されている。この状態でペタル1
1を足や杖等で押し下げてラッチ9の係合を解除する
と、前記弾性突出棒体3aの押圧力によって扉は自然に
半開きの状態に開放する。このため手足の運動機能に重
い傷害のある身障者にとってペタル11を押し下げる操
作だけで容易に扉を開けることができる。この場合、ラ
ッチ9の解錠位置に置いて、解錠動作を確実なものとす
るために一般的にラッチの雄体9aの先端と嵌合凹部9
bとの間に所要のクリアランスLが設定されているた
め、ペタル11から足を離してラッチ雄体9aが嵌合凹
部9bに再び係合するより先に扉Aが弾性突出棒体3a
の押圧力により開放方向に移動し、このタイムラグによ
りラッチが係合することがない。勿論、動作をより確実
なものとするために、予め前記クリアランスLを更に大
きく設定してもよい。
【0011】尚、前記ペタル11の連結アーム13を保
持するホルダー12は、例えば図6に示すように、上下
に相対する側方に向かって開口するチャック12a、1
2aを備えた回転板12bを枢軸12cを介して回動可
能に固定基板12dに取り付け、この固定基板12dを
扉Aの前面所定箇所に取り付けて回転板12bを連結ア
ーム12に向かって回動させてチャック12aに嵌め込
むことにより簡単に連結アーム12を保持させることが
できる。
持するホルダー12は、例えば図6に示すように、上下
に相対する側方に向かって開口するチャック12a、1
2aを備えた回転板12bを枢軸12cを介して回動可
能に固定基板12dに取り付け、この固定基板12dを
扉Aの前面所定箇所に取り付けて回転板12bを連結ア
ーム12に向かって回動させてチャック12aに嵌め込
むことにより簡単に連結アーム12を保持させることが
できる。
【0012】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではない。例えば弾性部材3は、例えばトーシ
ョンスプリングをヒンジCに一体的に組み込んで形成す
ることも可能である。その他本発明ではその構成要件を
備え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する
範囲内において適宜改変して実施することができるもの
である。
が、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではない。例えば弾性部材3は、例えばトーシ
ョンスプリングをヒンジCに一体的に組み込んで形成す
ることも可能である。その他本発明ではその構成要件を
備え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する
範囲内において適宜改変して実施することができるもの
である。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記のごとく構成したものであ
るから、手足の運動機能に重い傷害のある身障者にとっ
てペタルを足や杖等で押し下げる操作だけで容易に扉を
開けることができて扉開放操作の負担を軽減することが
できるといった優れた効果がある。
るから、手足の運動機能に重い傷害のある身障者にとっ
てペタルを足や杖等で押し下げる操作だけで容易に扉を
開けることができて扉開放操作の負担を軽減することが
できるといった優れた効果がある。
【図1】本発明に係る開放補助機構の一実施例を示す正
面図。
面図。
【図2】上記開放補助機構の要部の正面図。
【図3】上記開放補助機構の要部の斜視図。
【図4】上記開放補助機構の弾性部材部分の断面図。
【図5】上記開放補助機構のラッチ部分の断面図。
【図6】上記開放補助機構のホルダー部分の斜視図。
1 扉の端面 2 柱枠の側面 3 弾性部材 9 ラッチ開口部 11 脚踏みペタル A 扉 B 柱枠 C ヒンジ
Claims (1)
- 【請求項1】 柱枠(B)に対してヒンジ(C)を介して回動
可能に取り付けられ且つ閉鎖姿勢を保持するラッチ(9)
を備えた回動扉(A)であって、この扉を閉鎖した姿勢に
おいて扉のヒンジ側の端面(1)とこの端面に隣接する柱
枠(B)の側面(2)の何れか一方に、扉(A)を常時開放方向
に弾力的に付勢する弾性部材(3)が設けられており、前
記ラッチ(9)を解錠位置に後退させる脚踏みペタル(11)
が扉(A)の前面下方に設けられている、回動扉の開放補
助機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058209A JP2001248351A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 回動扉の開放補助機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058209A JP2001248351A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 回動扉の開放補助機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001248351A true JP2001248351A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18578840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000058209A Pending JP2001248351A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 回動扉の開放補助機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001248351A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101219207B1 (ko) * | 2010-07-27 | 2013-01-10 | 김현아 | 여닫이식 도어 어셈블리 |
-
2000
- 2000-03-03 JP JP2000058209A patent/JP2001248351A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101219207B1 (ko) * | 2010-07-27 | 2013-01-10 | 김현아 | 여닫이식 도어 어셈블리 |
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