JP2001207698A - 回動扉の開放機構。 - Google Patents

回動扉の開放機構。

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JP2001207698A
JP2001207698A JP2000018112A JP2000018112A JP2001207698A JP 2001207698 A JP2001207698 A JP 2001207698A JP 2000018112 A JP2000018112 A JP 2000018112A JP 2000018112 A JP2000018112 A JP 2000018112A JP 2001207698 A JP2001207698 A JP 2001207698A
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door
latch
column frame
face
hinge
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JP2000018112A
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Zenji Tsuchikawa
善司 土川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱枠に設けた押しボタンを押すだけでラッチ
が外れて扉が自然に半開きの状態まで開放することので
きる開放機構を簡単な構造で提供すること。 【解決手段】 柱枠B’に対して蝶番Cを介して回動可
能に取り付けられ扉Aであって、この扉Aを閉鎖した姿
勢において扉Aのヒンジ側の端面1とこの端面1に隣接
する柱枠B’の端面2の何れか一方に、扉Aを常時開放
方向に弾力的に付勢する弾性部材Dが設けられており、
扉Aの遊端側の端面11とこの端面に隣接する柱枠Bの
端面14の何れかに扉Aの閉鎖姿勢を保持するラッチ1
2が設けられ、前記ラッチ12を解錠位置まで後退させ
る押しボタン13、13が前記柱枠Bの前面16並びに
後面17に設けられている構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は主として建築構造物
における回動扉の開放機構に関するもので、殊に身障者
に便利なように、押しボタンを押すだけで扉を開放する
ことのできる機能を備えた開放機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に建築構造物の部屋出入口等に設け
られている回動扉には閉鎖姿勢を保持するラッチが設け
られ、解放時に把手を押し下げてラッチを外し、同時に
扉を手前に引き又は奥に押して開いている。このような
動作は健常者であれば全く気にならないが、身障者、殊
に脳性麻痺等のように手足の運動機能に重い傷害のある
身障者にとっては把手を肘等で押し下げる操作と、扉を
開放する操作の二つの動作を必要として面倒なものとな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、柱枠
に設けた押しボタンを押すだけでラッチが外れて扉が自
然に半開きの状態まで開放することのできる開放機構を
簡単な構造で提供することにより、上記の課題を解決す
ることを主たる目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる回動扉の開放機構にあっては、柱枠B’に対
して蝶番Cを介して回動可能に取り付けられ扉Aであっ
て、この扉Aを閉鎖した姿勢において扉Aのヒンジ側の
端面1とこの端面1に隣接する柱枠B’の端面2の何れ
か一方に、扉Aを常時開放方向に弾力的に付勢する弾性
部材Dが設けられており、扉Aの遊端側の端面11とこ
の端面に隣接する柱枠Bの端面14の何れかに扉Aの閉
鎖姿勢を保持するラッチ12が設けられ、前記ラッチ1
2を解錠位置まで後退させる押しボタン13、13が前
記柱枠Bの前面16並びに後面17に設けられている構
造とした。
【0005】前記弾性部材Dは、一端に開口部4を有す
る筒状ケース5に出没自在に収納されて背部からスプリ
ング6によって常時突出方向に付勢されている弾性突出
棒体3によって形成するのが好ましいが、ヒンジCの枢
軸8にトーションスプリングやコイルスプリング等を組
み込んで扉Aを常時開放方向に付勢するようにしてもよ
い。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図1〜図5
に示した第1の実施例に基づき説明する。図において符
号Aは回動式の扉を示すものであって、柱枠B’に対し
蝶番Cを介して回動可能に取り付けられている。本実施
例ではこの蝶番Cは、左右2枚の羽根板7,7が枢軸8
を介して回動可能に連結されている所の、一般に板蝶番
と呼ばれているものが使用されているが、柱枠B’に対
して回動扉Aを回動自在に取り付けることのできる蝶番
であればどのようなものであってもよい。
【0007】上記扉Aを閉鎖した姿勢において、扉Aの
ヒンジ側の端面1とこの端面に隣接する柱枠B’の側面
2の何れか一方、例えば図2並びに図3に示すように、
扉Aの端面1に、扉Aを開放方向に弾力的に付勢する弾
性部材Dが設けられている。
【0008】本実施例にあっては、前記弾性部材Dは、
一端に開口部4を有する筒状ケース5に出没自在に収納
されて背面からのスプリング6の押圧力により常時突出
方向に付勢されている弾性突出棒体3によって形成され
ている。
【0009】更に、扉Aの遊端側の端面11に隣接する
柱枠Bの端面に、扉を閉鎖姿勢に保持するためのラッチ
12が設けられ、このラッチ12を解錠位置まで後退さ
せるための押しボタン13、13が柱枠Bの前面16並
びに後面17に設けられている。前記ラッチ12は背部
からのスプリング19によって常時突出方向に押圧さ
れ、先端の三角状係合部が扉Aの端面11に設けた凹嵌
部15に係合して扉の閉鎖姿勢を保持するようになって
いる。またラッチ12の後部には図5に詳しく示すよう
に、夫々の押しボタン13、13の先端が摺接する傾斜
ガイド面18,18が設けられ、各押しボタン13、1
3を押すことにより、その先端が傾斜ガイド面18に摺
接してラッチ12が解錠位置まで後退するように形成さ
れている。尚、前記ラッチ12の三角状係合部は、扉A
を閉じるときは扉エッジが係合部傾斜面に当たって後退
し、凹嵌部15に一旦係合すればラッチ12を後退させ
ない限り扉を開くことができないような指向性を備えた
形状となっている。
【0010】今、図3の状態ではラッチ12が凹嵌部1
5に係合して扉が閉鎖姿勢に保持されているが、突出棒
体3の先端が柱枠B’の端面に当接してその反発力によ
り常時開き方向に付勢されている。その結果、ラッチと
ラッチ嵌合部との間に隙間が生じても、扉にガタツキが
生じることを確実に防止することのできる。この状態か
ら、何れか一方の押しボタン13を押すと、図4に示す
ように押しボタン13の先端によって傾斜ガイド面18
が押されてラッチ12が解錠位置まで後退する。このた
め扉がフリーな状態となって前記突出棒体3の押圧力に
より扉が自然に半開きの状態に開放される。従って手足
の運動機能に重い傷害のある身障者にとって押しボタン
13を押すだけで容易に扉を開けることができる。また
押しボタン13から手を離すとスプリング19の力によ
りラッチ12並びに押しボタン13が図3の元姿勢に復
帰する。
【0011】上記実施例ではラッチ12の先端係合部の
形状が指向性を有する形態としたが、図6並びに図7に
示すように先端係合の傾斜面を左右対称に設けて形成し
てもよい。この場合は設定値以上の力で扉を押しまたは
引くことにより扉を開放することができる。なお実施例
ではラッチ12の先端係合部分12aと傾斜ガイド面1
8,18を備えた後方部分12bとを分割して形成した
が、これらを一体的に形成してもよい。
【0012】図8乃至図11はラッチ12を扉A側に設
けた実施例を示す。この実施例ではラッチ12は図3〜
図5で示したのと同様な指向性を有する形状で形成さ
れ、このラッチ12に係合する凹嵌部15’を備えたケ
ーシング20が柱枠Bに埋め込んで設けられている。前
記ケーシング20内にラッチ12を解錠位置まで後退さ
せるためのスライド部材21が組み込まれており、この
スライド部材21に前記した押しボタン13、13が連
結されている。またスライド部材21にはラッチ12の
先端係合部を受け入れて解錠位置まで後退させる為の凹
部23が設けられている。更に、スライド部材21を常
にニュートラルな位置、即ち、図8に示すように凹部2
3がラッチ12を受け入れることのできる位置に復帰さ
せるためのスプリング22,22が設けられている。
【0013】今図4の状態から図中下方の押しボタン1
3を押し込むと、図10に示すようにスライド部材21
が移動して凹部23のエッジ23aがラッチ12の傾斜
面を押し、ラッチを解錠位置まで後退させる。また図中
上方側の押しボタン13を押し込むと、図11に示すよ
うにスライド部材21が移動して凹部23の斜面23b
がラッチ12の先端を押し、ラッチを解錠位置まで後退
させる。このようにしてラッチ12が解錠位置まで後退
すると弾性部材Dによって扉Aが自然に半開きの状態ま
で開放する。
【0014】図10並びに図11で示した実施例ではラ
ッチ12の先端係合部をを指向性の有する形態で形成し
たが、このラッチ12に代えて図12で示すように、ラ
ッチ12の先端係合部が左右対称的な傾斜面をもつ三角
形の形態で形成してもよいことは勿論である。この場
合、スライド部材21の凹部23’は前記三角形の係合
部をうまく受け入れるように三角形で形成するのがよ
い。またこの実施例では、スライド部材21をニュート
ラルな位置に復元させるスプリング22,22はケーシ
ング20の内部に収納されている。
【0015】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではない。例えば、扉Aを常時肺胞方向に付勢
する弾性部材DはヒンジCの枢軸8にトーションスプリ
ングやコイルスプリング等を組み込むことによって形成
することもできる。その他本発明ではその構成要件を備
え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する範
囲内において適宜改変して実施することができるもので
ある。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記のごとく構成したものであ
るから、手足の運動機能に重い傷害のある身障者にとっ
て押しボタンを押すだけの極めて簡単な操作だけで開け
ることができて扉開放操作の負担を軽減することができ
ると共に、電動器具を使用しない簡単な機構であるから
容易にセットすることができる、といった顕著な効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る扉の開放機構を組み込んだ扉と柱
枠の正面図。
【図2】上記開放機構におけるヒンジ部分の斜視図。
【図3】上記開放機構の第1の実施例を示す断面図。
【図4】上記解放機構のラッチが後退した状態を示す断
面図。
【図5】上記開放機構のラッチのみの拡大斜視図。
【図6】本発明の別の実施例を示す断面図。
【図7】図6で示した実施例におけるラッチのみの斜視
図。
【図8】本発明の更に別の実施例を示す断面図。
【図9】図8で示した実施例におけるスライド部材部分
の一部切欠斜視図。
【図10】図8で示した実施例の動作を示す断面図。
【図11】図8で示した実施例の別の動作を示す断面
図。
【図12】本発明の更に他のの実施例を示す断面図
【符号の説明】
1 扉の端面 2 柱枠B’の端面 3 弾性突出棒体 4 開口部 5 筒状ケース 6 スプリング 11 扉の有端側の端面 12 ラッチ 13 押しボタン 14 柱枠Bの遊端側の端面 16 柱枠Bの前面 17 柱枠Bの後面 A 扉 B、B’ 柱枠 C 蝶番 D 弾性部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱枠(B')に対して蝶番(C)を介して回動
    可能に取り付けられ扉(A)であって、この扉を閉鎖した
    姿勢において扉のヒンジ側の端面(1)とこの端面に隣接
    する柱枠(B')の端面(2)の何れか一方に、扉(A)を常時開
    放方向に弾力的に付勢する弾性部材(D)が設けられてお
    り、扉(A)の遊端側の端面(11)とこの端面に隣接する柱
    枠(B)の端面(14)の何れかに扉(A)の閉鎖姿勢を保持する
    ラッチ(12)が設けられ、前記ラッチ(12)を解錠位置まで
    後退させる押しボタン(13)、(13)が前記柱枠(B)の前面
    (16)並びに後面(17)に設けられている回動扉の開放機
    構。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材(D)が、一端に開口部(4)を
    有する筒状ケース(5)に出没自在に収納されて背部から
    スプリング(6)によって常時突出方向に付勢されている
    弾性突出棒体(3)によって形成されている請求項1に記
    載の回動扉の開放機構。
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