JP2008045281A - 扉のロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉のロック機構において、扉枠への施工スペースが狭い場合にも取り付け可能とする。
【解決手段】扉のロック機構は、扉枠2に配設されたラッチブロック1と、扉5に配設されたキャッチブロック4とを備える。ラッチブロック1は、水平方向に移動自在なラッチボルト11と、ラッチボルト11の移動を阻止するストッパー12を有し、キャッチブロック4は、ラッチボルト11と係合するキャッチ4を有する。ストッパー12が、ラッチボルト11の移動方向と直交する方向に移動することにより、ラッチボルト11の移動を阻止又は自由にし、ロックの施錠・解錠を行なう。このような構成であるので、ラッチブロック1の幅寸法を小さくすることができ、扉のロック機構を施工スペースの狭い扉枠などにも取り付けることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、施錠・解錠を電気的及び機械的に行なう扉のロック機構に関する。
従来から施錠・解錠を電気的及び機械的に行なう扉のロック機構として、施錠状態であっても非常時には、強い人力によって扉を開けることができるものがある。例えば、防火扉への使用例においては、平常時には防火扉が壁部に電気的に施錠されて収納されており、火災発生時には火災検知器等の信号により防火扉の収納が電気的に解錠されて、動力手段によって防火扉が通路を閉鎖し、延焼を防止する。そして、延焼等により電気的に解錠されないときには、強い人力により壁部での収納を解錠し、通路を防火扉で閉鎖する必要がある。また、管理された建物内において、情報の保護を目的として人の入室を制限するようなパーテーションの扉への使用例では、IDカードのデータにより認証された人だけの入室を許可するように、電気的に扉の施錠・解錠を行なう。しかし、火災等の非常時には、何らかの原因で電気的に扉の解錠がされないときも、強い人力により解錠して、人が避難できるようにする必要がある。
そのような扉のロック機構としては、例えば、特許文献1に示されるように、ラッチ腕でフックシャフトを係止し、通常時にはソレノイドの駆動により施錠・解錠を行い、非常時には、強い力で解錠できるものがある。
しかしながら、上述した特許文献1に示されるような扉のロック機構においては、ソレノイドの駆動によって複数の部品を順番に運動させることによりラッチ腕を回転させ、フックシャフトとの係止を解いて解錠する構造であるために、複雑で大型となり、扉枠に施工スペースが狭い場合に取り付けることが困難である。
特開平8−42214号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、小型化を実現し、扉枠への施工スペースが狭い場合においても容易に取り付けることができる扉のロック機構を提供し、更には、強制的に開放可能な構造を、簡略な構成によって実現した扉のロック機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、扉を電気信号により施錠・解錠する扉のロック機構において、扉又は扉枠のいずれか一方に配設されるラッチブロックと、扉又は扉枠のいずれか他方に前記ラッチブロックに対向して配設されるキャッチブロックとを備え、前記ラッチブロックは、一方向に付勢されて移動自在なラッチボルトと、前記ラッチボルトの移動方向とは直交する方向に移動可能で、電動機構の通電/非通電により前記ラッチボルトの移動を阻止する第1の位置及び前記ラッチボルトの移動を自由にする第2の位置をとるストッパーと、を有し、前記キャッチブロックは、該ラッチボルトと係合するキャッチを有し、前記ストッパーが第1の位置にあって前記ラッチボルトの移動が阻止された状態で扉は施錠され、前記ストッパーが第2の位置にあって前記ラッチボルトの移動が自由とされた状態で扉は解錠されるものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の扉のロック機構において、前記電動機構及び前記ストッパーは、前記電動機構によるストッパーの移動方向に配置されているものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の扉のロック機構において、前記ストッパーを形状の異なるものに交換することにより、前記電動機構への通電時における扉の施錠又は解錠の状態を切り替え自在としたものである。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の扉のロック機構において前記ストッパーの配置位置を変えることにより、前記電動機構への通電時における扉の施錠又は解錠の状態を切り替え自在としたものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の扉のロック機構において、扉への所定以上の荷重が加わることにより、前記キャッチが変位して扉が解錠されるものである。
請求項6の発明は、請求項5に記載の扉のロック機構において、前記キャッチを支持している部材を弾性材料にすることにより施錠力を制限したものである。
請求項7の発明は、請求項6に記載の扉のロック機構において、前記弾性材料を交換することにより、施錠力を調整するものである。
請求項8の発明は、請求項6に記載の扉のロック機構において、前記キャッチブロックは、前記弾性材料を支持する支持部を有し、前記支持部の配置位置を変えることにより、施錠力を調整するものである。
請求項9の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の扉のロック機構において、前記ラッチボルトの前記キャッチとの嵌合部は、稜線が扉又は扉枠の縁に略平行な山型形状とされ、前記キャッチの前記ラッチボルトとの嵌合部は、前記山型形状に略対応した谷型形状とされているものである。
請求項10の発明は、請求項9に記載の扉のロック機構において、前記ラッチボルトの山型形状の角度が、前記キャッチの谷型形状の角度と異なっているものである。
請求項11の発明は、請求項9又は請求項10に記載の扉のロック機構において、前記キャッチが挿通する前記キャッチブロックの収納開口部は、該キャッチとの間に隙間を有し、該キャッチが揺動し得るようにしたものである。
請求項12の発明は、請求項9又は請求項10に記載の扉のロック機構において、前記ラッチボルトが挿通する前記ラッチブロックの収納開口部は、該ラッチボルトとの間に隙間を有し、該ラッチボルトが揺動し得るようにしたものである。
請求項13の発明は、請求項9乃至請求項12のいずれか一項に記載の扉のロック機構において、前記キャッチは、前記谷型形状の両外側に斜面を有するものである。
請求項1の発明によれば、ラッチブロックを小型化することができ、ラッチブロックを施工スペースの狭い扉枠などの場合にも取り付けることができる。
請求項2の発明によれば、電動機構及びストッパーを、ストッパーの移動方向に沿って配置することにより、ラッチブロックの幅寸法を小さくすることができる。
請求項3の発明によれば、通電施錠型/通電解錠型の切り替えを、ストッパーの交換により容易に行なうことができる。
請求項4の発明によれば、通電施錠型/通電解錠型の切り替えを、ストッパーの配置位置を変更することにより容易に行なうことができる。
請求項5の発明によれば、簡略な構成で、非常時等に扉を強制的に開放することができる。
請求項6の発明によれば、扉に適度な施錠力を与えることができると共に強制開放することもでき、また、強制開放後も、強制開放前の状態に復帰するので、繰り返し利用することができる。
請求項7の発明によれば、施錠力を、弾性材料の交換によって容易に調整することができる。
請求項8の発明によれば、施錠力を、支持部の位置変更によって容易に調整することができる。
請求項9の発明によれば、ラッチボルトとキャッチの嵌合部の形状が、互いの形状に対応した山型形状と谷型形状であるので、扉を押す方向と引く方向の両方向に開くことができる。
請求項10の発明によれば、ラッチボルトの山型形状の角度が、前記キャッチの谷型形状の角度と異なるので、山型の斜面と谷型の斜面との面全体の接触による摩擦力の増大がなく、容易に扉を開けることができる。
請求項11の発明によれば、扉の強制開放時の初動負荷を軽減することができる。
請求項12の発明によれば、扉の強制開放時の初動負荷を軽減することができる。
請求項13の発明によれば、キャッチは、谷型形状の両外側に斜面を有するので、扉の開放時に、誤ってラッチボルトの施錠を行なったまま扉の閉動作を行なってもロック機構を破損しない。
本発明の実施形態に係る扉のロック機構について図1乃至図4を参照して説明する。本実施形態の扉のロック機構は、例えば、管理された建物内において、情報の保護を目的として人の入室を制限するパーテーションの扉に使用される。図1は、扉のロック機構の使用状況を示し、図2は、ロック機構の構成を示し、図3は、ラッチブロックの外観を、図4は、キャッチブロックの外観を示す。扉のロック機構は、ラッチブロック1とキャッチブロック4を備えており、ラッチブロック1は、扉枠2に縦向きにネジ3で取り付けられ、キャッチブロック4は、扉5にラッチブロック1に対向するようにネジ3で取り付けられる。ラッチブロック1から突出しているラッチボルト11とキャッチブロック4から突出しているキャッチ41とは嵌合して扉5を閉じた状態に保持する。ラッチブロック1は、施錠・解錠の駆動信号を送信する図示していないコントローラと信号線6とで繋がっている。
ラッチブロック1は、略水平方向に移動自在なラッチボルト11と、上下に移動してラッチボルト11の移動を阻止又は自由にするストッパー12と、ストッパー12を上下に移動させるソレノイド13を有している。ラッチブロック1は、ラッチシャーシ18にラッチボルト11を略水平方向に移動自在に案内するガイドシャフト14と、ラッチボルト11を付勢するラッチバネ15とを有している。ラッチボルト11は、ガイドシャフト14に案内されて水平方向に移動自在であり、また、ラッチバネ15によって、キャッチブロック4側に付勢されている。ラッチボルト11が移動する機構は、簡単な部品構成でできており、また、ガイドシャフト14とラッチバネ15の位置調整により、ラッチバネ15のラッチボルト11への荷重の方向の調整もできる。このことにより、ラッチボルト11は、円滑に移動することができ、信頼性も高い。
ストッパー12は板形状であり、中央にラッチボルト11が通過できる大きさの開口部121を有しており、開口部121をラッチボルト11側に向けて配置されている。ストッパー12は、上下2箇所に移動し、ラッチシャーシ18に固定されたラッチボルトフレーム16に移動自在に支持されている。ストッパー12が下の位置にあるときは、開口部121がラッチボルト11と同じ高さにあるので、ラッチボルト11は開口部121を通ることができて解錠状態となり、ストッパー12が上の位置にあるときは、ストッパー12の開口部121がラッチボルト11よりも上にあり、ラッチボルト11の下部がストッパー12に当接し、ラッチボルト11の移動が阻止されて施錠状態となる。
ソレノイド13は、駆動軸を有しており、該駆動軸の下端でストッパー12の上端と接続されている。また、ソレノイド13は、上下に移動可能であり、ソレノイド配置ネジ17によってラッチシャーシ18に配置されている。
キャッチブロック4は、ラッチボルト11と係合するキャッチ41と、キャッチ41を付勢する板バネ43と、板バネ43を支持する支持部44を有している。キャッチ41は、キャッチフレーム42に水平方向に移動自在に支持されており、板バネ43によってラッチボルト11側に付勢されている。板バネ43の一端はキャッチシャーシ45に接合されており、他端の付近で支持部44に移動自在に支持されている。支持部44は、上下に配置位置を移動することができ、支持部配置ネジ46によってキャッチシャーシ45に配置されている。支持部44の配置位置を上下に移動させることによって、板バネ43が支持部44に支持される位置が変わり、板バネ43の付勢力を調整することができる。
ラッチボルト11と収納開口部112(図3(d)参照)との間、及びキャッチ41と収納開口部412(図4(c)参照)との間には隙間が設けられており、ラッチボルト11及びキャッチ41は揺動することができるので、スムーズに収納開口部112、412の中に挿通することができる。解錠時や扉の強制開放時には、ラッチボルト11及びキャッチ41と、収納開口部112、412とが、こじることがなく扉を開けることができる。
ラッチボルト11とキャッチ41の嵌合部形状を図5を参照して説明する。ラッチボルト11の嵌合部は山型形状である。キャッチ41の嵌合部は、ラッチボルト11の山型形状に略対応した谷型となっている。両者のこの形状により扉は、押す方向と引く方向の両方に開くことができる。また、ラッチボルト11の山型の角度は、キャッチ41の谷型の角度よりも大きいので、山型の斜面と谷型の斜面とが面全体で接触することがなく、摩擦力が大きくならずに扉を容易に開けることができる。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る扉のロック機構の動作を説明する。解錠時には、ソレノイド13に通電されず、ソレノイド13は、図示しないスプリングによりストッパー12を下の位置に移動させる。扉を開けようとすると、ラッチボルト11とキャッチ41が当接し、ラッチボルト11は、キャッチ41から、扉枠内側へ荷重され、ストッパー12側へ移動しようとする。このとき、ストッパー12は、下の位置にあるので、ラッチボルト11は、ストッパー12の開口部121を通過することができる。また、ラッチボルト11はラッチバネ15によってキャッチ41側へ付勢されているが、ラッチバネ15の力は弱いので、ラッチボルト11は、ストッパー12側へ移動し、キャッチ41との係合が外れてドアを開けることができる。
施錠時には、ソレノイド13に通電され、ソレノイド13はストッパー12を上の位置に移動させる。扉を開けようとすると、ラッチボルト11とキャッチ41が当接し、ラッチボルト11は、キャッチ41から、扉枠内側へ荷重される。ラッチボルト11は、扉枠内側へ移動しようとするが、ストッパー12が上の位置にあるために、ラッチボルト11の下部がストッパー12と当接し移動が阻止される。このとき、キャッチ41もラッチボルト11から荷重を受け、扉内側へ移動しようとするが、板バネ43によって強くラッチボルト11側へ付勢されているので、扉内側へ移動することができず、ラッチボルト11はキャッチ41に係合されたままとなり、ドアを開けることができない。しかし、施錠時においても強い力で扉を開けようとすると、キャッチ41がラッチボルト11から強い荷重を受け、板バネ43の付勢力よりも荷重が大きくなれば板バネ43が変形し、キャッチ41は扉内側へ押し込まれて移動し、ラッチボルト11とキャッチ41との係合が外れ、ドアを開けることができる。このように、簡略な構成の扉のロック機構によって、火災等の緊急時に、施錠状態であっても強い力により扉を開け避難することができる。また、板バネ43は、弾性材なので、扉の強制開放後も強制開放前の状態に復帰し、繰り返し利用することができる。
このように、ラッチボルト11の移動を、ラッチボルト11の移動方向と直交する方向に移動するストッパー12によって阻止し、また、ソレノイド13がストッパー12の移動方向に配置されているので、ラッチブロック1の幅は、ラッチボルト11の大きさに準じることができ、ラッチブロック1の幅寸法を小さくすることができ、小型化することができる。これによりラッチブロック1は、施工スペースの狭い扉枠5にも取り付けることができ、また、取り付け時の美観を損なわない。
次に、ラッチボルト11とキャッチ41の嵌合部の形状を変えた例について図6を参照して説明する。この例においては、キャッチ41は、谷型形状の両外側にも斜面411を有している。これにより、扉の開放時にラッチボルト11が施錠状態となっても、強い力で扉を閉めることにより、キャッチ41は、外側の斜面411でラッチボルト11より扉内側へ荷重されて移動し、キャッチ41とラッチボルト11は嵌合し、扉の施錠が行なわれる。扉の開放時に、誤ってラッチボルト11の施錠を行なったまま扉の閉動作を行なってもロック機構を破損しない。
次に、ストッパー12を形状が異なるものに交換することにより、施錠・解錠の状態の切り替えを行なう方法について説明する。図7(a)、(b)は、ラッチボルト11とストッパー12の位置関係を示し、通電施錠形であり、前者は非通電時、後者は通電時である。図7(c)、(d)は、開口部121の位置が図7(a)、(b)に示したものより矢印Lの長さ分、下側に設けられている別個のストッパー12における位置関係を示し、通電解錠形であり、前者は非通電時、後者は通電時である。
図7(a)において、ストッパー12は下の位置にあり、開口部121がラッチボルト11と同じ高さであるので解錠状態にあり、この状態からソレノイド13に通電されると、図7(b)に示すように、ストッパー12は矢印Mの長さ分、上の位置に移動し、ラッチボルト11の下部がストッパー12と干渉する状態となるので、施錠状態となる。図7(c)において、ストッパー12は下の位置にあり、開口部121が図7(a)に比べて矢印Lの長さ分、下側にあり、ラッチボルト11の上部がストッパー12と干渉する状態となるので、施錠状態にある。この状態からソレノイド13に通電されると、図7(d)に示すように、ストッパー12が矢印Mの長さ分、上側に移動し、矢印Mと矢印Lは同じ長さなので、開口部121が、ラッチボルト11と同じ高さになり、解錠状態となる。このように、通電施錠型/通電解錠型への対応をストッパー12の変更により容易に行なうことができる。
次に、ストッパー12の配置位置を変えることにより、施錠・解錠の状態の切り替えを行なう方法について説明する。図8(a)、(b)は、図7(a)、(b)と同じであり、本ストッパー12のラッチボルト11とストッパー12の位置関係を示し、通電施錠形であり、前者は非通電時、後者は通電時である。図8(c)、(d)は、ストッパー12の配置位置を図8(a)、(b)に示したものより矢印Lの長さ分下側に変えたときの位置関係を示し、通電解錠形であり、前者は非通電時、後者は通電時である。
図8(c)においては、ラッチボルト11の上部がストッパー12と干渉する状態となるので、施錠状態となり、この状態からソレノイド13に通電されると、図8(d)に示されるように、ストッパー12が移動し、開口部121が、ラッチボルト11と同じ高さになり、解錠状態となる。このように、通電施錠型/通電解錠型への対応をストッパー12の配置位置を変えることにより容易に行なうことができる。ここで、ストッパー12の配置位置の変更は、ストッパー12が接続されているソレノイド13の配置位置をソレノイド配置ネジ17によって変えることにより行なう。通電施錠型/通電解除型の切り替えを、部品の取り外し等を行なわずに、ソレノイド13の配置位置を変えることにより施工現場で容易に行なうことができる。
次に、施錠力の調整方法について説明する。板バネ43(図2、図4参照)をばね定数の異なる板バネ43に交換することにより付勢力を変え、施錠力を容易に調整できるので、設置場所の扉等の強度に応じて施錠力を制限することができ、施錠時に強制的に扉を開けることによって扉等を破損することがない。また、支持部44を上下に移動させて支持部固定ネジ46によって固定し、支持部44が板バネ43を支持する位置を変えることにより、板バネ43の弾性を変えて施錠力を調整できるので、施工現場で容易に行なうことができる。
次に、本実施形態の扉のロック機構のシステムについて図9を参照して説明する。本システムは、入室者の認証データを読み取る認証装置7と、認証データ等に基きシステムを制御するコントローラ8と、コントローラ8からの指示により扉の施錠・解錠を行なうロック機構制御部9を備えている。ロック機構制御部9は、上述した図1乃至図4に示したロック機構におけるソレノイド13と図示していない施錠センサ及び開戸センサを含む。認証装置7は、戸口に設置され、入室者のIDカードから認証データを読取り、認証データをコントローラ8へ送信する。コントローラ8は、内蔵するプログラムに従い、システムを制御する。また、コントローラ8は、ロック機構制御部9内のソレノイド13を駆動するための電圧を供給し、扉の施錠・解錠を行なうと共に、ロック機構制御部9より扉の施錠・解錠状態及び開戸・閉戸状態のセンサ信号を受信する。
上記扉のロック機構のシステムにおいて、認証装置7は、入室者のIDカードから認証データを読取り、認証データをコントローラ8へ送信する。コントローラ8は、認証装置7から送信された認証データを基に扉の施錠・解錠をプログラムに従って制御し、ロック機構制御部9へ、扉の施錠・解錠の駆動信号を送信する。また、コントローラ8は、ロック機構制御部9より扉の施錠・解錠状態及び開戸・閉戸状態のセンサ信号を受信し、扉のロック機構のシステムを制御する。
なお、本発明は、上記各種実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、ストッパー12とラッチボルト11の形状は、ストッパー12がラッチボルト11の移動を阻止又は自由にすることができる形状のものであればよい。また、ストッパー12の開口部121の形状を変えて施錠・解錠の状態の切り替えを行なったが、ラッチボルト11の形状を変えて行なってもよいし、また、ソレノイド13の通電時/非通電時の動作を上下逆にして行ってもよい。また、ストッパー12の電動機構としては、ソレノイド13に代えてモータのような電動機構を採用してもよい。また、キャッチ41の付勢に板バネ43を用いずに、コイルバネ等の各種の弾性体を採用することができる。また、キャッチ41は、他の部材により付勢されずに支持されていてもよいし、キャッチ41を付勢又は支持する部材は、弾性体に限定されず、所定の荷重でキャッチ41の支持を解放するものであればよい。また、ラッチボルト11の山型形状の角度を、キャッチ41の谷型形状の角度より大きくしたが、ラッチボルト11の山型形状の角度を、キャッチ41の谷型形状の角度より小さくして、同様の拘束力を得てもよい。
本発明の実施形態に係る扉のロック機構の使用状態を示す斜視図。 同扉のロック機構の構成図。 (a)は同ラッチブロックの保護カバーを付けた外観図、(b)(c)(d)は同ラッチブロックの保護カバーを外した外観図。 (a)は同キャッチブロックの保護カバーを付けた外観図、(b)(c)(d)は同キャッチブロックの保護カバーを外した外観図。 同ラッチボルトとキャッチの嵌合部の平面図。 本発明の実施形態に係る異なる形状のキャッチとラッチボルトの嵌合部の平面図。 本発明の実施形態に係るラッチボルトとストッパーの位置関係を示し、(a)は通電施錠型の非通電時を示す図、(b)は同型の通電時を示す図、(c)は通電解錠型の非通電時を示す図、(d)は同型の通電時を示す図。 本発明の実施形態に係るラッチボルトとストッパーの位置関係を示し、(a)は通電施錠型の非通電時を示す図、(b)は同型の通電時を示す図、(c)は通電解錠型の非通電時を示す図、(d)は同型の通電時を示す図。 本実施形態の扉のロック機構のシステム構成図。
符号の説明
1 ラッチブロック
11 ラッチボルト
112 収納開口部
12 ストッパー
121 開口部
13 ソレノイド(電動機構)
2 扉枠
4 キャッチブロック
41 キャッチ
411 斜面
412 収納開口部
43 板バネ(弾性材料)
44 支持部
5 扉

Claims (13)

  1. 扉を電気信号により施錠・解錠する扉のロック機構において、
    扉又は扉枠のいずれか一方に配設されるラッチブロックと、扉又は扉枠のいずれか他方に前記ラッチブロックに対向して配設されるキャッチブロックとを備え、
    前記ラッチブロックは、
    一方向に付勢されて移動自在なラッチボルトと、
    前記ラッチボルトの移動方向とは直交する方向に移動可能で、電動機構の通電/非通電により前記ラッチボルトの移動を阻止する第1の位置及び前記ラッチボルトの移動を自由にする第2の位置をとるストッパーと、を有し、
    前記キャッチブロックは、該ラッチボルトと係合するキャッチを有し、
    前記ストッパーが第1の位置にあって前記ラッチボルトの移動が阻止された状態で扉は施錠され、前記ストッパーが第2の位置にあって前記ラッチボルトの移動が自由とされた状態で扉は解錠されることを特徴とする扉のロック機構。
  2. 前記電動機構及び前記ストッパーは、前記電動機構によるストッパーの移動方向に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の扉のロック機構。
  3. 前記ストッパーを形状の異なるものに交換することにより、前記電動機構への通電時における扉の施錠又は解錠の状態を切り替え自在としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の扉のロック機構。
  4. 前記ストッパーの配置位置を変えることにより、前記電動機構への通電時における扉の施錠又は解錠の状態を切り替え自在としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の扉のロック機構。
  5. 扉への所定以上の荷重が加わることにより、前記キャッチが変位して扉が解錠されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の扉のロック機構。
  6. 前記キャッチを支持している部材を弾性材料にすることにより施錠力を制限したことを特徴とする請求項5に記載の扉のロック機構。
  7. 前記弾性材料を交換することにより、施錠力を調整することを特徴とする請求項6に記載の扉のロック機構。
  8. 前記キャッチブロックは、前記弾性材料を支持する支持部を有し、前記支持部の配置位置を変えることにより、施錠力を調整することを特徴とする請求項6に記載の扉のロック機構。
  9. 前記ラッチボルトの前記キャッチとの嵌合部は、稜線が扉又は扉枠の縁に略平行な山型形状とされ、
    前記キャッチの前記ラッチボルトとの嵌合部は、前記山型形状に略対応した谷型形状とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の扉のロック機構。
  10. 前記ラッチボルトの山型形状の角度が、前記キャッチの谷型形状の角度と異なっていることを特徴とする請求項9に記載の扉のロック機構。
  11. 前記キャッチが挿通する前記キャッチブロックの収納開口部は、該キャッチとの間に隙間を有し、該キャッチが揺動し得るようにしたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の扉のロック機構。
  12. 前記ラッチボルトが挿通する前記ラッチブロックの収納開口部は、該ラッチボルトとの間に隙間を有し、該ラッチボルトが揺動し得るようにしたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の扉のロック機構。
  13. 前記キャッチは、前記谷型形状の両外側に斜面を有することを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれか一項に記載の扉のロック機構。
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