JP3134039U - 両開きドア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車椅子の搭乗者などの身体にハンディキャップを持つ者によっても、開口部を広く取ることができるように、主ドアのみならず補助ドアを容易に開錠、施錠ができる両開きドア装置を提供する。
【解決手段】主ドア2と補助ドア3を持つ両開きドア装置において、前記主ドア2は、前記補助ドア3に比して大きなドアで、且つ折れ戸形としている。また前記補助ドア3は一枚戸形とし、その補助ドア3の上下端にラッチ26を持ち、このラッチ26を解除するラッチ解除装置22を補助ドア3の表面に備えていて、補助ドア3の開錠を容易にしている。
【選択図】 図1
【解決手段】主ドア2と補助ドア3を持つ両開きドア装置において、前記主ドア2は、前記補助ドア3に比して大きなドアで、且つ折れ戸形としている。また前記補助ドア3は一枚戸形とし、その補助ドア3の上下端にラッチ26を持ち、このラッチ26を解除するラッチ解除装置22を補助ドア3の表面に備えていて、補助ドア3の開錠を容易にしている。
【選択図】 図1
Description
この考案は、老人、身体障害、知的障害者等ハンディキャップを持った人が利用するトイレの両開きドア装置に関する。
従来、車椅子に搭乗した使用者がトイレを利用する時には、該トイレに近づき、移動距離を短くすることが好ましい。そのために、一枚戸の場合には、該戸の横幅を大きくすることが考えられるが、これではドアの回転半径が大きくなる欠点があり、そのようなドアが開きづらかった。
このため、例えば特許文献1に示すように、引戸を3つに分け、中央戸11とそれに隣接した一方戸12及び他方戸13とにした例が示され、開口部6bに3枚の戸1が摺動自在に動かされる支持部3を持ち、これらの戸1を動かす凸状取手4を備えて、開口部6bを広く取る例が示されている。
特開2000−64716
また、ドアには主ドアと補助ドアとよりなる両開きドア装置も在るが、主ドアはそれに取付られた取手(ハンドル)にて開閉できるようになっていて、補助ドアは、その主ドア側の端部の上下端に、固定用のフランス落しが設けられ、通常は施錠されて開くことができない構造となっている。そのため、この補助ドアを開くためには、上下端の2つのフランス落しを開錠しなければならなかった。
車椅子の搭乗者にとって見れば、補助ドアのフランス落しを開錠することなどは大変な作業で、身体にハンディキャップを持つ者では、とうていできるものではない。したがって、開口部を大きく開くことが難しかった。
そこで、この考案は、車椅子の搭乗者によっても、開口部を広く取ることができるように、主ドアのみならず補助ドアを容易に開錠、施錠ができる両開きドア装置を提供することにある。
この考案に係る両開きドア装置は、主ドアと補助ドアを持つ両開きドア装置において、前記主ドアは前記補助ドアに比して大きなドアとし、前記補助ドアは一枚戸形とし、該補助ドアが不動部材と係止するラッチを上下端に設けると共に、これを解除するラッチ解除装置を該補助ドアの表面に備えたことにある(請求項1)。
これにより、両開きドアを構成する補助ドアは、ラッチ解除装置に手を掛けて引っ張ることで、ラッチを不動部材より外して簡単に開けることができる。このため、主ドアの開錠と相俟って、開口部を広い開口とすることができ、車椅子をトイレ内に浸入でき、該トイレに近接できるようになると共に、介護者についてもスムーズな動きができるようになる。
前記主ドアは、一枚戸形の代わりに折れ戸形を採用することが好ましく(請求項2)、開時における主ドアの入口側へ突出が防がれると共に開口部の拡大に寄与できる。また、この主ドアは、その主ドアに設けられたラッチにより、前記補助ドアに係止すると共に該ラッチを解除するレバーハンドルを該主ドアの表面並びに裏面に取付られることが好ましい(請求項3)。さらに、この主ドアのラッチと補助ドアに設けられたラッチがマグネットラッチを構成していることが好ましく(請求項4)、施錠時にマグネットの吸着力によりラッチを確実に掛けることができる。
前記補助ドアに設けられるラッチは、戸の上下端に設けられ、該上端は戸枠に、下端は床面にそれぞれ設けた係止金具に係止されることにあり(請求項5)、前記ラッチ解除装置に手を掛けて手前に引っ張ると、ドア側へ引っ張り力が生じて、ラッチを引っ込めて係止金具から外される解除作用が生じるし又ラッチ解除装置から手を離すと、自らの持つバネ力によりラッチが突出して係止金具に係止し、補助ドアが固定される。
以上のように、この考案によれば、主ドアのレバーハンドルを持って開けると共に、ラッチ解除装置に手掛けて補助ドアを容易に開けることができるようになり、開口部を広く取ることができ、車椅子のトイレへの近接が達成される。また介護者の動きもスムーズすることができる(請求項1)。
また、主ドアにあっては、折れ戸を使用することで、レバーハンドルを持って動かせば、反便器側に折り畳まれ、開口部を広く取ることができる(請求項2)。あわせて、補助ドアも外側に開かれるため、開口部を大きく取ることができる。また主ドアに設けたラッチと前記補助ドアに設けたラッチ受けとがマグネットとで構成され、マグネットの吸着力にて開時に確実にラッチを掛けることができる(請求項4)。
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
図1,図2において、この考案のトイレに利用した例が示されている。即ち、両開きドア1は、主ドア2と補助ドア3とより成っていて、便器5を備えたトイレ空間6の一面を画成している。この両開きドア1は、下部開放の枠体8を介して建物の構造体9に取付られている。
両開きドア1の前記主ドア2は、折れ戸形で、2つの部分である主部11aと従部11bとで構成され、両者は揺動自在に連結具13に連結されると共に従部11bの上下端にヒンジ14が設けられ、枠体8並びに床面15に対して揺動自在となっている。また主ドア2の表面及び裏面で補助ドア側には、レバーハンドル16が設けられている。
したがって、主ドア2のレバーハンドル16を持って、下記するラッチ23を外した後に、左方へ力を加えることで、図2に示す点線のように2つに折り畳まれる。また開かれた主ドア2は、レバーハンドル16を持って右方へ力を加えることで、図2に示す実線のように閉じることができる。
補助ドア3は、一枚戸形で、反主ドア側の上下端にヒンジ18を介して枠体8並びに床面15に対して揺動自在となっている。この補助ドア3には、その表面に大きな握棒20以外に下記するラッチ26を解除するラッチ解除装置22が設けられている。
図3,図4を加えて、前記レバーハンドル16と前記ラッチ解除装置22を詳述すると、レバーハンドル16は揺動自在に主ドア2の主部11aの表面及び裏面に取付られ、揺動することで、ラッチ23が進退動し、補助ドア3の主ドア側に設けられたラッチ受け24に係止又は解除する構造である。このラッチ23及びラッチ受け24はマグネットで構成され、マグネットの吸着力にて閉時に確実にラッチを掛けることができる。
前記補助ドア3は、図3に明らかなように、その主ドア側の上下端に一対のラッチ26が設けられ、このラッチ26が枠体8並びに床面15に固着の係止金具33と係止している。これにより、補助ドア3は枠体8内に収まっている閉状態となっている。
この上下のラッチ26は、連結棒27を介して前記ラッチ解除装置22と連結されており、ラッチ解除装置22からの制御力により前記上下のラッチ26は進退動して枠体8並びに床面15と係止又は解除される。
このラッチ解除装置22の内部構造は、図4に明らかなように、例えば引手板28と、これに連動して動く水平方向の移動板29とこれを押圧するバネ30と、前記移動板29に連結のクランク31と、このクランク31に連結の出力板32とより成っていて、前記バネ30により押圧されて、図1乃至図3に図示の状態時に図3に示すように、ラッチ26が枠体8並びに床面15に固着の係止金具33と係止している。
そして、引手板28に手を掛けて引っ張ると、移動板29がバネ30に抗して動かされ、クランク31を介して出力板32を矢印方向へ動かす。これにより、出力板32に連結している連結棒27は補助ドア側内へ引き込まれ、ラッチ26が係止金具33との係止が外れ、補助ドア3はヒンジ18を介して回動し、容易に補助ドア3を開けることができる。
逆に補助ドア3を閉じるには、該補助ドア3を表面側から押せば、ラッチ26が係止金具33と係止して、補助ドア3は閉じられる。
以上のように、主ドア2と補助ドア3を開けることで、開口部34を大きく
取ることができる。しかも、その開閉動作は、身体にハンディキャップを持つ
者であっても容易である利点を持つものである。なおこの両開きドア装置1の
実施例にあっては、トイレのドアに用いたが、これに限らず採用できることは
勿論である。
取ることができる。しかも、その開閉動作は、身体にハンディキャップを持つ
者であっても容易である利点を持つものである。なおこの両開きドア装置1の
実施例にあっては、トイレのドアに用いたが、これに限らず採用できることは
勿論である。
1 両開きドア
2 主ドア
3 補助ドア
6 トイレ空間
8 枠体
11a 主部
11b 従部
13 連結具
15 床面
16 レバーハンドル
22 ラッチ解除装置
23 ラッチ
24 ラッチ受け
26 ラッチ
2 主ドア
3 補助ドア
6 トイレ空間
8 枠体
11a 主部
11b 従部
13 連結具
15 床面
16 レバーハンドル
22 ラッチ解除装置
23 ラッチ
24 ラッチ受け
26 ラッチ
Claims (5)
- 主ドアと補助ドアを持つ両開きドア装置において、
前記主ドアは前記補助ドアに比して大きなドアとし、前記補助ドアは一枚戸形とし、該補助ドアが不動部材と係止するラッチを上下端に設けると共に、これを解除するラッチ解除装置を該補助ドアの表面に備えたことを特徴とする両開きドア装置。 - 主ドアと補助ドアを持つ両開きドア装置において、
前記主ドアは前記補助ドアに比して大きなドアに、且つ折れ戸とし、前記補助ドアは一枚戸形とし、該補助ドアが不動部材と係止するラッチを上下端に設けると共に、これを解除するラッチ解除装置を該補助ドアの表面に備えたことを特徴とする両開きドア装置。 - 前記主ドアは、その主ドアに設けられたラッチにより、前記補助ドアに係止すると共に該ラッチを解除するレバーハンドルを該主ドアの表面並びに裏面に取付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の両開きドア装置。
- 前記主ドアに設けたラッチと前記補助ドアに設けたラッチ受けとがマグネットで構成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の両開きドア装置。
- 前記補助ドアのラッチは、戸の上下端に設けられ、該上端は戸枠に、下端は床面にそれぞれ設けた係止金具に係止されることを特徴とする請求項1又は2記載の両開きドア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003656U JP3134039U (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | 両開きドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003656U JP3134039U (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | 両開きドア装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3134039U true JP3134039U (ja) | 2007-08-02 |
Family
ID=43284656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007003656U Expired - Lifetime JP3134039U (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | 両開きドア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134039U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113619674A (zh) * | 2021-08-13 | 2021-11-09 | 上海临港均胜汽车安全系统有限公司 | 一种折叠方向盘 |
-
2007
- 2007-05-21 JP JP2007003656U patent/JP3134039U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113619674A (zh) * | 2021-08-13 | 2021-11-09 | 上海临港均胜汽车安全系统有限公司 | 一种折叠方向盘 |
CN113619674B (zh) * | 2021-08-13 | 2023-02-10 | 上海临港均胜汽车安全系统有限公司 | 一种折叠方向盘 |
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