JP2001247884A - 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 - Google Patents

粘度指数向上剤及び潤滑油組成物

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JP2001247884A JP2000384963A JP2000384963A JP2001247884A JP 2001247884 A JP2001247884 A JP 2001247884A JP 2000384963 A JP2000384963 A JP 2000384963A JP 2000384963 A JP2000384963 A JP 2000384963A JP 2001247884 A JP2001247884 A JP 2001247884A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基油への溶解性が良好で、耐コーキング性が
良好、且つ、粘度特性に優れた粘度指数向上剤を提供す
る。 【解決手段】 架橋構造を有すアルキル(メタ)アクリ
レート系重合体(A)からなり、該(A)の数平均分子
量が5,000〜200,000、溶解性パラメーター
が8.4〜9.4、HLB値が2.5〜9.0、示差走
査線熱量計により測定した結晶化ピーク温度が0℃以下
である粘度指数向上剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘度指数向上剤及
び潤滑油組成物に関する。詳しくは、エンジン油等の潤
滑油に有用な粘度指数向上剤及び潤滑油組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の気運が高まり、自
動車の省燃費性がより一層要求されてきている。自動車
の省燃費性を向上させるには、エンジン油に粘度指数向
上剤を添加してマルチグレード化する方法がある。日本
国内では、ディーゼルエンジン自動車に使用されている
エンジン油の30%近くは、粘度指数向上剤を添加した
マルチグレード油になっている。このマルチグレード油
には、エチレン・プロピレン共重合体からなる粘度指数
向上剤(以下OCP系粘度指数向上剤と略す。)が使用
されている。しかし、今後、さらに省燃費性が要求され
た場合、エンジン油の低粘度化が要求される。この場
合、エンジン油としては、粘度指数が高いこと、及び高
温高せん断粘度(以下TBS粘度と略す。)が低いこと
が望ましい。しかしOCP系粘度指数向上剤では、TB
S粘度が高いという欠点があり、省燃費性のさらなる向
上には寄与しない。一方、アルキル(メタ)アクリレー
ト重合体からなる粘度指数向上剤(以下PMA系粘度指
数向上剤と略す。)を使用したエンジン油は、OCP系
粘度指数向上剤を使用した場合と比べTBS粘度が低い
ということから現行のOCP系粘度指数向上剤を使用し
たエンジン油よりさらに優れた省燃費性が期待できる。
【0003】しかし、PMA系粘度指数向上剤を使用し
たエンジン油においても、長時間使用後、TBS粘度が
高くなるという問題点があり、この点を改良すべく各種
の提案がなされている。例えは、特定のヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートを含有したPMA系粘度指数
向上剤(特開平5−22389号公報、特開平5−28
7028号公報等)が提案されている。しかしながら、
エンジン油劣化に伴い生成するスラッジの分散性には優
れるが、TBS粘度の抑制には十分な効果は示さない。
また、PMA系粘度指数向上剤を使用したエンジン油
は、コーキング量が多いという問題点があり、さらなる
改良が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、鋭意検
討した結果、耐コーキング性、粘度特性の良好な粘度指
数向上剤、及び、潤滑油組成物を見いだし本発明に至っ
た。すなわち本発明は、架橋構造を有するアルキル(メ
タ)アクリレート系重合体(A)からなり、該(A)の
数平均分子量が5,000〜200,000、溶解性パ
ラメーターが8.4〜9.4、HLB値が2.5〜9.
0、示差走査線熱量計により測定した結晶化ピーク温度
が0℃以下である粘度指数向上剤;及び、潤滑油組成物
である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に於て用いられる架橋構造
を有するアルキル(メタ)アクリレート系重合体(A)
は、数平均分子量が5,000〜200,000、溶解
性パラメーターが8.4〜9.4、HLB値が2.5〜
9.0、示差走査線熱量計により測定した結晶化ピーク
温度が0℃以下であるものであれば特に限定はない。各
値が上記範囲外の場合、基油への溶解性、粘度特性、耐
コーキング性、抗乳化性が劣るものとなる。好ましく
は、数平均分子量が7,000〜180,000、特に
7,500〜160,000、溶解性パラメーターが
8.5〜9.3、特に8.6〜9.3、HLB値が3.
0〜8.0、特に3.0〜7.5、示差走査線熱量計に
より測定した結晶化ピーク温度が−10℃以下、特に−
15℃以下である。尚、本発明の数平均分子量は、ゲル
パーミュエーションクロマトグラフィーによるポリスチ
レンに換算し求めた数平均分子量である。本発明の溶解
度パラメーターは、Fedors法[Poym.En
g.Sci.14(2)152,(1974)]によっ
て算出される値である。本発明のHLB値は、グリフィ
ンのHLB(「新・界面活性剤入門」三洋化成工業株式
会社発行P128)によって算出される値である。本発
明の示差走査熱量計による結晶化ピーク温度は、PER
KIN−ELMER社製UNIXDSC7を使用し、粘
度指数向上剤5mgを試料とし、10℃/分の等温速度
で140℃から−75℃まで冷却したときに観測される
結晶化ピークトップの温度である。
【0006】(A)としては、架橋構造を有するアルキ
ル(メタ)アクリレート系重合体であれば特に限定はな
く、 アルキル(メタ)アクリレート(a1)単位と多官能
ビニル単量体(a2)単位と必要により他の単量体
(b)単位を有する重合体; アルキル(メタ)アクリレート(a1)単位と活性水
素原子含有基を有するのモノビニル単量体(a3)単位
と必要により他の単量体(b)単位を有する重合体を該
活性水素原子含有基と反応可能な官能基を2個以上有す
る化合物により伸長反応させた重合体; アルキル(メタ)アクリレート(a1)単位と活性水
素原子含有基と反応可能な官能基を有するモノビニル単
量体(a4)単位と必要により他の単量体(b)単位を
有する重合体を活性水素原子含有基を2個以上有する化
合物により伸長反応させた重合体 が挙げられる。これらのうち、好ましくはの重合体で
ある。
【0007】の重合体(A)において、アルキル(メ
タ)アクリレート(a1)としては、特に限定はない
が、通常、炭素数1〜50の直鎖又は分枝アルキル基を
有するアルキル(メタ)アクリレート(メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、デシルメタク
リレート、ドデシルメタクリレート、トリデシルメタク
リレート、テトラデシルメタクリレート、ペンタデシル
メタクリレート、ヘキサデシルメタクリレート、オクタ
デシルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、デシルアクリレート、ドデシルアクリレ
ート、トリデシルアクリレート、テトラデシルアクリレ
ート、ペンタデシルペタアクリレート、ヘキサデシルア
クリレート、オクタデシルアクリレートなど)が挙げら
れる。溶解性の観点から好ましくは、炭素数8〜22の
直鎖又は分枝アルキル基を有するアルキル(メタ)アク
リレートである。
【0008】多官能ビニル単量体(a2)としては、基
油への溶解性の観点からホモポリマーの溶解度パラメー
ターが8.3〜12.5、特に8.6〜12.0のもの
が好ましい。
【0009】(a2)の官能基数は、通常、2〜6官
能、好ましくは2官能である。又、ビニル単量体(a
2)の官能基としては、エチレン性不飽和基、例えばビ
ニル基、(メタ)アクロイル基、アリル基、プロペニル
基等が挙げられる。(a2)のうちで、剪断安定性の観
点から、好ましいものは(メタ)アクロイル基を有する
もの、特に(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)ア
クリレートである。(ポリ)アルキレングリコールジ
(メタ)アクリレートは、アルキレングリコール、もし
くは2個以上の活性水素を含有する化合物にアルキレン
オキサイドを開環付加させて得られるポリアルキレング
リコールを、(メタ)アクリル酸で脱水・エステル化さ
せ、又は、低級(C1〜4)アルキル(メタ)アクリレ
ートで脱アルコール・エステル化することで容易に得ら
れる。2個以上の活性水素を含有する化合物としては、
例えば、水、多価アルコール(エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセリン等)、多価フェノー
ル、脂肪族、脂環族、芳香族モノアミン(炭素数1〜2
2のモノアルキルアミン、アニリン等)、ポリアミン
(エチレンジアミン、ジエチレントリアミン等)が挙げ
られる。
【0010】アルキレンオキサイドとしては、例えば、
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、イソブチ
レンオキサイド、1−ブテンオキサイド、2−ブテンオ
キサイド、炭素数5〜27のα−オレフィンオキサイ
ド、トリメチルエチレンオキサイド、テトラメチルエチ
レンオキサイド、スチレンオキサイド、α−メチルスチ
レンオキサイド、1,1−ジフェニルエチレンオキサイ
ド、シクロヘキセンオキサイド、オキセタン、テトラヒ
ドロフラン、テトラヒドロピラン、ブタジエンモノキサ
イド、エピフルオヒドリン、エピクロロヒドリン、エピ
ブロモヒドリン、グリシドール、ブチルグリシジルエー
テル、ヘキシルグリシジルエーテル、アリルグリシジル
エーテル、フェニルグリシジルエーテル、2−クロロエ
チルグリシギルエーテル、メタクリルクロリドエポキサ
イドが挙げられる。好ましくは、炭素数2〜12のアル
キレンオキサイドであり、さらに好ましくは、炭素数3
〜6のアルキレンオキサイドである。
【0011】アルキレンオキサイドの開環付加反応は、
2個以上の活性水素を含有する化合物を、必要により適
当な溶媒(鉱物油、キシレン等)中、触媒[アニオン重
合触媒(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化セシウム等のアルカリ金属の水酸化物;メトキシ
ナトリウム、ブトキシナトリウム、メトキシカリウム、
ブトキシカリウム等のアルカリ金属アルコラート化合
物;テトラブチルアミン等のアルキルアミン)、カチオ
ン重合触媒(例えば、アルミニウム、アンチモン、硼
素、燐、鉄、亜鉛、チタン等の塩化物;塩酸、臭酸、硫
酸、過塩素酸等の鉱酸)、配位アニオン重合触媒(例え
ば、トリエトキシ鉄等の金属アルコシドやアルカリ土類
金属化合物と、アセチルアセトン等の活性水素化合物や
ルイス酸を組み合わせたもの)等]の存在化、合成でき
る。経済性、生産性の観点から好ましくは、アニオン重
合触媒による合成である。アニオン重合は、加熱しなが
らアルキレンオキサイド(a1)を加えることにより、
容易に合成できる。反応温度としては、70〜150
℃、好ましくは90〜130℃である。開環付加反応
は、特に限定はなく、単独付加、2種類以上を併用し付
加してもよい。2種類以上併用付加の場合、ランダム状
付加またはブロック状付加でもよい。
【0012】(ポリ)アルキレングリコールジ(メタ)
アクリレートのうちで、好ましいものは下記一般式
(1)で表されるものである。 R1−O−(XO)p−R2 (1) {式中、R1、R2は(メタ)アクリロイル基である。X
は炭素数2〜27のアルキレン基、pは1〜250の数
を示す。pが2以上の場合のXは同一でも異なっていて
もよく、(XO)p部分はランダム付加でもブロック付
加でもよい。}
【0013】上記以外の(a2)としては、その他のポ
リ(メタ)アクリロイル化合物[例えば、(メタ)アク
リル酸とポリイソシアネートもしくはポリアミンとの反
応物];ポリビニル化合物[ジビニルアルカン、ジビニ
ルベンゼン、ポリビニルエステル、ポリビニルエーテ
ル];ポリ(メタ)アリル化合物[ポリ(メタ)アリル
エーテル、例えば一般式(1)でR1、R2 が(メタ)
アリル基に置き変わったもの];ポリプロペニル化合物
[ポリプロペニルエーテル、例えば一般式(1)で
1、R2 がプロペニル基に置き変わったもの]などが
挙げられる。
【0014】の重合体(A)中の(a2)の含有重量
は、通常、下記式(2)で表される範囲である。 0.005×{(a2Mn)/(AMn)}≦ Y ≦ 6×{(a2Mn)/(AMn)} (2) [式中、Yは(A)中の(a2)含有重量%、(a2M
n)は、(a2)の数平均分子量、(AMn)は(A)の
数平均分子量である。] 基油への溶解性、粘度特性、剪断安定性の観点から、好
ましくは下記式(3)で表される範囲である。 0.01×{(a2Mn)/(AMn)} ≦ Y ≦ 2×{(a2Mn)/(AMn)} (3)
【0015】の重合体(A)は構成単位として、上記
(a1)及び(a2)以外のラジカル重合性の他の単量
体(b)を含有することもできる。(b)としてはアル
キル(メタ)アクリレート以外の、アルキル基の炭素数
1〜30の不飽和モノ又は/及びポリカルボン酸エステ
ル類(ブチルクロトネート、オクチルクロトネート、ド
デシルクロトネート、ジブチルマレエート、ジオクチル
フマレート、ジラウリルマレエート、ジステアリルフマ
レート、ジオクチルイタコネート、ジラウリルイタコネ
ートなど);ビニル芳香族化合物(スチレン、ビニルト
ルエンなど);ビニルエステル類(酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニルなど);アルファオレフィン類(デセン、
ドデセンなど);カルボン酸化合物類(無水マレイン
酸、メタアクリル酸、クロトン酸、イタコン酸など);
アクロレイン;共役ジエン(ブタジエン、イソプレン、
クロロプレンなど);アセチレン;置換アセチレン[ア
ルキルアセチレン(プロピン、1−ブチン、1−ペンチ
ン、1−ヘキシンなど)、アリールアセチレン(フェニ
ルアセチレン、p−メチルフェニルアセチレンな
ど)];アルキルビニルエーテル[通常、炭素数1〜1
8の直鎖又は分岐アルキル基を有するアルキルビニルエ
ーテル(メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、
アミルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、ヘプ
チルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、ノニル
ビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ドデシルビニ
ルエーテル、トリデシルビニルエーテル、テトラデシル
ビニルエーテル、ペンタデシルビニルエーテル、ヘキサ
デシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテルな
ど];アルキルアリルエーテル[通常、炭素数1〜18
の直鎖又は分岐アルキル基を有するアルキルアリルエー
テル(メチルアリルエーテル、エチルアリルエーテル、
プロピルアリルエーテル、ブチルアリルエーテル、アミ
ルアリルエーテル、ヘキシルアリルエーテル、ヘプチル
アリルエーテル、オクチルアリルエーテル、ノニルアリ
ルエーテル、デシルアリルエーテル、ドデシルアリルエ
ーテル、トリデシルアリルエーテル、テトラデシルアリ
ルエーテル、ペンタデシルアリルエーテル、ヘキサデシ
ルアリルエーテル、オクタデシルアリルエーテルな
ど];窒素原子、硫黄原子から選ばれる1種以上の原子
を有する単量体[N−ビニルピロリドン、N−ビニルチ
オピロリドン、ビニルピリジン、N,N−ジアルキルア
ミノアルキル(メタ)アクリレート(アルキル基の炭素
数は通常1〜4)、N,N−ジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリルアミド(アルキル基の炭素数は、通常
1〜4)、ビニルイミダゾール、モルフォリノアルキレ
ン(メタ)アクリレート等や、アミノフェノチアジン、
N−アリールフェニレンジアミン、アミノカルバゾー
ル、アミノチアゾール、アミノインドール、アミノピロ
ール、アミノイミダゾリン、アミノメルカプトチアゾー
ル、アミノピペリジン残基を有する(メタ)アクリレー
ト誘導体]が挙げられ、これらのうち1種以上の単量体
を含有することができる。これらのうち好ましいもの
は、ビニル芳香族化合物、アルキルビニルエーテル、N
−ビニルピロリドン、N,N−ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリレート(アルキル基の炭素数は通常1
〜4)、N,N−ジアルキルアミノアルキル(メタ)ア
クリルアミド(アルキル基の炭素数は、通常1〜4)及
びN−アリールフェニレンジアミン残基を有する(メ
タ)アクリレート誘導体であり、特に好ましいものは、
スチレン、及び炭素数2〜6のアルキル基を有するアル
キルビニルエーテルである。
【0016】重合体(A)中の、単量体(b)の含量は
通常、重合体(A)に基づいて0〜10重量%であり、
好ましくは、重合体(A)に基づいて0〜5重量%であ
る。
【0017】の重合体(A)は、通常の方法によって
容易に得ることができる。例えば前記した単量体類を鉱
物油や溶剤中でラジカル重合することにより得られる。
この場合、重合触媒としてアゾ系(例えば、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビスバレロニトリルなど)や過
酸化物系(例えば、ベンゾイルパーオキシド、クミルパ
ーオキシド、ラウリルパーオキシドなど)を用いること
ができる。
【0018】の重合体(A)において、アルキル(メ
タ)アクリレート(a1)および他の単量体(b)とし
ては、で挙げられたものと同様である。活性水素原子
含有基を有するのモノビニル単量体(a3)としては、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリレートが挙げられる。重合体(A)中の、
単量体(a3)の含有重量は、通常、下記式(4)で表
される範囲である。 0.005×{(a3Mn)/(AMn)}≦ Z ≦ 6×{(a3Mn)/(AMn)} (4) [式中、Zは(A)中の(a3)含有重量%、(a3M
n)は、(a3)の数平均分子量、(AMn)は(A)の
数平均分子量である。] 基油への溶解性、粘度特性、剪断安定性の観点から、好
ましくは下記式(5)で表される範囲である。 0.01×{(a3Mn)/(AMn)} ≦ Z ≦ 2×{(a3Mn)/(AMn)} (5) 単量体(b)の含量は通常、重合体(A)に基づいて0
〜10重量%であり、好ましくは、重合体(A)に基づ
いて0〜5重量%である。該活性水素原子含有基と反応
可能な官能基を2個以上有する化合物としては、イソシ
アネート基含有化合物[4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス
(シクロヘキシルジイソシアネート等]、カルボキシル
基含有化合物[炭素数2〜40の脂肪族ジカルボン酸
(例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン
酸、アゼライン酸、ダイマー酸など)、炭素数8〜24
の芳香族ポリカルボン酸(例えば、フタル酸、テレフタ
ル酸、トリメリット酸など)]およびエポキシ基含有化
合物[ビスフェノールA型エポキシ樹脂、環状脂肪族ジ
エポキサイド(1−エポキシエチル−3,4−エポキシ
シクロヘキサンなど)、ポリオキシアルキレン型(アル
キレン基の炭素数2〜4;重合度2〜100)エポキシ
樹脂など]が挙げられる。該化合物の使用量Sは、下式
(6)で表される。 S={Z×(cMn)}/{(a3Mn)×(a3T)×(cT)} (6) [式中、Zは重合体(A)中の(a3)含有重量%、
(a3Mn)は(a3)の数平均分子量、(cMn)は該化
合物の数平均分子量、(a3T)は(a3)の官能基
数、(cT)は、該化合物の官能基数である。]
【0019】の重合体(A)において、アルキル(メ
タ)アクリレート(a1)および他の単量体(b)とし
ては、で挙げられたものと同様である。活性水素原子
含有基と反応可能な官能基を有するモノビニル単量体
(a4)としては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸モ
ノアルキル(炭素数1〜18)エステル、フマル酸モノ
アルキル(炭素数1〜18)エステル、(メタ)アクリ
ル酸のグリシジルエステル類(メタクリル酸グリシジ
ル、アクリル酸グリシジルなど)が挙げられる。重合体
(A)中の、単量体(a4)の含有重量は、通常、下記
式(7)で表される範囲である。 0.005×{(a4Mn)/(AMn)}≦ W ≦ 6×{(a4Mn)/(AMn)} (7) [式中、Wは(A)中の(a4)含有重量%、(a4M
n)は、(a4)の数平均分子量、(AMn)は(A)の
数平均分子量である。] 基油への溶解性、粘度特性、剪断安定性の観点から、好
ましくは下記式(8)で表される範囲である。 0.01×{(a4Mn)/(AMn)} ≦ W ≦ 2×{(a4Mn)/(AMn)} (8) 単量体(b)の含量は通常、重合体(A)に基づいて0
〜10重量%であり、好ましくは、重合体(A)に基づ
いて0〜5重量%である。活性水素原子含有基を2個以
上有する化合物としては、例えば、水、多価アルコール
(エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセ
リン等)、多価フェノール、脂肪族、脂環族、芳香族モ
ノアミン(炭素数1〜22のモノアルキルアミン、アニ
リン等)、ポリアミン(エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン等)が挙げられる。該化合物の使用量Uは、
下式(9)で表される。 U={W×(dMn)}/{(a4Mn)×(a4T)×(dT)} (9) [式中、Wは重合体(A)中の(a4)含有重量%、
(a4Mn)は(a4)の数平均分子量、(dMn)は該化
合物の数平均分子量、(a3T)は(a3)の官能基
数、(dT)は、該化合物の官能基数である。]
【0020】本発明の粘度指数向上剤は、他の任意成
分、例えば清浄剤(スルフォネート系、サリシレート
系、フェネート系、ナフテネート系のもの等)、分散剤
(イソブテニルコハク酸イミド系、マンニッヒ縮合物系
等)、抗酸化剤(ジンクジチオフォスフェート、アミン
系、ヒンダードフェノール系等)、油性剤(脂肪酸系、
脂肪酸エステル系等)、摩擦摩耗調整剤(モリブデンジ
チオフォスフェート、モリブデンカーバメイト等)、極
圧剤(硫黄リン系、クロル系等)を含んでいてもよい。
【0021】本発明の粘度指数向上剤は、石油中間流出
油、特に潤滑油用基油に有用である。本発明の潤滑油組
成物における潤滑油用基油として好ましいものは、少な
くとも炭素数18〜40のワックスを含有する鉱物油で
あり、例えば、50〜300ニュートラルの粘度範囲に
ある鉱物油、及び、鉱物油の高粘度指数化処理基油が挙
げられる。高粘度指数化処理基油としては、オランダ国
特許第7613854号、特開平5−214349号公
報等に挙げられたものである。
【0022】本発明の潤滑油組成物中に含まれる粘度指
数向上剤の量は、通常、0.01〜40重量%であり、
好ましくは、0.05〜35重量%である。
【0023】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。尚、実施
例における使用原料の略号の意味は以下の通りである。 AA ;アクリル酸 MA ;メタクリル酸 PP3 ;ポリプロピレングリコール 数平均分子量 300 PP6 ;ポリプロピレングリコール 数平均分子量 600 PP60 ;ポリプロピレングリコール 数平均分子量 6000 PPE22 ;ポリプロピレングリコール・ポリエチレングリコール ブロック体 数平均分子量 2200 PB60 ;ポリ(1,2−ブチレングリコール) 数平均分子量 6000 PTM60 ;ポリテトラメチレングリコール 数平均分子量 6000 C1MA ;メチルメタクリレート C12MA ;デシルメタクリレート C13MA ;トリデシルメタクリレート C14MA ;テトラデシルメタクリレート C15MA ;ペンタデシルメタクリレート C16MA ;ヘキサデシルメタクリレート C18MA ;オクタデシルメタクリレート PEP ;エチレン・プロピレン共重合体 (UNIROYAL CHEMICAL COMPANY,INC.,TRILENE CP-80)
【0024】[多官能ビニル単量体(a2)の合成例]
撹拌装置、加熱装置、温度計、窒素吹き込み管を備えた
反応容器に、表1に示すカルボキシル基含有化合物、及
び、水酸基含有化合物を、カルボキシル基と水酸基の当
量比[(COOH基/OH基)=(1.1/1.0)]
となる割合で合計重量が2000gとなる量を仕込み、
さらに硫酸10g、ベンゾキノン10gを仕込み、空気
を吹き込みながら120℃で4時間脱水、エステル化反
応を行った。次に120℃、減圧下で過剰のカルボキシ
ル基含有化合物を取り除いた後、常圧に戻し40℃以下
になるまで冷却した。冷却後、10%水酸化ナトリウム
溶液2000gを加え撹拌混合し、その混合物を静置分
離した。上層を取り、更に2000gの水で5回水洗
後、表1記載の多官能ビニル単量体(a2)を得た。
【0025】
【表1】
【0026】[重合体の合成例]撹拌装置、加熱装置、
温度計、窒素吹き込み管を備えた反応器に、トルエンを
28g仕込み窒素雰囲気下に85℃に加熱する。撹拌し
ながら開始剤である2,2’−アゾビス−2,4−ジメ
チルバレロニトリルを表2記載量をトルエン100gに
溶解した溶液および表2記載の単量体を合計重量100
0gを、それぞれ反応容器に4時間かけて等速度で全量
を仕込み、仕込み終了から2時間85℃で重合反応を行
なった。反応終了後、130℃でトルエンをトッピング
除去し、重合体1〜7、及び比較重合体8、9を得た。
尚、数平均分子量、溶解性パラメーター、HLB値、示
差走査熱量計による吸熱ピーク温度を表3に示す。
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】(使用例1〜7、及び、比較使用例1〜
3)表4記載の粘度指数向上剤、及び、SJグレードパ
ッケージ5%を、溶剤精製油A(粘度指数100の20
00ニュートラル油)及び溶剤精製油B(粘度指数10
0の100ニュートラル油)に加え、エンジン油を作成
した。その際、100℃動粘度を10.5〜10.9m
m/s2、且つ、−20℃のCCS粘度を3000cP
になるよう溶剤精製油AとBの配合量を調整した。省燃
費性に関係するTBS粘度(150℃、せん断速度10
6/秒)及び粘度指数を測定した。その結果を表4に示
した。さらにこれらのエンジン油を以下の方法で酸化安
定性試験、及び、パネルコーキング試験を実施した。そ
の結果を表4に示した。
【0030】(酸化安定性試験の方法)エンジン油をJ
IS−K2514に従い、165.5℃で120時間酸
化安定性試験を実施した。試験前後でのTBS粘度(1
50℃、せん断速度106/秒)を測定した。
【0031】(パネルコーキング試験の方法)エンジン
油をパネルコーキング試験法Fed−791Bに従い、
パネル温度275℃、エンジン油温度120℃で4時間
パネルコーキング試験を実施した。試験後、パネルをペ
ンタンで洗浄後、コーキング量を重量法で測定した。
【0032】
【表4】
【0033】表4からわかるように、本発明の粘度指数
向上剤は、通常のアルキル(メタ)アクリレート系重合
体からなる粘度指数向上剤を使用した潤滑油油(比較使
用例1、比較使用例2)と比べ、酸化安定性試験後のT
BS粘度が低く保つことができ、さらに、コーキング量
が著しく低減できる。また、OCP系粘度指数向上剤を
使用した場合(比較使用例3)と比べ、粘度指数が高
く、酸化安定性試験前後のTBS粘度が著しく低く、さ
らに、コーキング量も低減できている。
【0034】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明の粘度指数向上剤を使用したエンジン油は、従来の粘
度指数向上剤を使用したエンジン油と比べ、コーキング
量が低減され、且つ、酸化劣化後においてもTBS粘度
を低く保つことができること、及び、粘度指数が高いこ
とから今後の自動車の省燃費性の要求に対応できる優れ
たエンジン油を提供することができる。さらに、本発明
の粘度指数向上剤は、上記特徴に加え、フレキシブルな
エーテル結合を架橋構造中に有する場合には、剪断安定
性が特に優れ、エンジン油以外の潤滑油(例えばギア
油、ATF、トラクション油、ショックアブソーバー
油)の粘度数向上剤としても、極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 151/02 C10M 151/02 // C10N 20:00 C10N 20:00 Z 20:04 20:04 30:02 30:02 40:02 40:02 40:25 40:25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋構造を有するアルキル(メタ)アク
    リレート系重合体(A)からなり、該(A)の数平均分
    子量が5,000〜200,000、溶解性パラメータ
    ーが8.4〜9.4、HLB値が2.5〜9.0、示差
    走査線熱量計により測定した結晶化ピーク温度が0℃以
    下である粘度指数向上剤。
  2. 【請求項2】 (A)が、アルキル(メタ)アクリレー
    ト(a1)単位と多官能ビニル単量体(a2)単位を有
    するものである請求項1記載の粘度指数向上剤。
  3. 【請求項3】 (a2)が8.3〜12.5の溶解度パ
    ラメーターを有するホモポリマーを形成する単量体であ
    る請求項2記載の粘度指数向上剤。
  4. 【請求項4】 (a2)が(ポリ)アルキレングリコー
    ルジ(メタ)アクリレートである請求項2または3記載
    の粘度指数向上剤。
  5. 【請求項5】 (ポリ)アルキレングリコールジ(メ
    タ)アクリレートが下記一般式(1)で表されるもので
    ある請求項4記載の粘度指数向上剤。 R1−O−(XO)p−R2 (1) {式中、R1、R2は(メタ)アクリロイル基である。X
    は炭素数2〜27のアルキレン基、pは1〜250の数
    を示す。pが2以上の場合のXは同一でも異なっていて
    もよく、(XO)p部分はランダム付加でもブロック付
    加でもよい。}
  6. 【請求項6】 (A)中の(a2)の含有量が、下記式
    (2)を満たす範囲内のものである請求項2〜5のいず
    れか記載の粘度指数向上剤。 0.005×{(a2Mn)/(AMn)} ≦ Y ≦ 6×{(a2Mn)/(AMn)}(2) [式中、Yは(A)中の(a2)の重量%、(a2Mn)
    は、(a2)の分子量(混合物の場合は数平均分子
    量)、(AMn)は(A)の数平均分子量である。]
  7. 【請求項7】 潤滑油基油と、請求項1〜6のいずれか
    記載の粘度指数向上剤0.01〜40重量%を含有して
    なる潤滑油組成物。
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