JP2001247742A - 熱融着性樹脂組成物 - Google Patents

熱融着性樹脂組成物

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JP2001247742A
JP2001247742A JP2000061083A JP2000061083A JP2001247742A JP 2001247742 A JP2001247742 A JP 2001247742A JP 2000061083 A JP2000061083 A JP 2000061083A JP 2000061083 A JP2000061083 A JP 2000061083A JP 2001247742 A JP2001247742 A JP 2001247742A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、実用上十分な物性を有しながら、
様々な樹脂と熱融着することができ、さらに柔軟性のコ
ントロールが容易な樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 本発明の樹脂組成物は、(a)ビニル芳
香族化合物から主として作られる少なくとも2つの重合
体ブロックAと、共役ジエン化合物から主として作られ
る少なくとも1つの重合体ブロックBとから成るブロッ
ク共重合体、及び/又は、これを水素添加して得られる
ブロック共重合体 100重量部、(b)シアン化ビニ
ル化合物単量体成分、ゴム成分、芳香族ビニル化合物単
量体成分及び任意的なその他の共重合可能な単量体成分
からなる共重合体 50〜500重量部、及び(c)非
芳香族系ゴム用軟化剤 50〜250重量部を含有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合成形に適した
熱融着性樹脂組成物に関するものであり、さらに詳しく
は本発明は、実用上十分な物性を有しながら、様々な樹
脂と熱融着することができ、さらに柔軟性のコントロー
ルが容易な複合成形用樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車部材、建築部材、弱電製
品、日用品、文具品において異なる樹脂を複合成形(例
えば2色成形)することが行われている。例えば自動車
部材では、自動車の窓枠、ランプパッキング、建材部材
では、サッシの枠、弱電製品では、電話、無線機、TV
リモコン、VTRリモコンのプッシュボタン、歯ブラ
シ、ペングリップ等にこのような2色成形が行われてい
る。
【0003】異なる樹脂の複合成形品を得る場合、樹脂
ごとに別々に成形した各成形品を接着剤を用いて結合し
たり、両樹脂に凹凸をもたせて成形し、嵌合させること
が行われている。
【0004】しかしながら、上記の接着剤を用いる方法
は、接着剤の塗布工程の複雑さによりコストが高くなっ
たり、接着剤を効果的に塗布するための熟練を要したり
していた。また、嵌合部分を設ける場合は、金型が複雑
になるためコストも高くなり、さらに嵌合工程が作業性
を悪化させる等の欠点を有している。
【0005】また、樹脂自体に熱融着性機能を付与した
ものとして、特開昭61−213145号、特開平08
−99331号、特開平02−139232号、特開平
07−266375号、特開平6−65467号、特開
平6−107898号、特開平8−72204号、特開
平8−66990号、特開平8−11261号、特開平
8−11262号、特開平8−34900号、特開平9
−324100号がある。
【0006】しかし、上記特許の樹脂は、成形時にドロ
ーダウンが発生する。また、40℃以上の雰囲気に放置
した場合、熱融着力が劣化すると言う問題があり、実用
的に使用するには多くの問題点がある。また、アクリロ
ニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)と
の2色押出成形性を行った場合、熱融着力にバラツキが
発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、且つ、機械的強度、成形加工性が優れ、実用
的な熱融着性の樹脂組成物を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(a)ビニル芳香族化合物から主として作られる少なく
とも2つの重合体ブロックAと、共役ジエン化合物から
主として作られる少なくとも1つの重合体ブロックBと
から成るブロック共重合体、及び/又は、これを水素添
加して得られるブロック共重合体 100重量部、
(b)シアン化ビニル化合物単量体成分、ゴム成分、芳
香族ビニル化合物単量体成分及び任意的なその他の共重
合可能な単量体成分からなる共重合体 50〜500重
量部、及び(c)非芳香族系ゴム用軟化剤 50〜25
0重量部、を含有してなる樹脂組成物にある。
【0009】本発明の樹脂組成物と熱融着可能な樹脂
は、とくにポリオレフィン系樹脂(例えば、低密度ポリ
エチレン樹脂、リニア低密度ポリエチレン樹脂、中密度
ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂(ブロック、ランダムおよびホモポリマーの
いずれであってもよい)、アイオノマー樹脂、ポリ−4
−メチルペンテン−1樹脂が含まれる)、スチレン系樹
脂(例えば一般ポリスチレン樹脂、耐衝撃ポリスチレン
樹脂、アクリロニトリル・スチレン共重合体、アクリロ
ニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、アクリロニ
トリル・アクリルゴム・スチレン共重合体、アクリロニ
トリル・エチレンプロピレンゴム・スチレン共重合体、
変性ポリフェニレンエーテル樹脂が含まれる)、ポリカ
ーボネート、ポリアミド、ポリ(メタ)アクリル酸エス
テル樹脂が挙げられ、特に、アクリロニトリル・ブタジ
エン・スチレン共重合体、ポリオレフィン系樹脂にその
効果が高い。しかし、これらに限定されない。
【0010】
【発明の実施の態様】本発明の樹脂組成物の各成分及び
製造法を以下に説明する。成分(a)ブロック共重合体 成分(a)ブロック共重合体は、ビニル芳香族化合物か
ら主として作られる少なくとも2つの重合体ブロックA
と、共役ジエン化合物から主として作られる少なくとも
1つの重合体ブロックBとからなるブロック共重合体、
及び/又はこれを水素添加して得られるものである。例
えば、A‐B‐A、B‐A‐B‐A、A‐B‐A‐B‐
Aなどの構造を有するビニル芳香族化合物‐共役ジエン
化合物ブロック共重合体あるいは、これを水素添加して
得られるものである。このブロック共重合体は全体とし
て、ビニル芳香族化合物を好ましくは5〜60重量%、
特に好ましくは20〜50重量%含む。ビニル芳香族化
合物を主体とする重合体ブロックAは、好ましくは50
重量%以上、特に好ましくは70重量%以上のビニル芳
香族化合物、及び任意的成分たとえば共役ジエン化合物
から作られたホモ重合体又は共重合体ブロックである。
共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBは、好
ましくは50重量%以上、特に好ましくは70重量%以
上の共役ジエン化合物、および任意的成分例えばビニル
芳香族化合物から作られたホモ重合体又は共重合体ブロ
ックである。また、これらのビニル芳香族化合物を主体
とする重合体ブロックA、共役ジエン化合物を主体とす
る重合体ブロックBにおいて、分子鎖中の共役ジエン化
合物又はビニル芳香族化合物由来の単位の分布がランダ
ム、テーパード(分子鎖に沿って単量体成分が増加又は
減少するもの)、一部ブロック状又はこれらの任意の組
合せでなっていてもよい。ビニル芳香族化合物を主体と
する重合体ブロックA又は共役ジエン化合物を主体とす
る重合体ブロックBがそれぞれ2個以上ある場合には、
各重合体ブロックはそれぞれが同一構造であっても異な
る構造であってもよい。
【0011】ブロック共重合体を構成するビニル芳香族
化合物としては、例えばスチレン、α‐メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、p‐第3ブチルスチレンなどのう
ちから1種又は2種以上を選択でき、なかでもスチレン
が好ましい。共役ジエン化合物としては、例えば、ブタ
ジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−
ジメチル−1,3−ブタジエンなどのうちから1種又は
2種以上が選ばれ、なかでもブタジエン、イソプレン及
びこれらの組合せが好ましい。
【0012】共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロ
ックBにおいて、そのミクロ構造を任意に選ぶことがで
きる。例えばポリブタジエンブロックにおいては、1,
2−ミクロ構造が好ましくは20〜50重量%、特に好
ましくは25〜45%である。ポリイソプレンブロック
においてはイソプレンの好ましくは70〜100重量%
が1,4‐ミクロ構造を有する。さらに、ブタジエン又
はイソプレンに由来する脂肪族二重結合の好ましくは少
なくとも90%が水素添加されたものが好ましい。
【0013】ブロック共重合体の数平均分子量は、好ま
しくは5,000〜1,500,000、より好ましく
は、10,000〜550,000、更に好ましくは1
00,000〜400,000の範囲であり、分子量分
布は10以下である。
【0014】ブロック共重合体の分子構造は、直鎖状、
分岐状、放射状あるいはこれらの任意の組合せのいずれ
であってもよい。
【0015】これらのブロック共重合体の製造方法とし
ては数多くの方法が提案されているが、代表的な方法と
しては、例えば特公昭40−23798号公報に記載さ
れた方法により、リチウム触媒又はチーグラー型触媒を
用い、不活性媒体中でブロック重合させて得ることがで
きる。水素添加する方法も公知である。
【0016】成分(b)共重合体 成分(b)共重合体は、シアン化ビニル化合物単量体成
分、ゴム成分、芳香族ビニル化合物単量体成分及び任意
的なその他の共重合可能な単量体成分からなる共重合体
である。
【0017】本発明で用いられるシアン化ビニル化合物
としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなど
が挙げられ、好ましくはアクリロニトリルである。
【0018】本発明で用いられるゴム成分は、スチレン
・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、
エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジ
エンゴムがあげられる。好ましくは、エチレン・プロピ
レンゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴムである。
さらに、それに少量の非共役ジエンを共重合させたもの
が好ましい。エチレン:プロピレン(又は、プロピレン
・ジエン)の重量比は90:10〜20:80の範囲が
好ましい。非共役ジエンとしては、環状ジエン類として
ジシクロペンタジエン、ノルボルネン類としてエチリデ
ンノルボルネン、脂肪族ジエン類として1,4−ヘキサ
ジエン、1,5−ヘキサジエン、2−メチル−1,5−
ヘキサジエン、1,4−シクロヘプタンジエン、1,5
−シクロオクタジエンなどが挙げられる。非共役ジエン
は2種以上を組み合わせて用いる事もできる。成分
(b)中の非共役ジエンの割合はヨウ素価で表され、5
〜40の範囲が好ましい。
【0019】本発明で用いられるビニル芳香族化合物と
しては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、3,5−ジメチルスチレン、ハロゲン化スチレンな
どが挙げられ、好ましくは、スチレンである。
【0020】任意的なその他の共重合可能なビニル単量
体として、メチルメタクリレート、エチルメタアクリレ
ートなどのメタクリル酸アルキルエステル、メチルアク
リレート、エチレンアクリレートなどのアクリル酸アル
キルエステル、アクリロアミド、メタクリロアミドなど
を併用することができる。
【0021】特に好ましくは、ビニル芳香族化合物とし
てのスチレンとシアン化ビニル化合物としてのアクリロ
ニトリルを重量比で80:20〜60:40の範囲で含
む。
【0022】最終的に成分(b)のゴム含有量が5〜7
0重量%の範囲にあることが好ましい。
【0023】成分(b)の製造方法としては、溶液重合
法、塊状重合法、懸濁重合法、塊状−懸濁重合法、スチ
レン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴ
ム、エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン
・ジエンゴムのラテックスを用いた乳化重合法によるグ
ラフト重合法が挙げられる。
【0024】成分(b)共重合体の具体例としては、A
ES(アクリロニトリル・エチレン・プロピレンゴム・
スチレン共重合体)、ABS、AEMS(アクリロニト
リル・エチレン・プロピレンゴム・メチルメタアクリレ
ート・スチレン共重合体)が挙げられる。
【0025】成分(b)の配合量は、成分(a)100
重量部に対して、50〜500重量部、好ましくは10
0〜500重量部、特に好ましくは150〜300重量
部である。
【0026】成分(c)非芳香族系ゴム用軟化剤 成分(c)非芳香族系ゴム用軟化剤としては、非芳香族
系の鉱物油又は液状若しくは低分子量の合成軟化剤が挙
げられる。一般にゴム用鉱物油軟化剤は、芳香族環、ナ
フテン環及びパラフィン鎖が組合った混合物であって、
一般に、パラフィン鎖炭素数が全炭素数の50%以上を
占めるものをパラフィン系、ナフテン環炭素数が30〜
40%を占めるものをナフテン系、芳香族炭素数が30
%以上を占めるものを芳香族系と呼び区別されている。
本発明の成分(c)として用いられるゴム用鉱物油軟化
剤は、上記のパラフィン系及びナフテン系が好ましい。
芳香族系の軟化剤は、成分(a)との関係で分散性が悪
く好ましくない。成分(c)として、パラフィン系の鉱
物油軟化剤が特に好ましく、パラフィン系のなかでも芳
香族環成分の少ないものが特に適している。
【0027】該非芳香族系ゴム用軟化剤は、37.8℃
における動的粘度が好ましくは20〜500cst、流
動点が好ましくは−10〜−15℃、引火点(COC)
が好ましくは170〜300℃である。
【0028】成分(c)の配合量は成分(a)100重
量部に対して、50〜250重量部、好ましくは50〜
150重量部である。
【0029】成分(d)ポリウレタン系熱可塑性エラス
トマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー (d−1)ポリエステル系熱可塑性エラストマー
【0030】ポリエステル系熱可塑性エラストマーは、 (1) 芳香族ポリエステルブロック(α)と非芳香族
ポリエステルブロック(β)とからなるブロック共重合
体 (2) 芳香族ポリエステルブロック(α)とポリエー
テルブロック(γ)とからなるブロック共重合体 (3) 芳香族ポリエステルブロック(α)と前記ブロ
ック(β)とブロック(γ)とからなるブロック共重合
体等である。
【0031】上記芳香族ポリエステルブロック(α)と
は、芳香族ジカルボン酸又はそのアルキルエステルと炭
素数2〜12の脂肪族及び/又は脂環族ジオールとから
エステル化反応、又は、エステル交換反応により得られ
るポリエステルオリゴマーである。
【0032】上記芳香族ジカルボン酸としては、ポリエ
ステルの原料、特にポリエステルエラストマーの原料と
して知られるものを使用することができる。具体的に
は、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸等を挙げることができる。これ
らの中でも、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸を用いることが好ましく、テレフタル酸を主成分
とするものを用いることが特に好ましい。これらは2種
以上を併用して使用することもできる。上記芳香族ジカ
ルボン酸のアルキルエステルとしては、ジメチルテレフ
タレート、ジメチルイソフタレート、ジメチルフタレー
ト、2,6−ジメチルナフタレート等のジメチルエステ
ル等を挙げることができる。これらの中でも、好ましく
はジメチルテレフタレート、2,6−ジメチルナフタレ
ートを用いることが好ましく、特にジメチルテレフタレ
ートを用いることが好ましい。これらは2種以上を併用
して使用することもできる。
【0033】上記炭素数2〜12の脂肪族及び/又は脂
環族ジオールとしては、ポリエステルの原料、特にポリ
エステルエラストマーの原料として公知のものを用いる
ことができる。具体的には、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、トリメチレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール等を挙げることが
できる。これらの中でも、1,4−ブタンジオール、エ
チレングリコールを用いることが好ましく、1,4−ブ
タンジオールを主成分とするものを用いることが特に好
ましい。これらは2種以上を併用して使用することもで
きる。また、上記以外に三官能性のジオール、その他の
ジオールや他のジカルボン酸及びそのエステルを少量程
度であれば共重合しても良く、更に、アジピン酸等の脂
肪族又は脂環族のジカルボン酸、又は、そのアルキルエ
ステル等も共重合成分として使用しても良い。
【0034】芳香族ポリエステルブロック(α)とし
て、好ましくは、ポリエチレンテレフタレートオリゴマ
ー、ポリプロピレンテレフタレートオリゴマー、ポリブ
チレンテレフタレートオリゴマー(ポリテトラメチレン
テレフタレートオリゴマー)、ポリペンタメチレンテレ
フタレートオリゴマー等を挙げることができる。
【0035】上記非芳香族ポリエステルブロック(β)
とは、(1) 脂肪族又は脂環族ジカルボン酸と脂肪族
ジオールとを縮合することにより得られるポリエステル
オリゴマー、(2) 脂肪族ラクトン又は脂肪族モノオ
ールカルボン酸から合成されたポリエステルオリゴマー
であり、前者(1)の具体例としては、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカル
ボン酸、ジシクロヘキシル−4,4´−ジカルボン酸等
の脂環式ジカルボン酸又は琥珀酸、修酸、アジピン酸、
セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸のうちの一種以上
と、エチレングリコール、プロピレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール等の
脂肪族ジオールのうちの一種以上とを縮合させて得られ
るポリエステルオリゴマーを挙げることができる。後者
(2)の具体例としては、ε−カプロラクトン、ω−オ
キシカプロン酸等から合成されたポリカプロラクトン系
ポリエステルオリゴマーを挙げることができる。
【0036】上記ポリエーテルブロック(γ)として
は、例えば、ポリ(アルキレンオキシド)グリコール等
の平均分子量が400〜6,000、好ましくは500
〜4,000、特に好ましくは600〜3,000のポ
リエーテルオリゴマーを挙げることができる。ポリ(ア
ルキレンオキシド)グリコールとしては、ポリエチレン
グリコール、ポリ(1,2及び1,3−プロピレンオキ
シド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グ
リコール、ポリ(ヘキサメチレンオキシド)グリコー
ル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロック
又はランダム共重合体、エチレンオキシドとテトラヒド
ロフランのブロック又はランダム共重合体等を挙げるこ
とができる。非芳香族ポリエステルブロック(β)及び
ポリエーテルブロック(γ)の含有量は、エラストマー
全体に対して5〜95重量%であることが望ましく、特
に20〜80重量%であることが望ましい。上記含有量
が5重量%未満ではエラストマーとしての特徴が得られ
ず、また、含有量が95重量%より多くなると縮合重合
によってポリマーを得るのが難しい。
【0037】ポリエステル系熱可塑性エラストマーの製
造方法としては、各オリゴマーブロックをそれぞれ別々
に先に合成してから、次に、このオリゴマーブロック間
をエステル結合させて製造しても良いし、別の方法とし
て、例えば、ブロック(β)を先に重合しておいて、次
にブロック(α)の成分単量体を混合し縮合する方法等
もとり得る。
【0038】ポリエステル系熱可塑性エラストマーとし
ては、ポリブチレンテレフタレートを主たるハードセグ
メントとし、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコー
ルをソフトセグメントとするポリエーテルエステルブロ
ック共重合体、またはポリブチレンテレフタレートを主
たるハードセグメントとし、ポリ‐ε‐カプロラクトン
をソフトセグメントとするポリエステルエステルブロッ
ク共重合体などの、パーオキサイドの存在下で加熱処理
を行なっても架橋せず、流動性が低下しないものを用い
ることができる。
【0039】市販のポリエステル系エラストマーとして
は、「ペルプレン」(東洋紡績(株)製商品名)や、
「ハイトレル」(東レ・デュポン(株)製商品名)、
「ヌーベラン」(帝人(株)製商品名)等を挙げること
ができる。
【0040】(d−2)ポリウレタン系熱可塑性エラス
トマー ポリウレタン系熱可塑性エラストマーとしては例えば、
ジイソシアネートと分子量が50〜500程度の短鎖グ
リコール(例えば、エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ビスフェノールA
等を挙げることができる。)とからなるハードセグメン
トと、ジイソシアネートと長鎖ポリオールからなるソフ
トセグメントを有するものである。長鎖ポリオールとし
ては、分子量が500〜10,000のポリアルキレン
グリコールの様なポリエーテル系のもの、或いは、ポリ
アルキレンアジペート、ポリカプロラクトン、ポリカー
ボネート等のようなポリエステル系のものが使用され
る。この種のポリウレタン系熱可塑性エラストマーは下
記一般式[I]で表わされる構造の化合物である。
【0041】
【化1】 [式中、Aはジイソシアネートと短鎖グリコールとから
なるハードセグメントを表わし、Bはジイソシアネート
と長鎖ポリオールからなるソフトセグメントを表わし、
YはAセグメントとBセグメントを連結するウレタン結
合を形成しているジイソシアネート化合物残基を表わ
す。] 上記のいずれのジイソシアネート化合物として
も、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、キシレンジイソシアネート、4,4´−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート等の公知慣用のものが使用される。ポリウレタ
ン系熱可塑性エラストマーの市販品としては、「パンデ
ックス」(大日本インキ化学工業社製商品名)、「エラ
ストラン」(武田バーディッシェウレタン社製商品
名)、「ミラクトラン」(日本ミラクトラン(株)製商
品名)、「レザミンP」(大日精化工業(株)製商品
名)等を挙げることができる。
【0042】成分(d)は、特に、融点(Tm)が16
0〜225℃、D硬度30以上、ハードセグメントの含
有率が30〜80%のものが好ましい。ハードセグメン
トの含有率が50〜80%以上のものがより好ましい。
成分(d)を配合することにより、得られるエラストマ
ー組成物の耐油性及び耐熱性が向上する。ここで言う耐
熱性とは、圧縮永久歪みと硬度の温度依存性のことであ
る。成分(d)の配合量は、成分(a)100重量部に
対して0〜500重量部、好ましくは1〜350重量
部、より好ましくは3〜200重量部である。上限を越
えると、得られるエラストマー組成物の柔軟性が低下
し、成形加工性も悪化する。
【0043】成分(e)相溶化剤 本発明における相溶化剤とは、酸成分を有するスチレン
系樹脂及びオレフィン系樹脂より選ばれた少なくとも1
種以上の熱可塑性樹脂である。好ましくは、熱可塑性樹
脂の0.5重量%以上が酸変性されたものが好ましい。
【0044】ここで言うスチレン系樹脂とは、ビニル芳
香族化合物を構成単位として1つ以上有するものであ
り、単独重合体、ブロック共重合体が挙げられる。
【0045】例えば、単独重合体とは、スチレンであ
り、ブロック共重合体とは、ビニル芳香族化合物から主
として作られる少なくとも2つの重合体ブロックAと、
共役ジエン化合物から主として作られる少なくとも1つ
の重合体ブロックBとからなるブロック共重合体、及び
/又は、これを水素添加して得られるブロック共重合体
である。
【0046】具体的には、スチレン・イソプレン・スチ
レン共重合体(SIS)、スチレン・ブタジエン・スチ
レン共重合体(SBS)、スチレン・エチレン・プロピ
レン・スチレン共重合体(SEPS)、スチレン・エチ
レン・ブチレン・スチレン共重合体(SEBS)が挙げ
られる。
【0047】ここで言うオレフィン系樹脂組成物とは、
炭素数2〜3の化合物の誘導体であり、好ましくは、共
役ジエンを構成単位として1つ以上有するものである。
【0048】具体的には、エチレン・プロピレン・ジエ
ン共重合体(EPDM)、エチレン・プロピレン共重合
体(EPR)が挙げられる。
【0049】変性のための酸としは、カルボン酸、カル
ボン酸無水物、カルボン酸エステル類などを用いること
ができる。
【0050】カルボン酸の具体例としては、ギ酸、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、カプリン
酸、ピバリン酸、アクリル酸、メタアクリル酸、クロト
ン酸等の脂肪族モノカルボン酸、マロン酸、コハク酸、
グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、フ
マル酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンモノカ
ルボン酸、シクロヘキセンモノカルボン酸、シス−1,
2−シクロヘキサンジカルボン酸、シス−4−メチルシ
クロヘキセン−1,2−ジカルボン酸等の脂環式カルボ
ン酸、安息香酸、トルイル酸、アニス酸、p−第三級ブ
チル安息香酸、ナフトエ酸、ケイ皮酸等の芳香族モノカ
ルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナ
フタル酸、トリメリット酸、ヘミメリット酸、トリメシ
ン酸、ピロメリット酸、メリット酸等の芳香族多価カル
ボン酸等があげられる。
【0051】カルボン酸無水物としては、上記のカルボ
ン酸類の酸無水物を使用できる。
【0052】カルボン酸エステルとしては、上記カルボ
ン酸類のモノ又は多価エステルが使用することができ、
その具体例として、ギ酸ブチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、イソ酪酸イソブチル、ピバリン酸プロピル、ピバリ
ン酸イソブチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸イソブチル、マロン酸ジエチル、マロ
ン酸ジイソブチル、コハク酸ジブチル、コハク酸ジエチ
ル、グルタル酸ジエチル、グルタル酸ジブチル、グルタ
ル酸ジイソブチル、アジピン酸ジイソブチル、マレイン
酸ジブチル、マレイン酸ジイソブチル、セバシン酸ジブ
チル、セバシン酸ジエチル、マレイン酸モノメチル、酒
石酸ジエチル、酒石酸ジブチル、酒石酸ジイソブチル、
シクロヘキサンカルボン酸エチル、安息香酸メチル、安
息香酸エチル、p−トルイル酸メチル、p−第三級ブチ
ル安息香酸エチル、p−アニス酸エチル、α−ナフトエ
酸エチル、α−ナフトエ酸イソブチル、ケイ皮酸エチ
ル、フタル酸モノメチル、フタル酸モノブチル、フタル
酸ジブチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジヘキシ
ル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジ2−エチルヘキシ
ル、フタル酸ジアリル、フタル酸ジフェニル、イソフタ
ル酸ジエチル、イソフタル酸ジブチル、テレフタル酸ジ
ブチル、ナフタル酸ジエチル、ナフタル酸ジブチル、ト
リメリット酸トリエチル、トリメリット酸ブチル、ピロ
メリット酸テトラメチル、ピロメリット酸テトラエチ
ル、ピロメリット酸テトラブチル等が挙げられる。
【0053】好ましくは、無水マレイン酸、マレイン酸
が挙げられる。特に好ましくは、無水マレイン酸であ
る。
【0054】成分(e)における酸変性物の含有量は、
0.5重量%以上が良く、好ましくは、0.8重量%以
上、さらに好ましくは、1.0重量%以上である。0.
5重量%未満では、十分な相溶効果が得られない。
【0055】成分(e)の配合量は、成分(a)100
重量部に対して0〜100重量部、好ましくは 、1〜
100重量部、さらに好ましくは、30〜100重量
部、特に好ましくは、50〜80重量部である。
【0056】成分(f)有機パーオキシド 成分(f)有機パーオキシドは、成分(a)および成分
(b)の架橋を促進せしめると共に、成分(a)および成
分(b)の分子切断を促進して溶融混練時の組成物の流
動性を増大せしめてゴム成分の分散を良好にせしめるも
のである。該成分及び架橋助剤を用いて樹脂組成物を架
橋することによって、耐油性、耐熱性を向上させること
ができる。該成分としては、例えば、ジクミルパーオキ
シド、ジ‐tert‐ブチルパーオキシド、2,5‐ジ
メチル‐2,5‐ジ‐(tert‐ブチルパーオキシ)
ヘキサン、2,5‐ジメチル‐2,5‐ジ‐(tert
‐ブチルパーオキシ)ヘキシン‐3、1,3‐ビス(t
ert‐ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、
1,1‐ビス(tert‐ブチルパーオキシ)‐3、
3,5‐トリメチルシクロヘキサン、n‐ブチル‐4,
4‐ビス(tert‐ブチルパーオキシ)バレレート、
ベンゾイルパーオキシド、p‐クロロベンゾイルパーオ
キシド、2,4‐ジクロロベンゾイルパーオキシド、t
ert‐ブチルパーオキシベンゾエート、tert‐ブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジアセチル
パーオキシド、ラウロイルパーオキシド、tert‐ブ
チルクミルパーオキシド等を挙げることができる。これ
らのうちで、臭気性、着色性、スコーチ安全性の観点か
ら、2,5‐ジメチル‐2,5‐ジ‐(tert‐ブチ
ルパーオキシ)ヘキサン、2,5‐ジメチル‐2,5‐
ジ‐(tert‐ブチルパーオキシ)ヘキシン‐3が特
に好ましい。
【0057】成分(f)の配合量は、成分(a)100
重量部に対して0〜50重量部であり、好ましくは 、
1.0〜50重量部、さらに好ましくは、5.0〜30
重量部である。
【0058】成分(g)架橋助剤 成分(g)架橋助剤としては、例えば、ジビニルベンゼ
ン、トリアリルシアヌレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエ
チレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、アリルメタクリレートのよ
うな多官能性メタクリレートモノマー、ビニルブチラー
ト又はビニルステアレートのような多官能性ビニルモノ
マーを配合することができる。上記の架橋助剤のうち、
トリエチレングリコールジメタクリレートが特に好まし
く、該化合物は、取扱いが容易であると共に、パーオキ
シド可溶化作用を有し、パーオキシドの分散助剤として
働くため、熱処理による架橋が均一かつ効果的になさ
れ、硬さとゴム弾性のバランスのとれた熱可塑性エラス
トマーが得られうる。成分(g)の配合量は、上記の成
分(a)〜(e)の配合割合、特に得られる熱可塑性エ
ラストマーの品質を考慮して決定され、成分(a)10
0重量部に対して0〜125重量部、好ましくは 2.
5〜125重量部、さらに好ましくは、5.0〜100
重量部である。上記上限を超えては、自己重合性により
架橋の度合が低下して効果が得られなくなる。
【0059】本発明の組成物は任意成分として、無機充
填剤を含有することができる。無機充填剤は、増量剤と
してのコスト低下だけではなく、成形品の外観(艶)の
改良にも効果がある。ここで添加される無機充填剤とし
ては、例えば炭酸カルシウム、タルク、クレー、カーボ
ンブラック、水酸化マグネシウム、マイカ、硫酸バリウ
ム、天然ケイ酸、合成ケイ酸、酸化チタン、酸化マグネ
シウム、酸化亜鉛等が挙げられる。
【0060】また本発明の組成物は任意成分として安定
剤を含むことができる。安定剤としては、耐熱安定剤、
紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系安定剤、酸化防止剤
等が挙げられる。また、ガラス繊維、カーボン繊維、ナ
イロン繊維、着色剤等も配合することができる。本発明
においては、これらの無機充填剤、安定剤等の量はとく
に規定するものではなく、目的(樹脂に対する熱融着
力、機械的強度等)により任意に添加することができる
が、通常、得られる組成物に対して0〜50重量%であ
る。
【0061】製造方法 本発明の組成物の製造方法は、通常の樹脂組成物の製造
あるいはゴム組成物の製造に際して用いられる方法が採
用でき、単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサ
ー、加熱ロール、各種ニーダー等の溶融混練機を用いて
各成分を均一に複合化することにより製造できる。加工
機器の設定温度は160℃〜300℃の中から任意に選
ぶことができるが、パーオキサイドの有無に依存し、パ
ーオキサイドを配合する場合は、180〜300℃の範
囲である。樹脂に対して熱融着するという本発明の組成
物の効果が発現するならば、その製造方法になんら制限
はない。
【0062】また本発明の組成物は、一般に使用される
熱可塑性樹脂成形機を用いて成形することが可能であ
り、射出成形、押出成形、ブロー成形、カレンダー成形
等各種成形方法が可能である。射出成形による複合成形
の例を述べると、第1の金型内において、適当な樹脂を
所望の形状に射出成形し、冷却後これを取り出し、第2
の金型にコアとして入れ、続いてこの樹脂上に本発明の
組成物を射出し、複合成形品を得ることができる。ま
た、2台の射出成形機に適当な樹脂および本発明の組成
物をそれぞれ挿入し、一つの金型内に同時あるいは時間
差をつけて射出成形して複合成形品を得ることもでき
る。押出成形を行う場合は、内側と外側、あるいは上側
と下側の2層に分割された金型に、適当な樹脂および本
発明の組成物をそれぞれ押出して、複合成形品を得るこ
とができる。あるいは、第1の金型に適当な樹脂を入
れ、所望の形状に押出成形した後、この全部または一部
を覆うような構造の金型に本発明の組成物を挿入し、押
出成形し、複合成形品を得ることもできる。上記のいず
れの場合にも、第1のコアの射出成形と第2の射出成形
の樹脂の種類を逆にすることも可能である。本発明の組
成物は、射出成形にとくに適している。
【0063】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれら実施例に何ら制限されるものではない。
【0064】実施例及び比較例で用いた各成分は下記の
通りである。 成分(a):水添ブロック共重合体 商品名:セプトン4077(商標)(クラレ株式会社) 種類:スチレン・エチレン・プロピレン・スチレン共重
合体(SEPS) スチレンの含有量:30重量% イソプレンの含有量:70重量% 数平均分子量:260,000 重量平均分子量:320,000 分子量分布:1.23 水素添加率:90%以上 成分(b):共重合体 商品名:WX−251(宇部サイコン株式会社) 種類:AES樹脂(アクリロニトリル・スチレン・エチ
レン・プロピレンジエンゴム共重合体) AS/EPDM=50/50 成分(b):共重合体 商品名:UX−050(宇部サイコン株式会社) 種類:ABS樹脂(アクリロニトリル・スチレン・ブタ
ジエン系ゴム共重合体) AS/BR=50/50 成分(c):非芳香族系ゴム用軟化剤 商品名:ダイアナプロセスオイル PW−90(出光興
産株式会社) 種類:パラフィン系オイル 重量平均分子量:540 芳香族成分の含有量:0.1%以下 成分(d):熱可塑性エラストマー 商品名:パンテックス T−5000V(大日本インキ
工業株式会社) 種類:熱可塑性ポリウレタン系エラストマー 成分(d):熱可塑性エラストマー 商品名:ハイトレル 4056(東レ・デュポン株式会
社) 種類:熱可塑性ポリエステル系エラストマー 成分(e):相溶化剤 商品名:ROYALTAF498(白石カルシム株式会
社) 種類:エチレン・プロピレン・ジエンゴム(ENB(エ
チリデン・ノルボーネン) )共重合体の無水マレイン酸変性物(変性率:1重量
%) 成分(e):相溶化剤 商品名:タフテックM1913(旭化成工業株式会社) 種類:スチレン・ブタジエン・スチレン水素添加樹脂の
無水マレイン酸変性物(変性率:1重量%) スチレン/ブタジエン=20/80 成分(f):有機過酸化物 商品名:パーヘキサ25B(日本油脂株式会社) 種類:2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン 成分(g):架橋助剤 商品名:NKエステル3G(新中村化学株式会社) 種類:トリエチレングリコールジメタクリレート 比較成分:ポリプロピレン系樹脂 商品名:CJ−700(グランドポリマー株式会社) 種類:ホモポリプロピレン 密度:0.90g/cm 結晶化度:Tm 166℃ 比較成分:ポリエチレン系樹脂 商品名:エンゲージEG8100(ダウ・ケミカル日本
株式会社) 種類:シングルサイト触媒系エチレン・α−オレフィン
共重合体 エチレン・1−オクテン共重合体 密度:0.87g/cm
【0065】実施例及び比較例において用いた評価方法
は次の通りである。なお、試験片は、得られた樹脂組成
物を下記の成形条件で成形して12.5×12.5×2
mmのシートにすることにより作成した。 射出成形機 日精樹脂工業社製FS−120 成形温度 220℃ 金型温度 40℃ 射出速度 55mm/秒 射出圧力 1500kg/cm 保圧圧力 500kg/cm 射出時間 5秒 冷却時間 45秒
【0066】(1)硬さ:JIS K 6253に準拠した。試験
片は、溶融混練によって得られたペレットを230℃
で、6.3mm厚にプレスしたシートを用いた。 (2)比重:JIS K 7112に準拠した。試験片は、溶融混
練によって得られたペレットを、230℃で、6.3mm
厚にプレスしたシートを用いた。 (3)引張強さ:JIS K 6251に準拠し、試験片は、イン
ジェクション成形にて、2mm厚シートを作成し、ダンベ
ルで3号型に打抜いて使用した。引っ張り速度は500mm/
分とした。 (4)100%伸び応力:JIS K 6251に準拠し、試験片
は、インジェクション成形にて、2mm厚シートを作成
し、ダンベルで3号型に打抜いて使用した。引っ張り速
度は500mm/分とした。 (5)破断伸び:JIS K 6251に準拠し、試験片は、イン
ジェクション成形にて、2mm厚シートを作成し、ダンベ
ルで3号3号型に打抜いて使用した。引っ張り速度は500m
m/分とした。 (6)圧縮永久歪み: JIS K6262に準拠し、試験片は
6.3mm厚プレスシートを使用した。70℃×72時間、25
%変形の条件にて測定した。 (7)耐油性: JIS K 6258に準拠し、試験片は6.3m
m厚プレスシートを用いた。IRM #902オイルを使用し、
50℃×72時間の浸漬した後、下記計算式から体積膨
潤率を測定した。 体積膨潤率(%)=(((Y−X)/X)×Z)×10
0 X:浸漬前の重量(g) Y:浸漬後の重量(g) Z:浸漬前の比重(g/cm) (8)180度剥離強度 長さ150mm、巾25mm、厚さ4mmの樹脂板を射出成形
にて作成した。樹脂板作成に使用した樹脂は次のとおり
である。 ABS (JSR(株)社製:JSR38) ポリプロピレン ((株)トクヤマ社製:徳山ポリプロ RB110) ポリエチレン (日本ユニカー(株)社製:NUCポリエチレン−LL NU CG−5 361) ポリスチレン (電気化学工業(株)社製:デンカスチロールGP−1) TPEE (東レ・デュポン(株)社製:ハイトレル4056) PMMA (三菱レイヨン(株)社製:アクリペット VH) PC (三菱エンジニアリングプラスチックス:ユーピロン S1 000) PA (旭化成工業(株):レオナ1200S)
【0067】樹脂板の射出条件は、使用した樹脂メーカ
ーの推奨射出条件に準拠して成形した。概略的には、下
記の成形条件範囲にて行った。 射出成形機:日精樹脂工業社製FS−120 成形温度 200℃〜260℃ 金型温度 20℃〜50℃ 射出速度 40mm/秒〜90mm/秒 射出圧力 1000kg/cm〜1700kg/cm 保圧圧力 400kg/cm〜600kg/cm 射出時間 4秒〜10秒 冷却時間 30秒〜60秒
【0068】このようにして作成した樹脂板を金型内に
インサートし(なお、このとき図2にも示されているよ
うに、樹脂板の一部に紙を両面テープで貼り付けてお
く)、上記のようにして得られた本発明の組成物を下記
の成形条件で射出成形し、図1および図2に示すような
試験片を作成した。
【0069】本願発明の樹脂組成物の射出条件は、下記
の成形条件で成形した。 射出成形機:日精樹脂工業社製FS−120 成形温度 200℃、又は、240℃ 射出温度 40℃ 射出速度 55mm/秒 射出圧力 1400kg/cm 保圧圧力 0kg/cm 射出時間 6秒 冷却時間 45秒
【0070】被着体毎に成形温度を変更した。又、保圧
圧力は、剥離試験に影響を与えるため、保圧圧力を無し
(0kg/cm)とした。続いて、得られた試験片に
ついて180度剥離強さを測定した。なお、測定は、図
3のように本発明の組成物を折り曲げて樹脂板と組成物
の両端をそれぞれ矢印の方向に引張ることにより行っ
た。
【0071】実施例1 成分(a)として、SEPS 4077を100重量
部、成分(b)として、WX251を466.7重量
部、成分(c)として、PW−90を100重量部、配
合したのち、二軸混練機で溶融混練し、ペレットを得
た。混練条件は、混練温度 200℃、スクリュー回転
数 350rpmである。得られたペレットを用いて、
物性を測定した。
【0072】実施例2 成分(e)として、ROYALTAFU 498を6
6.7重量部配合した以外は、実施例1と同様に行っ
た。
【0073】実施例3 成分(b)として、WX251の代わりにUX−050を
使用した以外は実施例1と同様に行った。
【0074】実施例4 成分(e)として、ROYALTAFU 498を6
6.7重量部配合した以外は、実施例3と同様に行っ
た。
【0075】実施例5 成分(b)の量を200重量部、成分(e)の量を40
重量部に変更した以外は、実施例2と同様に行った。
【0076】実施例6 成分(e)として、ROYALTAFU 498を6
6.7重量部、成分(f)として、パーヘキサ25Bを
8重量部、成分(g)として、NKエステル3Gを16
重量部、配合した以外は、実施例1と同様に行った。
【0077】実施例7 成分(e)として、M1943を66.7重量部、配合
した以外は、実施例1と同様に行った。
【0078】実施例8 成分(b)の量を200重量部に変更し、成分(e)と
してM1943を40重量部、配合した以外は、実施例
1と同様に行った。
【0079】実施例9 成分(e)として、ROYALTAFU 498を6
6.7重量部、成分(d)として、T−5000Vを3
33.3重量部、配合した以外は、実施例1と同様に行
った。
【0080】実施例10 成分(e)として、ROYALTAFU 498を6
6.7重量部、成分(d)として、T−5000Vを1
66.7重量部、配合した以外は、実施例1と同様に行
った。
【0081】実施例11 成分(e)として、ROYALTAFU 498を6
6.7重量部、成分(d)として、T−5000Vを1
66.7重量部、成分(f)として、パーヘキサ25B
を8重量部、成分(g)として、NKエステル3Gを1
6重量部、配合した以外は、実施例1と同様に行った。
【0082】実施例12 成分(e)として、ROYALTAFU 498を6
6.7重量部、成分(d)として、T−5000Vを3
3.3重量部、配合した以外は、実施例1と同様に行っ
た。
【0083】実施例13 成分(e)として、ROYALTAFU 498を6
6.7重量部、成分(d)として、HYTREL 40
56を200重量部、配合した以外は、実施例1と同様
に行った。
【0084】実施例14 成分(e)として、ROYALTAFU 498を6
6.7重量部、成分(d)として、HYTREL 40
56を100重量部、配合した以外は、実施例1と同様
に行った。
【0085】実施例15 成分(e)として、ROYALTAFU 498を6
6.7重量部、成分(d)として、HYTREL 40
56を33.3重量部、配合した以外は、実施例1と同
様に行った。
【0086】実施例16 成分(d)として、T−5000Vを166.7重量
部、配合した以外は、実施例1と同様に行った。
【0087】実施例17 成分(d)として、HYTREL 4056を100重
量部、配合した以外は、実施例1と同様に行った。
【0088】実施例18 成分(b)として、WX251を85.7重量部、成分
(e)として、ROYALTAFU 498を28.6
重量部、とした以外は、実施例1と同様に行った。
【0089】実施例19 成分(b)として、WX251を85.7重量部、成分
(e)として、M−1943を28.6重量部、とした
以外は、実施例1と同様に行った。
【0090】比較例1 成分(a)として、SEPS 4077を100重量
部、成分(c)として、PW−90を100重量部、配
合したのち、二軸混練機で溶融混練し、ペレットを得
た。混練条件は、混練温度 200℃、スクリュー回転
数 350rpm、である。得られたペレットを用い
て、物性を測定した。
【0091】比較例2 成分(e)として、M−1943を66.7重量部配合
した以外は、比較例1と同様に行った。
【0092】比較例3 成分(a)として、SEPS 4077を100重量
部、成分(d)として、HYTREL 4056を10
0重量部、配合したのち、二軸混練機で溶融混練し、ペ
レットを得た。混練条件は、混練温度 200℃、スク
リュー回転数 350rpmである。得られたペレット
を用いて、物性を測定した。
【0093】比較例4 成分(a)として、SEPS 4077を100重量
部、成分(c)として、PW−90を100重量部、ポ
リプロピレン樹脂として、CJ700を60重量部、配
合したのち、二軸混練機で溶融混練し、ペレットを得
た。混練条件は、混練温度 200℃、スクリュー回転
数 350rpmである。得られたペレットを用いて、
物性を測定した。
【0094】比較例5 ポリプロピレン樹脂の量を100重量部に変更した以外
は、比較例4と同様に行った。
【0095】比較例6 成分(a)として、SEPS 4077を100重量
部、成分(c)として、PW−90を100重量部、ポ
リプロピレン樹脂として、CJ700を60重量部、ポ
リエチレン樹脂として、V−0398CNを100重量
部、成分(f)として、パーヘキサ25Bを4.0重量
部、成分(g)として、NKエステル3Gを8.0重量
部、配合した以外は、実施例1と同様に行った。配合し
たのち、二軸混練機で溶融混練し、ペレットを得た。混
練条件は、混練温度 200℃、スクリュー回転数 3
50rpmである。得られたペレットを用いて、物性を
測定した。
【0096】比較例7 成分(a)として、SEPS 4077を100重量
部、成分(c)として、PW−90を100重量部、成
分(d)として、HYTREL 4056を100重量
部、成分(f)として、パーヘキサ25Bを6.7重量
部、成分(g)として、NKエステル3Gを13.3重
量部、配合した以外は、実施例1と同様に行った。配合
したのち、二軸混練機で溶融混練し、ペレットを得た。
混練条件は、混練温度 200℃、スクリュー回転数
350rpmである。得られたペレットを用いて、物性
を測定した。上記実施例及び比較例の評価結果を組成と
共に表に示す。
【0097】
【表1】
【0098】表から明らかなように、本発明の樹組成物
は、良好な物性を有しながら優れた熱融着性を有する。
これに対して、成分(b)を含まない比較例1および2
の樹脂組成物は、種々の樹脂との熱融着性に劣り、耐油
性も低い。また、成分(b)の代わりに比較成分である
PP、PEを含む比較例4〜6の樹脂組成物も、熱融着
性、特にABS樹脂やPC樹脂等との熱融着性に劣る。
【0099】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、実用上十分な物
性を有しながら、様々な樹脂と熱融着することができ、
さらに柔軟性のコントロールが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組成物と樹脂板からなる試験片の平面
図である。
【図2】本発明の組成物と樹脂板からなる試験片の断面
図である。
【図3】180度剥離強さの測定方法を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 試験片 2 本発明の組成物 3 樹脂板 4 紙 A 熱融着部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 51/04 C08L 51/04 55/02 55/02 67/00 67/00 75/00 75/00 Fターム(参考) 4F071 AA12 AA22 AA34 AA43 AA47 AA51 AA53 AA71 AA75 AA77 AA78 AC02 AC08 AC10 AC19 AE03 BC07 CD02 CD07 4J002 AE00Z BB205 BB215 BC125 BN06X BN14X BN15X BP01W BP015 BP025 CF00Y CF10Y CF19Y CH055 CK02Y CK03Y CK04Y EA047 EH077 EK036 EK046 EK056 EK066 EK086 EU197 FD02Z FD155 FD157 FD205

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ビニル芳香族化合物から主として
    作られる少なくとも2つの重合体ブロックAと、共役ジ
    エン化合物から主として作られる少なくとも1つの重合
    体ブロックBとから成るブロック共重合体、及び/又
    は、これを水素添加して得られるブロック共重合体 1
    00重量部、(b)シアン化ビニル化合物単量体成分、
    ゴム成分、芳香族ビニル化合物単量体成分及び任意的な
    その他の共重合可能な単量体成分からなる共重合体 5
    0〜500重量部、及び(c)非芳香族系ゴム用軟化剤
    50〜250重量部、を含有してなる樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (d)ポリウレタン系熱可塑性エラスト
    マー及びポリエステル系熱可塑性エラストマーより選ば
    れた少なくとも1種以上の熱可塑性エラストマー 0〜
    500重量部、を含有してなる事を特徴とする請求項1
    に記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (e)酸成分を有するスチレン系樹脂及
    びオレフィン系樹脂より選ばれた少なくとも1種以上の
    相溶化剤 0〜100重量部、を含有してなる事を特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (f)有機パーオキサイド 1.0〜5
    0重量部、及び(g)架橋助剤 2.5〜125重量
    部、を含有してなる事を特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一項に記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹
    脂組成物を有機パーオキサイドの存在下で加熱処理して
    得られる樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の樹
    脂組成物と、ポリオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、
    ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ(メタ)アクリル
    酸エステル樹脂より成る群から選ばれる樹脂とから成る
    複合成形体。
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