JP2001247506A - シクロペンタジエノン誘導体の製造方法 - Google Patents

シクロペンタジエノン誘導体の製造方法

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JP2001247506A
JP2001247506A JP2000063582A JP2000063582A JP2001247506A JP 2001247506 A JP2001247506 A JP 2001247506A JP 2000063582 A JP2000063582 A JP 2000063582A JP 2000063582 A JP2000063582 A JP 2000063582A JP 2001247506 A JP2001247506 A JP 2001247506A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多置換シクロペンタジエノンを選択的、か
つ、一段階の反応で得ること。 【解決手段】 下記式(I)で示されるシクロペンタジ
エノン誘導体の製造方法であって、 【化1】 (式中、R1、R2、R3及びR4は、水素原子;炭化水素
基;アルコキシ基;であり、環を形成してもよい。)下
記式(II)で示されるメタラシクロペンタジエンを、 【化2】 (式中、Mは、周期表の第3族〜第5族等の金属を、L
1及びL2は、アニオン性配位子を示す。)ニッケル、パ
ラジウム、銅、ルテニウム又はロジウムを含む遷移金属
化合物の存在下、一酸化炭素と接触させること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シクロペンタジエ
ノン誘導体の製造方法に関し、特に、2,3,4,5−
四置換シクロペンタ−2,4−ジエン−1−オンの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シクロ
ペンタジエノン誘導体は、医薬、農薬、合成高分子、香
料、ファインケミカル等で幅広く用いられている中間体
である。そして、これらの用途では、シクロペンタジエ
ノン環に様々な置換基を導入することが求められてい
る。
【0003】たとえば、シクロペンタジエノンは、Na
BH4等の還元剤で還元することにより、容易にシクロ
ペンタジエニルアルコールに変換することができ、シク
ロペンタジエニルアルコールから通常の有機反応によ
り、ハロゲン化シクロペンタジエニルに変換することが
できる。そして、ハロゲン化シクロペンタジエニルは、
特に金属ナトリウム等の強塩基の存在下、メタロセン
等、シクロペンタジエニル基を有する有機金属化合物の
原料となる。シクロペンタジエニル基を有する有機金属
化合物、特に、周期表第4族の有機金属化合物は、ポリ
オレフィン等のポリマー合成の触媒となり、シクロペン
タジエニル基に導入された置換基がポリマー合成の際の
反応性、ひいては得られるポリマーの物性を左右する。
従って、シクロペンタジエニル環に様々な置換基を導入
することが求められる。
【0004】従来、シクロペンタジエノンに置換基を導
入する際には、目標化合物ごとに最適な合成スキームを
検討することが求められていた。
【0005】しかし、このような伝統的な有機合成の手
法では、シクロペンタジエノンに導入する置換基が多く
なればなるほど、合成経路が長くなり、収率が低下し
た。
【0006】従って、四置換シクロペンタジエノンのよ
うな多置換シクロペンタジエノンを選択的、かつ、一段
階の反応で得ることが所望された。
【0007】そこで、本発明は、遷移金属化合物を用い
た新規な反応により、シクロペンタジエノン誘導体の製
造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、下記式
(I)で示されるシクロペンタジエノン誘導体の製造方
法であって、
【0009】
【化3】
【0010】(式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞ
れ、互いに独立し、同一または異なって、水素原子;ハ
ロゲン原子を含む置換基を有していてもよいC1〜C40
炭化水素基;ハロゲン原子を含む置換基を有していても
よいC1〜C40アルコキシ基;ハロゲン原子を含む置換
基を有していてもよいC6〜C40アリールオキシ基;ア
ミノ基;水酸基又は式−Si(R5)(R6)(R7)で
示される基(式中、R5、R6及びR7は、それぞれ、互
いに独立し、同一又は異なって、ハロゲン原子で置換さ
れていてもよいC1〜C40アルキル基;ハロゲン原子で
置換されていてもよいC6〜C40アリールアルキル基;
ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C 40アルコ
キシ基;ハロゲン原子で置換されていてもよいC6〜C
40アリールアルキルオキシ基である。)であり、ただ
し、R1及びR2、R1及びR3、R1及びR4、R2及び
3、R2及びR4、又は、R3及びR4は、互いに架橋し
てC4〜C40飽和又は不飽和環を形成してもよく、前記
飽和又は不飽和環は、酸素原子、硫黄原子、又は式−N
(R8)−で示される基(式中、R8は水素原子又はC1
〜C40炭化水素基である。)で中断されていてもよく、
かつ、置換基を有していてもよい。) 下記式(II)で示されるメタラシクロペンタジエン
を、
【0011】
【化4】
【0012】(式中、R1、R2、R3及びR4は、上記の
意味を有する。
【0013】Mは、周期表の第3族〜第5族またはラン
タニド系列の金属を示し;L1及びL2は、互いに独立
し、同一または異なって、アニオン性配位子を示し、た
だし、L1及びL2は、架橋されていてもよい。) ニッケル、パラジウム、銅、ルテニウム又はロジウムを
含む遷移金属化合物の存在下、一酸化炭素と接触させる
シクロペンタジエノン誘導体の製造方法が提供される。
【0014】本発明において、前記遷移金属化合物がニ
ッケル又はパラジウムを含むことが好ましい。また、R
1及びR2が同一の基であるか、あるいは、R3及びR4
同一の基であることが好ましい。
【0015】本発明において、Mが、周期表第4族もし
くは第5族またはランタニド系列の金属であり、前記ア
ニオン性配位子が、非局在化環状η5−配位系配位子で
あることが好ましい。また、前記非局在化環状η5−配
位系配位子が、置換されていてもよいシクロペンタジエ
ニル基、インデニル基、フルオレニル基又はアズレニル
基であることが更に好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明では、下記のスキームに示
されるシクロペンタジエノン誘導体の製造方法が提供さ
れる。
【0017】
【化5】
【0018】(式中、R1、R2、R3、R4、M、L1
びL2は前記の意味を有する。) 上記式(II)で示されるメタラシクロペンタジエン
は、所定の金属化合物が共存していないときには、一酸
化炭素と反応することができず、目的とするシクロペン
タジエノン誘導体が生成しない。
【0019】これに対して、本発明では、所定の金属化
合物を共存させることにより、上記式(II)で示され
るメタラシクロペンタジエンは、一酸化炭素と反応し
て、シクロペンタジエノン誘導体を生成することを見出
して完成した。
【0020】以下、本発明の一実施態様を更に詳しく説
明する。本発明では、下記式(I)で示されるシクロペ
ンタジエノン誘導体が合成される。
【0021】
【化6】
【0022】(式中、R1、R2、R3及びR4は、前記意
味を有する。) R1、R2、R3及びR4は、それぞれ、互いに独立し、同
一または異なって、水素原子;ハロゲン原子を含む置換
基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基;ハロゲン
原子を含む置換基を有していてもよいC1〜C40アルコ
キシ基;ハロゲン原子を含む置換基を有していてもよい
6〜C40アリールオキシ基;アミノ基;水酸基又は式
−Si(R5)(R6)(R7)で示される基(式中、
5、R6及びR7は、それぞれ、互いに独立し、同一又
は異なって、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1
〜C40アルキル基;ハロゲン原子で置換されていてもよ
いC6〜C40アリールアルキル基;ハロゲン原子で置換
されていてもよいC1〜C40アルコキシ基;ハロゲン原
子で置換されていてもよいC6〜C40アリールアルキル
オキシ基である。)である。
【0023】R1、R2、R3及びR4は、それぞれ、互い
に独立し、同一または異なって、水素原子;ハロゲン原
子を含む置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素
基;又は式−Si(R5)(R6)(R7)で示される基
(式中、R5、R6及びR7は、前記の意味を有する。)
であることが好ましく、水素原子又はハロゲン原子を含
む置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基であ
ることが更に好ましく、ハロゲン原子を含む置換基を有
していてもよいC1〜C40炭化水素基であることが更に
なお好ましい。
【0024】本明細書では、C1〜C40炭化水素基は、
飽和若しくは不飽和の非環式であってもよいし、飽和若
しくは不飽和の環式であってもよい。C1〜C40炭化水
素基が非環式の場合には、線状でもよいし、枝分かれで
もよい。C1〜C40炭化水素基には、C1〜C40アルキル
基、C2〜C40アルケニル基、C2〜C40アルキニル基、
3〜C40アリル基、C4〜C40アルキルジエニル基、C
4〜C40ポリエニル基、C6〜C40アリール基、C6〜C
40アルキルアリール基、C6〜C40アリールアルキル
基、C4〜C40シクロアルキル基、C4〜C40シクロアル
ケニル基、(C 3〜C20シクロアルキル)C1〜C20アル
キル基などが含まれる。
【0025】C1〜C40アルキル基、C2〜C40アルケニ
ル基、C2〜C40アルキニル基、C3〜C40アリル基、C
4〜C40アルキルジエニル基、及び、C4〜C40ポリエニ
ル基は、それぞれ、C1〜C20アルキル基、C2〜C20
ルケニル基、C2〜C20アルキニル基、C3〜C20アリル
基、C4〜C20アルキルジエニル基、及び、C4〜C2 0
リエニル基であることが好ましく、それぞれ、C1〜C
10アルキル基、C2〜C10アルケニル基、C2〜C10アル
キニル基、C3〜C10アリル基、C4〜C10アルキルジエ
ニル基、及び、C4〜C10ポリエニル基であることが更
に好ましい。
【0026】C6〜C40アリール基、C6〜C40アルキル
アリール基、C6〜C40アリールアルキル基、C4〜C40
シクロアルキル基、及び、C4〜C40シクロアルケニル
基は、それぞれ、C6〜C20アリール基、C6〜C20アル
キルアリール基、C6〜C20アリールアルキル基、C4
20シクロアルキル基、及び、C4〜C20シクロアルケ
ニル基が好ましく、それぞれ、C6〜C10アリール基、
6〜C12アルキルアリール基、C6〜C12アリールアル
キル基、C4〜C10シクロアルキル基、及び、C 4〜C10
シクロアルケニル基が更に好ましい。
【0027】本発明の実施において有用なアルキル基の
例には、制限するわけではないが、メチル、エチル、プ
ロピル、n−ブチル、t−ブチル、ドデカニル、トリフ
ルオロメチル、ペルフルオロ−n−ブチル、2,2,2
−トリフルオロエチル、ベンジル、2−フェノキシエチ
ル等がある。
【0028】本発明の実施において有用なアリール基の
例には、制限するわけではないが、フェニル、2−トリ
ル、3−トリル、4−トリル、ナフチル、ビフェニル、
4−フェノキシフェニル、4−フルオロフェニル、3−
カルボメトキシフェニル、4−カルボメトキシフェニル
等がある。
【0029】本発明の実施において有用なアルコキシ基
の例には、制限するわけではないが、メトキシ、エトキ
シ、2−メトキシエトキシ、t−ブトキシ等がある。本
発明の実施において有用なアリーロキシ基の例には、制
限するわけではないが、フェノキシ、ナフトキシ、フェ
ニルフェノキシ、4−メチルフェノキシ等がある。
【0030】本発明の実施において有用なアリールオキ
シ基の例には、制限するわけではないが、フェニルオキ
シ、2−トリルオキシ、3−トリルオキシ、4−トリル
オキシ、ナフチルオキシ、ビフェニルオキシ、4−フェ
ノキシフェニルオキシ、4−フルオロフェニルオキシ、
3−カルボメトキシフェニルオキシ、4−カルボメトキ
シフェニルオキシ等がある。
【0031】本発明の実施において有用なアミノ基の例
には、制限するわけではないが、アミノ(−NH2)、
ジメチルアミノ、メチルアミノ、メチルフェニルアミ
ノ、フェニルアミノ、ジフェニルアミノ等がある。
【0032】式−Si(R5)(R6)(R7)で示され
る基としては、制限されるわけではないが、トリメチル
シリル、トリエチルシリル、トリメトキシシリル、トリ
エトキシシリル、ジフェニルメチルシリル、トリフェニ
ルシリル、トリフェノキシシリル、ジメチルメトキシシ
リル、ジメチルフェノキシシリル、メチルメトキシフェ
ニル等がある。
【0033】C1〜C40炭化水素基、C1〜C40アルコキ
シ基、C6〜C40アリールオキシ基には、ハロゲン原子
を含む置換基が導入されていてもよく、この置換基とし
ては、例えば、ハロゲン原子、上述したアミノ基、式−
Si(R5)(R6)(R7)で示される基(式中、R5
6及びR7は、前記の意味を有する。)、水酸基、C1
〜C40アルコキシ基、C6〜C40アリールオキシ基など
が挙げられ、たとえば、−NH2,トリメチルシリル
基、等が挙げられる。
【0034】ただし、R1及びR2、R1及びR3、R1
びR4、R2及びR3、R2及びR4、又は、R3及びR
4は、互いに架橋してC4〜C40飽和又は不飽和環を形成
してもよい。即ち、本発明では、シクロペンタジエノン
環は、他の飽和又は不飽和環と縮合していてもよい。シ
クロペンタジエノン誘導体には、シクロペンタジエノン
等の単環式化合物、インデノン、アズレノン等の二環式
化合物、インデセノン、フルオレン−9−オン等の三環
式化合物等が含まれる。
【0035】これらの置換基が形成する環は、4員環〜
32員環であることが好ましく、4員環〜20員環であ
ることが更に好ましく、4員環〜16員環であることが
更になお好ましく、4員環〜12員環であることが特に
好ましい。この環は、芳香族環であってもよいし、脂肪
族環であってもよい。この環には、C1〜C40炭化水素
基、C1〜C40アルコキシ基、C6〜C40アリールオキシ
基、アミノ基、水酸基又は式−Si(R5)(R6)(R
7)で示される基(式中、R5、R6及びR7は、それぞ
れ、互いに独立し、同一又は異なって、C1〜C40アル
キル基、C6〜C40アリールアルキル基、C1〜C40アル
コキシ基、C6〜C40アリールアルキルオキシ基であ
る。)などの置換基が導入されていてもよい。
【0036】R1及びR2、R2及びR3、又は、R3及び
4が互いに架橋し、飽和又は不飽和環を形成すること
が好ましい。
【0037】本発明で、R1及びR2が同一の基である
か、あるいは、R3及びR4が同一の基であることが好ま
しい。対称アルキンからメタラシクロペンタジエン(I
I)を合成することができ、メタラシクロペンタジエン
(II)の収率が向上するからである。
【0038】本発明では、下記式(II)で示されるメ
タラシクロペンタジエンが用いられる。
【0039】
【化7】
【0040】(式中、R1、R2、R3及びR4は、上記の
意味を有する。) Mは、周期表の第3族〜第5族又はランタニド系列の金
属を示す。Mとしては、周期表第4族又はランタニド系
列の金属が好ましく、周期表第4族の金属、即ち、チタ
ン、ジルコニウム及びハフニウムが更に好ましい。
【0041】L1及びL2は、互いに独立し、同一または
異なって、アニオン性配位子を示す。ただし、L1及び
2は、架橋されていてもよい。前記アニオン性配位子
が、非局在化環状η5−配位系配位子、C1〜C20アルコ
キシ基、C6〜C20アリールオキシ基又はジアルキルア
ミド基であることが好ましい。
【0042】L1及びL2は、非局在化環状η5−配位系
配位子であることが好ましい。非局在化環状η5−配位
系配位子の例は、無置換のシクロペンタジエニル基、及
び置換シクロペンタジエニル基である。この置換シクロ
ペンタジエニル基は例えば、メチルシクロペンタジエニ
ル、エチルシクロペンタジエニル、イソプロピルシクロ
ペンタジエニル、t−ブチルシクロペンタジエニル、ジ
メチルシクロペンタジエニル、ジエチルシクロペンタジ
エニル、ジイソプロピルシクロペンタジエニル、ジ−t
−ブチルシクロペンタジエニル、テトラメチルシクロペ
ンタジエニル、インデニル基、2−メチルインデニル
基、2−メチル−4−フェニルインデニル基、テトラヒ
ドロインデニル基、ベンゾインデニル基、フルオレニル
基、ベンゾフルオレニル基、テトラヒドロフルオレニル
基及びオクタヒドロフルオレニル基である。
【0043】非局在化環状η5−配位系配位子は、非局
在化環状π系の1個以上の原子がヘテロ原子に置換され
ていてもよい。水素の他に、周期表第14族の元素及び
/又は周期表第15、16及び17族の元素のような1
個以上のヘテロ原子を含むことができる。
【0044】非局在化環状η5−配位系配位子、例え
ば、シクロペンタジエニル基は、中心金属と、環状であ
ってもよい、一つの又は複数の架橋配位子により架橋さ
れていてもよい。架橋配位子としては、例えば、C
2、CH2CH2、CH(CH3)CH2、CH(C
49)C(CH32、C(CH32、(CH32Si、
(CH3 2Ge、(CH32Sn、(C652Si、
(C65)(CH3)Si、(C6 52Ge、(C
652Sn、(CH24Si、CH2Si(CH32
o−C64又は2、2’−(C642が挙げられる。
【0045】2以上の非局在化環状η5−配位系配位
子、例えば、シクロペンタジエニル基は、互いに、環状
であってもよい、一つの又は複数の架橋基により架橋さ
れていてもよい。架橋基としては、例えば、CH2、C
2CH2、CH(CH3)CH2、CH(C49)C(C
32、C(CH32、(CH32Si、(CH32
e、(CH32Sn、(C652Si、(C65
(CH3)Si、(C65 2Ge、(C652Sn、
(CH24Si、CH2Si(CH32、o−C64
は2、2’−(C642が挙げられる。
【0046】上記式(II)で示されるメタラシクロペ
ンタジエンは、二つ以上のメタラシクロペンタジエン部
分 (moiety)を有する化合物も含む。このような化合物
は多核メタロセンとして知られている。前記多核メタロ
センは、いかなる置換様式及びいかなる架橋形態を有し
ていてもよい。前記多核メタロセンの独立したメタロセ
ン部分は、各々が同一種でも、異種でもよい。前記多核
メタロセンの例は、例えばEP−A−632063、特
開平4−80214号、特開平4−85310、EP−
A−654476に記載されている。
【0047】本発明では、上記式(II)で示されるメ
タラシクロペンタジエンを、ニッケル、パラジウム、
銅、ルテニウム又はロジウムを含む遷移金属化合物の存
在下、一酸化炭素と接触させる。典型的には、上記式
(II)で示されるメタラシクロペンタジエンの溶液に
上記の遷移金属化合物を添加し、一酸化炭素を接触させ
る。
【0048】遷移金属化合物は、金属塩でもよいし、金
属錯体でもよい。金属塩の場合には、ニッケル、パラジ
ウム、銅、ルテニウム又はロジウムと、塩酸、硫酸等の
無機酸又はカルボン酸のような有機酸との塩であっても
よい。たとえば、ハロゲン化ニッケル(II)、ハロゲ
ン化パラジウム(II)、ハロゲン化銅(I)、ハロゲ
ン化ルテニウム(III)、ハロゲン化ロジウム(II
I)のような金属塩であってもよく、特に、CuClのよう
なハロゲン化銅(I)が好ましく、用いられる。
【0049】遷移金属化合物が金属錯体の場合には、4
配位又は6配位であることが好ましい。配位子として
は、ホスフィン、ホスファイト、アミン、ニトリル、又
は、ハロゲン原子等が好ましい。配位子は、一座(un
identate)であってもよいし、2座(bide
ntate)、3座(terdentate)、又は、
4座(tetradentate)であってもよい。
【0050】ホスフィンは、ジフェニルホスフィンのよ
うなジアリールホスフィン、トリフェニルホスフィンの
ようなトリアリールホスフィン、トリエチルホスフィン
のようなトリアルキルホスフィン、アルキルジアリール
ホスフィン、ジアルキルアリールホスフィン、1,2−
ビス(ジフェニルホスフィノ)エタンのようなα,ω−
ビス(ジアリールホスフィノ)アルカン、P,P,
P‘,P’,P“,P”−ヘキサフェニル−トリスエチ
レンテトラホスフィンのようなP,P,P‘,P’,P
“,P”−六置換−トリスアルキレンテトラホスフィン
等であってもよい。ホスファイトは、ホスフィンと同様
である。
【0051】アミンは、配位子としては、ピリジン、ビ
ピリジン、キノリン等の芳香族アミンであってもよい
し、エチレンジアミンのようなアルキレンジアミン、
N,N,N‘,N’−テトラアルキルエチレンジアミン
のようなN,N,N‘,N’−四置換アルキレンジアミ
ン、トリスエチレンジアミンのようなトリスアルキレン
ジアミン等の脂肪族アミンであってもよい。
【0052】遷移金属化合物は、ニッケル又はパラジウ
ムを含むことが好ましい。ニッケル又はパラジウムを含
む遷移金属化合物が錯体であるときには、4配位である
ことが好ましい。
【0053】ニッケル錯体は、たとえば、NiX21
2(式中、Xは、それぞれ、互いに独立し、同一または
異なって、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子を示
し、P 1及びP2は、それぞれ、互いに独立し、同一また
は異なって、ホスフィン、ホスファイト又はアミンを示
し、好ましくは、ホスフィン又はアミンを示し、更に好
ましくはホスフィンを示す。ただし、P1及びP2は、互
いに架橋していてもよい。)であってもよい。ホスフィ
ン、ホスファイト又はアミンについては、上述の通りで
ある。ニッケル錯体としては、たとえば、ビス(トリフ
ェニルホスフィン)ジクロロニッケル、ジクロロ(2,
2‘−ビピリジン)ニッケルが挙げられる。NiX21
2で示されるニッケル錯体は、NiX2で示されるニッ
ケル塩と比べて、有機溶媒中での溶解度が向上するの
で、用途によっては、好ましい。たとえば、NiX2
示されるニッケル塩を反応系が含まれている溶媒に添加
し、所望により、更にホスフィンを溶媒に添加して in
situで、ニッケルホスフィン錯体を形成してもよい。
【0054】ニッケルホスフィン錯体の存在下でカップ
リング反応を行うことは、たとえば、T.Takaha
shi et.al. J.Am.Chem.So
c.,Vol.121.,No.48,1999,11
095に記載されており、これと同一又は類似の反応に
よりカップリング反応を進行させることができる。
【0055】パラジウム錯体は、Pd(Q1)(Q2
(Q3)(Q4)(式中、Q1、Q2、Q 3及びQ4は、それ
ぞれ、互いに独立し、同一または異なって、ホスフィ
ン、ホスファイト、アミン、ハロゲン原子を含む置換基
を有していてもよいC1〜C40アルキルカルボニルオキ
シ基、ハロゲン原子を含む置換基を有していてもよいC
1〜C40アリールカルボニルオキシ基、ニトリル、又
は、ハロゲン原子を示し、好ましくは、ホスフィン、ア
ミン、ハロゲン原子を含む置換基を有していてもよいC
1〜C20アルキルカルボニルオキシ基、ハロゲン原子を
含む置換基を有していてもよいC1〜C20アリールカル
ボニルオキシ基、又は、ハロゲン原子を示し、ただし、
1、Q2、Q3及びQ4の任意の2つ、3つ及び4つが、
互いに架橋していてもよい。)であってもよい。ホスフ
ィン、ホスファイト又はアミンについては、上述の通り
である。パラジウム錯体としては、たとえば、Pd(O
−C(=O)R)4(式中、Rはアルキル基又はアリー
ル基であり、互いに架橋していてもよい。)、[PdX
42-(Xはハロゲン原子である。)、テトラキス(ト
リアリールホスフィン)、PdCl2(2,2'-ビピリジン)等が
挙げられる。
【0056】遷移金属化合物は、触媒として反応に関わ
るのではなく、化学量論的に反応に関わり、例えば、上
記式(II)で示されるメタラシクロペンタジエンと反
応して中間体を生成していると思われる。中間体として
は、たとえば、上記式(II)で示されるメタラシクロ
ペンタジエンと遷移金属化合物とがトランスメタル化反
応を起こし、メタラシクロペンタジエン(II)中の一
つの金属が遷移金属化合物中の金属2つに置換され、
1,4−ジメタラ−1,3−ブタジエン誘導体が生成
し、次いで、この1,4−ジメタラ−1,3−ブタジエ
ン誘導体に一酸化炭素が作用して、一方の金属を一酸化
炭素に置換し、その後、閉環反応が進行し、シクロペン
タジエノン(I)が生成している可能性がある。このよ
うな反応経路では、トランスメタル化反応を起こすこと
ができる遷移金属を広く用いることができる。もっとも
このような反応経路は推論に過ぎず、本発明はこのよう
な反応経路に限定されるものではない。
【0057】いずれにしろ、上記式(II)で示される
メタラシクロペンタジエンの金属が反応中心となる。そ
して、上記式(II)で示されるメタラシクロペンタジ
エンでは、置換基R1、R2、R3及びR4は、反応中心か
ら離れており、電気的にも立体的にもトランスメタル化
等の反応に影響を与えがたい。従って、置換基R1
2、R3及びR4としては、様々なものを用いることが
できる。
【0058】遷移金属化合物の量は、メタラシクロペン
タジエン(II)の0.01−20当量であってもよ
く、好ましくは0.1−10当量であり、更に好ましく
は、0.9乃至3当量である。
【0059】典型的には、反応混合物を分離することな
く、そのまま一酸化炭素と反応させる。たとえば、反応
混合物は典型的には溶液中に溶存しているが、この雰囲
気中に一酸化炭素を導入してもよい。たとえば、反応混
合物は、窒素、アルゴン等の不活性雰囲気下、溶液中に
溶存させておき、この不活性雰囲気を一酸化炭素に置換
してもよい。あるいは、不活性雰囲気に一部、一酸化炭
素を導入してもよい。一酸化炭素の圧力は、0.01バ
ール〜100バールが好ましく、0.05〜10バール
が更に好ましく、0.1〜5バールが更になお好まし
い。なお、1バールは約1気圧である。
【0060】あるいは、反応混合物が溶存している溶液
中に、一酸化炭素を導入して、バブリングさせてもよ
い。
【0061】一酸化炭素との反応は、遷移金属化合物を
溶媒中で安定化させるための安定化剤の存在下で行われ
てもよい。特に、金属化合物が金属塩であり、かつ、溶
媒が有機溶媒のときに、安定化剤が、金属塩を有機溶媒
中で安定化させることができる。安定化剤としては、ジ
メチルプロピレンウレア、ヘキサメチルホスホアミド等
が挙げられる。
【0062】反応は、好ましくは−80℃乃至300℃
の温度範囲で行われ、特に好ましくは0℃乃至150℃
の温度範囲で行われる。圧力は、例えば、0.1バール
乃至2500バールの範囲内で、好ましくは0.5バー
ル乃至10バールの範囲内である。
【0063】溶媒は、脂肪族又は芳香族の溶媒が用いら
れる。エーテル系溶媒、例えばテトラヒドロフラン又は
ジエチルエーテル;塩化メチレン、ジクロロエタンのよ
うなハロゲン化炭化水素;o−ジクロロベンゼンのよう
なハロゲン化芳香族炭化水素;ベンゼン、トルエン等の
芳香族系炭化水素が用いられる。
【0064】上記式(II)で示されるメタラシクロペ
ンタジエンは、ビスシクロペンタジエニルジルコニウム
ジアルキルのようなメタロセンに2当量のアルキン又は
1当量のジインを作用させることにより得ることができ
る。メタラシクロペンタジエンの生成については、例え
ば、T. Takahashi et al. J. Org. Chem. 1995, 60,444
4 に記載されており、これと同一又は近似した条件で反
応が進行する。上記式(II)で示されるメタラシクロ
ペンタジエンは、単離される必要はなく、insituで更に
一酸化炭素と反応させてもよい。
【0065】溶媒は、脂肪族又は芳香族の溶媒が用いら
れ、好ましくは、極性溶媒が用いられる。エーテル系溶
媒、例えばテトラヒドロフラン又はジエチルエーテル;
塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素;o−ジクロ
ロベンゼンのようなハロゲン化芳香族炭化水素;N,N
−ジメチルホルムアミド等のアミド、ジメチルスルホキ
シド等のスルホキシドが用いられる。あるいは、芳香族
の溶媒として、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素を用いてもよい。
【0066】反応は好ましくは−80℃乃至300℃の
温度範囲で行われ、特に好ましくは0℃乃至150℃の
温度範囲で行われる。圧力は0.1バール乃至2500
バールの範囲内で、好ましくは0.5バール乃至10バ
ールの範囲内である。反応は継続的に又はバッチ式で、
一段階又はそれより多段階で、溶液中、懸濁液中、気相
中又は超臨界媒体中で行える。
【0067】本発明の一側面で用いるメタラシクロペン
タジエンは、例えば、下記のメタロセンを用いて合成す
ることができる。
【0068】なお、ビス(インデニル)ジクロロジルコ
ニウム;ビス(フルオレニル)ジクロロジルコニウム;
(インデニル)(フルオレニル)ジクロロジルコニウ
ム;ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロチタン;
(ジメチルシランジイル)ビス(インデニル)ジクロロ
ジルコニウム;(ジメチルシランジイル)ビス(テトラ
ヒドロインデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチル
シランジイル)(インデニル)ジクロロジルコニウム;
(ジメチルシランジイル)ビス(2−メチルインデニ
ル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)
ビス(2−エチルインデニル)ジクロロジルコニウム;
(ジメチルシランジイル)ビス(2−メチル−4,5−
ベンゾインデニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチル
シランジイル)ビス(2−エチル−4,5−ベンゾイン
デニル)ジクロロジルコニウム;(ジメチルシランジイ
ル)ビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジク
ロロジルコニウム;(ジメチルシランジイル)ビス(2
−エチル−4−フェニルインデニル)ジクロロジルコニ
ウム;(ジメチルシランジイル)ビス(2−メチル−
4,6−ジイソプロピルインデニル)ジクロロジルコニ
ウムなどのジクロロ体については、ナトリウム等のアル
カリ金属、マグネシウム等のアルカリ土類金属のような
強塩基で還元するか、又は、ジアルキル体に変換してか
ら、メタラシクロペンタジエンを生成させる。ビス(シ
クロペンタジエニル)ジブチルジルコニウム;ビス(イ
ンデニル)ジブチルジルコニウム;ビス(フルオレニ
ル)ジブチルジルコニウム;(インデニル)(フルオレ
ニル)ジブチルジルコニウム;(3−メチル−5−ナフ
チルインデニル)(2,7−ジ−tert−ブチルフル
オレニル)ジブチルジルコニウム;(3−メチル−5−
ナフチルインデニル)(3,4,7−トリメトキシフル
オレニル)ジブチルジルコニウム;(ペンタメチルシク
ロペンタジエニル)(テトラヒドロインデニル)ジブチ
ルジルコニウム;(シクロペンタジエニル)(1−オク
テン−8−イルシクロペンタジエニル)ジブチルジルコ
ニウム;(インデニル)(1−ブテン−4−イルシクロ
ペンタジエニル)ジブチルジルコニウム;[1,3−ビ
ス(トリメチルシリル)シクロペンタジエニル](3,
4−ベンゾフルオレニル)ジブチルジルコニウム;。
【0069】ビス(シクロペンタジエニル)ジブチルチ
タン;ジメチルシランジイルビス(インデニル)ジブチ
ルジルコニウム;ジメチルシランジイルビス(テトラヒ
ドロインデニル)ジブチルジルコニウム;ジメチルシラ
ンジイル(シクロペンタジエニル)(インデニル)ジブ
チルジルコニウム;ジメチルシランジイルビス(2−メ
チルインデニル)ジブチルジルコニウム;ジメチルシラ
ンジイルビス(2−エチルインデニル)ジブチルジルコ
ニウム;ジメチルシランジイルビス(2−メチル−4,
5−ベンゾインデニル)ジブチルジルコニウム;ジメチ
ルシランジイルビス(2−エチル−4,5−ベンゾイン
デニル)ジブチルジルコニウム;ジメチルシランジイル
ビス(4,5−ジヒドロ−8−メチル−7H−シクロペ
ント〔e〕アセナフチレン−7−イリデン)ジブチルジ
ルコニウム;ジメチルシランジイル(2−メチル−4,
5−ベンゾインデニル)(2−メチル−4−フェニルイ
ンデニル)ジブチルジルコニウム;ジメチルシランジイ
ル(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−メ
チル−4−フェニルインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;ジメチルシランジイル(2−メチル−4,5−ベン
ゾインデニル)(2−エチル−4−フェニルインデニ
ル)ジブチルジルコニウム;ジメチルシランジイル(2
−エチルインデニル)(2−エチル−4−フェニルナフ
チル)ジブチルジルコニウム;ジメチルシランジイル
(2−メチルインデニル)(4−フェニルインデニル)
ジブチルジルコニウム;ジメチルシランジイルビス(2
−メチル−4−フェニルインデニル)ジブチルジルコニ
ウム;ジメチルシランジイルビス(2−エチル−4−フ
ェニルインデニル)ジブチルジルコニウム;ジメチルシ
ランジイルビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピル
インデニル)ジブチルジルコニウム;ジメチルシランジ
イルビス(2−エチル−4,6−ジイソプロピルインデ
ニル)ジブチルジルコニウム;ジメチルシランジイルビ
ス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)ジブチルジ
ルコニウム;ジメチルシランジイルビス(2−エチル−
4−ナフチルインデニル)ジブチルジルコニウム;。
【0070】メチルフェニルシランジイルビス(インデ
ニル)ジブチルジルコニウム;メチルフェニルシランジ
イル(シクロペンタジエニル)(インデニル)ジブチル
ジルコニウム;メチルフェニルシランジイルビス(テト
ラヒドロインデニル)ジブチルジルコニウム;メチルフ
ェニルシランジイルビス(2−メチルインデニル)ジブ
チルジルコニウム;メチルフェニルシランジイルビス
(2−エチルインデニル)ジブチルジルコニウム;メチ
ルフェニルシランジイルビス(2−メチル−4,5−ベ
ンゾインデニル)ジブチルジルコニウム;メチルフェニ
ルシランジイルビス(2−エチル−4,5−ベンゾイン
デニル)ジブチルジルコニウム;メチルフェニルシラン
ジイルビス(4,5−ジヒドロ−8−メチル−7H−シ
クロペント〔e〕アセナフチレン−7−イリデン)ジブ
チルジルコニウム;メチルフェニルシランジイル(2−
メチル−4,5−ベンゾインデニル)(2−メチル−4
−フェニルインデニル)ジブチルジルコニウム;メチル
フェニルシランジイル(2−エチルインデニル)(2−
メチル−4−フェニルインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;メチルフェニルシランジイル(2−メチル−4,5
−ベンゾインデニル)(2−エチル−4−フェニルイン
デニル)ジブチルジルコニウム;メチルフェニルシラン
ジイル(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)(2
−エチル−インデニル)ジブチルジルコニウム;メチル
フェニルシランジイル(2−メチルインデニル)(4フ
ェニルインデニル)ジブチルジルコニウム;。
【0071】メチルフェニルシランジイルビス(2−メ
チル−4フェニルインデニル)ジブチルジルコニウム;
メチルフェニルシランジイルビスジブチルジルコニウ
ム;メチルフェニルシランジイルビス(2−メチル−
4,6−ジイソプロピルインデニル)ジブチルジルコニ
ウム;メチルフェニルシランジイルビス(2−エチル−
4,6−ジイソプロピルインデニル)ジブチルジルコニ
ウム;メチルフェニルシランジイルビス(4−ナフチル
インデニル)ジブチルジルコニウム;メチルフェニルシ
ランジイルビス(2−エチル−4−ナフチルインデニ
ル)ジブチルジルコニウム;ジフェニルシランジイルビ
ス(インデニル)ジブチルジルコニウム;ジフェニルシ
ランジイルビス(2−メチルインデニル)ジブチルジル
コニウム;ジフェニルシランジイルビス(2−エチルイ
ンデニル)ジブチルジルコニウム;ジフェニルシランジ
イル(シクロペンタジエニル)(インデニル)ジブチル
ジルコニウム;ジフェニルシランジイルビス(2−メチ
ル−4,5−ベンゾインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;ジフェニルシランジイルビス(2−エチル−4,5
−ベンゾインデニル)ジブチルジルコニウム;ジフェニ
ルシランジイル(2−メチル−4,5−ベンゾインデニ
ル)(2−メチル−4フェニルインデニル)ジブチルジ
ルコニウム;ジフェニルシランジイル(2−エチル−
4,5−ベンゾインデニル)(2−メチル−4フェニル
インデニル)ジブチルジルコニウム;ジフェニルシラン
ジイル(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)(2
−エチル−4フェニルインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;ジフェニルシランジイル(2−エチル−4,5−ベ
ンゾインデニル)(2−エチル−4ナフチルインデニ
ル)ジブチルジルコニウム;ジフェニルシランジイル
(2−メチルインデニル)(4フェニルインデニル)ジ
ブチルジルコニウム;ジフェニルシランジイルビス(2
−メチル−4フェニルインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;ジフェニルシランジイルビス(2−エチル−4フェ
ニルインデニル)ジブチルジルコニウム;ジフェニルシ
ランジイルビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピル
インデニル)ジブチルジルコニウム;。
【0072】ジフェニルシランジイルビ;ス(2−エチ
ル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジブチルジル
コニウム ジフェニルシランジイルビス(2−メチル−4−ナフチ
ルインデニル)ジブチルジルコニウム;ジフェニルシラ
ンジイルビス(2−エチル−4−ナフチルインデニル)
ジブチルジルコニウム;1−シラシクロペンタン−1、
1−ビス(インデニル)ジブチルジルコニウム;1−シ
ラシクロペンタン−1、1−ビス(2−メチルインデニ
ル)ジブチルジルコニウム;1−シラシクロペンタン−
1、1−ビス(2−エチルインデニル)ジブチルジルコ
ニウム;1−シラシクロペンタン−1、1−ビス(2−
メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジブチルジルコニ
ウム;1−シラシクロペンタン−1、1−ビス(2−エ
チル−4,5−ベンゾインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;1−シラシクロペンタン−1−(2−メチル−4,
5−ベンゾインデニル)−1−(2−メチル−4−フェ
ニルインデニル)ジブチルジルコニウム;1−シラシク
ロペンタン−1−(2−エチル−4,5−ベンゾインデ
ニル)−1−(2−メチル−4−フェニルインデニル)
ジブチルジルコニウム;1−シラシクロペンタン−1−
(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)−1−(2
−エチル−4−フェニルインデニル)ジブチルジルコニ
ウム;1−シラシクロペンタン−1−(2−エチル−
4,5−ベンゾインデニル)−1−(2−エチル−4−
ナフチルインデニル)ジブチルジルコニウム;1−シラ
シクロペンタン−1−(2−メチルインデニル)−1−
(4−フェニルインデニル)ジブチルジルコニウム;1
−シラシクロペンタン−1,1−ビス(2−メチル−4
−フェニルインデニル)ジブチルジルコニウム;1−シ
ラシクロペンタン−1,1−ビス(2−エチル−4−フ
ェニルインデニル)ジブチルジルコニウム;1−シラシ
クロペンタン−1,1−ビス(2−メチル−4,6−ジ
イソプロピルインデニル)ジブチルジルコニウム;1−
シラシクロペンタン−1,1−ビス(2−エチル−4,
6−ジイソプロピルインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;1−シラシクロペンタン−1,1−ビス(2−メチ
ル−4−ナフチルインデニル)ジブチルジルコニウム;
1−シラシクロペンタン−1,1−ビス(2−エチル−
4−ナフチルインデニル)ジブチルジルコニウム;ビス
(シクロペンタジエニル)ジブチルチタン;エチレン−
1,2−ビス(インデニル)ジブチルジルコニウム;エ
チレン−1,2−ビス(テトラヒドロインデニル)ジブ
チルジルコニウム;エチレン−1−(シクロペンタジエ
ニル)−2−(1−インデニル)ジブチルジルコニウ
ム;エチレン−1−(シクロペンタジエニル)−2−
(2−インデニル)ジブチルジルコニウム;エチレン−
1−(シクロペンタジエニル)−2−(2−メチル−1
−インデニル)ジブチルジルコニウム;エチレン−1,
2−ビス(2−メチルインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;エチレン−1,2−ビス(2−エチルインデニル)
ジブチルジルコニウム;エチレン−1,2−ビス(2−
メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジブチルジルコニ
ウム;エチレン−1,2−ビス(2−エチル−4,5−
ベンゾインデニル)ジブチルジルコニウム;。
【0073】エチレン−1,2−ビス(4,5−ジヒド
ロ−8−メチル−7H−シクロペント〔e〕アセナフチ
レン−7−イリデン)ジブチルジルコニウム;エチレン
−1−(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)−2
−(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジブチルジ
ルコニウム;エチレン−1−(2−エチル−4,5−ベ
ンゾインデニル)−2−(2−メチル−4−フェニルイ
ンデニル)ジブチルジルコニウム;エチレン−1−(2
−メチル−4,5−ベンゾインデニル)−2−(2−エ
チル−4−フェニルインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;エチレン−1−(2−エチル−4,5−ベンゾイン
デニル)−2−(2−エチル−4−ナフチルインデニ
ル)ジブチルジルコニウム;エチレン−1−(2−メチ
ルインデニル)−2−(4−フェニルインデニル)ジブ
チルジルコニウム;エチレン−1,2−ビス(2−メチ
ル−4−フェニルインデニル)ジブチルジルコニウム;
エチレン−1,2−ビス(2−エチル−4−フェニルイ
ンデニル)ジブチルジルコニウム;エチレン−1,2−
ビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニ
ル)ジブチルジルコニウム;エチレン−1,2−ビス
(2−エチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジ
ブチルジルコニウム;エチレン−1,2−ビス(2−メ
チル−4−ナフチルインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;エチレン−1,2−ビス(2−エチル−4−ナフチ
ルインデニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−
2,2−ビス(インデニル)ジブチルジルコニウム;プ
ロピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(1−イン
デニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−2−シク
ロペンタジエニル−2−(4−フェニル−1−インデニ
ル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−2−シクロペ
ンタジエニル−2−(9−フルオレニル)ジブチルジル
コニウム;プロピレン−2−シクロペンタジエニル−2
−(2,7−ジメトキシ−9−フルオレニル)ジブチル
ジルコニウム;プロピレン−2−シクロペンタジエニル
−2−(2,7−ジ−tert−ブチル−9−フルオレ
ニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−2−シクロ
ペンタジエニル−2−(2,7−ジブロモ−9−フルオ
レニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−2−シク
ロペンタジエニル−2−(2,7−ジフェニル−9−フ
ルオレニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−2−
シクロペンタジエニル−2−(2,7−ジメチル−9−
フルオレニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−2
−(3−メチルシクロペンタジエニル)−2−(2,7
−ジブチル−9−フルオレニル)ジブチルジルコニウ
ム;プロピレン−2−(3−tert−ブチルシクロペ
ンタジエニル)−2−(2,7−ジブチル−9−フルオ
レニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−2−(3
−トリメチルシリルシクロペンタジエニル)−2−
(3,6−ジ−tert−ブチル−9−フルオレニル)
ジブチルジルコニウム;プロピレン−2−シクロペンタ
ジエニル−2−[2,7−ビス(3−ブテン−1−イ
ル)−9−フルオレニル]ジブチルジルコニウム;プロ
ピレン−2−シクロペンタジエニル−2−(3−ter
t−ブチル−9−フルオレニル)ジブチルジルコニウ
ム;プロピレン−2,2−ビス(テトラヒドロインデニ
ル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−2,2−ビス
(2−メチルインデニル)ジブチルジルコニウム;プロ
ピレン−2,2−ビス(2−エチルインデニル)ジブチ
ルジルコニウム;プロピレン−2,2−ビス(2−メチ
ル−4,5−ベンゾインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;プロピレン−2,2−ビス(2−エチル−4,5−
ベンゾインデニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン
−2,2−ビス(4,5−ジヒドロ−8−メチル−7H
−シクロペント〔e〕アセナフチレン−7−イリデン)
ジブチルジルコニウム;プロピレン−2−(2−メチル
−4,5−ベンゾインデニル)−2−(2−メチル−4
−フェニルインデニル)ジブチルジルコニウム;プロピ
レン−2−(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)
−2−(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジブチ
ルジルコニウム;プロピレン−2−(2−メチル−4,
5−ベンゾインデニル)−2−(2−エチル−4−フェ
ニルインデニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−
2−(2−エチル−4,5−ベンゾインデニル)−2−
(2−エチル−4−ナフチルインデニル)ジブチルジル
コニウム;プロピレン−2−(2−メチルインデニル)
−2−(4−フェニルインデニル)ジブチルジルコニウ
ム;プロピレン−2,2−ビス(2−メチル−4−フェ
ニルインデニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−
2,2−ビス(2−エチル−4−フェニルインデニル)
ジブチルジルコニウム;プロピレン−2,2−ビス(2
−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジブチ
ルジルコニウム;プロピレン−2,2−ビス(2−エチ
ル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジブチルジル
コニウム;プロピレン−2,2−ビス(2−メチル−4
−ナフチルインデニル)ジブチルジルコニウム;プロピ
レン−2,2−ビス(2−エチル−4−ナフチルインデ
ニル)ジブチルジルコニウム;。
【0074】1,6−ビス[メチルシリルビス(2−メ
チル−4−フェニルインデニル)ジブチルジルコニウ
ム]ヘキサン;1,6−ビス[メチルシリルビス(2−
メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジブチルジルコニ
ウム]ヘキサン;1,6−ビス[メチルシリルビス(2
−エチル−4−フェニルインデニル)ジブチルジルコニ
ウム]ヘキサン;1,6−ビス[メチルシリルビス(2
−メチル−4−ナフチルインデニル)ジブチルジルコニ
ウム]ヘキサン;1,6−ビス[メチルシリルビス(2
−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジブチ
ルジルコニウム]ヘキサン;1,6−ビス[メチルシリ
ル(2−メチル−4フェニルインデニル)(4,5−ベ
ンゾインデニル)ジブチルジルコニウム]ヘキサン;1
−[メチルシリルビス(テトラヒドロインデニル)ジブ
チルジルコニウム]−6−[エチルスタニル(シクロペ
ンタジエニル)(フルオレニル)ジブチルジルコニウ
ム]ヘキサン;1,6−ジシラ−1,1,6,6−テト
ラメチル−1,6−ビス[メチルシリルビス(2−メチ
ル−4フェニルインデニル)ジブチルジルコニウム]ヘ
キサン;1,4−ジシラ1,4−ビス[メチルシリルビ
ス(2−メチル−4フェニルインデニル)ジブチルジル
コニウム]シクロヘキサン;[1,4−ビス(1−イン
デニル)−1,1,4,4−テトラメチル−1,4−ジ
シラブタン]ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル
ジブチルジルコニウム);[1,4−ビス(9−フルオ
レニル)−1,1,4,4−テトラメチル−1,4−ジ
シラブタン]ビス(シクロペンタジエニルジブチルジル
コニウム);[1,4−ビス(1−インデニル)−1,
1,4,4−テトラメチル−1,4−ジシラブタン]ビ
ス(シクロペンタジエニルジブチルジルコニウム);
[1−(1−インデニル)−6−(2−フェニル−1−
インデニル)−1,1,6,6−テトラエチル−1,6
−ジシラ−4−オキサヘキサン]ビス(tert−ブチ
ルシクロペンタジエニルジブチルジルコニウム);
[1,10−ビス(2,3−ジメチル−1−インデニ
ル)−1,1,10,10−テトラメチル−1,10−
ジゲルマデカン]ビス(2−メチル−4−フェニルイン
デニルジブチルジルコニウム);(1−メチル−3−t
ert−ブチルシクロペンタジエニル)(1−フェニル
−4−メトキシ−7−クロロフルオレニル)ジブチルジ
ルコニウム;(4,7−ジクロロインデニル)(3,6
−ジメシチルフルオレニル)ジブチルジルコニウム;ビ
ス(2,7−ジ−tert−ブチル−9−シクロへキシ
ルフルオレニル)ジブチルジルコニウム;(2,7−ジ
メシチルフルオレニル)[2,7−ビス(1−ナフチ
ル)フルオレニル]ジブチルジルコニウム;ジメチルシ
リルビス(フルオレニル)ジブチルジルコニウム;ジブ
チルスタニルビス(2−メチルフルオレニル)ジブチル
ジルコニウム;1,1,2,2−テトラエチルジシラン
ジイル(2−メチルインデニル)(4−フェニルフルオ
レニル)ジブチルジルコニウム;プロピレン−1−(2
−インデニル)−2−(9−フルオレニル)ジブチルジ
ルコニウム;1,1−ジメチル−1−シラエチレンビス
(フルオレニル)ジブチルジルコニウム;[4−(シク
ロペンタジエニル)4,7,7−トリメチル(テトラヒ
ドロインデニル]ジブチルジルコニウム;[4−(シク
ロペンタジエニル)4,7−ジメチル−7−フェニル
(5,6−ジメチルテトラヒドロインデニル]ジブチル
ジルコニウム;[4−(シクロペンタジエニル)−4,
7−ジメチル−7−(1−ナフチル)(7−フェニルテ
トラヒドロインデニル)]ジブチルジルコニウム;[4
−(シクロペンタジエニル)−4,7−ジメチル−7−
ブチル(6,6−ジエチルテトラヒドロインデニル)]
ジブチルジルコニウム;[4−(3−tert−ブチル
シクロペンタジエニル)−4,7,7−トリメチル(テ
トラヒドロインデニル)]ジブチルジルコニウム;[4
−(1−インデニル)−4,7,7−トリメチル(テト
ラヒドロインデニル)]ジブチルジルコニウム;ビス
(シクロペンタジエニル)ジブチルハフニウム;ビス
(インデニル)ジブチルバナジウム;ビス(フルオレニ
ル)ジブチルスカンジウム;(インデニル)(フルオレ
ニル)ジブチルニオブ;(2−メチル−7−ナフチルイ
ンデニル)(2,6−ジ−tert−ブチルフルオレニ
ル)ジブチルチタン;臭化(ペンタメチルシクロペンタ
ジエニル)(テトラヒドロインデニル)ブチルハフニウ
ム;(シクロペンタジエニル)(1−オクテン−8−イ
ルシクロペンタジエニル)ジブチルハフニウム;。
【0075】(インデニル)(2−ブテン−4−イルシ
クロペンタジエニル)ジブチルチタン;[1,3−ビス
(トリメチルシリル)シクロペンタジエニル](3,4
−ベンゾフルオレニル)ジブチルニオブ;ビス(シクロ
ペンタジエニル)ジブチルチタン。
【0076】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
ただし、本発明は、下記の実施例に制限されるものでは
ない。
【0077】すべての反応は、空気、又は湿度に敏感な
有機金属試薬を含めて、乾燥窒素雰囲気下のもとで行わ
れた。溶媒として用いたTHF、エーテル、ヘキサン、ベ
ンゼンは窒素気流下、ナトリウム金属、ベンゾフェノン
ケチルで蒸留して無水とし、また1,2-ジクロロエタンは
窒素加圧下五酸化リンによって蒸留したものを用いた。
ジルコノセンジクロリドは、日亜化学工業から購入した
ものを用いた。アルキンは、東京化成工業から購入した
ものを用い、ブチルリチウム(1.6 M ヘキサン溶液)及び
フェニルリチウム( 0.88 Mシクロヘキサン ジエチルエ
ーテル溶液)は、関東化学から購入したものを用いた。
その他の試薬は、Aldrich Chemical Company, Incから
購入したものを用いた。1H-NMRおよび13C-NMRスペクト
ルは、Bruker ARX-400またはJEOL JNM-LA300を用いて測
定した。この時、1H-NMR及び13C-NMRは、それぞれ、重
水素化クロロホルム又は重水素化ベンゼン(1% TMS含有)
を内部標準とした。ガスクロマトグラフィーはSHIMADZU
CBP1-M25-025 fused silica capillary columnを備え
たSHIMADZU GC-14A gas chromatographで測定し、記録
はSHIMADZU CR6A-Chromatopac integratorを用いた。GC
により収率を求めたときはメシチレン、n-ドデカンを内
部標準として用いた。カラムクロマトグラフィーのカラ
ム充填剤として、関東化学シリカゲル60N(球状、中
性)40-100マイクロメートルを使用した。 参考例1 ビス(η5−シクロペンタジエニル)2,3,4,5−
テトラプロピル−1−ジルコナシクロペンタ−2,4−
ジエン ビス(η5−シクロペンタジエニル)ジクロロジルコニ
ウム(1.2mmol)及びTHF(10ml)をシュ
レンク管に投入した。この溶液を−78℃に冷却し、次
いで、n−ブチルリチウム(2.4mmol)を添加し
た。この溶液を−78℃にて1時間、攪拌し、ビス(η
5−シクロペンタジエニル)ジブチルジルコニウムを得
た。−78℃にて、この反応混合物に4−オクチン
(2.4mmol)を添加し、次いで、室温にまで暖
め、1時間、放置し、溶液中に標題化合物を得た。溶液
から分離することなく、この反応混合物をそのまま用い
た。
【0078】実施例1 2,3,4,5−テトラプロピルシクロペンタ−2,4
−ジエン−1−オン ビス(η5−シクロペンタジエニル)2,3,4,5−
テトラプロピル−1−ジルコナシクロペンタジエン (1.
0 mmol) の10 mL THF溶液を、一酸化炭素でバブリング
し、NiCl2(PPh3)2 (1.0 mmol) を室温にて加えた。混合
物を12時間攪拌し、ヘキサンで希釈した。濾過後、シ
リカゲルを充填剤として、ヘキサンを用いて、カラムク
ロマトグラフィーを行った(ヘキサン/Et2O = 29/1) 。
表題化合物が、41 % の収率で得られた。橙赤色油、G
C収率 70 %. 単離収率 65 %. 。
【0079】1H NMR (C6D6, Me4Si) δ 0.84 (t, J =
7.3 Hz, 6H), 0.87 (t, J = 7.3 Hz,6H), 1.31-1.38
(m, 4H), 1.46-1.51 (m, 4H), 2.06-2.15 (m, 8H); 13C
NMR (C6D6, Me4Si) δ 14.36 (2C), 14.41 (2C), 22.7
6 (2C), 23.20 (2C), 25.39 (2C), 28.40 (2C), 126.17
(2C), 154.56 (2C), 203.78。
【0080】実施例2 2,3,4,5−テトラブチルシクロペンタ−2,4−
ジエン−1−オン 実施例1と同様の手順で行った。ただし、ビス(η5
シクロペンタジエニル)2,3,4,5−テトラプロピ
ル−1−ジルコナシクロペンタジエンの代わりに、ビス
(η5−シクロペンタジエニル)2,3,4,5−テト
ラブチル−1−ジルコナシクロペンタジエンを用いた。
即ち、4−オクチンの代わりに、5−デシンを用いた。
橙赤色油、GC 収率 73 %. 単離収率68 %。
【0081】1H NMR (C6D6, Me4Si) δ 0.86 (t, J =
7.1 Hz, 6H), 0.87 (t, J = 7.3 Hz,6H), 1.24-1.38
(m, 12H), 1.44-1.54 (m, 4H), 2.13-2.22 (m, 8H); 13
C NMR(C6D6, Me4Si) δ 14.05 (2C), 14.14 (2C), 23.1
4 (2C), 23.22 (2C), 23.29 (2C), 26.16 (2C), 31.66
(2C), 32.27 (2C), 126.21 (2C), 154.56 (2C), 203.8
0; IR (neat) νCO 1707, 1690 cm-1
【0082】実施例3 2,3−ジブチル−4,5−ジフェニルシクロペンタ−
2,4−ジエン−1−オン 実施例1と同様の手順で行った。ただし、ビス(η5
シクロペンタジエニル)2,3,4,5−テトラプロピ
ル−1−ジルコナシクロペンタジエンの代わりに、ビス
(η5−シクロペンタジエニル)2,3−ジブチル−
4,5−ジフェニル−1−ジルコナシクロペンタジエン
を用いた。4−オクチンの代わりに、5−デシン及び
1,2−ジフェニルアセチレンを用いた。深赤色粘性
油、GC収率 54 %. 単離収率 41 %。
【0083】1H NMR (C6D6, Me4Si) δ 0.63 (t, J =
6.8 Hz, 3H), 0.91 (t, J = 7.3 Hz,3H), 1.02-1.06
(m, 4H), 1.32-1.40 (m, 2H), 1.54-1.60 (m, 2H), 2.2
2 (t,J = 7.2 Hz, 2H), 2.32 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 6.
93-7.04 (m, 8H), 7.42-7.45(m, 2H); 13C NMR (C6D6,
Me4Si) δ 13.75, 14.17, 22.82, 23.22, 23.26, 26.2
9, 30.59, 32.32, 125.03, 126.76, 127.28, 128.16, 1
28.30, 128.46, 128.79, 130.25, 131.64, 135.23, 15
4.19, 156.29, 202.09。
【0084】実施例4 2,3−ジプロピル−4,5−ジ(p−トリル)シクロ
ペンタ−2,4−ジエン−1−オン 実施例1と同様の手順で行った。ただし、ビス(η5
シクロペンタジエニル)2,3,4,5−テトラプロピ
ル−1−ジルコナシクロペンタジエンの代わりに、ビス
(η5−シクロペンタジエニル)2,3―ジプロピル−
4,5−ジ−p−トリル−1−ジルコナシクロペンタジ
エンを用いた。4−オクチンの代わりに、5−デシン及
び1,2−ビス(p−トリル)アセチレンを用いた。深
赤色粘性油、GC収率 55 %. 単離収率 43 %。
【0085】1H NMR (C6D6, Me4Si) δ 0.66 (t, J =
7.3 Hz, 3H), 0.94 (t, J = 7.3 Hz,3H), 1.07-1.15
(m, 2H), 1.58-1.65 (m, 2H), 1.99 (s, 3H), 2.04 (s,
3H),2.22 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 2.29 (t, J = 7.3 H
z, 2H), 6.84-6.92 (m, 4H), 7.00-7.03 (m, 2H), 7.39
-7.41 (m, 2H); 13C NMR (C6D6, Me4Si) δ 14.18, 14.
46, 21.11, 21.19, 21.96, 23.38, 25.57, 28.71, 125.
02, 126.63, 128.50 (2C), 128.97 (2C), 129.00, 129.
59 (2C), 130.23 (2C), 132.49, 136.74, 137.97, 153.
52, 156.32, 202.43; 実施例5 1,3−ビス(トリメチルシリル)−2,4,5,6−
テトラヒドロペンタレン−2−オン 実施例1と同様の手順で行った。ただし、ビス(η5
シクロペンタジエニル)2,3,4,5−テトラプロピ
ル−1−ジルコナシクロペンタジエンの代わりに、ビス
(η5−シクロペンタジエニル)2,5―ビストリメチ
ルシリル−3,4−トリメチレン−1−ジルコナシクロ
ペンタジエンを用いた。即ち、4−オクチンの代わり
に、1,7−ビス(トリメチルシリル)−1,6−ヘプ
タジインを用いた。黄色油、GC収率: 59 %. 単離収
率: 41 %.。
【0086】1H NMR, 13C NMR及びIRは、刊行文献のデ
ータと同じであった。
【0087】実施例6 1,3−ビス(トリメチルシリル)−4,5,6,7−
テトラヒドロ−2H−インデン−2−オン 実施例1と同様の手順で行った。ただし、ビス(η5
シクロペンタジエニル)2,3,4,5−テトラプロピ
ル−1−ジルコナシクロペンタジエンの代わりに、ビス
(η5−シクロペンタジエニル)2,5−ビストリメチ
ルシリル−3,4−テトラメチレン−1−ジルコナシク
ロペンタジエンを用いた。即ち、4−オクチンの代わり
に、1,8−ビス(トリメチルシリル)−1,7−オク
タジインを用いた。黄色油、 GC収率: 74 %. 単離収
率: 51 %.。
【0088】1H NMR, 13C NMR及びIR は、刊行文献のデ
ータと同じであった。
【0089】実施例7 1,3−ビス(トリメチルシリル)−2,4,5,6,
7,8−ヘキサヒドロアズレン−2−オン 実施例1と同様の手順で行った。ただし、ビス(η5
シクロペンタジエニル)2,3,4,5−テトラプロピ
ル−1−ジルコナシクロペンタジエンの代わりに、ビス
(η5−シクロペンタジエニル)2,5−ビストリメチ
ルシリル−3,4―ペンタメチレン−1−ジルコナシク
ロペンタジエンを用いた。即ち、4−オクチンの代わり
に、1,9−ビス(トリメチルシリル)−1,8−ノナ
ジインを用いた。黄色油、GC収率: 50 %. 単離収率:
41%。
【0090】1H NMR (C6D6, Me4Si) δ 0.29 (s, 18H),
1.36 (br, 2H), 1.41 (br, 4H), 2.31 (br, 4H); 13C
NMR (C6D6, Me4Si) δ 0.38 (6C), 29.85 (2C), 30.14
(2C), 31.35, 126.96 (2C), 174.29 (2C), 211.21; IR
(neat) νCO 1686 cm-1.。
【0091】実施例1〜7の結果を表1に示す。
【0092】
【表1】
【0093】a収率は、GC収率を示す。単離収率はか
っこ内に記載する。
【0094】実施例8 2,3−ジエチルインデン−1−オン ジルコナインデンは、文献G. ErkerらのJ. Organomet.
Chem. 1977, 134. 189に従って合成した。
【0095】5mlのトルエン中、1.2mmolのビス(η5
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドを溶解
し、-78℃で2.4mmolのフェニルリチウムを加えた。3−
ヘキシンを1mmol加えて、80℃で3時間攪拌すると、
2,3−ジエチル−1−ジルコナインデンが溶液中に生
成した。この溶液に、5mlのTFLを加え、1.0mmolのビス
(トリフェニルホスフィン)ニッケルジクロリドを加
え、一酸化炭素雰囲気下で12時間攪拌し、表題化合物
を収率76%で得た。黄色油、GC収率 75 %. 単離収率:
67 %。
【0096】1H NMR, 13C NMR及びIR は、刊行文献のデ
ータと同じであった。
【0097】実施例9 2,3−ジプロピルインデン−1−オン 実施例8と同様の手順で行った。ただし、3−ヘキシン
の代わりに、4−オクチンを用いた。黄色油、GC収率
68 %. 単離収率 61 %。
【0098】1H NMR (CDCl3, Me4Si) δ 0.93 (t, J =
7.2 Hz, 3H), 1.02 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.46-1.53
(m, 2H), 1.60-1.67 (m, 2H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2
H),2.51 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 7.00-7.03 (m, 1H), 7.
12-7.15 (m, 1H), 7.27-7.36 (m, 2H); 13C NMR (CDC
l3, Me4Si) δ 14.05, 14.26, 21.12, 22.42, 24.77,2
8.11, 118.89, 121.50, 127.73, 130.99, 133.04, 134.
64, 145.55, 157.53, 198.38。
【0099】実施例10 2,3−ジフェニルインデン−1−オン 実施例8と同様の手順で行った。ただし、3−ヘキシン
の代わりに、1,2−ジフェニルアセチレンを用いた。
赤色固体、GC収率: 60 %.、単離収率: 46 %.。
【0100】1H NMR, 13C NMR及びIR は、刊行文献のデ
ータと同じであった。
【0101】実施例11 2,3−ジ(p−トリル)インデン−1−オン 実施例8と同様の手順で行った。ただし、3−ヘキシン
の代わりに、1,2−ジ(p−トリル)アセチレンを用
いた。橙赤色固体、GC収率: 55 %. 単離収率: 48
%。
【0102】1H NMR (CDCl3, Me4Si) δ 2.31 (s, 3
H), 2.39 (s, 3H), 7.06-7.09 (m, 2H), 7.13-7.34 (m,
9H), 7.54-7.56 (m, 1H); 13C NMR (CDCl3, Me4Si) δ
21.31, 21.48, 121.09, 122.75, 127.91, 128.44 (2
C), 128.68, 128.80 (2C), 129.43 (2C), 129.81 (2C),
130.88, 131.98, 132.10, 133.27, 137.48, 139.31, 1
45.39, 154.74, 196.75。
【0103】実施例8〜11の結果を表2に示す。
【0104】
【表2】
【0105】a収率は、GC収率を示す。単離収率はか
っこ内に記載する。
【0106】
【発明の効果】本発明の方法により、簡易にシクロペン
タジエノン誘導体を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC44 AD17 BA05 BA21 BA23 BA24 BA25 BA48 BB12 BB15 BB25 BB61 BC10 BC11 BC19 BE40 4H039 CA62 CD90 4H049 VN01 VP01 VQ24 VR24 VS24 VT04 VT16 VT17 VW01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I)で示されることを特徴とす
    るシクロペンタジエノン誘導体の製造方法であって、 【化1】 (式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ、互いに独
    立し、同一または異なって、水素原子;ハロゲン原子を
    含む置換基を有していてもよいC1〜C40炭化水素基;
    ハロゲン原子を含む置換基を有していてもよいC1〜C
    40アルコキシ基;ハロゲン原子を含む置換基を有してい
    てもよいC6〜C40アリールオキシ基;アミノ基;水酸
    基又は式−Si(R5)(R6)(R7)で示される基
    (式中、R5、R6及びR7は、それぞれ、互いに独立
    し、同一又は異なって、ハロゲン原子で置換されていて
    もよいC1〜C40アルキル基;ハロゲン原子で置換され
    ていてもよいC6〜C40アリールアルキル基;ハロゲン
    原子で置換されていてもよいC1〜C 40アルコキシ基;
    ハロゲン原子で置換されていてもよいC6〜C40アリー
    ルアルキルオキシ基である。)であり、 ただし、R1及びR2、R1及びR3、R1及びR4、R2
    びR3、R2及びR4、又は、R3及びR4は、互いに架橋
    してC4〜C40飽和又は不飽和環を形成してもよく、前
    記飽和又は不飽和環は、酸素原子、硫黄原子、又は式−
    N(R8)−で示される基(式中、R8は水素原子又はC
    1〜C40炭化水素基である。)で中断されていてもよ
    く、かつ、置換基を有していてもよい。) 下記式(II)で示されるメタラシクロペンタジエン
    を、 【化2】 (式中、R1、R2、R3及びR4は、上記の意味を有す
    る。Mは、周期表の第3族〜第5族またはランタニド系
    列の金属を示し;L1及びL2は、互いに独立し、同一ま
    たは異なって、アニオン性配位子を示し、ただし、L1
    及びL2は、架橋されていてもよい。) ニッケル、パラジウム、銅、ルテニウム又はロジウムを
    含む遷移金属化合物の存在下、一酸化炭素と接触させる
    ことを特徴とするシクロペンタジエノン誘導体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記遷移金属化合物がニッケル又はパラ
    ジウムを含む請求項1に記載のシクロペンタジエノン誘
    導体の製造方法。
  3. 【請求項3】 R1及びR2が同一の基であるか、あるい
    は、R3及びR4が同一の基である、請求項1又は2に記
    載のシクロペンタジエノン誘導体の製造方法。
  4. 【請求項4】 Mが、周期表第4族もしくは第5族また
    はランタニド系列の金属であり、 前記アニオン性配位子が、非局在化環状η5−配位系配
    位子である、上記請求項の何れかに記載のシクロペンタ
    ジエノン誘導体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記非局在化環状η5−配位系配位子
    が、置換されていてもよいシクロペンタジエニル基、イ
    ンデニル基、フルオレニル基又はアズレニル基である請
    求項4に記載のシクロペンタジエノン誘導体の製造方
    法。
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