JP2001246935A - 車両用ドア構造 - Google Patents

車両用ドア構造

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JP2001246935A JP2000063621A JP2000063621A JP2001246935A JP 2001246935 A JP2001246935 A JP 2001246935A JP 2000063621 A JP2000063621 A JP 2000063621A JP 2000063621 A JP2000063621 A JP 2000063621A JP 2001246935 A JP2001246935 A JP 2001246935A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数の増大を抑制し、製造コストを低下さ
せる軽量な車両用ドア構造を提供する。 【解決手段】前側ドアインナレインフォース部材12
と、ドア本体11内に車両前後方向に沿って延設される
ドアガードバー30と、ドア本体11の上方に突設され
る前側ロアサッシュ部材20とを有し、ドアガードバー
30の前端部31を装着するガードバーブラケット部2
2及び前側ロアサッシュ部材20の下端部27を装着す
るサッシュブラケット部28とを一体に形成するアルミ
ニウム合金製の固定ブラケット21を、前側ドアインナ
レインフォース部材12に一体に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に、軽量化を
図りながら高剛性を至現出来る車両用ドア構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用のアルミドア構造として
は、図12に示す特開平6−320855号公報に記載
されている様なものが知られている。
【0003】このような図12に示すものでは、フロン
トドア1が、アルミニウム合金製からなるサッシュ3を
ドア本体2に設けて構成されている。これらのサッシュ
3と、車両前後方向に沿って延設されるインパクトバー
4とは、共通ブラケット5,6に取り付けられて固定さ
れている。
【0004】そして、これらの共通ブラケット5,6
は、更に、ドアインナパネル7に溶接固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用ドア構造では、前記共通ブラケット
5,6が、ドアインナパネル4に溶接固定されるように
別体で形成されているので、部品点数及び組立工定数が
多くなってしまい、製造コストが上昇してしまう虞があ
った。
【0006】また、前記インパクトバー4の共通ブラケ
ット5,6をドアインナパネル7に溶接する際、溶接時
に発生する熱で、熱歪みを起こし、これらの共通ブラケ
ット5,6があばれて精度を確保することが困難である
といった問題もあった。
【0007】更に、溶接された部分が軟化して強度低下
が発生する虞があった。このため、溶接ポイント数を増
大させたり、或いは、別途補強が必要となり、この点に
おいても製造コストの上昇と共に、重量増となる虞があ
った。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、部品点数の増大を抑制し、製造コストを低下さ
せる軽量な車両用ドア構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、前側ドアインナレ
インフォース部材と、ドア本体内に車両前後方向に沿っ
て延設されるドアガードバーと、該ドア本体の上方に突
設される前側ロアサッシュ部材とを有し、前記ドアガー
ドバーの前端部を装着するガードバーブラケット部及び
前記前側ロアサッシュ部材の下端部を装着するサッシュ
ブラケット部を一体に形成する固定ブラケットを、前記
前側ドアインナレインフォース部材に一体に設けてなる
車両用ドア構造を特徴としている。
【0010】このように構成された請求項1記載のもの
では、固定ブラケットが、前記前側ドアインナレインフ
ォース部材に一体に設けられているので、部品点数及び
組立工定数を減少させて、製造コストの増大を抑制する
ことが出来る。
【0011】また、従来のように溶接が不要となるので
精度を良好なものとすることが出来る。
【0012】そして、請求項2に記載されたものでは、
前記ガードバーブラケット部は、ドア本体の揺動中心と
なるヒンジ部材の固定部を一体に形成して、該固定部に
パッチを一体に設けることにより肉厚部とする請求項1
記載の車両用ドア構造を特徴としている。
【0013】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記ガードバーブラケット部に一体に形成された
ヒンジ部材の固定部にパッチが設けられているので、ヒ
ンジ部材の固定部に加わった力を前記ドアガードバー方
向に分散させることが出来る。しかも、ドア本体の揺動
中心となる部分の補強のための肉厚を薄くすることが出
来、重量を軽減させることが出来る。
【0014】また、前記ドアガードバーに加わった力を
このガードバーブラケット部を介して、ヒンジ固定部か
らヒンジ部材に伝え、最終的に車体に力を伝えて、効率
的に受け止めさせることが出来る。
【0015】また、前記パッチも固定部に一体成形する
ことにより部品点数の削減が可能である。
【0016】更に、例えば、パッチを各断面において最
も効率の良い肉厚を有する断面形状のボルトプレートと
することにより、余剰な肉厚を減少させて、更に軽量化
できる。
【0017】また、請求項3に記載されたものでは、前
記固定ブラケットにインナ側に開放されて断面略コ字状
の高剛性部を設けてなる請求項1又は2記載の車両用ド
ア構造を特徴としている。
【0018】このように構成された請求項3記載のもの
では、各断面において最も効率の良い肉厚を有する断面
形状とすることが出来て、余剰な肉厚を減少させて、更
に軽量化できる。
【0019】そして、請求項4に記載されたものでは、
前記高剛性部は、略コ字状断面の各辺で各々肉厚を相違
させている請求項3記載の車両用ドア構造を特徴として
いる。
【0020】このように構成された請求項4記載のもの
では、各辺において最も効率の良い肉厚を有する断面形
状とすることが出来、余剰な肉厚を減少させて、更に軽
量化できる。
【0021】また、請求項5に記載されたものでは、前
記高剛性部の各辺では、肉厚が、高さ方向、左右方向、
或いは車両前,後方向で相違する請求項3又は4記載の
車両用ドア構造を特徴としている。
【0022】このように構成された請求項5記載のもの
では、各辺での肉厚を、高さ方向、左右方向、或いは車
両前,後方向で相違させて最も効率の良い肉厚を有する
断面形状とすることが出来、余剰な肉厚を減少させて、
更に軽量化できる。
【0023】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記サッシュブラケット部は水平方向断面形状を車両後
方を開放する略コ字状に形成されている請求項1乃至5
記載の車両用ドア構造を特徴としている。
【0024】このように構成された請求項6記載のもの
では、ドア開閉で生じるドアガラスの振動による力を、
該ロアサッシュの車外、車内両側で受け止めることが出
来、該ロアサッシュが振動してドアガラスに与えられる
影響を減少させることができるので、該ロアサッシュの
肉厚を薄くすることが出来る。
【0025】また、請求項7に記載されたものでは、前
記サッシュブラケット部の各辺では、肉厚が、相違する
請求項6記載の車両用ドア構造を特徴としている。
【0026】このように構成された請求項7記載のもの
では、各辺での肉厚を、相違させて最も効率の良い肉厚
を有する断面形状とすることが出来、余剰な肉厚を減少
させて、更に軽量化できる。
【0027】また、請求項8に記載されたものでは、前
記ガードバーブラケット部のガードバー装着面下方に
は、断面略L字状で、位置決め用のフランジ部が形成さ
れている請求項1乃至7のうち何れか一項記載の車両用
ドア構造を特徴としている。
【0028】このように構成された請求項8記載のもの
では、前記ガードバー装着時に、前記断面略L字状で、
位置決め用のフランジ部が該ガードバー下面に接触する
ことにより、仮保持されて装着性が良好である。
【0029】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0030】図1乃至図11は、この発明の実施の形態
1を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等
な部分については同一符号を付して説明する。
【0031】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1の車両用ドア構造では、図3に示すようにフロントド
ア10が、アルミニウム合金製からなるサッシュ3をド
ア本体11に設けて構成されている。このサッシュ3の
うち、前側では、上端一部をドア本体11上方に突設す
るように前側ロアサッシュ部材20が設けられている。
【0032】また、前記ドア本体11内では、鋳造され
たアルミニウム合金製の前側ドアインナレインフォース
12及び後側ドアレインフォース13との間に、押し出
し成形されたアルミニウム合金製のドアアウタウエスト
レインフォース14,ドアアウタレインフォース15,
及びロアブレース部材16等が架橋されて、骨格部が形
成されている。
【0033】そして、前記ドアアウタレインフォース1
5と、ロアブレース部材16との間の位置に、車両前後
方向に沿ってドアガードバー30が延設されている。
【0034】このドアガードバー30も断面中空状のア
ルミ合金の押出成型品で、端末部を斜めにカットして、
後述するボルト24が挿入できるようにしてある。
【0035】また、これらの骨格部の車外側には、図4
に示すようにドアアウタパネル16が貼設されると共
に、前縁部17には、前記ドア本体11の揺動中心とな
るヒンジ部材10a,10aを各々固定する上下一対の
ヒンジ取付部18,18が設けられている。
【0036】このうち、下側のヒンジ取付部18裏面側
には、固定部としてのパッチ19が一体に形成されてい
る。
【0037】このパッチ19は、図1に示すように、略
長円形状を呈して、周縁にフランジ部19aを有してい
る。そして、前記ヒンジ部材10aが固定される前縁部
17の一部である底面部19bを図8に示すように他の
部分よりも厚肉とすると共に、前記フランジ部19a,
19aの車幅方向の肉厚も他の部分よりも厚肉としたボ
ルトプレート状に形成されている。
【0038】また、この前側ドアインナレインフォース
12には、固定ブラケット21が設けられている。この
固定ブラケット21は、アルミニウム合金製で、パッチ
19の車外側フランジ部19aと一体となると共に、前
記前縁部17から上下一対の板状のブリッジ部21a,
21aが延設されることによって、前記前側ドアレイン
フォース12と一体になるように構成されている。
【0039】この固定ブラケット21は、前記ドアガー
ドバー30の前端部31を装着するガードバーブラケッ
ト部22が形成されている。このガードバーブラケット
部22は、インナ側に開放されて垂直断面略コ字状の高
剛性部23を形成している。そして、この高剛性部23
に、前記前端部31を図8に示すようにボルト24,ナ
ット25で締結するボルト孔26が形成されている。こ
の高剛性部23の厚さaは、他の部分の厚さbよりも厚
くなるように形成されている。
【0040】また、この実施の形態1では、図9に示す
ように、この高剛性部23の3辺の厚みc,d,eを相
違させている。
【0041】そして、この実施の形態1では、前記ガー
ドバーブラケット部22のガードバー装着面22a上,
下両方には、断面略L字状で、位置決め用のフランジ部
22b,22cが各々形成されている。
【0042】この固定ブラケット21には、前記前側ロ
アサッシュ部材20の下端部27を装着するサッシュブ
ラケット部28が一体に形成されている。このサッシュ
ブラケット部28は、水平方向断面形状を車両後方を開
放する略コ字状となるように内外にフランジ部20a,
20bが形成されている。
【0043】また、この実施の形態1のサッシュブラケ
ット部28では、図8に示すように、底辺28aに取り
付け用のボルト孔28dが形成されると共に、各底辺2
8a,外側辺28b,内側辺28cでは、肉厚が、e,
f,gと相違するように構成されている。
【0044】尚、OTRは、ドア本体11の外側に取り
付けられるドアアウタパネルを示し、Mは、ドアガード
バー30の車外側面32とドアアウタパネルOTRの内面
との間に入れられるマスチックシーラ材を示す。
【0045】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0046】この実施の形態1の車両用表示装置の車体
合わせ部構造では、前記ドアガードバー30の前端部3
1が、前記固定ブラケット21のガードバーブラケット
部22に、前記ボルト24,ナット25を用いて装着さ
れると共に、前記前側ロアサッシュ部材20の下端部2
1が、前記サッシュブラケット部28に、ボルト24或
いは、接着材にて装着される。
【0047】このアルミニウム合金製の固定ブラケット
21は、前記前側ドアインナレインフォース部材12に
一体に設けられているので、部品点数及び組立工程数を
減少させて、製造コストの増大を抑制することが出来
る。
【0048】また、従来のように、ドアインナパネルへ
の溶接工程が無くなり、熱歪みにより精度が低下する虞
が無いので、精度を良好なものとすることが出来る。
【0049】そして、前記ガードバーブラケット部22
に一体に形成されたヒンジ部材10aの固定部にパッチ
19が設けられているので、ヒンジ部材10aの固定部
に加わった力を前記ドアガードバー30方向に分散させ
ることが出来る。しかも、ドア本体11の揺動中心とな
る部分の補強のための肉厚を薄くすることが出来、重量
を軽減させることが出来る。
【0050】また、前記ドアガードバー30に加わった
力をこの固定ブラケット21のガードバーブラケット部
22を介して、ヒンジ固定部からヒンジ部材10aに伝
え、最終的に車体に力を分散させて伝えて、側突時の衝
撃も効率的に受け止めさせることが出来る。
【0051】また、前記パッチ19もヒンジ固定部の裏
面側に、前記前側ドアレインフォース12の前縁部17
と一体成形することにより、部品点数の削減が可能であ
る。
【0052】更に、例えば、前記パッチ19を各断面に
おいて、図8に示すように底面部19bを、前縁部17
の他の部分よりも厚肉とすると共に、前記フランジ部1
9a,19aの車幅方向の肉厚も、前縁部17の他の部
分よりも厚肉とした最も効率の良い肉厚を有するボルト
プレート状の断面形状とすることにより、余剰な肉厚を
減少させて、更に軽量化できる。
【0053】また、ガードバーブラケット部22は、イ
ンナ側に開放されて垂直断面略コ字状の高剛性部23が
形成されて、この高剛性部23が、図8に示すように、
厚さaは、他の部分の厚さbよりも厚くなるように形成
されている。また、図9に示すように、この高剛性部2
3の3辺の厚みc,d,eも相違させている。
【0054】このため、各断面において最も効率の良い
肉厚を有する断面形状とすることが出来て、余剰な肉厚
を減少させて、更に軽量化できる。
【0055】前記ガードバーブラケット部22のガード
バー装着面22a上,下両方には、断面略L字状で、位
置決め用のフランジ部22b,22cが形成されてい
る。このため、前記ドアガードバー30装着時に、前記
断面略L字状で、位置決め用のフランジ部22b,22
cが、このドアガードバー30下面及び上面に接触する
ことにより、仮保持されて装着性が良好である。
【0056】更に、この実施の形態1の固定ブラケット
21に一体に設られたサッシュブラケット部28は、水
平方向断面形状を車両後方を開放する略コ字状に形成さ
れている。このため、ドア開閉で生じるドアガラスの振
動による力を、この前側ロアサッシュ部材の車外、車内
両側のフランジ部20a,20bで受け止めることが出
来、この前側ロアサッシュ部材20が振動してドアガラ
スに与えられる影響を減少させることができるので、こ
の前側ロアサッシュ部材20の肉厚を薄くすることが出
来る。
【0057】また、この実施の形態1のサッシュブラケ
ット部28では、図8に示すように、底辺28aに取り
付け用のボルト孔28dが形成されると共に、各底辺2
8a,外側辺28b,内側辺28cでは、肉厚が、e,
f,gと相違するように構成されている。
【0058】このように、各辺での肉厚e,f,gを、
相違させて最も効率の良い肉厚を有する断面形状とする
ことが出来、余剰な肉厚を減少させて、更に軽量化でき
る。
【0059】
【変形例1】図10は、この発明の実施の形態1の変形
例1を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一
乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
【0060】まず、構成を説明すると、この変形例1の
車両用ドア構造では、固定ブラケット121に一体に形
成されるガードバーブラケット部122の高剛性部12
3の各辺123a,123b,123cのうち、まず、
底辺123aの肉厚h,iが、高さ方向で、相違して、
高い部分では薄肉となるように構成される。
【0061】また、上辺123bでは、肉厚j,kが車
両左右方向で相違して外側に向かうに従って薄くなるよ
うに構成されている。更に、下辺123cでも、肉厚
m,nが車両左右方向で相違して外側に向かうに従って
薄くなるように構成されている。
【0062】そして、この変形例1では、前記ガードバ
ーブラケット部122のガードバー装着面22a下方に
は、断面略L字状で、位置決め用のフランジ部22cが
形成されている。
【0063】このように構成された変形例1では、各辺
での肉厚を、高さ方向、左右方向、或いは車両前,後方
向で相違させて最も効率の良い肉厚を有する断面形状と
することが出来、余剰な肉厚を減少させて、更に軽量化
できる。
【0064】なお、他の構成、及び作用効果については
前記実施の形態1と同一乃至均等であるので説明を省略
する。
【0065】
【変形例2】図11は、この発明の実施の形態1の変形
例2を示すものである。なお、前記実施の形態1と同一
乃至均等な部分については同一符号を付して説明する。
【0066】まず、構成を説明すると、この変形例2の
車両用ドア構造では、固定ブラケット221に、上面視
クランク状の補助部材222を装着することにより、サ
ッシブラケット部128が形成されるように構成されて
いる。この補助部材222は、外側フランジ部222a
及び取付片部222bとから主に構成されていて、取付
片部222bには、前記ボルト孔26と対向する位置
に、ボルト部材24を挿通するボルト取付孔222cが
形成されている。
【0067】このように構成された変形例2の車両用ド
ア構造では、固定ブラケット221と補助部材222と
が別体で構成されているので、鋳造形成が容易に行え
る。また、ボルト孔26と対向する位置に、ボルト部材
24を挿通するボルト取付孔222cが形成されている
ので、ボルト部材24及びナット部材25で、前記ドア
ガードバー30の前端部31を装着する際に共締め出
来、取付性も良好である。
【0068】他の構成、及び作用効果については前記実
施の形態1及び変形例1と同一乃至均等であるので説明
を省略する。
【0069】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0070】例えば、前記実施の形態1では、ドアとし
てフロントドア10に適用したものを例示して説明して
きたが、特にこれに限らず、例えば、リヤドア等、どの
箇所のドアであってもよい。
【0071】また、前記実施の形態1では、アルミニウ
ム合金製の鋳造製のものを用いて説明してきたが特にこ
れに限らず、例えば、マグネシウム合金製等、同等材質
の軽金属製、あるいは同等の成形性を有するものであれ
ばよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明によれば、固定ブラケットが、前記前側ドアイン
ナレインフォース部材に一体に設けられているので、部
品点数及び組立工定数を減少させて、製造コストの増大
を抑制することが出来る。
【0073】また、従来のように溶接が不要となるので
精度を良好なものとすることが出来る。
【0074】そして、請求項2に記載されたものでは、
前記ガードバーブラケット部に一体に形成されたヒンジ
部材の固定部にパッチが設けられているので、ヒンジ部
材の固定部に加わった力を前記ドアガードバー方向に分
散させることが出来る。しかも、ドア本体の揺動中心と
なる部分の補強のための肉厚を薄くすることが出来、重
量を軽減させることが出来る。
【0075】また、前記ドアガードバーに加わった力を
該ガードバーブラケットを介して、ヒンジ固定部からヒ
ンジ部材に伝え、最終的に車体に力を伝えて、効率的に
受け止めさせることが出来る。
【0076】また、前記パッチも固定部に一体成形する
ことにより部品点数の削減が可能である。
【0077】更に、例えば、パッチを各断面において最
も効率の良い肉厚を有する断面形状のボルトプレートと
することにより、余剰な肉厚を減少させて、更に軽量化
できる。
【0078】また、請求項3に記載されたものでは、各
断面において最も効率の良い肉厚を有する断面形状とす
ることが出来て、余剰な肉厚を減少させて、更に軽量化
できる。
【0079】そして、請求項4に記載されたものでは、
各辺において最も効率の良い肉厚を有する断面形状とす
ることが出来、余剰な肉厚を減少させて、更に軽量化で
きる。
【0080】また、請求項5に記載されたものでは、各
辺での肉厚を、高さ方向、左右方向、或いは車両前,後
方向で相違させて最も効率の良い肉厚を有する断面形状
とすることが出来、余剰な肉厚を減少させて、更に軽量
化できる。
【0081】そして、請求項6に記載されたものでは、
ドア開閉で生じるドアガラスの振動による力を、該ロア
サッシュの車外、車内両側で受け止めることが出来、該
ロアサッシュが振動してドアガラスに与えられる影響を
減少させることができるので、該ロアサッシュの肉厚を
薄くすることが出来る。
【0082】また、請求項7に記載されたものでは、各
辺での肉厚を、相違させて最も効率の良い肉厚を有する
断面形状とすることが出来、余剰な肉厚を減少させて、
更に軽量化できる。
【0083】また、請求項8に記載されたものでは、前
記ガードバー装着時に、前記断面略L字状で、位置決め
用のフランジ部が該ガードバー下面に接触することによ
り、仮保持されて装着性が良好である、という実用上有
益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の車両用ドア構造で、車
両内側から見た一部断面分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1の車両用ドア構造で、車
両外側から見た一部断面分解斜視図である。
【図3】実施の形態1のフロントドアでドアトリムを取
り外して内部構造を説明する側面図である。
【図4】実施の形態1のフロントドアで、前縁部の正面
図である。
【図5】実施の形態1のフロントドアで、前部の側面図
である。
【図6】実施の形態1のフロントドアで、要部の固定ブ
ラケットを示す斜視図である。
【図7】実施の形態1のフロントドアで、要部の固定ブ
ラケット付近を示す図6中A−A線に沿った位置での断
面図である。
【図8】実施の形態1のフロントドアで、図5中B−B
線に沿った位置での断面図である。
【図9】実施の形態1のフロントドアで、高剛性部とド
アガードバーとの装着を示す図5中C−C線に沿った位
置での断面図である。
【図10】変形例1のフロントドアで、図5中C−C線
に沿った位置に対応する位置での断面図である。
【図11】変形例2のフロントドアで、要部の分解斜視
図である。
【図12】従来例のフロントドアで、骨格部を説明する
側面図である。
【符号の説明】
11 ドア本体 12 前側ドアレインフォース 19 パッチ 20 前側ロアサッシュ部材 27 下縁部 21 固定ブラケット 22 ガードバーブラケット部 23 高剛性部 28 サッシュブラケット部 30 ドアガードバー 31 前端部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側ドアインナレインフォース部材と、ド
    ア本体内に車両前後方向に沿って延設されるドアガード
    バーと、該ドア本体の上方に突設される前側ロアサッシ
    ュ部材とを有し、前記ドアガードバーの前端部を装着す
    るガードバーブラケット部及び前記前側ロアサッシュ部
    材の下端部を装着するサッシュブラケット部を一体に形
    成する固定ブラケットを、前記前側ドアインナレインフ
    ォース部材に一体に設けてなることを特徴とする車両用
    ドア構造。
  2. 【請求項2】前記ガードバーブラケット部は、ドア本体
    の揺動中心となるヒンジ部材の固定部を一体に形成し
    て、該固定部にパッチを一体に設けることにより肉厚部
    とすることを特徴とする請求項1記載の車両用ドア構
    造。
  3. 【請求項3】前記固定ブラケットにインナ側に開放され
    て断面略コ字状の高剛性部を設けてなることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の車両用ドア構造。
  4. 【請求項4】前記高剛性部は、略コ字状断面の各辺で各
    々肉厚を相違させていることを特徴とする請求項3記載
    の車両用ドア構造。
  5. 【請求項5】前記高剛性部の各辺では、肉厚が、高さ方
    向、左右方向、或いは車両前,後方向で相違することを
    特徴とする請求項3又は4記載の車両用ドア構造。
  6. 【請求項6】前記サッシュブラケット部は水平方向断面
    形状を車両後方を開放する略コ字状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5記載の車両用ドア構造。
  7. 【請求項7】前記サッシュブラケット部の各辺では、肉
    厚が、相違することを特徴とする請求項6記載の車両用
    ドア構造。
  8. 【請求項8】前記ガードバーブラケット部のガードバー
    装着面下方には、断面略L字状で、位置決め用のフラン
    ジ部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7
    のうち何れか一項記載の車両用ドア構造。
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