JP2004203182A - ピラー下部接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレーム構造の寸法精度を容易に確保することができると共に、寸法精度管理工程が不必要なピラー下部接合構造を提供する。
【解決手段】車両上下方向に延在されたフロントピラー(ピラー)20の下端部を、車両前後方向に延在されたサイドシル30に接合するピラー下部接合構造であって、フロントピラー20の下端部には、車室側に延びる第一壁面22と、この第一壁面22の車室側端部22aから下方に延びる第二壁面23とを設け、この第二壁面23にはサイドシル30を接合し、フロントピラー20とサイドシル30とに跨って補強部材40を接合した。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のピラーの下部を車両の左右両側部に位置したサイドシルに接合するピラー下部接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のピラー下部接合構造としては、図7(a)に示すようなものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このピラー下部接合構造は、図7(b)に示すような自動車のフレーム構造1において、例えば車両上下方向に延在されたフロントピラー2と、車両の両側部に位置すると共に車両前後方向に延在されたサイドシル3とを接合する構造である。
【0004】
このフロントピラー2の下端部には、車外側に延びる第一壁面2aと、この第一壁面2aの車外側端部から下方に延びる第二壁面2bと、第二壁面2bの下端部から車外側に延びる第3壁面2cとが設けられ、L字形切断面になっている。
【0005】
また、このフロントピラー2に対向したサイドシル3の上面には、第一壁面2a、第二壁面2b、第三壁面2cにそれぞれ当接するように階段状に形成された上段部3a、立上がり部3b、下段部3cが設けられている。
【0006】
そして、サイドシル3の上面における下段部3cにフロントピラー2の第三壁面2cが当接し、立上がり部3bにフロントピラー2の第二壁面2bが当接し、上段部3aにフロントピラー2の第一壁面2aが当接し、所定位置が適宜溶接されてフロントピラー2がサイドシル3に接合され、フレームアッセンブリ4が形成されている。
【0007】
このように一体に接合されたフロントピラー2とサイドシル3とからなるフレームアッセンブリ4は、図8に示すフレーム構造の一部であるダッシュアッセンブリ5の左右両側部に接合される(図7(a)参照)。
【0008】
なお、このダッシュアッセンブリ5は、エンジンルームEと車室Sとを区画するダッシュパネル5aと、ダッシュパネル5aの上端部に設けられて車幅方向に延在されたカウルボックス5bとを備えている(図7(b)参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−118438号公報(0011、0012段落)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のフレームアッセンブリ4とダッシュアッセンブリ5とを接合する場合、図8(a)に示すように、ダッシュアッセンブリ5の左右両側部には何も設けられておらず、この両端部の剛性が不足していた。そのため、ダッシュアッセンブリ5の車幅方向寸法L1の精度確保が困難になっていた。
【0011】
また、ダッシュパネル5aの上端部に設けられたカウルボックス5bは、図8(b)に示すようにカウルトップ5cとダッシュアッパ5dと備えている上、エンジンルームE側に突出しているので、車両上下方向寸法L2の寸法確保も困難になっていた。
【0012】
一方、図9に示すように、ダッシュアッセンブリ5の車幅方向寸法L1及び車両上下方向寸法L2の精度を確保するため、あらかじめダッシュアッセンブリ5の両側部にフロントピラー2を接合した場合では、矢印Xで示すようにサイドシル3の組付け方向が車両の下方からとなる。
【0013】
そのため、ダッシュアッセンブリ5の左右両側部にそれぞれ接合されたフロントピラー2、2間の寸法L3の精度や、サイドシル3が挿入されるダッシュパネル5aとフロントピラー2の第二壁面2bとの間の寸法L4の精度を管理するための寸法精度管理工程が必要となり、作業工程が増大するという問題が生じていた。
【0014】
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、フレーム構造の寸法精度を容易に確保することができると共に、寸法精度管理工程が不必要なピラー下部接合構造を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明のピラー下部接合構造は、ピラーの下端部に、車室側に延びる第一壁面と、この第一壁面の車室側端部から下方に延びる第二壁面とが設けられ、この第二壁面にはサイドシルが接合され、ピラーとサイドシルとに跨って補強部材が接合されたことを特徴としている。
【0016】
請求項1に発明によれば、ピラーの下端部に車室側に延びる第一壁面と、第一壁面から下方に延びる第二壁面とを設けたことにより、サイドシルをピラーに接合する際、このサイドシルを車外側から車幅方向に沿って接合することが可能になる。
【0017】
そのため、フレーム構造の一部であるダッシュアッセンブリ等にあらかじめピラーを接合してフレーム構造の剛性を確保すると共に、このフレーム構造の寸法精度を容易に確保することができる。また、サイドシルを接合するための寸法精度管理工程が不要になる。
【0018】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のピラー下部接合構造において、サイドシルが第一壁面と所定間隔をおいて接合されて、ピラーの下端部とサイドシルとの間に空間が設けられ、この空間を覆うように補強部材が接合されたことを特徴としている。
【0019】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加え、ピラーの下端部とサイドシルとの間の微妙な寸法のばらつきを空間によって吸収することができ、寸法精度を容易に確保することが可能となる。
【0020】
また、ピラーの下端部とサイドシルとの間に設けられた空間が補強部材によって覆われているので、ピラーの下端部に閉断面が形成され、車両前後方向の耐モーメント力を確保することができる。
【0021】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のピラー下部接合構造において、ピラーの第一壁面は、車室側に向かうにつれて下方に傾斜することを特徴としている。
【0022】
請求項3の発明によれば、請求項1または2の効果に加え、ピラーを形成する際の湯流れ性を向上させることが可能となり、成型しやすい形状にすることができる。
【0023】
請求項4に係る発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載のピラー下部接合構造において、ピラーと補強部材との接合部分は、サイドシルの車幅方向中間部に位置することを特徴としている。
【0024】
請求項4の発明によれば、請求項1ないし3の効果に加え、ピラーとフレーム構造の一部であるダッシュアセンブリ等とを接合する際に、ダッシュアッセンブリ等の側端部を車両前後方向のどちらか一方に臨むピラーの側面に接合することができる。そのため、ピラーと補強部材との接合部分にフレーム構造の一部であるダッシュアッセンブリ等を接合させるようにでき、3枚重ね溶接を避けることができて容易に接合することが可能となる。
【0025】
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載のピラー下部接合構造において、ピラーと補強部材とを一体に形成したことを特徴としている。
【0026】
請求項5の発明によれば、請求項1ないし4の効果に加え、ピラーと補強部材とを一体化することで部品点数を低減することができ、コストの低減を図ることができる。
【0027】
請求項6に係る発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載のピラー下部接合構造において、ピラーと、サイドシルと、補強部材との少なくとも一つを軽合金によって成型したことを特徴としている。
【0028】
請求項6の発明によれば、請求項1ないし5の効果に加え、軽量且つ必要な剛性を有するフレーム構造を容易に提供することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいてこの発明に係る実施の形態を説明する。
【0030】
図1はこの発明のピラー下部接合構造が適用される自動車のフレーム構造10を示している。
【0031】
このフレーム構造10において、20は自動車の両側部にそれぞれ位置すると共に、車両上下方向に延在されたピラーの一つであるフロントピラーである。このフロントピラー20はアルミニウム等の軽合金の鋳物によって成型されている。
【0032】
また、30は自動車の両側部にそれぞれ位置すると共に、車両前後方向に延在されたサイドシルである。このサイドシル30はアルミニウム等の軽合金の鋳造押出材によって成型されている。
【0033】
そして、フロントピラー20の下端部にサイドシル30が接合されると共に、このフロントピラー20とサイドシル30との接合部分は補強部材40によって覆われている。
【0034】
補強部材40は、後述するようにフロントピラー20の下端部とサイドシル30との間に形成された空間Kを覆う形状を呈しており、鋳物や鋼板によって成型されている。
【0035】
さらに、自動車の両側部に位置する一対のフロントピラー20、20の間には、フレーム構造10の一部であるダッシュアッセンブリ5が設けられている。このダッシュアッセンブリ5は従来と同様にエンジンルームEと車室Sとを区画するダッシュパネル5aと、このダッシュパネルの上端部に設けられたカウルボックス5bとを有している(図8参照)。
【0036】
図2には、フロントピラー20とサイドシル30との接合部分の拡大分解斜視図を示す。なお、ここでは車両に向かって右側に位置するフロントピラー20とサイドシル30との接合部分について説明する。
【0037】
フロントピラー20は、車両前後方向にそれぞれ突出したフランジ部21a、21aを有する断面ハット型形状のピラー部21と、ピラー部21の下端部に設けられた車室S側に延びる第一壁面(下壁面)22と、この第一壁面22の車室側端部22aから下方に延びる第二壁面23とを備えている。
【0038】
ここで、第二壁面23は車両後方にも延在されている。さらに、この第二壁面23の周縁部にはフランジ部21a、21aが一体に延在されている。
【0039】
サイドシル30は、中空筒状のシル本体31と、シル本体31の内部を上部室31aと下部室31bとに区画する第一補強壁32aと、上部室31aを左右に分割する第二補強壁32bとを備えている。ここで、下部室31bは、断面形状が下方に向かうほど先細となるように、車外側壁の下端部が車室Sに向かって傾斜している。
【0040】
補強部材40は、車両前後方向にそれぞれ突出したフランジ41a、41bと、車両前側に位置するフランジ41aから車外側に延びる車両前壁面42と、車両後側に位置するフランジ41bからを車外側に延びる車両後壁面43と、車両前壁面42及び車両後壁面43のそれぞれの車外側端部を結合するアウタ面44とを有している。
【0041】
ここで、車両前壁面42は、車両上下方向に沿ってほぼ鉛直に延在されている。一方、車両後壁面43は、中間部が湾曲されて下方に向かうにつれて車両後方に向かって延びており、後端部はほぼ水平に延在されている。
【0042】
そして、このピラー下部接合構造では、フロントピラー20の第二壁面23に、サイドシル30の車室側面33が接合され、フロントピラー20とサイドシル30とが互いに交差した状態に組み合わされている。なお、第二壁面23は、車両後方にも延在されており、サイドシル30を安定して接合することができる。
【0043】
このとき、図3(b)に示すように、フロントピラー20の第一壁面22とサイドシル30の上面34との間には所定間隔がおかれ、フロントピラー20の下端部とサイドシル30との間に空間Kが設けられている。
【0044】
さらに、補強部材40は、この空間Kを覆うようにフロントピラー20のピラー部21とサイドシル30の車外側面35とに、アウタ面44が跨った状態で接合されている。
【0045】
このとき、図3(c)に示すように、フロントピラー20のフランジ部21a、21aと補強部材40のフランジ41a、41bとがそれぞれ接合されると共に、補強部材40の車両後壁面43のほぼ水平に延在された後端部が、サイドシル30の上面34に接合されている。さらに、補強部材40の車両前壁面42には、サイドシル30の車両前端部が当接している。
【0046】
このように、サイドシル30が接合されたフロントピラー20の下端部には、図3(a)に示すように、第一壁面22と、第二壁面23と、車両前壁面42と、車両後壁面43と、アウタ面44と、上面34とに囲まれた空間Kが設けられている。
【0047】
この空間Kは、上述のように各壁面に囲まれているので、図3(b)、(c)に示すように閉断面になっている。
【0048】
そして、このようにサイドシル30が接合されたフロントピラー20は、ダッシュアッセンブリ5の左右両側部に接合されている。
【0049】
このとき、図3(c)に示すように、ダッシュアッセンブリ5に設けられた取付フランジ5eが、フロントピラー20と補強部材40との接合部分であるフランジ部21aとフランジ41aとの重なり部分にさらに重ねられて接合されている。
【0050】
次に、このピラー下部接合構造の作用について説明する。
【0051】
上述のように、フロントピラー20のピラー部21の下端部に車室Sに向かって延びる第一壁面22を設けたことにより、サイドシル30を車外側から車両横方向に沿ってフロントピラー20に接合することが可能となる(図4参照)。
【0052】
したがって、ダッシュアッセンブリ5の左右両側部に接合されたフロントピラー20間の寸法精度を管理するための工程が不要となり、サイドシル30を容易に接合することができる。
【0053】
また、図4に示すように、あらかじめダッシュアッセンブリ5の左右両側部にフロントピラー20を取り付けておくことが可能となるので、ダッシュアッセンブリ5の左右両側部の剛性を確保することができる。
【0054】
これにより、ダッシュアッセンブリ5の車幅方向寸法L1や車両上下方向寸法L2(図8参照)の精度を容易に確保することができる。
【0055】
さらに、フロントピラー20の下端部とサイドシル30との間に設けられた空間Kは補強部材40によって覆われているので、この空間Kはフロントピラー20の第一壁面22及び第二壁面23と、補強部材40の車両前壁面42、車両後壁面43、及び、アウタ面44と、サイドシル30の上面34とに取り囲まれる。そのため、フロントピラー20の下端部に閉断面が形成され、車両前後方向の耐モーメント力を確保することができる。
【0056】
以上、この発明に係る実施の形態の一つを図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0057】
例えば、図5(a)に示すように、フロントピラー20の第一壁面22を車室S側に向かうにつれて下方に傾斜させてもよい。
【0058】
この場合、軽合金の鋳物によって形成されたフロントピラー20を鋳造する際に湯流れ性が向上し、成型しやすい形状にすることができる。
【0059】
また、サイドシル30の上面34を第一壁面22の車室側端部22aに突き当てることができるので、サイドシル30の車両上下方向のズレを抑制することもでき、さらに寸法精度を容易に確保することが可能となる。
【0060】
また、図5(b)に示すように、フロントピラー20と補強部材40との接合部分である、フロントピラー20のフランジ部21a、21aと補強部材40のフランジ41a、41bとが、サイドシル30の車幅方向中間部に位置していてもよい。
【0061】
この場合、フロントピラー20とフレーム構造の一部であるダッシュアッセンブリ5とを接合する際に、フロントピラー20のピラー部21の車両前側に臨む面21bに接合することができる。そのため、フレーム構造の一部であるダッシュアッセンブリ5に設けられた取付フランジ5cが、フロントピラー20と補強部材40との接合部分であるフランジ部21aとフランジ41aとの重なり部分に接合されるような3枚重ね溶接を避けることができ、容易に接合することができる。
【0062】
さらに、図6(a)に示すように、フロントピラー20と補強部材40とを一体に形成し、補強部材付きフロントピラー60としてもよい。
【0063】
この場合、フロントピラー20と補強部材40とを一体化することで部品点数を低減することができ、コストの低減を図ることができる。
【0064】
また、この補強部材付きフロントピラー60に、サイドシル30を接合するための組付け方向は車両の下側からになる。しかし、サイドシル30の車外側に位置するアウタ面61は板状であり、容易に寸法調整をすることができる(図6(b)(c)参照)。
【0065】
そのため、サイドシル30を挿入する補強部材付きフロントピラー60のアウタ面61とインナ面62との間の寸法精度を容易に確保することができ、寸法管理工程は不要となる。
【0066】
また、上述の実施の形態では、サイドシル30がアルミニウム等の軽合金の鋳造押出材によって成型されているが、フロントピラー20や補強部材40、補強部材付きフロントピラー60を軽合金によって成型してもよい。これにより、車体の軽量化を図ることが可能になると共に、必要な剛性を確保することができる。
【0067】
さらに、上述の実施の形態では、フロントピラー20の下部をサイドシル30に接合する場合について説明したが、下部がサイドシルに接合されるピラーはフロントピラーに限らず、センタピラー、リヤピラーであってもよい。
【0068】
なお、ピラーがセンタピラーの場合では、補強部材40は車両前壁面42の中間部が湾曲されて車両前方に向かって延びると共に前端部がほぼ水平に延在され、車両後壁面43の中間部が湾曲されて車両後方に向かって延びると共に後端部がほぼ水平に延在される。
【0069】
また、ピラーがリヤピラーの場合では、補強部材40の車両前壁面42の中間部が湾曲されて車両前方に向かって延びると共に前端部がほぼ水平に延在され、車両後壁面43はほぼ鉛直に延在される。
【0070】
【発明の効果】
この発明によれば、フレーム構造の寸法精度を容易に確保することができると共に、寸法精度管理工程が不必要なピラー下部接合構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるピラー下部接合構造が適用される自動車のフレーム構造を示す斜視図である。
【図2】この発明に係るピラー下部接合構造を示す分解斜視図である。
【図3】(a)この発明に係るピラー下部接合構造を示す組立斜視図である。
(b)図3(a)におけるA−A断面図である。
(c)図3(a)におけるB−B断面図である。
【図4】この発明に係るピラー下部接合構造を適用されたピラーをフレーム構造の一部に取り付ける場合の説明図である。
【図5】(a)この発明に係るピラー下部接合構造の他の例1である。
(b)この発明に係るピラー下部接合構造の他の例2である。
【図6】(a)この発明に係るピラー下部接合構造の他の例3である。
(b)図6(a)におけるC−C断面図である。
(c)図6(a)におけるD−D断面図である。
【図7】(a)従来のピラー下部接合構造を示す分解斜視図である。
(b)従来のピラー下部接合構造が適用されたフレーム構造の一部である。
【図8】(a)フレーム構造の一部であるダッシュアッセンブリの正面図である。
(b)図8(a)におけるE−E断面図である。
【図9】従来のピラー下部接合構造を適用されたピラーをフレーム構造の一部に取り付ける場合の説明図である。
【符号の説明】
20 フロントピラー(ピラー)
22 第一壁面
22a 車室側端部
23 第二壁面
30 サイドシル
40 補強部材

Claims (6)

  1. 車両上下方向に延在されたピラーの下端部を、車両前後方向に延在されたサイドシルに接合するピラー下部接合構造であって、
    前記ピラーの下端部には、車室側に延びる第一壁面と、該第一壁面の車室側端部から下方に延びる第二壁面とが設けられ、該第二壁面には前記サイドシルが接合され、前記ピラーと前記サイドシルとに跨って補強部材が接合されたことを特徴とするピラー下部接合構造。
  2. 請求項1に記載のピラー下部接合構造において、前記サイドシルは、前記第一壁面と所定間隔をおいて接合されて、前記ピラーの前記下端部と前記サイドシルとの間に空間が設けられ、該空間を覆うように前記補強部材が接合されたことを特徴とするピラー下部接合構造。
  3. 請求項1又は2に記載のピラー下部接合構造において、前記ピラーの前記第一壁面は、車室側に向かうにつれて下方に傾斜することを特徴とするピラー下部接合構造。
  4. 請求項1又は請求項3のいずれか一つに記載のピラー下部接合構造において、前記ピラーと前記補強部材との接合部分は、前記サイドシルの車幅方向中間部に位置することを特徴とするピラー下部接合構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載のピラー下部接合構造において、前記ピラーと前記補強部材とを一体に形成したことを特徴とするピラー下部接合構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載のピラー下部接合構造において、前記ピラーと、前記サイドシルと、前記補強部材との少なくとも一つを軽合金によって成型したことを特徴とするピラー下部接合構造。
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