JP2001246747A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP2001246747A
JP2001246747A JP2000061016A JP2000061016A JP2001246747A JP 2001246747 A JP2001246747 A JP 2001246747A JP 2000061016 A JP2000061016 A JP 2000061016A JP 2000061016 A JP2000061016 A JP 2000061016A JP 2001246747 A JP2001246747 A JP 2001246747A
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ink
jet head
flow path
head
thermistor
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JP2000061016A
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English (en)
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Akihito Sakata
明史 坂田
Shinji Saeki
真治 佐伯
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度をより正確に検出し、安定した印字品質
を保持できるインクジェットヘッドを提供する。 【解決手段】 基板に形成されたインク流路18に充填
されたインクをノズル開口25から吐出するインクジェ
ットヘッドにおいて、それぞれ直列に接続されたサーミ
スタ33を複数個設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プリン
タ、ファックスなどに適用されるインクジェット式記録
装置に搭載されるインクジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のノズルからインクを吐
出する記録ヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記
録するインクジェット式記録装置が知られている。かか
るインクジェット式記録装置では、被記録媒体に対向す
る記録ヘッドはヘッドホルダに設けられ、ヘッドホルダ
はキャリッジに搭載されて被記録媒体の搬送方向とは直
交する方向に走査される。
【0003】このような記録ヘッドの一例の分解概略を
図9に、また、要部断面を図10に示す。図9及び図1
0に示すように、圧電セラミックプレート101には、
複数の溝102が並設され、各溝102は、側壁103
で分離されている。各溝102の長手方向一端部は圧電
セラミックプレート101の一端面まで延設されてお
り、他端部は、他端面までは延びておらず、深さが徐々
に浅くなっている。また、各溝102内の両側壁103
の開口側表面には、長手方向に亘って、駆動電界印加用
の電極105が形成されている。
【0004】圧電セラミックプレート101の溝102
の開口側には、カバープレート107が接着剤109を
介して接合されている。カバープレート107には、各
溝102の浅くなった他端部と連通する凹部となるイン
ク室111と、このインク室111の底部から溝102
とは反対方向に貫通するインク供給口112とを有す
る。
【0005】また、圧電セラミックプレート101とカ
バープレート107との接合体の溝102が開口してい
る端面には、ノズルプレート115が接合されており、
ノズルプレート115の各溝102に対向する位置には
ノズル開口117が形成されている。
【0006】なお、圧電セラミックプレート101のノ
ズルプレート115とは反対側でカバープレート107
とは反対側の面には、配線基板120が固着されてい
る。配線基板120には、各電極105とボンディング
ワイヤ121等で接続された配線122が形成され、こ
の配線122を介して電極105に駆動電圧を印加でき
るようになっている。
【0007】このように構成される記録ヘッドでは、イ
ンク供給口112から各溝102内にインクを充填し、
所定の溝102の両側の側壁103に電極105を介し
て所定の駆動電界を作用させると、側壁103が変形し
て所定の溝102内の容積が変化し、これにより、溝1
02内のインクがノズル開口117から吐出する。
【0008】また、このような記録ヘッドに用いられる
インクは、その温度によって粘度が変化するため、記録
ヘッド近傍にサーミスタを設け、サーミスタが検出した
温度に対応して側壁103の駆動電圧を調整することに
より、インクの粘度に適したインク吐出を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーミ
スタが偏った位置に設けられていると、インク全体の温
度を正確に把握することができず、例えば、サーミスタ
が設けられていない位置のノズル開口からはインクが良
好に吐出されずに、印字ヌケ等の印刷不良が発生すると
いう問題がある。特に、有機溶媒系のインクを用いた場
合に印刷不良が発生しやすいという問題がある。
【0010】また、サーミスタに電圧が印加されること
により、サーミスタはそれ自体の発熱によって抵抗値が
変化し、正確な温度を測定できないという問題もある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、温度を
より正確に検出し、安定した印字品質を保持できるイン
クジェットヘッドを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、基板に形成されたインク流路に充填
されたインクをノズル開口から吐出するインクジェット
ヘッドにおいて、それぞれ直列に接続されたサーミスタ
を複数個有することを特徴とするインクジェットヘッド
にある。
【0013】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記サーミスタが前記ノズル開口の列の両端部近傍
にそれぞれ設けられていることを特徴とするインクジェ
ットヘッドにある。
【0014】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記インク流路内のインクに圧力を付与する
駆動手段に電圧を印加するための回路基板が前記インク
タンク近傍に設けられ、前記サーミスタが前記回路基板
に設けられていることを特徴とするインクジェットヘッ
ドにある。
【0015】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記サーミスタによって検出された温
度に基づいて、インクを吐出する際の前記インク流路内
の容積の変化量を調整する調整手段をさらに有すること
を特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0016】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記インク流路が圧電セラミックプレ
ートに形成され、前記インク流路の側壁に設けられた電
極に駆動電圧を印加することにより、前記インク流路内
の容積を変化させることを特徴とするインクジェットヘ
ッドにある。
【0017】本発明の第6の態様は、第5の態様におい
て、前記調整手段が前記サーミスタによって検出された
温度に基づいて、前記電極に印加する駆動電圧を調整す
ることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0018】かかる本発明では、サーミスタによってヘ
ッドの複数箇所の温度を検出するようにしたので、より
正確な温度を検出することができる。また、この検出し
た温度に応じて駆動電圧を調整するようにしたので、ド
ット抜け等の印刷不良をより確実に防止することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0020】図1は、一実施形態に係るインクジェット
ヘッドの組立斜視図であり、図2はヘッドチップユニッ
トの分解斜視図であり、図3はヘッドチップの分解斜視
図であり、図4は、ヘッドチップユニットの製造工程の
一例を示す斜視図である。
【0021】図1に示すように、本実施形態のインクジ
ェットヘッド10は、複数色のインクを収容したインク
カートリッジ11と、このインクカートリッジ11を着
脱自在に保持するタンクホルダ12と、このタンクホル
ダ12の側面に固定されてインクを吐出するヘッドチッ
プユニット13とを有する。
【0022】また、ヘッドチップユニット13は、図2
に示すように、ヘッドチップ14と、このヘッドチップ
14の一方面側に設けられるベースプレート15と、ヘ
ッドチップ14の他方面側に設けられるヘッドカバー1
6とを有する。
【0023】ここで、ヘッドチップ14について詳しく
説明する。図3に示すように、ヘッドチップ14を構成
する圧電セラミックプレート17には、複数の溝18が
並設され、各溝18は、側壁19で分離されている。各
溝18の長手方向一端部は圧電セラミックプレート17
の一端面まで延設されており、他端部は、他端面までは
延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各
溝18内の両側壁19の開口側表面には、長手方向に亘
って、駆動電界印加用の電極20が形成されている。
【0024】ここで、圧電セラミックプレート17に形
成される各溝18は、例えば、円盤状のダイスカッター
により形成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイ
スカッターの形状を利用して形成される。また、各溝1
8内に形成される電極20は、例えば、公知の斜め方向
からの蒸着により形成される。
【0025】圧電セラミックプレート17の溝18の開
口側には、インク室プレート21が接合されている。イ
ンク室プレート21には、各溝18の浅くなった他端部
と連通する凹部となるインク室22と、このインク室2
2の底部から溝18とは反対方向に貫通するインク供給
口23とを有する。
【0026】ここで、本実施形態では、各溝18は、ブ
ラック(B)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シア
ン(C)の各色のインクに対応したグループに分かれて
おり、インク室22及びインク供給口23は、それぞれ
4つずつ設けられている。
【0027】なお、インク室プレート21は、セラミッ
クプレート、金属プレートなどで形成することができる
が、圧電セラミックプレート17との接合後の変形等を
考えると、熱膨張率の近似したセラミックプレートを用
いるのが好ましい。
【0028】また、圧電セラミックプレート17とイン
ク室プレート21との接合体の溝18が開口している端
面には、ノズルプレート24が接合されており、ノズル
プレート24の各溝18に対向する位置にはノズル開口
25が形成されている。
【0029】本実施形態では、ノズルプレート24は、
圧電セラミックプレート17とインク室プレート21と
の接合体の溝18が開口している端面の面積よりも大き
くなっている。このノズルプレート24は、ポリイミド
フィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いて
ノズル開口25を形成したものである。また、図示しな
いが、ノズルプレート24の被印刷物に対向する面に
は、インクの付着等を防止するために撥水性を有する撥
水膜が設けられている。
【0030】なお、本実施形態では、圧電セラミックプ
レート17とインク室プレート21との接合体の溝18
が開口している端部の周囲には、ノズル支持プレート2
6が配置されている。このノズル支持プレート26は、
ノズルプレート24の接合体端面の外側と接合されて、
ノズルプレート24を安定して保持するためのものであ
る。勿論、このノズル支持プレート26は設けなくても
よい。
【0031】このような構成のヘッドチップ14は、ま
ず、圧電セラミックプレート17とインク室プレート2
1とを接合し、その接合体の端面にノズルプレート24
を接合する。次いで、ノズルプレート24の外側面、及
び圧電セラミックプレート17とインク室プレート21
との接合体にヘッド支持プレート26を嵌合接着するこ
とにより形成される。
【0032】以下に、このようなヘッドチップ14を有
するヘッドチップユニット13について説明する。
【0033】図2及び図4に示すように、本実施形態の
ヘッドチップユニット13は、ヘッドチップ14を構成
する圧電セラミックプレート17のノズル開口25側と
は反対側の端部には電極20に接続される図示しない配
線パターンが形成されており、この配線パターンには異
方性導電膜27を介してフレキシブルケーブル28が接
合される。また、圧電セラミックプレート17とインク
室プレート21との接合体のヘッド支持プレート26の
後端側には、圧電セラミックプレート17側のアルミニ
ウム製のベースプレート15と、インク室プレート21
側のヘッドカバー16とが組み付けられる。ベースプレ
ート15とヘッドカバー16とは、ベースプレート15
の係止孔15aにヘッドカバー16の係止シャフト16
aを係合することにより固定され、両者で圧電セラミッ
クプレート17とインク室プレート21との接合体を挟
持する。ヘッドカバー16には、インク室プレート21
のインク供給口23のそれぞれに連通するインク導入路
29が設けられている。
【0034】また、図4(a)に示すように、圧電セラ
ミックプレート17の後端側に突出したベースプレート
15上には配線基板30が固着される。ここで、配線基
板30上にはヘッドチップ14を駆動するための集積回
路などの駆動回路31が搭載され、駆動回路31とフレ
キシブルケーブル28とが異方性導電膜32を介して接
続される。これにより、図4(b)のヘッドチップユニ
ット13が完成する。
【0035】このようなヘッドチップユニット13で
は、インク導入路29を介してインク供給口23から各
溝18内にインクを充填し、駆動回路31によって所定
の溝18の両側の側壁19に電極20を介して所定の駆
動電界を作用させることにより、側壁19が変形して所
定の溝18の内の容積が変化し、溝18内のインクがノ
ズル開口25から吐出する。
【0036】ここで、インクは、その温度変化に伴って
粘度が変化する。特に、本実施形態では、有機溶媒系の
インクを用いているため、図5に示すように、インクの
温度変化に伴って粘度が著しく変化する。例えば、イン
クの温度が5℃のときの粘度は25cPであるのに対
し、25℃のときの粘度は10cPと5℃の時の粘度の
半分以下まで低下してしまう。このため、インクの温度
に応じて駆動電圧を調整する必要がある。
【0037】そのため、駆動回路31にサーミスタ33
を設け、このサーミスタ33によってインクカートリッ
ジ11近傍の温度を検出し、検出した温度に対応して、
例えば、図5に示すようなテーブル等を参照することに
より、駆動電圧の調整を行っている。
【0038】このようなサーミスタ33は、本実施形態
では、回路基板30の幅方向両端部近傍に位置するよう
にそれぞれ設けられ、且つこれらのサーミスタ33はそ
れぞれ直列に接続されている。詳しくは、図6(a)の
機能ブロック図に示すように、駆動回路31は、ヘッド
チップ14の各側壁19に電極20を介して選択的に駆
動電圧を印加するためのドライバIC34と、駆動電圧
を制御する電圧制御部35と、実際に印加されている電
圧を検出する電圧検出部36とを有し、この電圧検出部
36内に2つのサーミスタ33が直列に接続されてい
る。
【0039】このような駆動回路31では、図6(b)
の回路図に示すように、ヘッドチップ33に実際に印加
される駆動電圧はVRef2であり、VRef2が所定温度で、
Re fと一致するように、VRef2/Va2が調整されてい
る。おり、この駆動回路31では、ヘッドチップ33に
実際に印加される駆動電圧はVRef2であり、所定温度で
は、駆動電圧がVrefとなるように調整されている。
【0040】したがって、温度の変化に伴って各サーミ
スタ33の抵抗値が変化すると、サーミスタ33に印加
される電圧Va2が変化し、これに伴ってVRef2、すなわ
ち、駆動電圧が変化する。例えば、本実施形態では、図
5に示すように、各サーミスタ33の検出温度の上昇に
伴って、駆動電圧は所定の勾配で低下する。
【0041】また、本実施形態では、2つのサーミスタ
33を設けているので、これら2つのサーミスタ33の
それぞれの抵抗値が変化することによって、駆動電圧の
変化量が決定する。すなわち、2つのサーミスタ33に
よって検出された温度の平均値に対応して駆動電圧が調
整される。
【0042】このように、複数のサーミスタ33によっ
て温度を検出することにより、インク全体の温度をより
正確に把握することができる。例えば、場所による温度
のばらつきがあった場合でも、複数箇所の温度を平均す
るため、各場所の温度の誤差を小さく抑えることができ
る。したがって、インクの温度変化に対応して常に最適
な駆動電圧を印加してインクを吐出することができ、ド
ット抜け、インクのしぶき等の印刷不良を防止すること
ができ、印刷品質を良好に保持することができる。
【0043】また、本実施形態では、複数のサーミスタ
33を直列に接続するようにしたので、サーミスタ33
に電圧をかけた際の発熱が抑えられるため、この発熱に
伴うサーミスタ33の検出温度の誤差を抑えることがで
きる。詳しくは、ヘッドチップ14の側壁19に印加す
る駆動電圧は、15V〜35V程度であり、サーミスタ
33にも同程度の電圧が印加される。例えば、1つのサ
ーミスタに20V程度の電圧が印加されると、サーミス
タ自体が発熱してしまい、その発熱に伴ってサーミスタ
の抵抗値が低下して検出温度に誤差が生じてしまう。し
かしながら、本実施形態のように、複数のサーミスタ3
3を設けこれらを直列に接続することにより、個々のサ
ーミスタ33にかかる電圧が抑えられる。したがって、
サーミスタ33自体の発熱が抑えられ、この発熱によっ
て検出温度に誤差が生じるのを防止することができる。
【0044】なお、本実施形態では、2つのサーミスタ
を設けるようにしたが、勿論、その数は限定されず、3
つ以上であってもよいことは言うまでもない。
【0045】また、このようなヘッドチップユニット1
3は、インクカートリッジ11を保持するタンクホルダ
12に組み付けられてインクジェットヘッド10が形成
される。
【0046】このタンクホルダ12の一例を図7に示
す。図7に示すタンクホルダ12は、一方面が開口した
略箱形形状をなし、インクカートリッジが着脱自在に保
持可能なものである。また、底壁上面には、インクカー
トリッジの底部に形成された開口部であるインク供給口
と連結する連結部34が設けられている。連結部34
は、例えば、ブラック(B)、イエロー(Y)、マゼン
ダ(M)、シアン(C)の各色のインク毎に設けられて
いる。連通部34内には図示しないインク流路が形成さ
れ、その開口となる連結部34の先端には、フィルタ3
5が設けられている。また、連結部34内に形成された
インク流路は底壁の裏面側まで連通して形成され、各イ
ンク流路は、タンクホルダ12の裏面側に設けられた流
路基板36内の図示しないインク流路を介して流路基板
36の側壁に開口するヘッド連結口37に連通する。こ
のヘッド連結口37はタンクホルダ12の側面側に開口
し、当該側壁の底部には、上述したヘッドチップユニッ
ト13を保持するヘッドチップユニット保持部38が設
けられている。ヘッドチップユニット保持部38は、配
線基板30上に設けられた駆動回路31を包囲する略コ
字状に立設された包囲壁39と、包囲壁39内にあって
ヘッドチップユニット13のベースプレート15及び配
線基板30に設けられた係止孔13aと係合する係合シ
ャフト40が立設されている。
【0047】従って、このヘッドチップユニット保持部
38にヘッドチップユニット13を搭載してインクジェ
ットヘッド10が完成する。このとき、ヘッドカバー1
6に形成されたインク導入路29が流路基板36のヘッ
ド連結口37に連結される。これにより、タンクホルダ
12の連結部34を介してインクカートリッジから導入
されたインクは、流路基板36内のインク流路を通って
ヘッドチップユニット13のインク導入路29に導入さ
れ、インク室22及び溝18内に充填される。
【0048】このように形成されたインクジェットヘッ
ド10は、例えば、インクジェット式記録装置のキャリ
ッジに搭載されて使用される。この使用態様の一例の概
略を図8に示す。
【0049】図8に示すように、キャリッジ51は、一
対のガイドレール52a及び52b上に軸方向に移動自
在に搭載されており、カイドレール52の一端側に設け
られてキャリッジ駆動モータ53に連結されたプーリ5
4aと、他端側に設けられたプーリ54bとに掛け渡さ
れたタイミングベルト55を介して搬送される。キャリ
ッジ51の搬送方向と直交する方向の両側には、ガイド
レール52a及び52bに沿ってそれぞれ一対の搬送ロ
ーラ56及び57が設けられている。これらの搬送ロー
ラ56及び57は、キャリッジ51の下方に当該キャリ
ッジ51の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Sを
搬送するものである。
【0050】キャリッジ51上には、上述したインクジ
ェットヘッド10が搭載され、このインクジェットヘッ
ド10には上述したインクカートリッジを着脱自在に取
付可能である。
【0051】このようなインクジェット式記録装置によ
ると、被記録媒体Sを送りつつキャリッジ51をその送
り方向とは直交方向に走査することにより、ヘッドチッ
プによって被記録媒体S上に文字及び画像を記録するこ
とができる。
【0052】以上、一実施形態について説明したが、本
発明はこのような構成に限定されるものではない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、複数の
サーミスタを設けて温度を検出するようにしたので、イ
ンク全体の温度をより正確に把握することができ、安定
した印字品質を保持することができる。また、複数のサ
ーミスタを直列に接続するようにしたので、電圧を印加
した際のサーミスタ自体の発熱を抑えることができ、サ
ーミスタの抵抗値の変化によって検出温度に誤差が生じ
るのを防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッ
ドの組立斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態のヘッドチップユニットの
分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るヘッドチップの分解
斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るヘッドチップユニッ
トの組立工程を示す斜視図である。
【図5】センシング温度と駆動電圧及びインクの粘度と
の関係を示すグラフである。
【図6】駆動回路の概略を示す図であり、(a)はブロ
ック図であり、(b)は回路図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッ
ドの組立工程を示す概略斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッ
ドの使用態様を示す斜視図である。
【図9】従来技術に係る記録ヘッドの概要を示す分解斜
視図である。
【図10】従来技術に係る記録ヘッドの概要を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 インクジェットヘッド 11 インクカートリッジ 12 タンクホルダ 13 ヘッドチップユニット 14 ヘッドチップ 17 圧電セラミックプレート 18 溝 19 側壁 20 電極 25 ノズル開口 30 配線基板 31 駆動回路 33 サーミスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に形成されたインク流路に充填され
    たインクをノズル開口から吐出するインクジェットヘッ
    ドにおいて、 それぞれ直列に接続されたサーミスタを複数個有するこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記サーミスタが前
    記ノズル開口の列の両端部近傍にそれぞれ設けられてい
    ることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記インク流
    路内のインクに圧力を付与する駆動手段に電圧を印加す
    るための回路基板が前記インクタンク近傍に設けられ、
    前記サーミスタが前記回路基板に設けられていることを
    特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記サ
    ーミスタによって検出された温度に基づいて、インクを
    吐出する際の前記インク流路内の容積の変化量を調整す
    る調整手段をさらに有することを特徴とするインクジェ
    ットヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記イ
    ンク流路が圧電セラミックプレートに形成され、前記イ
    ンク流路の側壁に設けられた電極に駆動電圧を印加する
    ことにより、前記インク流路内の容積を変化させること
    を特徴とするインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記調整手段が前記
    サーミスタによって検出された温度に基づいて、前記電
    極に印加する駆動電圧を調整することを特徴とするイン
    クジェットヘッド。
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