JP4694727B2 - ヘッドチップユニット及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、プリンタ、ファックスなどに適用されるインクジェットヘッドを具備するヘッドチップユニット及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数のノズルからインクを吐出する記録ヘッドを具備するヘッドユニットを搭載し、被記録媒体に文字や画像を記録するインクジェット式記録装置が知られている。かかるインクジェット式記録装置では、記録ヘッドが被記録媒体に対向するように、ヘッドチップユニットがヘッドホルダに設けられてインクジェットヘッドが構成され、このインクジェットヘッドはキャリッジに搭載されて被記録媒体の搬送方向とは直交する方向に走査される。
【0003】
このような記録ヘッドの一例の分解斜視図を図11に、また、要部断面を図12に示す。図11及び図12に示すように、圧電セラミックプレート101には、複数の溝102が並設され、各溝102は、側壁103で分離されている。各溝102の長手方向一端部は圧電セラミックプレート101の一端面まで延設されており、他端部は、他端面までは延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各溝102内の両側壁103の開口側表面には、長手方向に亘って、駆動電界印加用の電極105が形成されている。
【0004】
圧電セラミックプレート101の溝102の開口側には、カバープレート107が接着剤109を介して接合されている。カバープレート107には、各溝102の浅くなった他端部と連通する凹部となるインク室111と、このインク室111の底部から溝102とは反対方向に貫通するインク供給口112とを有する。
【0005】
また、圧電セラミックプレート101とカバープレート107との接合体の溝102が開口している端面には、ノズルプレート115が接合されており、ノズルプレート115の各溝102に対向する位置にはノズル開口117が形成されている。
【0006】
なお、圧電セラミックプレート101のノズルプレート115とは反対側でカバープレート107とは反対側の面には、配線基板120が固着されている。配線基板120には、各電極105とボンディングワイヤ121等で接続された配線122が形成され、この配線122の一端が記録ヘッドを駆動するための駆動ICが搭載された駆動回路(図示なし)に接続されている。そして、駆動回路からこの配線122を介して電極105に駆動電圧を印加できるようになっている。
【0007】
このように構成される記録ヘッドでは、インク供給口112から各溝102内にインクを充填し、所定の溝102の両側の側壁103に電極105を介して所定の駆動電界を作用させると、側壁103が変形して所定の溝102内の容積が変化し、これにより、溝102内のインクがノズル開口117から吐出する。
【0008】
例えば、図13に示すように、溝102aに対応するノズル開口117からインクを吐出する場合には、その溝102a内の電極105a,105bに正の駆動電圧を印加すると共にそれぞれに対向する電極105c,105dを接地するようにする。これにより、側壁103a,103bには溝102aから外側に向かう方向の駆動電界が作用し、これが圧電セラミックプレート101の分極方向と直交すれば、圧電厚みすべり効果により側壁103a,103bが溝102aから外側方向に変形し、溝102a内の容積が増大し、それを戻すことで溝内102a内の容積が縮小して圧力が増加し、ノズル開口117からインクが吐出する。
【0009】
しかしながら、このようなインクジェットヘッドを具備するヘッドチップユニットでは、水性インク等の導電性インクを使用した場合に、溝102内で対向する電極105がインクによって導通してしまい正常な駆動ができないという問題がある。
【0010】
このため、水性インク等の導電性インクを使用するインクジェットヘッドでは、インク吐出に使用する溝を一つ置きとして、ノズル開口に連通してインクを吐出に使用する溝をチャンバ、インク吐出に使用せずにインクを充填しない溝をダミーチャンバとする。そして、チャンバの両側壁の内面に設けられた電極を全チャンバで同電位とする共通電極とし、チャンバの両側壁の外面の電極をチャンバを選択的に駆動する個別電極とすることでチャンバの両側の側壁に電界を印加でき、チャンバからインクを吐出させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような導電性インク用のインクジェットヘッドでは、チャンバの側壁を幅方向外側に撓み変形させて元の位置に戻すだけで、導電性インクを吐出させているため、インクを高速で吐出させたり、高粘度のインクを吐出する場合は、吐出時の側壁の変形量を大きくする必要があるが、側壁の変形量を大きくするとメニスカスが破壊されてしまうという問題がある。
【0012】
また、このように側壁の変形量を大きくするには、大きな駆動電圧の駆動パルスで駆動する必要があり、吐出の安定性が悪いという問題がある。
【0013】
さらに、駆動信号の駆動電圧を正及び負の電圧を用いた両電源で駆動させて、側壁をチャンバに対して外側と内側の両方向に撓み変形させてインクを吐出する方法も提案されているが、この両電源による駆動では、駆動パルスの波高値は少なくて済むが、駆動回路及び電源回路が複雑になってしまい、高コストになってしまうという問題がある。
【0014】
本発明は、このような事情に鑑み、ヘッドを低電圧で駆動すると共にインク吐出安定性を向上したヘッドチップユニット及びインクジェット式記録装置を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、圧電セラミックプレートにノズル開口に連通し、インクの充填されたチャンバと、前記インクの充填されないダミーチャンバとを交互に並設すると共に各チャンバ及びダミーチャンバの両側の側壁に電極を設けて、当該チャンバ内の電極を共通電極とすると共に各ダミーチャンバ内の電極を個別電極として各チャンバの両側の側壁に駆動電界を印加するヘッドチップユニットにおいて、前記個別電極に接続されて各個別電極に駆動信号を出力する個別電極用駆動部と、前記共通電極に接続されて当該共通電極に駆動信号を出力する共通電極用駆動部とを有する駆動回路を具備することを特徴とするヘッドチップユニットにある。
【0016】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記個別電極用駆動部及び前記共通電極用駆動部から出力される駆動信号が正又は負の何れか一方の駆動電圧を付与するためのものであることを特徴とするヘッドチップユニットにある。
【0017】
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、前記共通電極用駆動部から出力される駆動信号は、前記個別電極用駆動部による側壁への電界の印加に連続して逆方向の電界を印加するものであることを特徴とするヘッドチップユニットにある。
【0018】
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記共通電極用駆動部から出力される駆動信号により電界を印加しない側壁に対応する個別電極には、当該共通電極用駆動部から出力される駆動信号と同一の駆動信号を前記個別電極用駆動部から同時に出力することを特徴とするヘッドチップユニットにある。
【0019】
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様において、前記インクが導電性のインクからなることを特徴とするヘッドチップユニットにある。
【0020】
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様において、前記共通電極に与える前記共通電極用駆動部は、駆動波形が所定の電圧までの立ち上がり又は立ち下がりの何れか一方又はその両方の時間を制御するバッファー回路を含むことを特徴とするヘッドチップユニットにある。
【0021】
本発明の第7の態様は、第1〜6の何れかの態様のヘッドチップユニットを具備することを特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0022】
かかる本発明によると、低い駆動電圧で側壁の変形量を大きくすることができると共にインク吐出特性を向上することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0024】
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るヘッドチップユニットの分解斜視図であり、図2はヘッドチップの分解斜視図であり、図3は、ヘッドチップユニットの製造工程の一例を示す斜視図である。
【0025】
図1に示すように、本実施形態のヘッドチップユニット10は、ヘッドチップ11と、このヘッドチップ11の一方面側に設けられるベースプレート12と、ヘッドチップ11の他方面側に設けられるヘッドカバー13と、ヘッドチップ11を駆動するための駆動回路31が搭載された配線基板30とを有する。
【0026】
まず、ヘッドチップ11について詳しく説明する。図2に示すように、ヘッドチップ11を構成する圧電セラミックプレート16には、ノズル開口25に連通してインクを吐出する圧力室であるチャンバ17と、インクの充填されないダミーチャンバ18とが交互に並設されており、チャンバ17とダミーチャンバ18とは側壁19で分離されている。
【0027】
各チャンバ17及びダミーチャンバ18の長手方向一端部は、圧電セラミックプレート16の一端面まで延設されており、他端部は、他端面まで延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。
【0028】
また、各チャンバ17及びダミーチャンバ18の開口側表面には、長手方向に亘って駆動電界印加用の電極20が形成されている。
【0029】
この電極20の内、チャンバ17の両側の側壁19の内面に設けられた電極20は、チャンバ17内のインクが水性インク等の導電性インクの場合、導通してしまうため各チャンバ17内で同電位とすると共に詳しくは後述する配線パターンによってチャンバ17の全てにおいて同電位となるように接続された共通電極20aとなっている。
【0030】
また、電極20の内、チャンバ17の両側の側壁19の各チャンバ17の共通電極20aに対向して外面、すなわちダミーチャンバ18内に設けられた一対の電極20は、各チャンバ17毎に独立した駆動信号を与えることができる個別電極20bとなっている。
【0031】
また、圧電セラミックプレート16に形成されるチャンバ17及びダミーチャンバ18は、円盤状のダイスカッターにより形成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイスカッターの形状を利用して形成される。また、各チャンバ17及びダミーチャンバ18内に形成される電極20は、例えば、公知の斜め方向からの蒸着により形成される。
【0032】
圧電セラミックプレート16のチャンバ17及びダミーチャンバ18の開口側には、インク室プレート21が接合されている。インク室プレート21には、各チャンバ17の浅くなった他端部のみと連通する凹部となるインク室22と、このインク室22の底部からチャンバ17とは反対方向に貫通するインク供給口23とを有する。
【0033】
このインク室プレート21のインク室22には、チャンバ17の浅くなった他端部のみが連通しており、ダミーチャンバ18にはインク室22内のインクが充填されず相対する個別電極20b同士が連通しないようになっている。
【0034】
詳しくは、インク室プレート21と圧電セラミックプレート16との間にチャンバ17に対向する位置にチャンバ17と同等の幅のスリット39を有するスリット板38を設け、このスリット板38によりチャンバ17とインク室22とだけを連通するようにしている。このスリット板38によって、ダミーチャンバ18内にはインクが充填されず、ダミーチャンバ18内の個別電極20bは互いに導通しないようになっている。
【0035】
ここで、本実施形態では、各チャンバ17は、ブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各色のインクに対応したグループに分かれており、インク室22及びインク供給口23は、それぞれ4つずつ設けられている。
【0036】
なお、インク室プレート21は、セラミックプレート、金属プレートなどで形成することができるが、圧電セラミックプレート16との接合後の変形等を考えると、熱膨張率の近似したセラミックプレートを用いるのが好ましい。
【0037】
また、圧電セラミックプレート16とインク室プレート21との接合体のチャンバ17及びダミーチャンバ18が開口している端面には、ノズルプレート24が接合されており、ノズルプレート24の各チャンバ17に対向する位置にはノズル開口25が形成されており、ノズルプレート24によってダミーチャンバ18は封止されている。
【0038】
本実施形態では、ノズルプレート24は、圧電セラミックプレート16とインク室プレート21との接合体のチャンバ17及びダミーチャンバ18が開口している端面の面積よりも大きくなっている。このノズルプレート24は、ポリイミドフィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いてノズル開口25を形成したものである。また、図示しないが、ノズルプレート24の被印刷物に対向する面には、インクの付着等を防止するために撥水性を有する撥水膜が設けられている。
【0039】
なお、本実施形態では、圧電セラミックプレート16とインク室プレート21との接合体のチャンバ17及びダミーチャンバ18が開口している端部の周囲には、ノズル支持プレート26が配置されている。このノズル支持プレート26は、ノズルプレート24の接合体端面の外側と接合されて、ノズルプレート24を安定して保持するためのものである。
【0040】
このような構成のヘッドチップ11は、まず、圧電セラミックプレート16とインク室プレート21とをスリット板38を挟持するように接合し、その接合体の端面にノズルプレート24を接合する。次いで、ノズルプレート24の外側面、及び圧電セラミックプレート16とインク室プレート21との接合体にノズル支持プレート26を嵌合接着することにより形成される。
【0041】
以下に、このようなヘッドチップ11を用いた本実施形態のヘッドチップユニット10について説明する。
【0042】
図1及び図3に示すように、本実施形態のヘッドチップユニット10は、ヘッドチップ11を構成する圧電セラミックプレート16のノズル開口25側とは反対側の端部には個別電極20b及び共通電極20aからなる電極20に接続される図示しない配線パターンが形成されており、この配線パターンには異方性導電膜27を介してフレキシブルケーブル28が接合される。
【0043】
また、圧電セラミックプレート16とインク室プレート21との接合体のノズル支持プレート26の後端側には、圧電セラミックプレート16側のアルミニウム製のベースプレート12と、インク室プレート21側のヘッドカバー13とが組み付けられる。ベースプレート12とヘッドカバー13とは、ベースプレート12の係止孔12aにヘッドカバー13の係止シャフト13aを係合することにより固定され、両者で圧電セラミックプレート16とインク室プレート21との接合体を挟持する。ヘッドカバー13には、インク室プレート21のインク供給口23のそれぞれに連通するインク導入路29が設けられている。
【0044】
また、図3(a)に示すように、圧電セラミックプレート16の後端側に突出したベースプレート12上には配線基板30が固着される。ここで、配線基板30上にはヘッドチップ11を駆動するための駆動ICを有する駆動回路31が搭載され、駆動回路31とフレキシブルケーブル28とが異方性導電膜32を介して接続される。これにより、図3(b)のヘッドチップユニット10が完成する。
【0045】
ここで、駆動回路31と電極20との配線について説明する。なお、図4は、駆動回路とヘッドチップとの配線の接続状態を示す概略図である。
【0046】
図示するように、駆動回路31には、外部からの電源と、印刷信号等の外部信号とが外部配線161を介して入力されている。詳しくは、電源及び外部信号160は、外部配線161を配線基板30上に設けられた配線パターンに異方性導電膜等を介して接続することで、外部から駆動回路31に入力されている。
【0047】
また、駆動回路31には、個別電極用駆動部からの複数の端子33bと、共通電極用駆動部からの端子33aとが設けられており、この個別電極用駆動部からの各端子33bはそれぞれチャンバ17の一対の個別電極20bにフレキシブルケーブル28を介して接続されており、共通電極駆動部からの端子33aは全てのチャンバ17の共通電極20aにフレキシブルケーブル28を介して接続されている。
【0048】
このように接続することによって、駆動回路31の個別電極用駆動部から各個別電極20bには、各チャンバ17毎に独立した駆動信号が出力され、共通電極用駆動部から全ての共通電極20aには、同一の駆動信号が出力されるようになっている。
【0049】
ここで、各チャンバ17からインク滴を吐出又は不吐出させる際の駆動回路31から出力される駆動波形について詳細に説明する。
【0050】
図5は、圧電セラミックプレートの断面図及び個別電極と共通電極とに付与される駆動波形である。
【0051】
ここで、チャンバ17aからインク滴を吐出させる際に、共通電極20aに付与される駆動波形151は、駆動波形B及びEの領域の波形で共通電極20aに正の駆動電圧を印加するもので、この際、駆動波形150aは接地されている。これにより、側壁19に電界が印加され側壁19がチャンバ17aに対して外側に変形する。
【0052】
本実施形態では、チャンバ17a〜17cの個別電極20bに出力する駆動波形150a〜150cは、駆動波形151のB領域又はE領域の波形に連続する波形をC領域又はF領域に有するものである。これにより、個別電極20bに付与された駆動波形150a〜150cによって駆動されたチャンバ17a〜17cの側壁19に逆の電界が連続して印加され、側壁19はチャンバ17a〜17cの内方に向かって変形する。
【0053】
すなわち、図5に示す駆動波形によって、チャンバ17aからC領域及びF領域において2つのインク滴を吐出させる際に、チャンバ17aの両側の側壁には、共通電極20aに電圧が印加され、連続して個別電極20bに電圧が印加されることによって、側壁19は、チャンバ17に対して外側に撓み変形した後に連続して内側に撓み変形することでインク滴が吐出されている。
【0054】
このように共通電極20aに電圧を印加する駆動信号を出力するので、インクを吐出しないチャンバ17b及び17cに与える影響を相殺するため、インクを吐出しないチャンバ17b及び17cに対応する個別電極20bには、共通電極20aに出力される信号に同期してB領域及びE領域で波形を出力するようにする。すなわち、本実施形態では、チャンバ17bの個別電極20bに出力される駆動波形150bのB領域と、チャンバ17cの個別電極20bに出力される駆動波形150cのE領域とで、共通電極20aに付与される駆動波形151のC領域及びF領域と同一の波形が印加される。
【0055】
また、ここで、図5に示した駆動波形150aによりチャンバ17aからインク滴を吐出する際の側壁19の動きを図6に示す。なお、図6は、圧電セラミックプレートの断面図である。
【0056】
まず、図5の駆動波形150aのA領域では、個別電極20b及び共通電極20aに電圧が印加されず、図6(a)に示すように、側壁19に電界が印加されないため側壁19は変形せず、駆動待ちの状態となる。
【0057】
次に、図5の駆動波形150aのB領域では、図6(b)に示すように、共通電極20aに駆動電圧が印加されることでチャンバ17aの側壁19a、19bに電界が印加され、側壁19a及び19bは互いに外側に離れるように変形し、チャンバ17a内の容積が大きくなる。このとき、チャンバ17a内には、インク室22からインクが補充される。
【0058】
次に、図5の駆動波形150aのC領域では、図6(c)に示すように、共通電極20aに駆動電圧が印加されず、共通電極20aが接地された状態となり、逆に個別電極20bに駆動電圧が印加されることで、側壁に図6(b)とは逆の電界が印加され、側壁19a、19bは図6(b)の状態から互いに内側に接近するように変形する。これにより、チャンバ17aの容積が縮小してチャンバ17a内の圧力が増加し、ノズル開口25からインク滴が吐出される。
【0059】
そして、図5の駆動波形150aのD領域では、個別電極20b及び共通電極20a共に電圧が印加されず、側壁19は変形しない駆動待ちの状態となる。その後、図5の駆動波形150aのE〜G領域では、上述した駆動波形150aのB〜D領域と同様の工程を繰り返すことでインク滴が再度吐出される。
【0060】
このように、共通電極20aに図示するような駆動波形で電圧を印加することによって、低い電圧で側壁19の変形量を多くして、安定したインク滴を吐出させることができる。また、個別電極20b及び共通電極20aに印加する駆動電圧が低くても側壁19を大きく変形させることができるため、駆動時のコストを低減することができる。
【0061】
(実施形態2)
図7は、実施形態2に係るバッファー回路の回路図及び駆動波形である。
【0062】
本実施形態では、駆動回路31の共通電極用駆動部によって共通電極20aに駆動電圧を印加する際に、所定電圧まで印加する時間を制御するバッファー回路を設けた以外、上述した実施形態1と同様である。
【0063】
図示するバッファー回路37は、共通電極用駆動部により駆動電圧を印加する際に、所定の電圧まで印加する時間を遅延させるものであり、詳しくは、図示するように共通電極用駆動部の駆動波形の立ち上がり及び立ち下がり曲線を緩やかに変化させるものである。
【0064】
このバッファー回路37のaからは、共通電極用駆動部からの駆動波形が入力され、このバッファー回路37によってbでは駆動波形の立ち上がりが遅延され、cではaから入力された駆動波形の立ち下がりが遅延される。
【0065】
そしてdでは、バッファー回路37のbとcとの駆動波形を合わせた駆動波形、すなわち、立ち上がり及び立ち下がりが遅延された駆動波形となり、この駆動波形が共通電極20aに付与される。
【0066】
このようなdの駆動波形を用いて側壁19を変形させると、側壁19がチャンバ17に対して内側に所定時間で徐々に変形させ、さらに所定時間で徐々に元の状態に変形させる。
【0067】
このバッファー回路37を個別電極用駆動部に設けることによって、各個別電極20b毎にバッファー回路37を設ける必要がなく、所定電圧まで立ち上がる時間、又は所定電圧からの立ち下がる時間を制御することができる。これにより各側壁19の動きを、インク粘度等の特性やインク吐出環境等に合わせて容易に制御して綺麗なインク滴を吐出することができる。また、インク吐出特性を向上して印刷品質を向上することができると共に低コストで製造することができる。
【0068】
なお、本実施形態では、共通電極用駆動部からの駆動波形の立ち上がり及び立ち下がりの両方の時間を遅延させるバッファー回路37を設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、インク特性等により、駆動波形の立ち上がり又は立ち下がりの何れか一方を遅延させるようにしてもよい。
【0069】
また、本実施形態では、バッファー回路37を別途設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、上述した実施形態1の駆動回路31内に組み込んで使用するようにしてもよい。
【0070】
(他の実施形態)
以上、実施形態1及び2について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
【0071】
上述した実施形態1及び2の個別電極用駆動部及び共通電極用駆動部を有する駆動回路では、従来の絶縁性インクを吐出するヘッドチップユニット等に搭載された駆動回路を流用することにより製造コストを低減することができる。
【0072】
ここで、駆動回路の一例を図8に示す。なお、図8は、駆動回路の一例を示す概略図である。
【0073】
図示するように、駆動回路31Aは、従来のヘッドチップユニットに搭載される駆動回路である個別電極用駆動部34と、別途設けられた共通電極用駆動部35とからなる。
【0074】
個別電極用駆動部34は複数の端子36を有し、この複数の端子36の内、何れか一つの端子36a以外の端子36bは、各個別電極20bに接続されて、個別電極用駆動部34から各個別電極20bに駆動信号を出力している。
【0075】
また、複数の端子36の何れか一つの端子36aは、共通電極用駆動部35に接続され、この共通電極用駆動部35の出力側は共通電極20aに接続されている。この個別電極用駆動部34によると、端子36bから出力された共通電極20a用の駆動波形は、共通電極用駆動部35によって側壁19に印加した電界に連続して逆の電界を側壁19に印加するように、タイミングをずらした駆動波形とすることができる。
【0076】
また、上述した実施形態1では、チャンバ17とダミーチャンバ18とを同様の深さの溝として形成したが、これに限定されず、例えば、ダミーチャンバの深さをチャンバよりも深くしてもよい。
【0077】
このようなヘッドチップユニット10は、インクカートリッジを保持するタンクホルダに組み付けられてヘッドユニット70が形成される。
【0078】
このタンクホルダの一例を図9に示す。図9に示すタンクホルダ60は、一方面が開口した略箱形形状をなし、インクカートリッジが着脱自在に保持可能なものである。また、底壁上面には、インクカートリッジの底部に形成された開口部であるインク供給口と連結する連結部61が設けられている。連結部61は、例えば、ブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各色のインク毎に設けられている。連通部61内には図示しないインク流路が形成され、その開口となる連結部61の先端には、フィルタ62が設けられている。また、連結部61内に形成されたインク流路は底壁の裏面側まで連通して形成され、各インク流路は、タンクホルダ60の裏面側に設けられた流路基板63内の図示しないインク流路を介して流路基板63の側壁に開口するヘッド連結口64に連通する。このヘッド連結口64はタンクホルダ60の側面側に開口し、当該側壁の底部には、上述したヘッドチップユニット10を保持するヘッドチップユニット保持部65が設けられている。ヘッドチップユニット保持部65は、配線基板30上に設けられた駆動回路31を包囲する略コ字状に立設された包囲壁66と、包囲壁66内にあってヘッドチップユニット10のベースプレート12及び配線基板30に設けられた係止孔30aと係合する係合シャフト67が立設されている。
【0079】
従って、このヘッドチップユニット保持部65にヘッドチップユニット10を搭載してヘッドユニット70が完成する。このとき、ヘッドカバー13に形成されたインク導入路29が流路基板63のヘッド連結口64に連結される。これにより、タンクホルダ60の連結部61を介してインクカートリッジから導入されたインクは、流路基板63内のインク流路を通ってヘッドチップユニット10のインク導入路29に導入され、インク室22及びチャンバ17内に充填される。
【0080】
また、このように形成されたヘッドユニット70は、例えば、インクジェット式記録装置のキャリッジに搭載されて使用される。この使用態様の一例の概略を図10に示す。
【0081】
図10に示すように、キャリッジ71は、一対のガイドレール72a及び72b上に軸方向に移動自在に搭載されており、ガイドレール72の一端側に設けられてキャリッジ駆動モータ73に連結されたプーリ74aと、他端側に設けられたプーリ74bとに掛け渡されたタイミングベルト75を介して搬送される。キャリッジ71の搬送方向と直交する方向の両側には、ガイドレール72a及び72bに沿ってそれぞれ一対の搬送ローラ76及び77が設けられている。これらの搬送ローラ76及び77は、キャリッジ71の下方に当該キャリッジ71の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Sを搬送するものである。
【0082】
キャリッジ71上には、上述したヘッドユニット70が搭載され、このヘッドユニット70には上述したインクカートリッジを着脱自在に取付可能である。
【0083】
このようなインクジェット式記録装置によると、被記録媒体Sを送りつつキャリッジ71をその送り方向とは直交方向に走査することにより、ヘッドチップによって被記録媒体S上に文字及び画像を記録することができる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、個別電極に駆動信号を入力すると共に共通電極にも駆動信号を入力することで、低い駆動電圧で側壁の変形量を大きくすることができ、駆動時のコストを低減することができると共に綺麗なインク滴を吐出してインク吐出特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るヘッドチップユニットの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るヘッドチップの分解斜視図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るヘッドチップユニットの組み立て工程を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る駆動回路とヘッドチップとの配線の接合を示す概略図である。
【図5】本発明の実施形態1に係る圧電セラミックプレートの断面図及び駆動波形を示す図である。
【図6】本発明の実施形態1に係るヘッドチップの側壁の変形例を示す断面図である。
【図7】本発明の実施形態2に係るバッファー回路及びその各所の駆動波形を示す図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る駆動回路の他の例を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係るヘッドユニットの組み立て工程を示す斜視図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るインクジェット式記録装置の概略斜視図である。
【図11】従来技術に係るヘッドチップの概要を示す概略斜視図である。
【図12】従来技術に係るヘッドチップの概要を示す断面図である。
【図13】従来技術に係るヘッドチップの概要を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ヘッドチップユニット
11 ヘッドチップ
12 ベースプレート
13 ヘッドカバー
16 圧電セラミックプレート
17、17a、17b、17c チャンバ
18 ダミーチャンバ
19、19a、19b 側壁
20 電極
20a 共通電極
20b 個別電極
24 ノズルプレート
30 配線基板
31 駆動回路
33a、33b 端子
34 個別電極用駆動部
35 共通電極用駆動部
36、36a、36b 端子
37 バッファー回路
38 スリット板
60 タンクホルダ
70 ヘッドユニット
150a〜150c、151、152a〜152c、153 駆動波形
160 電源及び外部信号
161 外部配線

Claims (7)

  1. 圧電セラミックプレートにノズル開口に連通しインクの充填されたチャンバと、前記インクの充填されないダミーチャンバとを交互に並設すると共に各チャンバ及びダミーチャンバの両側の側壁に電極を設けて、当該チャンバ内の電極を共通電極とすると共に各ダミーチャンバ内の電極を個別電極として各チャンバの両側の側壁に駆動電界を印加するヘッドチップユニットにおいて、
    前記個別電極に接続されて各個別電極に個別駆動信号を出力する個別電極用駆動部と、前記共通電極に接続されて当該共通電極に共通駆動信号を出力する共通電極用駆動部とを有する駆動回路を具備し、
    前記共通駆動信号により前記側壁が前記チャンバの外側に変形することで前記チャンバにインクが補充され、前記個別駆動信号により前記側壁が前記チャンバの内側に変形することで前記ノズル開口からインクを吐出するとともに、
    前記チャンバのうちインクを吐出しないチャンバでは、当該チャンバに対応する共通電極に前記共通電極用駆動部から共通駆動信号を出力するとともに、当該チャンバに対応する個別電極に前記共通駆動信号と同一の信号を前記個別電極用駆動部から前記共通駆動信号の出力と同時に出力することにより、前記側壁が前記チャンバの外側に変形しないことを特徴とするヘッドチップユニット。
  2. 前記個別駆動信号及び前記共通駆動信号が正又は負の何れか一方の駆動電圧を付与するためのものであることを特徴とする請求項1に記載のヘッドチップユニット。
  3. 前記個別駆動信号は、前記共通電極用駆動部による側壁への電界の印加に連続して逆方向の電界を印加するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドチップユニット。
  4. 前記共通駆動信号と前記個別駆動信号はともに矩形波信号であって、前記共通駆動信号のパルス幅は前記個別駆動信号のパルス幅よりも短いことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のヘッドチップユニット。
  5. 前記インクが導電性のインクからなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のヘッドチップユニット。
  6. 前記共通電極用駆動部は、前記共通駆動信号が所定の電圧までの立ち上がり又は立ち下がりの何れか一方又はその両方の時間を制御するバッファー回路を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のヘッドチップユニット。
  7. 請求項1〜6の何れかのヘッドチップユニットを具備することを特徴とするインクジェット式記録装置。
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