JP2001245521A - 汎用コンバイン - Google Patents

汎用コンバイン

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JP2001245521A
JP2001245521A JP2000060142A JP2000060142A JP2001245521A JP 2001245521 A JP2001245521 A JP 2001245521A JP 2000060142 A JP2000060142 A JP 2000060142A JP 2000060142 A JP2000060142 A JP 2000060142A JP 2001245521 A JP2001245521 A JP 2001245521A
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JP
Japan
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unit
lever
traveling
steering
reaper
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Pending
Application number
JP2000060142A
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English (en)
Inventor
Kenji Hamada
健二 浜田
Masaaki Murayama
昌章 村山
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操縦部内での刈取部の操作性が良好な汎用コン
バインを提供すること。 【解決手段】走行装置1,1を具備する機体2前方に刈取
部8を配設し、前記機体2上部に、前記走行装置1,1を
操縦する操向用ハンドル91を設けた操縦部9と、前記刈
取部8で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部5とを
設け、さらに、前記操向用ハンドル91を、操縦部9前部
の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおいて、前
記操向用ハンドル91の横一側方に前記刈取部8の昇降レ
バー96を設けるとともに、操向用ハンドル91の横他側方
に走行用主変速レバー94を設け、さらに、同走行用主変
速レバー94に、前記刈取部8に設けた掻込リール85の上
下・前後位置調整スイッチS1,S2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用コンバインに
関するものであり、詳しくは、同コンバインの操向装置
及び刈取部の操作を行う操作部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の汎用コンバインでは、機
体の前方に連結した掻込リールを昇降自在、かつ、前後
位置調節自在に構成し、穀物の種類やその生育状態に応
じた最適の掻込みが行えるようにしている。
【0003】そして、かかる掻込リールの操作は、操縦
部に配設した操作手段を介して行っている。
【0004】例えば、運転席の直前方に操向用のステア
リングホイルを配設した汎用コンバインにおいて、ステ
アリングホイルの左後側方、すなわち、運転席の前端部
の左側方に走行用の主変速レバーを設け、同レバーのグ
リップ上に刈取部全体の昇降スイッチや掻込リールの上
下位置調節スイッチを設けるとともに、前記ステアリン
グホイルの右側にコラム式操作レバーを操作自在に突設
し、同操作レバーの上下・前後への操作に応じて、掻込
リールの前後位置調節や回転速度調節を行うようにした
ものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
ものは、操作性について未だ解決されていない課題が残
されていた。
【0006】すなわち、掻込リールの前後位置調節はス
テアリングホイルの右側に配置されたコラム式操作レバ
ーで行い、上下位置調節はステアリングホイルの左側に
配置された主変速レバー上のスイッチで行うというよう
に、掻込リールの位置調節手段が左右に分離しているた
めに、掻込リールの前後位置調節は右手で行い、上下位
置調節は左手で行わなければならない。
【0007】これでは、走行中であればステアリングハ
ンドルを左右の手で持ち替えなければならなくなり、掻
込リールの前後位置、上下位置を迅速かつ的確に調節す
ることが難しくなるとともに、作業能率までも低下して
しまう。
【0008】またこのように、同じ掻込リールの操作に
もかかわらず操作手段が左右に分離していると操作しに
くい面がある。
【0009】さらに、刈取部の調節を左手側の主変速レ
バー上で行うというのは、右利きが多いなかで、微調整
を行いにくいと感じるものが多数いることを示してい
る。
【0010】本発明は、上記課題を解決することのでき
る汎用コンバインを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明で
は、走行装置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前
記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドル
を設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈
を脱穀する脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンド
ルを、操縦部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバ
インにおいて、前記操向用ハンドルの横一側方に前記刈
取部の昇降レバーを設けるとともに、操向用ハンドルの
横他側方に走行用主変速レバーを設け、さらに、同走行
用主変速レバーに、前記刈取部に設けた掻込リールの上
下・前後位置調整スイッチを設けた。
【0012】また、請求項2記載の本発明では、走行用
主変速レバーに、刈取部全体が適正な作業開始位置と作
業終了位置となるように、掻込リールを含む刈取部全体
の昇降動作を制御する刈取部自動制御スイッチを設け
た。
【0013】また、請求項3記載の本発明では、走行装
置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部
に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドルを設けた操
縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する
脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦
部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおい
て、前記操向用ハンドルの横一側方に、前記刈取部の昇
降レバーを設け、しかも、同昇降レバーを上・下へシフ
ト操作することにより、刈取部を適正な作業開始位置へ
セットする動作と、刈取部を適正な作業終了位置へセッ
トする動作を行うようにした。
【0014】また、請求項4記載の本発明では、刈取部
の昇降レバーを上下・前後の十字状にシフト可能な構成
とし、上・下へのシフト操作により刈取部を昇降させる
とともに、前・後へのシフト操作により、刈取部の適正
な作業開始位置へのセット動作と、刈取部の適正な作業
終了位置へのセット動作を行うようにした。
【0015】さらに、請求項5記載の本発明では、走行
用主変速レバーを機体進行方向に対して左側に配設する
一方、刈取部の昇降レバーを右側に配設した。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、走行装置を具備する機
体前方に刈取部を配設し、前記機体上部に、前記走行装
置を操縦する操向用ハンドルを設けた操縦部と、前記刈
取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する脱穀部とを設
け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦部前部の略左
右中央位置に設けた汎用コンバインにおいて、前記操向
用ハンドルの横一側方に前記刈取部の昇降レバーを設け
るとともに、操向用ハンドルの横他側方に走行用主変速
レバーを設け、さらに、同走行用主変速レバーに、前記
刈取部に設けた掻込リールの上下・前後位置調整スイッ
チを設けたものである。
【0017】すなわち、一方の手で主変速レバーを操作
しながら、他方の手で操向用ハンドルを持って運転する
ことができ、しかも、そのときに、掻込リールに関して
は、主変速レバー上に集中しているために、走行状態に
合わせてリールの位置調整などを容易に行うことができ
る。
【0018】また、上記走行用主変速レバーは、機体進
行方向に対して左側に配設し、刈取部の昇降レバーは右
側に配設することが好ましい。
【0019】かかる構成とすれば、使用頻度の高い刈取
部の昇降レバーを通常利き腕となる右手で操作できるの
で、微調整しながらの操作が行いやすくなる。
【0020】また、走行用主変速レバーに、刈取部全体
が適正な作業開始位置と作業終了位置となるように、掻
込リールを含む刈取部全体の昇降動作を制御する刈取部
自動制御スイッチを設けることができる。
【0021】このように、主変速レバーを多機能シフト
レバーとして使用可能とすることにより、左右いずれの
レバー操作によっても刈取部の昇降が行えることにな
り、様々な作業への対応が容易となる。
【0022】また、他の実施形態として、前記操向用ハ
ンドルの横一側方、例えば右側に、前記刈取部の昇降レ
バーを設け、しかも、同昇降レバーを上・下へシフト操
作することにより、刈取部を適正な作業開始位置へセッ
トする動作と、刈取部を適正な作業終了位置へセットす
る動作を行えるようにすることもできる。
【0023】この場合、上記刈取部の昇降レバーを、上
下・前後の十字状にシフト可能な構成とすることがで
き、このときに、上・下へのシフト操作により刈取部を
昇降させるようにして、前・後へのシフト操作では、刈
取部の適正な作業開始位置へのセット動作と、刈取部の
適正な作業終了位置へのセット動作を行うようにするこ
とができる。
【0024】かかる構成では、刈取部の昇降動作と、刈
取開始及び刈取終了時における刈取部の設定位置に自動
セットする動作とを、単一の昇降レバーを用いて操作可
能となり、やはり使い勝手を良好にすることができる。
【0025】なお、この実施形態においても、走行用主
変速レバーは機体進行方向に対して左側に配設すること
が望ましい。
【0026】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0027】(第1実施例)図1は本実施例にかかる汎
用コンバインの側面図、図2は同平面図、図3は刈取部
の説明図である。
【0028】図1及び図2に示すように、本実施例に係
る汎用コンバインAは、左右のクローラ式走行装置1,1
を下部に設けて自走可能に構成した走行機体2の上部
に、同機体2の前進方向に向かって右側前部にキャビン
3を配設し、同キャビン3の後方に原動機部(図示せ
ず)及び穀粒蓄積用タンク4を配設するとともに、走行
機体2の左側には、円周外面にダブルピッチのスクリュ
ー板と適宜個数の扱歯とを植設した前後長手状の扱胴5a
などを内蔵した脱穀部5とを配設している。
【0029】そして、同脱穀部5の下方には、受け網や
シーブなどを備える揺動選別装置6と、唐箕71を具備
し、この唐箕71の送風による風選別装置7を配設してい
る。51は前記穀粒蓄積用タンク4内の穀粒を外部に排出
するための排出筒である。
【0030】また、走行機体2の前面に刈取部8を上下
揺動自在に取付けている。
【0031】同刈取部8は、前記脱穀部5の前部開口に
連通するフィーダハウス81と、同フィーダハウス81の前
端開口部に連通する矩形筒状の介装枠体82と、同介装枠
体82に着脱自在に取付けられるとともに、走行機体2の
全幅にわたって左右に延びたバケット状のプラットホー
ム83とを具備する刈取前処理装置8aを備えている。84は
同刈取前処理装置8aの昇降用アクチュエータとしての油
圧シリンダである。
【0032】さらに、同刈取部8は、図3に示すよう
に、前記プラットホーム83の前側上部に、走行機体2の
全幅にわたってタインバー85aを有し、かつ前転可能に
取付けた掻込リール85を備えている。85bは前記タイン
バー85aに、全幅方向に一定間隔で多数設けた掻込タイ
ン、85cは掻込リール駆動用チェーン、85dは同チェーン
85cのケースである。
【0033】また、前記プラットホーム83の下面側に
は、図2に示すように、左右長手状に伸延したバリカン
状の刈刃86を設けており、さらにプラットホーム83の底
板上方には、掻込オーガ87を架設している。
【0034】なお、上記した掻込リール85、刈刃86、掻
込オーガ87は、前記原動機部からの動力を伝達する伝導
軸などからなる伝導機構(図示せず)を介して回転駆動
される。
【0035】図2中、87a,87bは、掻込オーガ87の円周
面に、同オーガ87の軸方向中央部分を残して互いに反対
の旋回方向となるように設けられたスクリュー状掻板で
ある。また、87cは、スクリュー状掻板87a,87bが設けら
れていない前記オーガ87の軸方向中央部分に、円周の略
下面側で下向きに突出させ、路上面側で没するように出
没自在に設けられた掻込棒である。さらに、88は刈取前
処理装置8aの左右両端から前方へ突出させた分草体であ
る。
【0036】上記した刈取部8の構成により、掻込リー
ル85で後方に引き倒された穀稈を刈刃86で刈取り、そし
て、掻込オーガ87により集稈する。このとき、刈取られ
た穀稈は、掻込オーガ87に設けた前記スクリュー状掻板
87a,87bによりプラットホーム83上を横方向に送られ
て、掻込オーガ87の横方向中央部において掻込棒87cに
より掻きこまれ、前記フィーダハウス81の前端開口部に
おいて同フィーダハウス81内に設けたチェーンコンベヤ
81a(図3)に受け継がれて前記脱穀部5に搬送され
る。
【0037】ところで、前記掻込リール85は、図3に示
すように、穀稈の倒伏状態や生育状態に応じて、リール
昇降用油圧シリンダ89a及びリール前後調整用油圧シリ
ンダ89bにより、上下位置調節及び前後位置調節自在に
構成されている。
【0038】そして、掻込リール85の位置調節は、前記
調節用アクチュエータであるリール昇降用油圧シリンダ
89a及びリール前後調整用油圧シリンダ89bを介して、前
記キャビン3内に設けられた操縦部9おいて操作可能と
なっている。
【0039】なお、図3中、80は刈取部8の刈取り高さ
を自動調節するための接地型センサであり、支軸80aを
中心に下方へ回動して接地し、圃場の凹凸を検出するこ
とができるように構成されている。
【0040】ここで、本発明の要部となる操縦部9の構
成について、図4及び図5を参照しながら説明する。図
4は操縦部9の説明図、図5は同操縦部9内に設けられ
た刈取部昇降レバー96の説明図である。
【0041】操縦部9は、図4に示すように、前面にフ
ロントガラス31を備え、機体進行方向に対して右側面に
乗降ドア32を、左側にはガラス窓33を設けた平面視矩形
形状のキャビン3内に設けられている。32aは乗降ドア3
2の取っ手である。
【0042】操縦部9は、その前部中央に操縦コラム90
を立設し、同コラム90の上面に前記クローラ式走行装置
1,1を操向するための操向ハンドルであるステアリング
ホイル91を回転自在及び前後チルト自在に取付け、操縦
コラム90の後方には運転座席92を配設している。このよ
うに、運転座席92の前方には操縦コラム90のみを配置し
ているために、前方視界を広く確保している。90aはス
テアリングホイル91のチルト用レバー、91aはステアリ
ングホイル91を片手で容易に操作できるようにホイルに
回転自在に取り付けた補助グリップである。
【0043】また、操縦コラム90の左側方に、前記ガラ
ス窓33に沿って操作盤93を配設するとともに、同操作盤
93上に走行用の主変速レバー94を前後シフト自在に立設
している。
【0044】また、操縦コラム90の右側面からは、刈取
部昇降レバー96を横方向へ突設している。
【0045】同刈取部昇降レバー96は、図5に示すよう
に、クランク状に折曲形成されており、中立復帰付勢さ
れたコラム式で上下方向へ操作可能としている。96aは
刈取部昇降レバー96のガイド溝であり、操縦コラム90の
右側面に上下略直線状に形成されている。
【0046】そして、同刈取部昇降レバー96を上方向に
操作すると、刈取部8を上方へ移動させることができ、
下方向に操作すると、刈取部8を下方へ移動させること
ができる。
【0047】また、前記走行用の主変速レバー94には、
そのグリップ94aの前部に、刈取部8に設けた掻込リー
ル85の上下・前後位置調整スイッチS1,S2を設けてい
る。
【0048】同上下・前後位置調整スイッチS1,S2は、
前記グリップ94aの前側やや上部面から斜め前上方へ、
ツノ状に平行に突設されており、前後(上下)へ傾動自
在としている。
【0049】そして、それぞれのスイッチ操作によっ
て、掻込リール85を任意に上下動させて位置調整を可能
としている。
【0050】このように、本実施例によれば、一方の手
で主変速レバー94を操作しながら、他方の手でステアリ
ングホイル91を持って運転することができ、しかも、そ
のときに、掻込リール85の上下・前後への位置調節に関
しては、主変速レバー94上に上下・前後位置調整スイッ
チS1,S2を集中配置しているために、操向状態に合わせ
て容易かつ迅速に行うことができる。
【0051】さらに、本実施例では、主変速レバー94上
に、刈取部8全体が適正な作業開始位置と作業終了位置
となるように、掻込リール85を含む刈取部8全体の昇降
動作を制御する刈取部自動制御スイッチS3,S4を設けて
いる。
【0052】すなわち、本実施例によれば、ステアリン
グホイル91を中心に、左右いずれの側からでも(左:刈
取部自動制御スイッチS3,S4 右:刈取部昇降レバー9
6)刈取部8の操作ができることになり、様々な作業に
対応可能となっている。
【0053】かかる刈取部自動制御スイッチS3,S4は、
刈取部8を適正な刈取作業開始位置として予め設定され
た位置へ自動セットする動作と、刈取部8を適正な作業
終了位置として予め設定された位置へ自動セットする動
作とをそれぞれ行うもので、主変速レバー94の内側側
面、すなわち、運転座席92側にボタンスイッチの形態で
縦斜め方向に並設されている。
【0054】したがって、主変速レバー94のグリップ94
aに左手を掛けた状態で、その親指で簡単に操作するこ
とができる。
【0055】ところで、図4中、51aは穀粒を排出する
ための排出筒51の旋回や初期位置への収納などをコント
ロールするコントロールパネルであり、運転座席92の右
後側部に配設している。
【0056】また、93a,93bはスピードメータやタコメ
ータなどを中心とするメータ類、93cは刈取部8の昇降
スイッチ群、93dは刈取クラッチ、93eは揺動選別装置6
において、穀稈の状態に応じて穀粒などの漏下量を適宜
変更するためにシーブの角度を変更するシーブ角度変更
レバー、93fは刈取高微調整用ペダル、93gはリール回転
コントロールスイッチである。
【0057】(第2実施例)次に、図6を参照しながら
本発明の第2実施例について説明する。なお、汎用コン
バインAとしての基本構成は、第1実施例と同様であ
り、ここでの説明は省略する。また、使用する符号につ
いては、第1実施例と同一構成要素については同一符号
を用いている。
【0058】本実施例では、前述した刈取部自動制御ス
イッチS3,S4と同機能を有する刈取部操作レバー96'を、
図6に示すように、第1実施例で説明した刈取部昇降レ
バー96に代えて、操縦コラム90の右側方に突設してい
る。
【0059】かかる刈取部操作レバー96'も、上下方向
に操作可能とし、かつ、中立復帰付勢された構成とする
ことができる。
【0060】そして、下側に向けて操作すれば、刈取部
8を適正な刈取作業開始位置として予め設定された位置
へ自動セットすることができ、上側に向けて操作すれ
ば、刈取部8を適正な作業終了位置として予め設定され
た位置へ自動セットすることができるものである。
【0061】しかも、本実施例では、同刈取部操作レバ
ー96'をステアリングホイル91と操縦コラム90とを連結
するホイル軸91bに取付けている。
【0062】したがって、刈取部操作レバー96'はステ
アリングホイル91の回転に追従することになり、ステア
リングホイル91を手にしての旋回操作中であっても、常
に刈取部操作レバー96'が手元にあることになるので、
極めて操作性が良好なものとなる。
【0063】なお、刈取部操作レバー96'の操作方向を
上下方向に操作するものとしたが、前後方向に操作する
ように構成しても構わない。
【0064】さらに、このように、刈取部8を刈取開始
時と終了時の位置に自動セットする手段をコラム式とし
て操縦コラム90の右側に突設する形態としては、必ずし
も本実施例のようにホイル軸91bに取付ける必要はな
く、第1実施例において説明した刈取部昇降レバー96の
ように、操縦コラム90から突設しても構わない。
【0065】(第3実施例)次に、図7を参照しながら
本発明の第3実施例について説明する。なお、汎用コン
バインAとしての基本構成は、第1、第2実施例と同様
であり、ここでの説明は省略する。また、使用する符号
については、第1、第2実施例と同一構成要素について
は同一符号を用いている。
【0066】本実施例では、刈取部8の昇降レバーとし
てのコラム式操作レバー96''を、操縦コラム90の右側に
突設するとともに、上下・前後の十字状にシフト可能な
構成としている。ここでもレバー96''は中立復帰付勢さ
れた構成としている。96bはコラム式操作レバー96''の
ガイド溝であり、操縦コラム90の右側面に十字状に形成
されている。
【0067】そして、上・下へのシフト操作により刈取
部8を昇降させるとともに、前・後へのシフト操作によ
り、第1実施例における刈取部自動制御スイッチS3,S4
や、第2実施例における刈取部操作レバー96'同様に、
刈取部8の適正な作業開始位置へのセット動作(セッ
ト)と、刈取部8の適正な作業終了位置へのセット動作
(リフト)を行うようにしている。
【0068】このように、本実施例では、操縦コラム90
の右側部に設けたコラム式操作レバー96''を刈取部8の
マルチレバーとして機能させるようにしているので、作
業効率が向上するとともに、上下のシフトが刈取部8の
昇降、前後のシフトがセット及びリフトとしたことで、
レバー操作が感覚的に分かりやすい。
【0069】また、利き腕となることの多い右手による
操作なので、刈取部8の昇降操作の微調整が可能となる
とともに、左手の操作負担を軽減することができる。す
なわち、左手の負荷が軽減することによって、走行に関
する主変速レバー94の操作を確実に行えるので安全性が
向上する。
【0070】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0071】(1)請求項1記載の本発明では、走行装
置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部
に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドルを設けた操
縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する
脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦
部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおい
て、前記操向用ハンドルの横一側方に前記刈取部の昇降
レバーを設けるとともに、操向用ハンドルの横他側方に
走行用主変速レバーを設け、さらに、同走行用主変速レ
バーに、前記刈取部に設けた掻込リールの上下・前後位
置調整スイッチを設けたことにより、刈取部操作を簡単
な構成で行える。
【0072】また、リール関係のスイッチを集中させる
ことができ、操作性が向上する。また、使用頻度の高い
刈取部の昇降操作を利き腕となることの多い右手で操作
できるので、微調整も行いやすい。しかも、操向用ハン
ドルを持つ右手で刈取部の昇降操作ができ、左手は走行
に関する変速操作などに集中することができるので安全
性が高まる。
【0073】(2)請求項2記載の本発明では、走行用
主変速レバーに、刈取部全体が適正な作業開始位置と作
業終了位置となるように、掻込リールを含む刈取部全体
の昇降動作を制御する刈取部自動制御スイッチを設けた
ことにより、上記(1)の効果に加え、操向用ハンドルの
左右いずれの側からも刈取部の昇降操作が可能となり、
様々な作業に対応可能となる。
【0074】(3)請求項3記載の本発明では、走行装
置を具備する機体前方に刈取部を配設し、前記機体上部
に、前記走行装置を操縦する操向用ハンドルを設けた操
縦部と、前記刈取部で刈取り送給された穀稈を脱穀する
脱穀部とを設け、さらに、前記操向用ハンドルを、操縦
部前部の略左右中央位置に設けた汎用コンバインにおい
て、前記操向用ハンドルの横一側方に、前記刈取部の昇
降レバーを設け、しかも、同昇降レバーを上・下へシフ
ト操作することにより、刈取部を適正な作業開始位置へ
セットする動作と、刈取部を適正な作業終了位置へセッ
トする動作を行うようにしたことにより、操向用ハンド
ルを持つ右手で刈取のオート操作ができ、左手は走行に
関する変速操作などに集中することができるので安全性
が高まる。また、ハンドルを握ったままでの昇降レバー
操作も可能となるので操作性、安全性ともに向上する。
【0075】(4)請求項4記載の本発明では、刈取部
の昇降レバーを上下・前後の十字状にシフト可能な構成
とし、上・下へのシフト操作により刈取部を昇降させる
とともに、前・後へのシフト操作により、刈取部の適正
な作業開始位置へのセット動作と、刈取部の適正な作業
終了位置へのセット動作を行うようにしたことにより、
左手への操作負担を軽減し、左手による変速操作が確実
に行えるので安全性が向上する。また、刈取部操作をワ
ンレバーで行えるので作業効率が向上する。さらに、十
字状のシフトを行わせることで、操作が感覚的に分かり
やすい。
【0076】(5)請求項5記載の本発明では、走行用
主変速レバーを機体進行方向に対して左側に配設する一
方、刈取部の昇降レバーを右側に配設したことにより、
利き腕となることの多い右手による操作となるので刈取
部の微調整についても正確に行いやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用コンバインの側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】刈取部の説明図である。
【図4】第1実施例に係る操縦部の説明図である。
【図5】同刈取部昇降レバーの説明図である。
【図6】第2実施例を示す説明図である。
【図7】第3実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 汎用コンバイン S1 上下位置調整スイッチ S2 前後位置調整スイッチ 1 クローラ式走行装置 2 機体 3 キャビン 5 脱穀部 8 刈取部 85 掻込リール 91 操向用ハンドル 94 主変速レバー 96 刈取部昇降レバー 96’刈取部操作レバー 96''コラム式操作レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B076 AA04 BA07 CA03 CA08 CD03 DC01 DC03 2B081 AA03 BB23 CC21 FA03 FA04 2B382 JA02 JA03 JA22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行装置を具備する機体前方に刈取部を配
    設し、前記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用
    ハンドルを設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給さ
    れた穀稈を脱穀する脱穀部とを設け、さらに、前記操向
    用ハンドルを、操縦部前部の略左右中央位置に設けた汎
    用コンバインにおいて、 前記操向用ハンドルの横一側方に前記刈取部の昇降レバ
    ーを設けるとともに、操向用ハンドルの横他側方に走行
    用主変速レバーを設け、さらに、同走行用主変速レバー
    に、前記刈取部に設けた掻込リールの上下・前後位置調
    整スイッチを設けたことを特徴とする汎用コンバイン。
  2. 【請求項2】走行用主変速レバーに、刈取部全体が適正
    な作業開始位置と作業終了位置となるように、掻込リー
    ルを含む刈取部全体の昇降動作を制御する刈取部自動制
    御スイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の汎
    用コンバイン。
  3. 【請求項3】走行装置を具備する機体前方に刈取部を配
    設し、前記機体上部に、前記走行装置を操縦する操向用
    ハンドルを設けた操縦部と、前記刈取部で刈取り送給さ
    れた穀稈を脱穀する脱穀部とを設け、さらに、前記操向
    用ハンドルを、操縦部前部の略左右中央位置に設けた汎
    用コンバインにおいて、 前記操向用ハンドルの横一側方に、前記刈取部の昇降レ
    バーを設け、しかも、同昇降レバーを上・下へシフト操
    作することにより、刈取部を適正な作業開始位置へセッ
    トする動作と、刈取部を適正な作業終了位置へセットす
    る動作を行うことを特徴とする汎用コンバイン。
  4. 【請求項4】刈取部の昇降レバーを上下・前後の十字状
    にシフト可能な構成とし、上・下へのシフト操作により
    刈取部を昇降させるとともに、前・後へのシフト操作に
    より、刈取部の適正な作業開始位置へのセット動作と、
    刈取部の適正な作業終了位置へのセット動作を行うよう
    にしたことを特徴とする請求項1又は3のいずれか1項
    に記載の汎用コンバイン。
  5. 【請求項5】走行用主変速レバーを機体進行方向に対し
    て左側に配設する一方、刈取部の昇降レバーを右側に配
    設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の汎用コンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110432005A (zh) * 2014-09-02 2019-11-12 株式会社久保田 收割机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110432005A (zh) * 2014-09-02 2019-11-12 株式会社久保田 收割机
CN110432005B (zh) * 2014-09-02 2022-04-08 株式会社久保田 收割机

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