JP2001211726A - コンバインの乗降装置 - Google Patents

コンバインの乗降装置

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JP2001211726A JP2000392757A JP2000392757A JP2001211726A JP 2001211726 A JP2001211726 A JP 2001211726A JP 2000392757 A JP2000392757 A JP 2000392757A JP 2000392757 A JP2000392757 A JP 2000392757A JP 2001211726 A JP2001211726 A JP 2001211726A
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尋正 菊沢
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康治 奥本
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乗降用ステップが人や作物、あるいは他の物体
と衝突することを回避させると共に、作業者が座席に座
った状態で乗降用ステップの出し入れを簡単に行なえる
コンバインの乗降装置を提供せんとするものである。 【解決手段】刈取装置3、脱穀装置8、穀粒貯留装置9
を有するコンバインにおいて、運転座席32の前側下方
に乗降用ステップ83を回動自在に設けると共に、操縦
部10のフロア69の上方に乗降用ステップ83を出し
入れさせる操作具を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、、コンバインの
乗降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの乗降を容易にするた
めに補助ステップを設けたものが知られている。この従
来装置にあっては、補助ステップを乗降部に固定したも
のと、回動自在に支持して収納可能に構成したものとが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置のうち、前者
の場合には補助ステップが機体の外側方に大きく張出し
ているために走行中に人や作物あるいは壁などに当たる
恐れがあり、危険であるだけでなく、ステップ自体を変
形させたりする恐れがあった。
【0004】また、後者にあっては、コンバインから降
りたときでないと補助ステップを回動させることができ
ないという不具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題に鑑
みて提案するものであって、コンバインに乗った状態で
補助ステップの回動操作ができるようにしたものであ
る。このため、次のような技術的手段を講じた。
【0006】即ち、左右のクローラ式走行装置6,6の
上方に機台7を設け、この機台7上部に脱穀装置8と穀
粒貯留装置9とを設け、前記脱穀装置8の前方に刈取装
置3を昇降自在に支持してなるコンバインにおいて、運
転座席32の前側下方には乗降用ステップ83を回動自
在に設けると共に、操縦部10のフロア69の上方に前
記乗降用ステップ83を出し入れさせる操作具を設けた
ことを特徴とするコンバインの乗降装置の構成とする。
【0007】
【発明の作用】刈取作業を終えて機体から降りるときに
は、操縦部10のフロア69の上方に設けられた操作具
を適宜操作して乗降用ステップ83を張出し状態に設定
し、作業者はこの乗降用ステップ83を利用して降車す
る。作業を開始すべくコンバインに乗り込むときには張
出し状態にあるこの乗降用ステップ83を利用して乗り
込み、次いで前記操作具を操作して乗降用ステップ83
を上方へ回動させる。
【0008】
【発明の効果】この発明は前述の通り、左右のクローラ
式走行装置6,6の上方に機台7を設け、この機台7上
部に脱穀装置8と穀粒貯留装置9とを設け、前記脱穀装
置8の前方に刈取装置3を昇降自在に支持してなるコン
バインにおいて、運転座席32の前側下方には乗降用ス
テップ83を回動自在に設けると共に、操縦部10のフ
ロア69の上方に前記乗降用ステップ83を出し入れさ
せる操作具を設けたことを特徴とするコンバインの乗降
装置としたので、コンバインに乗った状態で乗降用ステ
ップ83の出し入れが行なえ、従来装置に比較して操作
性が向上するだけでなく、作業中に乗降用ステップが人
や作物を引っ掛ける恐れもなく安全性が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて、この発明の
実施例を説明する。コンバインの機体は、無限軌道帯式
の左右の走行装置6,6(1)の上方に機台7を設け、
該機台7の上部に、脱穀装置8と穀粒貯留装置9とを並
設し、更に操縦部10、エンジン11等を設けて構成す
る。前記脱穀装置8の前方には刈取装置3を昇降自在に
設ける。
【0010】前記走行装置6,6は、転輪フレ−ム12
に軸着した複数の転輪13群、及び走行ミッションケ−
ス14から駆動されるホイルスプロケット15,15に
クロ−ラ16,16を巻き掛けて構成する。前記操縦部
10は前記機台7前部一側上に配置し、該操縦部10後
方下部に前記エンジン11を配置する。
【0011】そして、前記エンジン11の出力軸より駆
動される二重プ−リ型のメイン出力プ−リ17と、前記
走行ミッションケ−ス14内側面から機体内側方へ突出
する入力軸18に設ける走行入力プ−リ19とにわたっ
て走行伝動ベルト20を巻回する。また、前記機台7上
には、前記操縦部10と間隔を置いた他側部位に刈取支
持台21を立設する。該刈取支持台21上端部には前記
刈取装置3を上下回動自在に横軸支承する。この状態
で、前記刈取装置3の駆動入力源である刈取入力プ−リ
22は、前記刈取支持台21より機体内側方に配置され
る。
【0012】そして、前記走行ミッションケ−ス14外
側面から機体外側方へ突出する刈取出力軸23に設ける
刈取出力プ−リ24と、前記刈取入力プ−リ22とにわ
たって刈取伝動ベルト25を巻き掛ける。更に、該刈取
伝動ベルト25の張力を緩緊させることにより駆動力の
伝達を入り切りする刈取テンションロ−ラ26を配設
し、これによって刈取クラッチ27を構成する。
【0013】また、前記脱穀装置8前方上部には、該脱
穀装置8各部への駆動入力源となる脱穀入力プ−リ28
を配置する。そして、該脱穀入力プ−リ28と前記メイ
ン出力プ−リ17とにわたって脱穀伝動ベルト29を巻
き掛ける。更に、該脱穀伝動ベルト29の張力を緩緊さ
せることにより駆動力の伝達を入り切りする脱穀テンシ
ョンロ−ラ30を配設し、これによって脱穀クラッチ3
1を構成する。
【0014】一方、前記操縦部10においては、座席3
2の前方に前部操作パネル33を設け、該前部操作パネ
ル33上に操向レバ−34、及びハンドル35を立設す
る。前記操向レバ−34は、左右方向の傾動により、前
記走行ミッションケ−ス14内の左右サイドクラッチギ
ヤ(図示せず)をセンタ−ギヤ(図示せず)に対して係
合、離脱操作するもので、これによって、前記左右のホ
イルスプロケット15,15の駆動を入り切りして機体
の操向を行うものである。また、該操向レバ−34を前
後方向に傾動することによって、前記刈取装置3を機台
7に対して上下動させるよう構成するものである。
【0015】また、前記操縦部10における前記座席3
2の機体内側側方には、側部操作パネル36を設ける。
そして、該側部操作パネル36には、走行変速レバ−
2、刈取クラッチレバ−4、脱穀クラッチレバ−37を
立設する。前記走行変速レバ−2は、前記操縦部10の
機体内側壁38に固着したステ−39に前後方向及び左
右方向に回動自在に軸着し、該変速レバ−2と一体のア
−ム40を、前記走行ミッションケ−ス14の無段変速
装置の変速ア−ム41に長さ調整可能ロッド42連結す
る。この構成により、前記走行変速レバ−2を、略直立
状態の中立位置から前方へ傾動させるほど前記無段変速
装置が前進高速側に操作され、また、中立位置から後方
へ傾動させるほど前記無段変速装置が後進高速側に操作
されるものである。
【0016】また、前記刈取クラッチレバ−4は、前記
側部操作パネル36に一体のステ−43に前後方向回動
自在に軸着し、該刈取クラッチレバ−4に一体のア−ム
44を、前記刈取クラッチ27の刈取テンションロ−ラ
26の支持ア−ム45に、長さ調整可能ロッド46及び
引張スプリング47を介して連結する。この構成によ
り、前記刈取クラッチレバ−4を後方へ切り換え傾動す
ると、前記刈取クラッチ27が切り操作されて刈取装置
3が停止し、また、前記刈取クラッチレバ−4を前方へ
切り換え傾動すると、前記刈取クラッチ27が入り操作
されて刈取装置3が駆動するものである。
【0017】また、前記脱穀クラッチレバ−37は、前
記側部操作パネル36に一体のステ−43に対して、前
記刈取クラッチレバ−4と同軸に前後方向回動自在に軸
着し、該脱穀クラッチレバ−37に一体のア−ム48
を、前記脱穀クラッチ31の脱穀テンションロ−ラ30
の支持ア−ム49に、長さ調整可能ロッド50及び引張
スプリング51を介して連結する。この構成により、前
記脱穀クラッチレバ−37を後方へ切り換え傾動する
と、前記脱穀クラッチ31が切り操作されて脱穀装置8
が停止し、また、前記脱穀クラッチレバ−37を前方へ
切り換え傾動すると、前記脱穀クラッチ31が入り操作
されて脱穀装置8が駆動するものである。
【0018】一方、前記側部操作パネル36には、前後
方向長孔形状の走行変速レバ−案内溝52、刈取クラッ
チレバ−案内溝53、脱穀クラッチレバ−案内溝54を
設ける。該走行変速レバ−案内溝52、刈取クラッチレ
バ−案内溝53、脱穀クラッチレバ−案内溝54は、こ
の順序で前記座席32に近い順に、互いに近接して、互
いに平行に設ける。
【0019】また、前記走行変速レバ−案内溝52は、
平面視において、前後方向中間部の前進低速域変速溝5
5が、これより前方部の前進高速域変速溝56及びこれ
より後方の後進変速域57よりも前記座席32寄りに偏
位した屈曲形状に構成する。そして、該走行変速レバ−
案内溝52下方から前記走行変速レバ−2を上方へ突出
させて設ける。これにより、前記走行変速レバ−2を、
前記前進低速域変速溝55後部の中立位置とすると、前
記走行ミッションケ−ス14の無段変速装置は駆動停止
状態となり、機体の走行は停止される。また、前記走行
変速レバ−2を前記中立位置から前方へ傾動していく
と、これに従い、該走行変速レバ−2と一体のア−ム4
0、長さ調整可能ロッド42を介して前記走行ミッショ
ンケ−ス14の無段変速装置の変速ア−ム41が前進高
速側に回動操作され、この結果、機体は前進走行を増速
していくこととなる。また、前記走行変速レバ−2を、
前記中立位置から後方へ傾動していくと、これに従い、
該走行変速レバ−2と一体のア−ム40、長さ調整可能
ロッド42を介して前記走行ミッションケ−ス14の無
段変速装置の変速ア−ム41が低速側に回動操作され、
この結果、機体は後進走行を増速していくこととなる。
前記走行変速レバ−2が、前記走行変速レバ−案内溝5
2前後端部にまで傾動された状態が、前進及び後進の最
高速となる。このような走行変速操作において、前記走
行変速レバ−2は、前記前進低速域変速溝55から、前
記前進高速域変速溝56へ回動操作されると、これに伴
い、前記走行変速レバ−案内溝52の屈曲形状により、
前記刈取クラッチレバ−案内溝53側へ傾倒、接近す
る。
【0020】一方、前記刈取クラッチレバ−案内溝53
は、平面視直線形状に構成し、下方から前記刈取クラッ
チレバ−4を上方へ突出させる。前記刈取クラッチレバ
−4を前記刈取クラッチレバ−案内溝53後端部に切り
換え傾動した状態においては、前記刈取クラッチ27は
切り状態となり、刈取装置3は停止状態となる。また、
前記刈取クラッチレバ−4を前記刈取クラッチレバ−案
内溝53前端部に切り換え傾動すると、該刈取クラッチ
レバ−4に一体のア−ム44、長さ調整可能ロッド46
及び引張スプリング47を介して前記支持ア−ム45が
強制回動される。そして、前記刈取テンションロ−ラ2
6が前記刈取伝動ベルト25に伝動張力を付与する状態
となる。これにより、前記刈取クラッチ27が入り状態
となり、前記刈取装置3が駆動されるのである。
【0021】また、前記脱穀クラッチレバ−37、脱穀
クラッチレバ−案内溝54においても、前記刈取クラッ
チレバ−4、刈取クラッチレバ−案内溝53と同様に構
成するものである。しかして、前記刈取クラッチレバ−
4の先端部には、把持部を兼ねると共に、前記座席32
側、即ち前記走行変速レバ−2側へ屈曲した係合部5を
取り付ける。また、該係合部5は、固定ピンPによる位
置変更式又は螺子Vによる螺合式により、刈取クラッチ
レバ−4に対してその長手方向に取付け位置調節可能に
構成し、これにより、前記刈取クラッチレバ−4を伸縮
調節可能とする。この構成により、前記刈取クラッチレ
バ−4を前記刈取クラッチレバ−案内溝53前端部に切
り換え傾動した状態において、前記係合部5は、前記走
行変速レバ−案内溝52の前進高速域変速溝56上方に
配置される。また、前記刈取クラッチレバ−4先端部に
対する前記係合部5の取付け位置を変更調節することに
より、前記前進高速域変速溝56上方における該係合部
5の配置位置を前後方向に変更調節することができる。
【0022】以上の構成による、コンバインの刈取作業
について説明する。作業開始にあたり、エンジン11を
駆動して、刈取クラッチレバ−4及び脱穀クラッチレバ
−37を前端部へ切り換え傾動し、刈取装置3及び脱穀
装置8を駆動する。そして、この状態で走行変速レバ−
2を徐々に前方へ傾動して機体を前進増速し、未刈穀稈
列に侵入し、刈取を開始する。前記刈取装置3によって
刈り取られた穀稈は前記脱穀装置8へ投入されて脱穀処
理を受け、脱粒した穀粒は穀粒貯留装置9へ投入され、
排藁は脱穀装置8後部から外方へ排出される。
【0023】このような刈取作業中には、前述のように
前記刈取クラッチレバ−4が前端部へ切り換え傾動され
ている。このため、該刈取クラッチレバ−4先端部に設
ける係合部5は、前記走行変速レバ−2の前進高速域変
速溝56上方に配置されることになる。従って、前記走
行変速レバ−2を前進高速側へ傾動していく際、該走行
変速レバ−2は、前記係合部5との当接によりその前方
最大傾動角度を規制される。これによって、過大な前進
増速を防ぐことができる。また、前記刈取クラッチレバ
−4に対する係合部5の取付け位置を変更調節すること
により、前記前進高速域変速溝56上方における前記係
合部5の配置位置を前後方向に変更調節し、前述の前方
最大傾動角度を変更調節することができる。即ち、規制
最高速度を任意に変更設定できるのである。
【0024】また、前記走行ミッションケ−ス14内に
は、前記無段変速装置から駆動されるセンタ−ギヤ58
を、サイドクラッチ軸59に取付ける。そして、前記セ
ンタ−ギヤ58に対して左右両側から係合可能なサイド
クラッチギヤ60,60を、前記サイドクラッチ軸59
に回転自在、及び軸心方向摺動自在に設ける。
【0025】更に、カウンタ軸61に対して左右のカウ
ンタギヤ62,62を回転自在に設け、該左右のカウン
タギヤ62,62を前記左右のサイドクラッチギヤ6
0,60に常時噛み合わせる。そして、左右のホイル軸
63,63内端部に取り付ける左右のホイル駆動ギヤ6
4,64を、前記左右のカウンタギヤ62,62に常時
噛み合わせる。前記左右のホイル軸63,63外端部に
は前記左右のホイルスプロケット15,15を取り付け
る。
【0026】また、前記左右のサイドクラッチギヤ6
0,60には、左右のスライドシフタ65,65を係合
させる。該左右のスライドシフタ65,65は、前記走
行ミッションケ−ス14外部へ突出する左右のシフタ軸
66,66内端部に取り付けたシフトア−ム67,67
に軸着する。また、前記左右のシフタ軸66,66外端
部にはサイドクラッチ操作ア−ム68,68を取り付け
る。
【0027】一方、前記操縦部10のステップ69上に
は、ブレ−キペダル70を配置する。該ブレ−キペダル
70は、踏込面71とア−ム72とから成り、該ア−ム
72の基部を前記ステップ69下側面に横軸軸着し、上
下回動自在に構成する。前記ア−ム72中間部側面に
は、第1プ−リ73を横軸軸着する。また、前記ステッ
プ69下側面において、前記ア−ム72上方且つ前記第
1プ−リ73後方に該当する部位に、第2プ−リ74を
横軸軸着する。また、前記ステップ69下側面におい
て、前記第1プ−リ73上方部位には、係止ステ−75
を固着して設ける。更に、前記機台7側の固定部にカウ
ンタ部材76を横軸軸着して設ける。該カウンタ部材7
6は、上側ア−ム77、下側ア−ム78、及び横側ア−
ム79を放射方向に一体的に有する。
【0028】そして、前記係止ステ−75に操作ワイヤ
80の一端部を係止し、該操作ワイヤ80を、前記第1
プ−リ73の下側に巻き掛けた後、前記第2プ−リ74
の上側に巻き掛けて垂下し、前記カウンタ部材76の横
側ア−ム79先端部に係止する。また、前記カウンタ部
材76の上側ア−ム77先端部と前記左のサイドクラッ
チ操作ア−ム68先端部との間、及び前記カウンタ部材
76の下側ア−ム78先端部と前記右のサイドクラッチ
操作ア−ム68先端部との間を、夫々、連動ロッド8
1,81によって連結する。
【0029】また、前記サイドクラッチ軸59両側端部
には、前記左右のサイドクラッチギヤ60,60外側部
が係合可能なサイドブレ−キ82,82を設ける。以上
の構成により、前記ブレ−キペダル70を踏み込み操作
すると、前記ア−ム72の下方回動により前記第1プ−
リ73が下降し、該第1プ−リ73と前記第2プ−リ7
4とが離間する。このとき、前記操作ワイヤ80の一端
部と、第2プ−リ74は前記機台7に対して位置不動で
あるので、結果として、前記操作ワイヤ80の他端部が
引き上げられることとなる。これにより、前記横側ア−
ム79が上方回動せられ、これに一体の前記上側ア−ム
77及び下側ア−ム78が回動し、前記連動ロッド8
1,81を介して前記サイドクラッチ操作ア−ム68,
68を回動させる。これによって、前記左右のスライド
シフタ65,65が互いに逆方向へスライドし、前記左
右のサイドクラッチギヤ60,60を、前記センタ−ギ
ヤ58から離脱させた後、前記サイドブレ−キ82,8
2に係合させる。この結果、前記左右のサイドクラッチ
ギヤ60,60以下の伝動が絶たれ、前記走行装置6,
6の駆動は停止される。このようなブレ−キ操作は、前
述のように、第1プ−リ73、第2プ−リ74を介した
操作ワイヤ80の引き力によって行われるため、軽い操
作力により、前記ブレ−キペダル70を踏み込み操作で
きる。
【0030】また、前記操縦部10には、該操縦部10
への乗り降りを容易にするために、補助ステップ83を
設ける。該補助ステップ83は、その基部を前記ステッ
プ69外側面84の内壁に軸着し、該外側面84に形成
する開口部85から出し入れ回動自在とする。そして、
前記補助ステップ83は、中間部に連結した収納ワイヤ
86の引き操作により上方回動し、前記ステップ69下
方に収納される。また、該補助ステップ83収納位置に
おいて、該補助ステップ83回動端部には、張出し操作
レバ−87の下端部外側を当接させる。該張出し操作レ
バ−87は、中間部を前記ステップ69下面に横軸軸着
し、戻しスプリング88の引き力に抗して機体外側方へ
回動操作可能に構成する。該張出し操作レバ−87の機
体外側方への回動操作により、該張出し操作レバ−87
下端部外側に当接していた前記補助ステップ83を外側
へ押し、前記開口部85より外方へ張出し回動させる。
これによって、該補助ステップ83は使用状態となる。
尚、前記補助スッテプ83収納状態において、前記収納
ワイヤ86のノブ89は、前記スッテプ69より上方に
設ける係止部材90に係止しておく。
【0031】以上の構成により、作業者が操縦部10に
搭乗したままで、前記補助ステップ83を容易に出し入
れ操作できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における要部の説明用側面
図である。
【図2】この発明の一実施例における要部の説明用正面
図である。
【図3】この発明の一実施例における要部の作用説明用
平面図である。
【図4】この発明の一実施例における一部の部分説明図
である。
【図5】この発明の一実施例における一部の部分説明図
である。
【図6】この発明の一実施例におけるコンバインの側面
図である。
【図7】この発明の一実施例におけるコンバインの平面
図である。
【図8】この発明の実施例における一部の説明用斜視図
である。
【図9】この発明の実施例における一部の説明用正面図
である。
【図10】この発明の実施例における一部の説明用側面
図である。
【符号の説明】
1 走行装置 2 走行変速レバ− 3 刈取装置 4 刈取クラッチレバ− 5 係合部 6 走行装置 7 機台 8 脱穀装置 10 操縦部 69 フロア 83 乗降用ステップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右のクローラ式走行装置6,6の上方に
    機台7を設け、この機台7上部に脱穀装置8と穀粒貯留
    装置9とを設け、前記脱穀装置8の前方に刈取装置3を
    昇降自在に支持してなるコンバインにおいて、運転座席
    32の前側下方には乗降用ステップ83を回動自在に設
    けると共に、操縦部10のフロア69の上方に前記乗降
    用ステップ83を出し入れさせる操作具を設けたことを
    特徴とするコンバインの乗降装置。
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JP2007153478A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Yoshitani Kikai Seisakusho:Kk 高所活動車
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KR101919153B1 (ko) * 2010-10-29 2018-11-15 가부시끼 가이샤 구보다 콤바인의 스텝 조작 기구

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