JP3508760B2 - コンバインの乗降装置 - Google Patents

コンバインの乗降装置

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JP3508760B2
JP3508760B2 JP2001372804A JP2001372804A JP3508760B2 JP 3508760 B2 JP3508760 B2 JP 3508760B2 JP 2001372804 A JP2001372804 A JP 2001372804A JP 2001372804 A JP2001372804 A JP 2001372804A JP 3508760 B2 JP3508760 B2 JP 3508760B2
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lever
auxiliary
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cutting
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繁夫 小林
尋正 菊沢
康治 奥本
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインの操
縦席に乗り降りするための補助ステップを設けたコンバ
インの乗降装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、実開昭63−72134号のマイ
クロフィルム、実開昭59−178027号のマイクロ
フィルム、実開昭62−151146号公報に示される
ように、コンバインの操縦部のステップの外側下方に乗
降用の補助ステップを、機体側面に添わせる収納状態と
機体側面から張出す張出状態とに切換自在に設けたもの
がある。 【0003】この補助ステップを張出状態にすれば、操
縦者がその補助ステップを利用してステップ上へ楽に乗
り降りでき、しかも、走行中は補助ステップを収納状態
にしておけば、障害物と接触して損傷することが生じ難
い。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、補助
ステップを機体側面から外方へ突出する取付け部に回動
自在に取付けて、補助ステップを機体側面に添わせる収
納状態と機体側面から張出す張出状態とに移動自在に設
けたものであり、収納状態では、補助ステップ自体と補
助ステップの取付け部とが機体側面から突出した状態と
なっている。 【0005】このため、高畦や塀の近くで刈取作業走行
をする場合、補助ステップを収納してしても補助ステッ
プとその取付け部が機体側面から外側方に突出している
ので、それが邪魔になって機体を畦や塀に近寄せて刈取
り作業走行することができにくく、よって、刈り残しが
生じることがある。また、穀稈群の間を割って入って刈
取作業走行をする場合には、機体側面から外側方に突出
する補助ステップとその取付け部に未刈穀稈をひっかけ
てしまい、適確な刈取作業走行が行い難い問題がある。 【0006】また、上記実開昭62−151146号公
報に記載された発明においては、補助ステップを収納状
態と張出状態とに切換操作する操作具が単一の操作具で
あり、この単一の操作具を左右に回動させて補助ステッ
プを出し入れする構成であるため、この操作具を誤操作
しやすい欠点がある。しかも、この単一の操作具が操作
パネルに設けられるために、路上走行中に誤操作によっ
て補助ステップを張り出してしまいやすく、この補助ス
テップが障害物に衝突して破損するおそれがある。ま
た、刈取作業走行中に誤操作によって補助ステップを張
り出してしまうと、この補助ステップが高畦や塀に衝突
して破損するおそれがあり、穀稈群の間を割って入って
刈取作業走行をしているときに誤操作によって補助ステ
ップを張り出してしまうと、この補助ステップに未刈穀
稈をひっかけてしまい、稈切れを起 こして収穫損失を来
す問題がある。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、以下の様な技術的手段を講ず
る。すなわち、無限軌道帯式の走行装置6,6の上方に
機台7を設け、該機台7の上部に脱穀装置8と穀物貯留
装置9と操縦部10を設け、脱穀装置8の前方に刈取装
置3を設け、前記操縦部10の座席32の前側下方で前
記機台7より上方にステップ69を形成し、該ステップ
69の外側下方に乗降用の補助ステップ83を設けたコ
ンバインにおいて、前記ステップ69の外端部下方で機
台7より上方の外側面84に開口部85を形成し、該外
側面84より機体内側に設けた取付け部に補助ステップ
83を取付けて該補助ステップ83を前記開口部85内
に入り込んで収納される収納状態と開口部85の外側下
位で前記機台7より下方に張出す張出状態とに切換自在
に設け、上下方向への操作によって該補助ステップ83
を前記収納状態に切換操作することのできる第一操作具
89と、回動操作によって該補助ステップ83を張出状
態に切換操作することのできる第二操作具87とを、こ
れら両操作具89,87の高さを異ならせて、前記ステ
ップ69の外側面84付近であって該ステップ69より
上側で座席32よりも低い位置に並設したことを特徴と
するコンバインの乗降装置としたものである。 【0008】 【作用】上記構成としたコンバインの乗降装置は、第一
操作具89と第二操作具87とを操縦者が操作すること
で、補助ステップ83が収納状態と張出状態とに切換わ
る。補助ステップ83は、外側面84より機体内側に設
けた取付け部に取付けられていて、収納状態では、ステ
ップ69の外端部下方で機台7より上方の外側面84に
形成した開口部85内に入り込んで収納され、張出状態
では、開口部85の外側下位で機台7より下方に張出
す。 【0009】このように第一操作具89と第二操作具8
7とを操作する際、これら二つの操 作具89,87はそ
の操作方向が異なり、しかも、これら二つの操作具8
9,87はその高さも異なるために、これら二つの操作
具89,87を取り違える誤操作を起こしにくくなる。
しかも、この第一操作具89と第二操作具87とは、ス
テップ69の外側面84付近であって該ステップ69よ
り上側で座席32よりも低い位置に並設されるために、
例えば座席32に着座した操縦者がこれら二つの操作具
89,87を操作する際に自ずと下向きに手を伸ばす姿
勢になりやすく、この補助ステップ83の切換操作時に
走行操作が中断されがちになりやすくなる。 【0010】 【発明の効果】この発明は、上記のように、無限軌道帯
式の走行装置6,6の上方に機台7を設け、該機台7の
上部に脱穀装置8と穀物貯留装置9と操縦部10を設
け、脱穀装置8の前方に刈取装置3を設け、前記操縦部
10の座席32の前側下方で前記機台7より上方にステ
ップ69を形成し、該ステップ69の外側下方に乗降用
の補助ステップ83を設けたコンバインにおいて、補助
ステップ83を収納状態と張出状態とに切換自在に設け
たものなので、補助ステップ83を張出状態にすれば、
操縦者がその補助ステップ83を利用してステップ69
上へ楽に乗り降りでき、走行中は補助ステップ83を収
納状態にしておけば、障害物と接触して損傷することが
生じ難い。 【0011】また、前記ステップ69の外端部下方で機
台7より上方の外側面84に開口部85を形成し、該外
側面84より機体内側に設けた取付け部に補助ステップ
83を取付けて該補助ステップ83を前記開口部85内
に入り込んで収納される収納状態と開口部85の外側下
位で前記機台7より下方に張出す張出状態とに切換自在
に設けたものなので、補助ステップ83を張出状態にし
たときには、補助ステップ83が開口部85の外側下位
に張り出し、且つ、機台7より下方に張出すので、地面
から補助ステップ83への乗り降りが容易に行える。し
かも、そのように設けたものでありながら、補助ステッ
プ83は外側面84より機体内側に設けた取付け部に取
付けて、補助ステップ83の収納時には、ステップ69
と機台7との間の外側面84に形成した開口部85内に
入り込んで収納されるので、従来技術のように補助ステ
ップとその取付け部が機体側面っから外側方に大きく突
出しないので、高畦や塀の近くで刈取作業走行をする場
合に、機体を畦や塀に近寄せて刈取り作業走行すること
ができ、また、穀稈群の間を割って入って刈取作業走行
をする場合に、補助ステップとその取付け部に未刈穀稈
がひっかかりにくくなって、刈取作業走行が適確に行え
る。 【0012】しかも、補助ステップ83を収納状態に切
換操作することのできる第一操作具89と補助ステップ
83を張出状態に切換操作することのできる第二操作具
87とが、その操作方向および高さの異なるものである
ために、これら二つの操作具89,87を取り違える誤
操作を起こしにくくなり、また、この第一操作具89と
第二操作具87とは、ステップ69の外側面84付近で
あって該ステップ69より上側で座席32よりも低い位
置に並設されるために、例えば補助ステップ83の切換
操作時に操縦者による走行操作が中断されがちになりや
すくなり、これによって、路上走行中に誤操作によって
補助ステップ83を張り出してしまうことが少なくな
り、この補助ステップ83が障害物に衝突して破損する
おそれを少なくすることができる。また、刈取作業走行
中に誤操作によって補助ステップ83を張り出してしま
うことが少なくなり、穀稈群の間を割って入って刈取作
業走行をする際にこの補助ステップ83に未刈穀稈をひ
っかけてしまうことが少なくなり、稈切れによる収穫損
失の発生を少なくすることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、コンバ
インを例示して詳細に説明する。コンバインの機体は、
無限軌道帯式の左右の走行装置6,6(1)の上方に機
台7を設け、該機台7の上部に、脱穀装置8と穀粒貯留
装置9とを並設し、更に操縦部10、エンジン11等を
設けて構成する。前記脱穀装置8の前方には刈取装置3
を昇降自在に設ける。 【0014】前記走行装置6,6は、転輪フレ−ム12
に軸着した複数の転輪13群、及び走行ミッションケ−
ス14から駆動されるホイルスプロケット15,15に
クロ−ラ16,16を巻き掛けて構成する。前記操縦部
10は前記機台7前部一側上に配置し、該操縦部10後
方下部に前記エンジン11を配置する。 【0015】そして、前記エンジン11の出力軸より駆
動される二重プ−リ型のメイン出力プ−リ17と、前記
走行ミッションケ−ス14内側面から機体内側方へ突出
する入力軸18に設ける走行入力プ−リ19とにわたっ
て走行伝動ベルト20を巻回する。 【0016】また、前記機台7上には、前記操縦部10
と間隔を置いた他側部位に刈取支持台21を立設する。
該刈取支持台21上端部には前記刈取装置3を上下回動
自在に横軸支承する。この状態で、前記刈取装置3の駆
動入力源である刈取入力プ−リ22は、前記刈取支持台
21より機体内側方に配置される。そして、前記走行ミ
ッションケ−ス14外側面から機体外側方へ突出する刈
取出力軸23に設ける刈取出力プ−リ24と、前記刈取
入力プ−リ22とにわたって刈取伝動ベルト25を巻き
掛ける。更に、該刈取伝動ベルト25の張力を緩緊させ
ることにより駆動力の伝達を入り切りする刈取テンショ
ンロ−ラ26を配設し、これによって刈取クラッチ27
を構成する。 【0017】また、前記脱穀装置8前方上部には、該脱
穀装置8各部への駆動入力源となる脱穀入力プ−リ28
を配置する。そして、該脱穀入力プ−リ28と前記メイ
ン出力プ−リ17とにわたって脱穀伝動ベルト29を巻
き掛ける。更に、該脱穀伝動ベルト29の張力を緩緊さ
せることにより駆動力の伝達を入り切りする脱穀テンシ
ョンロ−ラ30を配設し、これによって脱穀クラッチ3
1を構成する。 【0018】一方、前記操縦部10においては、座席3
2の前方に前部操作パネル33を設け、該前部操作パネ
ル33上に操向レバ−34、及びハンドル35を立設す
る。前記操向レバ−34は、左右方向の傾動により、前
記走行ミッションケ−ス14内の左右サイドクラッチギ
ヤ(図示せず)をセンタ−ギヤ(図示せず)に対して係
合、離脱操作するもので、これによって、前記左右のホ
イルスプロケット15,15の駆動を入り切りして機体
の操向を行うものである。また、該操向レバ−34を前
後方向に傾動することによって、前記刈取装置3を機台
7に対して上下動させるよう構成するものである。 【0019】また、前記操縦部10における前記座席3
2の機体内側側方には、側部操作パネル36を設ける。
そして、該側部操作パネル36には、走行変速レバ−
2、刈取クラッチレバ−4、脱穀クラッチレバ−37を
立設する。前記走行変速レバ−2は、前記操縦部10の
機体内側壁38に固着したステ−39に前後方向及び左
右方向に回動自在に軸着し、該変速レバ−2と一体のア
−ム40を、前記走行ミッションケ−ス14の無段変速
装置の変速ア−ム41に長さ調整可能ロッド42連結す
る。この構成により、前記走行変速レバ−2を、略直立
状態の中立位置から前方へ傾動させるほど前記無段変速
装置が前進高速側に操作され、また、中立位置から後方
へ傾動させるほど前記無段変速装置が後進高速側に操作
されるものである。 【0020】また、前記刈取クラッチレバ−4は、前記
側部操作パネル36に一体のステ−43に前後方向回動
自在に軸着し、該刈取クラッチレバ−4に一体のア−ム
44を、前記刈取クラッチ27の刈取テンションロ−ラ
26の支持ア−ム45に、長さ調整可能ロッド46及び
引張スプリング47を介して連結する。この構成によ
り、前記刈取クラッチレバ−4を後方へ切り換え傾動す
ると、前記刈取クラッチ27が切り操作されて刈取装置
3が停止し、また、前記刈取クラッチレバ−4を前方へ
切り換え傾動すると、前記刈取クラッチ27が入り操作
されて刈取装置3が駆動するものである。 【0021】また、前記脱穀クラッチレバ−37は、前
記側部操作パネル36に一体のステ−43に対して、前
記刈取クラッチレバ−4と同軸に前後方向回動自在に軸
着し、該脱穀クラッチレバ−37に一体のア−ム48
を、前記脱穀クラッチ31の脱穀テンションロ−ラ30
の支持ア−ム49に、長さ調整可能ロッド50及び引張
スプリング51を介して連結する。この構成により、前
記脱穀クラッチレバ−37を後方へ切り換え傾動する
と、前記脱穀クラッチ31が切り操作されて脱穀装置8
が停止し、また、前記脱穀クラッチレバ−37を前方へ
切り換え傾動すると、前記脱穀クラッチ31が入り操作
されて脱穀装置8が駆動するものである。 【0022】一方、前記側部操作パネル36には、前後
方向長孔形状の走行変速レバ−案内溝52、刈取クラッ
チレバ−案内溝53、脱穀クラッチレバ−案内溝54を
設ける。該走行変速レバ−案内溝52、刈取クラッチレ
バ−案内溝53、脱穀クラッチレバ−案内溝54は、こ
の順序で前記座席32に近い順に、互いに近接して、互
いに平行に設ける。 【0023】また、前記走行変速レバ−案内溝52は、
平面視において、前後方向中間部の前進低速域変速溝5
5が、これより前方部の前進高速域変速溝56及びこれ
より後方の後進変速域57よりも前記座席32寄りに偏
位した屈曲形状に構成する。そして、該走行変速レバ−
案内溝52下方から前記走行変速レバ−2を上方へ突出
させて設ける。これにより、前記走行変速レバ−2を、
前記前進低速域変速溝55後部の中立位置とすると、前
記走行ミッションケ−ス14の無段変速装置は駆動停止
状態となり、機体の走行は停止される。また、前記走行
変速レバ−2を前記中立位置から前方へ傾動していく
と、これに従い、該走行変速レバ−2と一体のア−ム4
0、長さ調整可能ロッド42を介して前記走行ミッショ
ンケ−ス14の無段変速装置の変速ア−ム41が前進高
速側に回動操作され、この結果、機体は前進走行を増速
していくこととなる。また、前記走行変速レバ−2を、
前記中立位置から後方へ傾動していくと、これに従い、
該走行変速レバ−2と一体のア−ム40、長さ調整可能
ロッド42を介して前記走行ミッションケ−ス14の無
段変速装置の変速ア−ム41が低速側に回動操作され、
この結果、機体は後進走行を増速していくこととなる。
前記走行変速レバ−2が、前記走行変速レバ−案内溝5
2前後端部にまで傾動された状態が、前進及び後進の最
高速となる。このような走行変速操作において、前記走
行変速レバ−2は、前記前進低速域変速溝55から、前
記前進高速域変速溝56へ回動操作されると、これに伴
い、前記走行変速レバ−案内溝52の屈曲形状により、
前記刈取クラッチレバ−案内溝53側へ傾倒、接近す
る。 【0024】一方、前記刈取クラッチレバ−案内溝53
は、平面視直線形状に構成し、下方から前記刈取クラッ
チレバ−4を上方へ突出させる。前記刈取クラッチレバ
−4を前記刈取クラッチレバ−案内溝53後端部に切り
換え傾動した状態においては、前記刈取クラッチ27は
切り状態となり、刈取装置3は停止状態となる。また、
前記刈取クラッチレバ−4を前記刈取クラッチレバ−案
内溝53前端部に切り換え傾動すると、該刈取クラッチ
レバ−4に一体のア−ム44、長さ調整可能ロッド46
及び引張スプリング47を介して前記支持ア−ム45が
強制回動される。そして、前記刈取テンションロ−ラ2
6が前記刈取伝動ベルト25に伝動張力を付与する状態
となる。これにより、前記刈取クラッチ27が入り状態
となり、前記刈取装置3が駆動されるのである。 【0025】また、前記脱穀クラッチレバ−37、脱穀
クラッチレバ−案内溝54においても、前記刈取クラッ
チレバ−4、刈取クラッチレバ−案内溝53と同様に構
成するものである。しかして、前記刈取クラッチレバ−
4の先端部には、把持部を兼ねると共に、前記座席32
側、即ち前記走行変速レバ−2側へ屈曲した係合部5を
取り付ける。また、該係合部5は、固定ピンPによる位
置変更式又は螺子Vによる螺合式により、刈取クラッチ
レバ−4に対してその長手方向に取付け位置調節可能に
構成し、これにより、前記刈取クラッチレバ−4を伸縮
調節可能とする。この構成により、前記刈取クラッチレ
バ−4を前記刈取クラッチレバ−案内溝53前端部に切
り換え傾動した状態において、前記係合部5は、前記走
行変速レバ−案内溝52の前進高速域変速溝56上方に
配置される。また、前記刈取クラッチレバ−4先端部に
対する前記係合部5の取付け位置を変更調節することに
より、前記前進高速域変速溝56上方における該係合部
5の配置位置を前後方向に変更調節することができる。 【0026】以上の構成による、コンバインの刈取作業
について説明する。作業開始にあたり、エンジン11を
駆動して、刈取クラッチレバ−4及び脱穀クラッチレバ
−37を前端部へ切り換え傾動し、刈取装置3及び脱穀
装置8を駆動する。そして、この状態で走行変速レバ−
2を徐々に前方へ傾動して機体を前進増速し、未刈穀稈
列に侵入し、刈取を開始する。前記刈取装置3によって
刈り取られた穀稈は前記脱穀装置8へ投入されて脱穀処
理を受け、脱粒した穀粒は穀粒貯留装置9へ投入され、
排藁は脱穀装置8後部から外方へ排出される。 【0027】このような刈取作業中には、前述のように
前記刈取クラッチレバ−4が前端部へ切り換え傾動され
ている。このため、該刈取クラッチレバ−4先端部に設
ける係合部5は、前記走行変速レバ−2の前進高速域変
速溝56上方に配置されることになる。従って、前記走
行変速レバ−2を前進高速側へ傾動していく際、該走行
変速レバ−2は、前記係合部5との当接によりその前方
最大傾動角度を規制される。これによって、過大な前進
増速を防ぐことができる。また、前記刈取クラッチレバ
−4に対する係合部5の取付け位置を変更調節すること
により、前記前進高速域変速溝56上方における前記係
合部5の配置位置を前後方向に変更調節し、前述の前方
最大傾動角度を変更調節することができる。即ち、規制
最高速度を任意に変更設定できるのである。 【0028】また、前記走行ミッションケ−ス14内に
は、前記無段変速装置から駆動されるセンタ−ギヤ58
を、サイドクラッチ軸59に取付ける。そして、前記セ
ンタ−ギヤ58に対して左右両側から係合可能なサイド
クラッチギヤ60,60を、前記サイドクラッチ軸59
に回転自在、及び軸心方向摺動自在に設ける。更に、カ
ウンタ軸61に対して左右のカウンタギヤ62,62を
回転自在に設け、該左右のカウンタギヤ62,62を前
記左右のサイドクラッチギヤ60,60に常時噛み合わ
せる。そして、左右のホイル軸63,63内端部に取り
付ける左右のホイル駆動ギヤ64,64を、前記左右の
カウンタギヤ62,62に常時噛み合わせる。前記左右
のホイル軸63,63外端部には前記左右のホイルスプ
ロケット15,15を取り付ける。 【0029】また、前記左右のサイドクラッチギヤ6
0,60には、左右のスライドシフタ65,65を係合
させる。該左右のスライドシフタ65,65は、前記走
行ミッションケ−ス14外部へ突出する左右のシフタ軸
66,66内端部に取り付けたシフトア−ム67,67
に軸着する。また、前記左右のシフタ軸66,66外端
部にはサイドクラッチ操作ア−ム68,68を取り付け
る。 【0030】一方、前記操縦部10のステップ69上に
は、ブレ−キペダル70を配置する。該ブレ−キペダル
70は、踏込面71とア−ム72とから成り、該ア−ム
72の基部を前記ステップ69下側面に横軸軸着し、上
下回動自在に構成する。前記ア−ム72中間部側面に
は、第1プ−リ73を横軸軸着する。また、前記ステッ
プ69下側面において、前記ア−ム72上方且つ前記第
1プ−リ73後方に該当する部位に、第2プ−リ74を
横軸軸着する。また、前記ステップ69下側面におい
て、前記第1プ−リ73上方部位には、係止ステ−75
を固着して設ける。更に、前記機台7側の固定部にカウ
ンタ部材76を横軸軸着して設ける。該カウンタ部材7
6は、上側ア−ム77、下側ア−ム78、及び横側ア−
ム79を放射方向に一体的に有する。 【0031】そして、前記係止ステ−75に操作ワイヤ
80の一端部を係止し、該操作ワイヤ80を、前記第1
プ−リ73の下側に巻き掛けた後、前記第2プ−リ74
の上側に巻き掛けて垂下し、前記カウンタ部材76の横
側ア−ム79先端部に係止する。また、前記カウンタ部
材76の上側ア−ム77先端部と前記左のサイドクラッ
チ操作ア−ム68先端部との間、及び前記カウンタ部材
76の下側ア−ム78先端部と前記右のサイドクラッチ
操作ア−ム68先端部との間を、夫々、連動ロッド8
1,81によって連結する。 【0032】また、前記サイドクラッチ軸59両側端部
には、前記左右のサイドクラッチギヤ60,60外側部
が係合可能なサイドブレ−キ82,82を設ける。以上
の構成により、前記ブレ−キペダル70を踏み込み操作
すると、前記ア−ム72の下方回動により前記第1プ−
リ73が下降し、該第1プ−リ73と前記第2プ−リ7
4とが離間する。このとき、前記操作ワイヤ80の一端
部と、第2プ−リ74は前記機台7に対して位置不動で
あるので、結果として、前記操作ワイヤ80の他端部が
引き上げられることとなる。これにより、前記横側ア−
ム79が上方回動せられ、これに一体の前記上側ア−ム
77及び下側ア−ム78が回動し、前記連動ロッド8
1,81を介して前記サイドクラッチ操作ア−ム68,
68を回動させる。これによって、前記左右のスライド
シフタ65,65が互いに逆方向へスライドし、前記左
右のサイドクラッチギヤ60,60を、前記センタ−ギ
ヤ58から離脱させた後、前記サイドブレ−キ82,8
2に係合させる。この結果、前記左右のサイドクラッチ
ギヤ60,60以下の伝動が絶たれ、前記走行装置6,
6の駆動は停止される。このようなブレ−キ操作は、前
述のように、第1プ−リ73、第2プ−リ74を介した
操作ワイヤ80の引き力によって行われるため、軽い操
作力により、前記ブレ−キペダル70を踏み込み操作で
きる。 【0033】また、前記操縦部10には、該操縦部10
への乗り降りを容易にするために、補助ステップ83を
設ける。該補助ステップ83は、その基部を前記ステッ
プ69外側面84の内壁に軸着し、該外側面84に形成
する開口部85から出し入れ回動自在とする。そして、
前記補助ステップ83は、中間部に連結した収納ワイヤ
86の引き操作により上方回動し、前記ステップ69下
方に収納される。また、該補助ステップ83収納位置に
おいて、該補助ステップ83回動端部には、張出し操作
レバ−(第二操作具)87の下端部外側を当接させる。
該張出し操作レバ−87は、中間部を前記ステップ69
下面に横軸軸着し、戻しスプリング88の引き力に抗し
て機体外側方へ回動操作可能に構成する。該張出し操作
レバ−87の機体外側方への回動操作により、該張出し
操作レバ−87下端部外側に当接していた前記補助ステ
ップ83を外側へ押し、前記開口部85より外方へ張出
し回動させる。これによって、該補助ステップ83は使
用状態となる。尚、前記補助ステップ83収納状態にお
いて、前記収納ワイヤ86のノブ(第一操作具)89
は、前記ステップ69より上方に設ける係止部材90に
係止しておく。 【0034】以上の構成により、作業者が操縦部10に
搭乗したままで、前記補助ステップ83を容易に出し入
れ操作できるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施例における要部の説明用側面
図である。 【図2】この発明の一実施例における要部の説明用正面
図である。 【図3】この発明の一実施例における要部の説明用平面
図である。 【図4】この発明の一実施例における一部の部分説明図
である。 【図5】この発明の一実施例における一部の部分説明図
である。 【図6】この発明の一実施例におけるコンバインの側面
図である。 【図7】この発明の一実施例におけるコンバインの平面
図である。 【図8】この発明の実施例における一部の説明用斜視図
である。 【図9】この発明の実施例における一部の説明用正面図
である。 【図10】この発明の実施例における一部の説明用側面
図である。 【符号の説明】 3 刈取装置 6 走行装置 7 機台 8 脱穀装置 9 穀物貯留装置 10 操縦部 32 座席 69 ステップ 83 補助ステップ 84 外側面 87 張出し操作レバ−(第二操作具) 89 ノブ(第一操作具)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 67/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 無限軌道帯式の走行装置6,6の上方に
    機台7を設け、該機台7の上部に脱穀装置8と穀物貯留
    装置9と操縦部10を設け、脱穀装置8の前方に刈取装
    置3を設け、前記操縦部10の座席32の前側下方で前
    記機台7より上方にステップ69を形成し、該ステップ
    69の外側下方に乗降用の補助ステップ83を設けたコ
    ンバインにおいて、前記ステップ69の外端部下方で機
    台7より上方の外側面84に開口部85を形成し、該外
    側面84より機体内側に設けた取付け部に補助ステップ
    83を取付けて該補助ステップ83を前記開口部85内
    に入り込んで収納される収納状態と開口部85の外側下
    位で前記機台7より下方に張出す張出状態とに切換自在
    に設け、上下方向への操作によって該補助ステップ83
    を前記収納状態に切換操作することのできる第一操作具
    89と、回動操作によって該補助ステップ83を張出状
    態に切換操作することのできる第二操作具87とを、こ
    れら両操作具89,87の高さを異ならせて、前記ステ
    ップ69の外側面84付近であって該ステップ69より
    上側で座席32よりも低い位置に並設したことを特徴と
    するコンバインの乗降装置。
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