JP2001243680A - ピンチローラ - Google Patents

ピンチローラ

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JP2001243680A
JP2001243680A JP2000049004A JP2000049004A JP2001243680A JP 2001243680 A JP2001243680 A JP 2001243680A JP 2000049004 A JP2000049004 A JP 2000049004A JP 2000049004 A JP2000049004 A JP 2000049004A JP 2001243680 A JP2001243680 A JP 2001243680A
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JP
Japan
Prior art keywords
pinch roller
bearing
roller shaft
roller
shaft
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Application number
JP2000049004A
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English (en)
Inventor
Hisanori Tsubaki
久則 椿
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受け部の隙間管理と、ピンチローラ軸
の傾斜角管理によって正確な自動調芯効果を得る。 【解決手段】 テープ駆動用のピンチローラにおいて、
ローラ軸1の先端部3が球体形状になっており、これと
隙間嵌合する球状凹部5を有する空洞部6を設けた軸受
け一体樹脂ホイール4の外周に、ゴムタイヤ11を配置
したピンチローラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ駆動用のピ
ンチローラの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピンチローラへの一般的な要求特性とし
て、テープの走行安定性、及び、ピンチローラ自体の耐
久性が挙げられる。
【0003】前記テープの走行安定性を決定する要因の
一つとしてピンチローラの自動調芯機能がある。この自
動調芯機能とは、設計製作上不可避的なキャプスタン軸
とピンチローラとの軸芯の平行度の誤差を、ピンチロー
ラのローラ本体がローラ軸に対して持つ傾き方向の遊び
によって吸収し、キャプスタン軸とローラ本体の回転軸
を平行にするものである。仮に、ピンチローラがこのよ
うな自動調芯機能を有しないかあるいはそれが乏しい場
合には、テープを挟着する圧力が偏ってテープの片伸び
が生じたり、テープがピンチローラから外れたり、ま
た、テープの上下変動や走行速度の変動を生じてワウ・
フラッタ量が増大したりして、テープの走行安定性を阻
害することとなる。
【0004】而して、従来のピンチローラの最も一般的
な構造としては、図3に示す如く、円筒状スリーブ25
の外周面にゴム等の弾性体26を固着したローラ本体2
0が、玉軸受21を介してローラ軸22に回転自在に取
り付けられたものであり、回転負荷が低く、構造的に調
芯効果もあったが、上記玉軸受21に極めて高精度かつ
小型のものを要するため、ピンチローラの製作コストが
高価につくものであった。なお、23は、ローラ本体2
0に当接するキャプスタン軸23、24は、キャップ、
27は係止部である。
【0005】そこで、従来の玉軸受に代えて、構造が簡
単で安価な樹脂製あるいは焼結金属製のすべり軸受30
をピンチローラに適用する試みがなされている。一般的
な円筒形状のすべり軸受30を用いたピンチローラは、
調芯効果がないため、ローラ軸22とキャプスタン軸2
3の平行度を十分に保っておく必要がある。しかしなが
ら、通常は図4に示すように、キャプスタン軸23に対
してローラ軸22が平行に取り付けられることが難し
く、ある程度傾斜した状態で当接してしまうことにな
る。
【0006】そして、前記したように、キャプスタン軸
23に対してローラ軸22がある程度傾斜した状態で当
接してしまうことにより、樹脂製軸受の上端部または下
端部の一点のみがローラ軸22と接して摺動することに
なるため、摺動部分の摩擦が激しく、すぐに樹脂製の軸
受が摩耗し、ピンチローラの要求特性である耐久性を満
足させることが困難であった。
【0007】また、前記した如く、ローラ軸22とキャ
プスタン軸23とが平行度が保たれていない状態でテー
プ走行がなされるので、テープに対して均等にピンチロ
ーラ圧が加わらず、テープ走行が不安定になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、例えば、実公
開61−98241号公報、実公平4−16635号公
報に見られるように、燒結合金製の滑り軸受けを使用し
調芯効果を狙ったものが提案されているが、この場合、
軸受けと球体部の隙間を組立て時の圧入工程において管
理しなければならず、作り勝手が悪い。
【0009】また、特開平10−49935号公報、特
開平10−228692号公報に見られるように、樹脂
製の円筒滑り軸受けの弾性変形とローラ軸の傾斜を利用
したものが提案されているが、これまたローラ軸と軸受
け部の隙間管理、ローラ軸の傾斜角管理によって、調芯
効果のばらつく危険性がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる点に鑑
みなされたものであり、第1の発明として、テープ駆動
用のピンチローラにおいて、ローラ軸1の先端部3が球
体形状になっており、これと隙間嵌合する球状凹部5を
有する空洞部6を設けた軸受け一体樹脂ホイール4の外
周に、ゴムタイヤ11を配置したピンチローラを、第2
の発明として、前記軸受け一体樹脂ホイール4の空洞部
6には、ローラ軸1の先端部3の径より僅かに小径の部
分7を設け、かつ、その外周部には肉抜き9がなされて
いる請求項1記載のピンチローラをそれぞれ提供するも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るピンチロー
ラの要部の一実施例を示す断面図、図2は、本発明に係
るピンチローラの要部の他の実施例を示す断面図であ
る。図1、図2において、1はローラ軸、3はこのロー
ラ軸1の先端部であり、十分に表面粗度を細かく仕上げ
られた球体形状をしている。なお、2は、それらと連続
して設けられた中間部である。一方、ローラ本体10側
は、その奥部に前記した先端部3の径よりも僅かに大き
な球体形状をした球状凹部5を有する空洞部6と、肉抜
き9を設けた樹脂で一体成形して作られた軸受け一体樹
脂ホイール4と、前記軸受け一体樹脂ホイール4の外周
に直接ゴムタイヤ11が、例えば、圧入されている。
【0012】なお、図1のように前記軸受け一体樹脂ホ
イール4の外周に直接ゴムタイヤ11を圧入するのでは
なく、図2のように中間部材として金属スリーブ12を
用いても勿論良いものである。
【0013】軸受け一体樹脂ホイール4の空洞部6に
は、先端部3より十分に径の大きい入り口部8と先端部
3との間に、先端部3より僅かに径が小さくくびれてい
るくびれ部7が設けてある。
【0014】次に、組立て工程につき説明する。外周に
直接または金属スリーブ12を介してゴムタイヤ11が
圧入されている軸受け一体樹脂ホイール4の空洞部6
に、先端部3を先頭として挿入する。その際、入り口部
8は先端部3より十分に径が大きいためスムースに挿入
される。先端部3が、この先端部3より僅かに径が小さ
くくびれているくびれ部7に到達しても、これは、樹脂
で形成されており、かつ、この先端部3は十分に表面粗
度を細かく仕上げた球体形状をしており、しかも、その
外周部には、肉抜き9が設けられているので、挿入を続
けると樹脂は弾性変形して、先端部3と球状凹部5が隙
間嵌合となった位置で停止する。すなわち、ローラ軸1
は球状凹部5に圧入される。この圧入により、ローラ軸
1は先端部3を中心にスムースに回転し、かつ抜けるこ
とはない。
【0015】
【発明の効果】本発明になるピンチローラは、以上詳述
した如く、軸受け部が球体の空洞となっており、正確な
自動調芯効果が得られるため、従来の円筒滑り軸受けを
使用したものに比べ、ローラ軸とキャプスタン軸の平行
度の影響を受けにくくなる。しかも軸受けは、樹脂製で
ホイールと一体構造で形成され、組立て時は樹脂製軸受
けの弾性変形を利用しているため、挿入後は抜けること
がなく、かつ、キャップの必要もなく、組立て工程が簡
単であり、安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピンチローラの要部の一実施例を
示す断面図である。
【図2】本発明に係るピンチローラの要部の他の実施例
を示す断面図である。
【図3】従来の玉軸受を用いた場合の調芯された状態を
示す断面図である。
【図4】従来のすべり軸受を用いた場合の調芯された状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ローラ軸 2 中間部 3 先端部 4 軸受け一体樹脂ホイール 5 球状凹部 6 空洞部 7 くびれ部 8 入り口部 9 肉抜き 10 ローラ本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ駆動用のピンチローラにおいて、ロ
    ーラ軸の先端部が球体形状になっており、これと隙間嵌
    合する球状凹部を有する空洞部を設けた軸受け一体樹脂
    ホイールの外周に、ゴムタイヤを配置したことを特徴と
    するピンチローラ。
  2. 【請求項2】前記軸受け一体樹脂ホイールの空洞部に
    は、ローラ軸の先端部の径より僅かに小径の部分を設
    け、かつ、その外周部には肉抜きがなされていることを
    特徴とする請求項1記載のピンチローラ。
JP2000049004A 2000-02-25 2000-02-25 ピンチローラ Pending JP2001243680A (ja)

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