JP3081746U - 磁気テープ装置のピンチローラ装置 - Google Patents

磁気テープ装置のピンチローラ装置

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JP3081746U JP2001002981U JP2001002981U JP3081746U JP 3081746 U JP3081746 U JP 3081746U JP 2001002981 U JP2001002981 U JP 2001002981U JP 2001002981 U JP2001002981 U JP 2001002981U JP 3081746 U JP3081746 U JP 3081746U
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敦 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受の自動調芯作用を利用してキャプスタン
軸とピンチローラとの各軸線の平行度を確保するように
したピンチローラ装置において、自動調芯作用の信頼性
を高め、ピンチローラの回転安定性や磁気テープの走行
安定性を確保して画面/音声にノイズが発生することを
防止し、併せて、異音(動作音)が発生したり軸受の耐
久性が損なわれるといった事態を防止する。 【解決手段】 ピンチローラ軸2の軸方向にストレート
な摺動面を備えた径小軸部15に、ピンチローラ2に取
り付けた軸受6の凸球面状の膨出部63を傾動及び回転
自在に嵌合する。軸受6の軸方向変位幅を規制するため
の上下の係止面17,91の相互間隔H1を軸受6の軸
長H1よりも長くして隙間空間Sを形成し、その隙間空
間Sをピンチローラの傾動代とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、磁気テープ装置のピンチローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気記録再生装置などの磁気テープ装置では、記録再生時にピンチローラで磁 気テープをキャプスタン軸に押し付けることにより、キャプスタン軸の回転を磁 気テープに伝達して磁気テープを走行させるようにしている。上記ピンチローラ はピンチローラ軸に回転自在に取り付けられている。
【0003】 図4〜図7にピンチローラやピンチローラ軸を備える従来のピンチローラ装置 を示してある。図4及び図6で判るように、ピンチローラ軸1には上向きの下側 係止面12が備わっている。そして、ピンチローラ軸1に嵌合された軸受3が、 下側係止面12とピンチローラ軸1の上端部に被着されたキャップでなる止め具 5の下端面でなる下向きの上側係止面51との間で軸方向に微小範囲で変位可能 になっており、しかも、回転自在になっている。また、ピンチローラ軸1に外嵌 合されているピンチローラ2は、筒状体21とこの筒状体21の外側に配備され たローラ体22とによって形成されている。そして、上記軸受3が、筒状体21 の内周面に具備された下向きの係合面23と筒状体21の内周面に圧入状に嵌着 された筒状の押圧体4とにより挟持された状態でピンチローラに固着されている 。
【0004】 このピンチローラ装置では、たとえば図4のようにキャプスタン軸100にピ ンチローラ2のローラ体22が押し付けられると、ピンチローラ2の回転がピン チローラ2に伝達されるので、そのピンチローラ2が軸受3と共にピンチローラ 軸1に対して回転する。なお、磁気テープ装置では、ピンチローラ2が磁気テー プをキャプスタン軸100に押し付けるけれども、この状態は図示省略してある 。
【0005】 このピンチローラ装置において、ピンチローラ軸1に嵌合している軸受3の孔 壁面31はストレート孔として形成されていて、その孔壁面31とピンチローラ 軸1との間には図5及び図7のようにわずかなクリアランス32が確保されてい る。このクリアランス32は、図6に示したキャプスタン軸100の軸線100 aとピンチローラ軸1の軸線1aとの平行度が正確に保たれていない場合に、ピ ンチローラ軸1に対するピンチローラ2の傾動を許容してピンチローラ2の軸線 2aをキャプスタン軸100の軸線100aに対して平行に保つために必要であ る。
【0006】 一方、特開平1−177436号公報(第1先行例)には図8に示したピンチ ローラ装置が開示されている。このものは、内周部に凸球面膨出部201を持つ 樹脂製の保持部材210の外側に円筒状弾性体220を取り付けることによって ピンチローラ200を形成し、支軸(ピンチローラ軸)230をインサート成形 にて上記保持部材210に一体的に取り付けたものである。そして、この公報に は、保持部材210側の凸球面膨出部201と支軸230側の凹球面状溝231 との成形時の収縮率の差異によって、保持部材210側の凸球面膨出部201と 支軸230側の凹球面状溝231との間に自動調芯作用をなすための間隙が形成 される、旨記載されている。
【0007】 また、実開昭62−113435号公報(第2先行例)には、軸方向にストレ ートの摺動面を備えたピンチローラ軸に、ピンチローラに具備されているところ の、軸方向でストレートな内周面を備えた樹脂軸受を回転自在に嵌合し、かつ、 ピンチローラ軸の摺動面と樹脂軸受の内周面との間に、自動調芯作用を発揮させ るための微小隙間を形成したピンチローラ装置についての記載がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のピンチローラ装置によると、図6で説明したように、キ ャプスタン軸100の軸線100aとピンチローラ軸1の軸線1aとの平行度が 正確に保たれていない場合、ピンチローラ軸1に対するピンチローラ2の傾動に よってピンチローラ2とキャプスタン軸100との各軸線2a,100aの平行 度が確保されるけれども、その反面で、図7に示したように、軸受3の孔壁面3 1の上端31aや下端31bがピンチローラ軸1に点接触状態で擦れ合うという 事態の起こることがあり、そのような事態が起こると、キャプスタン軸100( 図8参照)の回転が円滑にピンチローラ2に伝達されなくなり、磁気テープの走 行安定性が損なわれて画面/音声にノイズが発生したり、両者の擦れ合いによっ て異音(動作音)が発生したり、軸受3の耐久性が損なわれたりするという問題 があった。
【0009】 これに対し、第1先行例で開示されているものは、保持部材210側の凸球面 膨出部201と支軸230側の凹球面状溝231との間に自動調芯作用をなすた めの間隙が形成される、というものであるから、上記したような問題点は発生し にくい。しかし、この第1先行例によると、自動調芯作用をなすための間隙が、 保持部材210側の凸球面膨出部201と支軸230側の凹球面状溝231との 成形時の収縮率の差異によって形成されるのであるから、その間隙の広さに寸法 上のばらつきが生じることを避けられず、そのような寸法のばらつきのために自 動調芯作用の信頼性を得にくいという問題がある。また、上記のような寸法のば らつきのために、支軸230の回りで回転するピンチローラの回転安定性が損な われ、そのために磁気テープの走行安定性が損なわれて画面/音声にノイズが発 生したり、異音(動作音)が発生したり、支軸230の耐久性が損なわれたりす るという問題がある。
【0010】 また、第2先行例では、ピンチローラ軸の軸方向にストレートの摺動面に、樹 脂軸受の軸方向でストレートな内周面が微小隙間を隔てて回転自在に嵌合してい るので、図4〜図7で説明した従来例と同様に、ピンチローラ軸に対するピンチ ローラの傾動によって樹脂軸受の内周面の上端や下端が点接触状態で擦れ合うと いう事態の起こることがあり、そのような事態が起こると、キャプスタン軸の回 転が円滑にピンチローラに伝達されなくなり、磁気テープの走行安定性が損なわ れて画面/音声にノイズが発生したり、両者の擦れ合いによって異音(動作音) が発生したり、軸受の耐久性が損なわれたりするという問題がある。
【0011】 本考案は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、軸受の自動調芯作用を利 用してキャプスタン軸とピンチローラとの各軸線の平行度を確保することができ ることは勿論、自動調芯作用の信頼性が高まり、かつ、ピンチローラの回転安定 性や磁気テープの走行安定性が確保されて、画面/音声にノイズが発生すること が防止され、併せて、異音(動作音)が発生したり軸受の耐久性が損なわれると いった事態を防止することのできる磁気テープ装置のピンチローラ装置を提供す ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る磁気テープ装置のピンチローラ装置は、ピンチローラの嵌合孔部 に同心状に保持されている軸受が凸球面を持つリング状の膨出部を有し、この軸 受の上記膨出部が、ピンチローラ軸に回転自在に嵌合されている。 そして、ピンチローラ軸における上記軸受の膨出部の嵌合箇所が、上記膨出部 の凸球面と摺動する軸方向にストレートな摺動面として形成されていると共に、 上記ピンチローラ軸の上記軸受を挟む両側にその軸受の軸方向変位幅を規制する 下側係止面と上側係止面とが具備され、これら上下の係止面の相互間隔を上記軸 受の軸長よりも長くすることにより両者の寸法差に基づく隙間空間を形成し、そ の隙間空間によってピンチローラ軸に対するピンチローラの傾動代を確保してあ る。
【0013】 この考案によると、ピンチローラ軸に対するピンチローラの傾動が、軸受の凸 球面を持つ膨出部とピンチローラ軸の軸方向にストレートな摺動面との摺動によ り許容されて自動調芯作用が発揮され、その際に摺動部分で異音(動作音)が発 生することはない。また、上下の係止面の相互間隔を高精度に定めることが可能 であるので、ピンチローラ軸に対するピンチローラの傾動代となる上記隙間空間 の広さを高精度に定めて自動調芯作用の信頼性を高めることが容易であり、その ことが、ピンチローラの回転安定性や磁気テープの走行安定性を確保して画面/ 音声にノイズが発生することを防止することに役立つ。
【0014】 本考案では、上記下側係止面がピンチローラ軸に具備された上向きの段付面に よって形成され、上記上側係止面がピンチローラ軸の上端部に被着されたキャッ プでなる止め具の下端面によって形成されていることが望ましい。これによると 、軸受の膨出部をピンチローラ軸に嵌合した後、ピンチローラ軸にキャプスタン でなる止め具を被着するだけで軸受を下側係止面と上側係止面との間に配備する ことができるので、ピンチローラ軸に軸受を組み付けやすい。
【0015】 本考案では、ピンチローラが、上記嵌合孔部を形作る筒状体とこの筒状体の外 側に配備されたローラ体とにより形成され、上記筒状体の内周面に下向きの係合 面が段付状に形成されていると共に、上記軸受が、上記係合面と筒状体の内周面 に圧入状態で嵌着された押圧体とにより挟持された状態でピンチローラに固着さ れていることが望ましい。これによると、筒状体に軸受を嵌め込んだ後、その筒 状体に押圧体を圧入状態に嵌着するだけで軸受をピンチローラに組み込むことが できるので、ピンチローラに軸受を組み付けやすい。
【0016】 本考案に係る磁気テープ装置のピンチローラ装置は、ピンチローラの嵌合孔部 に同心状に保持されている軸受が凸球面を持つリング状の膨出部を有し、この軸 受の上記膨出部が、ピンチローラ軸に回転自在に嵌合されている磁気テープ装置 のピンチローラ装置において、ピンチローラ軸が、軸方向にストレートな摺動面 を備えた径小軸部と、この径小軸部の下端に同心状に連設された径大軸部とを有 し、上記軸受の膨出部が上記径小軸部に摺動回転自在に嵌合され、上記径大軸部 の上端面によって形成された上向きの下側係止面と上記径小軸部の上端部に被着 されたキャップでなる止め具の下端面によって形成された下向きの上側係止面と によって上記軸受の軸方向変位幅が規制されるようになっていると共に、これら 上下の係止面の相互間隔を上記軸受の軸長よりも長くすることにより両者の寸法 差に基づく隙間空間を形成し、その隙間空間によってピンチローラ軸に対するピ ンチローラの傾動代を確保してあり、上記ピンチローラが、上記嵌合孔部を形作 る筒状体とこの筒状体の外側に配備されたローラ体とにより形成され、上記筒状 体の内周面に下向きの係合面が段付状に形成されていると共に、上記軸受が、上 記係合面と筒状体の内周面に圧入状態で嵌着された押圧体とにより挟持された状 態でピンチローラに固着されている、という構成を採用することによって具体化 することができる。そして、これによれば、軸受の自動調芯作用を利用してキャ プスタン軸とピンチローラとの各軸線の平行度を確保することができることは勿 論、自動調芯作用の信頼性を高め、かつ、ピンチローラの回転安定性や磁気テー プの走行安定性を確保して画面/音声にノイズが発生することを防止し、併せて 、異音(動作音)が発生したり軸受の耐久性が損なわれるといった事態を防止す ることが可能になるほか、軸受をピンチローラに組み込んだり、ピンチローラ軸 に軸受を組付ける作業を容易にしかも確実に行うことができるようになる。
【0017】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係る磁気テープ装置のピンチローラ装置の実施形態を示した断 面図、図2はキャプスタン軸100にピンチローラ2が押し付けられた状態での 上記ピンチローラ装置の断面図、図3は軸受6の断面図である。
【0018】 図1又は図2のように、ピンチローラ2は、筒状体21とこの筒状体21の外 側に配備されたローラ体22とによって形成されている。そして、筒状体21の 内周面が、径小部25とこの径小部25の下側の径大部26とに区分けされてい ると共に、径小部25と径大部26との境界に下向きの係合面24が段付状に形 成されている。
【0019】 図3に示したように、軸受6は上下に平坦な端面61,62を有し、内周側に 凸球面を持つリング状の膨出部63を有している。この膨出部63の頂点部分の 直径はピンチローラ軸1の径小軸部15の直径と同等に定められている。この軸 受6は、図1又は図2のように、ピンチローラ2の筒状体21の内周面の径大部 26に嵌め込まれ、しかも、その径大部26に圧入状態で嵌着された筒状の押圧 体8と上記係合面24とにより挟持された状態でピンチローラ2に固着されてい る。
【0020】 ピンチローラ軸1は径小軸部15とこの径小軸部15の下側に同心状に連設さ れた径大軸部16とを有し、径小軸部15の外周面が軸方向にストレートな摺動 面15aとして形成されている。そして、ピンチローラ2に取り付けられた軸受 6の膨出部63が、図1や図2のようにピンチローラ軸1の径小軸部15にがた つきを持たない状態で傾動及び摺動回転自在に嵌合されていると共に、その軸受 6の軸方向変位幅が、径大軸部16の上端面によって形成された上向きの下側係 止面17と径小軸部15の上端部に被着されたキャップでなる止め具9の下端面 によって形成された下向きの上側係止面91とによって規制されるようになって いる。
【0021】 ここで、上下の係止面91,17の相互間隔H1が軸受6の軸長H2よりも微 小寸法分だけ長くなっている。このため、両者の寸法差(H1−H2 )に基づく 隙間空間Sが、軸受6と上側係止面91又は下側係止面17との間に形成され、 その隙間空間Sによってピンチローラ軸1に対するピンチローラ2の傾動代が確 保されるようになっている。
【0022】 以上のように構成されたピンチローラ装置では、ピンチローラ2の回転が軸受 6に伝達され、その軸受6の膨出面63がピンチローラ軸1の径小軸部15に対 して円滑に摺動回転する。
【0023】 また、ピンチローラ軸1に対するピンチローラ2の傾動は、軸受6の膨出部6 3がピンチローラ軸1の径小軸部15の軸方向にストレートな摺動面15aに対 し微小量だけ滑って傾動することによって可能になる。そのため、キャプスタン 軸100の軸線100aとピンチローラ軸1の軸線1aとの平行度が正確に保た れていない場合、ピンチローラ2が図2のようにキャプスタン軸100に押し付 けられると、ピンチローラ軸1に対するピンチローラ2の傾動によってピンチロ ーラ2とキャプスタン軸100との各軸線2a,100aの平行度が確保される 。このような自動調芯作用が発揮される際には、膨出部63の他の箇所が径小軸 部15と干渉して摺動するような事態が生じないので異音(動作音)が発生する ようなことはない。また、上下の係止面91,17の相互間隔H1を高精度に定 めることが可能であるので、ピンチローラ軸1に対するピンチローラ2の傾動代 となる隙間空間Sの広さを高精度に定めて自動調芯作用の信頼性を高めることが 容易であり、そのことが、ピンチローラの回転安定性や磁気テープの走行安定性 を確保して画面/音声にノイズが発生することを防止することに役立つ。また、 軸受の耐久性を高めることにも寄与し得る。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、軸受の自動調芯作用を利用してキャプスタン 軸とピンチローラとの各軸線の平行度を確保することができることは勿論、自動 調芯作用の信頼性が高まり、かつ、ピンチローラの回転安定性や磁気テープの走 行安定性が確保されて、画面/音声にノイズが発生することが防止され、併せて 、異音(動作音)が発生したり軸受の耐久性が損なわれるといった事態を防止す ることのできる磁気テープ装置のピンチローラ装置を提供することが可能になる 。
【0025】 また、ピンチローラに軸受を組み付けるときの作業性やピンチローラに組み付 けた軸受をピンチローラ軸に取り付ける際の作業性を向上させることも容易であ るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る磁気テープ装置のピンチローラ装
置の実施形態を示した断面図である。
【図2】キャプスタン軸にピンチローラが押し付けられ
た状態でのピンチローラ装置の断面図である。
【図3】軸受の断面図である。
【図4】従来のピンチローラ装置の断面図である。
【図5】図4の要部の拡大図である。
【図6】キャプスタン軸にピンチローラ2が押し付けら
れた状態での従来のピンチローラ装置の断面図である。
【図7】図6の要部の拡大図である。
【図8】第1先行例で説明されているピンチローラ装置
の断面図である。
【符号の説明】
1 ピンチローラ軸 2 ピンチローラ 6 軸受 8 押圧体 9 止め具 15 径小軸部 15a 摺動面 16 径大軸部 17 下側係止面 21 筒状体 22 ローラ体 24 係合面 63 膨出部 91 上側係止面 H1 上下の係止面の相互間隔 H2 軸受の軸長 S 隙間空間

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピンチローラの嵌合孔部に同心状に保持
    されている軸受が凸球面を持つリング状の膨出部を有
    し、この軸受の上記膨出部が、ピンチローラ軸に回転自
    在に嵌合されている磁気テープ装置のピンチローラ装置
    において、 ピンチローラ軸が、軸方向にストレートな摺動面を備え
    た径小軸部と、この径小軸部の下端に同心状に連設され
    た径大軸部とを有し、上記軸受の膨出部が上記径小軸部
    に摺動回転自在に嵌合され、上記径大軸部の上端面によ
    って形成された上向きの下側係止面と上記径小軸部の上
    端部に被着されたキャップでなる止め具の下端面によっ
    て形成された下向きの上側係止面とによって上記軸受の
    軸方向変位幅が規制されるようになっていると共に、こ
    れら上下の係止面の相互間隔を上記軸受の軸長よりも長
    くすることにより両者の寸法差に基づく隙間空間を形成
    し、その隙間空間によってピンチローラ軸に対するピン
    チローラの傾動代を確保してあり、上記ピンチローラ
    が、上記嵌合孔部を形作る筒状体とこの筒状体の外側に
    配備されたローラ体とにより形成され、上記筒状体の内
    周面に下向きの係合面が段付状に形成されていると共
    に、上記軸受が、上記係合面と筒状体の内周面に圧入状
    態で嵌着された押圧体とにより挟持された状態でピンチ
    ローラに固着されていることを特徴とする磁気テープ装
    置のピンチローラ装置。
  2. 【請求項2】 ピンチローラの嵌合孔部に同心状に保持
    されている軸受が凸球面を持つリング状の膨出部を有
    し、この軸受の上記膨出部が、ピンチローラ軸に回転自
    在に嵌合されている磁気テープ装置のピンチローラ装置
    において、 ピンチローラ軸における上記軸受の膨出部の嵌合箇所
    が、上記膨出部の凸球面と摺動する軸方向にストレート
    な摺動面として形成されていると共に、上記ピンチロー
    ラ軸の上記軸受を挟む両側にその軸受の軸方向変位幅を
    規制する下側係止面と上側係止面とが具備され、これら
    上下の係止面の相互間隔を上記軸受の軸長よりも長くす
    ることにより両者の寸法差に基づく隙間空間を形成し、
    その隙間空間によってピンチローラ軸に対するピンチロ
    ーラの傾動代を確保してあることを特徴とする磁気テー
    プ装置のピンチローラ装置。
  3. 【請求項3】 上記下側係止面がピンチローラ軸に具備
    された上向きの段付面によって形成され、上記上側係止
    面がピンチローラ軸の上端部に被着されたキャップでな
    る止め具の下端面によって形成されている請求項2に記
    載した磁気テープ装置のピンチローラ装置。
  4. 【請求項4】 ピンチローラが、上記嵌合孔部を形作る
    筒状体とこの筒状体の外側に配備されたローラ体とによ
    り形成され、上記筒状体の内周面に下向きの係合面が段
    付状に形成されていると共に、上記軸受が、上記係合面
    と筒状体の内周面に圧入状態で嵌着された押圧体とによ
    り挟持された状態でピンチローラに固着されている請求
    項2又は請求項3に記載した磁気テープ装置のピンチロ
    ーラ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530036U (ja) * 1991-09-30 1993-04-20 沖電気工業株式会社 紙葉類取扱装置の紙葉類搬送機構

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