JP2001241590A - 止水装置用バッグ - Google Patents
止水装置用バッグInfo
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Abstract
を防止する。 【解決手段】 止水装置用バッグ主体2の取付口部3に
接続した可撓性を有するホース4内にロープ5を遊挿
し、該ロープ5の両端部にホース5の両端部に係止可能
なストッパー7、8を設け、該ストッパー7、8に気道
を設けることによって、ホース4の一端から他端に至る
気道を確保しつつ、管路P内の水圧による強い引張力を
ロープ5で受けて、ホース4に過大な引張力がかかるの
を抑止する。
Description
路の管内流体を一時的に遮断する止水装置に使用する止
水装置用バッグに関する。
本件発明者等が提案した特開平3ー177697号、実
開平4ー22691号、実開平6ー12896号及び実
開平7ー38891号が存在する。
グは以下に述べる様な問題を有していた。即ち、図14
は上記バッグの使用状態を示すもので、管路の管Aに取
付けた止水装置B内から、管Aに穿設したバッグ挿通用
孔Cを通して管Aに収縮状態にあるバッグDを配設し、
バッグDに連結したゴム製ホースEから空気又は水をバ
ッグD内に送入してバッグDを膨張させて行くと、管A
内を流れている水の圧力によるバッグDの水流抵抗が増
大して管Aの下流側に強く押され、このためホースEが
強い曲げ力を受けて図示の様に、ホースEの先端部に設
けた口金Fとの境界部分Gで急激な曲がりが生じて損傷
したり、水圧による強い引張力でホースEが切断される
等の問題を生じていた。
に基づく、ホースが接続された止水装置用バッグで、管
内流体を確実に遮断することが困難な課題に鑑み、止水
装置用バッグ主体の取付口部に接続した可撓性を有する
ホース内にロープを遊挿し、該ロープの両端部にホース
の両端部に係止可能なストッパーを設け、該ストッパー
に気道を設けることによって、ホースの一端から他端に
至る気道を確保しつつ、管内の水圧による強い引張力を
ロープで受けて、ホースに過大な引張力がかかるのを抑
止し、ホースが切断されるのを防止する。
づいて説明する。図1、2は本発明に係る止水装置及び
止水装置用バッグの使用状態を示す図、図3、4は止水
装置用バッグの部分拡大図である。
としては、図1〜4に示す様に、バッグ主体2の取付口
部3に可撓性を有するホース4の一端を接続すると共
に、該ホース4内にロープ5を遊挿し、該ロープ5の両
端部を、ホース4の両端部に当接、固定するか、或いは
ホース4が伸長した状態でホース4の両端部に当接、固
定される様に成っている。具体的には、ロープ5の両端
部に、ホース4内と外部を連通する気道6、6aを設けた
ストッパー7、8を設け、該ストッパー7、8がホース
4の両端部に係止される様に成っている。ストッパー
7、8の第1の実施例としては、図3〜6に示す様に、
筒状のストッパー本体9、10と、該ストッパー本体9、
10とホース4間に介設した、座金11、11a …、12、12a
…とにより構成されている。又、座金11、11a …、12、
12a …のうち少なくとも1個(図面上、座金11a 、12a
)に、孔部より外周に至るスリット13、14を設けて、
該スリット13、14及び座金11、11a …、12、12a …の中
央孔をストッパー7、8の気道6、6aとしている。上記
実施例では、スリット13、14 を設けた座金11a 、12a
を示したが、気道を確保するための座金はこれに限定さ
れず、図7(a)〜(c)に示す様に、半径方向に溝15
を設けた座金16、外周面から内周面に渡って貫通孔17を
穿設した座金18、或いは、波形板状の座金19であっても
良い。
しては、図8、9に示す様に、断面外形を優弧状とし、
その平坦面20によりホース4を若干開口させて、かかる
開口部を気道6、6aとしている。又、各ストッパー7、
8の第3の実施例としては、図10、11に示す様に、
円筒状に形成すると共に、その母線上に気道6、6aとし
て溝21を設けている。
本体Wとの接続側における端部にはスリーブ22が挿嵌さ
れ、該スリーブ22は、ホース4内へ挿嵌する挿嵌部23
と、内径がストッパー7の外径より大きいガイド部24と
を一体形成したものであり、該ガイド部24の外周に、止
水装置本体W側への接続用ナット25を螺嵌している。そ
して、一方のストッパー7は筒状のガイド部24内に収容
され、スリーブ22のガイド部24のテーパー面状の底部2
6、即ち挿嵌部23の外端面に当接、係止されている。
体2との接続側における端部にスリーブ28が挿嵌され、
該スリーブ28のホース4からの突出端部に、内径がスト
ッパー8の外径より大きな筒状のガイド部29を設けてい
る。そして、他方のストッパー8はガイド部29内に収容
され、スリーブ28における突出端部に当接、係止されて
いる。
ける座金11、11a …、12、12a …の外径は、ガイド部2
4、29の内径より小径としている。
ロープ5におけるストッパー8からの突出部にキャップ
32を冠着するのが望ましい。更に、バッグ主体2内のロ
ープ5のストッパー8を含む先端部を、カバー30で被覆
すると共に、該カバー30をスリーブ28におけるガイド部
29に接着、固定して、ロープ5の先端部をホース4の一
端側に固定しても良い。具体的には、バッグ主体2内の
ロープ5の先端部にキャップ32を冠着し、該キャップ3
2、ストッパー本体10及びガイド部29をカバー30で一体
的に覆い、カバー30に空気抜孔30a を設け、該空気抜孔
30a によりガイド部29とストッパー本体10間の隙間とバ
ッグ主体2内を連通させている。この止水装置用バッグ
1は、バッグ主体2内に突出状態のホース4の一端部全
体がカバー30で被覆されているため、畳んだ状態のバッ
グ主体2を圧力の高い管路P内に配設する際、ホース4
の一端部でバッグ主体2が損傷することを防止する。
(スリーブ22の挿嵌位置)の外周に外嵌固定した口金33
にホース折曲防止管34が外嵌され、該ホース折曲防止管
34は、被着筒部35とこれより厚肉のラッパ管状部36とを
一体形成したものであり、被着筒部35が口金33に外嵌固
定され、又ラッパ管状部36の先端部の内周面を外側に向
かう緩やかな内曲面37に成形している。このホース折曲
防止管34は、止水装置用バッグ1使用時に、管路P内の
下流側に引張られるホース4をラッパ管状部36の内曲面
37に沿って緩やかに曲げ、ホース4が急激に曲がるのを
防止する。
にコイルスプリング38を配設している。
4、ロープ5及びストッパー7、8の材質としては、例
えば、ホース4は可撓性を有するゴム、合成繊維等が、
ロープ5は鋼鉄、テンレス、銅、アルミニウム等から成
るワイヤー、合成繊維等が、ストッパー7、8は鉄、ア
ルミニウム、アルミニウム合金等の金属類、プラスチッ
ク等の非金属類等が挙げられる。又、ロープ5へのスト
ッパー7、8の取付方法は、組合わせる夫々の材質を考
慮して、カシメ、溶接、ロウ付、接着等の方法から適宜
選択すれば良い。
イド部24、29に対し係止状態でなく、ホース4が伸長し
た場合に係止する様な構造であっても良く、この場合
は、例えば、先ずホース4のバッグ主体2との接続側に
おいてロープ5の端部にストッパー8を取付け、次にス
トッパー8をスリーブ28の突出端部に係止させ、しかる
後、図13に示す様に、ロープ5の他端部をガイド部24
から突出させた状態であればロープ5の端部にストッパ
ー7を取付可能なため、ストッパー7、8のロープ5へ
の取付作業が容易になる。又、この止水装置用バッグ1
は、使用時に先ずホース4が伸長し、しかる後ストッパ
ー7、8がガイド部24、29に係止されるため、ホース4
に引張力の一部はかかるが、ストッパー7、8の係止、
固定後は、ロープ5に引張力がかかるため、ホース4に
過大な引張力がかからない。
いて説明する。本例の止水装置用バッグ1によれば、止
水装置本体Wの送気装置Xからの空気は、図5に示す様
に、スリーブ22のガイド部24とストッパー本体9の隙
間、ガイド部24と座金11の隙間、座金11a に設けたスリ
ット13、座金11b とロープ5の隙間を順次通過して、ホ
ース4とロープ5間の隙間に至り、更に、ホース4とバ
ッグ主体2の接続側においても、スリーブ22側と同様に
各部材間の隙間を順次通過してバッグ主体2内に送入さ
れる。止水装置用バッグ1使用時には、この様に空気が
送入されて、バッグ主体2が徐々に膨張し、最終的にバ
ッグ主体2が管路Pの内周面に密着して、管路P内の流
体を遮断し、バッグ主体2は受ける水圧の増大により、
管路Pの下流側に強く引張られるが、かかる引張力は、
ホース4両端のスリーブ22、28、座金11、11a…、座金1
2、12a …、ストッパー本体9、10を介して、ロープ5
の両端部に作用するため、ホース4自体に過大な引張力
がかからない。又、スリーブ22(ガイド部24)の先端部
からバッグ主体2内に至る気道が確保されているため、
バッグ主体2の膨張後も、送気圧を保持して、バッグ主
体2の膨張状態を維持可能にする。
嵌することにより、スリーブ22、28でホース4両端部に
かかる引張力を受けて、ホース4両端の開口部の変形を
防止する。又、スリーブ22及びスリーブ28のホース4か
らの突出端部に、内径がストッパー7、8の外径より大
きな筒状のガイド部24、29を設けることにより、ストッ
パー7、8の位置ズレを防止すると共に、ガイド部24と
ストッパー7、ガイド部29とストッパー8の間に隙間を
夫々設けて気道を確保する。
体2の取付口部3に接続した可撓性を有するホース4内
にロープ5を遊挿し、該ロープ5の両端部にホース4の
両端部に係止可能なストッパー7、8を設けたので、管
路P内の水圧による強い引張力をロープ5で受けること
が出来るため、ホース4自体に過大な引張力がかかるの
を抑止出来、よって、ホース4の切断を防止することが
出来る。又、ストッパー7、8に気道6、6aを設けたの
で、使用時にストッパー7、8よりホース4が閉鎖され
てしまったとしても、気道6、6aを通過させてバッグ主
体2内に空気を送入して、バッグ主体2を膨張させるこ
とが出来、而も、バッグ主体2膨張後も送気圧を保持し
て、バッグ主体2の膨張状態を維持することが出来るた
め、首尾良く、確実に管路P内の流体を遮断することが
出来る。よって、本発明に係る止水装置用バッグ1を取
付けた止水装置本体Wを水道管の2箇所に設置すれば、
その間への水流入を完全に防止することが出来、水道管
の部分的な交換に最大の効力を発揮させることが出来
る。
嵌したので、該スリーブ22、28でホース4両端部にかか
る引張力を受けることが出来るため、ストッパー7、8
によるホース4両端の開口部の変形を防止することが出
来、よってホース4自体への負担を最小限に抑えること
か出来る。又、スリーブ22、28のホース4からの突出端
部に内径がストッパー7、8の外径より大きいガイド部
24、29を設け、該ガイド部24、29にストッパー7、8を
収容可能にしたので、ガイド部24、29によって、ストッ
パー7、8の位置ズレを防止することが出来、而もガイ
ド部24、ガイド部29の内径がストッパー7、8の外径よ
り大きいため、ガイド部24とストッパー7、ガイド部29
とストッパー8の間に隙間を設けて気道を確保すること
が出来る。従って、これらのことが相俟って、スリーブ
22の先端からバッグ主体2内に至る空気の流通を確実な
ものとすることが出来る。
カバー30で被覆すると共に、該カバー30をホース4の一
端側に固定したので、バッグ主体2内に突出状態のホー
ス4の一端部全体がカバー30で被覆されているため、畳
んだ状態のバッグ主体2を圧力の高い管路P内に配設す
る際、ホース4の一端部でバッグ主体2が損傷すること
を防止することが出来る。又、カバー30にストッパー8
の気道6aとバッグ主体2内を連通させる空気抜孔30a を
設けたので、空気抜孔30a を通して空気をバッグ主体2
内に送入することが出来る。
したので、張力のかかったロープ5がホース4に局部的
に接触するのを防止して、ホース4の損傷を防止するこ
とが出来る等その実用的効果甚だ大である。
断した斜視図である。
す断面図である。
面図である。
の使用時の部分拡大断面図である。
状態を示す拡大断面図である。
状態を示す一方向断面図である。
状態を示す他方向断面図である。
用状態を示す一方向断面図である。
用状態を示す他方向断面図である。
ホースの部分拡大断面図である。
辺の未使用時の部分拡大断面図である。
面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 止水装置用バッグ主体の取付口部に接続
した可撓性を有するホース内にロープを遊挿し、該ロー
プの両端部にホースの両端部に係止可能なストッパーを
設け、該ストッパーに気道を設けたことを特徴とする止
水装置用バッグ。 - 【請求項2】 ストッパーを、ホース内径より大径な円
筒状のストッパー本体と、ストッパー本体とホース間に
設けた座金とし、座金に、孔部より外周に至る気道を設
けたことを特徴とする請求項1記載の止水装置用バッ
グ。 - 【請求項3】 ホース両端部にスリーブを挿嵌し、該ス
リーブのホースからの突出端部に内径がストッパーの外
径より大きい筒状のガイド部を設け、該ガイド部にスト
ッパーを収容可能にしたことを特徴とする請求項1又は
2記載の止水装置用バッグ。 - 【請求項4】 バッグ主体内のロープの先端側をカバー
で被覆すると共に、該カバーをホースの一端側に固定
し、前記カバーにストッパーの気道とバッグ主体内を連
通させる空気抜孔を設けたことを特徴とする請求項1、
2又は3記載の止水装置用バッグ。 - 【請求項5】 ホースにコイルスプリングを配設したこ
とを特徴とする請求項1、2、3又4記載の止水装置用
バッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000055091A JP4361185B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 止水装置用バッグ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2001241590A true JP2001241590A (ja) | 2001-09-07 |
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4361185B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007043234A1 (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-19 | Delta Tooling Co., Ltd. | エアクッション |
KR100780808B1 (ko) | 2006-11-29 | 2007-11-30 | (주)신정뉴테크 | 맨홀 내부 하수관 물막이장치 |
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WO2021193684A1 (ja) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | クロダイト工業株式会社 | 遮断装置用バッグ |
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-
2000
- 2000-03-01 JP JP2000055091A patent/JP4361185B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2021193684A1 (ja) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | クロダイト工業株式会社 | 遮断装置用バッグ |
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