JP2001240308A - 摩擦送り車装置 - Google Patents

摩擦送り車装置

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JP2001240308A
JP2001240308A JP2001031742A JP2001031742A JP2001240308A JP 2001240308 A JP2001240308 A JP 2001240308A JP 2001031742 A JP2001031742 A JP 2001031742A JP 2001031742 A JP2001031742 A JP 2001031742A JP 2001240308 A JP2001240308 A JP 2001240308A
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thread
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friction
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Hermann Schmodde
ヘルマン・シュモッデ
Christoph Woerner
クリストフ・ベルナー
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Memminger IRO GmbH
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    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/38Devices for supplying, feeding, or guiding threads to needles
    • D04B15/48Thread-feeding devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H51/00Forwarding filamentary material
    • B65H51/02Rotary devices, e.g. with helical forwarding surfaces
    • B65H51/04Rollers, pulleys, capstans, or intermeshing rotary elements
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸処理機械の糸消費量が減少又は無くなった
ときに糸送り車から糸を確実に離す摩擦送り車装置を提
供すること 【解決手段】 糸送り車6と、これに糸21を係合させ
かつ糸21を離間させる糸案内レバー5と糸案内要素
7,22,33とを有する摩擦送り車装置1において、
糸21を糸送り車6から分離するときに、糸送り車6、
糸案内レバー5又は糸案内要素に振動発生装置28によ
って振動を掛け、糸21を糸送り車6から確実に離間さ
せる構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作中に糸が通り
若しくは係合し、又は、操作中に糸が沿って走行する少
なくとも1つの第1の糸案内要素と、担体装置によって
所定の回転軸の回りに回転可能に、糸の加工機械に接続
される担体に支持され、糸を摩擦で案内するための接触
面を有する少なくとも1個の糸送り車と、支持装置によ
って担体に支持され、糸と接触面との間を摩擦係合させ
る位置を有する第2の糸案内要素を担持する糸案内レバ
ーとを有する少なくとも1本の糸を送るための摩擦送り
車装置に関する。
【従来の技術】
【0002】糸処理機械、特に、糸消費が経時的に変動
したり停止したりする糸処理機械に糸を供給するため
に、いわゆる摩擦送り車装置(Friktionsfo
urnisseure)がしばしば使用されている。こ
の装置は、糸用の接触面を有し一定回転数で駆動される
糸送り車を有する。糸は、多くは360°よりも少ない
円周角を持つ糸送り車(Fadenlieferra
d)に巻かれる。また、糸は糸案内レバーのアイを通じ
て案内され、レバー位置が円周角を変えるようになって
いる。糸案内レバーは、糸送り車の弾性力によって糸送
り車から離れるように予圧されている。糸処理装置の糸
消費が止まると、糸案内レバーが糸を少なくともわずか
に糸送り車から離すか円周角を小さくして、糸送りが止
まるようにする。従って、糸消費は糸送りを制御する。
【0003】このような摩擦送り車装置を適宜に機能さ
せるためには、糸と接触面との間に或る摩擦があること
が重要である。ところが、運転に当たって、糸に付いて
運ばれ接触面に付着する油、ワックス、その他接触面に
付着する物質によって摩擦係数が変わる。これによっ
て、又は、必要な場合に接触面に形成されている例えば
プラスチックやゴム製の摩擦被膜の老化によって、装置
の送り特性が徐々に変化する。又、摩擦被膜と糸との間
の摩擦係数が大きい場合、糸が摩擦被膜に付着しようと
する。これによって、摩擦制御による停止、即ち、摩擦
送り車装置の走行停止が正しく行われなくなることがあ
る。例えば、糸案内レバーが外側へ旋回した場合にも、
糸がドラムから離れず、そのため継続して送られる。糸
が比較的長く静止状態にあるときには、糸が摩擦被膜か
ら離れようとはするが、糸と回転しているドラムの摩擦
被膜との間に接触が残っているために、糸及び摩擦被膜
の双方又は片方が損傷する可能性がある。ゴム被膜は特
に危険である。突然に糸送りが生じ、走行停止の後に再
び糸を送らなければならない場合には、摩擦係数があま
りにも小さいと、摩擦送り車装置の応答特性が損なわれ
る可能性がある。
【0004】米国特許第4,058,245号は、上述
の問題点に注目した特別の摩擦送り車を設けた摩擦送り
車装置を開示している。糸送り車は、例えば、蛇行する
環状溝として形成された接触面を有する。他の実施形態
においては、接触面は、車のスポーク、又は、円周方向
に見て互いに鋭角で交差し半径方向に傾斜して配置され
て車に保持されたピンによって形成される。車の回りに
支持された糸はピン又はスポークの間でジグザグ形状に
なっている。
【0005】接触面が個々の面に分けられていることと
糸がジグザグ形に案内されていることで、プラスチック
又はゴムで被膜された実質的に円筒形の糸送り車で生じ
る特性とは別の特性が得られる。このような摩擦送り車
装置も、その作動特性に関して、接触面と糸との摩擦に
左右されるという問題があった。摩擦は、また、ヤーン
タイプ(Garntyp)及び糸の種類(Fadena
rt)によるという問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は改良された摩擦送り車装置(Friktionsfo
urnisseur)を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は、操作中に糸
が通り若しくは係合し、又は、操作中に糸が沿って走行
する少なくとも1つの第1の糸案内要素と、担体装置に
よって所定の回転軸の回りに回転可能に、糸の加工機械
に接続される担体に支持され、糸を摩擦で案内するため
の接触面を有する少なくとも1個の糸送り車と、支持装
置によって担体に支持され、糸と接触面との間を摩擦係
合させる位置を有する第2の糸案内要素を担持する糸案
内レバーとを有する少なくとも1本の糸を送るための摩
擦送り車装置を次に述べる構成にすることによって解決
される。
【0008】本発明に基づく摩擦送り車装置は、糸に作
用する振動発生装置を有する。例えば、振動発生装置
が、糸案内レバー、糸送り車、第1の糸案内要素、又
は、他の糸に接触する要素に接続されることによって振
動発生装置が糸に作用する。
【0009】このようにして、特に糸の走行停止の時
に、糸が糸送り車の接触面から極めて容易に離れること
によって糸と糸送り車とが接触したままになっているこ
とが最少限に押さえられる。
【0010】糸が糸送り車の接触面に付着している場
合、糸、糸案内要素、糸送り車若しくは糸案内レバー又
はこれらと別の要素にかけられる振動によって、付着摩
擦を克服し、これが離間特性(糸送りの停止)をかなり
改善する。このことは(尤も、それだけではないが)、
特に、大きな摩擦係数を有するか表面が糸案内を良好に
行う構造になっている被覆を持った糸送り車に適用され
る。その他に、このことは、特に、大きな摩擦係数を有
する糸にも適応される。従来では、糸送り車の接触面に
堆積していて、場合によっては糸に付着する恐れのあ
る、サイズ(Schlichte)、油又はこれに類す
るもののような汚染物は、本発明の場合には、糸に全く
付着しないかほとんど付着しない。従って、糸と糸送り
車とが接触している状態にある程度の振動を与えるとい
う処置は、糸需要が停止又は停止状態になった場合に糸
を糸送り車から分離すること、即ち、糸送り車による糸
の供給を中断する作用が劇的に改善される。
【0011】糸に振動を与えることによって、糸の静止
状態では、糸は糸送り車からほぼ完全に離されている。
尤も、場合によって糸と糸送り車との間に接着摩擦領域
が僅かに残るものもあるが、この場合でも、糸と糸送り
車との係合が少なくなって、振動によって糸は糸送り車
に応力を掛けないかほとんど掛けることがなくなる。従
って、糸停止中に糸又は糸送り車に損傷を与えることが
ないから、糸停止時間を長くすることができる。
【0012】本発明の摩擦送り車装置を別々の摩擦特性
を有する種々の糸を扱うのに用いることができる。振動
を与えることによって、摩擦係数に変化があっても分離
を必要とする場合は、糸が摩擦係数の変化に関わりなく
糸送り車から正確に分離するからである。
【0013】本発明の構成においては、糸案内レバーを
回動レバー、弾性部材、又は、他のこれらと同様な要素
で形成することができる。重要なことは、糸案内レバー
は、操作中に糸送り車に糸張力を作用することができる
位置を取る第2の糸案内要素を担持することである。糸
案内レバーが剛性の高いレバーの場合は、例えば、懸架
点を変えることができる引っ張りばねを用いることによ
って、レバーを予圧する力を容易に設定・調整すること
ができる。この力の設定・調整によって、異なった糸張
力と糸の種類とに合わせることが可能になる。これに対
して、糸案内レバーが弾性レバーの場合は、特に簡単な
構造になる。両実施形態の場合とも、それぞれの糸案内
レバーが第2の糸案内要素から離間した端部で他の支持
装置(以下、「第2の支持装置」という)に支持されて
いる。糸案内レバーが剛体の場合、これを可動に(例え
ば、回動可能に)支持することができる。これとは別
に、糸案内レバーを振動させる、従って、糸案内レバー
によって担持されている第1の糸案内要素を振動させる
振動発生装置に、この第2の支持装置(回転軸受又は剛
体の把持要素)で接続することができる。この振動を多
かれ少なかれ第1の糸案内要素を介して糸に伝達するこ
とができる。
【0014】以上とは別に、又は、追加的に、糸送り車
用の第1の支持装置、及び、糸送り車の前に配置された
前側糸案内要素(前記の第1の案内要素、入口側案内要
素)若しくは後ろに配設された後側糸案内要素(第3の
案内要素、出口側案内要素)の双方又は片方を振動発生
装置に接続することができる。そのつど、糸に伝達する
ことができる振動運動が発生する。この際、振動運動を
必要な方向に行わせることができる。例えば、振動を回
転軸それぞれに対して横方向(乃至は直角方向)に、又
は、各回転軸又は回動軸に沿って、又は、これらに対し
て斜めに行わせることができる。振動発生装置が糸送り
車の前又は後ろに配列されている両糸案内要素に作用す
る場合は、振動発生装置を、糸の横方向へ(直角方向
へ)糸送り車の回転軸に平行に、又は、糸送り車の横方
向(乃至は直角方向)へ向けることができる。原理的に
は、振動発生装置は、縦横の運動が重畳された振動を行
って、対応の振動要素が線形ではなくて長円形又は円形
の軌道上を振動するようになっている。この場合、振動
運動は、例えば、小さな半径の円運動か長軸及び短軸方
向への小さな移動の重畳から成る小さな長円運動である
軌道運動になる。
【0015】糸送り車の接触面を間隔をおいて飛び飛び
に形成した接触面部分で構成することが特に実用的であ
ると考えられる。例えば、接触面を、複数の棒材、スポ
ーク、歯又はピンで構成して、ジグザグの糸道(糸走行
道)を形成することができる。この実施形態では、反応
特性がよいばかりでなく分離特性もよい。これは、使用
される糸の種類に関わりなく広く適用される。
【0016】糸送り車に前置されている入口側糸案内要
素も糸送り車に後置されている出口側糸案内要素も、糸
送り装置の操作側(例えば、糸ブレーキがある部分とそ
の下側)からアクセシブルに配設されており、糸案内レ
バーの第2の糸案内要素も糸送り車上の糸を走行させる
部分である糸走行路をこの糸送り車の操作側に面した円
周部分に形成する。こうすると、装置の構造は操作し易
いものになる。糸送りをする際に、糸が糸送り車の背後
を通す必要がなく、このことが操作を非常に容易にする
からである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の摩擦送り車装置を
図面を参照して実施形態に基づいて説明する。
【0018】図1に、全体で8個の糸送りフレーム、従
って、8つの糸送り機構(糸送りユニット)2を有する
糸の振動摩擦送り車装置1を示す。これらの糸送り機構
2は、基本的には同様に作られたものであって、それぞ
れが、糸ブレーキ3、糸案内アイ(接触要素)4、糸案
内レバー(揺動レバー)5、糸送り車6、糸出口側の糸
案内アイ(出口側糸案内要素、第3の糸案内要素)7を
有する。これらの各要素を区別するために、図1におい
ては、要素2,3,4,5,6,7の対応するものに参
照番号に添字a乃至hを付して示している。
【0019】糸送り車6a乃至6hは、共通の軸(担体
装置)8によって支持され、この軸8に対しては回転し
ないように固定されている。この軸8は、ハウジング
(担体)9内に収容されており、図示されていない軸受
装置によって回転可能に支持されて糸送り車6用の支持
装置を形成している。また、ハウジング9は傘歯車を内
蔵しており、その出力軸は軸8であり又はこれに接続さ
れており、その入力軸は糸送り車6a乃至6hを駆動す
るためのプーリー11を担持している。
【0020】図2に示すように、ハウジング9は、一側
端部(図では右側端部)に、糸加工をする機械、例え
ば、丸編機又は他の編機に振動摩擦送り車装置1を固定
するためのクランプ装置12を設けている。ハウジング
9にプーリー11が設けられており、これらプーリー1
1は、他の振動摩擦送り車装置のプーリーと同様に、旋
回するベルトにかみ合い、このベルトによって駆動され
る。振動摩擦送り車装置1の糸送り機構2は皆同様のも
のである。従って、図2に示された糸送り機構2hの説
明が他のすべての糸送り機構2a,b,c,d,e,
f,gに妥当する。それ故に、今後の説明では、添字を
除くことにする。他の要素3a乃至3h,4a乃至4
h,5a乃至5h,6a乃至6h,7a乃至7hについ
ても同様である。
【0021】ハウジング9の、クランプ装置12と反対
側の端部にブレーキ支持体14が固定されている。この
ブレーキ支持体14は糸ブレーキ3を支持する。糸ブレ
ーキ3は、共通のピン(又は棒部材)17に設けられて
いる2枚のブレーキディスク15,16から成る皿形ブ
レーキである。これらのブレーキディスク15,16
は、ローレット立てしたナット19とブレーキディスク
15との間に設けられた圧縮ばね18によって調節可能
に予圧されている。なお、他の形式のブレーキ、例え
ば、磁気予圧ブレーキ(magnetisch vor
gespannteBremse)、振動作用形ブレー
キ(vibrationsbeaufschlagte
Bremse)、巻き付け形ブレーキ(Umschi
lingungusbremse)、又は、他の糸運動
を阻止する装置を用いることができる。
【0022】ブレーキ支持体14は、糸ブレーキ3のす
ぐ側で、糸案内アイ4を保持している。送られてくる糸
21がこの糸案内アイ4から出て、他のアイ(第1の糸
案内要素、入口側糸案内要素)22へ導出される。アイ
22は、特に図5に示すように、セラミック製の脚部2
3を持つ図中右側へ開口したフックとして形成されるこ
とが望ましい。アイ22は、回動軸25を中心として揺
動可能にハウジング9に支承されている揺動腕24に保
持されている。揺動腕24は、ピボットピン26と連結
部材57とを介して、糸送り車6に固定された偏心輪2
7に接続されている。従って、アイ22は、すぐ次に述
べる振動発生装置の作動により、短いストロークの振動
運動を図5に矢印Pで示す方向へ行う。
【0023】揺動腕24、連結部材57及び偏心輪27
は振動発生装置28を構成する。回動軸25は、糸送り
車6の回転軸29に平行である(図5で一点鎖線で示さ
れている)。
【0024】これとは別に、又はこれに追加して、糸案
内アイ4又は全体的に若しくは部分的に糸に接触してい
る要素を継続して若しくは必要に応じて操作する電気
的、電磁気的若しくは機械的振動発生装置に接続するこ
とができる。両実施形態(アイ22を振動させる実施形
態及びアイ4を振動させる実施形態)では、糸ブレーキ
3と糸送り車6との間で糸21が振動操作される。
【0025】糸送り車6は、原則的に任意に形成され
る。例えば、糸送り車6を、外周に適宜なコーティン
グ、例えば、プラスチックコーティング又はゴムコーテ
ィングを施したディスク状のドラムにすることができ
る。しかし、図6に部分的にかつ若干簡潔に示されたス
ポーク輪が望ましい。この糸送り車6は、外周に、円周
方向に延びる溝状の凹部を有し、この凹部内に、円周方
向に並んで順次に交差するピン(棒部材)31,32が
配設されている。ピン31,32は、回転軸方向へ傾斜
した状態で半径方向へ延びると共に、相互に離間して配
置されている。相互に隣接しているピン31,32は接
触することがなく、相互に角度を成す。この角度は望ま
しくは鋭角であり、糸送り車6に掛けられた糸21がこ
の角度に影響されずに、ジクザグ形の経路をたどる。ピ
ン31,32は、糸21のために、間欠的に間隔を置い
て繰り返される接触面部分から成る接触面38を定め
る。
【0026】図2に示すように、糸21は、さらに、糸
案内レバー5の自由端に設けられた目穴(第2の糸案内
要素)33を通して案内される。この場合、目穴33
(又は、糸案内レバー5によって担持される他の糸案内
要素)は糸送り車6の回転軸29から半径方向に距離を
おいて配設されており、そして、この半径方向の距離は
糸案内レバー5の回動によって変更できる、即ち、調整
できる。
【0027】特に図5に示すように、糸案内レバー5
は、糸送り車6の回転軸29に平行な回動軸35を中心
にして回動可能に支持されている。図5に示されている
ばね機構36は、糸案内レバー5に他の力が作用しない
ときは、糸案内レバー5をその目穴33が糸送り車6か
らできるだけ離れた位置にくるように予圧する。このば
ね力は、糸21が編機によって引かれている時に糸21
がこのばね力に抗して糸案内レバー5を糸送り車6へ引
くことができる大きさに設定される。種々の糸について
糸の張力を変えるか振動摩擦送り車装置の調整を行う
か、それらの両方を行うために、糸の張力又は糸案内レ
バー5の回動行程及びこれらの両方を調整することがで
きる。
【0028】糸の走行路は、糸送り車6の後では、糸2
1を案内する、糸案内アイ7と、必要な場合には他の糸
案内アイ37a,37bとによって定められる。図4及
び5に示すように、糸案内アイ37a,37b間に、逆
走行阻止装置が形成されており、この逆走行阻止装置
に、回動可能に支持されている停止レバー(Abste
llhebel)40とブレーキ要素43とが設けられ
ている。このブレーキ要素43は糸21に対して鋭角を
成して形成された平坦領域にV字形の切欠き(図5)を
有する。停止レバー40は、ハウジング9から突出しブ
レーキ要素43の側にある鉤状の端部で糸21に係合し
ている。その他端はハウジング9内にあって、停止接触
子(Abstellkontakt)Kに係脱可能にな
っている。停止レバー40が停止接触子Kに接触する
と、停止装置が操作して機械が停止される。
【0029】糸21に張力がかかって糸案内アイ37
a,37b間に張られている時には、この糸21がブレ
ーキ要素43のV字形の切欠きをこれに接触することな
く通過するように、ブレーキ要素43は、例えば、糸案
内アイ37aのすぐ側に設けられている。停止レバー4
0は下降する方向に付勢されている。そこで、糸21の
張り(張力)が糸案内アイ37a,37b間で低下する
と、停止レバー40が、若干下降し、糸21をブレーキ
要素43のV字形切欠きに押入する。これによって、糸
21は、この切欠きに挟み込まれ、張力が落ちても逆走
するのが防止される。しかしながら、この状態では、停
止レバー40は停止接触子Kに接触するに至っていな
い。従って、機械(振動摩擦送り車装置)は停止されな
い。糸21が完全にゆるむかちぎれた場合に停止レバー
40が完全に下降して、初めて停止装置が作動する。
【0030】以下に、振動摩擦車装置の作動を詳述す
る。
【0031】作動が開始すると、プーリー11の少なく
とも1つに係合して回転する歯付きベルトがそのプーリ
ー11を駆動し、糸送り車6を取り付けている軸8を図
示しない歯車を介して駆動する。糸21は、糸ブレーキ
3のブレーキディスク15,16間を通過し、糸案内ア
イ4を通ってアイ22へ走行する。ここで、振動摩擦送
り車装置1に後置された糸処理機械、即ち、例えば、編
機は糸を消費(使用)中であり、そのため、糸案内アイ
37bから機械まで走行する糸21に張力が係っている
ものとしよう。そうすると、糸21は、繰り返して間隔
を置いて形成された接触面38の接触面部分に接触保持
され、従って、糸21は糸送り車6に係合保持される。
この場合でも、目穴33に、図2に示された矢印方向
(回転方向)58に、糸21を糸送り車6から引き離そ
うとする(小さな)力が作用している。しかし、後置の
機械が十分な糸消費を行っている限り、糸案内レバー5
は糸21を糸送り車6から引き離すことはない。また、
糸21は、糸送り車6に係合したままになっており、糸
送り車6によって矢印39で示すように積極的に送り出
される。このことは図2に示されている。この場合、糸
21は約270°の巻き付け角にわたって糸送り車6に
係合している。そして、糸案内レバー5は、糸21によ
って、ばね機構36(図5にただ図的に示されている)
の比較的弱い力に抗して、目穴33が糸送り車6の外周
面の近くに位置するように保持されている。
【0032】摩擦送り車装置1に後置されている処理機
械の糸消費が減少したりそれが全くなくなると、糸送り
車6は、まず、糸案内アイ7及び糸案内アイ37a,3
7bを介して現に処理機械に送られている糸よりも多め
の糸を短時間供給する。このように多めの糸送りが行わ
れると、糸案内レバー5は予圧ばね(例えば、ばね機構
36)の張力乃至予圧を受けて図2中矢印58の方へ回
動し、糸21を糸送り車6から引き離す方へ動かすこと
ができる。糸消費量が減少した場合は、送りが糸送り車
6への糸21の巻き付け角は明らかに減少する。しか
し、この場合にも、まだ、例えば、摩擦係合が残ってい
るので、まだ少量の糸を供給することができる。図3に
示されている回動中間位置において、糸21は、それが
糸案内レバー5の目穴33へ走行していく前に糸送り車
6に上記の通り巻き付け角が減少した状態で接触するか
らである。他方、糸21は、この目穴33からは実質的
に糸送り車6に接触することなしに糸案内アイ7に到達
する。即ち、目穴33と糸案内アイ7との間では、糸2
1と糸送り車6との接触がないか少なく、この間で糸2
1を糸送り車6に押しつけることもしない。これとは別
に、アイ22と糸案内アイ7とを適宜に配設することに
よって、糸21が引き離しの状態にされた場合は糸21
が糸送り車6に接触することがないように、糸21を糸
送り車6から完全に外すこともできる。両方の場合と
も、糸21はより長い静止時間損傷を受けずにいられ
る。
【0033】糸処理機械が糸21を全く消費しないか又
はほとんど消費しない場合には、特に図4に示すよう
に、糸案内レバー5はさらに糸送り車6から離れるよう
に回動し、目穴33を糸送り車6及び回転軸29からさ
らに離すことができる。この場合、目穴33を、糸21
がアイ22から目穴33まで糸送り車6に接触すること
なく走行する位置にくるようにする。従って、アイ22
から目穴33との間では糸21の送りは完全に停止さ
れ、糸21は「はずれて」いる。即ち、この間では糸2
1の送りは行われない。他方、糸21は目穴33から糸
案内アイ7へ、そして、別の糸案内アイ37a,37b
を通して機械へと続いている。ここで、目穴33と糸案
内アイ7との間では糸21の糸送り車6に対する巻き付
け角は非常に小さくなっているので、糸21と糸送り車
6との間の摩擦が糸21をその走行方向へ引きこれによ
って糸案内レバー5を糸送り車6に引き寄せるほどには
大きくなくなっている。このことは、少なくとも、糸2
1が再び張力を受けるに至るまで続く。
【0034】アイ22は、図5に示された偏心機構(振
動発生装置28)によって、連続して振動されている。
このことは、糸21が分離するとき、即ち、図2に示さ
れている糸21が供給される操作位置から図4に示され
ている糸が供給されない操作位置へ突然に移行する際に
特に重要である。後続の処理機械の糸消費が突然停止し
た場合、振動がなければ、糸21はまだ糸送り車6に係
合している。そのため、糸送り車6が後続の処理機械に
よって取り入れられていない糸21の部分を矢印39で
示す回転方向へと糸送り車6と共に送って、糸21を糸
案内レバー5から分離しにくくする傾向がある。しか
し、振動が加えられると、この振動が糸21に伝達され
て、糸21が糸送り車6から分離される。従って、糸消
費が減少すると、糸21は直ちに糸送り車6から外され
る。特に、この措置で、糸案内レバー5へは比較的小さ
な力を掛けるだけですませて、従って、糸に掛けなけれ
ばならずまた掛けることが許される張力を僅かにして、
このわずかな張力で糸を走行させることに成功してい
る。また、振動を掛けなければ糸送り車6に強く取りつ
こうとして問題になる恐れのある糸を問題なく処理する
ことができる。このことは、また、上述の構造の代わり
に、プラスチック又はゴムのコーティングをした円筒形
の面を有する糸送り車6に適用される。糸21の振動
は、糸ブレーキ−3の制動に抗して糸21の供給を助
け、これによって分離を助ける。なお、図2乃至4にお
いて、ハウジング9の、糸ブレーキ3側の空間及びその
下方の空間は糸21を振動摩擦送り車装置への取り付け
・取り外しをし、かつ、糸ブレーキ3,糸送り車6等へ
アクセスできる空間であって、摩擦送り車装置1乃至は
ハウジング9に対してこの空間側を操作側と呼ぶ。
【0035】上述の実施形態とは別な方法で、振動を振
動摩擦送り車装置1に伝達できる。例えば、糸21を、
短時間、ピン又は他の要素によって変位させるようにす
る方法をとるか、糸21に前記以外の方法で振動を掛け
る方法をとるかすることができる。そして、多くの場
合、糸ブレーキ3と糸送り車6との間のどの場所で振動
運動が糸21に作用しても問題にならない。
【0036】図7に概略的に示すように、振動を糸案内
レバー5にも掛けることができる。このために、例え
ば、まず、糸案内レバー5を所定位置に固定支持された
枢支点(支持装置)41で枢支し、糸案内レバー5を予
圧ばね42に接続することができる。また、予圧ばね4
2を振動発生装置28に接続する。即ち、予圧ばね42
は一端が枢支点41を介して糸案内レバー5に接続さ
れ、他端が振動発生装置28に接続されている。この構
成により、振動発生装置28によって発生された振動
は、予圧ばね42及び糸案内レバー5を介して、遂に
は、糸案内レバー5の目穴33に到達するようにするこ
とができる。予圧ばね42と糸案内レバー5とから構成
される振動伝動システムを同調状態に設定したり非同調
状態に設定できる。この実施形態では、糸送り車6は所
定位置に固定支持されている軸受装置に回転可能に軸支
されている。糸案内アイ7とアイ22も所定位置に固定
支持されている。
【0037】このことは、また、糸案内レバー5に振動
が掛けられている図8の実施形態に適用される。この振
動を生じさせるために、また、糸案内レバー5の枢支点
(支持装置)41に作用する振動発生装置28が用いら
れる。予圧ばね42は、一端が所定の位置に固定された
掛け止め点に、他端が枢支点41を介して糸案内レバー
5に接続されている。ここでも、糸案内レバー5が予圧
ばね42で定められる同調周波数で同調をとることがで
き、また、この同調周波数とは異なる周波数での振動発
生装置28の作動も可能になる。
【0038】これとは別に、糸案内レバー5自体が弾性
的に形成されているが振動発生装置28に回動可能に接
続されていない場合には、予圧ばね42を省略すること
ができる。例えば、剛性のある結合部を設けてこれを介
して振動発生装置6を振動させ、この送り車6に掛けら
れている糸21を振動させることができる。また、糸案
内レバー5を自然共鳴(Eigenresonanz)
で励起することが可能であるし、自然共鳴以外でも作動
するようにすることができる。上記に説明されている場
合には、目穴33は、糸21が走行する平面内を振動す
ることができるようになっている。図7及び8において
は目穴33は図面の平面上にあることになろう。しか
し、必要な場合には、振動は糸の走行方向に対して横方
向(乃至は直角方向)に、円形状に、又は、長円形状に
行われる。また、振動方向を経時的に変えることもでき
る。糸21が振動運動をして、糸送り車6に付着するこ
とがなく静摩擦が少なくとも分離点で分離障害を起こさ
ないようにすることが重要である。
【0039】このことは、糸送り車5の軸支装置、即
ち、特に、軸8が振動されるように構成されている図9
の実施形態においても達成される。また、その他の要素
は、所定位置に固定されている。回動可能に支承されて
いる糸案内レバー5も同様に振動運動をしない。それに
も拘わらず、振動作用によって、糸21が接触面38か
ら、特に、送り車6から送り出される糸21の、糸送り
車6との接触位置から離れることが助成される。
【0040】このことは、糸案内アイ7が振動運動され
る図10の実施形態にも適用される。尤もこの場合は、
糸21が糸送り車6から分離する仕方が、上述の実施形
態に対して幾分弱い。糸21がこれに張力が掛かって張
られていない時に、糸21によって、糸案内アイ7から
送り車6と糸21との間の接触場所に伝達される振動が
弱まるために生じるからである。
【0041】振動発生装置28は、原則的には、別個に
構成される。図5によれば、これを偏心装置で形成する
ことができる。図11は別の実施形態を示し、これで
は、従動カム44が押棒45を周期的に押して押棒45
に短いストロークで振動を発生するようになっている。
押棒45はばね46によって従動カム44に予圧を掛け
ることができる。従動カム44は糸送り車6に同調して
回転できるが、必要に応じ、回転数はこれより大きくも
小さくもする。さらに、従動カムを図11に示したもの
から外周面に複数の突起部を設けたものに変えると、こ
の従動カムは1回転につき数回のストロークを行うこと
ができる。
【0042】これとは別に、電気的振動を与えることも
可能である。図12は、このような振動発生装置28
で、所定位置に固定支持された電磁コイル47を有する
ものを概略的に示す。それの鉄芯48は、例えば、分極
され(N極とS極とに分極され)ており、例えば、弾性
バンド又は弾性ダイヤフラム50,51で軸方向に離間
した位置で懸架されている。電磁コイル47に交番応力
が掛かると、鉄芯48は図12に矢印で示された方向へ
振動する。この装置は、同調と非同調とを行うように設
定され、図6乃至10又は図5に基づいてそれぞれの要
素に振動運動を行わせることができる。振動運動を連続
して又は時間的に周期的に行わせることができる。
【0043】図13は、回転振動を発生させるために構
成された振動発生装置28を示す。これは、例えば、糸
送り車6の軸支装置としても用いられる。ここでは、軸
8は、偏心輪53によって保持されている軸受52内に
収容されている。偏心輪53は、別の軸受54を介し
て、所定位置に固定された軸受受け55に保持されてい
る。偏心輪53は、軸8の回りをこの軸8自体の回転に
関わりなく回転し、軸8に図13に矢印56で示したよ
うな起動振動をなす振動運動を生じさせる。この振動運
動の半径は比較的小さく、約1mmの振動振幅領域にあ
ることが望ましい。この振動運動は、軸8の回転からは
独立しているので、糸送り車6の回転数とは違った回転
数で行うようにすることができる。そして、この回転数
は糸送り車6の回転数よりも大きいことが望ましい。こ
の軸8の軌道振動により糸送り車6を振動し、糸21を
振動させる。
【0044】糸21の取り付け・取り外し(離間)を行
うため糸案内レバー5を用いる振動摩擦車1の場合、糸
案内要素であるアイ22、目穴33、糸案内アイ7に振
動を与えること又は糸送り車6に振動を与えることが摩
擦送り車装置1に引き離し操作を改善するのに利用され
る。
【0045】本発明に基づく摩擦送り車の構成の要点は
次の通りである。 (1)操作中に糸が通り若しくは係合し、又は、操作中
に糸が沿って走行する少なくとも1つの第1の糸案内要
素と、担体装置によって所定の回転軸の回りに回転可能
に、糸の加工機械に接続される担体に支持され、該糸を
摩擦で案内するための接触面を有する少なくとも1個の
糸送り車と、支持装置によって担体に支持され、糸と該
接触面との間を摩擦係合させる位置を有する第2の糸案
内要素を担持する糸案内レバーとを有し、糸に振動運動
を与える振動発生装置を設けて成る少なくとも1本の糸
を送るための摩擦送り車装置。 (2)前記振動発生装置は、前記糸案内レバー及び糸送
り車の双方若しくは片方又は前記第1の糸送り要素に振
動運動を発生させるために、前記支持装置及び前記担体
装置の双方若しくは片方又は第1の糸送り要素に接続さ
れる摩擦送り車装置。 (3)前記糸案内レバーは、前記第2の糸案内要素をそ
の自由端で担持し糸案内レバーの回動によって第2の糸
案内要素を前記糸送り車に接近させるかこれから離間さ
せる揺動レバーであり、かつ、糸案内レバーは、前記支
持装置によって前記回転軸に実質的に平行な回動軸の回
りに回動可能に支持されている摩擦送り車装置。 (4)前記糸案内レバーは弾性体である摩擦送り車装
置。 (5)前記振動発生装置は、前記糸案内レバーにその旋
回軸に対して横方向に振動運動を発生させるために、糸
案内レバーの前記支持装置に接続されている摩擦送り車
装置。 (6)前記摩擦送り車装置は、前記糸送り車へ送られる
糸を制動する糸ブレーキを有しており、前記振動発生装
置は、糸ブレーキと糸送り車との間に配設されかつ糸と
少なくとも短時間接触して糸に振動運動を与える接触要
素に接続されている摩擦送り車装置。 (7)前記接触面は間欠的に接触が行われる面である摩
擦送り車装置。 (8)前記糸送り車の前記接触面は棒部材で規定される
摩擦送り車装置。 (9)前記棒部材の隣接するもの同士は、対になって一
つの角度をなす摩擦送り車装置。 (10)前記第1の糸案内要素を入口側糸案内要素とし
て前記糸送り車に前置し、第3の糸案内要素を出口側糸
案内要素として後置し、入口側案内要素及び出口側案内
要素が共に前記摩擦送り車装置の所定の操作側からアク
セシブルに配設され、該糸送り車上の該操作側に向く円
周部分が該糸が走行する糸走行路になっている摩擦送り
車装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る8本の糸用の振動摩擦車装置の実
施形態の斜視図である。
【図2】糸送り中の、図1に基づく振動摩擦車装置の側
面図である。
【図3】糸が糸送り車から離れつつある時の、図1及び
図2に基づく振動摩擦車装置の側面図である。
【図4】糸が糸送り車から離れた状態での図1乃至3に
基づく振動摩擦車装置の側面図である。
【図5】図1乃至4に基づく振動摩擦車装置の部分斜視
図である。
【図6】糸送り車をスポーク車にした実施例の主要部の
斜視図である。
【図7】糸案内レバーに予圧ばねを介して振動を与える
形式の振動摩擦車装置の実施形態の概略図である。
【図8】糸案内レバーに直接振動を与える形式の振動摩
擦車装置の実施形態の概略図である。
【図9】糸送り車の軸に振動を与える形式の振動摩擦車
装置の実施形態の概略図である。
【図10】出口側の糸案内アイに振動を与える形式の振
動摩擦車装置の実施形態の概略図である。
【図11】カムと押棒とで構成された振動発生装置の実
施形態の概略図である。
【図12】電磁コイル、鉄芯及び弾性バンドを用いて構
成された振動発生装置の実施形態の概略図である。
【図13】偏心部材を用いた振動発生装置の実施形態の
概略図である。
【符号の説明】
1 振動摩擦送り車装置 2;2a〜2h 糸送り機構(糸送りユニット) 3;3a〜3h 糸ブレーキ 4;4a〜4h 糸案内アイ(接触要素) 5;5a〜5h 糸案内レバー(揺動レバー) 6;6a〜6h 糸送り車 7;7a〜7h (出口側)糸案内アイ(出口側糸案
内要素、 第3の糸案内要素) 8 軸(担体装置) 9 ハウジング(担体) 11 プーリー 12 クランプ装置 14 ブレーキ支持体 15,16 ブレーキディスク 17 ピン(棒部材) 18 圧縮ばね 19 ローレット立てしたナット 21 糸 22 アイ(第1の糸案内要素、入口側
糸案内要素) 23 セラミック製の脚部 24 揺動腕 25 回動軸 26 ピボットピン 27 偏心輪 28 振動発生装置 29 回転軸 31,32 ピン(棒部材) 33 目穴(第2の糸案内要素) 35 回動軸 36 ばね機構 37a,37b 糸案内アイ 38 接触面 39 矢印 40 停止レバー 41 枢支点(支持装置) 42 予圧ばね 43 ブレーキ要素 44 従動カム 45 押棒 46 ばね 47 電磁コイル 48 鉄芯 50,51 弾性バンド(弾性ガイヤフラム) 52 軸受 53 偏心輪 54 別の軸受 55 軸受受け 56 矢印 57 連結部材 58 矢印 K 停止接触子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作中に糸(21)が通り若しくは係合
    し、又は、操作中に糸(21)が沿って走行する少なく
    とも1つの第1の糸案内要素(22)と、 担体装置(8)によって所定の回転軸(29)の回りに
    回転可能に、糸(21)の加工機械に接続される担体
    (9)に支持され、該糸(21)を摩擦で案内するため
    の接触面(38)を有する少なくとも1個の糸送り車
    (6)と、 支持装置(41)によって該担体(9)に支持され、該
    糸(21)と該接触面(38)との間を摩擦係合させる
    位置を有する第2の糸案内要素(33)を担持する糸案
    内レバー(5)とを有する少なくとも1本の糸(21)
    を送るための摩擦送り車装置(1)において、該糸(2
    1)に振動運動を与える振動発生装置(28)を設けた
    ことを特徴とする摩擦送り車装置。
  2. 【請求項2】 前記振動発生装置(28)は、前記糸案
    内レバー(5)及び糸送り車(6)の双方若しくは片方
    又は前記第1の糸案内要素(22)に振動運動を発生さ
    せるために、前記支持装置(41)及び前記担体装置
    (8)の双方若しくは片方又は該第1の糸案内要素(2
    2)に接続されることを特徴とする請求項1に記載の摩
    擦送り車装置。
  3. 【請求項3】 前記糸案内レバー(5)は、前記第2の
    糸案内要素(33)をその自由端で担持し、該糸案内レ
    バー(5)の回動によって該第2の糸案内要素(33)
    を前記糸送り車(6)に接近させるかこれから離間させ
    る揺動レバーであり、かつ、該糸案内レバー(5)は、
    前記支持装置(41)によって前記回転軸(29)に実
    質的に平行な回動軸(35)の回りに回動可能に支持さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の摩擦送り車
    装置。
  4. 【請求項4】 前記糸案内レバー(5)は弾性体である
    ことを特徴とする請求項1に記載の摩擦送り車装置。
  5. 【請求項5】 前記振動発生装置(28)は、前記糸案
    内レバー(5)にその回動軸(35)に対して横方向に
    振動運動を発生させるために、該糸案内レバー(5)の
    前記支持装置(41)に接続されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の摩擦送り車装置。
  6. 【請求項6】 前記摩擦送り車装置(1)は、前記糸送
    り車(6)へ送られる糸(21)を制動する糸ブレーキ
    (3)を有しており、前記振動発生装置(28)は、該
    糸ブレーキ(3)と該糸送り車(6)との間に配設され
    かつ該糸(21)と少なくとも短時間接触して該糸(2
    1)に振動運動を与える接触要素(4)に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の摩擦送り車装置。
  7. 【請求項7】 前記接触面(38)は互いに離間した面
    部分から成ることを特徴とする請求項6に記載の摩擦送
    り車装置。
  8. 【請求項8】 前記糸送り車(6)の前記接触面(3
    8)は棒部材(31,32)で形成されることを特徴と
    する請求項6に記載の摩擦送り車装置。
  9. 【請求項9】 前記棒部材(31,32)の隣接するも
    の同士は、対になって一つの角度をなすことを特徴とす
    る請求項8に記載の摩擦送り車装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の糸案内要素(22)を入口
    側糸案内要素として前記糸送り車(6)に前置し、第3
    の糸案内要素(7)を出口側糸案内要素として後置し、
    該入口側案内要素及び該出口側案内要素が共に前記摩擦
    送り車装置(1)の所定の操作側からアクセシブルに配
    設され、該糸送り車(6)上の該操作側に向く円周部分
    が該糸(21)が走行する糸走行路になっていることを
    特徴とする請求項1に記載の摩擦送り車装置。
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PL345530A1 (en) 2001-08-27

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