JPH06193697A - ベルト伝動装置 - Google Patents

ベルト伝動装置

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Publication number
JPH06193697A
JPH06193697A JP34435492A JP34435492A JPH06193697A JP H06193697 A JPH06193697 A JP H06193697A JP 34435492 A JP34435492 A JP 34435492A JP 34435492 A JP34435492 A JP 34435492A JP H06193697 A JPH06193697 A JP H06193697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
tensioner
driving belt
transmission
tension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34435492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayoshi Morioka
久喜 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP34435492A priority Critical patent/JPH06193697A/ja
Publication of JPH06193697A publication Critical patent/JPH06193697A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝動ベルトから横振動共振音が発生すること
を未然に防止し得る手段を備えたベルト伝動装置を提供
すること。 【構成】 本発明のベルト伝動装置は、偏心させたテン
ショナ11を伝動ベルト5に圧接して、伝動ベルト5の
張力を周期的に変化させることにより、伝動ベルトから
横振動共振音が発生するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平ベルト、Vベルト、
タイミングベルト等の各種ベルトを用いるベルト伝動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルト伝動装置は、モータ等の駆
動源から出される駆動力をベルトを介して他の部材に伝
達するものであり、ベルト伝動装置における走行中のベ
ルトの横振動固有振動数fnは、ベルトの走行速度の影
響を受けるが、一般に弦の固有振動として取り扱うこと
ができ、次の式で表すことが出来る。
【0003】
【数1】
【0004】ここで上式におけるnは振動モードの次
数、lはベルトのスパン長さ、Tはベルト張力、ρはベ
ルトの線密度(単位長さ当りの質量)である。
【0005】このベルトの横振動固有振動数fnは、該
ベルトとこれを掛けたプーリとの噛み合い周波数fz、
若しくは前記プーリの回転周波数fNに一致あるいは接
近すると、共振により前記ベルトの振動振幅が急激に増
大し、それに伴い著しく大きな騒音を発生することはよ
く知られている。そこで、従来このような共振音による
騒音の発生を防止するために、ベルト伝動装置の設計に
際してそのプーリの回転数をベルトの横振動固有振動数
fnと共振しない範囲で使用することを設計仕様に定め
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のベルト伝動装置においては、稼働による
ベルトの伸び、その他に起因して、ベルトの横振動固有
振動数fnが徐々に変化し、プーリとの噛み合い周波数
fz、若しくはプーリの回転周波数fNに接近して共振
するため、共振音による騒音は完全に防止することはで
きなかった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、伝動ベルトが共振することを未
然に防止し得る手段を備えたベルト伝動装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のベルト伝動装置は、動力伝達中におけるベル
トの張力を周期的に変化させるためのテンショナを備え
ている。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明のベルト伝動装置
は、テンショナが動力伝達中におけるベルトの張力を周
期的に変化させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1および図2は本発明のベルト伝
動装置を示す図である。
【0011】ベルト伝動装置は、駆動源であるモータ1
と、そのモータ1に軸支された駆動プーリ3と、上軸9
に軸支された従動プーリ7と、前記モータ1の回転を前
記上軸9に伝達するために前記両プーリ3、7間に懸架
された伝動ベルト5と、その伝動ベルト5の張力を周期
的に変化させるためのテンショナ11とから構成されて
いる。
【0012】次に本発明の要部であるテンショナ11お
よびその近傍部分の構成の詳細を説明する。図2におい
て、略三角形状の板状部材からなる保持部材13は、テ
ンショナ11を回動可能に支持し、且つ伝動ベルト5に
対して圧接させるものであり、装置のシャーシ(図示せ
ず)部分に設けられた支持部15を中心に回動可能に支
持されている。前記保持部材13の右端には、円柱状の
テンショナ11が回転可能で、且つ偏心させた状態で支
持されている。また、前記保持部材13の左端には、ば
ね17の一端が取り付けられており、そのばね17の他
端は装置のシャーシ部分に取り付けられている。そし
て、前記保持部材13は前記ばね17の付勢力により、
前記支持部15を中心として反時計方向に回転して、前
記テンショナ11を前記伝動ベルト5に圧接するように
なっている。更には、前記保持部13には楕円形状の穴
18が形成されており、その穴18には、前記シャーシ
に設けられたネジ穴と係合可能なボルト19が挿通され
ている。そして、前記保持部13は、テンショナ11が
伝動ベルト5に対して最適な張力を付与可能な位置でボ
ルト19によって固定されている。
【0013】上記構成により、ベルト伝動装置の動作と
しては、前記モータ1を回転させると、これに軸支され
た駆動プーリ3が回転し、その回転力が、前記伝動ベル
ト5を介して前記従動プーリ7に伝達されて、前記上軸
9が回転する。その際、前記テンショナ11は伝動ベル
ト5の移動に伴って回転し、伝動ベルト5に対する圧接
力は、前記テンショナ11が保持部材13に対して偏心
させた状態で支持されていることにより、周期的に変化
する。
【0014】上記構成により、動力伝達中の前記伝動ベ
ルト5に作用する圧接力が周期的に変化するため、伝動
ベルトの張力はそれに伴って変化し、前記(1)式によ
り求められる伝動ベルトの横振動固有振動数fnが一定
の値をとらないことにより、その値が前記fz、若しく
はfNの値と一致、あるいは接近して、伝動ベルト5が
共振することがないため、横振動共振音の発生を未然に
防止することができる。
【0015】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において種々
の変更を加えることが可能である。例えば、本実施例に
おいては、伝動ベルトの張力を周期的に変化させるため
に偏心させて支持したテンショナを用いたが、テンショ
ナの形状を楕円にすれば、偏心させなくても張力を周期
的に変化させることが可能である。
【0016】また、テンショナをソレノイド等を用いて
移動し得るように構成し、その移動量を周期的に変化さ
せるようソフト的に制御することも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のベルト伝動装置によれば、伝動ベルトの横振動固
有振動数は周期的に変化して一定の値をとらないため、
その横振動固有振動数とプーリの回転周波数、若しくは
噛み合い周波数との値が接近して、伝動ベルトが共振す
ることがないことにより、伝動ベルトより共振音が発生
しないため、装置自体から発生する騒音を非常に低く抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルト伝動装置の概要を示す図であ
る。
【図2】本発明のベルト伝動装置の要部の構成を示す図
である。
【符号の説明】
5 伝動ベルト 11 テンショナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平ベルト、Vベルト、タイミングベルト
    等の各種ベルトを用いるベルト伝動装置において、 動力伝達中における前記ベルトの張力を周期的に変化さ
    せるためのテンショナを備えたことを特徴とするベルト
    伝動装置。
JP34435492A 1992-12-24 1992-12-24 ベルト伝動装置 Pending JPH06193697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34435492A JPH06193697A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 ベルト伝動装置

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JP34435492A JPH06193697A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 ベルト伝動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06193697A true JPH06193697A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18368595

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34435492A Pending JPH06193697A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 ベルト伝動装置

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JP (1) JPH06193697A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019105335A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 キヤノン株式会社 動力伝達装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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