JP2001239514A - 無機質板の製造方法 - Google Patents

無機質板の製造方法

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JP2001239514A
JP2001239514A JP2000287580A JP2000287580A JP2001239514A JP 2001239514 A JP2001239514 A JP 2001239514A JP 2000287580 A JP2000287580 A JP 2000287580A JP 2000287580 A JP2000287580 A JP 2000287580A JP 2001239514 A JP2001239514 A JP 2001239514A
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inorganic plate
sheet
dispersion
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Masayuki Iguchi
雅之 井口
Yasuhiro Tsutsumi
靖浩 堤
Masaaki Horie
正昭 堀江
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無機質板の製造において、成形時に抄造
シートが金型に、あるいは成形後の基板同士が付着する
こと、さらには、オートクレーブ養生後のエフロレッセ
ンスが発生することを防止し、無機質板の降雨等による
退色を防ぐとともに、このエフロレッセンス防止効果や
退色防止効果を長期間持続できる無機質板の製造方法を
提供する。 【解決手段】 少なくともセメントと顔料成分を固形分
成分として含有する原料スラリーに、樹脂を含む分散液
を混合し、抄造、成型、養生する無機質板の製造方法に
おいて、該分散液中の樹脂が熱硬化性樹脂である無機質
板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、無機質板
の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、この
出願の発明は、成形時に抄造シートが金型に、あるいは
成形後の基板同士が付着することを防ぎ、オートクレー
ブ養生後や長期使用中のエフロレッセンスの発生、さら
には退色をも長期にわたり防ぐことのできる無機質板の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セメント系の無機質板は、外壁材、屋根
材等の外装材として広く用いられており、表面に柄、目
地等の凹凸模様、着色、塗装等の施された多種多様の意
匠を有するものが提供されている。
【0003】従来の無機質板の製造方法では、無機質板
は、通常、少なくともセメント、またはセメントと顔料
成分を固形分成分として含有する原料スラリーを抄造
し、得られる抄造シートをプレス機によって成形して模
様付けし、次いで成形された基板を積載して室温にて養
生し、さらにオートクレーブ中で高温高圧下にて養生、
硬化することによって得られている。また、得られた原
板には、上塗り塗装を施して表面化粧仕上げを行い、化
粧被膜が形成されている。
【0004】無機質板は、その用途上、乾湿、熱、紫外
線、あるいは寒冷地での凍結融解など、環境変化による
ストレスを受けるものである。そのため、経年によっ
て、化粧被膜と原板の密着性の低下や原板の退色といっ
た問題が発生しやすい。
【0005】そこで、無機質板の製造においては、これ
まで、樹脂を含有した分散液を養生後の原板に塗布し
て、樹脂被膜を形成し、その後、上塗り塗装を施して化
粧被膜を形成していた。これにより、分散液中の樹脂が
原板と化粧被膜との密着性を上げ、さらに原板表面に形
成された樹脂被膜により、水分が原板に浸透することを
防ぎ、原板の退色を防止すると期待されていた。また、
このような分散液としては、原板および化粧被膜のいず
れに対しても密着性の高い、低いガラス転移点を有する
熱可塑性樹脂、とくに、熱分解や熱変性しにくいアクリ
ル系樹脂を含有するエマルジョンが用いられてきた。
【0006】しかしながら、このような従来の無機質板
の製造方法において、上塗り塗装により形成された化粧
被膜、分散液中の樹脂により形成された樹脂被膜、およ
び養生後の原板がそれぞれ層状に存在するため、実際に
は養生後の原板と化粧被膜の密着性が満足すべきもので
あるとはいい難く、化粧被膜が樹脂被膜とともに剥離し
やすく、水の浸透や退色を防止する効果が持続しないと
いう問題があった。
【0007】そこで、分散液が原板中にアンカリングさ
れ、原板との密着性が強固なものとなるように、分散液
を原料スラリー中に混合したり、養生前の抄造シートや
基板の表面に分散液を塗布するなどの方法も提案され
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のごと
く提案された無機質板の製造方法においては、新たな問
題が発生した。つまり、分散液中の樹脂のガラス転移点
が低く、粘性が高いために、原料スラリー中に混合した
場合には、スラリーが発泡したり、配管やタンクに付着
したりし、また抄造シートに分散液を塗布して成形した
場合には、成形時に抄造シートがプレス機の金型に付着
するなどの問題が生じ、さらに成形後、養生前の基板に
分散液を塗布した場合には、積載に際して基板同士が付
着してしまい、良好な原板が得られなかったのである。
【0009】また、低いガラス転移点を有する熱可塑性
樹脂は、オートクレーブ養生や焼き付け塗装などの加熱
を伴う製造・加工工程において高温下に置かれると再軟
化され、原板表面の樹脂被膜が溶出したり、オートクレ
ーブ養生中に積載された基板同士が強固に密着してしま
ったり、十分な防水性や退色防止機能を保持できなくな
ったりするという問題が発生したのである。そして、樹
脂が再軟化することにより、原板表面の樹脂被膜が溶出
し、オートクレーブ養生後や長期使用中に原板や無機質
板にエフロレッセンスが発生するという問題も新たに見
られたのである。
【0010】エフロレッセンスは、セメント中の石灰成
分が水に溶け出し、空気中の二酸化炭素と結合して無機
質板表面に固体として蓄積される白華現象であり、固体
として蓄積された炭酸カルシウムが無機質板表面を汚損
するだけでなく、発生箇所の周辺では、「浮き」が生
じ、無機質板の劣化を引き起こす恐れがある。このよう
なエフロレッセンスは、防水性の不十分な無機質板が降
雨等に曝され、原板に水が浸透した場合だけでなく、無
機質板の製造工程において原板に残存する水によっても
発生するものである。また、発生したエフロレッセンス
は強アルカリ性のため、オートクレーブ養生時に発生す
れば、原板表面への上塗り塗装の密着性を低下させ、化
粧被膜の劣化や剥離を生じさせ、無機質板の使用中に発
生すれば、化粧被膜の劣化、剥離、退色、変色だけでな
く、無機質板そのものの劣化、剥離、あるいは退色をも
生じさせる。
【0011】したがって、エフロレッセンスの抑制は、
無機質板の製造方法において、重要な課題のひとつであ
るといえる。この出願の発明は、以上のとおりの事情に
鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点を解消
し、成形時に抄造シートが金型に、あるいは成形後や養
生時に基板同士が付着することを防ぐことができ、オー
トクレーブ養生や塗装工程において加熱されても、樹脂
被膜が再軟化することのない無機質板の製造方法を提供
することを課題としている。さらに、この出願の発明
は、無機質板におけるエフロレッセンスの発生や降雨等
による退色を防ぎ、このような退色防止効果やエフロレ
ッセンス防止効果を長期間持続できる無機質板の製造方
法を提供することをも課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、第1には、少なくともセ
メントと顔料成分を固形分成分として含有する原料スラ
リーに、樹脂を含む分散液を混合し、抄造、成型、養生
する無機質板の製造方法において、該分散液中の樹脂が
熱硬化性樹脂である無機質板の製造方法を提供する。
【0013】また、この出願の発明は、第2には、少な
くともセメントと顔料成分を固形分成分として含有する
原料スラリーを抄造し、得られた抄造シート表面に樹脂
を含む分散液を塗布、次いで成形、養生する無機質板の
製造方法において、該分散液中の樹脂が熱硬化性樹脂で
ある無機質板の製造方法を提供する。
【0014】さらに、第3には、この出願の発明は、少
なくともセメントと顔料成分を固形分成分として含有す
る原料スラリーを抄造、成形し、得られた基板表面に樹
脂を含む分散液を塗布した後、養生する無機質板の製造
方法において、該分散液中の樹脂が熱硬化性樹脂である
無機質板の製造方法をも提供する。
【0015】そして、この出願の発明は、第4には、少
なくともセメントを固形分成分として含有する原料スラ
リーを抄造し、得られた抄造シート表面に樹脂および顔
料成分を含む分散液を塗布した後、成形、養生する無機
質板の製造方法において、該分散液中の樹脂が熱硬化性
樹脂である無機質板の製造方法をも提供する。
【0016】さらに、この出願の発明は、第5には、少
なくともセメントを固形分成分として含有する原料スラ
リーを抄造、成形し、得られた基板表面に樹脂および顔
料成分を含む分散液を塗布した後、養生する無機質板の
製造方法において、該分散液中の樹脂が熱硬化性樹脂で
ある無機質板の製造方法をも提供する。
【0017】そして、第6には、この出願の発明は、上
記のいずれかの無機質板の製造方法において、該分散液
が、サスペンションであることをその態様として提供す
る。さらに、この出願の発明は、第7には、少なくとも
セメントと顔料成分を固形分成分として含有する原料ス
ラリーに、樹脂粉末を混合し、抄造、成形、養生する無
機質板の製造方法において、該樹脂粉末が熱硬化性樹脂
の粉末である無機質板の製造方法、第8には、少なくと
もセメントと顔料成分を固形分成分として含有する原料
スラリーを抄造し、得られた抄造シート表面に樹脂粉末
を散布した後、成形、養生する無機質板の製造方法にお
いて、該樹脂粉末が熱硬化性樹脂の粉末である無機質板
の製造方法をも提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】この出願の発明の無機質板の製造
方法は、まず、少なくともセメントあるいはセメントと
顔料成分を固形分成分として含有する原料スラリー中
に、熱硬化性樹脂を含有する分散液、または熱硬化性樹
脂粉末を混合し、抄造、成形、室温養生、オートクレー
ブ養生を行うことにより無機質板を製造するものであ
る。
【0019】この出願の発明の無機質板の製造方法で
は、原料スラリー中に含まれた熱硬化性樹脂は、抄造、
およびプレス成形の際には溶融せず、基板中に分散され
ている。したがって、抄造シートがプレス機の金型に付
着するようなことはなく、基板の離型は容易である。ま
た、成形された基板を積載、室温養生する工程において
も、基板の表面が粘性を有さないため、基板同士の付着
は生じない。
【0020】この出願の発明の無機質板の製造方法で
は、また、少なくともセメント、あるいはセメントと顔
料成分を固形分成分として含有する原料スラリーを抄造
して得られる抄造シートに、熱硬化性樹脂を含む分散液
を塗布、あるいは熱硬化性樹脂の粉末を散布してもよ
い。熱硬化性樹脂が分散液として塗布された場合には、
樹脂は、塗布時、および成形時に抄造シート表面に含浸
される。しかし、抄造シート表面の樹脂は溶融せず、粘
性を有さないため、抄造シートはプレス機の金型に付着
せず、基板は容易に離型される。一方、熱硬化性樹脂が
粉末として抄造シート表面に散布された場合にも、樹脂
粉末は溶融せず、抄造シートの表面付近に存在するた
め、抄造シートが金型に付着することはない。したがっ
て、基板の離型は容易である。さらに、積載、室温養生
工程においても、これらの基板は表面が粘性を有さない
ため、基板同士が付着することもない。
【0021】この出願の発明の無機質板の製造方法で
は、さらに、少なくともセメント、あるいはセメントと
顔料成分を固形分成分として含有する原料スラリーを抄
造して得られる抄造シートをプレス成形した後、熱硬化
性樹脂を含む分散液を塗布してもよい。このような方法
では、成形工程では、抄造シート表面は粘性を有さない
ため、基板の金型からの離型は何ら影響を受けない。ま
た、積層、室温養生工程においても、表面が粘性を有さ
ないため、基板同士が付着することはない。
【0022】この出願の発明の無機質板の製造方法で
は、室温養生後、熱硬化性樹脂を含む基板がオートクレ
ーブ養生工程において高温高圧下に置かれることによ
り、基板中の熱硬化性樹脂が溶融し、硬化反応が起こ
る。これにより、得られた原板表面には、基板に強固に
アンカリングされた樹脂被膜が形成される。
【0023】このような樹脂被膜は、オートクレーブ養
生中に基板表面を覆うことにより、オートクレーブ養生
工程におけるエフロレッセンスの発生を防ぐことができ
る。また、無機質板の使用時においては、降雨などによ
る無機質板への水の浸透を防ぎ、これによりエフロレッ
センスの発生をも防止できる。また、樹脂被膜は、原板
中の顔料成分を被覆するため、顔料成分の水による流出
や劣化が防止され、経年による退色を防ぐこともでき
る。
【0024】さらに、樹脂被膜は原板にアンカリングさ
れているため、化粧被膜と原板の密着性が高くなり、防
水効果、退色防止効果、および意匠性が長期間持続され
る。また、このような熱硬化性樹脂被膜は、一度硬化す
れば再度加熱しても軟化、溶融することがないため、オ
ートクレーブ養生後に原板同士が密着することがない。
さらに、無機質板表面に焼き付け塗装等の加熱を伴う加
工を施しても、熱により樹脂被膜が溶融して表面均一性
が悪くなったり、樹脂被膜の一部が欠落することもな
い。
【0025】この出願の発明の無機質板の製造方法にお
いて、熱硬化性樹脂を分散液として混合、あるいは塗布
する場合には、分散液は、熱硬化性樹脂を含むものであ
れば、どのようなものであってもよく、その組成はとく
に限定されない。無機質板の特性に悪影響を及ぼさない
ものであれば、熱硬化性樹脂成分以外にも、硬化剤、相
溶化剤、充填材等を含んでいてもよい。また、原料スラ
リーが固形分として顔料を含まない場合には、熱硬化性
樹脂を含む分散液は顔料成分を含有することが好まし
い。
【0026】このような分散液では、樹脂は、熱硬化性
樹脂であり、オートクレーブの設定温度、設定圧力にお
いて分解せず、溶融硬化するものであれば、どのような
ものであってもよい。分散液に合わせて添加された硬化
剤の働きにより硬化反応を起こすものであってもよい
し、オートクレーブの設定温度、設定圧力のみで硬化す
るものであってもよい。好ましくは、原料スラリー中の
固形成分、抄造後の抄造シート、成形後の基板および顔
料成分のいずれに対しても高い密着性を示し、加熱、加
圧により硬化する熱硬化性アクリル系樹脂が例示され
る。
【0027】さらに、熱硬化性樹脂を含む分散液は、樹
脂が溶媒中で粒子状に分散したものであればよく、樹脂
溶液が溶媒中に分散したエマルジョンであっても、樹脂
が固体粒子として溶媒中に分散したサスペンションであ
ってもよい。好ましくは、樹脂が固体粒子として溶媒中
に分散されたサスペンションである。このとき、分散液
中の溶媒成分は、どのようなものであってもよいが、好
ましくは原料スラリー、抄造シート、および基板との親
和性が高い、水、あるいはアルコールなどの親水性の高
い有機溶媒である。また、分散液がエマルジョンの場合
には、樹脂溶液の溶媒は、該樹脂成分を溶解し、周囲の
溶媒とエマルジョンを形成しうるものであれば、どのよ
うなものであってもよい。
【0028】一方、この出願の発明の無機質板の製造方
法において、熱硬化性樹脂が樹脂粉末として原料スラリ
ー中に混合、あるいは抄造シート上に散布される場合に
は、樹脂粉末は、熱硬化性樹脂の粉末であればどのよう
なものであってもよい。粉末の粒径、粒度分布、嵩密度
などはとくに限定されない。
【0029】以上のとおりに、この出願の発明の無機質
板の製造方法は、熱硬化性樹脂を、分散液あるいは粉末
として原料スラリーに混合したり、抄造シートや基板に
塗布または散布することにより、成形時の抄造シートと
金型、または積載時や養生時の基板同士の付着を防止で
き、防水効果や退色防止効果、さらにはエフロレッセン
ス防止効果を長期にわたり持続できるものである。
【0030】以下、実施例を示し、さらにこの出願の発
明の無機質板の製造方法について説明する。もちろん、
この発明は以下の実施例に限定されるものではなく、細
部については様々な態様が可能であることは言うまでも
ない。
【0031】
【実施例】実施例1 (第1の発明) セメント54重量%、シリカ40重量%、パルプ4重量
%、顔料1重量%、樹脂サスペンション1重量%から成
る原料スラリーを抄造し、抄造シートを得た。樹脂サス
ペンションは、熱硬化性アクリル系樹脂を含むサスペン
ション(濃度:10重量%/水)とした。
【0032】この抄造シートをプレス機にて成形し、成
形金型への抄造シートの付着度合いを評価した(金型付
着生評価)。さらに、得られた基板を積載し、基板のブ
ロッキングポイントを数えた(ブロッキング性評価)。
【0033】室温で養生した後、オートクレーブ養生し
て原板を得た。得られた原板におけるエフロレッセンス
の発生範囲を確認した(エフロレッセンス評価)。この
原板を塗装せずに、水平面よりも45°に傾斜を持たせ
た支持台上で1年間にわたり、屋外にて南面暴露した。
屋外暴露期間経過後に原板の退色度合いを判定した(屋
外暴露試験)。
【0034】また、オートクレーブ養生後の原板に上塗
り塗装を施し、10分以内に化粧被膜表面に接着性を持
つシートを付着させ、剥離試験を実施して、剥離度より
塗膜密着性を評価した(塗膜初期密着性試験)。
【0035】さらに、上塗り塗装を施した原板を凍害試
験機に入れ、凍害試験を実施した後、塗膜表面に接着性
をもつシートを付着させ、剥離試験を実施し、剥離度よ
り塗膜密着性を評価した(塗膜密着性試験)。比較例1〜2 セメントを54重量%とし、シリカ40重量%、パルプ
5重量%、顔料1重量%から成る原料スラリーを抄造
し、抄造シートを得た(比較例1)。
【0036】また、セメント54重量%、シリカ40重
量%、パルプ4重量%、顔料1重量%、ガラス転移点が
10℃の熱可塑性アクリル系樹脂エマルジョン1重量%
(濃度:10%/水)から成る原料スラリーを抄造し、
抄造シートを得た(比較例2)。
【0037】各抄造シートについて、実施例1と同様
に、金型付着性評価、ブロッキング性評価、エフロレッ
センス評価、屋外暴露試験、塗膜初期密着性試験、およ
び塗膜密着性試験をおこなった。
【0038】実施例1および比較例1〜2の結果を表1
に示した。
【0039】
【表1】
【0040】表1より、原料スラリーに樹脂を添加せず
に製造した無機質板(比較例1)では、製造時の基板と
金型、あるいは基板同士の付着は見られないものの、退
色が激しく、塗膜剥離も生じ易いことが分かった。ま
た、原料スラリーにガラス転移点の低い熱可塑性樹脂を
添加した場合(比較例2)には、得られた無機質板での
退色や塗膜剥離は見られないものの、製造時に、基板と
金型、あるいは基板同士の付着が激しく、エフロレッセ
ンスの発生も多くみられた。
【0041】一方、原料スラリーに熱硬化性アクリル系
樹脂サスペンションを添加して得た無機質板(実施例
1)では、製造工程において、金型への基板の付着や、
積載時の基板同士の付着、さらにはオートクレーブ養生
後の原板表面でのエフロレッセンスの発生が防止される
ことが分かった。また、熱硬化性アクリル系樹脂サスペ
ンションを添加することにより、無機質板の長期使用に
よる退色が防止できること、および上塗り塗装を施した
無機質板における塗膜密着性が向上することが示され
た。実施例2〜3 (第2および第3の発明) セメント54重量%、シリカ40重量%、パルプ5重量
%、顔料1重量%から成る原料スラリーを抄造し、抄造
シートを得た。
【0042】この抄造シート表面に熱硬化性アクリル系
樹脂を含むサスペンション(濃度:10重量%/水)を
塗布し、プレス機にて成形した(実施例2)。このと
き、金型付着性を評価した。
【0043】また、同じ抄造シートをプレス機にて成形
し、金型付着性を評価した後、得られた基板に熱硬化性
アクリル系樹脂を含むサスペンション(濃度:10重量
%/水)を塗布した(実施例3)。
【0044】これらの基板に対して、それぞれ、実施例
1と同様の操作を行い、ブロッキング性評価、エフロレ
ッセンス評価、屋外暴露試験、塗膜初期密着性試験、お
よび塗膜密着性試験をおこなった。比較例3 実施例2、3と同組成の原料スラリーを抄造し、得られ
た抄造シートにガラス転移点が10℃の熱可塑性樹脂を
含むエマルジョン(濃度:10重量%/水)を塗布し、
金型付着性を評価した。
【0045】この基板について、実施例1と同様の方法
で、ブロッキング性評価、エフロレッセンス評価、屋外
暴露試験、塗膜初期密着性試験、および塗膜密着性試験
をおこなった。
【0046】実施例2〜3および比較例3の結果を表1
に示した。表1より、抄造シートにガラス転移点の低い
熱可塑性樹脂を含有したエマルジョンを塗布した場合
(比較例3)には、無機質板の退色や塗膜剥離は防止で
きるものの、製造工程において金型への基板の付着や、
積載時の基板同士の付着、さらには、エフロレッセンス
の発生が顕著となることが示された。
【0047】一方、熱硬化性アクリル系樹脂サスペンシ
ョンを抄造シート(実施例2)、または成形後の基板
(実施例3)に塗布して得た無機質板では、製造工程に
おいて、金型への基板の付着や、積載時の基板同士の付
着、さらにはオートクレーブ養生後の原板表面でのエフ
ロレッセンスの発生が防止されることが分かった。ま
た、熱硬化性アクリル系樹脂サスペンションを塗布する
ことにより、無機質板の長期使用による退色が防止でき
ること、上塗り塗装を施した無機質板における塗膜密着
性が向上することが示された。実施例4〜5 (第4および第5の発明) セメント55重量%、シリカ40重量%、パルプ5重量
%から成る原料スラリーを抄造し、得られた抄造シート
の表面に熱硬化性アクリル系樹脂と原料固形分に対して
1重量%の顔料を含むサスペンション(濃度:10重量
%/水)を塗布し、プレス機で成形して(実施例4)、
金型付着性を評価した。
【0048】また、同じ抄造シートを、プレス成形し、
金型付着性を評価した後、得られた基板の表面に、熱硬
化性アクリル系樹脂と原料固形分に対して1重量%の顔
料を含むサスペンション(濃度:10重量%/水)を塗
布した(実施例5)。
【0049】それぞれの基板に対して、実施例1と同様
の操作を行い、ブロッキング性評価、エフロレッセンス
評価、屋外暴露試験、塗膜初期密着性試験、および塗膜
密着性試験をおこなった。比較例4〜5 実施例4、5と同じ組成の原料スラリーを抄造し、得ら
れた抄造シートの表面に顔料スラリー(40重量%)の
みを塗布した(比較例5)。
【0050】また、抄造シートの表面にガラス転移点が
10℃の熱可塑性アクリル系樹脂と原料固形分に対して
1重量%の顔料を含むエマルジョン(濃度:10重量%
/水)を塗布した(比較例6)。
【0051】各抄造シートについて、実施例1と同様の
操作を行い、金型付着性評価、ブロッキング性評価、エ
フロレッセンス評価、屋外暴露試験、塗膜初期密着性試
験、および塗膜密着性試験をおこなった。
【0052】実施例4〜5および比較例4〜5の結果を
表1に示した。表1より、抄造シートに顔料のみを含む
スラリーを塗布した場合(比較例4)には、製造時に基
板の金型への付着が若干見られるものの、基板同士の付
着は起こらないことが示された。しかし、オートクレー
ブ養生後に原板表面にエフロレッセンスが生じ易いこ
と、得られた無機質板は、長期使用により完全に退色し
てしまい、上塗り塗装の塗膜剥離が起こり易いことも示
された。
【0053】また、抄造シートにガラス転移点の低い熱
可塑性樹脂と顔料を含有したエマルジョンを塗布した場
合(比較例5)には、無機質板の退色や塗膜剥離は防止
できるものの、製造工程において金型への基板の付着
や、積載時の基板同士の付着、さらには、エフロレッセ
ンスの発生が顕著となることが示された。
【0054】一方、顔料を含む熱硬化性アクリル系樹脂
サスペンションを抄造シート(実施例4)、または成形
後の基板(実施例5)に塗布して得た無機質板では、製
造工程において、金型への基板の付着や、積載時の基板
同士の付着、さらにはオートクレーブ養生後の原板表面
でのエフロレッセンスの発生が防止されることが分かっ
た。また、顔料を含む熱硬化性アクリル系樹脂サスペン
ションを塗布することにより、無機質板の長期使用によ
る退色が防止できること、上塗り塗装を施した無機質板
における塗膜密着性が向上することが示された。実施例6〜7 (第7および第8の発明) セメント54重量%、シリカ40重量%、パルプ4重量
%、顔料1重量%、熱硬化性アクリル系樹脂粉末1重量
%から成る原料スラリーを抄造し、抄造シートを得た
(実施例6)。この抄造シートをプレス成形し、金型付
着性評価を行った。
【0055】また、セメント55重量%、シリカ40重
量%、パルプ5重量%から成る原料スラリーを抄造し、
抄造シートを得た(実施例7)。この抄造シート表面
に、熱硬化性アクリル系樹脂粉末を散布した後、プレス
成形し、金型付着性を評価した。
【0056】これらの基板に対して、それぞれ、実施例
1と同様の操作を行い、ブロッキング性評価、エフロレ
ッセンス評価、屋外暴露試験、塗膜初期密着性試験、お
よび塗膜密着性試験をおこなった。比較例6 セメント55重量%、シリカ40重量%、パルプ4重量
%、顔料1重量%から成る原料スラリーを抄造し、抄造
シートを得た。この抄造シートにガラス転移点が10℃
の熱可塑性アクリル系樹脂の粉末を散布した後、プレス
成形して金型付着性を評価した。
【0057】また、得られた基板について、実施例1と
同様の操作を行い、ブロッキング性評価、エフロレッセ
ンス評価、屋外暴露試験、塗膜初期密着性試験、および
塗膜密着性試験をおこなった。
【0058】以上実施例6〜7、および比較例6の評価
結果を表1に示した。表1より、原料スラリーにガラス
転移点の低い熱可塑性樹脂の粉末を混合して得た無機質
板(比較例6)では、無機質板の退色や塗膜剥離は防止
できるものの、製造工程において金型への基板の付着
や、積載時の基板同士の付着、さらには、エフロレッセ
ンスの発生が顕著となることが示された。
【0059】一方、熱硬化性アクリル系樹脂粉末を原料
スラリーに混合した場合(実施例6)、および抄造シー
トに熱硬化性アクリル系樹脂粉末を散布した場合(実施
例7)には、製造工程において、金型への基板の付着
や、積載時の基板同士の付着、さらにはオートクレーブ
養生後の原板表面でのエフロレッセンスの発生が防止さ
れることが分かった。また、熱硬化性アクリル系樹脂粉
末を原料スラリーに混合、あるいは抄造シートに散布す
ることにより、得られる無機質板の長期使用による退色
が防止できること、上塗り塗装を施した無機質板におけ
る塗膜密着性が向上することが示された。
【0060】以上より、熱硬化性樹脂を含むサスペンシ
ョンや熱硬化性樹脂の粉末を原料スラリーに添加、混合
したり、抄造シートや基板上に塗布あるいは散布するこ
とにより、無機質板の退色や、長期の使用による化粧被
膜の剥離を防止できることが示された。また、このよう
な方法を用いて無機質板を製造することにより、成形工
程での抄造シートの金型への付着や、積載、養生工程に
おける基板同士の付着、さらにはオートクレーブ養生時
のエフロレッセンスの発生が防止できることが示され
た。
【0061】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この出願の
発明によって、無機質板の退色や、長期の使用による化
粧被膜の剥離を防止できることが示された。また、この
ような方法を用いて無機質板を製造することにより、成
形工程での抄造シートの金型への付着や、積載、養生工
程における基板同士の付着、さらにはオートクレーブ養
生時のエフロレッセンスの発生が防止できる。また、こ
の出願の発明によって、無機質板の経年による退色を防
止し、エフロレッセンス発生防止効果や退色防止効果を
長期間持続させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 24:26) C04B 24:26) D (72)発明者 堀江 正昭 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 4G012 PA22 PA23 PB03 PB04 RA01 4G052 DA01 DA08 DB01 DC01 DC06 EA02 EA09 EB01 EB15 EB26 GA02 GA11 GA23 GB84 GC01 4G055 AA02 AB05 AC01 AC09 BA36

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともセメントと顔料成分を固形分
    成分として含有する原料スラリーに、樹脂を含む分散液
    を混合し、抄造、成型、養生する無機質板の製造方法に
    おいて、該分散液中の樹脂が熱硬化性樹脂であることを
    特徴とする無機質板の製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくともセメントと顔料成分を固形分
    成分として含有する原料スラリーを抄造し、得られた抄
    造シート表面に樹脂を含む分散液を塗布、次いで成形、
    養生する無機質板の製造方法において、該分散液中の樹
    脂が熱硬化性樹脂であることを特徴とする無機質板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 少なくともセメントと顔料成分を固形分
    成分として含有する原料スラリーを抄造、成形し、得ら
    れた基板表面に樹脂を含む分散液を塗布した後、養生す
    る無機質板の製造方法において、該分散液中の樹脂が熱
    硬化性樹脂であることを特徴とする無機質板の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 少なくともセメントを固形分成分として
    含有する原料スラリーを抄造し、得られた抄造シート表
    面に樹脂および顔料成分を含む分散液を塗布した後、成
    形、養生する無機質板の製造方法において、該分散液中
    の樹脂が熱硬化性樹脂であることを特徴とする無機質板
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 少なくともセメントを固形分成分として
    含有する原料スラリーを抄造、成形し、得られた基板表
    面に樹脂および顔料成分を含む分散液を塗布した後、養
    生する無機質板の製造方法において、該分散液中の樹脂
    が熱硬化性樹脂であることを特徴とする無機質板の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 分散液が、サスペンションである請求項
    1ないし5のいずれかの無機質板の製造方法。
  7. 【請求項7】 少なくともセメントと顔料成分を固形分
    成分として含有する原料スラリーに、樹脂粉末を混合
    し、抄造、成形、養生する無機質板の製造方法におい
    て、該樹脂粉末が熱硬化性樹脂の粉末であることを特徴
    とする無機質板の製造方法。
  8. 【請求項8】 少なくともセメントと顔料成分を固形分
    成分として含有する原料スラリーを抄造し、得られた抄
    造シート表面に樹脂粉末を散布した後、成形、養生する
    無機質板の製造方法において、該樹脂粉末が熱硬化性樹
    脂の粉末であることを特徴とする無機質板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8012599B2 (en) 2003-06-16 2011-09-06 Jfe Steel Corporation Surface-treated steel sheet with excellent corrosion resistance and method for manufacturing same
CN113939367A (zh) * 2019-06-14 2022-01-14 古河机械金属株式会社 无机材料的制造方法及无机材料制造装置

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