JP2001239205A - 塗装面保護方法及び離型シート - Google Patents
塗装面保護方法及び離型シートInfo
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- JP2001239205A JP2001239205A JP2000056917A JP2000056917A JP2001239205A JP 2001239205 A JP2001239205 A JP 2001239205A JP 2000056917 A JP2000056917 A JP 2000056917A JP 2000056917 A JP2000056917 A JP 2000056917A JP 2001239205 A JP2001239205 A JP 2001239205A
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- JP
- Japan
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- sheet
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- painted surface
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】塗装面を支持する際に、塗膜の損傷を防止可能
な塗装面保護方法を提供する。 【解決手段】塗装場で塗装したブロック4をストックす
る場合に、支持体1の上にベニヤ板2を置き、離型層を
持つシート3を、離型層が塗装面5に対向するように敷
設することにより、塗膜がシートに付着することがな
く、塗膜の損傷を防止できる。
な塗装面保護方法を提供する。 【解決手段】塗装場で塗装したブロック4をストックす
る場合に、支持体1の上にベニヤ板2を置き、離型層を
持つシート3を、離型層が塗装面5に対向するように敷
設することにより、塗膜がシートに付着することがな
く、塗膜の損傷を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、離型シートを用い
て塗装面を保護する方法および離型シートに関する。
て塗装面を保護する方法および離型シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船体の塗装作業は、ブロック時に
所定塗装の1回〜3回塗りを行い、ブロック搭載を行っ
ていた。すなわち、塗装場でブロック(船体構造物)を
塗装後、塗膜が未乾燥又は乾燥した状態でブロックを移
動して一時的にストックする際に、盤木に据え付けられ
ていた。その際、盤木上にベニヤ板を置き、更に、ビニ
ルシートでベニヤ板を覆い、その上に塗装を施したブロ
ックを据え付けることが行なわれていた。
所定塗装の1回〜3回塗りを行い、ブロック搭載を行っ
ていた。すなわち、塗装場でブロック(船体構造物)を
塗装後、塗膜が未乾燥又は乾燥した状態でブロックを移
動して一時的にストックする際に、盤木に据え付けられ
ていた。その際、盤木上にベニヤ板を置き、更に、ビニ
ルシートでベニヤ板を覆い、その上に塗装を施したブロ
ックを据え付けることが行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、ブロッ
クの荷重と塗膜の粘着性によってビニルシートに塗膜が
付着し、ビニルシートが容易に剥がれなくなる。また、
機械的にビニルシートを剥がすために、折角塗装した塗
膜の一部がビニルシートと一緒に剥がれ、その部分の塗
膜が凸凹になったり、最悪の場合、ブロックの素地面が
露出することがある。この損傷部分の補修塗装には、か
なりの時間と費用を要していた。
クの荷重と塗膜の粘着性によってビニルシートに塗膜が
付着し、ビニルシートが容易に剥がれなくなる。また、
機械的にビニルシートを剥がすために、折角塗装した塗
膜の一部がビニルシートと一緒に剥がれ、その部分の塗
膜が凸凹になったり、最悪の場合、ブロックの素地面が
露出することがある。この損傷部分の補修塗装には、か
なりの時間と費用を要していた。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解消す
べくなされたものであり、その目的とするところは、塗
装面の支持などに際して、塗膜の損傷を防止可能な塗装
面保護方法、及び離型性に富む離型シートを提供するこ
とにある。
べくなされたものであり、その目的とするところは、塗
装面の支持などに際して、塗膜の損傷を防止可能な塗装
面保護方法、及び離型性に富む離型シートを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の塗装面保護方法は、塗装面を支える際に、
離型層を持つシートを、前記離型層が前記塗装面に対向
するように、支持体上に敷設することを特徴としてい
る。
め、本発明の塗装面保護方法は、塗装面を支える際に、
離型層を持つシートを、前記離型層が前記塗装面に対向
するように、支持体上に敷設することを特徴としてい
る。
【0006】上記の如く、塗装面を支える際に、離型層
を持つシートを、前記離型層が前記塗装面に対向するよ
うに、支持体上に敷設すると、離型層を持つシートの離
型層の作用により塗膜が支持体上のシートに付着するの
を防ぐことができる。
を持つシートを、前記離型層が前記塗装面に対向するよ
うに、支持体上に敷設すると、離型層を持つシートの離
型層の作用により塗膜が支持体上のシートに付着するの
を防ぐことができる。
【0007】また、本発明によれば、塗装面に重量物を
載せる際に、前記塗装面に離型層を持つシートを、前記
離型層が前記塗装面に接するように敷設すると、塗装面
上に載せた重量物の下のシートが塗膜に付着するのを防
ぐことができる。
載せる際に、前記塗装面に離型層を持つシートを、前記
離型層が前記塗装面に接するように敷設すると、塗装面
上に載せた重量物の下のシートが塗膜に付着するのを防
ぐことができる。
【0008】上記の離型層を持つシート、つまり、離型
シートは、少なくともベース部材と離型層から構成され
ている。
シートは、少なくともベース部材と離型層から構成され
ている。
【0009】離型層としては、シリコーン樹脂又はフッ
素樹脂から構成されていることが好ましい。
素樹脂から構成されていることが好ましい。
【0010】また、ベース部材としては、例えば、合成
紙、不織布、布、各種の合成樹脂製シート、ガラスクロ
ス、発泡ポリエチレン、ウレタンフォームなどの可撓性
のシートから構成されていることが好ましい。
紙、不織布、布、各種の合成樹脂製シート、ガラスクロ
ス、発泡ポリエチレン、ウレタンフォームなどの可撓性
のシートから構成されていることが好ましい。
【0011】また、ベース部材に無数の小さな凹凸を設
けると、塗膜との接触面積が少なくなり、更に、剥離性
を高めることができる。
けると、塗膜との接触面積が少なくなり、更に、剥離性
を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0013】図1に示すように、塗装場(不図示)で塗
装したブロックをストックする場合は、盤木1上にベニ
ヤ板2を置き、更に、離型紙3でベニヤ板2を覆い、そ
の上に塗装したブロック(船体構造物)4を据え付け
る。
装したブロックをストックする場合は、盤木1上にベニ
ヤ板2を置き、更に、離型紙3でベニヤ板2を覆い、そ
の上に塗装したブロック(船体構造物)4を据え付け
る。
【0014】離型紙3は、図2に示すように、ベース部
材としての紙31と、ポリエチレン樹脂層32と、シリ
コーン剥離層33の3層構造、つまり、サンドイッチ構
造になっており、中間にあるポリエチレン樹脂層32
が、紙31とシリコーン剥離層33とのバインダーの役
目を担っている。
材としての紙31と、ポリエチレン樹脂層32と、シリ
コーン剥離層33の3層構造、つまり、サンドイッチ構
造になっており、中間にあるポリエチレン樹脂層32
が、紙31とシリコーン剥離層33とのバインダーの役
目を担っている。
【0015】しかし、紙31に相当するベース部材とシ
リコーン剥離層との相性が良い場合は、中間層としての
ポリエチレン樹脂層32を除くことが可能である。
リコーン剥離層との相性が良い場合は、中間層としての
ポリエチレン樹脂層32を除くことが可能である。
【0016】ベニヤ板2の上に離型紙3を敷く時は、シ
リコーン剥離層33が上になるように離型紙3を敷く。
すると、盤木1の上にブロック4を据え付けた時に、塗
装面5が離型紙3の非接地面側に位置するシリコーン剥
離層33に接する。
リコーン剥離層33が上になるように離型紙3を敷く。
すると、盤木1の上にブロック4を据え付けた時に、塗
装面5が離型紙3の非接地面側に位置するシリコーン剥
離層33に接する。
【0017】従って、塗膜が未乾燥や、乾燥状態で長期
間放置した場合であっても塗膜がベニヤ板2の上の離型
紙3に付着することがなく、塗膜の損傷が無くなる。仮
に塗膜が損傷しても極僅かであるから、補修塗装が楽に
なる。
間放置した場合であっても塗膜がベニヤ板2の上の離型
紙3に付着することがなく、塗膜の損傷が無くなる。仮
に塗膜が損傷しても極僅かであるから、補修塗装が楽に
なる。
【0018】以上の説明では、盤木1上にブロック4を
据え付ける時に、盤木1に乗っているベニヤ板2上に離
型紙3を敷く場合について説明したが、本発明は、これ
に限らない。すなわち、塗装面に重量物を載せる時に、
塗装面上に離型紙を敷いて塗膜が重量物に付着しないよ
うにすることもできる。
据え付ける時に、盤木1に乗っているベニヤ板2上に離
型紙3を敷く場合について説明したが、本発明は、これ
に限らない。すなわち、塗装面に重量物を載せる時に、
塗装面上に離型紙を敷いて塗膜が重量物に付着しないよ
うにすることもできる。
【0019】一方、図3に示すように、エンボス加工な
どによって離型紙3に無数の小さな凹凸6を付与する
と、塗膜との接触面積が少なくなり、更に、離型性が向
上する。
どによって離型紙3に無数の小さな凹凸6を付与する
と、塗膜との接触面積が少なくなり、更に、離型性が向
上する。
【0020】
【発明の効果】上記のように、本発明は、塗装面を支え
る際に、離型層を持つシートを、前記離型層が前記塗装
面に対向するように、支持体上に敷設するので、(イ)
塗膜が未乾燥状態でも粘着がなく、容易に外れる、
(ロ)粘着による塗膜の損傷(剥がれ)が無い、(ハ)
加圧による塗膜の損傷が大幅に減少する、(ニ)塗膜損
傷の手直し、補修作業が大幅に減少するなどの優れた効
果が得られる。
る際に、離型層を持つシートを、前記離型層が前記塗装
面に対向するように、支持体上に敷設するので、(イ)
塗膜が未乾燥状態でも粘着がなく、容易に外れる、
(ロ)粘着による塗膜の損傷(剥がれ)が無い、(ハ)
加圧による塗膜の損傷が大幅に減少する、(ニ)塗膜損
傷の手直し、補修作業が大幅に減少するなどの優れた効
果が得られる。
【0021】また、本発明は、塗装面に重量物を載せる
際に、前記塗装面に離型層を持つシートを、前記離型層
が前記塗装面に接するように敷設するので、塗装面上に
載せた重量物が塗膜に付着するのを防ぐことができる。
際に、前記塗装面に離型層を持つシートを、前記離型層
が前記塗装面に接するように敷設するので、塗装面上に
載せた重量物が塗膜に付着するのを防ぐことができる。
【図1】本発明に係る塗装面保護方法の実施形態を示す
側面図である。
側面図である。
【図2】離型紙の断面図である。
【図3】改良された離型紙の断面図である。
1 支持体 3 離型層を持つシート 5 塗装面 33 離型層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC86 CA07 CA14 DA04 DA06 DA07 DA25 DB18 DB20 DB31 DB36 DB50 DC08 EB13 EB16 EB42
Claims (5)
- 【請求項1】 塗装面を支える際に、離型層を持つシー
トを、前記離型層が前記塗装面に対向するように、支持
体上に敷設することを特徴とする塗装面保護方法。 - 【請求項2】 塗装面に重量物を載せる際に、前記塗装
面に離型層を持つシートを、前記離型層が前記塗装面に
接するように敷設することを特徴とする塗装面保護方
法。 - 【請求項3】 離型層がシリコーン樹脂又はフッ素樹脂
から構成されている離型シート。 - 【請求項4】 離型層を支持するベース部材が可撓性の
シートから構成されている請求項3記載の離型シート。 - 【請求項5】 離型層を支持するベース部材に凹凸を設
けた請求項3又は4記載の離型シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000056917A JP2001239205A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 塗装面保護方法及び離型シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000056917A JP2001239205A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 塗装面保護方法及び離型シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001239205A true JP2001239205A (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=18577789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000056917A Withdrawn JP2001239205A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 塗装面保護方法及び離型シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001239205A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100647084B1 (ko) | 2005-07-15 | 2006-11-23 | 삼성중공업 주식회사 | 선박의 곡블럭 적재용 캐리어 구조 |
KR200458266Y1 (ko) * | 2009-03-19 | 2012-02-10 | 방규열 | 선박의 도장 피막 보호용 커버 |
JP2017019422A (ja) * | 2015-07-13 | 2017-01-26 | ケーエムマテリアル株式会社 | 船舶用多層成形盤木及びその製造方法 |
-
2000
- 2000-03-02 JP JP2000056917A patent/JP2001239205A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100647084B1 (ko) | 2005-07-15 | 2006-11-23 | 삼성중공업 주식회사 | 선박의 곡블럭 적재용 캐리어 구조 |
KR200458266Y1 (ko) * | 2009-03-19 | 2012-02-10 | 방규열 | 선박의 도장 피막 보호용 커버 |
JP2017019422A (ja) * | 2015-07-13 | 2017-01-26 | ケーエムマテリアル株式会社 | 船舶用多層成形盤木及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |