JP2001236468A - カードリーダライタ - Google Patents

カードリーダライタ

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JP2001236468A
JP2001236468A JP2000047893A JP2000047893A JP2001236468A JP 2001236468 A JP2001236468 A JP 2001236468A JP 2000047893 A JP2000047893 A JP 2000047893A JP 2000047893 A JP2000047893 A JP 2000047893A JP 2001236468 A JP2001236468 A JP 2001236468A
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card
transport path
transport
cover
path
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JP2000047893A
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English (en)
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Mikio Mishiro
幹夫 三代
Masahide Ishida
政英 石田
Shigenori Kumada
茂範 熊田
Yukio Mitaka
幸雄 三高
Akira Yazawa
晃 矢澤
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NIPPON LEISURE CARD SYSTEM CO
Anritsu Corp
Nippon Leisure Card System Co Ltd
Original Assignee
NIPPON LEISURE CARD SYSTEM CO
Anritsu Corp
Nippon Leisure Card System Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でカードを搬送方向と直交する方向
に安定して回収できるカードリーダライタを提供する。 【解決手段】カードCは挿入口3からベース2とカバー
8の間に水平方向に挿入され、ガイド片11,12 及びアラ
イナ65に案内されて搬送ベルト16とローラ18b で水平に
搬送される。カード読み取り後、カードを下方に搬送す
る場合には、垂直下方に移動する押圧板84がベース2と
カバー8の間に挿入されてカバーを開く。カバーに設け
られたローラ18b によるカードの保持が解除され、押圧
板に押されたカードは垂直方向のガイド片12a に沿って
下降する。この時、カバーの解放に伴い、ばねでベース
2向きに付勢された進退板61の一対の案内片61b が搬送
面に突出し、下方に移動できるようにカードを両側から
案内する。水平方向から垂直下方に移るカードの移動姿
勢が安定し、下方への排出状態が一定になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード式の自販機
等に適用され、金額情報等の各種情報が記憶されている
カードの挿入により、このカードの各種情報を読み書き
するカードリーダライタに係り、特に、挿入口と異なる
別経路にカードを回収することができるカードリーダラ
イタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自販機は、紙幣、硬貨等の他に磁
気カードやICカードなど、予め金額情報が記憶されて
いるカードを用いることができるようになっている。こ
のような自販機などにはカードを受け入れ、読み書きす
るカードリーダライタが内蔵されている。カードリーダ
ライタは、挿入口から水平方向に挿入されて同方向に搬
送されたカードの金額情報を読み取り、物品購入に必要
な金額分を差し引いた金額情報を新たに書き込んだ後
に、挿入経路に沿って挿入方向とは逆の方向に送り返
し、挿入口から返却する。
【0003】上記カードリーダライタは、挿入されたカ
ードの金額情報が無し(残高0)になった場合や、カー
ド読み書きが正常に行えなかった場合など、予め定めた
回収条件を満たしたカードについては返却せずに回収す
る構成のものがある。
【0004】このようにカードを装置内に回収するため
に、カードの挿入経路が上述のように水平方向に沿う構
造の場合には、挿入経路の奥にあるカード読み取り位置
から鉛直下方に向かう回収経路を挿入経路に対して開閉
可能に設けておく。そして、カード回収を決定した場合
には、挿入経路からカードを回収経路内に落下させ、回
収経路の下方に設けた回収箱内にカードを回収してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、回収する
カードを装置内において挿入経路から下方に落下させて
いた従来のカードリーダライタにおいては、この落下時
にカードの姿勢が不安定になって落下経路内に詰まった
り、落下状態が一定しないために回収箱内で不規則な収
納状態になって所期の収納状態が得られなかったりする
など、落下回収時に種々の不都合が生じていた。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、簡単な構成でカードを搬送方向と直交
する方向に安定して回収できるカードリーダライタの提
供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載されたカ
ードリーダライタは、カードに対して情報の読み書きを
行なうカードリーダライタにおいて、前記カードを解放
可能に保持しながら第1搬送路に沿って搬送する第1搬
送手段と、前記第1搬送路内にある前記カードに対して
情報の読み書きを行なう読み書き手段と、前記第1搬送
手段が解放した前記カードを前記第1搬送路とは異なる
第2搬送路に沿って搬送する第2搬送手段と、前記第1
搬送手段が前記カードを解放した時に、前記第1搬送路
内に突出して前記カードを前記第2搬送路に沿って案内
する姿勢保持手段とを有している。
【0008】請求項2に記載されたカードリーダライタ
は、請求項1記載のカードリーダライタにおいて、前記
姿勢保持手段が、前記第1搬送手段が前記カードを前記
第1搬送路内に保持して搬送する時には前記第1搬送路
内に存在せず、前記第1搬送手段が前記第1搬送路内に
ある前記カードを解放した時には前記第1搬送路内に存
在して該カードを前記第2搬送路に沿って移動可能とな
るように案内する少なくとも一対の案内片を有している
ことを特徴としている。
【0009】請求項3に記載されたカードリーダライタ
は、カードに対して情報の読み書きを行なうカードリー
ダライタにおいて、前記カードの搬送面を有する基体
と、前記基体の搬送面に設けられて前記カードが搬送さ
れる第1搬送路を区画する第1案内部材と、前記カード
を第1搬送路に沿って搬送する第1搬送手段と、前記第
1搬送路内にある前記カードに対して情報の読み書きを
行なう読み書き手段と、前記基体の前記搬送面の側に開
閉可能に設けられた搬送路カバーと、前記搬送路カバー
に設けられ、前記搬送路カバーが閉じた時には前記カー
ドが前記第1搬送路に沿って移動できるように前記第1
搬送路内にある前記カードの他方の面に移動可能に接触
し、前記搬送路カバーが開いた時には前記カードの他方
の面から離れる保持手段と、前記基体の搬送面に設けら
れて前記カードが搬送される第2搬送路を区画する第2
案内部材と、前記基体に設けられ、前記搬送路カバーを
開きながら前記第1搬送路内にある前記カードを前記第
2搬送路に送りこむ第2搬送手段と、前記第2搬送手段
が前記搬送路カバーを開いた時に、前記第1搬送路内に
突出して前記カードを前記第2搬送路に沿って案内する
姿勢保持手段とを有している。
【0010】上記の構成によれば、次のような作用が得
られる。基体(ベース2)と搬送路カバー(8)の間に
設定されている第1搬送路(4)にカード(C)が挿入
される。このカードは、第1案内部材(ガイド片11,
12)に案内されながら、第1搬送手段(7)と保持手
段(第2の従動ローラ18b)に挟持されて搬送され
る。第1搬送路内の所定位置に設定されたこのカードに
対し、読み書き手段(アンテナ70)が情報の読み書き
を行なう。このカードを回収する場合には、第2搬送手
段(回収手段9)が作動する。まず、第2搬送手段は、
第1搬送路を覆っている搬送路カバーを開く。搬送路カ
バーに設けられている保持手段がカードから離れ、カー
ドは第1搬送手段と保持手段による挟持から解除され
る。これと同時に、姿勢保持手段の一対の案内片(61
b、61b)が、第1搬送路内に突出してカードの第1
搬送路方向の前後両端部を案内保持する。この状態で第
2搬送手段はカードを押してこれを第1搬送路から第2
搬送路(90)に送りこむ。
【0011】このように、第1搬送手段がカードを離す
と同時に姿勢保持手段の案内片が第1搬送路内に突出し
て次に搬送される第2搬送路の方向についてカードを案
内する。即ち、第1搬送手段による第1搬送路内での移
動と、第2搬送手段による第2搬送路内での移動との間
に、カードが案内されない不安定な状態がなく、よって
第1搬送路から第2搬送路にかけてのカードの搬送が安
定し、経路内に詰まることなく、安定した姿勢で所定位
置に落下させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明のカードリーダライ
タを示す側面図、図2は図1と同方向から見た図であ
り、搬送路カバーを取り外した状態を示す図、図3は図
1の反対側の側面図、図4は装置の要部を示す分解斜視
図、図5は装置の要部を示す斜視図、図6は装置を底面
側から見た斜視図であり、後述するアライナの動作を示
す図である。
【0013】このカードリーダライタ1は、装置の基体
であるベース2に各部が取り付けられてなる。ベース2
の正面には挿入口3が設けられ、これに連通して水平な
カードCの搬送路4(第1の搬送路)が設けられてい
る。さらに、搬送路4に直交する排出路である他の搬送
路90(第2の搬送路)と、これに連通してベース2の
下面側に開口した回収口5が設けられている。さらに、
搬送路4の挿入口3と反対側には、他の回収口6が設け
られている。さらにベース2には、搬送路4上に設けら
れて搬送路4を開口自在に覆う搬送路カバー8と、カー
ドCを搬送路4に沿って搬送する搬送手段7と、カード
Cを第1の回収口5から排出する第2の搬送手段である
回収手段9と、カードCを第1の回収口5から排出する
際にカードを安定させるためのカード案内保持手段とし
てのアライナ65と、カードCを第1の回収口5から排
出する際にカードCの姿勢を保持する姿勢保持手段10
を大略備える。
【0014】挿入口3には、カードCの面が鉛直な立設
状態で挿入される。挿入されたカードCは、水平方向X
に形成された搬送路4に沿ってこの立設状態を保持した
まま内部に取り込まれ、所定の処理後に挿入口3から返
却される。搬送路4は、ベース2がカードCの一方の面
に接し、このベース2には、カードCの幅(図中高さ)
に合わせて幅方向両端部にそれぞれ平行に案内部材とし
てのガイド片11,12が突出形成され、水平方向Xへ
の搬送を案内する。ガイド片11,12は搬送路4の中
央部でカードCの長さ分だけ切り欠かれている。また、
図2に示すように、ガイド片12は、カードCが垂直方
向に移動する時のガイドとなる垂直部分12aを有して
いる。
【0015】第1,第2の回収口5,6は、装置内に取
り込まれたカードCに対する後述の回収処理時に該カー
ドCを選択的に装置外に排出するために設けられる。第
1の回収口5は、搬送路4の下部に設けられ、カードC
を水平方向Xと直交する鉛直方向Yに排出する。第2の
回収口6は、搬送路4の後端部に設けられ、カードCを
水平方向Xに沿った状態で排出する。
【0016】第1の搬送手段7は、挿入口3から挿入さ
れたカードCを搬送路4に沿って搬送させる。この搬送
手段7は第1のモータ13を駆動源とし、モータ13に
は、鉛直に延びるシャフト14の一端が連結され、シャ
フト14の他端に固定された第1の搬送プーリ15aを
回転させる。第1の搬送プーリ15aは、搬送路4に沿
って設けられたベルト16を介して第2の搬送プーリ1
5bに連結されている。第1、第2の搬送プーリ15
a,15bは、ベース2の開口2a,2bを介して搬送
路4の中心位置に突出配置されカードCの一方の面(裏
面)に接触する。これら第1,第2の搬送プーリ15
a,15bの周面は水平方向Xに回転する。モータ13
の回転により、第1,第2の搬送プーリ15a,15b
は同時に回転しカードCの水平方向Xへの搬送力を付与
する。
【0017】搬送路カバー8は、搬送路4上でカードC
の他方の面(表面)側を覆う如く設けられる。この搬送
路カバー8の下端部には軸16aが設けられ、この軸1
6aの両端はベース2に軸支されており、上部側が開口
自在である。この搬送路カバー8は、上部位置側がベー
ス2に設けられた付勢バネ17に係合しており、搬送路
カバー8は常時搬送路4の他方の面(表面)側を閉じる
状態に保持される。なお、付勢バネ17を回動操作すれ
ば、搬送路カバー8を全開可能である。
【0018】搬送路カバー8には、前記第2の搬送プー
リ15bの対向位置に第2の従動ローラ18bが設けら
れている。この第2の従動ローラ18bは、搬送路カバ
ー8の開口部8aを介して第2の搬送プーリ15bに接
触自在であり、付勢手段としての板バネ19bにより同
方向に付勢されている。この第2の従動ローラ18b
は、搬送されるカードCの他方の面(表面)を保持する
保持手段として機能する。即ち、搬送路カバー8が閉じ
られている状態のとき、この第2の従動ローラ18b
は、ベルト16が掛けられた第2の搬送プーリ15bと
接する状態となり、ベルト16との間にカードCを挟持
して搬送可能にする。
【0019】この搬送路カバー8の一側面には、第2の
搬送手段である回収手段9のスライダ83に係合する開
閉用の係合突起片20が連続形成されている。図4の分
解斜視図を用いて係合突起片20を上方から下方に向け
説明する。上端部付近には、突出高さが低い低部20a
が形成され、所定傾斜角度の斜面部20bを介して突出
高さが高い高部20cにつながっている。この高部20
cは所定長を有し、斜面部20dを介して所定長の低部
20eにつながっている。
【0020】搬送路カバー8の他側面には、姿勢保持手
段10の進退板61を押圧するための押圧突起21が突
出形成されている。この押圧突起21は、ベース2の開
口2cから突出する進退板61の突出片61aを押圧自
在である。後述するが、押圧突起21は搬送路カバー8
が閉じられた状態で突出片61aを押圧する。
【0021】また、搬送路カバー8の底面側には、図6
の斜視図に示すように、カード案内保持手段としてのア
ライナ65が設けられる。アライナ65は、ガイド片1
2の切欠き部分に位置する板体であり、ガイド片12と
共にカードCの水平方向Xへの搬送を案内する。このア
ライナ65は、軸66と一体化されて搬送路カバー8に
軸支され、搬送路カバー8に対して回動自在である。ア
ライナ65は、搬送路カバー8の係合片8d(図8参
照)に係合した状態で搬送路カバー8に対して直角な角
度となる。そして、軸66に設けられた付勢手段として
のバネ67によって常時係合片8dに係合するよう付勢
されている。このアライナ65は、カードCが回収口5
から下部に排出される際にカードCの通過によって押さ
れて外方に開口し、通過するカードCの表面に所定の力
を持って接触し、該カードCの排出を安定化させるよう
になっている。
【0022】第2搬送手段としての回収手段9は、第2
のモータ81と、モータ81に連結されて鉛直方向に配
設された回転軸82と、回転軸82の回転に基づき鉛直
方向に昇降するスライダ83で大略構成されている。回
転軸82には旋回状の螺子溝(不図示)が形成されてい
る。この螺子溝にはスライダ83が螺合しており、モー
タ81の回転によってスライダ83は自在に昇降する。
スライダ83には、ガイド片11の切欠き部分に位置す
る押圧板84が突出形成されている。押圧板84は、水
平方向Xに沿って所定長を有し、側片84aがガイド片
11と共にカードCの水平方向Xへの搬送を案内する。
【0023】このスライダ83は、搬送路カバー8の一
側部に位置してY軸方向に昇降移動する。そして、スラ
イダ83には、搬送路カバー8の係合突起片20に係合
する位置に回転体85が軸支されている。これにより、
スライダ83の下降時にはカードCを回収口5方向に押
して排出するとともに、回転体85が係合突起片20に
係合して搬送路カバー8を開放動作させるようになって
いる(詳細は後述する)。スライダ83の基準位置は、
投受光一体型の光センサからなる基準検知センサ86で
検出され、押圧板84の側片84aがガイド片11と同
一面に位置している状態を基準位置として検出する。な
お、カードCに接する押圧板84の側片84aの位置
は、ガイド片11より若干上方(カードCに対して所定
の間隔を有する)に離れた位置とされている。これは、
スライダ83の機構上の設計に基づくものであり、スラ
イダ下降時には押圧板84の側片84aがカードCに接
触する前に搬送路カバー8を開放するようになってい
る。
【0024】搬送路4上に取込んだカードCは、排出口
5の直上位置にて位置決め固定され、読み書き処理され
る。この読み書き位置にカードCが位置する部分には、
姿勢保持手段10が設けられている。姿勢保持手段10
は、カードCを回収口5から排出する際にカードCの搬
送方向Xの両端を案内する。
【0025】図3に示すように、ベース2の他面側に
は、姿勢保持手段10の進退板61が設けられている。
この進退板61は、上部の軸63を中心として回動自
在、かつバネ64により常時ベース2方向に付勢されて
いる。進退板61には、搬送方向Xの両側部にそれぞれ
案内片61bが突出され、ベース2の開口部2dを介し
て搬送路4上に突出自在である。この一対の案内片61
b,61bは、読み書き位置にあるカードCの両端(搬
送方向Xに関する前端及び後端)を案内すべく突出す
る。進退板61に設けられた突出片61aはベース2の
開口2c部分に突出しており、この突出片61aは、搬
送路カバー8の押圧突起21に接触している。これによ
り、進退板61は、搬送路カバー8が閉じた状態では案
内片61bが搬送路4上から退避し、搬送路カバー8が
開いた状態では案内片61bが搬送路4上に突出する。
【0026】次に、カードリーダライタ1に設けられる
上記以外の構成部について説明する。図1に示すよう
に、回収口6と搬送路カバー8との間には、ベース2上
に回収口6への排出時の搬送路4を形成するカバー65
bが取り付けられている。このカバー65bには、前記
第1の搬送プーリ15aの対向位置に、カードの保持手
段として第1の従動ローラ18aが設けられている。こ
の第1の従動ローラ18aは、カバー65の開口部65
aを介して第1の搬送プーリ15aに接触自在であり、
付勢手段としての板バネ19aにより同方向に付勢され
ている。
【0027】図2に示すように、ベース2には、搬送路
4のカードCの読み書き位置にカードCに対する情報を
読み書きするための読み書き手段としてアンテナ70が
設けられている。この実施形態のカードCは、非接触型
のICカードが用いられ、読み書き位置に位置するカー
ドCに対してアンテナ70を介して送受信ユニット68
が情報を送受信するようになっている。
【0028】図7は、装置の電気的構成を示すブロック
図である。制御手段88は、送受信ユニット68を介し
てアンテナ70によりカードCに対する情報の送受信を
実行する。また、搬送路4の入り口には、挿入口3から
挿入されたカードCの端面(前端)を検知する挿入検知
センサ69aが設けられ、カードCの返却時にカードC
の端面(後面)を検知する返却検知センサ69bが設け
られ、これらのセンサ69a,bの検知信号は制御手段
88に出力される。この制御手段88は、上記各部の動
作(挿入後の取込み動作、返却動作、回収動作)を統括
制御するとともに、カードCに対する情報の読み書きを
実行する。自販機に設けられる場合には、販売データが
外部入力され、精算処理部88aは、カードCから読み
取った金額情報から販売データの金額を差し引いて再度
カードCに書込む処理を実行する。回収処理部88b
は、挿入されたカードCの金額情報が無し(残高0)に
なった場合や、カード読み書きが正常に行えなかった場
合など、予め定めた回収条件を満たしたカードCを回収
させる。この回収時、第1,第2の回収口5,6のいず
れかを適宜選択してカードCを回収できるが、本例にお
けるカード回収処理時には、回収手段9を動作制御して
第1の回収口5からカードCを排出するものとして説明
する。
【0029】次に、上記構成の動作を説明する。挿入口
3からカードCが挿入されると、挿入検知センサ69が
カードCの前端を検知して搬送手段7を動作制御する。
第1のモータ13の駆動により、第2の搬送プーリ15
bが回転し第2の従動ローラ18bとの間でカードCを
挟みながらカードCを搬送路4に沿って水平方向Xに搬
送して装置内に取り込む。図示しない各々のセンサによ
る検知とモータ13のステップ数制御によりカードCを
読み書き位置に停止させる。
【0030】この状態で制御手段88の精算処理部88
aは、送受信ユニット68によりカードCに記憶されて
いる金額情報を読み出す。そして、入力された販売デー
タの金額を差し引く演算を実行してこの金額情報を送受
信ユニット68を介して再度カードCに書込む。この
後、カードCを返却すべく搬送手段7を動作制御する。
第1のモータ13を反転駆動させて、第2の搬送プーリ
15b、第2の従動ローラ18bを逆回転させカードC
を挿入口3から返却する。返却検知センサ69bがカー
ドCの前端(返却時における後端)を検知するとモータ
13を所定時間駆動させた後、その駆動を停止させる。
この状態でカードCは挿入口3から取り出し可能とな
る。
【0031】上記カードCの搬送動作時のカードCの搬
送が正常に行えなかった場合や、精算処理時において回
収処理部88bが所定の回収条件を満たした場合、カー
ドCは回収され、挿入口3から返却されない。この際、
制御手段88は、第2の搬送手段である回収手段9を動
作制御してカードCを回収口5から排出させる。以下、
この回収動作を説明する。
【0032】図6はカードが回収手段9によって排出さ
れる際のアライナ65の動作を示す図である。また、図
8〜図11は、回収手段9によるカードの排出動作を説
明するための図である。図8〜図11の(a)は搬送路
カバー8を一側部(回収口6)側から見た図、(b)は
搬送路カバー8を他側部(挿入口3)側から見た図であ
る。始めに図8に示すように、カードCを読み書きして
いる状態では、搬送路カバー8は付勢バネ17の付勢力
を受けて閉じており、第2の搬送プーリ15b、第2の
従動ローラ18bがカードCに接触している。また、カ
ードCの上縁辺はガイド片11に案内保持され、下縁辺
はガイド片12及びアライナ65に案内保持されてい
る。この時、アライナ65は図6に示すようにベース2
又は搬送路カバー8に対して直交する位置にあり、回収
口5を閉じている。また、搬送路カバー8は閉じている
ので、姿勢保持手段10の進退板61の案内片61b
は、搬送路4には突出していない。
【0033】次に、図9に示すように、回収手段9のモ
ータ81が動作してスライダ83が下降し始めると、こ
のスライダ83の回転体85が接触している搬送路カバ
ー8の係合突起片20に沿って下降する。これにより、
図示の如く、回転体85が係合突起片20の斜面部20
bにかかると、搬送路カバー8が開き始める。これによ
り、第2の従動ローラ18bがカードCから離れ、カー
ドCの挟持を解除する。同時に、この搬送路カバー8が
開くことによって、押圧突起21が搬送路4上から離
れ、連動してバネ64の付勢力により進退板61の突出
片61aがベース2の開口2c部分に突出してくる。こ
れにより、進退板61の案内片61bが搬送路4上に突
出し、カードCの両端(前端及び後端)を位置決めす
る。なお、図9に示すスライダ83が若干下降した位置
では、側片84aがカードCに接触し始めた状態であ
り、カードCを下方に押下していない。
【0034】次に、図10に示すように、さらにスライ
ダ83が下降し、係合突起片20の高部20cに位置す
ると、側片84aがカードCの一側部(上端)を下方に
押し始める。この押圧力によって、カードCは両端が案
内片61bで案内され傾きを規制された状態で、搬送路
4から下方に排出され始める。この際、カードCの他側
部(下縁辺)は、アライナ65を押し開いて出ていく。
また、カードCはバネ67で付勢されたアライナ65に
よって搬送路4の面(ベース2)に向けて付勢され、排
出位置での姿勢がぐらつくことなく安定して排出できる
ようになっている。
【0035】次に、図11に示すように、スライダ83
が最下部まで下降すると、係合突起片20の低部20e
に位置し搬送路カバー8が再度閉じた状態となる。この
際、側片84aはカードCの一側部(上縁辺)が装置外
に達する位置まで押し出すことができる。搬送路カバー
8の閉止に伴い、進退板61の案内片61bは搬送路4
から退出し、カードCの両端(前端及び後端)に対する
位置規制を解除する。しかし、この時、カードCはガイ
ド片12の垂直部分12aにガイドされている。即ち、
カードCは、一対の垂直部分12aの間の搬送路90を
通過していく。また、このように搬送路カバー8が閉じ
た分だけ、図11に示すように、カードCを保持してい
るアライナ65は下方への開放角度を増す。このように
して回収口5側に排出されたカードCは、ガイド片12
の垂直部分12aに左右をガイドされ、アライナ65に
よって安定的に保持されながら、その全体を外部に排出
されていく。
【0036】カードCを回収口5から排出した後は、回
収手段9のモータ81を逆方向に回転駆動することによ
り、スライダ83が上昇して基準位置(図1,図8に示
す位置)まで上昇する。スライダ83の基準位置は基準
検知センサ86で検知され、次のカードCを取り込みカ
ード処理が可能となる。
【0037】上記実施形態では、単一の駆動源である第
2のモータ81の駆動によりスライダ83をスライドさ
せてカードCを回収する際に同時に搬送路カバー8を開
放させる構成としたが、これに限らない。カードCを回
収するスライダ83の駆動源と、搬送路カバー8を開放
させる駆動源は別に構成してもよくこれらを連動させる
構成とすることもできる。上記実施形態では、第2の排
出口6からのカードCの排出動作を省略したが、装置の
設置状態や制御手段88の設定により、回収時には第2
の回収口6からカードCを排出することもできる。
【0038】また、上記実施形態では、カードCがIC
カードとして説明したが、これに限らず、磁気カードな
ど他のカードCを用いる構成であっても同様に回収口5
からカードC全体を外部に排出できるようになる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、第1の搬送路内で第1
の搬送手段で搬送したカードを、異なる第2の搬送路内
で第2の搬送手段によりさらに搬送する場合において、
第1の搬送手段によるカードの保持が解除された時に、
第1の搬送路内に姿勢保持手段が突出してカードを次の
第2の搬送路方向に沿って安定して移動できるように案
内する。このため、回収するカードを装置内で挿入経路
から下方に落下させるタイプのカードリーダライタにお
いて、落下時のカードの姿勢を安定化させることができ
る。よって、カードが落下経路内に詰まることがなく、
回収箱内で不規則な収納状態になって所期の収納状態が
得られないなどの不都合が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカードリーダライタの実施の形態を示
す側面図。
【図2】搬送路カバーを取り外した状態を示す図。
【図3】図1の反対側の側面図。
【図4】図5の分解斜視図。
【図5】装置の要部を示す斜視図。
【図6】底面側から見た斜視図。
【図7】装置の電気的構成を示すブロック図。
【図8】カード回収動作を示す動作図(その1)。
【図9】カード回収動作を示す動作図(その2)。
【図10】カード回収動作を示す動作図(その3)。
【図11】カード回収動作を示す動作図(その4)。
【符号の説明】 1…カードリーダライタ、2…ベース、3…挿入口、4
…第1の搬送路、5…第1の回収口、6…第2の回収
口、7…搬送手段、8…搬送路カバー、9…回収手段、
10…姿勢保持手段、11,12…ガイド片、13…第
1のモータ、15a…第1の搬送プーリ、15b…第2
の搬送プーリ、18a…第1の従動ローラ、18b…第
2の従動ローラ、20…係合突起片、21…押圧突起、
61…進退板、61a…突出片、61b…案内片、65
…アライナ、81…第2のモータ、83…スライダ、8
4…押圧板、84a…側片、88…制御手段、88a…
精算処理部、88b…回収処理部、90…第2の搬送
路、C…カード。
フロントページの続き (72)発明者 石田 政英 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)発明者 熊田 茂範 福島県郡山市字道場301 東北アンリツ株 式会社内 (72)発明者 三高 幸雄 東京都中央区日本橋室町四丁目1番22号 日本レジャーカードシステム株式会社内 (72)発明者 矢澤 晃 東京都中央区日本橋室町四丁目1番22号 日本レジャーカードシステム株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MA40 MB10 TA06 3E026 FA02 3E044 AA01 BA04 CA06 DB15 DC05 DD05 FA03 5B023 JA08 5B058 CA03 CA17 KA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードに対して情報の読み書きを行なう
    カードリーダライタにおいて、 前記カードを解放可能に保持しながら第1搬送路に沿っ
    て搬送する第1搬送手段と、 前記第1搬送路内にある前記カードに対して情報の読み
    書きを行なう読み書き手段と、 前記第1搬送手段が解放した前記カードを前記第1搬送
    路とは異なる第2搬送路に沿って搬送する第2搬送手段
    と、 前記第1搬送手段が前記カードを解放した時に、前記第
    1搬送路内に突出して前記カードを前記第2搬送路に沿
    って案内する姿勢保持手段と、 を有するカードリーダライタ。
  2. 【請求項2】 前記姿勢保持手段が、 前記第1搬送手段が前記カードを前記第1搬送路内に保
    持して搬送する時には前記第1搬送路内に存在せず、前
    記第1搬送手段が前記第1搬送路内にある前記カードを
    解放した時には前記第1搬送路内に存在して該カードを
    前記第2搬送路に沿って移動可能となるように案内する
    少なくとも一対の案内片を有する請求項1記載のカード
    リーダライタ。
  3. 【請求項3】 カードに対して情報の読み書きを行なう
    カードリーダライタにおいて、 前記カードの搬送面を有する基体と、 前記基体の搬送面に設けられて前記カードが搬送される
    第1搬送路を区画する第1案内部材と、 前記カードを第1搬送路に沿って搬送する第1搬送手段
    と、 前記第1搬送路内にある前記カードに対して情報の読み
    書きを行なう読み書き手段と、 前記基体の前記搬送面の側に開閉可能に設けられた搬送
    路カバーと、 前記搬送路カバーに設けられ、前記搬送路カバーが閉じ
    た時には前記カードが前記第1搬送路に沿って移動でき
    るように前記第1搬送路内にある前記カードの他方の面
    に移動可能に接触し、前記搬送路カバーが開いた時には
    前記カードの他方の面から離れる保持手段と、 前記基体の搬送面に設けられて前記カードが搬送される
    第2搬送路を区画する第2案内部材と、 前記基体に設けられ、前記搬送路カバーを開きながら前
    記第1搬送路内にある前記カードを前記第2搬送路に送
    りこむ第2搬送手段と、 前記第2搬送手段が前記搬送路カバーを開いた時に、前
    記第1搬送路内に突出して前記カードを前記第2搬送路
    に沿って案内する姿勢保持手段と、 を有するカードリーダライタ。
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