JP2001236381A - 慶弔用記帳システム - Google Patents

慶弔用記帳システム

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JP2001236381A
JP2001236381A JP2000047823A JP2000047823A JP2001236381A JP 2001236381 A JP2001236381 A JP 2001236381A JP 2000047823 A JP2000047823 A JP 2000047823A JP 2000047823 A JP2000047823 A JP 2000047823A JP 2001236381 A JP2001236381 A JP 2001236381A
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Kenji Hara
憲治 原
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Towa Sangyo KK
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Towa Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は記帳ミスがないうえに、処理速度
が速く会場において記帳処理を行うことができる慶弔用
記帳システムを目的とするものである。 【解決手段】 慶弔用封筒を装着手段12を介してワン
タッチで箱体10一側開口部に位置決めセットしたう
え、箱体10内に設けた撮影手段13により慶弔用封筒
の表書きを撮影する画像入力手段2と、画像入力手段2
により取り込まれた慶弔用封筒の表書きを入力項目とし
て表示するとともに、該表書きとリンクさせる入力項目
を表示し、該表示に基づいて各入力項目の選択処理およ
び入力処理を行う入力処理手段3と、画像入力手段2と
入力処理手段3とを制御する制御手段1とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は慶弔時の来客の芳名
や会社名および香典や御祝儀の金額を記帳処理する慶弔
用記帳システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、結婚式や葬儀あるいは新製品発表
会、後援会等を行う際、来客は香典や御祝儀金を収めた
慶弔用封筒を受付に手渡すものであるが、このとき、帳
付けと称せられる者が、来客から受け取った慶弔用封筒
の表書き、裏書きをみて芳名、金額等を記帳することと
なるが、帳面が帳付けする人の字の巧拙により読みづら
くなり、場合によっては芳名が判別できなくなるという
問題が生ずるおそれがあるうえに、数百人におよぶよう
な来客がある場合、芳名を記載する作業は重労働である
うえに、書き間違えによりトラブルを生じさせるおそれ
が常にあるという問題があった。そこで、スキャナ等を
利用して記帳入力を行う方法も考えられるが、スキャナ
により読み込みを行わせると走査に時間がかかるうえ
に、読取面に慶弔用封筒を載置する際、慎重に位置決め
しなければ、イメージが傾いて読み込まれるという問題
があるため、セットに時間がかかり会場等において帳付
け処理を行うことは極めて難しいという問題があり、会
場において記帳処理を行うことができるシステムの開発
が要望されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は記帳ミスがな
いうえに、処理速度が速く会場等において記帳処理を行
うことができる慶弔用記帳システムを提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め本発明は、慶弔用封筒を装着手段を介してワンタッチ
で箱体一側開口部に位置決めセットしたうえ、箱体内に
設けた撮影手段により慶弔用封筒の表書きを撮影する画
像入力手段と、画像入力手段によりイメージとして取り
込まれた慶弔用封筒の表書きを入力項目として表示する
とともに、該表書きとリンクさせる入力項目を表示し、
該表示に基づいて各入力項目の選択処理および入力処理
を行う入力処理手段と、画像入力手段と入力処理手段と
を制御する制御手段とからなる慶弔用記帳システムを請
求項1の発明とし、請求項1の発明において、画像入力
手段により取り込まれた慶弔用封筒の表書きをイメージ
のまま入力項目として表示する慶弔用記帳システムを請
求項2の発明とし、請求項1または2の発明において、
入力処理手段による入力項目の表示と入力項目の選択処
理および入力処理がタッチパネルを介して行われる慶弔
用記帳システムを請求項3の発明とし、請求項1から3
の発明において、制御手段により画像入力手段により取
り込まれた複数列の表書きを項目分け処理して入力処理
手段に表示させる慶弔用記帳システムを請求項4の発明
とし、請求項1から4の発明において、選択処理または
入力処理された各入力項目のデータが制御手段によって
集計管理される慶弔用記帳システムを請求項5の発明と
し、請求項1から5の発明において、撮影手段が慶弔用
封筒までの距離を一定として箱体内に取り付けられ、そ
の光軸が慶弔用封筒と直交し、且つその中央に位置する
ものである慶弔用記帳システムを請求項6の発明とし、
請求項1から6の発明において、装着手段が慶弔用封筒
を装着したトレーを箱体の一側開口部に挿脱自在または
開閉自在に配置するものである慶弔用記帳システムを請
求項7の発明とし、請求項7の発明において、装着手段
が箱体の一側開口部に取り付けられる透明板と、該透明
体に対して開閉するよう箱体の下部に枢着されるトレー
と、慶弔用封筒を前記透明板に密着させる押え板とより
なる慶弔用記帳システムを請求項8の発明とし、請求項
8の発明において、トレーが自動開放機構により開放さ
れるものである慶弔用記帳システムを請求項9の発明と
し、請求項1から9の発明において、画像入力手段に照
明手段が設けられる慶弔用記帳システムを請求項10の
発明とし、請求項10の発明において、照明手段が平面
照明である慶弔用記帳システムを請求項11の発明と
し、請求項10または11の発明において、照明手段が
撮影手段の画角に干渉しない角度内で慶弔用封筒に向け
て傾斜配置されている慶弔用記帳システムを請求項12
の発明とし、請求項10または12の発明において、照
明手段に照明光を慶弔用封筒に向けて反射させる補助照
明手段が付帯されている慶弔用記帳システムを請求項1
3の発明とし、請求項13の発明において、補助照明手
段の反射板が撮影手段の画角に干渉しない角度内で被読
取物に向けて傾斜配置される慶弔用記帳システムを請求
項14の発明とし、請求項1から14の発明において、
画像入力手段に被読取物に撮影完了マークを付けるマー
ク付け手段が設けられている慶弔用記帳システムを請求
項15の発明とし、請求項1から15の発明において、
画像入力手段に被読取物の有無を検出する検出センサが
設けられているイメージ読取装置を請求項16の発明と
するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、香典帳作成用として用いた
本発明の好ましい実施の形態を図1、2、3、4、5、
6、7、8に基づいて詳細に説明する。図1において、
1はパソコン等のコンピュータよりなる制御手段、2は
制御手段1と接続される画像入力手段、3は制御手段1
と接続される液晶やCRT等のフラットディスプレイパ
ネルよりなる入力処理手段、5は制御手段1と接続され
るプリンタであり、前記各手段はラックに取り付けて一
体化し、設置や搬送を容易なものとしている。また、前
記入力処理手段3はフラットディスプレイパネルに表示
される入力項目に指を触れることにより処理が行われる
タッチパネル4を用いたもので、該タッチパネル4は各
項目に基づく金額や備考等を入力するメニューや集計管
理を行うメニュー等に切り換え表示したり、結婚式や各
種発表会の芳名録モードに切り換え表示を行うことがで
きるものとしている。前記制御手段1は画像入力手段2
や入力処理手段3を処理プログラムに基づいて制御する
ものである。また、該制御手段1は図7に示されるよう
に、処理プログラムに基づいて画像入力手段2により取
り込まれた慶弔用封筒の表書きの文字列イメージを識別
するとともに、その文字列イメージが複数列からなる場
合には、その文字列イメージを項目分けして、項目分け
した各文字列イメージを枠線で囲んで入力項目として表
示するものである。
【0006】また、制御手段1の入力処理手段3を制御
する処理プログラムは、図7、8に示されるように、タ
ッチパネル4の第1表示部4aまたは第2表示部4bに
表示された入力項目をオペレータが指でタッチして選択
処理あるいは入力処理すると、指のタッチ位置から画面
座標を算出し、画面座標に基づいて項目の選択や入力処
理が行われるものである。また、集計管理される入力項
目の各種データは図8に示されるように、芳名欄と会社
名欄と金額欄と備考欄に記入されるため、制御手段1の
処理プログラムは文字列イメージとして取り込まれた芳
名が連名で書かれて文字列の幅サイズが芳名欄の幅方向
サイズより大きい時は、連名された文字列の幅サイズに
応じて芳名欄の幅方向を拡大するようになっている。ま
たこのとき、芳名欄の幅方向の拡大は芳名欄のみなら
ず、会社名欄と金額欄と備考欄も自動的に拡大される。
さらに、制御手段1の処理プログラムは文字列イメージ
として取り込まれた芳名や会社名の文字列が傾いていた
り上下長が集計表の芳名欄や会社名欄の上下方向サイズ
より大きい場合は、文字列の傾きを補正するとともに、
上下長を縮めて集計表の芳名欄や会社名欄に確実に貼り
付けることができるように加工するものである。
【0007】また、前記画像入力手段2は慶弔用封筒の
表書きを撮影するものであり、図2〜5に基づいて詳細
に説明すれば、10は一側を開口部とした箱体で、12
は該箱体10の一側開口部に慶弔用封筒をワンタッチで
位置決めセットする装着手段、13は前記箱体10内に
取り付けられて慶弔用封筒の表書き全体を撮影する撮影
手段である。
【0008】前記装着手段12は図4に示されるよう
に、箱体10の一側開口部に取り付けられる透明板14
と、該透明板14に対して開閉するよう箱体10に枢着
される開閉自在なトレー15と、該トレー15に取り付
けられる慶弔用封筒の押え板16とからなる。前記トレ
ー15は上方が開放されるよう下端を箱体10の下部に
枢着したもので、開放された上方から慶弔用封筒をトレ
ー15内に投入後、該トレー15を閉じることにより、
慶弔用封筒は透明板14と押え板16間に挟持保持され
るものである。また、前記押え板16は一端を押え板1
6の背面に当接させて他端をトレー15に当接させたば
ね17により付勢され、トレー15を閉じた際、慶弔用
封筒は押え板16により透明板14に圧着されるもので
ある。さらに、押え板16は上下の屈曲端縁をトレー1
5に取り付けられる止め金具15aの折曲片に係止され
て、ばね17の付勢力によって押え板16がトレー15
から離脱されることを防止している。また、前記透明板
14を箱体10のブラケット10aに取り付けるホルダ
18はその上端縁を透明板14より突出させて慶弔用封
筒の下端を受ける受け段部18aとしている。
【0009】前記撮影手段13はデジタルカメラよりな
るもので、その光軸は慶弔用封筒と直交し、且つ慶弔用
封筒の中央に位置している。また、撮影手段13は慶弔
用封筒と一定の距離隔てられて常時焦点距離が一定とな
るよう箱体10に取り付けられている。さらに、撮影手
段13には撮影したイメージデータを制御手段1に転送
したり、制御手段1と制御信号をやりとりするための入
出力端子13a(たとえば、RS−232C)が設けら
れている。また、このデジタルカメラよりなる撮影手段
13はイメージデータを記録する固体メモリ等の記録機
構や自動焦点機構あるいは自動露光機構を省略して、こ
れらの機構の作動にかかる時間をなくし、撮影処理時間
を短縮させるとともに製品コストの低減を図っている。
【0010】19は平面照明を行う可視光の照明手段で
あり、該照明手段19は並設させた多数の極細蛍光管を
光を拡散させる乳白色板等で被覆したライトボックス式
のものを箱体10の底部に傾斜配置し、平面照明を行う
ものとしている。そして、平面照明とすることにより、
慶弔用封筒全体が略均一な明るさで照明されるようにし
て、撮影したイメージデータに明暗が生じないようにし
ている。また、照明手段19は撮影手段13の画角に干
渉しない角度範囲で慶弔用封筒に向けて傾斜され、慶弔
用封筒上方の照度不足を抑えるようにしている。20は
透明板14の上部(読取範囲外)に設けられる補助照明
手段であり、該補助照明手段20は反射板20aよりな
るもので、照明手段19からの照明光を反射させて慶弔
用封筒に照射することにより、照明手段19が下方のみ
に配置されることにより生じる慶弔用封筒上方の照明不
足を補うものである。さらに、反射板20aは撮影手段
13の画角に干渉しない角度範囲で先方を慶弔用封筒に
向けて傾斜配置し、慶弔用封筒をよりむらなく照明でき
るようにしている。
【0011】21は撮影完了を慶弔用封筒に記録するマ
ーク付け手段であり、該マーク付け手段21は連続捺印
が可能なスタンプ21aと、該スタンプを支持するスタ
ンプホルダ21bと、スタンプホルダ21bを枢動自在
に支持するスタンプアーム21cとからなるものであ
る。前記スタンプ21aは後記するソレノイド29によ
り枢動されるスタンプアーム21cの傾動にともなって
前方に押し出され、透明板14に形成された切欠14a
より突出し、透明板14に圧着されている慶弔用封筒に
済印を捺印するものである。また、前記ソレノイド29
は制御手段1により制御される。22はスタンプホルダ
21bに取り付けられる当て板であり、該当て板22に
ソレノイド29の突出する先端が当接することにより、
スタンプホルダ21bを支持しているスタンプアーム2
1cが枢動し、その枢動によりスタンプ21aが前進動
するものである。
【0012】23は装着手段12内に慶弔用封筒がある
か否かを検出する検出センサであり、該検出センサ23
は装着手段12が箱体1の一側開口部の所定位置にセッ
トされたとき、装着手段12内の慶弔用封筒の有無を検
出し、その検出信号を制御手段1に出力し、制御手段1
はその検出信号に基づいて撮影手段13を制御するもの
である。すなわち、慶弔用封筒がなければ制御手段1は
撮影手段13に撮影開始信号の出力をせず、後記する自
動開放機構26のソレノイド作動信号を出力する。この
ため、撮影は行われず、装着手段12のトレー15が開
放されることとなる。24は装着手段12のセットが完
了したか否かを確認するためのリミットスイッチであ
り、該リミットスイッチ24は装着手段12のトレー1
5が閉じられたとき、トレー15のロッド25によって
その接点を押圧されるものである。このリミットスイッ
チ24は前記検出センサ23より前に作動するもので、
リミットスイッチ24がオンとなった後、すなわち、ト
レー15が閉じられることによって、検出センサ23が
作動し慶弔用封筒の有無を検出するものとしている。こ
の作動は制御手段1にリミットスイッチ24の作動信号
を入力し、その信号に基づいて制御手段1が検出センサ
23を作動させるように制御してもよい。
【0013】26は装着手段12の自動開放機構であ
り、該自動開放機構26はトレー15の側板15b間に
張架されたロッド25と係脱する揺動自在な係止爪27
と、ロッド25を係止爪27に係止保持させるばね28
と、該係止爪27をばね28の付勢力に抗して解放枢動
させるソレノイド29とからなる。また、係止爪27は
略T字形をしており、その垂直片を枢着するとともに、
水平片の先方部に係止溝27aを形成したものである。
さらに、係止爪27の水辺片の先端はテーパ面としてロ
ッド25の係止が円滑に行われるようにしている。そし
て、撮影手段13による慶弔用封筒の撮影が終わること
により出力される撮影終了信号は、撮影手段13の入出
力端子13aから出力されて制御手段1に入力される。
この撮影終了信号に基づいて制御手段1はソレノイド2
9に信号を送り、ソレノイド29を作動させることとな
る。ソレノイド29の作動により係止爪27は枢軸を中
心に反時計回り方向に揺動して下面に形成された係止溝
27aに係合しているロッド25を解放して、装着手段
12のトレー15を自由にする。また、このソレノイド
29の作動により、前記マーク付け手段21のスタンプ
21aも前進して捺印動作を行うこととなる。
【0014】30は係止爪27の後部に設けられる押し
ボタンで、該押しボタン30は装置にトラブルが発生し
た際、手動でトレー15を開放させるためのものであ
る。32、33は箱体10のフレーム31に取り付けら
れる上カバーおよび側カバー、34は長孔を介して撮影
手段13を位置調整自在に取り付けるブラケット、35
は照明手段19の取付ブラケット、36はソレノイド2
9の取付ブラケット、37は搬送時等にトレー15をロ
ックする手動操作用のロックプレートである。また、箱
体10には図示しないディジタルカメラやビデオカメラ
等の外部カメラの接続端子が設けられていて、供物など
を撮影したうえ、その画像データを制御手段1のメモリ
に記録し、必要に応じて香典帳に添付できるものとして
いる。
【0015】このように構成されたものは、プリンタ5
等の付属機器に電源を投入したうえ制御手段1の電源を
投入することにより、処理プログラムが起動され、入力
処理手段3のタッチパネル4にスタートメニューが表示
される。このスタートメニューには葬式か結婚式かある
いは種々の記念パーティかの選択を行うメニューの表示
や、図6に示されるような香典帳の表紙となるデータの
入力を行うメニュー表示や、図7に示されるように慶弔
用封筒の表書きの撮影とそれに付属する項目の入力を行
うメニューの表示、あるいは図8に示されるような集計
管理や印刷を行うメニューの表示を行って選択を促すも
のとしている。そして、最初に図6に示されるような香
典帳の表紙入力用のメニューを表示し、該メニューに表
示される入力項目に基づいて、家名や喪主名、日付、俗
名、戒名、享年をキーボード等を介して入力する。次い
で、慶弔用封筒の表書きの読込を行うメニューを選択す
れば、図7に示されるようなメニューがタッチパネル4
に表示されるとともに、画像入力プログラムが起動され
て、画像入力手段2が作動される。そして、画像入力手
段2は制御手段1からのプログラムに基づく制御信号に
より自動開放機構26のソレノイド29を作動させるの
で、係止爪27はばね28の付勢力に抗して枢軸を中心
として反時計回り方向に枢動する。この枢動により係止
爪27の係止溝27aに係合されているトレー15のロ
ッド25は解放され、装着手段12のトレー15は自重
で自動的に開放方向に枢動される。次いで、開放された
トレー15内に慶弔用封筒を投入すれば、慶弔用封筒の
下端はホルダ18の受け段部18aに係止されて位置決
めされることとなる。このとき、慶弔用封筒の両側面は
その大きさによりトレー15の側板と当接したり、側板
15aとの間に隙間が形成されることとなる。
【0016】次いで、装着手段12のトレー15を手動
で閉じれば、トレー15のロッド25は自動開放機構2
6の係止爪27の先端の傾斜面に案内されて、ばね28
の付勢力に抗し係止爪27は枢軸を中心として若干引き
起こされたうえ、ロッド25は係止爪27の係止溝27
aに係合することとなる。このようにロッド25が係止
爪27の係止溝27aに係合されと、トレー15の押え
板16は慶弔用封筒を装着手段12の透明板14に圧着
させる。このようにして箱体10の一側開口部に慶弔用
封筒を挟持した装着手段12はセットされることとな
る。このセットにより慶弔用封筒に付けられている熨斗
によって慶弔用封筒が浮き上がり、表書きにピントが合
わなくなったり、慶弔用封筒が撮影中に動いてブレるこ
とがなくなる。
【0017】そして、ロッド25が係止爪27の係止溝
27aに係止されることにより、トレー15はロックさ
れる。このとき、リミットスイッチ24の接点はロッド
25に押圧されてオンとなる。このオン信号はトレー1
5が閉じられたことにより出力され、この出力信号に基
づいて検出センサ23が作動されることとなる。そし
て、検出センサ23により装着手段12のトレー15内
に慶弔用封筒があるかないかが検出される。この検出信
号に基づいて制御手段1は慶弔用封筒の有無を判定し、
慶弔用封筒がセットされていると確認できた場合、制御
手段1は撮影手段13に撮影開始信号を出力することと
なる。この撮影開始信号により撮影手段13のデジタル
カメラは撮影を行い、慶弔用封筒の表書きを写すことと
なる。このとき慶弔用封筒への照明は平面照明よりなる
照明手段19と補助照明手段20の反射板20aにより
均一なものとされ、さらに、慶弔用封筒までの距離は一
定とされているので、露光やピントを調整することな
く、慶弔用封筒に固定設定されて露光量とピントで即座
に撮影が行われることとなる。
【0018】そして、撮影手段13の撮影完了にともな
って、出力される撮影終了信号が入出力端子13aを介
して制御手段1に出力される。この信号に基づいて制御
手段1は自動開放機構26のソレノイド29に作動信号
を送り、ソレノイド29を作動させることとなる。そし
て、ソレノイド29の作動により、係止爪27はばね2
8の付勢力に抗して枢軸を中心に反時計回り方向に枢動
して、係止爪27の係止溝27aと係合されているロッ
ド25を解放して、トレー15のロックを外すこととな
る。このロック解除によりトレー15は自重で開放され
ることとなる。また、前記ソレノイド29の作動により
スタンプホルダ21bの当て板22が押圧されて、スタ
ンプホルダ21bを支持しているスタンプアーム21c
は枢動し、その枢動に伴ってスタンプ21aは前進す
る。そして、前進したスタンプ21aは透明板14の切
欠14aを通じて透明板14に圧着されている慶弔用封
筒に当接し、撮影完了の済印を捺印することとなる。こ
のようにして撮影が完了した慶弔用封筒はトレー15か
ら取り出され、未撮影のものと区別されて処理されるこ
ととなるが、間違って未撮影の慶弔用封筒と混じってし
まっても済印が記録されているため、撮影済みと容易に
識別できる同じ物を2度撮影することは確実に防止され
ることとなる。次いで、開放されたトレー15に新しい
未撮影の慶弔用封筒を投入し、トレー15を閉じて撮影
を行うという操作を繰り返せばよいものである。
【0019】このようにして慶弔用封筒の撮影が完了す
ると、制御装置1の処理プログラムはタッチパネル4の
第1表示部4aに図7に示されるように、芳名や会社名
等の慶弔用封筒の表書きイメージを表示する。この慶弔
用封筒の撮影後、制御手段1の処理プログラムに基づい
て画像入力手段2に組み込まれているマーク付け手段2
1のスタンプ21aが慶弔用封筒に自動的に済み印を捺
印する。そして、タッチパネル4に表示されている表書
きの文字列イメージデータは制御手段1の処理プログラ
ムにより、イメージデータ中から文字列が識別され、識
別された文字列イメージを枠線で囲んで項目とし、入力
項目として表示されるものである。このとき文字列イメ
ージが芳名と会社名にあるいは住所の複数列である場合
には、文字列パターンからデータが複数列あると判定
し、列毎に分けて枠線で囲み入力項目とする。
【0020】そして、オペレータはタッチパネル4に項
目として表示される表書きの文字列イメージを読み取っ
て、文字列イメージが芳名か会社名か住所を判別し、芳
名は芳名とし、会社名は会社名、住所は住所として制御
手段1に取り込む。この操作は入力項目の芳名または会
社名あるいは住所をタッチしてから、項目化された芳名
または会社名の文字列イメージをタッチすることにより
決定される。この入力時に必要に応じて、芳名や会社名
の読みをあいうえお順のひらがな選択項目から入力す
る。また、芳名や会社名が傾いて書かれたことにより、
撮影した文字列イメージが傾いた時は、制御手段1の処
理プログラムは文字列の傾きを補正して真っ直ぐにして
貼り付けを行う。また、芳名や会社名の文字列イメージ
が集計表の氏名欄の上下幅サイズより大きかった場合
は、文字列イメージの上下方向を縮めて集計表の氏名欄
に貼り付けできるサイズとする。さらに、氏名が二人あ
るいは四人以上の連名で記載されている場合は、図8に
示されるような、集計表の芳名欄の幅方向サイズを拡大
して連名のまま、芳名欄に貼り付けることができるよう
にするものである。次いで、入力項目の香典または供物
欄をタッチしてうえ、封筒内の金額を入力項目の金額欄
から選択して入力する。また、供物の場合は入力項目の
供物欄をタッチして選択し、必要に応じて供物名をあい
うえお順のひらがな入力項目から選択して入力する。こ
れらの入力が完了したら、再び、新しい弔問客の慶弔用
封筒の読み込みを前記と同様にして行えば良い。そし
て、全ての弔問客の入力が完了したら、再び、スタート
メニューに戻り、図8に示されるような集計管理用を行
うメニューに移行させて、入力項目に間違いがないかを
チェックした後、印刷して香典帳を作成すればよいもの
である。また、このようにして入力されたデジタルデー
タは入出力端子13aを通じて制御手段1に転送されて
HDDやMO、CD−R/RW等の記録媒体に記録保存
されることとなる。
【0021】なお、前記好ましい実施の形態では、文字
列をイメージデータとしてやり取りして処理速度を高速
化しているが、読み込んだ文字列イメージをOCRによ
り文字列として処理しても良いし。ふりがなの読み入力
を音声入力手段を用いても良いことは勿論である。ま
た、前記好ましい実施の形態では香典帳を作成するシス
テムとして説明しているが、スタートメニューから結婚
式や新製品発表会の芳名録を作成するメニューに切り換
えて用いることができることは勿論である。さらに、前
記好ましい実施の形態では、トレー15を開閉自在なも
のとしているが、カセット式として箱体10にセットし
ても良いことは勿論である。また、前記好ましい実施の
形態では、マーク付け手段21は済印を捺印するものと
しているが、慶弔用封筒の一部に細孔をパンチングした
り切欠を設ける等してもよいことは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、ワンタッチで箱体一側開口部に慶弔用封筒を位置決
めセットしたうえ、慶弔用封筒の表書きを撮影するよう
にしたから、慶弔用封筒のセットおよびそのイメージの
取り込みをスキャナに比べて高速で処理することができ
る。しかも、取り込まれた慶弔用封筒の表書きと該表書
きとリンクさせる入力項目を表示しつつ、入力処理手段
により入力するようにしたので、入力操作を間違いなく
行うことができるので、処理速度が速く会場の受付で記
帳処理が可能となる。また、芳名や会社名は来客自身が
書いたものであるから、帳付けをする人の字の巧拙によ
り帳面全体が読みづらいものとなることがない。また、
請求項2のように、文字認識させる場合のように認識ミ
スがないので、記帳ミスをなくすることができるうえ
に、文字認識を行わないので処理速度を向上させること
ができる。請求項3のように、タッチパネルを用いるこ
とにより、キーボード操作のように熟練する必要がない
ので誰にでも簡単に取り扱うことができる。請求項4の
ように、複数列の表書きを項分け処理することにより、
芳名と会社名あるいは住所が併記されていても別のデー
タとすることができるので、集計管理も極めて容易なも
のとなる。請求項5のように、入力項目をリンクさせて
集計管理することにより、香典帳や芳名録等の帳面を印
刷内容を確認してから作成することができる。請求項6
のように、撮影手段を固定することにより、焦点距離を
調整することなく直ちに撮影でき、撮影時間を短縮する
ことができる。請求項7のように、トレーを箱体の一側
開口部に挿脱自在または開閉自在に配置することによ
り、簡単な構造で慶弔用封筒をワンタッチで画像入力手
段に位置決め装着することができる。請求項8のような
構造とすることにより、慶弔用封筒を迅速且つ傾いたり
動くことなく確実に所定位置にセットすることができ
る。請求項9のように、トレーを自動開放するものとす
ることにより、撮影完了後直ちに未撮影の慶弔用封筒を
セットすることができ、連続した読み取り作業を効率よ
く進めることができる。請求項10のように、内部に照
明手段を設けることにより、常に露光条件を一定とする
ことができ、露出調整を行うことなく連続した撮影が可
能となり、撮影時間を短縮することができる。請求項1
1のように、照明手段を平面照明とすることにより、よ
り均一な明るさで撮影でき、明暗のないイメージの取り
込みができる。請求項12のように、照明手段を傾斜配
置させることにより、ケラレを生じることなくより均一
な照明を得ることができる。請求項13のように、補助
照明手段を設けることにより、照明手段のない側におけ
る慶弔用封筒の照度不足を補って照度をより均一なもの
とすることができる。請求項14のように、補助照明手
段の反射板を傾斜配置させることにより、ケラレを生じ
ることなく慶弔用封筒をより均一に照明することができ
る。請求項15のように、マーク付け手段を設けらるこ
とにより、未撮影や2重撮影を生じさせることを防止で
きることとなる。請求項16のように、慶弔用封筒の有
無を検出する検出センサを設けることにより、未撮影の
イメージを生じさせることがない等種々の利点を有する
ものである。従って、本発明は従来の問題点を解消した
慶弔用記帳システムとして業界の発展に寄与するところ
極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の好ましい実施の形態に用いられる画像
入力手段を示す一部切欠側面図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態に用いられる画像
入力手段を示す一部切欠正面図である。
【図4】本発明の好ましい実施の形態に用いられる画像
入力手段を拡大して示す一部切欠側面図である。
【図5】本発明の好ましい実施の形態に用いられる画像
入力手段の機構部を示す平面図である。
【図6】タッチパネルに表示される表紙メニュー画面を
示す正面図である。
【図7】タッチパネルに表示される読み込みメニュー画
面を示す正面図である。
【図8】タッチパネルに表示される集計管理メニュー画
面を示す正面図である。
【符号の説明】
1 制御手段 2 画像入力手段 3 入力処理手段 4 タッチパネル 10 箱体 12 装着手段 13 撮影手段 14 透明板 15 トレー 16 押え板 19 照明手段 20 補助照明手段 20a 反射板 21 マーク付け手段 23 検出センサ 26 自動開閉機構

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 慶弔用封筒を装着手段を介してワンタッ
    チで箱体一側開口部に位置決めセットしたうえ、箱体内
    に設けた撮影手段により慶弔用封筒の表書きを撮影する
    画像入力手段と、画像入力手段により取り込まれた慶弔
    用封筒の表書きを入力項目として表示するとともに、該
    表書きとリンクさせる入力項目を表示し、該表示に基づ
    いて各入力項目の選択処理および入力処理を行う入力処
    理手段と、画像入力手段と入力処理手段とを制御する制
    御手段とからなることを特徴とする慶弔用記帳システ
    ム。
  2. 【請求項2】 画像入力手段により取り込まれた慶弔用
    封筒の表書きをイメージのまま入力項目として表示する
    請求項1に記載の慶弔用記帳システム。
  3. 【請求項3】 入力処理手段による入力項目の表示と入
    力項目の選択処理および入力処理がタッチパネルを介し
    て行われる請求項1または2に記載の慶弔用記帳システ
    ム。
  4. 【請求項4】 制御手段により画像入力手段により取り
    込まれた複数列の表書きを項目分け処理して入力処理手
    段に表示させる請求項1から3のいずれかに記載の慶弔
    用記帳システム。
  5. 【請求項5】 選択処理または入力処理された各入力項
    目のデータが制御手段によって集計管理される請求項1
    から4のいずれかに記載の慶弔用記帳システム。
  6. 【請求項6】 撮影手段が慶弔用封筒までの距離を一定
    として箱体内に取り付けられ、その光軸が慶弔用封筒と
    直交し、且つその中央に位置するものである請求項1か
    ら5のいずれかに記載の慶弔用記帳システム。
  7. 【請求項7】 装着手段が慶弔用封筒を装着したトレー
    を箱体の一側開口部に挿脱自在または開閉自在に配置す
    るものである請求項1から6のいずれかに記載の慶弔用
    記帳システム。
  8. 【請求項8】 装着手段が箱体の一側開口部に取り付け
    られる透明板と、該透明体に対して開閉するよう箱体の
    下部に枢着されるトレーと、慶弔用封筒を前記透明板に
    密着させる押え板とよりなる請求項7に記載の慶弔用記
    帳システム。
  9. 【請求項9】 トレーが自動開放機構により開放される
    ものである請求項8に記載の慶弔用記帳システム。
  10. 【請求項10】 画像入力手段に照明手段が設けられる
    請求項1から9のいずれかに記載の慶弔用記帳システ
    ム。
  11. 【請求項11】 照明手段が平面照明である請求項10
    に記載の慶弔用記帳システム。
  12. 【請求項12】 照明手段が撮影手段の画角に干渉しな
    い角度内で慶弔用封筒に向けて傾斜配置されている請求
    項10または11に記載の慶弔用記帳システム。
  13. 【請求項13】 照明手段に照明光を慶弔用封筒に向け
    て反射させる補助照明手段が付帯されている請求項10
    から12のいずれかに記載の慶弔用記帳システム。
  14. 【請求項14】 補助照明手段の反射板が撮影手段の画
    角に干渉しない角度内で慶弔用封筒に向けて傾斜配置さ
    れる請求項13に記載の慶弔用記帳システム。
  15. 【請求項15】 画像入力手段に被読取物に撮影完了マ
    ークを付けるマーク付け手段が設けられている請求項1
    から14のいずれかに記載の慶弔用記帳システム。
  16. 【請求項16】 画像入力手段に慶弔用封筒の有無を検
    出する検出センサが設けられている請求項1から15の
    いずれかに記載の慶弔用記帳システム。
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