JP2001235392A - 振動台 - Google Patents

振動台

Info

Publication number
JP2001235392A
JP2001235392A JP2000052094A JP2000052094A JP2001235392A JP 2001235392 A JP2001235392 A JP 2001235392A JP 2000052094 A JP2000052094 A JP 2000052094A JP 2000052094 A JP2000052094 A JP 2000052094A JP 2001235392 A JP2001235392 A JP 2001235392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
joint
vibration
fixed
hydrostatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000052094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yohei Nanbu
洋平 南部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000052094A priority Critical patent/JP2001235392A/ja
Publication of JP2001235392A publication Critical patent/JP2001235392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大振幅加振が可能な振動台において、加振機を
小型化する。 【解決手段】振動台は、供試体を搭載するテーブル1
と、このテーブルが収容される基礎4に一端が固定さ
れ、テーブルを横方向に加振する横方向に配置された加
振機2と、テーブルに一端が接続され、他端が加振機に
接続された静圧継手とを備えている。そして、加振機の
中間部を支持台22が支持し、支持台の一端は基礎に固
定されている。静圧継手の下部には突起部31が設けら
れている。一端が基礎に固定された支持部材5の受け部
材32において、突起部は静圧継手が有するピストンの
移動方向に移動自在になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造物を加振試験す
る振動台に係り、特に、静圧継手を有する振動台に関す
る。
【0002】
【従来の技術】構造物の耐震強度を評価するため、供試
体をテーブル上に固定し加振機を用いてテーブル全体を
水平並びに上下方向に地震動を模擬して加振する加振試
験が多用されている。この加振試験においては、複数の
加振機が1個のテーブルに継手やリンクなどの機構によ
り接続された振動台を用いており、各加振機は水平方向
及び上下方向に配置されている。これにより、多方向ま
たは多自由度の動きを同時に再現できる。
【0003】ところで、水平方向及び上下方向に複数の
加振機を配置すると、複数の加振機が相互に干渉するお
それがある。この相互干渉の防止または相互干渉を相殺
するために、静圧継手を用いる例が、特開昭51-15
1171号公報、特開平1-178844号公報および
特開平3−135450号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に記載の
振動台では、振動台が備えるテーブルの周囲に静圧継手
を配置している。ここで、静圧継手とは、供試体を載せ
るテーブルと加振機を接続する部分に配置されるもの
で、接続部分である継手のピストンを静圧軸受の油膜を
利用して支持するものである。この静圧継手は加振方向
の剛性が高く、加振方向と直交する方向には滑らかにピ
ストンを摺動させることができる特性を有している。
【0005】ところで上記公報のように静圧継手を配置
すると、静圧継手の質量を加振機のピストンの先端で支
持する必要がある。地震波形をより忠実に再現しようと
すると、振動台に要求される変位量が増し、加振機の大
ストローク化が要求される。大ストローク化すると、ピ
ストンの剛性及びピストンを支持する静圧軸受の支承力
を増大させる必要が生じる。このことは、加振機ピスト
ンの大型化を招来し、その結果、静圧軸受が大型化し、
これがさらに加振機の大型化を引き起こす。また、静圧
継手の支持力を増大させるためには、静圧継手への供給
油圧を増大させなければならず、装置が大掛かりになる
恐れがある。
【0006】本発明は、上記従来技術の不具合を解消す
るためになされたものであり、振動試験に用いる振動台
が有する静圧継手または加振機を小型化することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の特徴は、供試体を搭載するテーブル
と、このテーブルが収容される基礎に一端が固定され、
テーブルを横方向に加振する少なくとも1台の横方向に
配置された加振機と、加振機の中間部を支持し、基礎に
一端が固定された支持台と、テーブルに一端が接続さ
れ、他端が加振機に接続された静圧継手と、この静圧継
手が有するピストンの移動方向には静圧継手の下部を移
動自在に支持し、一端が基礎に固定された支持部材とを
備えたものである。そして好ましくは、加振機を、直交
する2方向に少なくとも1台づつ配置する。
【0008】上記目的を達成するための本発明の第2の
特徴は、供試体を搭載するテーブルと、ほぼ水平に配置
され水平方向に加振する第1、第2の加振機と、各加振
機毎に設けられ、加振機とテーブルとを接続する静圧継
手とを備えた振動台において、第1の加振機と第2の加
振機をほぼ直交させ、各加振機と各静圧継手の鉛直方向
荷重を支持する第1、第2の支持手段を設けたものであ
る。
【0009】そして第2の支持手段は、一端がテーブル
を収容する基礎の側面部に固定され、他端に静圧継手と
摺動する摺動部が形成されているか、一端がテーブルを
収容する基礎の側面部に回動自在に固定され、他端が静
圧継手に回動自在に固定された油圧ジャッキであること
が望ましい。さらに、摺動部は、受け部材と複数の転動
体を有するものであってよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
を用いて説明する。
【0011】図1は、本発明に係る振動台装置の一実施
例の平面図である。供試体を載置するテーブル1を、水
平方向および鉛直方向に配置された複数台の加振機2が
支持している。そして水平方向については、異なる2直
交方向に複数台の加振機が配置されている。テーブル1
と加振機2との間には静圧継手3が設けられている。静圧
継手3はテーブル1に固定されたテーブル側部材3Aと、加
振機2に固定された加振機側部材3Bを有している。テー
ブル側部材3Aと加振機側部材3Bとの間は、高圧流体によ
り支持されている。この高圧流体は、加振機2が発生し
た加振方向の力をテーブル1に伝達するとともに、加振
機2のピストン軸方向と直角方向には滑らかに摺動す
る。以上は、水平方向および鉛直方向に配置した加振機
に共通の構成である。
【0012】水平方向2方向に配置された加振機2は、
加振機2およびテーブル1を収容する基礎4の側面部に
その一端を固定して取付けられている。そして、加振機
2の脚部21の中間部は、支持台22により支持されて
いる。加振機側部材3Bは、図2に詳細を示すように、下
面部に突起部31が形成されている。この突起部31
は、加振機2のピストン軸方向に延びている。そして、
この突起部31を断面コの字型の受け部材32が複数の
球状の転動体6を介して支持している。
【0013】受け部材32の下部は、支柱33の一端部
に接続されており、支柱33の他端部は、基礎4の側面
部に固定されている。そして、支柱を安定に保持するた
め、支持板24が、支柱と基礎4間に配置されている。
支柱33、支持板24および受け部材32は静圧継手支
持部材5を構成する。加振機2が、図1において左右方
向に移動すると、加振機2の突起部31も左右に移動す
る。その際、転動体6を介して静圧継手支持部材5と相
対運動する。転動体6を介しているので、この相対運動
時の摩擦は少なくて済む。一方、静圧継手支持部材5は
静圧継手部の鉛直方向荷重を負担できるので、静圧継手
部が鉛直方向下方にたわむ恐れはなくなる。
【0014】従来の振動台では、上述した静圧継手支持
部材が設けられておらず、加振機側部材3Bの荷重を加振
機2だけが負担していたので、静圧継手部が大型化する
と、テーブル側でたわみが発生する恐れがあった。つま
り、水平方向の加振機2では、図3にその詳細を示すよ
うに、シリンダ7内のピストン8をシリンダ7の両端部
に配置した静圧軸受9で支持している。このように構成
した静圧継手または加振機に外力が加わって、加振機側
部材3Bの加振方向(ピストン移動方向)に直交する2方
向に慣性力が生じると、ピストン8には曲げモーメント
が、静圧軸受9には反力が付加される。
【0015】静圧継手3が大型化し加振機側部材3Bの質
量が増加する傾向にある現在、ピストン8に加わる曲げ
モーメントおよび静圧軸受に加わる反力も増加する傾向
にある。そのため、ピストン径を大きくして剛性を高め
るとか、静圧軸受への供給油圧を高くする必要を生じて
いる。例えば、テーブルの大きさが5m×5mの振動台
において、テーブルを水平方向にストローク±600m
mで加振する必要がある場合、継手質量は約3tonにも
達し、加振機のピストン径は直径約350mm程度必要
となる。
【0016】そこで、本実施例では、加振機側部材3Bに
付加される鉛直方向荷重を静圧継手支持部材5で支持し
たので、ピストン8の曲げモーメント負荷及び静圧軸受9
の反力負荷を低減することができる。その結果、ピスト
ン径の小型化が可能になり、加振機2の小型化が可能と
なる。さらに、静圧軸受9へ供給する潤滑油の油圧も減
少させることが可能になり、油圧源も小型化できる。
【0017】なお、上記実施例では、加振機側部材3Bの
突起部31と受け部材32間に転動体6を配置して、静
圧継手支持部材5が加振機2を支持するようにしている
が、転動体6の代わりに静圧軸受を加振機側部材3Bの突
起部31と受け部材32とで構成し、その間に油膜を形
成するようにしてもよい。このようにすることにより、
長期にわたりメンテナンスフリーで振動台を運転でき
る。当然のことながら、この場合油膜の端部にはシール
を設け、外部からの塵埃の侵入と潤滑油の外部への漏洩
を防止する。
【0018】次に本発明の他の実施例を、図4を用いて
説明する。この図6は、水平配置した加振機2の下部部
分正面図である。加振機側部材3Bの両側面部には、ジョ
イント11Aが結合されるシャフトが取りつられた耳部
35が設けられている。この耳部35のシャフトに油圧
ジャッキ10の端部に設けられたジョイント11Aを結
合する。油圧ジャッキの他端部にもジョイント11Bが設
けられており、このジョイント11Bは基礎4の側面に取
付けられている。この場合、2個のジョイント11A,
11A間の距離より、2個のジョイント11B、11B
間の距離を大にすればより安定して加振機2を支持でき
る。本実施例によっても、ピストン移動方向に直交する
水平方向および鉛直方向に加振機側部材3Bを支持できる
ので、ピストン8への曲げモーメント及び静圧軸受9への
反力を低減することができる。また、本実施例によれ
ば、基礎側の取付け位置の自由度が増し、基礎の製造コ
ストを低減できる。
【0019】以上の各実施例によれば、水平方向に配置
した加振機の静圧継手部を支持する手段を設けたので、
加振機及び油圧源を小型化することができる。また、加
振機の設置台数、設置方向、または振動台の加振自由度
数はこの支持手段によっても従来と何ら変更はない。静
圧継手支持機構は上記実施例に示した形状に限るもので
はなく、静圧継手支持部材と基礎に固定された別部材を
連結するようにしてもよい。なお、本発明の構成は上記
実施例には限定されず、本発明の趣旨に逸脱しない範囲
で様々な構成があり得る。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、水平
方向に配置した加振機を静圧継手部で支持するようにし
たので、加振機のピストン径を小さくすることができ、
加振機を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動台の一実施例の正面図であ
る。
【図2】静圧継手支持部の部分詳細断面図である。
【図3】図1に示した振動台に用いる加振機の部分断面
図である。
【図4】本発明に係る加振機支持手段の他の実施例の正
面図である。
【符号の説明】
1…テーブル、2…加振機、3…静圧継手、3A…テーブル
側部材、3B…加振機側部材、4…基礎、5…静圧継手支持
部材、6…回転体、7…シリンダ、8…ピストン、9…静圧
軸受、10…油圧ジャッキ、21…脚部、22…支持台、
24…支持板、32…受け部材33…突起部、35…耳
部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供試体を搭載するテーブルと、このテーブ
    ルが収容される基礎に一端が固定され、テーブルを横方
    向に加振する少なくとも1台の横方向に配置された加振
    機と、前記加振機の中間部を支持し、基礎に一端が固定
    された支持台と、前記テーブルに一端が接続され、他端
    が前記加振機に接続された静圧継手と、この静圧継手が
    有するピストンの移動方向には移動自在に静圧継手の下
    部を支持し、一端が基礎に固定された支持部材とを備え
    たことを特徴とする振動台。
  2. 【請求項2】前記加振機を、直交する2方向に少なくと
    も1台づつ配置したことを特徴とする請求項1に記載の
    振動台。
  3. 【請求項3】供試体を搭載するテーブルと、ほぼ水平に
    配置され水平方向に加振する第1、第2の加振機と、各
    加振機毎に設けられ、加振機とテーブルとを接続する静
    圧継手とを備えた振動台において、前記第1の加振機と
    第2の加振機をほぼ直交させ、各加振機と各静圧継手の
    鉛直方向荷重を支持する第1、第2の支持手段を設けた
    ことを特徴とする振動台。
  4. 【請求項4】前記第2の支持手段は、一端が前記テーブ
    ルを収容する基礎の側面部に固定され、他端に前記静圧
    継手と摺動する摺動部が形成されていることを特徴とす
    る請求項3に記載の振動台。
  5. 【請求項5】前記摺動部は、受け部材と複数の転動体を
    有することを特徴とする請求項4に記載の振動台。
  6. 【請求項6】前記第2の支持手段は、一端が前記テーブ
    ルを収容する基礎の側面部に回動自在に固定され、他端
    が前記静圧継手に回動自在に固定された油圧ジャッキで
    あること特徴とする請求項3に記載の振動台。
JP2000052094A 2000-02-23 2000-02-23 振動台 Pending JP2001235392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000052094A JP2001235392A (ja) 2000-02-23 2000-02-23 振動台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000052094A JP2001235392A (ja) 2000-02-23 2000-02-23 振動台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001235392A true JP2001235392A (ja) 2001-08-31

Family

ID=18573662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000052094A Pending JP2001235392A (ja) 2000-02-23 2000-02-23 振動台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001235392A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008085A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 耐震試験設備及び耐震試験方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012008085A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 耐震試験設備及び耐震試験方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3260756B2 (ja) 油圧サーボ弁とピストンアクチュエータとを具えた高周波振動試験固定装置
JP4848518B2 (ja) 振動試験装置
JP5836057B2 (ja) 振動装置
JP2860745B2 (ja) 振動試験装置
JP2001235392A (ja) 振動台
JPS5871430A (ja) 振動シミユレ−タ
JP6087767B2 (ja) 振動試験装置
JP3152411B2 (ja) 多自由度振動試験機
KR100884136B1 (ko) 진동 제어 유닛 및 진동 제어체
JP2000018324A (ja) 展示品用免震装置
JP2002022595A (ja) 振動台装置
JPS62152580A (ja) 複数方向加振機
JPH09178605A (ja) 圧力駆動式振動試験装置
JP2001083035A (ja) 振動台装置
JP3959316B2 (ja) 振動台装置
JP3007406B2 (ja) 振動試験器
JPH052837Y2 (ja)
JP2006118968A (ja) 振動試験用多軸加振装置
KR102525766B1 (ko) 진동 시험 장치
JP2005003088A (ja) 気体ばね式除振装置
JP2000084486A (ja) 起振装置
JP2016017765A (ja) 振動装置
JPS6288933A (ja) 動電型三次元振動試験機
JP7382065B2 (ja) 振動試験装置
JP3469139B2 (ja) 振動台のクロストーク低減装置