JPH09178605A - 圧力駆動式振動試験装置 - Google Patents

圧力駆動式振動試験装置

Info

Publication number
JPH09178605A
JPH09178605A JP7338971A JP33897195A JPH09178605A JP H09178605 A JPH09178605 A JP H09178605A JP 7338971 A JP7338971 A JP 7338971A JP 33897195 A JP33897195 A JP 33897195A JP H09178605 A JPH09178605 A JP H09178605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
cylinder tube
pressure
piston rod
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7338971A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kususe
正 楠瀬
Kazuhiro Itani
和博 夷谷
Satoshi Tokiyama
智 時山
Toshikazu Ueda
敏和 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7338971A priority Critical patent/JPH09178605A/ja
Publication of JPH09178605A publication Critical patent/JPH09178605A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダチューブ、ピストンおよびピストン
ロッドの間の摩擦が大きくならず、滑らかに動かせる圧
力駆動式振動試験装置を提供すること。 【解決手段】 テーブル1を水平方向のX方向およびY
方向に動かす駆動シリンダ4a,4bをそれぞれ継手1
3,15を介してテーブル1に水平方向に連結し、これ
ら駆動シリンダ4a,4bにおけるそれぞれシリンダチ
ューブ5の先端に保持シリンダ20の先端を連結すると
ともに、この保持シリンダ20の基端を固定部14に取
り付けたことを特徴とする。上記構成によると、保持シ
リンダが駆動シリンダのシリンダチューブを水平に支え
るようになり、自重によるシリンダチューブとピストン
ロッドの折れ曲がりを防止し、よって駆動シリンダを滑
らかに伸縮作動させることができる。そのためテーブル
の移動を滑らかに行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震波形などを再
現する場合に用いられる圧力駆動式振動試験装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】地震などのような振動を再現して様々な
実験を行うために、圧力駆動式振動試験装置が使用され
ている。この種の試験装置は振動するテーブルの上に様
々な試験供試体を搭載し、この試験供試体に振動を与え
て耐震性などの試験をするものである。
【0003】図4ないし図6には、従来の圧力駆動式振
動試験装置が示されており、これについて説明する。図
において1は上面に試験供試体を搭載可能なテーブルで
あり、このテーブル1は回転子2を設けた支持脚3…に
よって水平面内のX方向およびY方向に沿って移動可能
に支持されている。上記テーブル1のX方向およびY方
向のそれぞれ端部には、それぞれ駆動シリンダ4a,4
bが連結されている。これら駆動シリンダ4a,4bは
油圧シリンダであり、それぞれシリンダチューブ5とピ
ストン6とピストンロッド7を有しており、このシリン
ダチューブ5とピストンロッド7が互いに伸縮自在に連
結されて構成されている。このシリンダチューブ5内に
はピストン6によって区画された油圧室8a,8bが形
成されており、これら油圧室8a,8bは外部に設けら
れた制御弁9を介してタンク10およびポンプ11と連
通されている。制御弁9を制御するとポンプ11より作
動油が油圧室8aまたは8bに送り込まれる。これによ
り、ピストン6が前進または後進し、よってピストンロ
ッド7が伸長作動する。上記ピストンロッド7はシリン
ダチューブ5の先端に開口したロッド突出口12から突
出されており、このピストンロッド7の先端はテーブル
側の自在継手13を介してテーブル1に連結されてい
る。そして上記シリンダチューブ5の基端は固定部側の
自在継手15を介して固定部14、例えばコンクリート
で形成された固定壁14aに連結されている。
【0004】このような試験装置は、油圧シリンダ4
a,4bを伸縮作動させると、テーブル1がX方向およ
びY方向に移動され、よってテーブル1に2次元的な様
々な運動を与えることができ、この上に載置される試験
供試体に様々な振動を与えて試験を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な油圧シリンダ4a,4bは水平に配置されており、し
かもこれら油圧シリンダ4a,4bの両端部はそれぞれ
自在継手13および15を介してテーブル1および固定
部14に取り付けられているので、油圧シリンダ4a,
4bの自重によってシリンダチューブ5とピストンロッ
ド7が図6に示すように「く」の字形に折れ曲がり、シ
リンダチューブ5とピストン6との間およびシリンダチ
ューブ5とピストンロッド7との間にこじりが生じるこ
とがある。このため、シリンダチューブ5とピストン6
との間、およびシリンダチューブ5とピストンロッド7
との間の摩擦が大きくなり、油圧シリンダ4a,4bの
伸縮作動が円滑に行われず、テーブル1を滑らかに動か
すことができなくなることがある。
【0006】本発明は上記の事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、シリンダチューブとピ
ストンおよびピストンロッドとの間の摩擦が大きくなら
ず、滑らかに動かすことができる圧力駆動式振動試験装
置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、振動試験をする試験供試体が搭
載されるテーブルと、このテーブルの水平方向に沿うX
方向およびY方向の端部にそれぞれ水平方向に沿って連
結され、相互に伸縮可能に連結されたシリンダチューブ
およびピストンロッドを有し、上記ピストンロッドの先
端がテーブル側継手を介して上記テーブルに連結される
とともに、上記シリンダチューブの基端が固定部側継手
を介して固定部に連結され、上記テーブルに上記X方向
およびY方向の振動を与える駆動シリンダと、上記テー
ブルをX方向およびY方向の振動を可能にして支持する
支持脚と、先端が一方の継手を介して上記シリンダチュ
ーブの先端に連結されるとともに、基端が他の継手を介
して上記固定部に取り付けられ、上記シリンダチューブ
の先端を支える保持手段と、を具備したことを特徴とし
ている。
【0008】請求項1の構成によると、保持手段がシリ
ンダチューブを水平に支えるようになり自重によるシリ
ンダチューブとピストンロッドの折れ曲がりを防止し、
よって駆動シリンダを滑らかに伸縮作動させることがで
きる。そのためテーブルの移動を滑らかに行うことがで
きる。
【0009】請求項2の発明は、上記駆動シリンダの固
定側継手と上記保持手段の他の継手は鉛直方向に沿う同
一直線上に設けられていることを特徴とする請求項1記
載の圧力駆動式振動試験装置である。
【0010】請求項2の構成によると、駆動シリンダの
固定部側継手と保持手段の他の継手とが鉛直方向に沿う
同一直線上に設けられているため、駆動シリンダが水平
面内で回動しても保持手段が伸縮することがなく、駆動
シリンダを確実に支持することができる。よって保持手
段を伸縮構造にしなくても、または伸縮構造にしてもそ
の構造を簡単にすることができる。
【0011】請求項3の発明は、上記支持脚はX方向お
よびY方向に対して垂直なZ方向に伸縮可能であること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧力駆動
式振動試験装置である。
【0012】請求項3の構成によると、上記支持脚がZ
方向に伸縮自在に形成されているから、テーブルをX方
向およびY方向ばかりでなくZ方向へも移動可能であ
り、よって3次元方向へ移動させることができる。
【0013】請求項4の発明は、上記保持手段はシリン
ダチューブおよびピストンロッドを有して伸縮自在なシ
リンダであることを特徴とする請求項1ないし請求項3
のいずれか1に記載の圧力駆動式振動試験装置である。
【0014】請求項4の構成によると、伸縮自在なシリ
ンダで駆動シリンダのシリンダチューブを支えるように
したから駆動シリンダの自重を良好に支持することがで
きる。また、このような構造にすれば、保持手段の基端
側継手と駆動シリンダの固定側継手が垂直方向に沿う同
一方向に位置されなくても、あるいはテーブルがZ方向
に移動する場合であっても保持手段が伸縮可能であるか
ら駆動シリンダの上下方向の動きに追従することがで
き、駆動シリンダを良好に支持することができる。
【0015】請求項5の発明は、上記保持手段を構成す
るシリンダはアキュムレータに連結されていることを特
徴とする請求項4記載の圧力駆動式振動試験装置であ
る。請求項5の構成によると、保持手段としてのシリン
ダがアキュムレータに連結されているため、この保持シ
リンダに対して適宜の流体圧を掛けておけば、駆動シリ
ンダに上下動が生じても駆動シリンダの自重を良好に支
持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の圧力駆動式振動試
験装置について図1および図2に示す第1の実施例に基
づいて説明する。なお、この実施例において、前述の図
4ないし図6に示した従来と同一部材であってよい部材
は同一符号を付してその説明を省略する。すなわち、1
はテーブル、3は上部に回転子2…を備えた支持脚、4
aおよび4bは油圧シリンダなどからなる駆動シリン
ダ、5はそのシリンダチューブ、6はピストン、7はピ
ストンロッド、8a,8bは油圧室、9は制御弁、10
はタンク、11は油圧ポンプ、12はロッド突出口、1
3はテーブル側の自在継手、14は例えばコンクリート
で形成された固定部、15は固定部側の自在継手、をそ
れぞれ示し、これら部材は従来と同一であってよい。
【0017】本実施例は、それぞれの油圧シリンダ4
a,4bが保持手段により支持されている。本実施例の
保持手段は、保持シリンダ20からなり、この保持シリ
ンダ20は、図2に示す通り、シリンダチューブ21と
ピストン22とピストンロッド23とで構成されてお
り、これらシリンダチューブ21とピストンロッド23
が互いに伸縮自在となっている。シリンダチューブ21
とピストン22とで囲まれた一方の空間には油圧室24
が形成されており、他方の空間は大気開放室25となっ
ている。上記油圧室24は配管25を介してアキュムレ
ータ26に連結されている。このアキュムレータ26は
油圧を調整することにより保持シリンダ20の油圧室2
4で生じるばね定数を調整可能としている。そのため油
圧シリンダ4a,4bの自重に対応させてアキュムレー
タ26の圧力を適宜に調整し、ばね定数を決定して良好
な支持を行う。
【0018】ピストンロッド23の先端は継手27を介
して上記油圧シリンダ4a,4bのシリンダチューブ5
の先端部に連結されているとともに、シリンダチューブ
21の基端は、ピン28を介して回動軸29に対して上
下に回動自在に連結されている。回動軸29は支持台3
0に対し鉛直方向に立設されており、この回動軸29は
垂直線を中心として回動可能となっている。
【0019】この回動軸29の取り付け位置は、本実施
例の場合、上記油圧シリンダ4a,4bのシリンダチュ
ーブ5に連結された固定部側の自在継手15の鉛直下
方、すなわち、上記固定部側の自在継手15と回動軸2
9が鉛直方向の同軸位置に配置されている。つまり、こ
の回動軸29の中心線を中心軸として前記油圧シリンダ
4a,4bおよび保持シリンダ20は水平方向に回動可
能となっており、よって油圧シリンダ4a,4bと保持
シリンダ20は側面視で直角三角形の二辺をなしてい
る。
【0020】このような構成を有する圧力駆動式振動試
験装置の作用を説明する。上記圧力駆動式振動試験装置
を用いて振動試験を行う際には、まずアキュムレータ2
6を作動させ、保持シリンダ20の油圧室24を適宜の
油圧に保ち、この保持シリンダ20で油圧シリンダ4
a,4bの自重を支持する。そして油圧シリンダ4a,
4bに連結されている制御弁9を作動させて油圧室8a
および油圧室8bに交互に作動油を供給すると、これに
応じてピストン6が交互に前進および後進する。このた
め、ピストン6に取り付けられているピストンロッド7
が伸縮し、よってテーブル側自在継手13を介してテー
ブル1を水平方向に往復運動させることができ、このテ
ーブル1上の試験供試体に対して振動させることができ
る。
【0021】このような油圧シリンダ4a,4bは、水
平方向に架け渡されているとともに両端がテーブル側の
自在継手13と固定部側の自在継手15とに支持されて
おり、そのため油圧シリンダ4a,4bは自らの自重に
より折れ曲がり易くなっている。しかしながら本実施例
ではシリンダチューブ5に保持シリンダ20が取り付け
てあり、この保持シリンダ20で折れ曲がろうとする油
圧シリンダ4a,4bを支持している。すなわち保持シ
リンダ20は、ピストンロッド23の先端が継手27を
介して上記油圧シリンダ4a,4bのシリンダチューブ
5の先端に連結されているとともに、シリンダチューブ
21の基端がピン28を介して回動軸29に連結されて
いるから、上記油圧シリンダ4a,4bの自重をこの保
持シリンダ20で支持することができる。特に、保持シ
リンダ20は油圧シリンダ4a,4bのシリンダチュー
ブ5の先端を支えることになるのでこのシリンダチュー
ブ5の先端が降下することを防止するようになる。
【0022】したがって、水平に架設されている油圧シ
リンダ4a,4bのシリンダチューブ5とピストンロッ
ド7が図6に示すように「く」の字形に折れ曲がるを防
止するようになり、シリンダチューブ5とピストン6と
の間およびシリンダチューブ5とピストンロッド7との
間のこじりを防止するとともに摺動摩擦を小さく保つこ
とができ、油圧シリンダ4a,4bの伸縮作動が円滑に
行われるようになり、テーブル1を滑らかに動かすこと
ができる。
【0023】また、本実施例の場合、保持シリンダ20
の基端はピン28を介して回動軸29に連結されてお
り、この回動軸29の鉛直線上に上記油圧シリンダ4
a,4bの固定部側自在継手15が取り付けられている
から、油圧シリンダ4a,4bおよび保持シリンダ20
は回動軸29の中心線上で水平方向に回動可能となって
おり、よって油圧シリンダ4a,4bが固定部側自在継
手15を支点として水平方向に回動しても保持シリンダ
20は回動軸29を中心にして油圧シリンダ4a,4b
と一体に回動するようになる。この場合、油圧シリンダ
4a,4bと保持シリンダ20は側面視で直角三角形の
二辺をなす構造を崩さないから、油圧シリンダ4a,4
bは途中で折れ曲がることなく水平姿勢を保持し、この
状態で水平に回動し、このとき保持シリンダ20はその
長さを変化することはない。
【0024】よって、保持シリンダ20が油圧シリンダ
4a,4bの水平方向の回動を阻害することもない。こ
のようにして保持シリンダ20が油圧シリンダ4a,4
bの伸縮および回動動作に追従するからテーブル1の移
動を良好に行わせることができる。
【0025】なお、保持シリンダ20の両端が上記のよ
うに連結される場合は、保持シリンダ20の長さは変化
せず、したがって、この保持シリンダ20は伸縮構造で
ある必要はない。このことから保持シリンダ20の代わ
りに剛体的な保持部材(例えば鉄製の丸棒)を上記保持
シリンダ20と同様に連結する構成にしても良い。この
場合は、伸縮構造の保持シリンダ20やアキュムレータ
26を設ける必要がないため、構成が非常に簡単なもの
となる。
【0026】これに対し本発明は、保持部材の基端部の
取り付け位置に付いては、固定部側自在継手15の鉛直
下に限らない。例えば、保持部材の下端は先端側継手2
7の直下位置で固定部に連結されていてもよい。
【0027】しかし、このような構成の場合は、油圧シ
リンダ4a,4bが水平方向に回動すると保持部材に引
っ張り力が加わり、この保持部材が伸長しない場合は油
圧シリンダ4a,4bのシリンダチューブ5先端が下が
ってしまい、「く」の字形に折れ曲がることになる。こ
のため、保持部材は、図2に示すような伸縮式、つまり
保持シリンダ20のような構造がよい。このような保持
シリンダ20を用いれば、油圧シリンダ4a,4bが水
平方向に回動すると保持シリンダ20に引っ張り力が加
わり、よってピストン22が摺動してピストンロッド2
3が伸長し、よって油圧シリンダ4a,4bのシリンダ
チューブ5先端を水平状態に保つことができる。このた
め、伸縮動作のときにこじりを生じるなどの不具合がな
くなる。
【0028】そして、この場合は、アキュムレータ26
の油圧を調整して保持シリンダ20を適宜のばね定数に
設定しておけば、保持シリンダ20の伸縮作動が許され
るようになり、圧力方向を切換えるなどの格別な操作は
不要である。
【0029】また、上記のような保持シリンダ20を用
いれば、上記油圧シリンダ4a,4bが水平とは多少ず
れて取り付けられても、この保持シリンダ20の伸縮作
動により、油圧シリンダ4a,4bが水平に取り付けら
れた場合となんら変わりなく上記油圧シリンダ4a,4
bの自重を良好に支持することができる。
【0030】なお、上記第1の実施例は、テーブル1を
X方向およびY方向の2方向に振動させる振動試験装置
の場合について説明したが、本発明はこれに限らず、テ
ーブル1をX、YおよびZ方向の3方向に振動させる装
置であっても実施可能である。すなわち、図3は本発明
の第2の実施例に係わる圧力駆動式振動試験装置の側面
図であり、この実施例では第1の実施例の支持脚3…に
代わりに、油圧などにより上下方向に伸縮可能な支持脚
16…を用いており、この伸縮支持脚16…の伸縮作用
によりテーブル1を上下に移動可能としてある。よって
この圧力駆動式振動試験装置は試験供試体に対して3次
元的な振動試験を行うことができる構成となっている。
【0031】上述のように、伸縮支持脚16…が上下方
向に移動可能に形成されている場合、テーブル1は上下
に移動し、水平方向に掛け渡されている油圧シリンダ4
a,4bは、テーブル側の自在継手13が上下移動する
のでシリンダチューブ5の先端も上下に移動する。この
シリンダチューブ5の先端に連結されている保持シリン
ダ20は、シリンダチューブ5先端の上下移動に伴い伸
縮する必要がある。このために、油圧室28をアキュム
レータ26に連結し、アキュムレータ26の油圧を調整
して保持シリンダ20を適宜のばね定数に設定しておけ
ば、保持シリンダ20の伸縮作動が許されるようにな
り、圧力方向を切換えるなどの格別な操作は不要であ
る。
【0032】よって、この実施例の場合も、保持シリン
ダ20が油圧シリンダ4a,4bを水平姿勢に支持する
とともに、テーブル1の上下移動に伴い油圧シリンダ4
a,4bの先端部が上下に動く場合であっても保持シリ
ンダ20が伸縮することによって油圧シリンダ4a,4
b上下動に追従し、シリンダチューブ5の上下動を阻害
することはない。
【0033】このようなことから、テーブル1が3次元
的に移動する場合でも油圧シリンダ4a,4bの自重に
よるこじれを防止することができる。よって油圧シリン
ダ4a,4bの摩擦が小さくなり、滑らかにテーブル1
を移動させ、テーブル1に搭載された試験供試体を振動
させることができる。
【0034】なお、第1の実施例および第2の実施例で
は、駆動シリンダとして油圧シリンダ4a,4bを用い
たが、本発明は油圧作動でなくても良く、他の液体や気
体などの適宜の流体で作動させるものであって良い。
【0035】また、保持シリンダ20は先に説明した通
り、伸縮する構造に限らず、また例え伸縮する構造を採
用する場合であっても油圧作動でなくても良く、他の液
体や気体などの適宜の流体または適宜の弾性体で作動さ
せるものであっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、シリンダチューブを保持手段で支え、自重によ
るシリンダチューブとピストンロッドの折れ曲がりが防
止され、よって駆動シリンダを滑らかに伸縮作動させる
ことができる。そのためテーブルの移動を滑らかに行う
ことができる。
【0037】請求項2の発明によれば、固定部側の自在
継手と保持手段の他の継手とが鉛直方向に沿う同一直線
上に設けられているため、駆動シリンダが水平面内で回
動した場合は保持手段も一体に回動し、保持手段は伸縮
せず、よって駆動シリンダを確実に支持可能な圧力駆動
式振動試験装置を提供することができる。
【0038】請求項3の発明によれば、上記支持脚がZ
方向に伸縮自在に形成されているから、テーブルをX、
Y方向およびZ方向の3次元方向へ移動させることがで
きる。
【0039】請求項4の発明によれば、伸縮自在なシリ
ンダで駆動シリンダのシリンダチューブを支えるように
したから駆動シリンダの自重を良好に支持することがで
きる。
【0040】請求項5の発明によれば、保持手段として
のシリンダがアキュムレータに連結されているため、こ
の保持シリンダに対して適宜の流体圧を掛けることがで
き、駆動シリンダの自重を良好に支持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる圧力駆動式振動
試験装置の平面図。
【図2】同実施例に係わる圧力駆動式振動試験装置の側
面図。
【図3】本発明の第2の実施例に係わる圧力駆動式振動
試験装置の側面図。
【図4】従来の圧力駆動式振動試験装置の平面図。
【図5】従来の圧力駆動式振動試験装置の側面図。
【図6】従来の圧力駆動式振動試験装置の油圧シリンダ
がこじた状態を示す図。
【符号の説明】
1…テーブル 3…支持脚 4a,4b…油圧シリンダ 5…シリンダチューブ 6…ピストン 7…ピストンロッド 8a,8b…油圧室 9…制御弁 13…テーブル側の自在継手 14…固定部 15…固定部側の自在継手 16…伸縮支持脚 20…保持シリンダ 21…シリンダチューブ 22…ピストン 23…ピストンロッド 24…油圧室 26…アキュムレータ 27…継手 28…ピン 29…回動軸
フロントページの続き (72)発明者 植田 敏和 山口県下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱重工業株式会社下関造船所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動試験をする試験供試体が搭載される
    テーブルと、 このテーブルの水平方向に沿うX方向およびY方向の端
    部にそれぞれ水平方向に沿って連結され、相互に伸縮可
    能に連結されたシリンダチューブおよびピストンロッド
    を有し、上記ピストンロッドの先端がテーブル側継手を
    介して上記テーブルに連結されるとともに、上記シリン
    ダチューブの基端が固定部側継手を介して固定部に連結
    され、上記テーブルに上記X方向およびY方向の振動を
    与える駆動シリンダと、 上記テーブルをX方向およびY方向の振動を可能にして
    支持する支持脚と、 先端が一方の継手を介して上記シリンダチューブの先端
    に連結されるとともに、基端が他の継手を介して上記固
    定部に取り付けられ、上記シリンダチューブの先端を支
    える保持手段と、 を具備したことを特徴とする圧力駆動式振動試験装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動シリンダの固定側継手と上記保
    持手段の他の継手は鉛直方向に沿う同一直線上に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の圧力駆動式振
    動試験装置。
  3. 【請求項3】 上記支持脚はX方向およびY方向に対し
    て垂直なZ方向に伸縮可能であることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の圧力駆動式振動試験装置。
  4. 【請求項4】 上記保持手段はシリンダチューブおよび
    ピストンロッドを有して伸縮自在なシリンダであること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1に記
    載の圧力駆動式振動試験装置。
  5. 【請求項5】 上記保持手段を構成するシリンダはアキ
    ュムレータに連結されていることを特徴とする請求項4
    記載の圧力駆動式振動試験装置。
JP7338971A 1995-12-26 1995-12-26 圧力駆動式振動試験装置 Withdrawn JPH09178605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7338971A JPH09178605A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 圧力駆動式振動試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7338971A JPH09178605A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 圧力駆動式振動試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09178605A true JPH09178605A (ja) 1997-07-11

Family

ID=18323060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7338971A Withdrawn JPH09178605A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 圧力駆動式振動試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09178605A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2277708A1 (es) * 2003-09-29 2007-07-16 Kayaba Industry Co., Ltd. Dispositivo de vibracion para amortiguadores hidraulicos.
JP2010008405A (ja) * 2008-05-27 2010-01-14 Shimadzu Corp 衝撃試験装置
CN103063394A (zh) * 2012-12-30 2013-04-24 西南交通大学 一种连续空间多维地震波模拟装置
CN103063385A (zh) * 2012-12-21 2013-04-24 北京工业大学 地下结构振动台试验中有效模拟人工质量的装置及方法
CN109060287A (zh) * 2016-01-20 2018-12-21 北京师范大学 一种用于模拟地震振动的六自由度地震模拟振动装置
CN113560440A (zh) * 2021-07-19 2021-10-29 吉利汽车集团有限公司 一种汽车滚边装置
WO2023023937A1 (zh) * 2021-08-24 2023-03-02 韩方元 减持万向铰支作动筒正压力的方法及装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2277708A1 (es) * 2003-09-29 2007-07-16 Kayaba Industry Co., Ltd. Dispositivo de vibracion para amortiguadores hidraulicos.
JP2010008405A (ja) * 2008-05-27 2010-01-14 Shimadzu Corp 衝撃試験装置
CN103063385A (zh) * 2012-12-21 2013-04-24 北京工业大学 地下结构振动台试验中有效模拟人工质量的装置及方法
CN103063394A (zh) * 2012-12-30 2013-04-24 西南交通大学 一种连续空间多维地震波模拟装置
CN109060287A (zh) * 2016-01-20 2018-12-21 北京师范大学 一种用于模拟地震振动的六自由度地震模拟振动装置
CN113560440A (zh) * 2021-07-19 2021-10-29 吉利汽车集团有限公司 一种汽车滚边装置
WO2023023937A1 (zh) * 2021-08-24 2023-03-02 韩方元 减持万向铰支作动筒正压力的方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6145405A (en) Coordinate positioning machine
JP2002502026A (ja) 独立した負荷発生機構を有する材料試験装置
JPH10260122A (ja) バネ用疲労試験装置
JPH09178605A (ja) 圧力駆動式振動試験装置
JP2018115914A (ja) 振動試験装置および振動試験方法
KR101677955B1 (ko) 전자기계 마이크로 센서
US4446742A (en) Motion transmission limiting apparatus
JP6276174B2 (ja) 振動試験装置
JP7148336B2 (ja) 振動試験機
JPH0375814B2 (ja)
EP0105253A1 (en) VIBRATORY APPARATUS WITH ANTI-PIVOTING BENDING SUPPORT.
JP3970204B2 (ja) 荷重負荷試験方法
JPH0557661A (ja) ロボツトアーム
JPH02122235A (ja) 三次元振動試験機
JPS59500302A (ja) 2軸スクリーン振動装置
JP2006118968A (ja) 振動試験用多軸加振装置
JPH0734720A (ja) チユーンドアクテイブ型制振装置
KR100269547B1 (ko) 미세 위치 결정 장치용 틸팅 포지셔너
JP2014095621A (ja) 振動試験装置
JPS6015538A (ja) 2自由度加振装置
JP2012202725A (ja) 加振装置および加振方法
JP2014095620A (ja) 振動試験装置
JP3007406B2 (ja) 振動試験器
JPH0415333A (ja) 振動緩衝装置
CN109883639B (zh) 三自由度电液控制式微激振系统

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030304