JPH10260122A - バネ用疲労試験装置 - Google Patents

バネ用疲労試験装置

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JPH10260122A
JPH10260122A JP9062988A JP6298897A JPH10260122A JP H10260122 A JPH10260122 A JP H10260122A JP 9062988 A JP9062988 A JP 9062988A JP 6298897 A JP6298897 A JP 6298897A JP H10260122 A JPH10260122 A JP H10260122A
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JP
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slider
spring
driving device
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crank
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JP9062988A
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Toshihiko Nishimura
利彦 西村
Katsunori Kitagawa
功規 北川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成によりバネの疲労試験を行うバネ
用疲労試験装置をえる。 【解決手段】 偏心回転手段１、直線往復移動し、一端
に被検体のバネがセットされるスライダ３、偏心回転手
段およびスライダ間を連結する連接棒２、被検体の破断
を検知する破断検知手段５、偏心回転手段、連接棒およ
びスライダのうち少くとも一つの繰返し運動を計数する
計数手段６を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バネの疲労試験に
適用されるバネ用疲労試験装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のバネ用疲労試験装置の一例を図８
に示す。駆動装置を持つ台３０の両側にガイド柱３１が
ある。またガイド柱３１の近くにはスクリュ１６が配置
され駆動装置につながっている。
【０００３】ガイド柱３１およびスクリュ１６間に、ス
クリュー１６とかみ合い、ガイド柱に沿って移動するク
ロスヘッド１５が配置されている。また台３０の中央に
下部支持台３２、クロスヘッド１５の中央下部に上部支
持台３３がある。
【０００４】以上において、被検体のバネ４が支持台３
２，３３間にセットされる。駆動装置が作動すると、ス
クリュ１６が、所定のパターンで正逆回転する。そして
クロスヘッド１５が上下動し、繰返し荷重がバネ４に加
えられ、疲労試験が行われる。
【０００５】次に、他の一例を図９に示す。鉛直軸のア
クチュエータ１７を持つ台３０がある。台３０上の両側
には柱３１ａが配置され、その上部にはクロスヘッド１
５ａが固定されている。クロスヘッド１５ａの下部には
上部支持台３３が、アクチュエータ１７の上端には下部
支持台３２が設けられている。またアクチュエータ１７
は油圧源１８に油圧配管１９でつながれている。
【０００６】以上において、油圧源１８の作動によりア
クチュエータ１７が上下移動し、繰返し荷重がバネ４に
加えられ疲労試験が行われる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバネ用疲労
試験装置は、クロスヘッドを上下させるスクリュの駆動
部、またはアクチュエータを駆動する油圧装置が必要で
あり、大掛りなものであった。このため試験装置も高額
であった。
【０００８】この発明は、上記問題点を解消することを
課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【００１０】すなわち、バネ用疲労試験装置として、偏
心回転手段と、直線往復移動し、一端に被検体のバネが
セットされるスライダと、上記偏心回転手段およびスラ
イダ間を連結する連接棒と、上記被検体の破断を検知す
る破断検知手段と、上記偏心回転手段、連接棒およびス
ライダのうち少くとも一つの繰返し運動を計数する計数
手段とを設ける。
【００１１】以上において、疲労試験時、スライダの一
端に被検体のバネをセットする。そして偏心回転手段を
作動させると、回転力は連接棒を介してスライダに伝え
られる。スライダはこの力により直線往復移動し、被検
体を繰返し伸縮する。被検体が疲労し破断したとき、破
断検知手段が作動し、破断信号を出力する。
【００１２】一方、繰返し数は偏心回転手段、連接棒お
よび／またはスライダの繰返し運動を計数する計数手段
により計数されている。そして破断信号を受けたとき、
その計数を出力する。
【００１３】以上のように、簡単な機構により、安価な
バネ用疲労試験装置がえられる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
（１） 本発明の実施の第１形態を図１により説明す
る。偏心回転手段として、駆動装置（モータ）１３の軸
にクランク１がある。また一方側に、駆動装置１３の軸
に直行するようにスライダ３が配置される。スライダ３
は前後でベアリング１２を持つ支持台１１ａ，１１ｂに
支持されている。
【００１５】スライダ３のクランク１側はクランク１に
連接棒２で連結している。スライダ３の他端にはバネ取
付治具９がある。取付治具９は円板形ａになっており、
スライダ３とは反対側にバネ４の径より小さい径の筒ｂ
が取付けられている。また対向側に反力棒８を介してバ
ネ取付治具１０が設けられている。取付治具１０は円板
形ｃになっており、バネ４の径より大きい径の筒ｄがつ
いている。
【００１６】スライダ３の下面にはターゲット７があ
り、その下方に光センサまたはオン／オフ式のカウンタ
６が配置される。また反力棒８には歪ゲージ式のセンサ
５が取付けられる。センサ５はカウンタ６につながれ
る。
【００１７】以上において、駆動装置１３が作動する
と、クランク１が回転し、連接棒２を介してスライダ３
が前後移動する。そしてバネ（被検体）４には繰返し荷
重が加えられ、疲労試験が行われる。荷重はセンサ５で
検出されカウンタ６へ送られる。スライダ３の往復動は
カウンタ６で検出計数されるとともに、バネ４の破断が
センサ５で検知され、そのときの繰返し数がカウンタで
計数される。
【００１８】以上のように、簡単なリンク構成としたの
で、小規模化、低コスト化が図れる。
【００１９】（２） 本発明の実施の第２形態を図２に
より説明する。本形態は前記形態のクランク１を２分割
し、ターンバックル１ａで連結したものである。したが
って、クランク長さｒが可変になり、バネの繰返し振幅
が調整できる。
【００２０】（３） 本発明の実施の第３形態を図３と
図４により説明する。偏心回転手段として、駆動装置１
３の軸に円盤２１が取付けられる。円盤２１には所定の
パターンの穴ｄがあけられていて、その１つに連接棒２
がピン結合される。したがって、結合位置に応じて、半
径（クランク長さ）が変えられることになる。
【００２１】（４） 本発明の実施の第４形態を図５に
より説明する。前記と同様に駆動装置１３の軸に円盤２
１がある。円盤２１に平行、かつ軸に対して放射状にバ
ネ取付外筒１４が配置される。バネ取付外筒１４の円盤
２１から遠い方の端にはバネ４の取付台ｅを持つ反力棒
８が配置される。また近い方の側にはピストン式のスラ
イダ３ａが配置される。さらに各スライダ３ａと円盤２
１の外周部間は連接棒２で連結される。
【００２２】以上において、円盤２１が回転することに
より、各スライダ３ａが往復動し、一度に複数のバネ４
の疲労試験が可能となる。
【００２３】（５） 本発明の実施の第５形態を図６と
図７により説明する。駆動装置１３の円盤２１の面に平
行に、前記第１形態と同様にスライダ３とバネ取付治具
９が配置される。そして円盤２１の外周部に連接棒２ａ
で連結される。
【００２４】また円盤２１側に開口ｆを持ち、かつバネ
取付治具９を収納する反力筒２２がスライダ３と同軸に
配置される。その内部にはバネ取付治具９と対向するバ
ネ取付治具１０が配置される。そしてその反力棒８は反
力筒２２の端面を貫通して外に突出するとともに貫通部
は端面に固定される。
【００２５】反力棒８は内側と外側で、支持治具２３，
２４により軸方向移動可能に支持される。反力筒２２の
前部開口ｆ側の左側には前方に突出する連結金具２５が
ある。連結金具２５は連接棒２ｂで、円盤２１の連接棒
２ａの取付部の反対側の外周部に連結される。
【００２６】以上において、円盤２１が回転すると、ス
ライダ３は前記と同様往復移動する。一方、反力筒２２
も連接棒２ｂを介してスライダ３と対向方向に往復移動
する。その他は前記第１形態とほぼ同様である。
【００２７】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による疲
労試験装置では、偏心回転手段、連接棒、直線往復移動
のスライダにより回転を直線往復動に変換している。こ
のため、装置の構成が単純となり、小規模化、低コスト
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の第１形態の構成部分断面図であ
る。
【図２】本発明の実施の第２形態のクランク部の図であ
る。
【図３】本発明の実施の第３形態の円盤部の側面図であ
る。
【図４】同第３形態の図３の部分断面平面図である。
【図５】本発明の実施の第４形態の構成部分断面図であ
る。
【図６】本発明の実施の第５形態の部分断面側面図であ
る。
【図７】同第５形態の部分断面平面図である。
【図８】従来の一例の構成図である。
【図９】従来の他例の構成図である。
【符号の説明】
１ クランク １ａ ターンバックル ２，２ａ，２ｂ 連接棒 ３，３ａ スライダ ４ バネ（被検体） ５ センサ ６ カウンタ ７ ターゲット ８ 反力棒 ９，１０ バネ取付治具 １１ａ，１１ｂ スライダ支持治具 １２ ベアリング １３ 駆動装置（モータ） １４ バネ取付外筒 １５，１５ａ クロスヘッド １６ スクリュ １７ アクチュエータ １８ 油圧源 １９ 油圧配管 ２１ 円盤 ２２ 反力筒 ２３，２４ 反力棒支持治具 ２５ 連結金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 偏心回転手段と、直線往復移動し、一端
    に被検体のバネがセットされるスライダと、上記偏心回
    転手段およびスライダ間を連結する連接棒と、上記被検
    体の破断を検知する破断検知手段と、上記偏心回転手
    段、連接棒およびスライダのうち少くとも一つの繰返し
    運動を計数する計数手段とを備えてなることを特徴とす
    るバネ用疲労試験装置。
JP9062988A 1997-03-17 1997-03-17 バネ用疲労試験装置 Withdrawn JPH10260122A (ja)

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