JP2001234776A - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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JP2001234776A
JP2001234776A JP2000049744A JP2000049744A JP2001234776A JP 2001234776 A JP2001234776 A JP 2001234776A JP 2000049744 A JP2000049744 A JP 2000049744A JP 2000049744 A JP2000049744 A JP 2000049744A JP 2001234776 A JP2001234776 A JP 2001234776A
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fuel ratio
air
ignition timing
fuel
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Seiji Asano
誠二 浅野
Kenji Mizushima
賢治 水島
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に検出したエンジンの発進状態に基づい
て燃料制御を行い、エンストの防止及び排気ガス成分の
削減を図るエンジン制御装置を提供する。 【解決手段】 エンジンの吸気管の圧力及び前記エンジ
ンの回転数から求められる基本燃料量及び基本点火時期
を補正する基本燃料補正手段及び点火時期補正手段を備
えたエンジン制御装置であって、該エンジン制御装置
は、車輌の発進時を制御する発進時制御手段を備え、前
記基本燃料補正手段及び点火時期補正手段は、前記発進
時制御手段の出力信号に基づいて、前記基本燃料量及び
前記基本点火時期を補正してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン制御装置に係
り、特に車輌の発進時を検出し、該検出結果に基づい
て、エンジンに要求される基本燃料量及び基本点火時期
を補正するエンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車輌のエンジンに必要な性能に
は、同一排気量・重量で出力が大きく、その運転費が低
廉であることのほか、環境保全等に応じて定められる法
規への適合性、信頼性及びドライバビリティ等による商
品性等があり、そのうちこの商品性を向上させる一要素
として、前記車輌の発進時のエンジン・ストップ(エン
スト)を防止することが挙げられる。
【0003】該エンストは、前記車輌の発進時に、前記
エンジンがアイドリング状態から駆動トルク伝達状態に
移行すると、エンジン負荷の上昇に伴ってエンジン回転
数が減少し、エンジントルクがエンジン回転数の落ち込
みを抑制できない場合に生ずるものである。
【0004】ここで、前記エンストを防止する従来技術
として、前記エンジンのアイドリング時には、トルクア
ップの度合を高めるために、空燃比を理論空燃比以上に
リーンにする一方で、駆動トルク伝達時のうち、前記エ
ンジンの回転数が低いときには、前記空燃比をリッチ側
に変更し、前記エンジンに要求される燃料を増加させる
エンジン制御装置の技術が提案されている(例えば、特
開平6−108893号公報参照)。
【0005】また、前記車輌の発進時には、前記エンス
ト防止のほか、排気エミッションに対する前記法規への
適合性の問題、並びにノッキングによる信頼性の問題等
があり、これらの問題の解決を図る従来技術としては、
発進時の空燃比・速度、発進加速時の点火時期の各制御
を行うエンジン制御装置の技術が各種提案されている
(例えば、特開平7−83100号公報、特開平9−3
9754号公報、特開平11−343953号公報等参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記特開平
6−108893号公報記載の従来技術は、前記車輌の
発進時における駆動トルク不足のほか、発進時における
前記エンジンの燃焼室内への吸入空気量増加の応答遅れ
等を考慮し、効率良く駆動トルクを高めるものである。
しかし、前記従来技術は、前記駆動トルクが生ずるタイ
ミング、すなわち前記空燃比をリーン側からリッチ側に
変更するタイミングに関し、前記車輌の発進時において
切り換わるであろうと予想される時点で行っており、前
記エンジンのアイドリング時から駆動トルク伝達時に移
行するタイミングを検出することについては、格別な配
慮がなされていないものである。
【0007】ここで、このタイミングを曖昧にすること
は、例えば、未だ前記アイドリング時であるにも拘わら
ず、空燃比がリッチ側に変更される場合もあり、駆動ト
ルク伝達時のトルクアップを図ることができずにエンス
トが生じ、前記商品性に影響を及ぼすという問題があ
る。
【0008】また、前記アイドリング時に空燃比を理論
空燃比以上のリーン状態にすることは、アイドル回転数
が不安定になってエンストが生ずるという前記商品性に
対する問題を依然として残しているとともに、排気ガス
に窒素酸化物(NOx)等の排気ガス成分の排出量が多
くなって排気エミッションに対する前記法規への適合性
の問題がある。
【0009】よって、発進時の燃料制御等を行うには、
前記車輌の発進時を確実に検出した後に空燃比の制御等
を行う必要があるが、前記特開平6−108893号公
報記載の従来技術は、アイドル時及び駆動トルク伝達時
の空燃比を制御することのみ示されており、さらに、発
進時の空燃比、発進加速時の点火時期等の各制御につい
て記載された前記他の従来技術も、前記車輌の発進時を
確実に検出することについては格別な配慮がなされてい
ないものである。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、正確に検出
したエンジンの発進状態に基づいて燃料制御を行い、エ
ンストの防止及び排気ガス成分の削減を図るエンジン制
御装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係るエンジン制御装置は、基本的には、エンジ
ンの吸気管の圧力及び前記エンジンの回転数から求めら
れる基本燃料量及び基本点火時期を補正する基本燃料補
正手段及び点火時期補正手段を備え、該エンジン制御装
置は、車輌の発進時を制御する発進時制御手段を備え、
前記基本燃料補正手段及び点火時期補正手段は、前記発
進時制御手段の出力信号に基づいて、前記基本燃料量及
び前記基本点火時期を補正することを特徴としている。
【0012】前記の如く構成された本発明のエンジン制
御装置は、発進時制御手段の出力信号で車輌が発進する
瞬間を掴み、前記エンジンのアイドリング時から駆動ト
ルク伝達時に確実に移行した後に空燃比及び点火時期を
補正するので、このタイミングを曖昧にすることによる
エンストを防止できるとともに、空燃比を前記アイドリ
ング時に予め理論空燃比以上のリーン状態にすることな
く、排気ガス成分の排出量を削減することができる。
【0013】また、本発明に係るエンジン制御装置の具
体的態様は、前記発進時制御手段は、前記車輌の発進時
を検出する発進時検出手段と、該発進時検出手段の出力
信号に基づいて燃料及び点火時期の補正値を計算する燃
料・点火時期補正値計算手段とを備え、前記発進時検出
手段は、前記エンジンのアイドル状態を検出する手段、
前記車輌の速度を検出する手段、及び前記エンジンの回
転数を検出する手段の各出力信号に基づいて、前記車輌
の発進の信号を出力することを特徴とし、より具体的に
は、前記発進時検出手段は、前記エンジンの回転数が第
一の所定値以下であって、第二の所定値以下になった場
合、前記エンジンの回転数が第一の所定値以下であっ
て、前記車輌の変速機のギア位置がニュートラルにな
く、かつ、前記エンジンのクラッチの締結状態を検出す
る手段による前記クラッチが締結状態にある場合、又は
前記エンジンの回転数が第一の所定値以下、かつ、第二
の所定値以上であって、前記車輌の変速機のギア位置を
検出する手段による前記ギア位置が走行レンジにある場
合には、前記発進の信号を出力すること、並びに前記燃
料・点火時期補正値計算手段は、前記エンジンの各運転
領域の目標とする空燃比の補正値及び基本点火時期の補
正値、若しくは前記エンジンに要求される基本燃料量の
補正値及び基本点火時期の補正値を算出していることを
特徴としている。
【0014】さらに、本発明に係るエンジン制御装置の
他の具体的態様は、前記エンジン制御装置が、前記エン
ジンの各運転領域の目標とする空燃比を設定する目標空
燃比設定手段と、前記目標とする空燃比に制御する空燃
比帰還制御係数計算手段とを備え、前記目標空燃比設定
手段は、前記発進時制御手段、前記エンジンの回転数を
検出する手段、及び前記エンジンの吸気管の圧力を検出
する手段の各出力信号に基づいて前記目標とする空燃比
を設定し、前記目標空燃比設定手段は、前記目標空燃比
設定手段及び前記エンジンの排気ガスの酸素濃度を検出
する手段の各出力信号に基づいて空燃比帰還制御係数を
計算すること、若しくは前記基本燃料補正手段は、前記
空燃比帰還制御係数計算手段の出力信号に基づいて、前
記基本燃料量を補正することを特徴としている。
【0015】また、前記エンジン制御装置は、前記エン
ジンの各運転領域の目標とする空燃比に制御する空燃比
帰還制御係数計算手段と、該空燃比帰還制御係数計算手
段による空燃比帰還制御係数を所定値に固定する空燃比
帰還制御係数固定手段とを備え、前記空燃比帰還制御係
数計算手段は、前記エンジンの排気ガスの酸素濃度を検
出する手段の出力信号に基づいて空燃比帰還制御係数を
計算し、前記空燃比帰還制御係数固定手段は、前記発進
時制御手段の出力信号に基づいて前記空燃比帰還制御係
数を所定値に固定すること、若しくは前記基本燃料補正
手段は、前記空燃比帰還制御係数固定手段、及び前記発
進時制御手段の各出力信号に基づいて、前記基本燃料量
を補正することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明のエン
ジン制御装置の一実施形態について説明する。図1は、
第一の実施形態のエンジン制御装置212を備えたエン
ジンシステムの構成を示したものである。
【0017】エンジン201は、3気筒からなり、各気
筒213に導入される空気は、エアクリーナ214から
取り入れられて吸気管204内に入る。該吸気管204
には、アクセル開度から吸入空気量を調整するスロット
ル絞り弁202、前記吸気管204内の圧力を検出する
手段の一つである吸気管圧力センサ205が、各々の適
宜位置に配置される。また、前記吸気管204には、前
記スロットル絞り弁202をバイパスし、エンジン20
1のアイドル運転時のエンジン回転数が目標回転数にな
るように制御するアイドルスピードコントロールバルブ
203が適宜位置に配置される。
【0018】前記スロットル絞り弁202で流量調整さ
れた空気は、前記気筒213の上流側に配設される燃料
噴射弁(インジェクタ)206から噴射された燃料と混
合されて各気筒213に供給・燃焼される。前記各気筒
213で燃焼した燃料の排ガスは、排気管215を通じ
て触媒コンバータ(図示省略)に導かれ、浄化された後
に排出される。排気管215には、排気空燃比に対して
リニアな空燃比信号を出力する酸素濃度センサ209が
適宜位置に配置されている。さらに、所定のクランク角
度位置に設定され、エンジン回転数を検出する手段の一
つであるクランク角センサ207、及びエンジン冷却水
温を検出する水温センサ208が、前記エンジン201
の各々の適宜位置に配置されている。
【0019】前記吸気管圧力センサ205から得られる
吸気管圧力を示す出力信号と、前記酸素濃度センサ20
9、前記冷却水温センサ208、及び前記クランク角セ
ンサ207等からの各出力信号は、エンジン制御装置2
12に入力される。該エンジン制御装置212は、車体
あるいはエンジンルーム内に配置され、前記種々のセン
サから出力される電気的な信号に基づいて、所定の演算
処理を行ない、運転状態に最適な制御を行うべく、前記
インジェクタ206の開閉、点火プラグ216の駆動、
及び前記アイドルスピードコントロールバルブ203の
開閉等を行う信号を各々出力する。
【0020】さらに、前記エンジン制御装置212は、
後述する発進時制御手段によって車輌の発進を確実に検
出するために、運転・停止のメインスイッチたるイグニ
ッションスイッチ210、エンジントルクを前記車輌に
伝達するギア位置がニュートラル位置であるかを検出す
るニュートラルスイッチ210A、前記車輌のクラッチ
締結状態を検出する手段の一つであるクラッチスイッチ
211、前記スロットル絞り弁202の開度に基づくア
イドルスイッチ(図示省略)からの各出力信号を取り込
んでいる。なお、図示のニュートラルスイッチ210B
は、前記ニュートラルスイッチ210Aと同様に、前記
車輌の変速機のギア位置を検出する手段の一つであり、
前記ギア位置が走行レンジにあるか否かを検出するレン
ジスイッチとして、後述するオートマチックミッション
の場合に用いられる。
【0021】図2は、前記エンジン制御装置212の内
部構成を示したものである。該エンジン制御装置212
の内部は、入出力インターフェイス(I/OLSI)3
01、演算処理装置(MPU)302、多数の制御プロ
グラムを記憶させた不揮発性のメモリ(EP−ROM)
303及び計算結果等が格納される揮発性のメモリ(R
AM)304から構成される。具体的には、前記I/O
LSI301が、前記吸気管圧力センサ205、前記ク
ランク角センサ207、前記冷却水温センサ208、前
記酸素濃度センサ209、前記イグニッションスイッチ
210、前記ニュートラルスイッチ210A、前記クラ
ッチスイッチ211等の種々のセンサの電気的信号をデ
ジタル演算処理用の信号に変換し、該デジタル演算処理
用の信号に基づいて、前記MPU302が、エンジン2
01の状態を判断し、該エンジン201の要求燃料量、
及び点火時期等を前記EP−ROM303で予め定めら
れた手順に基づいて計算し、該計算結果を前記RAM3
04に格納するとともに、前記I/OLSI301に送
信する。
【0022】そして、該I/OLSI301は、デジタ
ル用の制御信号を各アクチュエータの駆動信号に変換
し、アイドルスピードコントロールバルブ203、イン
ジェクタ206、点火プラグ216に、バルブ開度指令
値、第1乃至第3気筒燃料噴射弁信号、第1乃至第3気
筒点火コイル信号の各駆動信号を出力する。なお、前記
RAM304には、前記イグニッションスイッチ210
がOFFで、エンジン制御装置212に電源が供給され
ない場合でも、メモリ内容を保存することを目的とした
バックアップ電源が接続されることもある。
【0023】図3は、前記エンジン制御装置212の制
御ブロック図である。該エンジン制御装置212は、前
記各種センサからの電気的信号に基づいて、前記エンジ
ン201に要求される基本燃料噴射量及び基本点火時期
の演算を行うとともに、車輌の発進を検出した後に前記
基本燃料噴射量及び前記基本点火時期を補正し、補正後
の燃料噴射量及び点火時期を各駆動手段に出力するもの
である。
【0024】エンジン回転数計算手段101は、前記ク
ランク角センサ207のパルス信号変化における単位時
間当たりの入力数をカウントして演算された単位時間当
たりのエンジン回転数を計算し、基本燃料計算手段10
2、基本燃料補正係数計算手段103、目標空燃比設定
手段106、発進時制御手段108に出力する。前記基
本燃料計算手段102は、前記エンジン回転数計算手段
101、前記吸気管圧力センサ205からの出力信号に
基づいて、各運転領域のエンジン201に要求される基
本燃料噴射量を計算し、基本燃料補正手段107に出力
する。
【0025】前記基本燃料補正係数計算手段103は、
前記エンジン回転数計算手段101、前記吸気管圧力セ
ンサ205からの出力信号に基づいて、前記各運転領域
の前記基本燃料噴射量の補正係数をマップから求め、前
記基本燃料補正手段107に出力する。
【0026】前記基本点火時期計算手段104は、前記
エンジン回転数計算手段101、前記吸気管圧力センサ
205のほか、冷却水温センサ208からの各出力信号
に基づいて、前記各運転領域における最適な点火時期を
マップ検索等で決定し、点火時期補正手段109に出力
する。
【0027】前記発進時制御手段108は、後述する発
進時検出手段108aと、燃料・点火時期補正値計算手
段の一つである目標空燃比・点火時期補正値計算手段1
08bとから構成され、前記発進時検出手段108a
は、前記エンジン回転数計算手段101、前記アイドル
スイッチ、前記ニュートラルスイッチ210A、前記ク
ラッチスイッチ211の各出力信号に基づいて車輌の発
進を検出し、前記目標空燃比・点火時期補正値計算手段
108bは、エンジン201の各領域の目標とする空燃
比の補正値及び点火時期の補正値を計算し、前記目標空
燃比設定手段106、前記点火時期補正手段109に出
力する。
【0028】前記目標空燃比設定手段106は、前記エ
ンジン回転数計算手段101、前記吸気管圧力センサ2
05の各出力信号に基づいて、前記各運転領域の最適な
目標空燃比をマップ検索等で決定し、さらに、前記目標
空燃比・点火時期補正値計算手段108bによる前記目
標空燃比の補正値によって、最終的な目標空燃比を決定
し、空燃比帰還制御係数計算手段105に出力する。
【0029】前記空燃比帰還制御係数計算手段105
は、前記目標空燃比設定手段106及び前記酸素濃度セ
ンサ209の各出力信号に基づいて、エンジン201に
供給される燃料と空気との混合気が、前記最終的な目標
空燃比に保たれるようにPID制御を行って空燃比帰還
制御係数を計算し、前記基本燃料補正手段107に出力
する。
【0030】そして、前記発進時制御手段108の発進
時検出手段108aによる発進の検出後、前記基本燃料
補正手段107は、前記基本燃料補正係数計算手段10
3、前記空燃比帰還制御係数計算手段105、及び冷却
水温センサ208の各出力信号に基づいて、前記基本燃
料計算手段102による前記基本燃料噴射量を補正し、
最終的に決定された燃料噴射量が第1気筒燃料噴射手段
110、第2気筒燃料噴射手段111、第3気筒燃料噴
射手段112を介して各インジェクタ206が駆動され
る。
【0031】また、前記点火時期補正手段109は、前
記発進時制御手段108の発進時検出手段108aによ
る発進の検出後に、前記目標空燃比・点火時期補正値計
算手段108bによる点火時期の補正値に基づいて、前
記基本点火時期計算手段104による基本点火時期を補
正し、第1気筒点火手段113、第2気筒点火手段11
4、第3気筒点火手段115を介して各点火プラグ21
6が駆動される。
【0032】図4は、前記発進時制御手段108におけ
る前記発進時検出手段108aの第一の実施例の制御ブ
ロック図である。該発進時検出手段108aは、論理和
ブロック407と論理積ブロック408、409とから
構成され、前記論理和ブロック407は、前記アイドル
スイッチがON(ブロック401)、若しくは前記アイ
ドルスイッチがOFFとなってから所定時間以内(ブロ
ック402)のいずれかが成立するかを判断し、アイド
ル状態を確認する。
【0033】前記論理積ブロック408は、前記論理和
ブロック407の出力が真であって、前記ニュートラル
スイッチ210AがOFF(ブロック403)、前記車
輌の速度を検出する手段(図示省略)による前記車輌の
速度が所定値以下(ブロック404)、かつ、前記エン
ジン201の回転数がエンジン負荷の上昇に伴う第一の
所定値以下(ブロック405)が成立するかを判断し、
運転者による発進の意思及び車輌の発進直前状態を確認
する。
【0034】前記論理積ブロック409は、前記論理積
ブロック408の出力が真であって、前記クラッチスイ
ッチ211によって、前記運転者の足がクラッチから離
れている(ブロック406)ことが成立するかを判断
し、該論理積ブロック409の出力が真の場合には、前
記車輌の発進が検出され、前記目標空燃比・点火時期補
正値計算手段108bで前記目標空燃比及び基本点火時
期の補正値を計算する。
【0035】図5及び図6は、前記発進時制御手段10
8の前記目標空燃比・点火時期補正値計算手段108b
による目標空燃比及び基本点火時期の補正値計算の一例
を示したものである。前記目標空燃比・点火時期補正値
計算手段108bによる目標空燃比の補正値の計算は、
図5に示すように、前記発進時検出手段108aで前記
車輌の発進が検出された時点で、前記目標空燃比の補正
値の初期値701がセットされ、該初期値701は、保
持時間702を経た後に、減衰量703ずつ減衰し、最
終的には補正量0に収束される。
【0036】また、前記目標空燃比・点火時期補正値計
算手段108bによる基本点火時期の補正値の計算は、
図6に示すように、前記発進時検出手段108aで前記
車輌の発進が検出された時点で、前記基本点火時期の補
正値の初期値801がセットされ、該初期値801は、
保持時間802を経た後に、減衰量803ずつ減衰し、
最終的に補正量0に収束される。なお、本実施形態にお
ける基本点火時期の補正値は、進角側及び遅角側のどち
らにも設定できる。
【0037】図7は、前記目標空燃比・点火時期補正値
計算手段108bによる目標空燃比及び基本点火時期の
補正値計算を行う構成を示したものであり、前記初期値
701(801)は、冷却水温センサ208の出力信号
に応じてテーブル1001で検索され、前記発進時検出
手段108aで前記車輌の発進が検出されると、前記初
期値701(801)のホールドタイマー1003が起
動して所定時間ホールドされ、該ホールド時間の経過後
には、減衰タイマー1004が起動し、補正量の減衰量
1002が所定時間毎に減算され、前記補正量は、加算
器1005を介して目標空燃比(基本点火時期)に反映
される。
【0038】図8は、前記発進時検出手段108aによ
る前記車輌の発進の検出と、前記目標空燃比・点火時期
補正値計算手段108bによる前記目標空燃比及び基本
点火時期の補正値計算のタイミングチャートである。前
記アイドルスイッチがON若しくはOFFとなってから
所定時間以内、前記ニュートラルスイッチ210AがO
FF、前記エンジン201の回転数が第一の所定値以
下、前記クラッチスイッチ211による前記運転者のク
ラッチ足離しが検出されて、各信号1101乃至110
4の形態になると、前記発進時検出手段108aによ
り、発進検出ライン1108に示すアイドリング時から
駆動トルク伝達時に移行するタイミングが検出される。
該駆動トルクが生ずるタイミングの検出に基づいて、前
記目標空燃比・点火時期補正値計算手段108bによ
り、前記目標空燃比及び基本点火時期は、各信号110
5及び1106のように補正され、実際の排気空燃比
は、信号1107のようにモニタされる。
【0039】図9は、前記エンジン制御装置212の動
作フローチャートであり、この一連の動作は一定時間毎
に起動・処理される。ステップ1401では、前記エン
ジン回転数計算手段101でエンジン回転数が計算さ
れ、ステップ1402では、前記吸気管圧力センサ20
5から吸気管204の圧力が読み込まれる。
【0040】ステップ1403では、前記エンジン回転
数と前記吸気管圧力とに基づいて、前記基本燃料計算手
段102で基本燃料噴射量が計算され、ステップ140
4では、前記エンジン回転数と前記吸気管圧力とに基づ
いて、前記基本燃料補正係数計算手段103で基本燃料
補正係数がマップ等により検索され、ステップ1405
では、前記エンジン回転数、前記吸気管圧力、及び冷却
水温センサ208の冷却水温に基づいて、前記基本点火
時期計算手段104で基本点火時期がマップ検索され
る。
【0041】ステップ1406では、前記発進時検出手
段108aで車輌の発進を検出し、ステップ1407で
は、前記車輌の発進が検出されているか否かの判断を行
う。そして、発進が検出されている場合、すなわちYE
Sのときには、ステップ1408に進み、前記目標空燃
比・点火時期補正値計算手段108bで前記目標空燃比
の補正値を、ステップ1409で前記基本点火時期の補
正値をそれぞれ計算した後、ステップ1410に進み、
前記点火時期補正手段109で基本点火時期を補正す
る。
【0042】ステップ1411では、前記目標空燃比設
定手段106で前記最適な目標空燃比をマップ検索及び
最終的な目標空燃比を決定し、ステップ1412では、
前記空燃比帰還制御係数計算手段105で空燃比帰還制
御係数を計算し、ステップ1413では、前記基本燃料
補正手段107で前記基本燃料噴射量を補正し、一連の
動作を終了する。なお、ステップ1407で発進が検出
されていない場合には、ステップ1411に進む。
【0043】図10は、前記ステップ1406における
前記発進時検出手段108aによる車輌の発進検出の動
作フローチャートである。ステップ2001では、前記
アイドルスイッチがONか否かを判断し、該アイドルス
イッチがONの場合、すなわちYESのときには、ステ
ップ2003に進む。一方、前記アイドルスイッチがO
Nではない場合には、ステップ2002に進み、前記ア
イドルスイッチがOFFとなってから所定時間以内か否
かを判定する。そして、前記所定時間以内の場合、すな
わちYESのときには、ステップ2003に進み、一
方、前記所定時間を経過しているときには、一連の動作
を終了する。
【0044】ステップ2003では、前記車輌の速度が
所定値以下か否かを判定し、前記速度が所定値以下の場
合、すなわちYESのときには、ステップ2004に進
む。ステップ2004では、前記エンジン回転数計算手
段101によるエンジン回転数が所定値以下か否かを判
定し、前記エンジン回転数が所定値以下の場合、すなわ
ちYESのときには、ステップ2005に進む。
【0045】ステップ2005では、前記ニュートラル
スイッチ210AがOFFか否かを判定し、前記ニュー
トラルスイッチ210AがOFFの場合、すなわちYE
Sのときには、ステップ2006に進む。ステップ20
06では、前記クラッチスイッチ211で足離し状態か
否かを判定し、前記クラッチスイッチ211で足離し状
態の場合、すなわちYESのときには、ステップ200
7に進んで、前記発進時検出手段108aで車輌の発進
を検出する。なお、ステップ2003で前記速度が所定
値以下ではない、ステップ2004で前記エンジン回転
数が所定値以下ではない、ステップ2005で前記ニュ
ートラルスイッチ210AがOFFではない、又はステ
ップ2006で前記クラッチスイッチ211が足離し状
態にない場合には、一連の動作を終了する。
【0046】図11は、前記ステップ1408における
前記目標空燃比・点火時期補正値計算手段108bによ
る目標空燃比の補正値計算の動作フローチャートであ
る。ステップ1801では、前記発進時検出手段108
aで車輌の発進が検出されているか否かを判断し、前記
車輌の発進が検出されている場合、すなわち有のときに
は、ステップ1802に進み、前記目標空燃比の補正値
の初期値がセットされているか否かを判定する。一方、
前記ステップ1801で前記車輌の発進が検出されてい
ない場合には、一連の動作を終了する。
【0047】ステップ1802で、前記補正値の初期値
がセットされていない場合、すなわちNOのときには、
ステップ1803に進み、冷却水温センサ208による
冷却水温を読み込み、ステップ1804で前記初期値を
検索してセットし、ステップ1805に進む。一方、前
記ステップ1802で、前記補正値の初期値がセットさ
れている場合には、ステップ1805に進む。
【0048】ステップ1805では、前記初期値ホール
ドタイマー1003による前記初期値の保持時間が終了
したか否かを判定し、前記初期値の保持時間が終了した
場合、すなわちYESのときには、ステップ1806に
進み、前記減衰タイマー1004による減衰タイミング
か否かを判定する。そして、前記減衰タイミングである
場合、すなわちYESのときには、ステップ1807に
進み、前記初期値を所定量ずつ減衰させ、一連の動作を
終了する。なお、ステップ1805で前記初期値の保持
時間が終了していない、ステップ1806で減衰タイミ
ングでない場合には、一連の動作を終了する。
【0049】図12は、前記ステップ1409における
前記目標空燃比・点火時期補正値計算手段108bによ
る基本点火時期の補正値計算の動作フローチャートであ
る。ステップ1901では、前記発進時検出手段108
aで車輌の発進が検出されているか否かを判定し、前記
車輌の発進が検出されている場合、すなわち有のときに
は、ステップ1902に進み、基本点火時期の補正値の
初期値がセットされているか否かを判定する。一方、前
記ステップ1901で前記車輌の発進が検出されていな
い場合には、一連の動作を終了する。
【0050】ステップ1902で、前記補正値の初期値
がセットされていない場合、すなわちNOのときには、
ステップ1903に進み、冷却水温センサ208による
冷却水温を読み込み、ステップ1904で前記初期値を
検索してセットし、ステップ1905に進む。一方、前
記ステップ1902で、前記補正値の初期値がセットさ
れている場合には、ステップ1905に進む。
【0051】ステップ1905では、前記初期値ホール
ドタイマー1003による前記初期値の保持時間が終了
したか否かを判定し、前記初期値の保持時間が終了した
場合、すなわちYESのときには、ステップ1906に
進み、前記減衰タイマー1004による減衰タイミング
か否かを判定する。そして、前記減衰タイミングである
場合、すなわちYESのときには、ステップ1907に
進み、前記初期値を所定量ずつ減衰させ、一連の動作を
終了する。なお、ステップ1905で前記初期値の保持
時間が終了していない、ステップ1906で減衰タイミ
ングでない場合には、一連の動作を終了する。
【0052】図13は、前記ステップ1405及び前記
ステップ1410における前記基本点火時期計算手段1
04及び前記点火時期補正手段109による基本点火時
期関連の動作フローチャートである。ステップ1701
では、前記エンジン回転数計算手段101による前記エ
ンジン回転数を読み込み、ステップ1702では、前記
吸気管圧力センサ205から吸気管204の圧力を読み
込み、ステップ1703では、前記エンジン回転数、前
記吸気管圧力に基づいて、前記基本点火時期計算手段1
04で基本点火時期をマップ検索する。
【0053】ステップ1704では、前記発進時検出手
段108aで車輌の発進が検出されたか否かを判定し、
前記車輌の発進が検出された場合、すなわち有のときに
は、ステップ1705に進み、前記点火時期補正手段1
09で発進検出時の点火時期の補正値を基本点火時期に
反映させ補正する。一方、前記ステップ1704で前記
車輌の発進が検出されない場合には、一連の動作を終了
する。
【0054】図14は、前記ステップ1411における
前記目標空燃比設定手段106による目標空燃比をマッ
プ検索の動作フローチャートである。なお、ステップ1
501、1502及び1504は、前記図13のステッ
プ1701、1702及び1704と同様である。
【0055】ステップ1504で前記車輌の発進が検出
された場合、すなわち有のときには、ステップ1505
に進み、前記目標空燃比設定手段106で発進検出時の
前記目標空燃比の補正値をステップ1503のマップ検
索された最適な目標空燃比に反映させ補正する。一方、
前記ステップ1704で前記車輌の発進が検出されない
場合には、一連の動作を終了する。
【0056】図15は、前記ステップ1412における
前記空燃比帰還制御係数計算手段105による空燃比帰
還制御係数を計算の動作フローチャートである。ステッ
プ1601では、前記空燃比帰還制御係数計算手段10
5で前記発進検出時の前記目標空燃比の補正値が反映さ
れた最終的な目標空燃比を読み込み、ステップ1602
で前記酸素濃度センサ209から排気空燃比を読み込
み、ステップ1603で前記目標空燃比と前記排気空燃
比との差分値を計算する。そして、ステップ1604で
は、空燃比帰還制御分の比例分P、積分分I、微分分D
の各々を計算し、ステップ1605で空燃比帰還制御係
数を計算し、一連の動作を終了する。
【0057】図16は、前記発進時制御手段108にお
ける前記発進時検出手段108aの第二の実施例の制御
ブロック図であり、前記発進時検出手段108aの前記
第一の実施例と同様に、論理和ブロック507と論理積
ブロック508、509とから構成されている。
【0058】前記論理和ブロック507は、前記アイド
ルスイッチがON(ブロック501)、若しくは前記ア
イドルスイッチがOFFとなってから所定時間以内(ブ
ロック502)のいずれかが成立するかを判断する。前
記論理積ブロック508は、前記論理和ブロック507
の出力が真であって、前記車輌の速度が所定値以下(ブ
ロック504)であって、前記エンジン201の回転数
が第一の所定値以下(ブロック505)が成立するかを
判断し、車輌の発進直前状態を確認する。
【0059】前記論理積ブロック509は、前記論理積
ブロック508の出力が真であって、前記エンジン20
1の回転数が第二の所定値以下(ブロック506)が成
立するかを判断し、該論理積ブロック509の出力が真
の場合には、前記車輌の発進が検出され、前記目標空燃
比・点火時期補正値計算手段108bで目標空燃比及び
基本点火時期の補正値を計算する。
【0060】図17は、前記発進時検出手段108aに
よる前記車輌の発進の検出と、前記目標空燃比・点火時
期補正値計算手段108bによる目標空燃比及び基本点
火時期の補正値計算のタイミングチャートである。前記
アイドルスイッチがON若しくはOFFとなってから所
定時間以内、前記エンジン201の回転数が第一の所定
値及び第二の所定値以下が検出されて、各信号1301
及び1302の形態になると、前記発進時検出手段10
8aにより、発進検出ライン1305に示すアイドリン
グ時から駆動トルク伝達時に移行するタイミングが検出
される。該駆動トルクが生ずるタイミングの検出に基づ
いて、前記目標空燃比・点火時期補正値計算手段108
bにより、前記目標空燃比及び基本点火時期は、各信号
1303及び1304のように補正され、実際の排気空
燃比は、信号1306のようにモニタされる。
【0061】図18は、前記発進時検出手段108aに
よる車輌の発進検出の動作フローチャートである。ステ
ップ2201では、前記アイドルスイッチがONか否か
を判定し、該アイドルスイッチがONの場合、すなわち
YESのときには、ステップ2203に進む。一方、前
記アイドルスイッチがONではない場合には、ステップ
2202に進み、前記アイドルスイッチがOFFとなっ
てから所定時間以内か否かを判定する。そして、前記所
定時間以内の場合、すなわちYESのときには、ステッ
プ2203に進み、一方、前記所定時間を経過している
ときには、一連の動作を終了する。
【0062】ステップ2203では、前記車輌の速度が
所定値以下か否かを判定し、前記速度が所定値以下の場
合、すなわちYESのときには、ステップ2204に進
む。ステップ2204では、前記エンジン回転数計算手
段101によるエンジン回転数が所定値(第一の所定
値)以下か否かを判定し、前記エンジン回転数が第一の
所定値以下の場合、すなわちYESのときには、ステッ
プ2205に進む。
【0063】ステップ2205では、前記エンジン回転
数がさらに所定値(第二の所定値)以下か否かを判定
し、前記エンジン回転数が第二の所定値以下の場合、す
なわちYESのときには、ステップ2206に進んで、
前記発進時検出手段108aで車輌の発進を検出する。
なお、ステップ2203で前記速度が所定値以下ではな
い、ステップ2204、2205で前記エンジン回転数
が前記各所定値以下ではない場合には、一連の動作を終
了する。
【0064】図19は、前記発進時制御手段108にお
ける前記発進時検出手段108aの第三の実施例の制御
ブロック図であり、本実施例の発進時検出手段108a
は、オートマチックミッションにおける前記ニュートラ
ルスイッチ210B(図1参照)を用いた場合である。
そして、前記発進時検出手段108aの前記第一及び第
二の実施例と同様に、論理和ブロック607と論理積ブ
ロック608、609とから構成される。
【0065】前記論理和ブロック607は、前記アイド
ルスイッチがON(ブロック601)、若しくは前記ア
イドルスイッチがOFFとなってから所定時間以内(ブ
ロック602)のいずれかが成立するかを判断する。前
記論理積ブロック608は、前記論理和ブロック607
の出力が真であって、前記車輌の速度が所定値以下(ブ
ロック604)であって、前記エンジン201の回転数
が第一の所定値以下(ブロック605)が成立するかを
判断する。
【0066】前記論理積ブロック609は、前記論理積
ブロック508の出力が真であって、前記ニュートラル
スイッチ210Bが走行レンジ、すなわちパーキングレ
ンジ又はニュートラルレンジ以外、かつ、前記エンジン
201の回転数が第二の所定値以上(ブロック606)
が成立するかを判断して前記オートマチックミッション
特有の発進直前状態を確認し、該論理積ブロック609
の出力が真の場合には、前記車輌の発進が検出され、前
記前記目標空燃比・点火時期補正値計算手段108bで
目標空燃比及び基本点火時期の補正値を計算する。
【0067】図20は、前記発進時検出手段108aに
よる前記車輌の発進の検出と、前記前記目標空燃比・点
火時期補正値計算手段108bによる前記目標空燃比及
び基本点火時期の補正値計算のタイミングチャートであ
る。前記アイドルスイッチがON若しくはOFFとなっ
てから所定時間以内、前記ニュートラルスイッチ210
BたるレンジスイッチがOFF、前記エンジン201の
回転数が第一の所定値以下及び第二の所定値以上が検出
されて、各信号1201乃至1203の形態になると、
前記発進時検出手段108aにより、発進検出ライン1
207に示すアイドリング時から駆動トルク伝達時に移
行するタイミングが検出される。該駆動トルクが生ずる
タイミングの検出に基づいて、前記前記目標空燃比・点
火時期補正値計算手段108bにより、前記目標空燃比
及び基本点火時期は、各信号1204及び1205のよ
うに補正され、実際の排気空燃比は、信号1206のよ
うにモニタされる。
【0068】図21は、前記発進時検出手段108aに
よる車輌の発進検出の動作フローチャートである。ステ
ップ2101では、前記アイドルスイッチがONか否か
を判定し、該アイドルスイッチがONの場合、すなわち
YESのときには、ステップ2103に進む。一方、前
記アイドルスイッチがONではない場合には、ステップ
2102に進み、前記アイドルスイッチがOFFとなっ
てから所定時間以内か否かを判定する。そして、前記所
定時間以内の場合、すなわちYESのときには、ステッ
プ2103に進み、一方、前記所定時間を経過している
ときには、一連の動作を終了する。
【0069】ステップ2103では、前記車輌の速度が
所定値以下か否かを判定し、前記速度が所定値以下の場
合、すなわちYESのときには、ステップ2104に進
む。ステップ2104では、前記エンジン回転数計算手
段101によるエンジン回転数が所定値(第一の所定
値)以下か否かを判断し、前記エンジン回転数が第一の
所定値以下の場合、すなわちYESのときには、ステッ
プ2105に進む。ステップ2105では、前記ニュー
トラルスイッチ210Bが走行レンジ状態にあってOF
Fになっているか否かを判断し、前記ニュートラルスイ
ッチ210BがOFFの場合、すなわちYESのときに
は、ステップ2106に進む。
【0070】ステップ2106では、前記エンジン回転
数がさらに所定値(第二の所定値)以上か否かを判断
し、前記エンジン回転数が第二の所定値以上の場合、す
なわちYESのときには、ステップ2107に進んで、
前記発進時検出手段108aで車輌の発進を検出する。
なお、ステップ2103で前記速度が所定値以下ではな
い、ステップ2104で前記エンジン回転数が第一の所
定値以下ではない、ステップ2105で前記ニュートラ
ルスイッチ210BがOFFでない、ステップ2106
で前記エンジン回転数が第二の所定値以上ではない場合
には、一連の動作を終了する。
【0071】以上のように、本発明の前記実施形態は、
上記の構成によって次の機能を奏するものである。前記
エンジン制御装置212は、車輌の発進時を制御する発
進時制御手段108を備え、該発進時制御手段108
は、エンジン201の出力が車輌に伝達されているか否
かを検出する発進時検出手段108aと、エンジン20
1の各運転領域における目標空燃比・点火時期の補正値
を計算する目標空燃比・点火時期補正値計算手段108
bとを備え、前記発進時検出手段108aで前記車輌の
発進を検出した後に、基本燃料補正手段107及び点火
時期補正手段109で基本燃料噴射量及び基本点火時期
を補正する。
【0072】すなわち前記発進時制御手段108は、エ
ンジン回転数計算手段101のエンジン回転数、前記ア
イドルスイッチ等の各出力信号に基づいて、前記発進時
検出手段108aで車輌の発進を検出し、該発進時検出
手段108aからの信号に基づいて目標空燃比・点火時
期補正値計算手段108bでエンジン201の各運転領
域の目標空燃比の補正値及び点火時期の補正値を計算
し、目標空燃比設定手段106及び空燃比帰還制御係数
計算手段105を介して基本燃料補正手段107に出力
して基本燃料計算手段102による基本燃料噴射量を補
正するとともに、点火時期補正手段109に出力して基
本点火時期計算手段104による基本点火時期を補正す
るので、前記エンジン201のアイドリング時から駆動
トルク伝達時に移行するタイミングを確実に検出し、こ
のタイミングを曖昧にすることによるエンストを防止で
き、さらに、発進時に車輌が飛び出す現象も防ぐことが
できる。また、空燃比を前記アイドリング時に予め理論
空燃比以上のリーン状態にすることなく、排気ガス成分
の排出量の削減を図ることができる。
【0073】また、前記発進時検出手段108aは、論
理和ブロック407(507、607)と論理積ブロッ
ク408(508、608)、409(509、60
9)とから構成され、前記第一の実施例の発進時検出手
段108aは、前記アイドルスイッチ、ニュートラルス
イッチ210A、前記車輌の速度、エンジン201の回
転数、クラッチスイッチ211の各出力信号に基づいて
前記車輌の発進の信号を出力するので、前記駆動トルク
が生ずるタイミングを確実に検出することができる。
【0074】さらに、前記第二の実施例の発進時検出手
段108aは、前記アイドルスイッチ、前記車輌の速
度、前記エンジン201の回転数の各出力信号に基づい
て前記車輌の発進の信号を出力するので、エンジン20
1の出力が車輌に伝達されているか否かを正確に検出す
ることができるとともに、製造コストの低減を図って前
記車輌の商品性をより高めることができる。
【0075】さらにまた、第三の実施例の前記発進時検
出手段108aは、前記アイドルスイッチ、前記車輌の
速度、前記エンジン201の回転数、前記ニュートラル
スイッチ210Bの各出力信号に基づいて前記車輌の発
進の信号を出力するので、前記エンジン201のアイド
リング時から駆動トルク伝達時に移行するタイミングを
確実に検出することができるとともに、オートマチック
ミッションの車輌にも適用させることができる。以上、
本発明の実施形態について詳述したが、本発明は前記実
施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された本発明の精神を逸脱することなく設計において
種々の変更ができるものである。
【0076】例えば、前記第一の実施形態のエンジン制
御装置212は、前記基本燃料補正手段107による基
本燃料噴射量の補正に関し、排気空燃比に対してリニア
な空燃比信号を出力する酸素濃度センサ209を用いて
いるが、前記エンジン201の排気ガスが理論空燃比に
対してリッチ側/リーン側の2つの信号を出力する酸素
濃度センサ(図示省略)を用いてもよく、この第二の実
施形態のエンジン制御装置212の制御ブロック図は、
図22に示すように、空燃比帰還制御係数計算手段24
01は、前記2つの信号を出力する前記酸素濃度センサ
の出力信号に基づいて、PID制御を行って空燃比帰還
制御係数を計算し、該空燃比帰還制御係数を固定する手
段の一つであるスイッチ2402に出力する。
【0077】該スイッチ2402は、発進時制御手段2
405における発進時検出手段の発進検出信号に基づい
て、前記空燃比帰還制御係数をクランプ値に設定する係
数設定手段2404側に切り換え、前記空燃比帰還制御
係数を前記クランプ値に固定する。
【0078】そして、前記発進時検出手段による車輌の
発進の検出後、前記基本燃料補正手段107は、前記基
本燃料計算手段102による前記基本燃料噴射量に、乗
算器2403による前記空燃比帰還制御係数の補正、乗
算器2406による発進検出時の空燃比の補正等を施
し、最終的に決定された燃料噴射量が第1気筒燃料噴射
手段110、第2気筒燃料噴射手段111、第3気筒燃
料噴射手段112を介して各インジェクタ206に供給
され、これにより、前記第一の実施形態と同様に、前記
エンジン201のアイドリング時から駆動トルク伝達時
に移行するタイミングを確実に検出し、エンストの防止
及び排気ガス物質排出の抑制を図ることができる。
【0079】また、図23は、前記第二の実施形態のエ
ンジン制御装置212の動作フローチャートであり、ス
テップ2301乃至2305は、前記第一の実施形態の
エンジン制御装置212の動作と同様である。ステップ
2306では、前記理論空燃比に対してリッチ側/リー
ン側の2つの信号を出力する酸素濃度センサの信号が読
み込まれ、ステップ2307では、前記空燃比帰還制御
係数計算手段2401で空燃比帰還制御係数を計算し、
ステップ2308では、前記発進時制御手段2405の
前記発進時検出手段で車輌の発進を検出し、ステップ2
309では、前記車輌の発進が検出されているか否かの
判定を行う。そして、発進が検出されている場合、すな
わちYESのときには、ステップ2310に進み、前記
スイッチ2402で前記空燃比帰還制御係数を前記クラ
ンプ値に固定し、ステップ2311では、前記発進時制
御手段2405における燃料・点火時期の補正値を計算
する手段の一つである燃料補正値・点火時期補正値計算
手段で基本燃料噴射量の補正値を計算し、ステップ23
12では、前記基本燃料補正手段107で基本燃料噴射
量を補正し、ステップ2313では、前記燃料補正値・
点火時期補正値計算手段で基本点火時期の補正値を計算
し、ステップ2314では、前記点火時期補正手段10
9で基本点火時期を補正して、一連の動作を終了する。
なお、ステップ2309で発進が検出されていない場合
にも、一連の動作を終了する。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係るエンジン制御装置は、車輌の発進状態を検出す
ることができ、その検出後に燃料及び点火時期の補正を
行うので、エンストの防止を図ることができるととも
に、排気ガス成分排出の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態におけるエンジン制御
装置を備えたエンジンシステム構成図。
【図2】図1のエンジン制御装置の内部構成図。
【図3】図1のエンジン制御装置の制御ブロック図。
【図4】図3の発進時制御手段における発進時検出手段
の第一の実施例の制御ブロック図。
【図5】図3の発進時制御手段における燃料・点火時期
補正値計算手段による目標空燃比の補正値計算の一例を
示した図。
【図6】図3の発進時制御手段における燃料・点火時期
補正値計算手段による基本点火時期の補正値計算の一例
を示した図。
【図7】図5及び図6の燃料・点火時期補正値計算手段
による各補正値計算の構成を示した図。
【図8】図3の発進時検出手段による車輌の発進の検
出、燃料・点火時期補正値計算手段による目標空燃比及
び基本点火時期の補正値計算のタイミングチャート。
【図9】図1のエンジン制御装置の動作フローチャー
ト。
【図10】図9のステップ1406における発進時検出
手段による車輌の発進検出の動作フローチャート。
【図11】図9のステップ1408における燃料・点火
時期補正値計算手段による目標空燃比の補正値計算の動
作フローチャート。
【図12】図9のステップ1409における燃料・点火
時期補正値計算手段による基本点火時期の補正値計算の
動作フローチャート。
【図13】図9のステップ1405及びステップ141
0における基本点火時期計算手段及び点火時期補正手段
による基本点火時期関連の動作フローチャート。
【図14】図9のステップ1411における目標空燃比
設定手段による目標空燃比関連の動作フローチャート。
【図15】図9のステップ1412における空燃比帰還
制御係数計算手段による空燃比帰還制御係数計算の動作
フローチャート。
【図16】図3の発進時制御手段における発進時検出手
段の第二の実施例の制御ブロック図。
【図17】図16の発進時検出手段による車輌の発進の
検出、燃料・点火時期補正値計算手段による目標空燃比
及び基本点火時期の補正値計算のタイミングチャート。
【図18】図16の発進時検出手段による車輌の発進検
出の動作フローチャート。
【図19】図3の発進時制御手段における発進時検出手
段の第三の実施例の制御ブロック図。
【図20】図19の発進時検出手段による車輌の発進の
検出、燃料・点火時期補正値計算手段による目標空燃比
及び基本点火時期の補正値計算のタイミングチャート。
【図21】図19の発進時検出手段による車輌の発進検
出の動作フローチャート。
【図22】本発明の第二の実施形態におけるエンジン制
御装置の制御ブロック図の一部を示す図。
【図23】図22のエンジン制御装置の動作フローチャ
ート。
【符号の説明】
105 空燃比帰還制御係数計算手段 106 目標空燃比設定手段 107 基本燃料補正手段 108 発進時制御手段 108a 発進時検出手段 108b 燃料・点火時期補正値計算手段 109 点火時期補正手段 201 エンジン 204 吸気管 205 吸気管圧力検出手段 207 エンジン回転数検出手段 209 酸素濃度検出手段 210A ギア位置検出手段 210B ギア位置検出手段 211 クラッチ締結状態検出手段 212 エンジン制御装置 2401 空燃比帰還制御係数計算手段 2402 空燃比帰還制御係数固定手段 2405 発進時制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 43/00 301 F02D 43/00 301B 45/00 314 45/00 314M F02P 5/15 F02P 5/15 B (72)発明者 水島 賢治 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジリアリング内 Fターム(参考) 3G022 BA01 CA00 CA03 DA01 DA02 DA04 EA03 FA06 GA05 GA09 GA19 GA20 3G084 BA03 BA06 BA09 BA13 BA17 CA00 CA03 CA08 DA10 DA34 EB08 EB12 EB24 EC01 EC03 FA06 FA10 FA11 FA18 FA20 FA29 FA33 FA36 FA38 3G093 AA05 BA05 BA20 CA04 CB05 DA01 DA03 DA05 DA06 DA07 DA11 DA12 DB10 DB12 EA03 EA04 EA05 EA07 EA13 EC01 FA04 FA11 FB01 FB02 FB03 3G301 HA00 JA21 JA31 KA07 KB01 KB10 LA00 LA04 MA01 MA13 NA03 NA04 NA05 NA08 NC02 ND03 ND06 NE16 NE23 PA07Z PA14Z PA15A PA17Z PD03A PD04A PE01Z PE03Z PE08Z PF06Z PF08Z PF10Z PF16Z

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気管の圧力及び前記エンジ
    ンの回転数から求められる基本燃料量及び基本点火時期
    を補正する基本燃料補正手段及び点火時期補正手段を備
    えたエンジン制御装置において、 該エンジン制御装置は、車輌の発進時を制御する発進時
    制御手段を備え、前記基本燃料補正手段及び点火時期補
    正手段は、前記発進時制御手段の出力信号に基づいて、
    前記基本燃料量及び前記基本点火時期を補正することを
    特徴とするエンジン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記発進時制御手段は、前記車輌の発進
    時を検出する発進時検出手段と、該発進時検出手段の出
    力信号に基づいて燃料及び点火時期の補正値を計算する
    燃料・点火時期補正値計算手段とを備えていることを特
    徴とする請求項1記載のエンジン制御装置。
  3. 【請求項3】 前記発進時検出手段は、前記エンジンの
    アイドル状態を検出する手段、前記車輌の速度を検出す
    る手段、及び前記エンジンの回転数を検出する手段の各
    出力信号に基づいて、前記車輌の発進の信号を出力する
    ことを特徴とする請求項2記載のエンジン制御装置。
  4. 【請求項4】 前記発進時検出手段は、前記エンジンの
    回転数が第一の所定値以下であって、第二の所定値以下
    になった場合には、前記発進の信号を出力することを特
    徴とする請求項3記載のエンジン制御装置。
  5. 【請求項5】 前記発進時検出手段は、前記車輌の変速
    機のギア位置を検出する手段、前記車輌のクラッチの締
    結状態を検出する手段の各出力信号に基づいて、前記発
    進の信号を出力することを特徴とする請求項3記載のエ
    ンジン制御装置。
  6. 【請求項6】 前記発進時検出手段は、前記エンジンの
    回転数が第一の所定値以下であって、前記ギア位置がニ
    ュートラルになく、かつ、前記クラッチが締結状態にあ
    る場合には、前記発進の信号を出力することを特徴とす
    る請求項5記載のエンジン制御装置。
  7. 【請求項7】 前記発進時検出手段は、前記車輌の変速
    機のギア位置を検出する手段の出力信号に基づいて、前
    記発進の信号を出力することを特徴とする請求項3記載
    のエンジン制御装置。
  8. 【請求項8】 前記発進時検出手段は、前記エンジンの
    回転数が第一の所定値以下、かつ、第二の所定値以上で
    あって、前記ギア位置が走行レンジにある場合には、前
    記発進の信号を出力することを特徴とする請求項7記載
    のエンジン制御装置。
  9. 【請求項9】 前記燃料・点火時期補正値計算手段は、
    前記エンジンの各運転領域の目標とする空燃比の補正値
    及び基本点火時期の補正値、若しくは前記エンジンに要
    求される基本燃料量の補正値及び基本点火時期の補正値
    を算出していることを特徴とする請求項2乃至8のいず
    れか一項に記載のエンジン制御装置。
  10. 【請求項10】 前記エンジン制御装置は、前記エンジ
    ンの各運転領域の目標とする空燃比を設定する目標空燃
    比設定手段と、前記目標とする空燃比に制御する空燃比
    帰還制御係数計算手段とを備え、前記目標空燃比設定手
    段は、前記発進時制御手段、前記エンジンの回転数を検
    出する手段、及び前記エンジンの吸気管の圧力を検出す
    る手段の各出力信号に基づいて前記目標とする空燃比を
    設定し、前記目標空燃比設定手段は、前記目標空燃比設
    定手段及び前記エンジンの排気ガスの酸素濃度を検出す
    る手段の各出力信号に基づいて空燃比帰還制御係数を計
    算することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項
    に記載のエンジン制御装置。
  11. 【請求項11】 前記基本燃料補正手段は、前記空燃比
    帰還制御係数計算手段の出力信号に基づいて、前記基本
    燃料量を補正することを特徴とする請求項10記載のエ
    ンジン制御装置。
  12. 【請求項12】 前記エンジン制御装置は、前記エンジ
    ンの各運転領域の目標とする空燃比に制御する空燃比帰
    還制御係数計算手段と、該空燃比帰還制御係数計算手段
    による空燃比帰還制御係数を所定値に固定する空燃比帰
    還制御係数固定手段とを備え、前記空燃比帰還制御係数
    計算手段は、前記エンジンの排気ガスの酸素濃度を検出
    する手段の出力信号に基づいて空燃比帰還制御係数を計
    算し、前記空燃比帰還制御係数固定手段は、前記発進時
    制御手段の出力信号に基づいて前記空燃比帰還制御係数
    を所定値に固定することを特徴とする請求項1乃至9の
    いずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  13. 【請求項13】 前記基本燃料補正手段は、前記空燃比
    帰還制御係数固定手段及び前記発進時制御手段の各出力
    信号に基づいて、前記基本燃料量を補正することを特徴
    とする請求項12記載のエンジン制御装置。
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