JP2001233320A - 紙製蓋又は紙製容器 - Google Patents

紙製蓋又は紙製容器

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JP2001233320A
JP2001233320A JP2000042072A JP2000042072A JP2001233320A JP 2001233320 A JP2001233320 A JP 2001233320A JP 2000042072 A JP2000042072 A JP 2000042072A JP 2000042072 A JP2000042072 A JP 2000042072A JP 2001233320 A JP2001233320 A JP 2001233320A
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Shinji Hamamoto
伸二 浜本
Tadao Abe
忠夫 阿部
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観に優れ、製造が容易であり、容器又は蓋
と組み合わせて使用した場合に、蓋の開閉操作をスムー
ズに行うことができる紙製蓋又は紙製容器を提供するこ
と。 【解決手段】 蓋の天面部又は容器の底面部を形成する
中央本体部11の周囲に連設された複数の側面部形成用
の紙片12を起立させ、隣接する該紙片12A,12A
同士を相互に接合して側面部14を形成してなる紙製蓋
又は紙製容器において、隣接する紙片12A,12A同
士は、その側縁部12a,12a同士が突き合わされ、
両紙片の内面12b,12b同士又は外面同士間に亘っ
て形成された樹脂層15により相互に接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外観に優れ、製造
容易な紙製蓋又は紙製容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】紙製の
蓋として、蓋の天面部を形成する中央本体部の周囲に連
設された複数の側面部形成用の紙片を起立させ、隣接す
る該紙片同士を相互に接合して側面部を形成してなる紙
製蓋が知られている。従来、斯かる紙製蓋おける前記紙
片同士は、一方の紙片の側縁に連設されたフラップ部を
他方の紙片の内面に貼り合わせたり、両紙片間に亘るよ
うに接着テープを貼着することにより、接合されてい
た。しかし、フラップ部を貼り合わせて接合した紙製蓋
においては、蓋の開閉時にフラップ部が容器の開口縁部
に引っ掛かる等により、開閉操作がスムーズに行えなか
ったり、フラップ部に押された紙片が外側に膨らみ見栄
えが悪くなるといった問題があった。また、接着テープ
で接合した紙製蓋においては、該接着テープが外側に露
出し見栄えが悪いため、外装紙の貼着等によりそれを隠
蔽する必要がある。このような問題は、同様の構成を有
する紙製容器でも同様であった。
【0003】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたもので、その目的は、外観に優れ、製造が容易であ
り、容器又は蓋と組み合わせて使用する場合に、該蓋の
開閉操作をスムーズに行うことのできる、紙製蓋又は紙
製容器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、蓋の天面部又
は容器の底面部を形成する中央本体部の周囲に連設され
た複数の側面部形成用の紙片を起立させ、隣接する該紙
片同士を相互に接合して側面部を形成してなる紙製蓋又
は紙製容器において、隣接する前記紙片同士は、その側
縁部同士が突き合わされ、両紙片の内面同士又は外面同
士間に亘って形成された樹脂層により相互に接合されて
いる紙製蓋又は紙製容器を提供することにより、前記目
的を達成したものである。
【0005】また、本発明は、前記紙製蓋又は紙製容器
を製造する方法であって、蓋の天面部又は容器の底面部
を形成する中央本体部の周囲に複数の側面部形成用の紙
片が連設された構成を有する、蓋又は容器形成用の板紙
を製造する板紙製造工程、製造した該板紙における前記
紙片を起立させ、隣接する該紙片の側縁部同士を突き合
わさせる紙片起立工程、該紙片起立工程と同時又は該紙
片起立工程後に、隣接する両紙片の突き合わせ部分の内
面及び外面の何れか一方に、当接時に該両紙片との間に
樹脂充填用空間を形成する空間形成部を有する第1金型
を当接配置する第1金型配置工程、該紙片起立工程と同
時又は該紙片起立工程後に、前記紙片の突き合わせ部分
の内面及び外面の何れか他方に、第2金型を当接配置す
る第2金型配置工程、及び前記第1及び第2金型配置工
程後に、前記樹脂充填用空間内に樹脂を充填する充填工
程を具備する紙製蓋又は紙製容器の製造方法を提供する
ことにより、上記の目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の紙製蓋又は紙製容
器を、その好ましい実施形態に基づいて説明する。本発
明の一実施形態である紙製蓋又は紙製容器1は、蓋又は
容器として用いることができるものであり、蓋として用
いる場合には、例えば、容器の開口部を覆うように、該
容器に嵌合(好ましくは外嵌合)させて用いることがで
き、容器として用いる場合には、蓋と組み合わせるか、
又は蓋と組み合わせずに単独で使用することができる。
尚、容器の蓋として用いる場合の該容器又は容器として
用いる場合の該容器に収納するものは、各種物品、粉
体、流体、流体等、特に制限されるものではない。
【0007】図1に示す本実施形態の紙製蓋又は紙製容
器1は、蓋の天面部又は容器の底面部を形成する中央本
体部11の周囲に連設された複数の側面部形成用の紙片
12を起立させ、隣接する該紙片12A,12A同士を
相互に接合して側面部14を形成してなる。中央本体部
11は、蓋の天面部又は容器の底面部を構成する部分で
あり、多角形状の板状に形成されている。
【0008】側面部形成用の紙片12は、中央本体部1
1との境界を折り曲げ線として折り曲げられ且つ隣接す
る紙片12A,12A同士が互いに接合されて、蓋又は
容器の側面部14を形成する部分であり、形成すべき側
面部の形状等に応じた所定の形状に形成され、中央本体
部11の角部の数と同数設けられている。本実施形態に
おける中央本体部11及び各紙片12は、それぞれ矩形
状であり、中央本体部11に対する各紙片12の起立角
度は90度としてある。
【0009】而して、本紙製蓋又は紙製容器1における
隣接する紙片12A,12A同士は、図1(b)に示す
ように、その側縁部12a同士が突き合わされ、両紙片
の内面12b,12b同士間に亘って形成された樹脂層
15により相互に接合されている。ここで、樹脂層と
は、樹脂が固化して形成された層であり、好ましくは後
述する紙製蓋又は紙製容器の製造方法に示される方法で
形成された層である。
【0010】樹脂層15は、側縁部12a同士が突き合
わされた隣接する紙片12の内面12b,12b同士間
に亘って形成されている。換言すると、隣接する紙片の
突き合わされた両側縁部12a,12aを跨ぐように形
成されている。
【0011】樹脂層の厚みT1と紙片の厚みT2との比
(T1/T2)は、紙製蓋又は紙製容器を、容器又は蓋
と組み合わせて使用する場合における蓋の開閉操作をス
ムーズにする観点から0.3〜1であることが好まし
く、特に0.5〜1であることが好ましい。樹脂層の厚
みT1は、0.3〜1.0mmが好ましく、特に0.3
〜0.6mmが好ましい。図1に示す例では、T1が
0.4mmでT2が0.66mmであり、樹脂層はポリ
アミド系のホットメルト接着剤により形成されている。
隣接する紙片の側縁部12a,12a同士は、互いに突
き合わされており、突き合わせの態様としては、図2
(a)に示すように、一方の紙片12Aの側縁部12a
の内面側に他方の紙片12Bの側縁部12aの端部が当
接した態様の他、図1(b)に示される態様や図2
(b)に示される態様であっても良い。また、互いに突
き合わされる側縁部間に、無視し得る程度の隙間が形成
されていても良い。尚、樹脂層15の紙製蓋又は紙製容
器の内周又は外周方向に沿う長さ及び深さ方向に沿う長
さは、必要な強度等に応じて適宜に決定することができ
る。樹脂層15における天面部又は底面部13側の端部
と、該天面部又は底面部13との間には、所定幅の隙間
Sが形成されていることが好ましく、このような隙間を
設けることで、樹脂層15と、紙片12の折り曲げによ
り生じることのある隆起部分との干渉を容易に回避する
ことができる。
【0012】また、樹脂層15は、紙製蓋又は紙製容器
の開口部側に、テーパー部を有していることが好まし
い。図3(a)には、紙製蓋又は紙製容器1の内面に形
成された樹脂層15の開口部側に、開口縁部に向かうに
従って厚みを減少させるようにして形成したテーパー部
15aを設けた例を示してある。また、図3(b)に
は、紙製蓋又は紙製容器1の外面に形成された樹脂層1
5の開口部側に、同様のテーパー部15aを設けた例を
示してある。樹脂層15における紙製蓋又は紙製容器1
の開口部側に、テーパー部15aを設けることにより、
本紙製蓋又は紙製容器1を、他の容器又は蓋と組み合わ
せて使用する場合における蓋の開閉作業をよりスムーズ
なものとすることができる。
【0013】本実施形態の紙製蓋又は紙製容器1は、従
来公知の紙製蓋又は紙製容器と同様にして使用すること
ができる。本実施形態の紙製蓋又は紙製容器1によれ
ば、隣接する紙片12,12同士の接合部に紙片同士が
重なった部分を有しないので、紙片が外方に膨出してお
らず、見映えが良い。また、樹脂層を形成するための樹
脂に着色剤等を配合することにより、よりデザイン性に
優れた紙製蓋又は紙製容器を得ることも可能である。ま
た、隣接する紙片同士の接合部に紙片同士が重なった部
分を有していないので、容器又は蓋と組み合わせて使用
する場合に、蓋の開閉操作をスムーズに行うことができ
る。
【0014】また、本実施形態の紙製蓋又は紙製容器1
は、例えば以下に示す紙製蓋又は紙製容器の製造方法、
即ち、板紙製造工程、紙片起立工程、第1金型配置工
程、第2金型配置工程、及び充填工程を具備する紙製蓋
又は紙製容器の製造方法により、容易且つ安価に製造可
能である。
【0015】板紙製造工程は、蓋又は容器形成用の板紙
2を製造する工程であり、該板紙製造工程においては、
図4(a)に示すように、蓋の天面部又は容器の底面部
13を形成する中央本体部11の周囲に複数の側面部形
成用の紙片12,12・がそれぞれ連設された構成を有
する板紙2を、厚紙(図示せず)からの打ち抜き等によ
り製造する。尚、板紙2は、中央本体部11の周囲に、
側面部形成用の紙片12を接合して製造しても良い。
【0016】紙片起立工程は、製造した板紙2における
各紙片12を起立させ、隣接する該紙片12の側縁部1
2a,12a同士を突き合わさせる工程であり、図4に
示す実施形態においては、図4(b)(c)に示すよう
に、後述する第1金型配置工程において用いる第1金型
4を中央本体部11上に載置し、該第1金型4の下端周
縁部に沿って各紙片12を直角に上方に折り曲げること
により、各紙片12を起立させている。
【0017】第1金型配置工程は、前記紙片起立工程と
同時又は該紙片起立工程後に、隣接する両紙片12,1
2の突き合わせ部分3の内面及び外面の何れか一方に、
当接時に該両紙片12,12との間に樹脂充填用の空間
6を形成する空間形成部41を有する第1金型4を当接
配置する工程であり、樹脂層を紙製蓋又は紙製容器1の
内面側に形成する場合には、図4(c)に示すように、
紙片の突き合わせ部分の内面に第1金型を当接配置す
る。図4に示す実施形態においては、複数の空間形成部
41,41・を有する第1金型を、それらの空間形成部
41がそれぞれ紙製蓋又は紙製容器のコーナー部に位置
するように配置してあるが、一つの空間形成部41のみ
を有する第1金型を、それぞれ、紙製蓋又は紙製容器の
コーナー部に配置しても良い。尚、空間形成部41は、
第1金型4に凹状部又は切欠部を形成して設けられてお
り、その凹状部又は切欠部の形状等は、隣接する紙片の
内面同士又は外面同士間に跨るような樹脂充填用の空間
を形成し得る限り特に制限されない。
【0018】第2金型配置工程は、前記紙片起立工程と
同時又は該紙片起立工程後に、隣接する紙片の突き合わ
せ部分3の内面及び外面の何れか他方、即ち、第1金型
4が配置されていない内面又は外面に、第2金型5を当
接配置する工程である。樹脂層15を紙製蓋又は紙製容
器1の内面側に形成する場合には、第2金型5を、図4
(c)に示すように、紙片の突き合わせ部分3,3・の
外面に当接さえて配置する。第2金型5の配置により、
樹脂充填の際における紙片の外側への膨出等が防止さ
れ、樹脂の高速充填が可能となる。
【0019】図4に示す実施形態においては、紙製蓋又
は紙製容器の各コーナー部に、それぞれ第2金型を配置
している。本実施形態における各第2金型5は、図5
(a)(c)に示すように、隣接する両紙片12A,1
2Aの両外面12cに当接する断面L字型の側面当接部
51と、該側面当接部51に垂直をなし蓋又は容器の内
側方向に延出する板状延出部52とからなり、側面当接
部51を両紙片12A,12Aに当接させた状態におい
て、板状延出部52に形成された貫通孔53のみが樹脂
充填用の空間6の内外を連通し、該貫通孔53を介して
樹脂を前記空間6内に充填可能となっている。
【0020】充填工程は、第1及び第2の金型配置工程
後に、樹脂充填用の空間6内に樹脂7を充填する工程で
あり、本実施形態においては、図5(b)(d)に示す
ように、第1金型4及び第2金型5により実質的に閉鎖
空間として形成された樹脂充填用の空間6内に、板状延
出部52の上記貫通孔53を介して、樹脂7を充填す
る。より具体的には、貫通孔53に、先端部から樹脂を
吐出可能な充填用ノズル8を挿入し、該ノズル8の先端
から空間6内に樹脂7を注入する。そして、充填工程に
おいて充填した樹脂7の硬化後に、第1金型及び第2金
型等から取り出せば、紙製蓋又は紙製容器1が得られ
る。
【0021】樹脂層を形成させるための樹脂としては、
熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂の両方を用いることができ
るが、成形性を考慮すると熱可塑性樹脂が好ましい。熱
硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
ユリア樹脂などが挙げられる。熱可塑性樹脂としては、
例えばポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メ
タ)アクリル酸共重合体およびそのアルカリ金属塩、エ
チレン−グリシジルメタクリレート共重合体、ポリプロ
ピレン、プロピレン−エチレン共重合体、無水マレイン
酸等で酸変性されたエチレン系樹脂やプロピレン系樹脂
等のオレフィン系重合体、また、ポリエステル系樹脂、
ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン
系樹脂、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸エステル、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネー
ト、シリコーン系樹脂などが挙げられる。上記の樹脂は
単独で用いることも、複数種を混合して用いることもで
きる。上記の樹脂の中でも、紙との成形温度における接
着性が高い比較的極性の高い樹脂が好ましく、同時に常
温でのべたつきの小さいものが蓋の開閉時の抵抗が小さ
く好ましい。また、成形性の向上および紙の劣化を抑制
するために、成形温度が200℃以下となる樹脂が好ま
しく、特に融点が150℃以下である樹脂が好ましい。
従って、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂などの
ような樹脂の場合は、1種または複数種の共重合成分を
導入した共重合体が好ましい。さらに、上記の樹脂には
接着性や成形性を改善するために、各種の可塑剤、ロジ
ン樹脂、テルペン樹脂、石油樹脂などを添加することが
でき、さらに炭酸カルシウムや酸化チタンなどの充填
剤、着色剤、酸化防止剤などを必要に応じて添加するこ
とができる。
【0022】上記樹脂の中でも、紙への接着性が良好で
且つ常温でのべたつきの小さい樹脂として、エチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体およびそのアクリル金属
塩、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体、無
水マレイン酸等で酸変性されたエチレン系樹脂やプロピ
レン系樹脂、および、ポリエステル系、ポリアミド系、
ウレタン系等のホットメルト接着剤として一般的に使用
されている樹脂が特に好ましい。
【0023】蓋又は容器形成用の板紙及び側面部形成用
の紙片の形成材料としては、紙を主成分とするものであ
れば良く、従来、紙製の蓋や紙製の容器の製造に使用さ
れている各種の紙材等を用いることができる。側面部形
成用の紙片は、その坪量が300〜600g/m2 であ
ることが好ましい。図1に示した例では、蓋又は容器形
成用の板紙として、坪量550g/m 2 の板紙を用いて
いる。
【0024】尚、本発明は、上記実施形態に制限される
ことなく、適宜変更可能である。例えば、紙製蓋又は紙
製容器は、隣接する紙片の外面側、又は内面側及び外面
側の双方に樹脂層を有していても良い。また、紙製蓋又
は紙製容器の製造方法において、樹脂層は、例えば図2
(c)に示すように、紙製蓋又は紙製容器の外面側に形
成しても良く、その場合、第1金型配置工程において、
隣接する両紙片の突き合わせ部分の外面に、当接時に該
両紙片との間に樹脂充填用空間を形成する空間形成部を
有する第1金型を当接配置し、第2金型配置工程におい
て、該両紙片の突き合わせ部分の内面に、第2金型を当
接配置し、該樹脂充填用空間に樹脂を充填すれば良い。
その他、各部の形状や寸法等は、紙製蓋又は紙製容器の
用途等に応じて適宜に決定することができる。尚、図1
に示す紙製蓋又は紙製容器は、特に粉状洗剤等の粉粒体
を収納する容器の蓋体として好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明の紙製蓋又は紙製容器は、外観に
優れ、製造が容易であり、容器又は蓋と組み合わせて使
用した場合に、蓋の開閉操作をスムーズに行うことがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の紙製蓋又は紙製容器の一実施
形態を示す斜視図であり、図1(a)は全体を示す概略
図であり、図1(b)は、図1(a)の丸で囲んだ部分
を拡大して示す拡大図である。
【図2】図2(a)及び(b)は、隣接する紙片の側縁
部同士の突き合わせの態様を模式的に示す図であり、図
2(c)は、隣接する紙片の外面同士間に亘って樹脂層
を形成した例を示す図である。
【図3】図3は、本発明の紙製蓋又は紙製容器の他の好
ましい実施形態を示す図である。
【図4】図4は、本発明の紙製蓋又は紙製容器の製造方
法の一実施形態における主要工程を模式的に示す説明図
である。
【図5】図5は、図4の製造工程における充填工程を示
す図で、図4(a)は、第2金型の貫通孔から樹脂を充
填する前の状態を示し、図4(b)は、樹脂を充填した
後の状態を示している。また、図4(c)は、図4
(a)に対応する縦断面を示す断面図、図4(d)は、
図4(b)に対応する縦断面を示す断面図である。
【符号の説明】
1 紙製蓋又は紙製容器 11 中央本体部 12 側面部形成用の紙片 13 蓋の天面部又は容器の底面部 14 側面部 15 樹脂層 15a テーパー部 2 蓋又は容器形成用の板紙 3 隣接する両紙片の突き合わせ部分 4 第1金型 41 空間形成部 5 第2金型 6 樹脂充填用の空間 7 樹脂

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋の天面部又は容器の底面部を形成する
    中央本体部の周囲に連設された複数の側面部形成用の紙
    片を起立させ、隣接する該紙片同士を相互に接合して側
    面部を形成してなる紙製蓋又は紙製容器において、 隣接する前記紙片同士は、その側縁部同士が突き合わさ
    れ、両紙片の内面同士又は外面同士間に亘って形成され
    た樹脂層により相互に接合されている紙製蓋又は紙製容
    器。
  2. 【請求項2】 前記樹脂層は、隣接する前記紙片同士の
    内面同士間に亘って形成されている請求項1記載の紙製
    蓋又は紙製容器
  3. 【請求項3】 前記樹脂層は、前記紙製蓋又は紙製容器
    の開口部側に、テーパー部を有している請求項1又は2
    記載の紙製蓋又は紙製容器
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の紙製蓋又は紙製容器を
    製造する方法であって、蓋の天面部又は容器の底面部を
    形成する中央本体部の周囲に複数の側面部形成用の紙片
    が連設された構成を有する、蓋又は容器形成用の板紙を
    製造する板紙製造工程、製造した該板紙における前記紙
    片を起立させ、隣接する該紙片の側縁部同士を突き合わ
    させる紙片起立工程、該紙片起立工程と同時又は該紙片
    起立工程後に、隣接する両紙片の突き合わせ部分の内面
    及び外面の何れか一方に、当接時に該両紙片との間に樹
    脂充填用空間を形成する空間形成部を有する第1金型を
    当接配置する第1金型配置工程、該紙片起立工程と同時
    又は該紙片起立工程後に、前記紙片の突き合わせ部分の
    内面及び外面の何れか他方に、第2金型を当接配置する
    第2金型配置工程、及び前記第1及び第2金型配置工程
    後に、前記樹脂充填用空間内に樹脂を充填する充填工程
    を具備する紙製蓋又は紙製容器の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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