JP2005007634A - プラスチック段ボールの接合構造 - Google Patents

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Tatsuhisa Kogami
達久 小上
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Kyokuyo Pulp & Paper Co Ltd
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Kyokuyo Pulp & Paper Co Ltd
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Abstract

【課題】接合時の作業が容易で、接合部の平坦性及び密閉性に優れ、ラミネート材料にも対応できるプラスチック段ボールの接合構造を提供する。
【解決手段】一列に並べて連設した側板1乃至4を角筒状に折り曲げ、その両端部を接合して周壁を形成したプラスチック段ボール箱において、両端に位置する側板1,4の内側のライナー同士を加熱溶着して接合し、この接合部13がヒンジ状に開閉できるようにする。このように接合すると、周壁を扁平に折り畳んだ状態から迅速に組み立てることができ、高い密閉性が得られ、ラミネートされたプラスチック段ボールでも容易に接合できる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラスチック段ボールを熱溶着により接合した接合部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、物品の梱包に際し、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート等のプラスチック段ボールを材料とした箱が使用されている。このようなプラスチック段ボールは、内外のライナー間に多数のリブを配した中空構造であるため、軽量で強度に優れるほか、紙の段ボールに比べて耐水性・耐油性に優れるという特徴を備えている。
【0003】
プラスチック段ボール箱の一般的な形態は、図8に示すように、一列に連設した側板1乃至4を、その一端の継代5を介して接合し、各側板1乃至4から封緘用のフラップ6,7を延出したものとされている。
【0004】
ところで、この箱の継代5と側板4とは、プラスチック段ボールに断熱材などがラミネートされている場合には、熱溶着では接合できないため、リベットやステープルの打ち込みにより接合される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、継代5を設けてリベットやステープルで接合する構造では、接合作業に手間がかかるほか、折り畳んだ状態で継代5の部分が厚くなり、出荷時に安定して効率よく積み上げることができないという問題がある。
【0006】
また、箱を使用する際、側板4と継代5の間に隙間が生じて、箱の密閉性が低くなるほか、箱の内面が継代5の突出により平坦にならず、内面の汚れの拭取り等を行いにくいという問題もある。
【0007】
そこで、この発明は、接合時の作業が容易で、接合部の平坦性及び密閉性に優れ、ラミネート材料にも対応できるプラスチック段ボールの接合構造を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は、内外のライナー間に多数のリブを配したプラスチック段ボールの接合構造において、プラスチック段ボールの内側ライナーの端部同士を加熱溶着して接合し、この接合部がヒンジ状に開閉するようにしたのである。
【0009】
この接合構造によると、継代を設けることなく、プラスチック段ボール箱のブランクをラミネートの有無に関わらず容易に接合でき、周壁を扁平に折り畳んだ状態から迅速に組み立てることができる。そして、組立状態では、接合部に隙間が生じず、継代が突出しないので、周壁の内面が平坦となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0011】
この発明に係るプラスチック段ボール箱は、図1に示すように、4枚の側板1乃至4を一列に並べて連設し、その上下縁からフラップ6,7を延出したブランクから成り、このブランクは、中央の縦罫線に沿って折り重ねられ、側板1,4の端部同士が熱溶着により接合される。
【0012】
このブランクには、側板1,4の端面8の両端部及び中間部に、溶着強度を高めるため、突起9を設けてもよい。この場合、プラスチック段ボールの厚さが4mmであれば、図2に示すように、端面8の熱溶着前後の寸法差Aは、2mm程度とし、突起9の端面8からの突出量Bもまた、2mm程度とするのがよい。
【0013】
上記ブランクをなすブラスチック段ボールは、図3(a)に示すように、内外のライナー10間に多数のリブ11を配した中空構造とされ、各ライナー10の表面には断熱材12が貼着されている。
【0014】
このようなブラスチック段ボールのブランクにおいて、側板1,4を熱溶着で接合するには、側板1,4を重ね合わせ、その端面に、約200℃に加熱した熱板Hを押し付ける。
【0015】
これにより、図3(b)に示すように、側板1,4の各ライナー10の端縁部が突起9から端面8へかけて押し潰されるように溶融し、側板1,4の内側のライナー10の端部の溶融部分が一体化して、接合部13が形成される。
【0016】
このとき、側板1,4の外側のライナー10では、溶融した端部が張り出すので、図4に示すように、その張り出し部分を平坦に加工しておくと、周壁外面の引っ掛かり等を防止することができる。
【0017】
このような接合構造においては、リベットやステープルを使用することなく、ラミネートされたプラスチック段ボールでも容易に接合でき、継代がないことから、図5に示すように、保管時や輸送時には、箱を扁平に折り畳んだ状態で、安定して効率よく積み上げることができる。
【0018】
一方、このプラスチック段ボール箱を使用する際には、図6に示すように、側板1乃至4が角筒状の周壁をなすように起こし、底面側となるフラップ6,7を閉じて、図7に示すように、箱を正立させ、箱内に物品を収納した後、天面側のフラップ6,7を閉じて封緘する。
【0019】
このように組み立てると、側板1,4の接合部13に隙間ができないので、箱の密閉性が高まり、収納した物品を塵埃や水濡れから確実に保護できる。また、継代の突出がなく、箱の内面が平坦となることから、周壁内面の汚れを容易に拭き取ることができる。
【0020】
なお、このプラスチック段ボールの接合構造は、上記のような箱のほか、スリーブや仕切材、建築用養生材などに適用することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係るプラスチック段ボールの接合構造では、内側ライナーの端部同士を加熱溶着して接合し、接合部がヒンジ状に開閉するようにしたので、プラスチック段ボール箱のブランクをラミネートの有無に関わらず容易に接合でき、周壁を扁平に折り畳んだ状態から迅速に組み立てることができる。
【0022】
そして、組立状態では、接合部に隙間が生じず、収納した物品を塵埃や水濡れから確実に保護できるほか、継代が突出しないので、周壁の内面が平坦となり、この面に付着した汚れの拭取り等を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用するプラスチック段ボール箱のブランク折曲状態を示す斜視図
【図2】同上の側板端部を示す拡大図
【図3】(a)同上の熱溶着前の状態を示す縦断側面図
(b)同上の熱溶着中の状態を示す縦断側面図
【図4】同上の熱溶着後の仕上げ状態を示す縦断側面図
【図5】同上の熱溶着後の箱の折畳状態を示す斜視図
【図6】同上の周壁を起こす過程を示す斜視図
【図7】同上のプラスチック段ボール箱の正立状態を示す斜視図
【図8】従来のプラスチック段ボール箱の正立状態を示す斜視図
【符号の説明】
1〜4 側板
6,7 フラップ
8 端面
9 突起
10 ライナー
11 リブ
12 断熱材
13 接合部

Claims (1)

  1. 内外のライナー間に多数のリブを配したプラスチック段ボールの接合構造において、プラスチック段ボールの内側ライナーの端部同士を加熱溶着して接合し、この接合部がヒンジ状に開閉するようにしたことを特徴とするプラスチック段ボールの接合構造。
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