JP6528986B2 - 蓋付容器 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部が形成された容器と、容器の開口部を覆うよう容器に接合された蓋と、を備えた蓋付容器に関する。
近年、食品や化成品等を収容する容器の開口部を覆うために容器に接合される蓋として、蓋をいったん容器から取り外した後にも、容器の開口部を安定に覆うことができるよう構成されたものが提案されている。例えば特許文献1には、トレーおよびトレーから分離可能に構成されたカバー枠を有する容器と、トレーの上面およびカバー枠の上面に溶着されたカバーフォイルと、を備える蓋付容器が開示されている。この蓋付容器は、トレーからカバーフォイルを取り外すと、カバーフォイルとともにカバー枠もトレーから取り外されるように構成されている。またカバー枠は、トレーに対してスナップ止めされ得るよう構成されている。このため、トレーから取り外されたカバーフォイルを再びトレーに被せ、そしてカバーフォイルに溶着されているカバー枠をトレーに対してスナップ止めによって固定することにより、容器の開口部を再び安定に覆うことができる。
特表2014−502584号公報
上述の特許文献1において、カバーフォイルが溶着される前の状態の容器のカバー枠は、カバー枠の上面がトレーの上面よりも上方に位置するよう、複数の孔を有するプラスチックフィルムによってトレーに連結されている。このため、トレーからカバーフォイルを取り外すと、トレーの外側の端部にばりが発生し、ばりによって使用者の指が傷ついてしまうことが考えられる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る蓋付容器を提供することを目的とする。
本発明は、開口部が形成された容器と、前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されている、蓋付容器である。
本発明による蓋付容器において、前記連結部分の一端は、前記内側部分の前記外方突起部の周方向における端部に連結されていてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記連結部分の一端は、前記内側部分の前記内側本体部に連結されていてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記内側部分の前記内側本体部の上面と、前記外側部分の上面とは、少なくとも部分的に同一平面上に位置していてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記外方突起部の上面は、前記内側本体部の上面よりも下方に位置していてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記外側部分は、一周にわたって連続的または断続的に延びる外側本体部と、前記外側本体部の内側の端部よりも内側へ突出した複数の内方突起部と、を有していてもよい。この場合、前記複数の内方突起部は、間隔を空けて並ぶよう配置されており、前記外側部分の前記内方突起部の周方向における長さは、前記内側部分の前記複数の外方突起部のうち隣接する2つの外方突起部の間の、周方向における間隔よりも小さくなっており、前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の下面よりも下方に位置しており、かつ、前記外側部分の前記内方突起部の内側の端部は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の外側の端部よりも内側に位置している。
本発明による蓋付容器において、前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の上面よりも下方に位置していてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記外側部分の前記内方突起部の上面は、前記内方突起部の内側端部に向かって下方に傾斜する傾斜面を含んでいてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の下面よりも下方に位置していてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記連結部分の他端は、前記外側部分の前記内方突起部に連結されていてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記内側部分の前記外方突起部または前記外側部分の前記内方突起部の少なくともいずれかには、前記外側部分が接合された状態の前記蓋が前記容器に対して周方向に回転することを制限するための係止部が設けられていてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記外側部分は、前記内側部分の前記内側本体部の下面よりも下方に位置する補強部を有していてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記外側部分は、前記内側部分の前記内側本体部の上面よりも上方に位置するとともに前記蓋よりも外側に位置する壁部を有していてもよい。
本発明による蓋付容器において、前記蓋と前記外側部分の上面との間の接合力が、前記蓋と前記内側部分との間の接合力よりも大きくなっていてもよい。
本発明は、開口部が形成された容器であって、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されている、容器である。
本発明による容器のフランジ部において、内側部分および外側部分は、連結部分によって連結されている。そして蓋は、フランジ部の少なくとも外側部分の上面に接合されている。このことにより、容器の連結部分を破断させることによって蓋が取り外された後の容器に、蓋を再び被せることにより、容器を再封することができる。従って、再封性を有する蓋付容器を提供することができる。また本発明において、フランジ部の内側部分は、一周にわたって連続的に容器の側面に連設された内側本体部と、内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出するとともに、内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置された複数の外方突起部と、を有している。また連結部分の一端は、内側部分のうち、外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されている。このため、連結部分を破断させた後に形成され得るばりは、内側部分のうち、外方突起部の外側の端部以外の部分に生じるようになる。従って、使用者が開封された容器を保持する際に使用者の指がばりによって傷ついてしまうことを抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態における蓋付容器を構成する部材の分解図。 図2は、図1に示す蓋付容器の、II-II線に沿った断面図。 図3は、容器のフランジ部の内側部分の外方突起部を通らないよう切断された蓋付容器の断面図であって、図1の線IIIに沿った断面図。 図4は、容器のフランジ部の内側部分の外方突起部を通るよう切断された蓋付容器の断面図であって、図1の線IVに沿った断面図。 図5は、内側部分と外側部分とを連結する連結部分を拡大して示す斜視図であって、図1の符号Vが付された二点鎖線によって囲まれた部分を拡大して示す斜視図。 図6は、容器から蓋が取り外された状態を示す図。 図7は、蓋によって開封容器の開口部が再び覆われている状態を示す図。 図8は、破断された連結部分からなるばりが形成された部分を拡大して示す斜視図。 図9は、本発明の実施の形態の一変形例における蓋付容器を示す平面図。 図10は、容器のフランジ部の外側部分の内方突起部を通るよう切断された蓋付容器の断面図であって、図9の線Xに沿った断面図。 図11は、図9に示す蓋付容器の連結部分を拡大して示す斜視図。 図12は、図9に示す蓋付容器から蓋を取り外した後、開封容器を蓋で再封している様子を示す平面図。 図13は、図12の線XIIIに沿った断面図。 図14は、傾斜した上面を有する内方突起部を備えた蓋付容器を示す断面図。 図15は、傾斜した下面を有する外方突起部を備えた蓋付容器を示す断面図。 図16は、傾斜した上面を有する内方突起部を備えた蓋付容器を示す断面図。 図17は、本発明の実施の形態の一変形例における蓋付容器を示す平面図。 図18は、容器のフランジ部の連結部分を通るよう切断された蓋付容器の断面図であって、図17の線XVIIIに沿った断面図。 図19は、図17に示す連結部分を拡大して示す平面図。 図20は、本発明の実施の形態の一変形例における蓋付容器を示す平面図。 図21は、本発明の実施の形態における容器の一変形例を示す図。 図22は、本発明の実施の形態における容器の一変形例を示す図。 図23は、本発明の実施の形態における容器の一変形例を示す図。 図24は、本発明の実施の形態における容器の一変形例を示す図。 図25は、本発明の実施の形態における容器の一変形例を示す図。 図26は、本発明の実施の形態における容器の一変形例を示す図。
以下、図1乃至図8を参照して、本発明の実施の形態について説明する。まず図1および図2を参照して、本実施の形態における蓋付容器10全体について説明する。
(蓋付容器)
図1は、蓋付容器10を構成する部材の分解図であり、図2は、図1に示す蓋付容器をII-II線に沿って切断した場合を示す縦断面図である。蓋付容器10は、開口部28が形成された容器20と、容器20の開口部28を覆うよう容器20に接合された蓋50と、を備えている。なお本明細書において、「接合」とは、溶着および接着の両方を含む概念である。「溶着」とは、容器20または蓋50の少なくともいずれかを少なくとも部分的に溶融させることによって、蓋50を容器20に取り付けることを意味している。また「接着」とは、接着剤などの、容器20および蓋50とは別個の構成要素を用いて、蓋50を容器20に取り付けることを意味している。
また本明細書において、「蓋付容器」とは、特に断らない限り、容器20に蓋50を接合した後、まだ一度も蓋50が取り外されていない状態を意味している。言い換えると、蓋付容器10は、後述する連結部分40が破断されていない状態の容器20と、容器20に接合された蓋50と、を備えている。また以下の説明において、連結部分40を破断させることによって蓋50が取り外された後の容器20のことを、開封容器21と称することもある。
(容器)
次に容器20について説明する。図1および図2に示すように、容器20は、底面22と、底面22の外縁22eに沿って一周にわたって広がるよう底面22から立設された側面24と、側面24の上部に連設されたフランジ部26と、を有している。上述の蓋50は、容器20のフランジ部26に接合される。図1および図2においては、フランジ部26が側面24の上縁に連設され、外側に向かって水平方向に延びる例が示されている。なお本明細書において、「側面」、「上部」、「上縁」や後述する「上面」、「下面」、「水平方向」などの用語は、容器20の底面22が下方に位置するように蓋付容器10や容器20が載置されている状態を基準として蓋付容器10、容器20、蓋50やそれらの構成要素の位置や方向を表すものである。
図1および図2においては、開口部28が水平方向において円形状の輪郭を有するよう容器20の底面22および側面24が構成される例が示されている。しかしながら、所望の内容物を容器20に収容することができる限りにおいて、容器20の形状が特に限られることはない。例えば開口部28は、水平方向において矩形状や多角形状の輪郭を有していてもよい。また底面22の輪郭とフランジ部26および蓋50の輪郭とは、相似形であってもよく、相似していなくてもよい。
容器20に収容される内容物は特には限られないが、内容物の例としては例えばナッツなどのおつまみ、ドライフルーツ、惣菜、お菓子等を挙げることができる。ところで後述するように、本実施の形態による蓋付容器10は、連結部分40を破断させることによって蓋50が取り外された後の開封容器21に、蓋50を再び被せることにより、蓋50を利用して開封容器21の開口部28を覆うことができること、すなわち再封性を有することを特徴としている。また後述するように、本実施の形態による蓋付容器10は、使用者が開封された容器を保持する際に使用者の指がばりによって傷ついてしまうことを抑制することができることをさらなる特徴としている。また後述するように、本実施の形態による蓋付容器10は、初期密封性に優れることをさらなる特徴としている。なお「初期密封性」とは、蓋付容器10における、すなわち容器20に蓋50を接合した後にまだ一度も蓋50が取り外されていない状態における、容器20のフランジ部26と蓋50との間の密着性を意味している。
〔フランジ部〕
以下、容器20のフランジ部26について詳細に説明する。図1に示すように、フランジ部26は、一周にわたって連続的に側面24に連設された内側部分30と、内側部分30の外側に位置する外側部分35と、内側部分30と外側部分35とを連結する連結部分40と、を含んでいる。なお本明細書において、「外側」とは、水平方向において容器20の開口部28から遠い側を意味している。また「内側」とは、水平方向において容器20の開口部28から近い側を意味している
後述するように、本実施の形態による蓋付容器10は、容器20の連結部分40を破断させて容器20から蓋50を取り外すとき、蓋50とともに外側部分35が容器20(開封容器21)から取り外されるよう、構成されている。従って蓋付容器10の状態において、蓋50は、外側部分35の上面に少なくとも部分的に接合されている。
図1に示すように、内側部分30は、一周にわたって連続的に側面24に連設された内側本体部31と、内側本体部31の外側の端部(以下、外側端部とも称する)31eよりも外側へ突出した複数の外方突起部32と、を有している。そして蓋50の下面50bは、少なくとも内側部分30の内側本体部31の上面31aに、一周にわたって連続的に接合されている。このように容器20のフランジ部26および蓋50を構成することにより、容器20を密封することができる。
図1に示すように、外側部分35は、一周にわたって連続的に延びる外側本体部36を有している。外側部分35が蓋50に少なくとも部分的に接合された状態を維持しながら、蓋50を容器20から取り外すことができる限りにおいて、蓋50の下面50bと外側部分35との間における接合の具体的な状態が特に限られることはない。例えば、蓋50の下面50bは、外側本体部36の上面36aに、一周にわたって連続的に接合されていてもよい。若しくは、蓋50の下面50bは、外側本体部36の上面36aに部分的に接合されていてもよい。
ところで、容器20の外側部分35と蓋50との間の接合力が、容器20のその他の部分と蓋50との間の接合力、例えば内側部分30と蓋50との間の接合力よりも小さい場合、容器20から蓋50を取り外すために容器20のフランジ部26の端部26eに力を加えるとき、蓋50が内側部分30から剥がれるよりも前に蓋50が外側部分35から、例えば外側本体部36の上面36aから剥がれてしまうことが考えられる。この点を考慮し、好ましくは、蓋50と外側部分35との間の接合力が、蓋50と内側部分30との間の接合力よりも大きくなるよう、蓋付容器10が構成されている。これによって、容器20から蓋50を取り外す際に蓋50が外側部分35から剥がれてしまうことを抑制することができる。
蓋50と、フランジ部26の内側部分30および外側部分35との間の接合力は、例えば、テンシロン引張試験機(例えば、株式会社オリエンテック製、RTC−1310A)を用いて測定することができる。以下、接合力を測定する手順の一例について説明する。
まず、蓋50とフランジ部26とが接合されたサンプルを、所定の幅、例えば15mm幅にカットする。次に、蓋50の一部分をフランジ部26から剥離させ、テンシロンの一方のつかみ治具で蓋50の一部分を挟み、他方のつかみ治具でフランジ部26を挟む。その後、引張速度300mm/minで、蓋50の一部分とフランジ部26とがなす角が180°になるように引っ張る。そして、蓋50のその他の部分がフランジ部26の各部分から剥離される際に計測される荷重の最大値を、蓋50とフランジ部26の各部分との間の接合力とする。
なお、蓋50とフランジ部26とが接合していない部分が予めサンプルに含まれる場合は、荷重を測定する前に蓋50とフランジ部26とを部分的に剥離させる作業を省略してもよい。
上記の測定方法を用いて接合力を算出したときに、蓋50と外側部分35の例えば外側本体部36の上面36aとの間の接合力は、20Nより大きいことが好ましく、30Nより大きいことがさらに好ましく、蓋50と内側部分30の例えば内側本体部31の上面31aとの間の接合力は、20N以下となることが好ましく、15N以下となることがより好ましい。
蓋50と外側部分35との間の接合力を、蓋50と内側部分30との間の接合力よりも大きくするための具体的な構成や方法が特に限られることはない。例えば、外側部分35の例えば外側本体部36の上面36aのうち蓋50に接合される部分の面積や幅を、内側部分30の例えば内側本体部31の上面31aのうち蓋50に接合される部分の面積や幅よりも大きくすることが考えられる。また、加熱に起因する溶着によって蓋50をフランジ部26に接合する場合、蓋50を外側部分35の例えば外側本体部36の上面36aに溶着させる際の温度を、蓋50を内側部分30の例えば内側本体部31の上面31aに溶着させる際の温度よりも高くしてもよい。
次に、図3および図4を参照して、内側部分30および外側部分35について詳細に説明する。図3は、容器20のフランジ部26の後述する内側部分30の外方突起部32を通らないよう切断された蓋付容器10の断面図であって、図1の線IIIに沿った断面図である。また図4は、容器20のフランジ部26の内側部分30の外方突起部32を通るよう切断された蓋付容器10の断面図であって、図1の線IVに沿った断面図である。
図1に示すように、内側部分30の複数の外方突起部32はそれぞれ、内側本体部31の外側端部31eから外側へ突出している。また図1に示すように、複数の外方突起部32は、一周にわたって周方向に連続的に延びる内側本体部31の外側端部31eに沿って間隔を空けて並ぶよう配置されている。図1において、外方突起部32の周方向における端部(以下、周方向端部とも称する)が符号32dで表されている。また、外方突起部32の周方向における長さ(一対の周方向端部32d間の、周方向に沿った距離)が符号S1で表されている。また、周方向において隣接する2つの外方突起部32の間の、周方向における間隔が符号S2で表されている。好ましくは、外方突起部32の周方向における長さS1は、周方向において隣接する2つの外方突起部32の間の間隔S2よりも大きくなっている。これによって、連結部分40を破断させることによって蓋50が取り外された後の容器(開封容器21)において、使用者が指で外方突起部32の外側端部32eを挟持して開封容器21を保持することをし易くすることができる。長さS1、および、間隔S2は、容器20の全体的な寸法などに応じて適宜定められる。例えば間隔S2が、15mm以下に設定される。このことにより、開封容器21を保持する際に使用者の指がばりによって傷ついてしまうことをより抑制することができる。
図3において、符号T1およびT2はそれぞれ、内側本体部31の厚みおよび外側本体部36の厚みを表している。内側本体部31の厚みT1および外側本体部36の厚みT2は、連結部分40を破断させる際に内側本体部31および外側本体部36が破断したり変形したりしてしまうことを防ぐよう、設定される。例えば、内側本体部31の厚みT1および外側本体部36の厚みT2はそれぞれ、0.5〜2.0mmの範囲内に設定される。
なお図4に示す例においては、外方突起部32の厚みが内側本体部31の厚みと同一である例が示されているが、これに限られることはない。蓋50が取り外された後の容器20の内側部分30の外方突起部32の外側端部32eを使用者が指などで挟持して容器20を保持することができる限りにおいて、外方突起部32の厚みが、内側本体部31の厚みと異なっていてもよい。
図3において、符号W1およびW2はそれぞれ、内側本体部31および外側本体部36の幅を表している。外側本体部36の幅W2は、容器20から蓋50を取り外す際に蓋50が外側本体部36から分離されないように、かつ、蓋50を容器20に接合させる工程の際に蓋50を外側本体部36の上面36a上に容易に位置決めできるように、設定されることが好ましい。例えば外側本体部36の幅W2を3mm以上に設定することが好ましい。このことにより、フランジ部26の外側部分35の外側本体部36に蓋50を接合するときの製造適性を高めることができ、さらに、容器20から蓋50を取り外す際に外側部分35の外側本体部36を摘まみやすくすることができる。また、例えば蓋50のフランジ部26の外側部分35の外側本体部36に接合される幅を3mm以上に設定することが好ましい。このことにより、初期密封性を担保しやすくすることができ、容器20から蓋50を取り外す際に蓋50が外側部分35の外側本体部36から分離されにくくすることができる。
図4において、外方突起部32の幅が符号W3で表されている。好ましくは、外方突起部32の幅W3は、連結部分40の一端を外方突起部32の周方向端部32dに連結することができるよう、設定される。例えば外方突起部32の幅W3は、1mm以上に設定される。
図3および図4において、符号30eは、内側部分30の外側端部を表している。また符号35eは、外側部分35の端部のうち内側の端部(以下、内側端部とも称する)を表している。図1の線IIIの部分には、外方突起部32が存在しないため、図3に示す例においては、内側部分30の外側端部30eが内側本体部31の外側端部31eによって構成されている。一方、図1の線IVの部分には、内側本体部31の外側に外方突起部32が存在するため、図4に示す例においては、内側部分30の外側端部30eが外方突起部32の外側端部32eによって構成されている。図3および図4に示す例において、外側部分35の内側端部35eは、外側本体部36の内側端部36eによって構成されている。
本実施の形態において、内側部分30の内側本体部31の上面31aと、外側部分35の上面とは、少なくとも部分的に同一平面上に位置している。例えば図3および図4に示すように、内側部分30の内側本体部31の上面31aと、外側部分35の外側本体部36の上面36aとが、全域にわたって同一の水平面上に位置している。このため、内側部分30の内側本体部31の上面31a上および外側部分35の外側本体部36の上面36a上に蓋50を載置して、熱や超音波を利用した溶着などによって蓋50をフランジ部26に接合させる際、蓋50の下面50bを外側本体部36の上面36aにより均一に接合することができる。すなわち、蓋50を容器20のフランジ部26に安定に接合させることができる。このことにより、容器20のフランジ部26と蓋50との間の接合力が、位置や個体に応じてばらつくことを抑制することができ、初期密封性を高めることができる。
なお「内側部分30の内側本体部31の上面31aと外側部分35の上面とが同一平面上に位置する」とは、内側部分30の内側本体部31の上面31aのうち外側端部31eの、上下方向における位置と、外側部分35の例えば外側本体部36の上面36aのうち内側端部36eの、上下方向における位置との差が、0.5mm以下であり、より好ましくは0.2mm以下であることを意味している。好ましくは、内側部分30の内側本体部31の上面31aのうち蓋50の下面50bに接する部分と、外側部分35の外側本体部36の上面36aのうち蓋50の下面50bに接する部分とが成す角度が、±30度以下になっている。
図4に示すように、内側部分30の外方突起部32の上面32aも、内側部分30の内側本体部31の上面31aおよび外側部分35の外側本体部36の上面36aと同一平面上に位置していてもよい。しかしながら、これに限られることはなく、後述するように、外方突起部32の上面32aが内側本体部31の上面31aおよび外側本体部36の上面36aよりも下方に位置するよう、外方突起部32が設けられていてもよい。
次に図5を参照して、内側部分30と外側部分35とを連結する連結部分40について説明する。図5は、連結部分40を拡大して示す斜視図であって、図1の符号Vが付された二点鎖線によって囲まれた部分を拡大して示す斜視図である。
連結部分40は、連結部分40の一端が、内側部分30のうち、外方突起部32の外側端部32e以外の部分に連結され、かつ連結部分40の他端が、外側部分35に連結されるよう、設けられている。例えば図5に示すように、連結部分40の一端は、内側部分30の外方突起部32の周方向端部32dに連結されており、また連結部分40の他端は、外側部分35の外側本体部36の内側端部36eに連結されている。このように連結部分40を配置することにより、後述するように、連結部分40を破断させた後に残り得るばりによって使用者の指などが傷ついてしまうことを抑制することができる。
上述のように、連結部分40は、容器20から蓋50を取り外す際に破断される部分である。ところで、連結部分40の強度が大きすぎると、連結部分40を破断させるためにフランジ部26に加えられる力が過剰に大きくなり、この結果、容器20のうち連結部分40以外の部分が破断したり変形したりしてしまうことが考えられる。従って連結部分40は、適度な力で破断し得るよう構成されている。例えば図5に示すように、連結部分40は、内側部分30の例えば外方突起部32の周方向端部32dと、外側部分35の例えば外側本体部36の内側端部36eとの間を延びる、部分的に湾曲した管状の形状を有している。管状の連結部分40の断面が円形の形状を有する場合、連結部分40の円形の断面の直径は例えば0.2〜1.0mmの範囲内になっている。
容器20を構成する材料や、容器20の製造方法は、内側部分30および外側部分35が蓋50の下面50bに接合され得るよう選択される。例えば、樹脂を用いた射出成形によって、底面22、側面24およびフランジ部26を一体的に形成してもよい。容器20を構成する樹脂としては、例えばポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を用いることができる。
(蓋)
次に、容器20に接合される蓋50について説明する。蓋50を構成する材料は、蓋50の下面50bが内側部分30および外側部分35に接合され得るよう、選択される。例えば蓋50は、基材層と、蓋50の下面50bを構成するシーラント層と、を含んでいる。蓋50の厚みは、例えば20〜100μmの範囲内になっている。
基材層を構成する材料としては、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロンなどのポリアミド系樹脂や、ポリプロピレン等を用いることができる。またシーラント層を構成する材料としては、ポリプロピレンや、ポリプロピレンおよびポリエチレンの混合樹脂等を用いることができる。なお、基材層およびシーラント層がいずれもポリプロピレンを含む場合、基材層においては二軸延伸ポリプロピレンが用いられ、シーラント層においては無延伸ポリプロピレンが用いられる。
なお上述の「ポリプロピレンおよびポリエチレンの混合樹脂」は、イージーピールシーラントとも称される、比較的小さな接合力を有する材料である。また、蓋50のシーラント層がポリプロピレンおよびポリエチレンの混合樹脂を含む場合、上述の引張試験機を用いた方法などによって算出される蓋50とフランジ部26との間の接合力が、20N以下となることが好ましく、15N以下となることがより好ましい。一方、蓋50のシーラント層がポリプロピレン単体によって構成される場合、その接合力は、ポリプロピレンおよびポリエチレンの混合樹脂が用いられる場合に比べて大きくなる。
(蓋付容器の製造方法)
次に、蓋付容器10の製造方法の一例について説明する。
はじめに、樹脂を用いた射出成形によって、一体的に形成された底面22、側面24およびフランジ部26を有する容器20を形成する。また、容器20のフランジ部26に対応した輪郭を有する蓋50を準備する。次に、容器20のフランジ部26の内側部分30の内側本体部31の上面31a上および外側部分35の外側本体部36の上面36a上に蓋50を載置する。その後、蓋50のうち容器20のフランジ部26の内側本体部31および外側本体部36と重なる部分を、熱板などを用いて上面50a側から加熱して、蓋50のシーラント層およびフランジ部26を溶融させる。これによって、蓋50を容器20のフランジ部26の内側本体部31の上面31aおよび外側本体部36の上面36aに溶着させることができる。このとき、フランジ部26の下面に受板を配置させるようにしてもよい。この場合、受板は一般には加熱されない。
ここで本実施の形態によれば、上述のように、フランジ部26の内側部分30の内側本体部31の上面31aおよび外側部分35の外側本体部36の上面36aのうち少なくとも蓋50の下面50bに接する部分は、同一平面上に位置している。このため、内側部分30の内側本体部31の上面31aと外側部分35の外側本体部36の上面36aとの間に段差が存在する場合に比べて、蓋50の下面50bを内側本体部31の上面31aおよび外側本体部36の上面36aにより均一に溶着させることができる。このことにより、容器20のフランジ部26と蓋50との間の接合力が、位置や個体に応じてばらつくことを抑制することができ、初期密封性を高めることができる。
(蓋付容器の開封方法)
次に、蓋付容器10を開封する方法の一例について説明する。
はじめに、容器20のフランジ部26の端部26eの一部に上向きの力を加えて、連結部分40を部分的に破断させる。その後、容器20のフランジ部26の端部26eの一部がさらに上方に持ち上げられるよう外側部分35に力を加えることにより、連結部分40を一周にわたって破断させる。これによって、図6に示すように、外側部分35が接合された状態の蓋50を容器20から取り外して、容器20を開封容器21とすることができる。なお図8に示すように、内側部分30の外方突起部32の周方向端部32dおよび外側部分35の外側本体部36の内側端部36eにはそれぞれ、破断された連結部分40からなるばり41,42が残ることもある。なお、図8では、ばり41とばり42との間に隙間が存在するように蓋50が容器20から取り外された例が示されている。すなわち、連結部分40の一部が蓋50および開封容器21の両方から分離される例が示されている。しかしながら、ばり41とばり42との間に隙間が存在しないように、蓋50が容器20から取り外されるようにしてもよい。
本実施の形態においては、上述のように、外側部分35が接合された状態の蓋50が容器20から取り外される。その後、外側部分35が接合された状態の蓋50を用いて、開封容器21の開口部28を再び覆うことができる。例えば、蓋50に接合された外側部分35の外側本体部36が開封容器21の内側部分30の外方突起部32よりも外側に位置するように蓋50を容器20に被せることにより、開封容器21を再封することができる。図7は、外側部分35が接合された状態の蓋50によって開封容器21の開口部28が覆われている様子を示す図である。本実施の形態においては、図7に示すように、内側部分30の外方突起部32の外側端部32eと外側部分35の外側本体部36の内側端部36eとが水平方向において対向するように蓋50が開封容器21に被せられるので、水平方向において、開封容器21に対する蓋50の位置を安定に維持することができる。
また本実施の形態においては、外側部分35が接合された状態の蓋50が容器20から取り外されるので、蓋50が単体で容器20から取り外される場合に比べて、蓋50が変形してしまうこと、例えば蓋50が湾曲したりカールしたりしてしまうことを抑制することができる。従って、蓋50を用いて開封容器21を再封する際に、蓋50の平坦性をより安定に維持することができる。
また本実施の形態において、フランジ部26の内側部分30は上述のように、一周にわたって連続的に容器20の側面24に連設された内側本体部31と、内側本体部31の外側端部31eよりも外側へ突出するとともに、内側本体部31の外側端部31eに沿って間隔を空けて並ぶよう配置された複数の外方突起部32と、を有している。この場合、連結部分40を破断させて蓋50を容器20から取り外した後に使用者が開封容器21を保持するとき、指によって開封容器21のフランジ部26の内側部分30の外方突起部32の外側端部32eが挟持されることが考えられる。ここで本実施の形態によれば、連結部分40の一端は、内側部分30のうち、外方突起部32の外側端部32e以外の部分に連結されている。このため、連結部分40を破断させた後に開封容器21に形成され得るばり41は、内側部分30のうち、外方突起部32の外側端部32e以外の部分に生じるようになる。例えば、連結部分40の一端が外方突起部32の周方向端部32dに連結されている場合、図8に示すように、ばり41が外方突起部32の周方向端部32dに生じることになる。使用者が開封容器21を保持する際、使用者の指が外方突起部32の周方向端部32dに接触する可能性は低い。従って本実施の形態によれば、使用者が開封容器21を保持する際に使用者の指がばり41によって傷ついてしまうことを抑制することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(外側部分が内方突起部を有する例)
上述の本実施の形態においては、容器20のフランジ部26の外側部分35が、一周にわたって連続的に延びる外側本体部36からなる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図9に示すように、外側部分35は、外側本体部36に加えて、外側本体部36の内側端部36eよりも内側へ突出した複数の内方突起部37をさらに有していてもよい。なお図9並びに後述する図12および図14においては、図が煩雑になることを防ぐため、蓋50を省略した状態の蓋付容器10の平面図が示されている。なお図9においては、外側本体部36が、一周にわたって連続的に延び、かつ、複数の内方突起部37が、一周にわたって連続的に延びる外側本体部36に沿って間隔を空けて並ぶ例が示されているが、これに限られることはない。外側本体部36の内側端部36eよりも内側へ突出した複数の内方突起部37を設けることができる限りにおいて、外側本体部36として、一周にわたって断続的に延びるものが採用されてもよい。
以下、図9および図10を参照して、内方突起部37について詳細に説明する。図10は、容器20のフランジ部26の外側部分35の内方突起部37を通るよう切断された蓋付容器10の断面図であって、図9の線Xに沿った断面図である。
なお本変形例において、容器20のフランジ部26の内側部分30および外側部分35は、連結部分40を破断させて蓋50を容器20から取り外した後、開封された容器20(開封容器21)を蓋50で再封した状態において、外側部分35が接合された状態の蓋50が開封容器21に対して周方向に回転可能であるよう、構成されている。例えば内側部分30および外側部分35は、円形状の輪郭を有している。また、内側部分30および外側部分35が円形状以外の輪郭を有する場合であっても、例えば内側部分30および外側部分35が多角形状の輪郭を有する場合であっても、内側部分30の外方突起部32の外側端部32eと外側部分35の外側本体部36の内側端部36eとの間に隙間が空いていれば、外側部分35が接合された状態の蓋50が開封容器21に対して周方向にある程度は回転可能である。従って、外側部分35が接合された状態の蓋50が開封容器21に対して周方向に回転可能とするための、内側部分30および外側部分35の輪郭の形状が、円形状に限られることはない。例えば「回転可能」とは、外側部分35が接合された状態の蓋50が開封容器21に対して周方向に、少なくとも2度は回転可能であることを意味している。
図9に示すように、複数の内方突起部37は、外側本体部36に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されている。図9において、内方突起部37の周方向における端部(以下、周方向端部とも称する)が符号37dで表されている。また、内方突起部37の周方向における長さ(一対の周方向端部37d間の、周方向に沿った距離)が符号S3で表されている。図9に示すように、外側部分35の内方突起部37の周方向における長さS3は、内側部分30の複数の外方突起部32のうち隣接する2つの外方突起部32の間の、周方向における間隔S2よりも小さくなっている。このため、外側部分35が接合された蓋50を開封容器21に被せる際や、外側部分35が接合された蓋50を開封容器21から取り外す際に、内側部分30の外方突起部32と外側部分35の内方突起部37とが干渉し合うことを防ぐことができる。
複数の外方突起部32および複数の内方突起部37は、好ましくは、2つ以上設けられる。また好ましくは、複数の外方突起部32および複数の内方突起部37は、平面視において容器20の中心を通る任意の直線によってフランジ部26を二等分した場合に、二等分された容器20の一方に外方突起部32および内方突起部37が少なくとも1つずつ存在し、二等分された容器20の他方にも外方突起部32および内方突起部37が少なくとも1つずつ存在するよう、配置されている。これによって、容器20の再封性をより確実に向上させることができる。
外方突起部32および内方突起部37は、開封容器21に被せられた蓋50を所定の角度にわたって回転させたときに、外側部分35の内方突起部37の上面37aが少なくとも部分的に、内側部分30の外方突起部32の下面32bよりも下方に位置するよう、構成される。これによって後述するように、上下方向における蓋50の移動を、開封容器21の外方突起部32によって妨げることができる。
上下方向における蓋50の移動を、開封容器21の外方突起部32によって妨げることができる限りにおいて、外方突起部32に対する内方突起部37の配置が特に限られることはない。例えば、開封容器21に被せられた蓋50を回転させたとき、はじめに、外方突起部32の一部と内方突起部37の一部とが接触し、次に、内方突起部37の上面37aが少なくとも部分的に外方突起部32の下面32bに接触するように内方突起部37が外方突起部32に対して相対的に下方に変形するよう、外方突起部32および内方突起部37が構成されていてもよい。この場合、蓋50が容器20から取り外される前の状態において、外側部分35の内方突起部37の上面37aが少なくとも部分的に、内側部分30の外方突起部32の上面32aよりも下方に位置していることが好ましい。
若しくは、開封容器21に被せられた蓋50を回転させたとき、外方突起部32と内方突起部37とが変形することなく、内方突起部37の上面37aが少なくとも部分的に外方突起部32の下面32bよりも下方に位置するよう、外方突起部32および内方突起部37が構成されていてもよい。例えば図10に示すように、内方突起部37は、外側本体部36の下面36bに連結されており、かつ、内側に向かって水平方向に延びており、これによって、内方突起部37の下面37bが内側本体部31の下面31bと同一平面上に位置するようになっている。この場合、図10には示されていないが、外方突起部32の下面32bが内側本体部31の下面31bと上下方向において同一の位置にある場合、内方突起部37の上面37aは外方突起部32の下面32bと同一平面上に位置することになる。
また図示はしないが、内方突起部37の上面37aが外方突起部32の下面32bよりも下方に位置していてもよい。すなわち、上下方向において内方突起部37の上面37aと外方突起部32の下面32bとの間に隙間が存在していてもよい。この場合、隙間が0.5mm以下になっていることが好ましい。
好ましくは、連結部分40が破断する前の状態において、外側部分35の内方突起部37の上面37aは、内側部分30の内側本体部31の上面31aおよび外側部分35の外側本体部36の上面36aと同一平面上に、または内側本体部31の上面31aおよび外側本体部36の上面36aよりも下方に位置している。これによって、蓋50を容器20のフランジ部26の内側本体部31の上面31aおよび外側本体部36の上面36aに溶着させる作業が、内方突起部37によって妨げられてしまうことを防ぐことができる。このことにより、初期密封性を担保しやすくすることができる。
また内方突起部37は、図9に示すように、内方突起部37の内側端部37eが少なくとも部分的に、内側部分30の外方突起部32の外側端部32eよりも内側に位置するよう、構成されている。例えば、内方突起部37の内側端部37eと外方突起部32の外側端部32eとの間の、周方向に直交する方向における距離d(図9参照)は、0.5mm以上、好ましくは1.0mm以上になっている。この場合、後述するように、蓋50によって再封された状態の開封容器21において、距離dにわたって外方突起部32と内方突起部37とを当接させることができ、これによって、上下方向における蓋50の移動を抑制することができる。
次に、本変形例における連結部分40について説明する。図11は、図9に示す蓋付容器10の連結部分40を拡大して示す斜視図である。
本変形例においても、連結部分40は、連結部分40の一端が、内側部分30のうち、外方突起部32の外側端部32e以外の部分に連結され、かつ連結部分40の他端が、外側部分35に連結されるよう、設けられている。例えば図11に示すように、連結部分40の一端は、内側部分30の外方突起部32の周方向端部32dに連結される。これによって、上述の本実施の形態の場合と同様に、開封容器21の内側部分30の外方突起部32の外側端部32eにばり41が生じるのを防ぐことができ、このことにより、使用者が開封容器21を保持する際に使用者の指がばり41によって傷ついてしまうことを抑制することができる。
また本変形例においては、上述のように、外側本体部36の内側端部36eよりも内側に突出する内方突起部37が設けられている。この場合、図11に示すように、連結部分40の他端を、内方突起部37の周方向端部37dに連結してもよい。これによって、より単純な形状を有する連結部分40を用いて、例えば直線状に延びる連結部分40を用いて、内側部分30と外側部分35とを連結することが可能になる。このため、例えば樹脂を用いた射出成形によって容器20を形成する場合、金型において内側部分30に対応する部分から連結部分40に対応する部分を通って外側部分35に対応する部分へ溶融樹脂が移動する際に溶融樹脂が受ける抵抗をより小さくすることができる。このため、効率良く容器20を製造することができる。また本変形例によれば、連結部分40の長さをより短くできる可能性もあり、この点も、効率良く容器20を製造することに寄与できる。
なお本変形例においても、図示はしないが、上述の本実施の形態の場合と同様に、連結部分40の他端が外側本体部36の内側端部36eに連結されていてもよい。また、図示はしないが、連結部分40の他端が、内方突起部37のうち周方向端部37d以外の部分に連結されていてもよい。
〔開封容器の再封方法〕
次に、本変形例による開封容器21を、蓋50を用いて再封する方法について説明する。なお、蓋付容器10を開封する方法は、上述の本実施の形態の場合と同一であるので、説明を省略する。
はじめに、蓋50に接合されている外側部分35の内方突起部37が、開封容器21の内側部分30の外方突起部32と重ならないよう、開封容器21の上方で、蓋50に接合された外側部分35の位置を調整する。次に、蓋50に接合されている外側部分35の内方突起部37が、開封容器21の内側部分30の複数の外方突起部32の間の隙間に配置されるように、蓋50を開封容器21に被せる。ここで本変形例によれば、上述のように、外側部分35の内方突起部37は、外側部分35の内方突起部37の上面37aが少なくとも部分的に、内側部分30の外方突起部32の下面32bと同一平面上に位置するよう、構成されている。また本変形例によれば、図12および図13に示すように、内方突起部37は、内方突起部37の内側端部37eが少なくとも部分的に、内側部分30の外方突起部32の外側端部32eよりも内側に位置するよう、構成されている。このため図12および図13に示すように、蓋50に接合された外側部分35の内方突起部37が開封容器21の内側部分30の外方突起部32と平面視において少なくとも部分的に重なるようになるまで、開封容器21に被せられた蓋50を回転させることができる。これによって、図12および図13に示す状態の開封容器21および蓋50においては、開封容器21に対して蓋50を上方に移動させると、蓋50に接合されている外側部分35の内方突起部37が、開封容器21の内側部分30の外方突起部32に当接することになる。すなわち、上下方向における蓋50の移動が、外方突起部32と内方突起部37との当接によって抑制されている。従って、蓋50が開封容器21から外れてしまうことを抑制することができる。このため、再封性を向上させることができる。また、蓋50に接合されている外側部分35の内方突起部37の上面37aが、開封容器21の内側部分30の外方突起部32の下面32bに接触している場合、周方向における蓋50の移動を抑制することもできる。
好ましくは、内側部分30の外方突起部32または外側部分35の内方突起部37の少なくともいずれかには、外側部分35が接合された状態の蓋50が開封容器21に対して周方向に回転することを制限するための係止部が設けられている。この係止部は、係止部が内側部分30の一部または外側部分35の一部に当接する位置において、蓋50に接合された外側部分35の内方突起部37が開封容器21の内側部分30の外方突起部32と上下方向において少なくとも部分的に重なるよう、配置される。このような係止部を設けることにより、外方突起部32と内方突起部37との当接によって上下方向における蓋50の移動を抑制することができるようになる位置にまで、開封容器21に被せられた蓋50を容易に回転させることができる。すなわち、開封容器21に被せられた蓋50の位置決めを容易化することができる。
係止部は、例えば図12において符号32xが付された黒丸で示すように、外方突起部32に、より具体的には外方突起部32の下面32bに設けられ得る。この場合、係止部32xは、外側部分35の内方突起部37の上面37aよりも下方に位置するよう、形成される。また図示はしないが、係止部は、外側部分35の内方突起部37の上面37aに設けられていてもよい。この場合、係止部は、内側部分30の外方突起部32の下面32bよりも上方に位置するよう、形成される。
(外側部分が内方突起部を有するその他の例)
以下、蓋50を回転させることによって内方突起部37が外方突起部32と平面視において重なるようにし、これによって再封性を向上させる形態の、その他の例について説明する。
〔内方突起部の上面の変形例〕
上述の図9乃至図13においては、外側部分35の内方突起部37の上面37aが、内側部分30の内側本体部31の上面31aや外側部分35の外側本体部36の上面36aと平行に水平に広がる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図14に示すように、外側部分35の内方突起部37の上面37aは、少なくとも部分的に、内側へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面を含んでいてもよい。これによって、開封容器21に被せられた蓋50を所定の角度にわたって回転させたときに、内方突起部37の上面37aが内側部分30の外方突起部32の下面32bと同一平面上または外方突起部32の下面32bよりも下方に位置する状態をより容易に実現することができる。なお図14は、上述の図10と同様に、容器20のフランジ部26の外側部分35の内方突起部37を通るよう切断された蓋付容器10の断面図であって、図9の線Xに沿った断面図である。
〔外方突起部の下面の変形例〕
また図15に示すように、内側部分30の外方突起部32の下面32bは、少なくとも部分的に、外側へ向かうにつれて上方へ傾斜する傾斜面を含んでいてもよい。この場合にも、開封容器21に被せられた蓋50を所定の角度にわたって回転させたときに、内方突起部37の上面37aが内側部分30の外方突起部32の下面32bと同一平面上または外方突起部32の下面32bよりも下方に位置する状態をより容易に実現することができる。なお図15は、上述の図13と同様に、蓋50で再封された状態の開封容器21の断面図であって、図12のXIIIに沿った断面図である。なお図15においては、上述の図14の場合と同様に、外側部分35の内方突起部37の上面37aが、内側へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面を含む例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、内側部分30の外方突起部32の下面32bは外側へ向かうにつれて上方へ傾斜する傾斜面を含むが、外側部分35の内方突起部37の上面37aは傾斜面を含まない、という形態が採用されてもよい。
〔内方突起部の上面および下面の変形例〕
上述の図14においては、内方突起部37の上面37aは傾斜面を含むが、内方突起部37の下面37bは、外側本体部36の下面36bと平行に水平に広がる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図16に示すように、外側部分35の内方突起部37の上面37aおよび下面37bのいずれもが、少なくとも部分的に、内側へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面を含んでいてもよい。
〔内方突起部の上面の変形例〕
上述の図9乃至図13においては、連結部分40の一端が外方突起部32の周方向端部32dに連結される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、連結部分40の一端は、内側部分30のうち外方突起部32の外側端部32e以外の部分に連結されていればよい。例えば図17および図18に示すように、連結部分40の一端が、内側部分30の内側本体部31の下面31bに連結され、連結部分40の他端が、外側部分35の内方突起部37の内側端部37eに連結されていてもよい。これによって、開封容器21の内側部分30の外方突起部32の外側端部32eにばり41が生じるのを防ぐことができ、このことにより、使用者が開封容器21を保持する際に使用者の指がばり41によって傷ついてしまうことを抑制することができる。
図19は、一端が内側部分30の内側本体部31の下面31bに連結され、他端が外側部分35の内方突起部37の内側端部37eに連結された連結部分40を拡大して示す平面図である。連結部分40は、好ましくは、連結部分40の断面積のうち内側部分30と連結される部分における断面積が最も小さくなるよう、構成される。これによって、内側部分30との連結面で連結部分40を破断させやすくすることができる。このため、使用者が開封容器21を保持する際に使用者の指がばりによって傷ついてしまうことをより抑制することができる。
より好ましくは、連結部分40の断面積のうち、内側部分30と連結される部分における断面積が最も小さくなり、外側部分35と連結される部分における断面積が最も大きくなり、かつ、内側部分30から外側部分へ向かうにつれて連結部分40の断面積が次第に大きくなるよう、連結部分40が構成される。図19において、符号k1は、内側部分30の内側本体部31の外側端部31eにおける連結部分40の幅を表し、符号k2は、外側部分35の内方突起部37の内側端部37eにおける連結部分40の幅を表している。好ましくは、連結部分40の幅は、内側部分30から外側部分へ向かうにつれて次第に大きくなっている。
〔外方突起部および内方突起部の配置の変形例〕
上述の図9においては、外方突起部32および内方突起部37がそれぞれ8つ設けられる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図20に示すように、外方突起部32および内方突起部37がそれぞれ3つ設けられていてもよい。この場合、外方突起部32の周方向における長さS1を大きく確保することができる。このため、係止部32xを、外方突起部32の周方向における端部32dから十分に離れた位置に、例えば外方突起部32の一対の端部32dの中間位置に設けることができる。従って、開封容器21に被せられた蓋50を回転させるとき、蓋50に接合されている内方突起部37の周方向における端部37dが外方突起部32の一対の端部32dの中間位置に到達するまで、蓋50を右方向および左方向の両方に回転させることができる。このため、蓋50の使い勝手を向上させることができる。例えば、右利きの使用者および左利きの使用者のいずれもが、蓋50を任意の方向に容易に回転させることができる。
なお本変形例のように、外方突起部32の周方向における長さS1が大きく確保されている場合、係止部32xが設けられていなくても、内方突起部37が外方突起部32と平面視において重なる状態を容易に実現することができる。この点でも、本変形例は、蓋50の使い勝手を向上させることができると言える。
(外側部分が内方突起部を有するその他の例)
上述の図9乃至図20においては、蓋50を開封容器21に対して回転させることによって、外方突起部32と内方突起部37とが上下方向において重なる状態(以下、嵌合状態とも称する)、および、外方突起部32と内方突起部37とが上下方向において重ならない状態(以下、非嵌合状態とも称する)の両方を蓋50がとり得る例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、蓋50の回転位置に依らず常に嵌合状態となるよう、外方突起部32および内方突起部37が構成されていてもよい。例えば内方突起部37は、外側本体部36に沿って一周にわたって連続的に延びていてもよい。この場合であっても、蓋50を開封容器21に被せる際に内方突起部37を変形させること等によって、外側部分35が接合された蓋50を用いて開封容器21を再封することができる。また、嵌合状態を実現することによって、蓋50が開封容器21から外れてしまうことを抑制することができる。
蓋50の回転位置に依らず常に嵌合状態となるよう、外方突起部32および内方突起部37が構成される場合、図21に示すように、内方突起部37の上面37aは、内側へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面を含んでいてもよい。これによって、外側部分35が接合された蓋50を用いて開封容器21を再封する作業を容易化することができる。なお、蓋50を開封容器21に対して回転させることによって、嵌合状態および非嵌合状態の両方を取り得る形態の場合にも、上述の図14〜図16において既に説明したように、内方突起部37の上面37aが傾斜面を含むこともある。
(外側部分が補強部を有する例)
図22に示すように、外側部分35は、内側部分30の内側本体部31の下面31bよりも下方に位置する補強部38を有していてもよい。このような補強部38を設けることにより、外側部分35の剛性を高めることができる。これによって、容器20から取り外された後の蓋50が湾曲したりカールしたりしてしまうことをさらに抑制することができる。このため、再封性を向上させることができる。また、蓋付容器10を開封するために連結部分40を破断させる際、外側部分35のうち補強部38が設けられている部分を指などで摘まみ易くすることができる。このため、蓋付容器10の開封性を向上させることができる。このような補強部38は、上述の本実施の形態および各変形例における外側部分35のいずれにも追加で設けられ得る。
(外側部分が補強部を有するその他の例)
上述の補強部38は、図22に示す場合よりも内側に設けられていてもよい。例えば補強部38は、内方突起部37に接していてもよい。言い換えると、内方突起部37が補強部38に設けられていてもよい。この場合、蓋50を開封容器21に被せる際に補強部38の内側端部38eが内側部分30の内側本体部31の外側端部31eや外方突起部の外側端部32eに当接することによって、補強部38の内側端部38eが、蓋50を下方へ導くガイドとして機能することができる。このため、再封作業をし易くすることができる。なお、補強部38にガイドとしての機能を効果的に発現させるためには、補強部38の長さLを2mm以上とすることが好ましい。また図23に示すように、補強部38の内側端部38eに、外側へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面を設けてもよい。このことにより、さらに再封作業をしやすくすることができる。このような補強部38は、上述の本実施の形態および各変形例における外側部分35のいずれにも追加で設けられ得る。
(外側部分が壁部を有する例)
図24に示すように、外側部分35は、内側部分30の内側本体部31の上面31aよりも上方に位置するとともに蓋50よりも外側に位置する壁部39を有していてもよい。このような壁部39を設けて蓋付容器10の蓋50を外側から囲うことにより、故意や過失によって蓋付容器10の蓋50が容器20のフランジ部26の外側部分35から剥がされてしまうことを抑制することができる。また、上述の補強部38の場合と同様に、壁部39を設けることによって外側部分35の剛性を高めることができる。これによって、容器20から取り外された後の蓋50が湾曲したりカールしたりしてしまうことをさらに抑制することができる。また、蓋付容器10を開封するために連結部分40を破断させる際、外側部分35のうち壁部39が設けられている部分を指などで摘まみ易くすることができる。このため、蓋付容器10の開封性を向上させることができる。
(内側部分の外方突起部の変形例)
上述の本実施の形態および各変形例においては、外方突起部32の上面32aが内側本体部31の上面31aと同一平面上に位置する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図25に示すように、外方突起部32の上面32aが内側本体部31の上面31aおよび外側本体部36の上面36aよりも下方に位置するよう、外方突起部32が設けられていてもよい。これによって、蓋50を加熱して蓋50を容器20のフランジ部26の内側本体部31の上面31aおよび外側本体部36の上面36aに溶着させる際に、蓋50が外方突起部32にも溶着されてしまうことを抑制することができる。このため、内側部分30と蓋50との間の接合力を、外側部分35と蓋50との間の接合力に比べてより小さくすることができる。このことにより、蓋付容器10の開封性を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。例えば図26に示すように、外側部分35は、外側本体部36に加えて、外側本体部36の内側端部36eよりも内側へ突出した内方突起部37と、内側部分30の内側本体部31の下面31bよりも下方に位置する補強部38と、内側部分30の内側本体部31の上面31aよりも上方に位置するとともに蓋50よりも外側に位置する壁部39と、を有していてもよい。
(その他の変形例)
また上述の本実施の形態においては、蓋50が容器20のフランジ部26に溶着されている例を示した。しかしながら、蓋付容器10の十分な密封性を確保し、また外側部分35が、蓋50とともに容器20のその他の部分から取り外されることができる限りにおいて、蓋50が容器20のフランジ部26に接合させるための手段が溶着に限られることはない。例えば接着剤などの、容器20および蓋50とは別個の構成要素を用いて、蓋50を容器20に取り付けてもよい。
10 蓋付容器
20 容器
21 開封容器
22 底面
24 側面
26 フランジ部
26e 端部
30 内側部分
31 内側本体部
31a 上面
31b 下面
31e 外側端部
32 外方突起部
32a 上面
32b 下面
32d 周方向端部
32e 外側端部
32x 係止部
35 外側部分
36 外側本体部
36a 上面
36b 下面
36e 内側端部
37 内方突起部
37a 上面
37b 下面
37d 周方向端部
37e 内側端部
38 補強部
39 壁部
40 連結部分
40a 上面
40b 下面
41 ばり
42 ばり
50 蓋

Claims (19)

  1. 開口部が形成された容器と、
    前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
    前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
    前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
    前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
    前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
    前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
    前記外側部分は、一周にわたって連続的または断続的に延びる外側本体部と、前記外側本体部の内側の端部よりも内側へ突出した複数の内方突起部と、を有し、
    前記複数の内方突起部は、間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記外側部分の前記内方突起部の周方向における長さは、前記内側部分の前記複数の外方突起部のうち隣接する2つの外方突起部の間の、周方向における間隔よりも小さくなっており、
    前記外側部分の前記内方突起部の内側の端部は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の外側の端部よりも内側に位置しており、
    前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の上面よりも下方に位置している、蓋付容器。
  2. 前記連結部分の一端は、前記内側部分の前記外方突起部の周方向における端部に連結されている、請求項1に記載の蓋付容器。
  3. 前記連結部分の一端は、前記内側部分の前記内側本体部に連結されている、請求項1に記載の蓋付容器。
  4. 前記内側部分の前記内側本体部の上面と、前記外側部分の上面とは、少なくとも部分的に同一平面上に位置している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の蓋付容器。
  5. 前記外方突起部の上面は、前記内側本体部の上面よりも下方に位置している、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の蓋付容器。
  6. 開口部が形成された容器と、
    前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
    前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
    前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
    前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
    前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
    前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
    前記外方突起部の上面は、前記内側本体部の上面よりも下方に位置している、蓋付容器。
  7. 前記外側部分の前記内方突起部の上面は、前記内方突起部の内側端部に向かって下方に傾斜する傾斜面を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の蓋付容器。
  8. 開口部が形成された容器と、
    前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
    前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
    前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
    前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
    前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
    前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
    前記外側部分は、一周にわたって連続的または断続的に延びる外側本体部と、前記外側本体部の内側の端部よりも内側へ突出した複数の内方突起部と、を有し、
    前記複数の内方突起部は、間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記外側部分の前記内方突起部の周方向における長さは、前記内側部分の前記複数の外方突起部のうち隣接する2つの外方突起部の間の、周方向における間隔よりも小さくなっており、
    前記外側部分の前記内方突起部の内側の端部は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の外側の端部よりも内側に位置しており、
    前記外側部分の前記内方突起部の上面は、前記内方突起部の内側端部に向かって下方に傾斜する傾斜面を含む、蓋付容器。
  9. 前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の上面よりも下方に位置している、請求項8に記載の蓋付容器。
  10. 前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の下面よりも下方に位置している、請求項1乃至5及び7乃至9のいずれか一項に記載の蓋付容器。
  11. 前記連結部分の他端は、前記外側部分の前記内方突起部に連結されている、請求項1乃至5及び7乃至10のいずれか一項に記載の蓋付容器。
  12. 前記内側部分の前記外方突起部または前記外側部分の前記内方突起部の少なくともいずれかには、前記外側部分が接合された状態の前記蓋が前記容器に対して周方向に回転することを制限するための係止部が設けられている、請求項1乃至5及び7乃至11のいずれか一項に記載の蓋付容器。
  13. 開口部が形成された容器と、
    前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
    前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
    前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
    前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
    前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
    前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
    前記外側部分は、一周にわたって連続的または断続的に延びる外側本体部と、前記外側本体部の内側の端部よりも内側へ突出した複数の内方突起部と、を有し、
    前記複数の内方突起部は、間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記外側部分の前記内方突起部の周方向における長さは、前記内側部分の前記複数の外方突起部のうち隣接する2つの外方突起部の間の、周方向における間隔よりも小さくなっており、
    前記外側部分の前記内方突起部の内側の端部は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の外側の端部よりも内側に位置しており、
    前記内側部分の前記外方突起部または前記外側部分の前記内方突起部の少なくともいずれかには、前記外側部分が接合された状態の前記蓋が前記容器に対して周方向に回転することを制限するための係止部が設けられている、蓋付容器。
  14. 前記外側部分は、前記内側部分の前記内側本体部の下面よりも下方に位置する補強部を有する、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の蓋付容器。
  15. 開口部が形成された容器と、
    前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
    前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
    前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
    前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
    前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
    前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
    前記外側部分は、前記内側部分の前記内側本体部の下面よりも下方に位置する補強部を有する、蓋付容器。
  16. 前記外側部分は、前記内側部分の前記内側本体部の上面よりも上方に位置するとともに前記蓋よりも外側に位置する壁部を有する、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の蓋付容器。
  17. 開口部が形成された容器と、
    前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
    前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
    前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
    前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
    前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
    前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
    前記外側部分は、前記内側部分の前記内側本体部の上面よりも上方に位置するとともに前記蓋よりも外側に位置する壁部を有する、蓋付容器。
  18. 前記蓋と前記外側部分の上面との間の接合力が、前記蓋と前記内側部分との間の接合力よりも大きくなっている、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の蓋付容器。
  19. 開口部が形成された容器であって、
    底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
    前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
    前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
    前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
    前記外側部分は、一周にわたって連続的または断続的に延びる外側本体部と、前記外側本体部の内側の端部よりも内側へ突出した複数の内方突起部と、を有し、
    前記複数の内方突起部は、間隔を空けて並ぶよう配置されており、
    前記外側部分の前記内方突起部の周方向における長さは、前記内側部分の前記複数の外方突起部のうち隣接する2つの外方突起部の間の、周方向における間隔よりも小さくなっており、
    前記外側部分の前記内方突起部の内側の端部は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の外側の端部よりも内側に位置しており、
    前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の上面よりも下方に位置している、容器。
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