JP6528986B2 - 蓋付容器 - Google Patents
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Description
図1は、蓋付容器10を構成する部材の分解図であり、図2は、図1に示す蓋付容器をII-II線に沿って切断した場合を示す縦断面図である。蓋付容器10は、開口部28が形成された容器20と、容器20の開口部28を覆うよう容器20に接合された蓋50と、を備えている。なお本明細書において、「接合」とは、溶着および接着の両方を含む概念である。「溶着」とは、容器20または蓋50の少なくともいずれかを少なくとも部分的に溶融させることによって、蓋50を容器20に取り付けることを意味している。また「接着」とは、接着剤などの、容器20および蓋50とは別個の構成要素を用いて、蓋50を容器20に取り付けることを意味している。
次に容器20について説明する。図1および図2に示すように、容器20は、底面22と、底面22の外縁22eに沿って一周にわたって広がるよう底面22から立設された側面24と、側面24の上部に連設されたフランジ部26と、を有している。上述の蓋50は、容器20のフランジ部26に接合される。図1および図2においては、フランジ部26が側面24の上縁に連設され、外側に向かって水平方向に延びる例が示されている。なお本明細書において、「側面」、「上部」、「上縁」や後述する「上面」、「下面」、「水平方向」などの用語は、容器20の底面22が下方に位置するように蓋付容器10や容器20が載置されている状態を基準として蓋付容器10、容器20、蓋50やそれらの構成要素の位置や方向を表すものである。
以下、容器20のフランジ部26について詳細に説明する。図1に示すように、フランジ部26は、一周にわたって連続的に側面24に連設された内側部分30と、内側部分30の外側に位置する外側部分35と、内側部分30と外側部分35とを連結する連結部分40と、を含んでいる。なお本明細書において、「外側」とは、水平方向において容器20の開口部28から遠い側を意味している。また「内側」とは、水平方向において容器20の開口部28から近い側を意味している
まず、蓋50とフランジ部26とが接合されたサンプルを、所定の幅、例えば15mm幅にカットする。次に、蓋50の一部分をフランジ部26から剥離させ、テンシロンの一方のつかみ治具で蓋50の一部分を挟み、他方のつかみ治具でフランジ部26を挟む。その後、引張速度300mm/minで、蓋50の一部分とフランジ部26とがなす角が180°になるように引っ張る。そして、蓋50のその他の部分がフランジ部26の各部分から剥離される際に計測される荷重の最大値を、蓋50とフランジ部26の各部分との間の接合力とする。
なお、蓋50とフランジ部26とが接合していない部分が予めサンプルに含まれる場合は、荷重を測定する前に蓋50とフランジ部26とを部分的に剥離させる作業を省略してもよい。
上記の測定方法を用いて接合力を算出したときに、蓋50と外側部分35の例えば外側本体部36の上面36aとの間の接合力は、20Nより大きいことが好ましく、30Nより大きいことがさらに好ましく、蓋50と内側部分30の例えば内側本体部31の上面31aとの間の接合力は、20N以下となることが好ましく、15N以下となることがより好ましい。
次に、容器20に接合される蓋50について説明する。蓋50を構成する材料は、蓋50の下面50bが内側部分30および外側部分35に接合され得るよう、選択される。例えば蓋50は、基材層と、蓋50の下面50bを構成するシーラント層と、を含んでいる。蓋50の厚みは、例えば20〜100μmの範囲内になっている。
次に、蓋付容器10の製造方法の一例について説明する。
次に、蓋付容器10を開封する方法の一例について説明する。
上述の本実施の形態においては、容器20のフランジ部26の外側部分35が、一周にわたって連続的に延びる外側本体部36からなる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図9に示すように、外側部分35は、外側本体部36に加えて、外側本体部36の内側端部36eよりも内側へ突出した複数の内方突起部37をさらに有していてもよい。なお図9並びに後述する図12および図14においては、図が煩雑になることを防ぐため、蓋50を省略した状態の蓋付容器10の平面図が示されている。なお図9においては、外側本体部36が、一周にわたって連続的に延び、かつ、複数の内方突起部37が、一周にわたって連続的に延びる外側本体部36に沿って間隔を空けて並ぶ例が示されているが、これに限られることはない。外側本体部36の内側端部36eよりも内側へ突出した複数の内方突起部37を設けることができる限りにおいて、外側本体部36として、一周にわたって断続的に延びるものが採用されてもよい。
また図示はしないが、内方突起部37の上面37aが外方突起部32の下面32bよりも下方に位置していてもよい。すなわち、上下方向において内方突起部37の上面37aと外方突起部32の下面32bとの間に隙間が存在していてもよい。この場合、隙間が0.5mm以下になっていることが好ましい。
次に、本変形例による開封容器21を、蓋50を用いて再封する方法について説明する。なお、蓋付容器10を開封する方法は、上述の本実施の形態の場合と同一であるので、説明を省略する。
以下、蓋50を回転させることによって内方突起部37が外方突起部32と平面視において重なるようにし、これによって再封性を向上させる形態の、その他の例について説明する。
上述の図9乃至図13においては、外側部分35の内方突起部37の上面37aが、内側部分30の内側本体部31の上面31aや外側部分35の外側本体部36の上面36aと平行に水平に広がる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図14に示すように、外側部分35の内方突起部37の上面37aは、少なくとも部分的に、内側へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面を含んでいてもよい。これによって、開封容器21に被せられた蓋50を所定の角度にわたって回転させたときに、内方突起部37の上面37aが内側部分30の外方突起部32の下面32bと同一平面上または外方突起部32の下面32bよりも下方に位置する状態をより容易に実現することができる。なお図14は、上述の図10と同様に、容器20のフランジ部26の外側部分35の内方突起部37を通るよう切断された蓋付容器10の断面図であって、図9の線Xに沿った断面図である。
また図15に示すように、内側部分30の外方突起部32の下面32bは、少なくとも部分的に、外側へ向かうにつれて上方へ傾斜する傾斜面を含んでいてもよい。この場合にも、開封容器21に被せられた蓋50を所定の角度にわたって回転させたときに、内方突起部37の上面37aが内側部分30の外方突起部32の下面32bと同一平面上または外方突起部32の下面32bよりも下方に位置する状態をより容易に実現することができる。なお図15は、上述の図13と同様に、蓋50で再封された状態の開封容器21の断面図であって、図12のXIIIに沿った断面図である。なお図15においては、上述の図14の場合と同様に、外側部分35の内方突起部37の上面37aが、内側へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面を含む例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、内側部分30の外方突起部32の下面32bは外側へ向かうにつれて上方へ傾斜する傾斜面を含むが、外側部分35の内方突起部37の上面37aは傾斜面を含まない、という形態が採用されてもよい。
上述の図14においては、内方突起部37の上面37aは傾斜面を含むが、内方突起部37の下面37bは、外側本体部36の下面36bと平行に水平に広がる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図16に示すように、外側部分35の内方突起部37の上面37aおよび下面37bのいずれもが、少なくとも部分的に、内側へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面を含んでいてもよい。
上述の図9乃至図13においては、連結部分40の一端が外方突起部32の周方向端部32dに連結される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、連結部分40の一端は、内側部分30のうち外方突起部32の外側端部32e以外の部分に連結されていればよい。例えば図17および図18に示すように、連結部分40の一端が、内側部分30の内側本体部31の下面31bに連結され、連結部分40の他端が、外側部分35の内方突起部37の内側端部37eに連結されていてもよい。これによって、開封容器21の内側部分30の外方突起部32の外側端部32eにばり41が生じるのを防ぐことができ、このことにより、使用者が開封容器21を保持する際に使用者の指がばり41によって傷ついてしまうことを抑制することができる。
上述の図9においては、外方突起部32および内方突起部37がそれぞれ8つ設けられる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図20に示すように、外方突起部32および内方突起部37がそれぞれ3つ設けられていてもよい。この場合、外方突起部32の周方向における長さS1を大きく確保することができる。このため、係止部32xを、外方突起部32の周方向における端部32dから十分に離れた位置に、例えば外方突起部32の一対の端部32dの中間位置に設けることができる。従って、開封容器21に被せられた蓋50を回転させるとき、蓋50に接合されている内方突起部37の周方向における端部37dが外方突起部32の一対の端部32dの中間位置に到達するまで、蓋50を右方向および左方向の両方に回転させることができる。このため、蓋50の使い勝手を向上させることができる。例えば、右利きの使用者および左利きの使用者のいずれもが、蓋50を任意の方向に容易に回転させることができる。
なお本変形例のように、外方突起部32の周方向における長さS1が大きく確保されている場合、係止部32xが設けられていなくても、内方突起部37が外方突起部32と平面視において重なる状態を容易に実現することができる。この点でも、本変形例は、蓋50の使い勝手を向上させることができると言える。
上述の図9乃至図20においては、蓋50を開封容器21に対して回転させることによって、外方突起部32と内方突起部37とが上下方向において重なる状態(以下、嵌合状態とも称する)、および、外方突起部32と内方突起部37とが上下方向において重ならない状態(以下、非嵌合状態とも称する)の両方を蓋50がとり得る例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、蓋50の回転位置に依らず常に嵌合状態となるよう、外方突起部32および内方突起部37が構成されていてもよい。例えば内方突起部37は、外側本体部36に沿って一周にわたって連続的に延びていてもよい。この場合であっても、蓋50を開封容器21に被せる際に内方突起部37を変形させること等によって、外側部分35が接合された蓋50を用いて開封容器21を再封することができる。また、嵌合状態を実現することによって、蓋50が開封容器21から外れてしまうことを抑制することができる。
図22に示すように、外側部分35は、内側部分30の内側本体部31の下面31bよりも下方に位置する補強部38を有していてもよい。このような補強部38を設けることにより、外側部分35の剛性を高めることができる。これによって、容器20から取り外された後の蓋50が湾曲したりカールしたりしてしまうことをさらに抑制することができる。このため、再封性を向上させることができる。また、蓋付容器10を開封するために連結部分40を破断させる際、外側部分35のうち補強部38が設けられている部分を指などで摘まみ易くすることができる。このため、蓋付容器10の開封性を向上させることができる。このような補強部38は、上述の本実施の形態および各変形例における外側部分35のいずれにも追加で設けられ得る。
上述の補強部38は、図22に示す場合よりも内側に設けられていてもよい。例えば補強部38は、内方突起部37に接していてもよい。言い換えると、内方突起部37が補強部38に設けられていてもよい。この場合、蓋50を開封容器21に被せる際に補強部38の内側端部38eが内側部分30の内側本体部31の外側端部31eや外方突起部の外側端部32eに当接することによって、補強部38の内側端部38eが、蓋50を下方へ導くガイドとして機能することができる。このため、再封作業をし易くすることができる。なお、補強部38にガイドとしての機能を効果的に発現させるためには、補強部38の長さLを2mm以上とすることが好ましい。また図23に示すように、補強部38の内側端部38eに、外側へ向かうにつれて下方へ傾斜する傾斜面を設けてもよい。このことにより、さらに再封作業をしやすくすることができる。このような補強部38は、上述の本実施の形態および各変形例における外側部分35のいずれにも追加で設けられ得る。
図24に示すように、外側部分35は、内側部分30の内側本体部31の上面31aよりも上方に位置するとともに蓋50よりも外側に位置する壁部39を有していてもよい。このような壁部39を設けて蓋付容器10の蓋50を外側から囲うことにより、故意や過失によって蓋付容器10の蓋50が容器20のフランジ部26の外側部分35から剥がされてしまうことを抑制することができる。また、上述の補強部38の場合と同様に、壁部39を設けることによって外側部分35の剛性を高めることができる。これによって、容器20から取り外された後の蓋50が湾曲したりカールしたりしてしまうことをさらに抑制することができる。また、蓋付容器10を開封するために連結部分40を破断させる際、外側部分35のうち壁部39が設けられている部分を指などで摘まみ易くすることができる。このため、蓋付容器10の開封性を向上させることができる。
上述の本実施の形態および各変形例においては、外方突起部32の上面32aが内側本体部31の上面31aと同一平面上に位置する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図25に示すように、外方突起部32の上面32aが内側本体部31の上面31aおよび外側本体部36の上面36aよりも下方に位置するよう、外方突起部32が設けられていてもよい。これによって、蓋50を加熱して蓋50を容器20のフランジ部26の内側本体部31の上面31aおよび外側本体部36の上面36aに溶着させる際に、蓋50が外方突起部32にも溶着されてしまうことを抑制することができる。このため、内側部分30と蓋50との間の接合力を、外側部分35と蓋50との間の接合力に比べてより小さくすることができる。このことにより、蓋付容器10の開封性を向上させることができる。
また上述の本実施の形態においては、蓋50が容器20のフランジ部26に溶着されている例を示した。しかしながら、蓋付容器10の十分な密封性を確保し、また外側部分35が、蓋50とともに容器20のその他の部分から取り外されることができる限りにおいて、蓋50が容器20のフランジ部26に接合させるための手段が溶着に限られることはない。例えば接着剤などの、容器20および蓋50とは別個の構成要素を用いて、蓋50を容器20に取り付けてもよい。
20 容器
21 開封容器
22 底面
24 側面
26 フランジ部
26e 端部
30 内側部分
31 内側本体部
31a 上面
31b 下面
31e 外側端部
32 外方突起部
32a 上面
32b 下面
32d 周方向端部
32e 外側端部
32x 係止部
35 外側部分
36 外側本体部
36a 上面
36b 下面
36e 内側端部
37 内方突起部
37a 上面
37b 下面
37d 周方向端部
37e 内側端部
38 補強部
39 壁部
40 連結部分
40a 上面
40b 下面
41 ばり
42 ばり
50 蓋
Claims (19)
- 開口部が形成された容器と、
前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
前記外側部分は、一周にわたって連続的または断続的に延びる外側本体部と、前記外側本体部の内側の端部よりも内側へ突出した複数の内方突起部と、を有し、
前記複数の内方突起部は、間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記外側部分の前記内方突起部の周方向における長さは、前記内側部分の前記複数の外方突起部のうち隣接する2つの外方突起部の間の、周方向における間隔よりも小さくなっており、
前記外側部分の前記内方突起部の内側の端部は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の外側の端部よりも内側に位置しており、
前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の上面よりも下方に位置している、蓋付容器。 - 前記連結部分の一端は、前記内側部分の前記外方突起部の周方向における端部に連結されている、請求項1に記載の蓋付容器。
- 前記連結部分の一端は、前記内側部分の前記内側本体部に連結されている、請求項1に記載の蓋付容器。
- 前記内側部分の前記内側本体部の上面と、前記外側部分の上面とは、少なくとも部分的に同一平面上に位置している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 前記外方突起部の上面は、前記内側本体部の上面よりも下方に位置している、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 開口部が形成された容器と、
前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
前記外方突起部の上面は、前記内側本体部の上面よりも下方に位置している、蓋付容器。 - 前記外側部分の前記内方突起部の上面は、前記内方突起部の内側端部に向かって下方に傾斜する傾斜面を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 開口部が形成された容器と、
前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
前記外側部分は、一周にわたって連続的または断続的に延びる外側本体部と、前記外側本体部の内側の端部よりも内側へ突出した複数の内方突起部と、を有し、
前記複数の内方突起部は、間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記外側部分の前記内方突起部の周方向における長さは、前記内側部分の前記複数の外方突起部のうち隣接する2つの外方突起部の間の、周方向における間隔よりも小さくなっており、
前記外側部分の前記内方突起部の内側の端部は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の外側の端部よりも内側に位置しており、
前記外側部分の前記内方突起部の上面は、前記内方突起部の内側端部に向かって下方に傾斜する傾斜面を含む、蓋付容器。 - 前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の上面よりも下方に位置している、請求項8に記載の蓋付容器。
- 前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の下面よりも下方に位置している、請求項1乃至5及び7乃至9のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 前記連結部分の他端は、前記外側部分の前記内方突起部に連結されている、請求項1乃至5及び7乃至10のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 前記内側部分の前記外方突起部または前記外側部分の前記内方突起部の少なくともいずれかには、前記外側部分が接合された状態の前記蓋が前記容器に対して周方向に回転することを制限するための係止部が設けられている、請求項1乃至5及び7乃至11のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 開口部が形成された容器と、
前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
前記外側部分は、一周にわたって連続的または断続的に延びる外側本体部と、前記外側本体部の内側の端部よりも内側へ突出した複数の内方突起部と、を有し、
前記複数の内方突起部は、間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記外側部分の前記内方突起部の周方向における長さは、前記内側部分の前記複数の外方突起部のうち隣接する2つの外方突起部の間の、周方向における間隔よりも小さくなっており、
前記外側部分の前記内方突起部の内側の端部は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の外側の端部よりも内側に位置しており、
前記内側部分の前記外方突起部または前記外側部分の前記内方突起部の少なくともいずれかには、前記外側部分が接合された状態の前記蓋が前記容器に対して周方向に回転することを制限するための係止部が設けられている、蓋付容器。 - 前記外側部分は、前記内側部分の前記内側本体部の下面よりも下方に位置する補強部を有する、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 開口部が形成された容器と、
前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
前記外側部分は、前記内側部分の前記内側本体部の下面よりも下方に位置する補強部を有する、蓋付容器。 - 前記外側部分は、前記内側部分の前記内側本体部の上面よりも上方に位置するとともに前記蓋よりも外側に位置する壁部を有する、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 開口部が形成された容器と、
前記容器の前記開口部を覆うよう前記容器に接合された蓋と、を備え、
前記容器は、底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
前記蓋は、前記内側部分の前記内側本体部の上面に、一周にわたって連続的に接合されており、かつ、前記外側部分の上面に、少なくとも部分的に接合されており、
前記外側部分は、前記内側部分の前記内側本体部の上面よりも上方に位置するとともに前記蓋よりも外側に位置する壁部を有する、蓋付容器。 - 前記蓋と前記外側部分の上面との間の接合力が、前記蓋と前記内側部分との間の接合力よりも大きくなっている、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の蓋付容器。
- 開口部が形成された容器であって、
底面と、前記底面の外縁に沿って一周にわたって広がるよう前記底面から立設された側面と、前記側面の上部に連設されたフランジ部と、を有し、
前記フランジ部は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側部分と、前記内側部分の外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分とを連結する連結部分と、を含み、
前記内側部分は、一周にわたって連続的に前記側面に連設された内側本体部と、前記内側本体部の外側の端部よりも外側へ突出した複数の外方突起部と、を有し、
前記複数の外方突起部は、一周にわたって周方向に連続的に延びる前記内側本体部に沿って間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記連結部分の一端は、前記内側部分のうち、前記外方突起部の外側の端部以外の部分に連結されており、前記連結部分の他端は、前記外側部分に連結されており、
前記外側部分は、一周にわたって連続的または断続的に延びる外側本体部と、前記外側本体部の内側の端部よりも内側へ突出した複数の内方突起部と、を有し、
前記複数の内方突起部は、間隔を空けて並ぶよう配置されており、
前記外側部分の前記内方突起部の周方向における長さは、前記内側部分の前記複数の外方突起部のうち隣接する2つの外方突起部の間の、周方向における間隔よりも小さくなっており、
前記外側部分の前記内方突起部の内側の端部は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の外側の端部よりも内側に位置しており、
前記外側部分の前記内方突起部の上面は、少なくとも部分的に、前記内側部分の前記外方突起部の上面よりも下方に位置している、容器。
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