JP2001229920A - 密閉形鉛蓄電池の製造方法 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池の製造方法Info
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- JP2001229920A JP2001229920A JP2000042156A JP2000042156A JP2001229920A JP 2001229920 A JP2001229920 A JP 2001229920A JP 2000042156 A JP2000042156 A JP 2000042156A JP 2000042156 A JP2000042156 A JP 2000042156A JP 2001229920 A JP2001229920 A JP 2001229920A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
(57)【要約】
【課題】高容量で長寿命な密閉形鉛蓄電池の製造方法を
提供する。 【解決手段】平均粒子径が8〜20μmのグラファイトを、
鉛粉に対して1.0〜3.0質量%添加して正極用のペースト
状活物質を作成する。該ペースト状活物質を鉛合金製の
集電体に充填し、熟成・乾燥させて未化成のペースト式
正極板を作成し、該未化成のペースト式正極板の活物質
層には、50〜70質量%の四塩基性硫酸鉛を含むようにす
る。そして、正極用ペースト状活物質中の水分量を調整
することにより、電槽化成後における正極活物質層の多
孔度を58〜65%にする。
提供する。 【解決手段】平均粒子径が8〜20μmのグラファイトを、
鉛粉に対して1.0〜3.0質量%添加して正極用のペースト
状活物質を作成する。該ペースト状活物質を鉛合金製の
集電体に充填し、熟成・乾燥させて未化成のペースト式
正極板を作成し、該未化成のペースト式正極板の活物質
層には、50〜70質量%の四塩基性硫酸鉛を含むようにす
る。そして、正極用ペースト状活物質中の水分量を調整
することにより、電槽化成後における正極活物質層の多
孔度を58〜65%にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉形鉛蓄電池の
製造方法に関するものである。
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】密閉形鉛蓄電池は安価で信頼性が高いと
いう特徴を有するため、無停電電源装置や自動車用バッ
テリーなどに広く使用されている。近年、ペースト式正
極板を用いた密閉形鉛蓄電池の高容量化及び長寿命化が
強く要求されている。密閉形鉛蓄電池を高容量化するに
は、正極板の活物質層の多孔度を高くする手法が有効で
ある。しかしながら、正極板の活物質層の多孔度を高く
すると、鉛合金製の集電体から前記活物質層が脱落しや
すくなり、その結果、寿命が短くなるという問題点が認
められている。
いう特徴を有するため、無停電電源装置や自動車用バッ
テリーなどに広く使用されている。近年、ペースト式正
極板を用いた密閉形鉛蓄電池の高容量化及び長寿命化が
強く要求されている。密閉形鉛蓄電池を高容量化するに
は、正極板の活物質層の多孔度を高くする手法が有効で
ある。しかしながら、正極板の活物質層の多孔度を高く
すると、鉛合金製の集電体から前記活物質層が脱落しや
すくなり、その結果、寿命が短くなるという問題点が認
められている。
【0003】密閉形鉛蓄電池を長寿命化する手法とし
て、ペースト式正極板の活物質層の物性を改良する手法
が検討されている。すなわち、未化成状態でのペースト
式正極板の活物質層内に、比較的、結晶粒径の大きな4P
bO・PbSO4(以下、四塩基性硫酸鉛と称す)を生成させた
後、化成することによって、二酸化鉛(PbO2)の骨格を
大きくし、集電体と活物質層の密着強度を向上させる手
法である。
て、ペースト式正極板の活物質層の物性を改良する手法
が検討されている。すなわち、未化成状態でのペースト
式正極板の活物質層内に、比較的、結晶粒径の大きな4P
bO・PbSO4(以下、四塩基性硫酸鉛と称す)を生成させた
後、化成することによって、二酸化鉛(PbO2)の骨格を
大きくし、集電体と活物質層の密着強度を向上させる手
法である。
【0004】前記四塩基性硫酸鉛は三塩基性硫酸鉛と同
様に、化成すると二酸化鉛化するが、四塩基性硫酸鉛は
三塩基性硫酸鉛に比べて化成時における体積膨張率が小
さいため、化成によってもその骨格がほとんど崩れない
ことが知られている。その結果、集電体と活物質層の密
着強度が向上し、密閉形鉛蓄電池が長寿命化できること
が知られている。
様に、化成すると二酸化鉛化するが、四塩基性硫酸鉛は
三塩基性硫酸鉛に比べて化成時における体積膨張率が小
さいため、化成によってもその骨格がほとんど崩れない
ことが知られている。その結果、集電体と活物質層の密
着強度が向上し、密閉形鉛蓄電池が長寿命化できること
が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記四
塩基性硫酸鉛の結晶が大きくなると活物質の利用率が低
下し、その結果、放電容量が低下するという問題点が認
められている。本発明の目的は、長寿命で正極活物質の
利用率の高い密閉形鉛蓄電池の製造方法を提供すること
である。
塩基性硫酸鉛の結晶が大きくなると活物質の利用率が低
下し、その結果、放電容量が低下するという問題点が認
められている。本発明の目的は、長寿命で正極活物質の
利用率の高い密閉形鉛蓄電池の製造方法を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明は未化成状態でのペースト式正極板の活物
質層内に、結晶粒径の大きな四塩基性硫酸鉛を生成させ
た後、化成することによって長寿命化をはかるととも
に、炭素粉末を含有させて活物質の利用率を向上させる
ことにした。
ため、本発明は未化成状態でのペースト式正極板の活物
質層内に、結晶粒径の大きな四塩基性硫酸鉛を生成させ
た後、化成することによって長寿命化をはかるととも
に、炭素粉末を含有させて活物質の利用率を向上させる
ことにした。
【0007】すなわち、第一の発明は鉛粉、炭素粉末、
希硫酸、水、樹脂繊維を含むペースト状活物質を作製
し、該ペースト状活物質を鉛合金製の集電体に塗着した
後に、熟成・乾燥して四塩基性硫酸鉛を50〜70質量%含
む活物質層を有する正極板を作成し、該正極板を化成し
て用いる密閉形鉛蓄電池の製造方法において、前記鉛粉
に対して1.0〜3.0質量%の炭素粉末を含有させることを
特徴とし、第二の発明は、前記炭素粉末がグラファイト
であることを特徴とし、第三の発明は、前記炭素粉末の
平均粒子径が、8〜20μmであることを特徴とし、第四の
発明は、前記化成後の正極板活物質層の多孔度が、58〜
65%であることを特徴としている。
希硫酸、水、樹脂繊維を含むペースト状活物質を作製
し、該ペースト状活物質を鉛合金製の集電体に塗着した
後に、熟成・乾燥して四塩基性硫酸鉛を50〜70質量%含
む活物質層を有する正極板を作成し、該正極板を化成し
て用いる密閉形鉛蓄電池の製造方法において、前記鉛粉
に対して1.0〜3.0質量%の炭素粉末を含有させることを
特徴とし、第二の発明は、前記炭素粉末がグラファイト
であることを特徴とし、第三の発明は、前記炭素粉末の
平均粒子径が、8〜20μmであることを特徴とし、第四の
発明は、前記化成後の正極板活物質層の多孔度が、58〜
65%であることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】1.正極板の作製・試験条件 一酸化鉛を主成分とする鉛粉、後述する各種粒径の鱗状
グラファイト、水、希硫酸及び樹脂繊維を加えて混練し
て正極用のペースト状活物質を作成する。JIS規格の
針入度測定装置(離合社製)を用いて、それぞれの正極
用ペースト状活物質について針入度の測定を行った。縦
が240mm、横が140mm、厚みが4.2mmの格子形状をした鉛
−カルシウム合金製の集電体に、前記ペースト状活物質
を充填する。その後、温度が80℃、相対湿度が95%以上
の雰囲気で5時間の熟成をした後、温度が60℃、相対湿
度が65%の雰囲気で乾燥してペースト式正極板を得た。
正極活物質量は、熟成、乾燥後の質量と前記集電体の質
量から求めた。
グラファイト、水、希硫酸及び樹脂繊維を加えて混練し
て正極用のペースト状活物質を作成する。JIS規格の
針入度測定装置(離合社製)を用いて、それぞれの正極
用ペースト状活物質について針入度の測定を行った。縦
が240mm、横が140mm、厚みが4.2mmの格子形状をした鉛
−カルシウム合金製の集電体に、前記ペースト状活物質
を充填する。その後、温度が80℃、相対湿度が95%以上
の雰囲気で5時間の熟成をした後、温度が60℃、相対湿
度が65%の雰囲気で乾燥してペースト式正極板を得た。
正極活物質量は、熟成、乾燥後の質量と前記集電体の質
量から求めた。
【0009】熟成、乾燥後における正極用活物質中の四
塩基性硫酸鉛の生成量については、X線回折法を用い、
四塩基性硫酸鉛、三塩基性硫酸鉛及び一酸化鉛(PbO)
の標準サンプルとの比較により決定した。なお、上記し
た熟成、乾燥条件では正極板の活物質層に、水分量、炭
素粉末の添加量及び平均粒子径にかかわらず、四塩基性
硫酸鉛が約60%含むことを確認した。
塩基性硫酸鉛の生成量については、X線回折法を用い、
四塩基性硫酸鉛、三塩基性硫酸鉛及び一酸化鉛(PbO)
の標準サンプルとの比較により決定した。なお、上記し
た熟成、乾燥条件では正極板の活物質層に、水分量、炭
素粉末の添加量及び平均粒子径にかかわらず、四塩基性
硫酸鉛が約60%含むことを確認した。
【0010】2.密閉形鉛蓄電池の作製及び試験条件 前記したペースト式正極板と、従来から使用していた縦
が240mm、横が140mm、厚みが2.4mmのペースト式負極板
とを用いた。そして、リテーナを介して、ペースト式正
極板が8枚、ペースト式負極板が9枚それぞれ使用した
極板群を作成し、該極板群を用いて密閉形鉛蓄電池を作
製し、希硫酸電解液を注液した後に電槽化成をして公称
容量が2V-200Ahの密閉形鉛蓄電池とした。なお、電槽
化成後の電解液比重は約1.26であり、正極板の放電容量
に支配される密閉形鉛蓄電池である。正極板の多孔度
は、電槽化成後に該密閉形鉛蓄電池を解体して測定し
た。
が240mm、横が140mm、厚みが2.4mmのペースト式負極板
とを用いた。そして、リテーナを介して、ペースト式正
極板が8枚、ペースト式負極板が9枚それぞれ使用した
極板群を作成し、該極板群を用いて密閉形鉛蓄電池を作
製し、希硫酸電解液を注液した後に電槽化成をして公称
容量が2V-200Ahの密閉形鉛蓄電池とした。なお、電槽
化成後の電解液比重は約1.26であり、正極板の放電容量
に支配される密閉形鉛蓄電池である。正極板の多孔度
は、電槽化成後に該密閉形鉛蓄電池を解体して測定し
た。
【0011】作成した密閉形鉛蓄電池は25℃、0.1CAの
定電流で放電(終止電圧が1.8V)して初期の放電容量を
測定した後、0.02CAの連続過充電をした。そして、30日
ごとに、25℃、0.1CAの定電流で、放電終止電圧が1.8V
まで放電して容量を測定し、放電容量が140Ah以下にな
った時点を寿命とした。
定電流で放電(終止電圧が1.8V)して初期の放電容量を
測定した後、0.02CAの連続過充電をした。そして、30日
ごとに、25℃、0.1CAの定電流で、放電終止電圧が1.8V
まで放電して容量を測定し、放電容量が140Ah以下にな
った時点を寿命とした。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0013】(実施例1、2、比較例1、2)鉛粉質量
に対して平均粒子径が10μmの鱗状グラファイトを、そ
れぞれ0.5,1.0,3.0,4.0質量%添加して正極用ペースト
状活物質を作成する。正極板1枚当たり330gの活物質量
となるように集電体に塗着した。なお、ペースト状活物
質中の水分量は、鉛粉に対して14質量%とした。そし
て、上記した手法で密閉形鉛蓄電池を作成して実験した
結果を表1に示す。
に対して平均粒子径が10μmの鱗状グラファイトを、そ
れぞれ0.5,1.0,3.0,4.0質量%添加して正極用ペースト
状活物質を作成する。正極板1枚当たり330gの活物質量
となるように集電体に塗着した。なお、ペースト状活物
質中の水分量は、鉛粉に対して14質量%とした。そし
て、上記した手法で密閉形鉛蓄電池を作成して実験した
結果を表1に示す。
【0014】表1より、鉛粉に対して平均粒子径が10μ
mの鱗状グラファイトを1.0〜3.0質量%添加すると、初
期の放電容量が高く、且つ、長寿命な密閉形鉛蓄電池を
得ることができる。なお、解体調査によって、正極活物
質層の多孔度が60〜61%であることを確認した。
mの鱗状グラファイトを1.0〜3.0質量%添加すると、初
期の放電容量が高く、且つ、長寿命な密閉形鉛蓄電池を
得ることができる。なお、解体調査によって、正極活物
質層の多孔度が60〜61%であることを確認した。
【0015】
【表1】
【0016】(実施例1、3〜6)平均粒子径がそれぞ
れ5,8,10,20,30μmの鱗状グラファイトを、鉛粉質量に
対して、それぞれ、1.0質量%添加して正極用のペース
ト状活物質を作成した。そして、正極板1枚当たり330g
の活物質量となるように集電体に塗着した。なお、ペー
スト状活物質中の水分量は、鉛粉に対して14質量%とし
た。そして、上記した仕様で密閉形鉛蓄電池を作成して
実験した結果を表2に示す。
れ5,8,10,20,30μmの鱗状グラファイトを、鉛粉質量に
対して、それぞれ、1.0質量%添加して正極用のペース
ト状活物質を作成した。そして、正極板1枚当たり330g
の活物質量となるように集電体に塗着した。なお、ペー
スト状活物質中の水分量は、鉛粉に対して14質量%とし
た。そして、上記した仕様で密閉形鉛蓄電池を作成して
実験した結果を表2に示す。
【0017】表2より、鉛粉に対して平均粒子径が8〜2
0μmの鱗状グラファイトを1.0質量%添加すると初期の
放電容量が高く、長寿命な密閉形鉛蓄電池を得ることが
できる。、なお、解体調査によって、正極活物質層の多
孔度が60〜61%であることを確認した。
0μmの鱗状グラファイトを1.0質量%添加すると初期の
放電容量が高く、長寿命な密閉形鉛蓄電池を得ることが
できる。、なお、解体調査によって、正極活物質層の多
孔度が60〜61%であることを確認した。
【0018】
【表2】
【0019】(実施例1、7〜10)平均粒子径が10μ
mの鱗状グラファイトを、鉛粉質量に対して1.0質量%
添加して正極用のペースト状活物質を作成した。ペース
ト状活物質中の水分量は、鉛粉に対して11〜17質量%と
し、ペースト状活物質の針入度が80〜120mm-1になる
ように調整した。なお、正極板1枚当たり315〜345gの
活物質量となるように集電体に塗着した。そして、上記
した仕様で密閉形鉛蓄電池を作成して実験した結果を表
3に示す。
mの鱗状グラファイトを、鉛粉質量に対して1.0質量%
添加して正極用のペースト状活物質を作成した。ペース
ト状活物質中の水分量は、鉛粉に対して11〜17質量%と
し、ペースト状活物質の針入度が80〜120mm-1になる
ように調整した。なお、正極板1枚当たり315〜345gの
活物質量となるように集電体に塗着した。そして、上記
した仕様で密閉形鉛蓄電池を作成して実験した結果を表
3に示す。
【0020】表3より、正極活物質層の多孔度を58〜65
%にすると、少ない正極活物質量でも初期の放電容量が
高く、長寿命な密閉形鉛蓄電池を得ることができる。
%にすると、少ない正極活物質量でも初期の放電容量が
高く、長寿命な密閉形鉛蓄電池を得ることができる。
【0021】
【表3】
【0022】上記した実施例は炭素粉末として、鱗状グ
ラファイトを用いた結果を示したが、他の塊状グラファ
イトやアセチレンブラックなどを用いた場合でも同様の
良好な効果を示した。また、実施例として熟成・乾燥後
の正極活物質中に含まれる四塩基性硫酸鉛量として、約
60質量%含まれている例を示したが、熟成・乾燥条件を
変えることにより、電槽化成前の正極活物質中に含まれ
る四塩基性硫酸鉛量として、50〜70%の範囲のものを使
用した場合においても同様の良好な効果を示した。
ラファイトを用いた結果を示したが、他の塊状グラファ
イトやアセチレンブラックなどを用いた場合でも同様の
良好な効果を示した。また、実施例として熟成・乾燥後
の正極活物質中に含まれる四塩基性硫酸鉛量として、約
60質量%含まれている例を示したが、熟成・乾燥条件を
変えることにより、電槽化成前の正極活物質中に含まれ
る四塩基性硫酸鉛量として、50〜70%の範囲のものを使
用した場合においても同様の良好な効果を示した。
【0023】
【発明の効果】上述したように、本発明を用いると、少
ない正極活物質量でも放電容量が高く、且つ、長寿命な
密閉形鉛蓄電池を製造することができるため優れてい
る。
ない正極活物質量でも放電容量が高く、且つ、長寿命な
密閉形鉛蓄電池を製造することができるため優れてい
る。
Claims (4)
- 【請求項1】鉛粉、炭素粉末、希硫酸、水、樹脂繊維を
含むペースト状活物質を作製し、該ペースト状活物質を
鉛合金製の集電体に塗着した後に、熟成・乾燥して四塩
基性硫酸鉛を50〜70質量%含む活物質層を有する正極板
を作成し、該正極板を化成して用いる密閉形鉛蓄電池の
製造方法において、前記鉛粉に対して1.0〜3.0質量%の
炭素粉末を含有させることを特徴とする密閉形鉛蓄電池
の製造方法。 - 【請求項2】前記炭素粉末がグラファイトであることを
特徴とする請求項1記載の密閉形鉛蓄電池の製造方法。 - 【請求項3】前記炭素粉末の平均粒子径が、8〜20μmで
あることを特徴とする請求項1又は2記載の密閉形鉛蓄
電池の製造方法。 - 【請求項4】前記化成後の正極活物質層の多孔度が、58
〜65%であることを特徴とする請求項1、2又は3記載
の鉛蓄電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000042156A JP2001229920A (ja) | 2000-02-21 | 2000-02-21 | 密閉形鉛蓄電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000042156A JP2001229920A (ja) | 2000-02-21 | 2000-02-21 | 密閉形鉛蓄電池の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001229920A true JP2001229920A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18565268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000042156A Abandoned JP2001229920A (ja) | 2000-02-21 | 2000-02-21 | 密閉形鉛蓄電池の製造方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2001229920A (ja) |
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2000
- 2000-02-21 JP JP2000042156A patent/JP2001229920A/ja not_active Abandoned
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