JP2001228971A - 複数の指示部位で操作可能なタッチパネルシステム - Google Patents
複数の指示部位で操作可能なタッチパネルシステムInfo
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Abstract
テムを提供する。 【解決手段】 情報処理装置と、該情報処理装置に接続
され、複数の指示部位を有する指示体によるタッチ動作
を前記情報処理装置へ伝えるためのタッチパネルとを有
するタッチパネルシステムであり、タッチパネルの入力
検出面に同時に又は順にタッチされる指示部位の数をカ
ウントするカウント手段と、該カウント手段によりカウ
ントされる指示部位の数に応じて情報処理装置が所定の
動作を行うようにする制御手段とを具備する複数の指示
体で操作可能なタッチパネルシステム。
Description
情報処理装置へ指示体を用いて入力を行うことが可能な
タッチパネルを用いたシステムに関し、特に、指示体と
して複数の指等により種々の入力操作が可能なタッチパ
ネルシステムに関する。
ータ等の情報処理装置へ入力指示を行う装置として、タ
ッチパネルと呼ばれる入力装置があり、これは比較的簡
単な選択操作を行うための入力装置として広く普及して
いる。これらのタッチパネルの指示位置座標検出手段と
しては、透明導電シートによるマトリクス電極方式や、
縦横に並べた光ビームの遮断を検出する方式等がある。
通常、タッチパネルは、比較的荒い位置座標しか検出で
きないものが多いが、光を用いて高精度に指の指示位置
を検出できる方式として、特開昭62−5428号公報
に開示されたものがある。この方式は、表示画面の両側
枠に再帰性反射部材を配置し、角的に走査した光線が再
帰性反射部材へ入射し、入射光と同じ方向に反射して戻
ってきた光を検出し、指またはペンによって光線を遮断
されるタイミングから、指またはペン等の存在角度を求
め、求めた角度から三角測量の原理によって位置座標検
出するものである。この方式によれば、一定の検出精度
を得つつ、指や任意のペン等の指示位置を検出すること
ができる。
さをも光学的に検出し、その大きさに応じて所定の動作
を行うことができる方式として、特開平11−8537
7号公報に開示されたものがある。これは、指示体の指
示位置を検出すると同時に、指示体の半径(大きさ)を
算出し、この指示体の大きさに応じて例えば線の太さを
変えて描画動作を行うようにしたものである。
とをインタフェース手段で接続する場合、コンピュータ
で動作しているオペレーティングシステムとインタフェ
ース手段とタッチパネルとを制御するソフトウェアとし
て、一般的にデバイスドライバと呼ばれるモジュールが
用いられる。デバイスドライバは、オペレーティングシ
ステムが定義するマウスポインタのイベント操作、キー
イベント操作、表示関係の操作等のAPI(Appli
cation Program Interface)
を利用して、インタフェース手段を介して入力されるタ
ッチパネルの指示位置情報等、所定の操作による情報に
対応してコンピュータが所定の動作を行うように処理す
るものである。
マシン・インタフェースとして従来から知られているマ
ウスを例に説明すると、マウスを移動させ、左ボタンの
クリック(ボタンの押下)をしたとき、マウスのインタ
フェースに対応したデバイスドライバは、マウスから得
られる移動量を元に、オペレーティングシステムにより
表示画面上に現在表示されているマウスポインタの座標
値から移動後の座標値を算出し、その座標値と共に左ボ
タンのクリックに対応するマウスポインタのイベントを
所定のAPIをコールすることで、オペレーティングシ
ステムにマウスポインタの操作を行わせる。
作、右クリック操作、中ボタンクリック操作、回転状の
ホイールによるスクロール操作などがあげられる。ま
た、左クリックを連続して2度押すことによるダブルク
リック操作などもある。このダブルクリック操作として
は、一般的にコンピュータで表示されているアイコンと
呼ばれるオブジェクトにマウスポインタを合わせ、ダブ
ルクリック操作を行うことによって、アイコンに対応し
ているアプリケーションを起動する等の動作をオペレー
ティングシステムに対して発生させるものである。尚、
ダブルクリック操作においては、2度クリックするとき
のクリックの間にマウスポインタの座標が動かないよう
にマウスを操作することが通例である。
ム等がグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を
持つ環境である場合に特に有効であり、各々の情報を表
示する矩形状の通常ウィンドウと呼ばれるオブジェクト
を、選択、最小化、最大化、表示化、非表示化等するの
を感覚的に行うことができる。更に、アイコン等をドラ
ッグ・アンド・ドロップ操作することでアイコンの表示
位置を移動したりファイルのコピー・ペーストを行うと
きにもマウスが利用される。デバイスドライバは、これ
らの操作に対応した所定の動作をコンピュータに行わせ
るためのものであり、デバイスドライバと入力装置の組
合せにより様々な入力操作を可能とする。
ン・マシン・インタフェースとして、パッド式のものや
タッチパネルを用いたものが存在する。この場合、指等
で直接入力面をタッチすることにより、左クリック操
作、ドラッグ・アンド・ドロップ操作を行う。又、タッ
チパネル式の入力装置の場合、タッチパネルが表示装置
の表示画面の上に重ねて設置されると、画面に直接タッ
チすることで操作できるようになるため、マウス等と比
べてより直感的に操作可能であり、このような表示装置
と入力装置が一体となった情報処理装置は銀行のATM
や駅の券売機等で広く実用化されている。
タッチパネルでは、アイコンをタッチするなどの行為を
指で行おうとすると、アイコンが小さい場合はアイコン
が指に隠れてしまい、実際にアイコンをタッチしたか判
断がしにくい。また前記アイコンが隣接して置かれてい
ると、意図したアイコンとは別のアイコンをタッチして
しまうこともある。更に、ドラッグ・アンド・ドロップ
操作によりファイル等を移動する場合等は、移動先、例
えばフォルダが小さいので目的のところへファイルをド
ロップしづらいこともあり、実際の操作は難しいもので
あった。
を用いて指で操作を行う場合、爪の先端でクリックする
分にはあまり問題とならないが、指の腹でタッチする場
合、タッチ面に軽くタッチしてしっかり押下するまでの
間に座標点が動いてしまうことから、クリック操作なの
かドラッグ操作なのか判別できない問題がある。この問
題はダブルクリック操作の場合により顕著に表れ、1度
目のタッチによる座標点と2度目のタッチによる座標点
のずれが大きい為に、ダブルクリック操作と判断できな
いことがあった。
いられる右クリック操作やスクロール操作等は指だけで
は実現できず、その場合には別にマウスを接続しておい
てマウスで操作を行うか、この操作に割り当てられた特
殊なボタンを押しながら指でタッチするというような操
作が必要となるので、操作が煩雑であり直感的な操作が
できなかった。従って、タッチパネル一体型表示装置
は、銀行のATM端末等、一定の操作しか行わない特定
の用途に限った環境で利用されることが多かった。
ルの入力検出面にタッチされる指や位置指示具の数(指
なら本数)をカウントし、複数の指が同時に又は順にタ
ッチされた場合にはその指と指の間の距離、太さ、更に
はそれらの過渡的な変化量に対応して、マウスポインタ
の操作、キー入力操作、表示関係の操作等を行うように
し、より直感的な操作が可能なタッチパネルシステムを
提供しようとするものである。
達成するために、情報処理装置と、該情報処理装置に接
続され、複数の指示部位を有する指示体によるタッチ動
作を前記情報処理装置へ伝えるためのタッチパネルとを
有するタッチパネルシステムであって、該タッチパネル
システムは、前記タッチパネルの入力検出面に同時に又
は順にタッチされる指示部位の数をカウントするカウン
ト手段と、該カウント手段によりカウントされる指示部
位の数に応じて前記情報処理装置が所定の動作を行うよ
うにする制御手段とを具備することを特徴とする複数の
指示部位で操作可能なタッチパネルシステムを提供す
る。
指示体によるタッチ動作を情報処理装置へ伝えるための
タッチパネルであって、該タッチパネルは、前記指示部
位を入力するための入力検出面と、該入力検出面にタッ
チされる指示部位の数をカウントするカウント手段と、
該カウント手段によりカウントされる指示部位の数に応
じて所定の動作を行うようにする制御手段とを具備する
ことを特徴とする複数の指示部位で操作可能なタッチパ
ネルを提供する。
とが接続された情報処理装置において、該情報処理装置
は、前記タッチパネルの入力検出面に複数の指示部位が
同時又は順にタッチされる場合、タッチされた指示部位
の数に応じて前記情報処理装置が所定の動作を行うよう
にする制御手段を有することを特徴とする情報処理装置
を提供する。
が複数ある場合に、該複数の指示部位が隣接していると
きは1つの指示部位がタッチされたものとして指示部位
の数をカウントする。
面にタッチされる指示部位の指示位置を検出する位置検
出手段を備え、前記タッチパネルは更に、前記カウント
手段によりカウントされる指示部位が複数ある場合に、
前記位置検出手段により検出される該複数の指示部位の
うち最外端にある2個所の指示部位の指示位置の間の距
離を算出する距離算出手段を有し、前記制御手段は更
に、前記距離算出手段により算出される指示位置の間の
距離に応じて前記情報処理装置が所定の動作を行うよう
にする。
の太さを検出する太さ検出手段を有し、該太さ検出手段
は、前記カウント手段によりカウントされる指示部位が
複数ある場合に、前記位置検出手段により検出される該
複数の指示部位のうち最外端にある2個所の指示部位の
太さを包含した一連の太さとして検出し、前記制御手段
は更に、前記太さ検出手段により検出される指示部位の
太さに応じて前記情報処理装置が所定の動作を行うよう
にする。
位が複数ある場合に、前記位置検出手段により検出され
る該複数の指示部位のうち最外端にある2個所の指示部
位の間の中心位置を、指示部位の指示位置として、或い
は、最初若しくは最後にタッチされる指示位置を、指示
部位の指示位置として前記情報処理装置が所定の動作を
行うようにする。
される前記タッチパネルの入力検出面にタッチされる指
示部位の指示位置から一定の距離を置いた位置を指示位
置として前記情報処理装置が所定の動作を行うようにす
る。
される指示位置の間の距離の過渡的な変化に応じて前記
情報処理装置が所定の動作を行うようにする。
り検出される指示部位の太さの過渡的な変化に応じて前
記情報処理装置が所定の動作を行うようにする。
の指示位置を最初にタッチした位置に静止しておく動作
を含む。
位置の間の距離の過渡的な変化、指示部位の太さ、又は
指示部位の太さの過渡的な変化、に応じて行う前記情報
処理装置の所定の動作を、いつでも任意に指定する動作
設定手段を有する。
合にはその指と指の間の距離、太さ、更にはそれらの過
渡的な変化量を検出し、これに応じてマウスポインタの
操作、キー入力操作、表示関係の操作等を行うようにし
たので、複数の指示部位で所望の操作が可能なタッチパ
ネルを提供することができる。
例と共に説明する。図1は、本発明のタッチパネルシス
テムの概略を示すブロック図である。タッチパネルシス
テムは、大きく分けて位置入力装置1と情報処理装置2
と表示装置7から構成される。位置入力装置であるタッ
チパネル1は、RS−232CやUSBなどのI/Oイ
ンタフェースを介して通信手段3を用いて情報処理装
置、例えばパーソナルコンピュータ2に接続される。タ
ッチパネル1へのタッチ操作等に伴う情報は逐次パーソ
ナルコンピュータ2に入力される。パーソナルコンピュ
ータ2では、オペレーティングシステム4として例えば
マイクロソフトのWindowsが稼動しており、これ
にはマウスポインタ8等を操作するためのAPI6が定
義されている。また、オペレーティングシステム上で種
々のデバイスを稼動・制御するためのプログラムである
デバイスドライバが、オペレーティングシステム4が起
動する際にあらかじめ自動的に常駐している。デバイス
ドライバ5は、タッチパネル1に対応するデバイスドラ
イバであって、タッチパネル1の入力検出面上に置かれ
る指等の位置指示具の指示位置座標等の情報が、タッチ
パネル1からデバイスドライバ5に受け渡される。デバ
イスドライバ5は、送られてきた情報を正しいマウスポ
インタの座標値に変換し、API6をコールして表示装
置7の表示画面上のマウスポインタ8を所定の位置へ移
動させる。タッチパネル1上で指を動かせば、表示装置
7の表示画面上のマウスポインタ8はそれに伴ってタッ
チパネル1で指示した位置に移動する。ここで、タッチ
パネルが表示装置の表示画面に重ねて設けられた入力装
置一体型表示装置の場合には、実際にタッチした指示位
置と表示されるマウスポインタの表示位置とを一致させ
るキャリブレーション処理等を施すのが通例である。
光学式座標検出方式のタッチパネルの概略図を示す。
尚、ここでは本発明に最も適した光学式座標検出装置を
詳説するが、本発明はこれに限定されず、複数の指が入
力されたときに指示位置が検出可能なタッチパネルであ
れば容易に適用可能である。例えば精度をあまり必要と
しないのであれば、感圧抵抗被膜型タッチパネルであっ
ても構わない。
反射部材11で再帰反射し、同じ光路を逆に辿って光学
ユニット9に返ってくる。その光路の一部を指等の指示
体12が遮ると、その遮った方向を各光学ユニットで検
出することができ、これにより指示体12の指示位置を
検出することができる。具体的には、図2に示すよう
に、光を照射すると共に反射光を検出するように構成さ
れた光学ユニット9が、タッチパネルの入力検出面10
の上部の左右2個所に設けられている。また、入力検出
面10の左右と下の三方には再帰反射特性を有する再帰
反射部材11が設けてある。ここで、再帰反射特性と
は、そこに入射した光が入射した方向へまっすぐに戻っ
てくるような反射の特性をいう。典型的な再帰反射部材
は、小さな透明ビーズを多数埋め込んだ再帰反射シート
として入手可能である。特に最近は、かなり浅い角度で
進入した光をも忠実にもと来た方向に返す再帰反射特性
の優れたものが存在する。入力検出面10上に光を遮る
ものが何も置かれていない時には、光学ユニット9か
ら、入力検出面10上を通過して再帰反射部材11に入
射した光は、逆の光路を通って光学ユニット9に戻って
くる。入力検出面に指12などが置かれた時には、光の
光路の一部が遮られて、光学ユニット9に帰らなくな
る。この影の方角を光学ユニット9内部のCCDセンサ
等の1次元CCDにより検出することで、光を遮ったも
ののある方向を検出することができる。すなわち指12
が存在する方向が、二つの異なる光学ユニット9,9に
よって検出できれば、よく知られた三角測量の原理によ
り指12の正確な指示位置座標を算出できる。
を示す図である。点光源13から出た光は、シリンドリ
カルレンズ14により扇形に広がる平面上の光束に変換
され、ハーフミラー15により90度の角度で反射さ
れ、入力検出面10上を横断して再帰反射部材11へ投
光される。再帰反射部材11へ入射された光は、入射し
た方向へまっすぐに戻る方向に反射し、入力検出面10
上を再び横断してハーフミラー15を透過して集光レン
ズ16により集光されて例えば1次元受光素子(1次元
CCD)17へ入射される。この1次元受光素子17に
より指の影の方角を検出する。尚、光学ユニットは図示
の装置に限定されず、他の装置、例えば光源を、扇形に
配置された複数の発光ダイオードで構成してもよく、ま
たハーフミラーの代わりにスリット付の反射鏡(トンネ
ルミラー)を用いたものなどでも構わず、指示体の位置
が検出できるものであれば如何なる装置でも用いること
ができる。
説明するための構成ブロック図である。光学ユニット9
の1次元CCD17からの信号は増幅器(アンプ)21
により、適当に増幅された後、A/Dコンバータ23に
よって、デジタル量に変換されてCPU24に入力され
る。また、CCD駆動回路22はCCDの駆動に必要な
クロック信号などのタイミング信号をCCD17に供給
する。光学ユニット9の点光源13はCPU24から、
トランジスタなどで構成される駆動回路18を通じて制
御される。また、CPU24はインタフェース装置2
5、例えばRS−232C、USB等を介して、パーソ
ナルコンピュータ等の情報処理装置に接続される。
次元CCD17で受光した光量を簡略的に示した図であ
る。尚、1次元CCDの画素が細かい程、また画素数が
多い程、座標値の分解能が上がるが、説明上、図示した
ものは相当の画素を間引かれた状態を示している。図5
(a),(b)に、2つの光学ユニット9内の各々の1
次元CCDで捕らえた光量27を示す。指や指示棒等、
光を遮蔽するものが入力検出面に置かれると、光学ユニ
ット9からの光が遮断された位置に、28,29,30
のような光量が0となる領域が生ずる。尚、実際には外
乱光などが入るため、完全に光量が0とはならない場合
がある。また、指に遮られていない部分の反射光の光量
が一定として示しているが、実際には外乱光の影響であ
る程度の誤差が生ずる。しかし、便宜上光量は0とし、
反射光の光量は一定として説明する。
光量が0の位置を検出し、この領域を中心に近傍の画素
の光量を含めて補間計算を行うことにより、指のタッチ
された正確な位置座標点を計算することができる。
1次元CCDで受光した光量から以下の2種類の情報を
得る。一つは、各々の光学ユニットの1次元CCDにお
いて、光量が0の領域がある個所の数をカウントし光量
が0の領域が複数あった場合にその間の距離を計算した
距離情報である。もう一つは、光量が0の領域の幅、つ
まり指示体の太さの情報であり、光量が0の領域が複数
あった場合には、それらをまとめて1つの指示体として
その太さを計算した太さ情報である。以下に、制御を行
うデバイスドライバによる各情報の取得プロセスについ
て詳説する。
の間の距離の算出方法を説明する。図6は、光学ユニッ
ト9から得られる光量27を簡略的に示した図であり、
入力検出面に2つの位置指示具が存在する場合の図であ
る。尚、説明上、片側の光学ユニットから得られる光量
のみを示す。入力検出面に2本の指示具が入力される
と、図示の通り、それに対応した部分に光量が0の領域
が2個所(32,33)できることが分かる。このよう
に、光量が0の領域が2個所存在する場合、その間の距
離を計算するために、まず光量が0の領域32,33の
それぞれの領域の中心座標点を補間計算等の座標計算方
法によって求める。尚、このときの座標計算は厳密に行
わなくてもよい。このそれぞれの領域の中心座標点が求
まれば、その各中心座標点間の距離34を算出すること
が可能となる。更に、距離34が求まれば各中心座標点
の間の中心点を算出することもできる。
存在する場合の1次元CCDで受光した光量27の簡略
図である。図から、光量が 0の領域が3個所(35,
36,37)あることが分かる。この状態で距離情報を
得るには、まず3個所の光量が0の領域のうち、最外端
にある2個所の光量が0の領域の中心点座標を座標計算
方法によって求める。そして、その中心点間の距離38
を算出し、これを3つの位置指示具が存在する場合の距
離情報とする。即ち、間にある光量が0の領域は無視
し、最外端にある領域間の距離を検出する。尚、更に複
数の位置指示具が存在する場合も同様に算出する。
力検出面の両角端に設けられており、それぞれの方向か
ら位置指示具を撮像しているため、各光学ユニットにお
いて算出された、光量が0の領域間の距離は異なるのが
通例である。従って、単純に計算するとすれば、2つの
1次元CCDそれぞれで得られた光量が0の領域間の距
離に対して平均を取る方法や、どちらか大きい方を選ぶ
方法がある。より正確に計算するならば、それぞれの位
置指示具の指示位置座標を算出し、その座標情報から位
置指示具間の距離を算出することも勿論可能である。
のに、少なくとも1つの1次元CCDに向かって直線上
に複数の指示具を入力検出面にタッチした場合、この1
次元CCDからは光量が0の領域は1つしかカウントで
きない。しかし、もう一方の1次元CCDでは、複数の
指示具に対応する光量が0の領域が複数検出できる。従
って、光量が0の領域の数をカウントする場合は、各1
次元CCDからのカウント数のうち、数が多いほうを採
用することで、入力された位置指示具の正確な数をカウ
ントすることができる。ここで、指示位置が1次元CC
Dの設置されている上部側に近づく程、撮像画角が狭く
なるため位置指示具の数をカウントするのが難しくなる
ので、1次元CCDは入力検出面からある程度離れた上
部の位置に設置されることが望ましい。
る。図8は、光学ユニット9から得られる光量27を簡
略的に示した図である。入力検出面に位置指示具が入力
されると、それに対応した部分に光量が0の領域が生ず
る。この光量が0の領域の幅39を、位置指示具の太さ
として検出する。このときの指示体の指示位置座標は、
幅39の真中の中心位置の座標とする。
指示体の太さの算出方法を説明するための図であり、入
力検出面に2つの位置指示具が存在する場合の1次元C
CDで受光した光量27の簡略図である。図示のよう
に、2つの指示体に対応した光量が0の領域が2個所あ
る場合、光量が0の領域の端から端をとり、その幅40
を位置指示具の太さとして検出する。このときの指示体
の指示位置座標は、例えば幅40の真中の中心位置の座
標とする。
が存在する場合の1次元CCDで受光した光量27の簡
略図である。この場合も同様に、光量が0の領域の最外
端同士の端から端をとり、その幅41を位置指示具の太
さとして検出する。即ち、間にある光量が0の領域は無
視し、最外端にある領域間の幅を検出する。尚、更に複
数の位置指示具が存在する場合も同様に算出する。この
ときの指示体の指示位置座標も、例えば幅41の真中の
中心位置の座標とする。
入力検出面にタッチされた場合における、光量が0の領
域間の幅、即ち検知される指示具の太さの過渡的変化に
関して説明する。図11,図12は、指示体の太さの過
渡的変化を表すグラフであり、縦軸は指示体の太さを、
横軸は時間をそれぞれ示す。図11は、タッチパネルの
入力検出面に2本の指を揃えて同時にタッチし(T
1)、そのまま1つの指をスライドさせて動かしたとき
の算出される太さの過渡的な変化を示す。2本の指を揃
えてタッチした場合の光量が0の領域間の幅、即ち指示
体の太さは、幅45内に収まる。この幅をあらかじめ認
知して決定しておけば、この段階で2本の指を揃えて同
時にタッチしたことを認識することができる。次に2本
の指のうちの一方の指をスライド移動させると(T
2)、指示体の太さが徐々に増えていく。このときの過
渡的な変化量は、一定の時間48の間に増えた太さ47
である。次に、スライド移動させた指の限界に来た時点
では、距離46以上になる。ここで距離46を越えれば
2本の指をV字形にタッチしていると認識することがで
きる。
ネルの入力検出面をタッチした場合の過渡的変化につい
て説明する。1本の指でタッチした後(T1)、2本目
の指を離れた場所にタッチした時(T2)の過渡的な変
化量は、一定の時間48の間に増えた太さ49である。
ここで、指をスライドさせた場合と、指を離してタッチ
した場合との過渡的変化の判断においては、変化量49
が所定の変化量以上であれば指が1本から2本となった
と判断し、変化量が所定の変化量以下であれば指をスラ
イドさせたと判断する。図12に示す過渡的変化では、
一定の時間48の間に増えた太さ49が所定の変化量を
越えていると判断し、2本の指を順に離れた場所にタッ
チしたものと認識する。
た場合、2本の指の間の幅の上限は自ずと決まってくる
ので、この幅を越えた幅の変化量が現れた場合は、例え
ば両手による入力等と判断する。
域の距離の過渡的変化においても、上述と同様の処理で
判断可能である。即ち、過渡的な変化量が所定の変化量
以上であれば指が1本から2本に順にタッチされたと判
断し、変化量が所定の変化量以下であれば指をスライド
させたと判断することができる。これらの距離及び太さ
情報を総合的に判断し、複数の指示体による種々の操作
が検出可能となる。
ような各情報を得て情報処理装置の制御を行うデバイス
ドライバを用いた本発明のタッチパネルシステムの具体
的な操作例を以下に説明する。尚、表示装置と入力装置
が一体となったタッチパネルシステムにおける操作例に
ついて説明するが、本発明はこれに限定されず、タッチ
パッド等の入力装置単体を情報処理装置に接続するもの
にも勿論適応可能である。
I環境におけるアイコン等のボタンを操作する場合の最
も基本的な動作であるボタンのクリック動作を示す。指
50で、表示画面上に表示されたアイコン51をタッチ
すると、表示画面に重ねて設けられたタッチパネルがそ
の指示位置座標を検知し、その指示位置座標に対応した
位置にあるアイコン51が左クリックされたと判断し、
APIをコールしてマウスポインタを操作する。これら
の動作は従来と同様である。
小さい場合、更にはボタンが連続して縦横に隣接して表
示されているような場合には、指50によるクリックで
は実際にボタンをクリックできたか、或いはどのボタン
をクリックしたかが直感的に分かりにくい。しかし、本
発明によれば、複数の指での操作が可能であるため、こ
のような場合でも良好な操作性を保持できる。例えば、
ボタンが指よりも小さい場合、図13(b)に示すよう
に2本の指、即ち、人差し指と中指で小さいボタン52
を挟むことで、左クリックされたと判断してマウスポイ
ンタを操作すれば、指でボタンを隠すことがなくなりよ
り直感的な操作が可能となる。
で挟む操作をダブルクリックされたと判断するようにす
ることも可能である。通常、ダブルクリックは同じ場所
を2度連続してタッチする操作をいうが、指での操作の
場合、2度目のタッチの場所と1度目のタッチの場所と
をほぼ同じ場所にすることが難しかった。本発明によれ
ば、図13(b)のようにボタン52を挟むように2本
の指で同時にタッチする操作を、ダブルクリック動作に
対応させておけば、デバイスドライバは所定のAPIを
コールしてマウスポインタを操作することが可能とな
る。この場合、タッチパネルの光学ユニットでは光量が
0の領域が2個所あるので、デバイスドライバはその領
域間の距離、及びその領域間の中心点座標を判断し、マ
ウスポインタを制御することになる。ここで、2本の指
の間の中心点座標の位置にボタン52が存在することに
なるので、小さいボタンも指で隠すことなく、また1度
のタッチでダブルクリックとすることが可能となるた
め、操作も直感的でより容易となる。
す。図14(a)は、2本の指を揃えてタッチしたとき
の図であり、図14(b)は、そのまま一方の指をスラ
イドさせて動かしたときの図である。図14(a)の状
態においては、デバイスドライバは左クリック操作とし
てマウスポインタを制御する。次に図14(b)のよう
に一方の指をスライドさせたときには例えばダブルクリ
ック操作としてマウスポインタを制御する。具体的に
は、一方の指をスライドさせた場合、光量が0の領域が
1個所から2個所に増えるので、デバイスドライバは、
領域間の距離の過渡的な変化量から、2本の指の一方の
指をスライド操作したと判断し、更に領域間の距離が所
定の距離以上になった時点でダブルクリック操作として
APIをコールしてマウスポインタを制御する。
た位置に静止しておくことが望ましい。図14を用いて
指示位置座標について説明する。まず人差し指でアイコ
ン52をタッチした場合、デバイスドライバが検知する
光量が0の領域は1個所であり、その中心を指示位置座
標としておく。次に、人差し指はそのままの状態で中指
を人差し指に揃えてタッチする(図14(a))。この
とき、光量が0の領域の太さが、或いは領域間の距離の
過渡的変化から、指を揃えてタッチしたと判断し、この
場合は指示位置座標は人差し指のタッチした場所、即ち
アイコン52の位置のまま固定しておく。その後、図1
4(b)に示すように、中指をスライドさせると、光量
が0の領域の太さの変化が、或いは領域間の距離の変化
が緩やかに増加するため、その過渡的な変化量から指を
スライドさせたと判断する。このとき、座標点はアイコ
ンの位置のまま固定しておき、ダブルクリック操作とし
てAPIをコールしてマウスポインタを操作する。こう
することで、アイコンに対しては同じ場所でダブルクリ
ックしたことになる。又、対応する操作によっては、ス
ライドさせた指の位置に応じて指示位置座標を移動させ
ること勿論可能である。更に、指をスライドさせるので
はなく、はじくような動作であっても構わず、過渡的変
化量が分かる動作であれば種々の動作が可能である。
又、指示位置座標を静止しておくのは、最初にタッチし
た位置ではなく、最後にタッチした位置で静止しておく
ことも勿論可能である。即ち、人差し指をアイコンの近
傍をタッチし、次に中指でアイコンをタッチするという
動作でも構わない。
だけの操作では不可能であった右クリック操作も、本発
明によるタッチパネルシステムでは容易に実現可能とな
る。例えば、人差し指でタッチした後、その指に添える
形で中指をタッチしたときに右クリック操作としてAP
Iをコールしてマウスポインタを操作することが可能と
なる。即ち、光量が0の領域の太さが所定以上の過渡的
な変化量で増加したという情報を基に、指が1本から2
本に増えたと判断できので、それに対応してデバイスド
ライバが右クリック操作と判断することができる。
挙げられるのは、指でタッチするときに掌を入力検出面
内に置くことができないという所謂お手つき問題があ
る。これは、先に入力検出面にタッチしてしまった掌の
場所を指示位置座標と誤認してしまい、その後にタッチ
した指を検出できないために生ずる問題である。場合に
よっては、予期しない場所にマウスポインタが移動して
しまうことも有り得る。本発明では、入力された指の本
数をカウントし、複数本入力されればその指間の距離、
太さ、更には距離又は太さの過渡的な変化量をも検知す
ることでマウスポインタを操作するため、お手つき問題
も解消することが可能である。即ち、光量が0の領域が
所定の数、領域間の距離が所定の距離、所定の太さ、又
は所定の過渡的な変化量の範囲となった場合に、マウス
ポインタを任意に操作可能である。従って、所定以上の
太さのものは例えば掌と判断できるため、マウスポイン
タの移動の静止、クリック操作のキャンセル等、誤動作
等を抑止することが可能となる。尚、一旦マウスポイン
タの移動等の要求が始まった後それを解除するキャンセ
ル操作等のタイミングとしては、光量が0の領域の数が
減少した場合や、領域間の距離や太さが所定の範囲にな
った場合などのタイミングとすることが可能である。
の更に別の操作方法を示す。本発明によるタッチパネル
システムでは、タッチされた指の本数をカウントするこ
とが可能であるため、例えば3本の指で同時にタッチし
た場合に所定の動作をコンピュータに対して行わせるこ
とも可能である。図15の例は、3本の指で同時にタッ
チパネルにタッチした場合に、例えば特定の動作をアプ
リケーションに対して行えるような操作パッド57を画
面上に表示するものである。例えば、操作パッドにはア
プリケーションの起動・終了、ウィンドウサイズの変
更、移動、最大化、最小化、表示、非表示等の操作ボタ
ン58を設けておく。尚、操作パッドに設けるボタンと
しては、ショートカットキーと呼ばれる特定のキー入力
により行うことができる操作用ボタン等も考えられる。
これらは勿論操作者が任意に設定できるようにしておく
ことが望ましい。各アイコンをタッチすることでデバイ
スドライバは所定のAPIをコールしてアイコンに対応
した動作をアプリケーションに対して行う。即ち、操作
パッド57が表示された後、1本の指で目的の操作ボタ
ン58をタッチすると、各々の操作をアクティブなアプ
リケーションに対して作用させる。尚、その後自動的に
操作パッド57を非表示にすることで、他のウィンドウ
等の表示の邪魔をすることなく操作可能となる。
ルにおけるアイコンのドラッグ・アンド・ドロップ操作
を説明する。図16(a)に示すように、例えばまず人
差し指でアイコン59をタッチし、次に中指を、人差し
指から少し離れた場所にタッチする。そして図16
(b)に示すように、中指を人差し指と揃えるように寄
せ、人差し指と中指でアイコン59を挟むようにする。
このとき、光量が0の領域は、始めは2個所にあったが
その領域間の距離はゆっくりとした過渡的な変化量で減
っていき1個所になる。この情報を基に、デバイスドラ
イバはアイコンを挟んだと判断し、左クリックを押した
ままの状態としてAPIをコールしてマウスポインタを
操作する。次に図16(c)に示すように、2本の指を
揃えた状態で入力検出面にタッチしたまま移動させる
と、ドラッグ操作と判断してアイコン59をドラッグさ
せる。そして図16(d)に示すように、所望の位置で
中指を入力検出面から離すことでドロップ操作と判断す
る。ドロップ操作は、これ以外に図16(a)に示すよ
うに人差し指と中指を再度離す操作としてもよい。この
場合はより直感的なドロップ操作が可能となる。更に、
単に2本の指を所望の位置でタッチパネルから離す操作
としてもよい。
7に示すように、アイコンを指でタッチした位置から少
し離れた位置にずらして表示すれば、指でアイコンが隠
れないためドロップさせる位置を決める等の操作を確実
に行うことができるようになる。この場合、指でタッチ
した位置ではなく、ずらして表示されたアイコンの中心
を指示位置座標とすることが操作上望ましい。
ことができる複数の位置指示部位を有する指示具の一例
である。図示のものは最もシンプルなピンセット型の位
置指示具62であり、その先端には入力検出面へのタッ
チ部位63が2個所に設けられている。ピンセット構造
であるので、図18(a)に示すように、通常はタッチ
部位63が各々離れた状態にあるが、両側から力を加え
ることによりタッチ部位63をそれぞれ近づけることが
できる。図18(b)は、この指示具を用いてアイコン
64を挟む操作を行った状態を示す図である。この指示
具によりアイコンを挟んだり離したりすることで上述の
ようなドラッグ・アンド・ドロップ操作等が可能とな
る。このような指示具を用いることで、指では操作が難
しいようなより細かい操作を行うことが可能となる。
スポインタ等の制御等においては、各種装置、各ユー
ザ、各種アプリケーション等によりそれぞれ制御内容が
変わってくることが容易に考えられる。そのため、カウ
ントされた光量が0の領域の数、領域間の距離・太さの
情報、これらの過渡的な変化量等に対応した操作をいつ
でも自由に選択・変更が可能となっていることが望まし
い。例えば、各操作に対応する指の動きをユーザがあら
かじめデバイスドライバに与えておくことが望ましい。
これにより、様々な指の操作を様々なマウスポインタの
動きに対応させることが可能となるだけでなく、各ユー
ザの癖等がデバイスドライバに正確に伝わり、誤作動も
防止することできる。これらは各アプリケーション毎に
設定することも勿論可能であり、その場合はアプリケー
ションがアクティブになるのと同時に設定変更をデバイ
スドライバで行えば、ユーザは設定切り換え操作を意識
せずにアプリケーションを操作することができる。
の領域の数、領域間の距離・太さを検知できるため、例
えば図19に示すように、両手の掌でタッチパネルをタ
ッチした場合に仮想キーボード67を画面上に表示する
ことも可能である。即ち、幅の広い光量が0の領域が2
個所あり、且つその領域間の距離が所定距離以上であれ
ば仮想キーボードを表示するようにすることができる。
ここで、タッチされた掌の間の距離に応じて仮想キーボ
ード67の大きさを決めれば、手を大きく動かさなくて
も使用できるような所望の大きさのキーボードとするこ
とが可能となる。図19では、掌の一部70が2個所タ
ッチされているが、これは2本の指を所定の間隔以上離
してタッチした場合にキーボードを表示するようにして
もよい。また、仮想キーボード以外にも種々のオブジェ
クトを表示可能であり、その場合もタッチ個所70の距
離に応じたサイズのオブジェクトを表示すればよい。
タッチパネルシステムは、上述の図示例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、タ
ッチパネルは光遮断方式の光学式座標検出方式のものを
例示したが、複数の指が入力されたことを検出できれば
これに限定されず、例えば感圧抵抗被膜型タッチパネル
であってもよい。
の動きも上述の例には限定されず、種々変更可能であ
り、例えば3本の指、或いは4本の指等、所望の指の本
数による操作であっても構わない。
時に又は順に入力検出面をタッチできるものであれば、
本発明のタッチパネルシステムに適用可能である。
バイスドライバを有する例について説明したが、本発明
はこれに限定されず、例えばタッチパネル自体がそのフ
ァームウェアとしてデバイスドライバを格納しているも
のであってもよい。
ネルシステムによれば、入力される位置指示具の数をカ
ウントし、複数の場合はその距離・太さ、更には過渡的
変化量に応じて、所定の動作を行うようにすることがで
きるため、指示体として複数の指により種々の入力操作
が可能なタッチパネルシステムが実現でき、より直感的
な操作が可能となる。
ブロック図である。
式座標検出方式のタッチパネルの略式平面図である。
例を示す図である。
成ブロック図である。
ける1次元CCDで受光した光量を示す図である。
めに用いられる図であり、指示体が2本入力された場合
に1次元CCDが受光した光量を示す図である。
めに用いられる図であり、指示体が3本入力された場合
に1次元CCDが受光した光量を示す図である。
に用いられる図であり、本発明に用いられる光学ユニッ
トにおける1次元CCDで受光した光量を示す図であ
る。
に用いられる図であり、指示体が2本入力された場合に
1次元CCDが受光した光量を示す図である。
ために用いられる図であり、指示体が3本入力された場
合に1次元CCDが受光した光量を示す図である。
変化を表すグラフであり、指をに2本揃えて入力し、そ
の後一方の指をスライドさせたときの領域間の距離の過
渡的変化を示す。
変化を表すグラフであり、指を2本離して入力したとき
の領域間の距離の過渡的変化を示す。
る動作を示す図である。
ックする動作を示す図である。
タッチした場合に、操作パッドを画面上に表示する様子
を示す図である。
おけるドラッグ・アンド・ドロップ動作を示す図であ
る。
ら少し離れた位置にずらして表示する様子を示す図であ
る。
とができる指示具の一例を示す図である。
した場合に仮想キーボードを画面上に表示する様子を示
す図である。
Claims (34)
- 【請求項1】 情報処理装置と、該情報処理装置に接続
され、複数の指示部位を有する指示体によるタッチ動作
を前記情報処理装置へ伝えるためのタッチパネルとを有
するタッチパネルシステムであって、該タッチパネルシ
ステムは、 前記タッチパネルの入力検出面に同時に又は順にタッチ
される指示部位の数をカウントするカウント手段と、 該カウント手段によりカウントされる指示部位の数に応
じて前記情報処理装置が所定の動作を行うようにする制
御手段と、 を具備することを特徴とする複数の指示部位で操作可能
なタッチパネルシステム。 - 【請求項2】 請求項1に記載のタッチパネルシステム
であって、前記カウント手段は、カウントされる指示部
位が複数ある場合に、該複数の指示部位が隣接している
ときは1つの指示部位がタッチされたものとして指示部
位の数をカウントすることを特徴とする複数の指示部位
で操作可能なタッチパネルシステム。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のタッチパ
ネルシステムであって、前記タッチパネルは、該タッチ
パネルの入力検出面にタッチされる指示部位の指示位置
を検出する位置検出手段を備え、前記タッチパネルシス
テムは更に、前記カウント手段によりカウントされる指
示部位が複数ある場合に、前記位置検出手段により検出
される該複数の指示部位のうち最外端にある2個所の指
示部位の指示位置の間の距離を算出する距離算出手段を
有し、前記制御手段は更に、前記距離算出手段により算
出される指示位置の間の距離に応じて前記情報処理装置
が所定の動作を行うようにすることを特徴とする複数の
指示部位で操作可能なタッチパネルシステム。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載のタッチパ
ネルシステムであって、前記タッチパネルは、該タッチ
パネルの入力検出面にタッチされる指示部位の指示位置
を検出する位置検出手段を備え、前記タッチパネルシス
テムは更に、前記指示部位の太さを検出する太さ検出手
段を有し、該太さ検出手段は、前記カウント手段により
カウントされる指示部位が複数ある場合に、前記位置検
出手段により検出される該複数の指示部位のうち最外端
にある2個所の指示部位の太さを包含した一連の太さと
して検出し、前記制御手段は更に、前記太さ検出手段に
より検出される指示部位の太さに応じて前記情報処理装
置が所定の動作を行うようにすることを特徴とする複数
の指示部位で操作可能なタッチパネルシステム。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載のタッチパ
ネルシステムであって、前記制御手段は、前記カウント
手段によりカウントされる指示部位が複数ある場合に、
前記位置検出手段により検出される該複数の指示部位の
うち最外端にある2個所の指示部位の間の中心位置を、
指示部位の指示位置として前記情報処理装置が所定の動
作を行うようにすることを特徴とする複数の指示部位で
操作可能なタッチパネルシステム。 - 【請求項6】 請求項3又は請求項4に記載のタッチパ
ネルシステムであって、前記制御手段は、前記カウント
手段によりカウントされる指示部位が複数ある場合に、
前記位置検出手段により検出される該複数の指示部位の
指示位置のうち最初若しくは最後にタッチされる指示位
置を、指示部位の指示位置として前記情報処理装置が所
定の動作を行うようにすることを特徴とする複数の指示
部位で操作可能なタッチパネルシステム。 - 【請求項7】 請求項3乃至請求項6の何れかに記載の
タッチパネルシステムであって、前記制御手段は、前記
位置検出手段により検出される前記タッチパネルの入力
検出面にタッチされる指示部位の指示位置から一定の距
離を置いた位置を指示位置として前記情報処理装置が所
定の動作を行うようにすることを特徴とする複数の指示
部位で操作可能なタッチパネルシステム。 - 【請求項8】 請求項3に記載のタッチパネルシステム
であって、前記制御手段は更に、前記カウント手段によ
りカウントされる指示部位が複数ある場合に、前記距離
算出手段により算出される指示位置の間の距離の過渡的
な変化に応じて前記情報処理装置が所定の動作を行うよ
うにすることを特徴とする複数の指示部位で操作可能な
タッチパネルシステム。 - 【請求項9】 請求項4に記載のタッチパネルシステム
であって、前記制御手段は更に、前記カウント手段によ
りカウントされる指示部位が複数ある場合に、前記太さ
検出手段により検出される指示部位の太さの過渡的な変
化に応じて前記情報処理装置が所定の動作を行うように
することを特徴とする複数の指示部位で操作可能なタッ
チパネルシステム。 - 【請求項10】 請求項1乃至請求項9の何れかに記載
のタッチパネルシステムであって、前記情報処理装置の
所定の動作とは、指示部位の指示位置を最初にタッチし
た位置に静止しておく動作を含むことを特徴とする複数
の指示部位で操作可能なタッチパネルシステム。 - 【請求項11】 請求項1乃至請求項10の何れかに記
載のタッチパネルシステムであって、指示部位の数、指
示位置の間の距離、指示位置の間の距離の過渡的な変
化、指示部位の太さ、又は指示部位の太さの過渡的な変
化、に応じて行う前記情報処理装置の所定の動作を、い
つでも任意に指定する動作設定手段を有することを特徴
とする複数の指示部位で操作可能なタッチパネルシステ
ム。 - 【請求項12】 複数の指示部位を有する指示体による
タッチ動作を情報処理装置へ伝えるためのタッチパネル
であって、該タッチパネルは、 前記指示部位を入力するための入力検出面と、 該入力検出面にタッチされる指示部位の数をカウントす
るカウント手段と、 該カウント手段によりカウントされる指示部位の数に応
じて所定の動作を行うようにする制御手段と、 を具備することを特徴とする複数の指示部位で操作可能
なタッチパネル。 - 【請求項13】 請求項12に記載のタッチパネルであ
って、前記カウント手段は、カウントされる指示部位が
複数ある場合に、該複数の指示部位が隣接しているとき
は1つの指示部位がタッチされたものとして指示部位の
数をカウントすることを特徴とする複数の指示部位で操
作可能なタッチパネル。 - 【請求項14】 請求項12又は請求項13に記載のタ
ッチパネルであって、該タッチパネルの入力検出面にタ
ッチされる指示部位の指示位置を検出する位置検出手段
を備え、前記タッチパネルは更に、前記カウント手段に
よりカウントされる指示部位が複数ある場合に、前記位
置検出手段により検出される該複数の指示部位のうち最
外端にある2個所の指示部位の指示位置の間の距離を算
出する距離算出手段を有し、前記制御手段は更に、前記
距離算出手段により算出される指示位置の間の距離に応
じて前記情報処理装置が所定の動作を行うようにするこ
とを特徴とする複数の指示部位で操作可能なタッチパネ
ル。 - 【請求項15】 請求項12又は請求項13に記載のタ
ッチパネルであって、該タッチパネルの入力検出面にタ
ッチされる指示部位の指示位置を検出する位置検出手段
を備え、前記タッチパネルは更に、前記指示部位の太さ
を検出する太さ検出手段を有し、該太さ検出手段は、前
記カウント手段によりカウントされる指示部位が複数あ
る場合に、前記位置検出手段により検出される該複数の
指示部位のうち最外端にある2個所の指示部位の太さを
包含した一連の太さとして検出し、前記制御手段は更
に、前記太さ検出手段により検出される指示部位の太さ
に応じて前記情報処理装置が所定の動作を行うようにす
ることを特徴とする複数の指示部位で操作可能なタッチ
パネル。 - 【請求項16】 請求項14又は請求項15に記載のタ
ッチパネルであって、前記制御手段は、前記カウント手
段によりカウントされる指示部位が複数ある場合に、前
記位置検出手段により検出される該複数の指示部位のう
ち最外端にある2個所の指示部位の間の中心位置を、指
示部位の指示位置として前記情報処理装置が所定の動作
を行うようにすることを特徴とする複数の指示部位で操
作可能なタッチパネル。 - 【請求項17】 請求項14又は請求項15に記載のタ
ッチパネルであって、前記制御手段は、前記カウント手
段によりカウントされる指示部位が複数ある場合に、前
記位置検出手段により検出される該複数の指示部位の指
示位置のうち最初若しくは最後にタッチされる指示位置
を、指示部位の指示位置として前記情報処理装置が所定
の動作を行うようにすることを特徴とする複数の指示部
位で操作可能なタッチパネル。 - 【請求項18】 請求項14乃至請求項15の何れかに
記載のタッチパネルであって、前記制御手段は、前記位
置検出手段により検出される前記タッチパネルの入力検
出面にタッチされる指示部位の指示位置から一定の距離
を置いた位置を指示位置として前記情報処理装置が所定
の動作を行うようにすることを特徴とする複数の指示部
位で操作可能なタッチパネル。 - 【請求項19】 請求項14に記載のタッチパネルであ
って、前記制御手段は更に、前記カウント手段によりカ
ウントされる指示部位が複数ある場合に、前記距離算出
手段により算出される指示位置の間の距離の過渡的な変
化に応じて前記情報処理装置が所定の動作を行うように
することを特徴とする複数の指示部位で操作可能なタッ
チパネル。 - 【請求項20】 請求項15に記載のタッチパネルであ
って、前記制御手段は更に、前記カウント手段によりカ
ウントされる指示部位が複数ある場合に、前記太さ検出
手段により検出される指示部位の太さの過渡的な変化に
応じて前記情報処理装置が所定の動作を行うようにする
ことを特徴とする複数の指示部位で操作可能なタッチパ
ネル。 - 【請求項21】 請求項12乃至請求項20の何れかに
記載のタッチパネルであって、前記情報処理装置の所定
の動作とは、指示部位の指示位置を最初にタッチした位
置に静止しておく動作を含むことを特徴とする複数の指
示部位で操作可能なタッチパネル。 - 【請求項22】 請求項12乃至請求項21の何れかに
記載のタッチパネルであって、指示部位の数、指示位置
の間の距離、指示位置の間の距離の過渡的な変化、指示
部位の太さ、又は指示部位の太さの過渡的な変化、に応
じて行う前記情報処理装置の所定の動作を、いつでも任
意に指定する動作設定手段を有することを特徴とする複
数の指示部位で操作可能なタッチパネル。 - 【請求項23】 請求項1から請求項22に記載のタッ
チパネルシステム及びタッチパネルで使用可能なピンセ
ット型指示部位であって、該ピンセット型指示部位は、
2点の指示部分を有し、該指示部分は各々離したり近づ
けたりすることが可能であることを特徴とするタッチパ
ネルシステム及びタッチパネルで使用可能なピンセット
型指示部位。 - 【請求項24】 タッチパネルと表示装置とが接続され
た情報処理装置において、該情報処理装置は、前記タッ
チパネルの入力検出面に複数の指示部位が同時又は順に
タッチされる場合、タッチされた指示部位の数に応じて
前記情報処理装置が所定の動作を行うようにする制御手
段を有することを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項25】 請求項24に記載の情報処理装置であ
って、前記制御手段は、前記表示装置に表示されるオブ
ジェクトに対し、前記タッチパネルの入力検出面にタッ
チされた複数の指示部位のうち、最外端にある2個所の
指示部位の間の中心位置、又は最初若しくは最後にタッ
チされる指示部位の中心位置を前記オブジェクトの指示
位置として前記情報処理装置が所定の動作を行うように
することを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項26】 請求項24に記載の情報処理装置であ
って、前記制御手段は、前記表示装置に表示されるオブ
ジェクトに対し、前記タッチパネルの入力検出面にタッ
チされた複数の指示部位のうち、最初にタッチされた指
示部位、又は最後にタッチされた指示部位の位置を前記
オブジェクトの指示位置として前記情報処理装置が所定
の動作を行うようにすることを特徴とする情報処理装
置。 - 【請求項27】 請求項24に記載の情報処理装置であ
って、前記制御手段は、前記表示装置に表示されるオブ
ジェクトに対し、前記タッチパネルの入力検出面にタッ
チされた複数の指示部位が、該オブジェクトを挟むよう
にタッチされ、又は1本ずつ順にタッチされるのに応じ
て前記情報処理装置が所定の動作を行うようにすること
を特徴とする情報処理装置。 - 【請求項28】 請求項24に記載の情報処理装置であ
って、前記制御手段は、前記表示装置に表示されるオブ
ジェクトに対し、1本の指示部位で前記オブジェクトが
タッチされ、該1本の指示部位がタッチされたまま他の
指示部位で近傍の別の場所がタッチされるのに応じて前
記情報処理装置が所定の動作を行うようにすることを特
徴とする情報処理装置。 - 【請求項29】 請求項24に記載の情報処理装置であ
って、前記制御手段は、前記表示装置に表示されるオブ
ジェクトに対し、1本の指示部位で前記オブジェクトの
近傍の別の場所がタッチされ、該1本の指示部位がタッ
チされたまま他の指示部位で前記オブジェクトがタッチ
されるのに応じて前記情報処理装置が所定の動作を行う
ようにすることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項30】 請求項24に記載の情報処理装置であ
って、前記制御手段は、前記入力検出面に対し、1本の
指示部位がタッチされ、該1本の指示部位がタッチされ
たまま他の指示部位ではじく動作でタッチされるのに応
じて前記情報処理装置が所定の動作を行うようにするこ
とを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項31】 請求項24に記載の情報処理装置であ
って、前記制御手段は、前記入力検出面に対し、少なく
とも2本の指示部位がタッチされ、該2本の指示部位が
タッチされたまま指示部位を近づけたり遠ざけたりする
ことにより変化する指示部位間の距離に応じて前記情報
処理装置が所定の動作を行うようにすることを特徴とす
る情報処理装置。 - 【請求項32】 請求項24に記載の情報処理装置であ
って、前記制御手段は、前記入力検出面に対し、少なく
とも2本の指示部位がタッチされ、一方の指示部位を軸
として他方の指示部位を移動させることにより該軸とな
っている指示部位との間の距離に応じて前記情報処理装
置が所定の動作を行うようにすることを特徴とする情報
処理装置。 - 【請求項33】 請求項24に記載の情報処理装置であ
って、前記制御手段は、前記入力検出面に対し、少なく
とも2本の指示部位がタッチされ、該2本の指示部位が
タッチされたまま指示部位を近づけたときに前記情報処
理装置が前記オブジェクトに対するドラッグ動作を行う
ようにし、遠ざけたときに前記情報処理装置が前記オブ
ジェクトに対するドロップ動作を行うようにすることを
特徴とする情報処理装置。 - 【請求項34】 請求項24に記載の情報処理装置であ
って、前記制御手段は、両腕の手の一部、又は少なくと
も2本の指が一定の距離を置いてタッチされたとき、前
記情報処理装置がその距離に応じたサイズのオブジェク
トを表示するようにすることを特徴とする情報処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000036317A JP3867226B2 (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 複数の指示部位で操作可能なタッチパネルシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000036317A JP3867226B2 (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 複数の指示部位で操作可能なタッチパネルシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001228971A true JP2001228971A (ja) | 2001-08-24 |
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